王木亡一朗掌編小説集「秋の夜長」
「残暑が少しずつ和らいでいき、微細なグラーデーションながらも確実に季節が移り変わっているな、と感じられるようになってきた、とある夜。夢の中にトルーマン・カポーティが出て来て、「ヘイ、ユー。今日から掌編小説を書いて、それをTwitterにアップしな! アンダスタン?」などと言う。って、カポーティって、こんなキャラなのか?ちょっとジャニーさん入ってないか?とも思うけれど、僕はその日から、なんとなく書き始める。(最終夜「秋の夜長」より)」
2015年9月から11月にかけて、著者のTwitter上に投稿された13編の掌編小説を収録した作品集。
第一夜「灯せ、キャンドル」
第二夜「無視」
第三夜「オープンハウス」
第四夜「円満」
第五夜「リーチ」
第六夜「ライク ア ローリングストーン」
第七夜「ムナクソワル夫」
第八夜「最愛」
第九夜「Can You Keep A Secret?」
第十夜「鍵の中の子供」
第十一夜「Wait a minute」
第十二夜「後悔」
最終夜「秋の夜長」
*全体で約45000字の作品集です。
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