After Prison Uncut | kutusita
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前日から猛練習させられた『出所式』に、兄夫妻とアネキ夫妻が出席してくれた。何十年ぶりかのほんとうに卒業式気分
8ヶ月ぶりのシャバ。
出所って言っても『仮釈放中』の身。
刑はまだ3か月残っている。
今日から3ヶ月、アネキの家に身を置かせてもらい『保護観察期間』が続く。
『出所教育中』にさんざん見せられた『矯正ビデオ』のように、更正の道まっしぐらに。
出所祝いに800円の携帯をアネキが買ってくれた。
オイラの刑務所での初任給と同額。
2004年9月30日
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こんな事でもなければ絶対に読まなかっただろう原研哉のHAPITIC等、最後に手元にあった本。
市川刑務所出所
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みんなが差し入れてくれた本。
中でも花輪和一の実際の刑務所の中に入った「刑務所の中」は貴重本。
刑務所には図書室と娯楽室が備わってて、全10000冊のそのライブラリーはシャバでは絶対読まなそうな(宮部みゆきとか)モノがテンコ盛り。
ビデオレンタルもあって「NHK英会話全16巻」「茶の湯全9巻」とか楽しげなラインアップ。
マルコムXは6年間の刑のあいだ、4カ所の刑務所を移りわたり、そのすべての図書室の本を読破した。

石丸元章の「アフタースピード」○「スピード」×(栽培方法が載ってるから)とかの検閲がある。
差し入れ本
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2004年10月3日
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獄中ノート

獄中で書きためたノート。
〈prison〉…………………………
刑務所でも買い物が出来ます。筆記用具、歯ブラシ、石鹸、下着類など「遠足に持って行っても良い」とされているような最低限の生活用品。発注してから手元に届くまで約2週間かかる。買ったものにはボールペンの芯にまで名前を書かされる。ノートの場合、破いたりさせないため、ノートの右上の「No」(初めて使った)に全ページ、ノンブルを書かされる。また、抜き打ち的に検閲がかかり、『仲間』の連絡先、卑猥なモノ、刑務所・教官などへの誹謗中傷、暴力的な内容など、好ましくない表現が見つかると即独房。
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獄中日記。ちなみにすべて3色ボールペン。
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2004年10月5日
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2008年1月30日
一日一個、デザインと日記を書き続けてみた。

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獄中ノート
〈@prison〉…………………………
初日の日記
世田谷警察留置場
この二〜三畳の狭い部屋に存在する要素は、床と壁と鉄格子とトイレ。色はオールベージュ。巾木だけが茶色。それで全て。それ以外の情報は何もない。この素材は何だろう? とか、コレはどんな意図のデザインなんだろうとかいった感情や思考が入り込む隙間はない。そんな、区役所の納骨堂みたいな空間に○留印の留置所ジャージを着た罪人が配置される。あったりまえだけど、人をもてなす要因はみじんもない。外から「そと」は何も持ち込まれない。完全なる「うち」。
つまりこの部屋には何もなされないための最高のデザインと管理がされているということなんだなぁ〜。





















