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さてさて、「グッドデザイソ」もついに二年目を開催し、大賞の発表までこぎつけました。
なんとなくはじめたもののイキオイあまってグッドデザイソエキスポまで開催した初回を経て、半ば惰性とも言える感じでいつのまにか昨年と同じ10月に募集を行い、昨年と同じように一次選考、二次選考と行ってきました。
正直、二回目のジンクスといいますか、得てしてこういうものは第一回目の初期衝動を持続できず、燃え尽き症候群よろしく尻窄みになってしまうものです。実際、当コンテストも昨年同様10月に募集をスタートしたものの、事務局となる当人のスケジュールがややこしいことになってなかなかアオリすら書けない始末ではありました。とはいうものの開催してしまったからには後には引けぬ。なんとか後半ブリ返して、集まった作品数は870点。第一回目よりは数は少なかったものの、グラフィックデザイン寄りの昨年と比べると今年は印刷・紙クラスタからの投稿も増え、バラエティに富んだ結果となりました。
そしてそういった新しい方面からの用語が組み込まれることにより、当事務局も選考の際にあらためてデザイン用語の精査をする必要が生まれ、それが今回はじめて二次選考通過作品集に導入された「デザイン用語解説」の誕生となったのです。
さて、最終選考はやはり昨年同様、大晦日です。このタイミングがいいのかどうか検証もしないまま20時過ぎから最終選考の準備を開始し、紅白歌合戦で賑わうツイッターのタイムラインで当コンテストの各賞の発表および解説をしていくと、たしかに昨年の、あの感覚が蘇えって来、当人はとても楽しく盛り上がって選考および発表をすることができました。
選考は約1時間かけて発表され、22時過ぎに「グッドデザイソ賞2012」の大賞が決定しました。各賞合わせて10作品。今年は定番的な、日常のデザイン業務にも使えるダジャレが多く残ったような気がします。
見事各賞に選ばれました優秀作品10点を、選評を合わせてお楽しみください。
@quino_chin_sub 2012/10/02 12:49:27
【評】一見するとその川の急な流れなようにサラリと読めてしまう俳句に沿ったカタチで仕上げられた自然な字面と語呂、そして引用元の普遍さから、他の投稿作品とは一線を画したこの作品。ダジャレとしての語句が全面に出過ぎずに、ダジャレというよりはシャレに近い上品さを持ちつつも、やっぱりギリギリ最後のところで噛みそうな、でもやっぱりダジャレじゃん、というまとめかたは実に上手い。
@hirofumix 2012/10/31 13:58:42
【評】:そんな建造物の名前なんかすっかり忘れとるわ! というところからのアプローチは見事。一気に声に出すと気持ちいい部類のダジャレです。
@r_okaz 2012/10/15 21:50:52
【評】:非常に単純ながら強烈なインパクトを与えてくれた作品。「www」はネット用語で「芝生」などとも呼ばれますが、ここではそれが原材料となるバガス(さとうきびの絞り滓)にすら見えてくるから不思議www
@tsudajunko 2012/10/28 23:33:16
【評】:ああ、古き良きあの頃……。日活(こと日本活字工業株式会社)の日活書体に馳せる熱い思い、それは遠くローマン体への思いにも似て……。ん? いや似てるのか? 和文書体とローマン体の両方を「ぽいの」の語感でぼんやりまとめることにより、ボカシのかかった淡い思いとなり、昇天してしまうのでした。
@muroicci 2012/10/26 21:27:01
【評】:長いイントロダクションから文章を一気に読み込ませる力技がここにありました。いまや陰の存在となってしまったTrueTypeフォントですが、読み上げてみると実にかわいらしい語感を持っているものだなぁとしみじみ思うものです。
@mashcosan 2012/10/30 1:41:36
【評】:数ある名セリフの中でも実に使われることの多いこのセリフをさらりと引用しながらも、一時代を築いたゴナ書体の濫用されっぷりをしっかりと思いおこさせてくれる力があります。
@dezaiso 2012/10/04 11:59:00
【評(BCCKS)】:AC⚡DCから「C」を抜いて、ADCに「⚡」を足してる。「シルベスタロン」「カイルマクラン」的省略の面白さと、「だっちゃ」「ボボボーボボーボボー」的「プラス」の面白さ、その併せ技。なんだけど、抜いたことも足したことも感じさせず、「A⚡DC」なんていう奇天烈な記号をサラリと置いてった。お見事。
主催者に賞を贈るためらいもあったけど、BCCKSからなんで、いいよね。
ところで「⚡」ってさ、「かみなり」って打っても出てこないんだけど、どやって出すの?
@kikuch 2012/10/29 19:01:11
【評(デザインのひきだし)】:悲しい。とにかく悲しい。(毛)抜き合わせにして、違った色の絵柄をピッタリくっつけて、きれいに刷ろうとしているのに、印刷してみたら版ズレ。抜き合わせがとんだ裏目にでてしまった。でも救いなのはそれが黄色だということ。一番目立ちにくい黄色が版ズレしているだけなら、クライアントにも読者にも気付かれないかもしれない。まだ希望はある。……いやだめだ、クライマックスに映される何十枚ものハンカチは黄色ではないか! キーカラーとなるその黄色がずれてしまっているなんて、ありえない。最悪だ。
校了押し迫る年末、こんなことが頭の中をぐるぐる回ってしまいました。印刷について知っていれば知っているほど、さきイカを噛み締めるかのようにじわじわと面白さと悲しさが押し寄せてきます。デザイン・印刷・紙・加工を愛する『デザインのひきだし』が賞するに、これ以上の作がありましょうか。ということで、謹んで本作にデザインのひきだし賞を進呈いたします。
@nabetanne 2012/10/01 13:26:33
【評】:美大生および美大予備校生の武器である鉛筆の代表、ステッドラー。元ネタ「グラップラー刃牙」の格闘世界感が、そのドイツ語感満載の名前、ステッドラーの鉛筆の芯先に込められたかと思いきや、それが「バキ」と折れる、その音感の組み合わせが最高。
さらにはこのグッドデザイソ賞の副賞の「グッドデザイソえんぴつ」が三菱ユニであることに対する挑戦状とも受け取れます。その心意気、しかと受け止めました。
@ishib 2012/10/04 21:39:39
【評】:常に口にしているはずの「CMYK」が、こんなにも新鮮に聞こえるなんて! 印刷の基本4色であるCMYKというド定番を使ったド真ん中なダジャレです。この作者の@ishibさんは、ハリケーンに合わせて「大型原研哉NYに上陸」など常にタイムリーに時事ネタを放り込んで(そしてはからずも「Palatinoゲン『字字字』」も時事ネタになってしまいました)、二次選考にも数多く残りましたが、今回、殿堂入りも納得の大賞となりました。
最終選考直前まで残った45作品を、
デザイン用語解説と共にお楽しみください。
@nuhsikasas 2012/10/30 18:52:45
【アートボード6】あーとぼーどろく:Adobe Illustrator CS4から対応した複数アートボード機能を使用して、6番目に作成したアートボードに自動的に付けられる名前。
@mashcosan 2012/10/28 17:42:16
【アンパサンド】あんぱさんど:記号「&」のこと。英語の「and」に相当するラテン語「et」の合字。
▼参考リンク:アドビシステムズ・活字関連トピックス「アンパサンド」
@quino_chin_sub 2012/10/24 14:52:35
【板紙】いたがみ:製本においてハードカバー本の表紙の芯や背紙あるいは本のケースなどに使われる厚手の材料紙。チップボール、黄ボール、白板紙、地券紙といった種類がある。
▼参考リンク:大和板紙株式会社
@morisatoh 2012/10/31 18:21:56
【イラレ】いられ:Adobe Illustrator(アドビ・イラストレーター)の略称。
@ogrkg 2012/10/10 22:09:00
【Ink】いんく:インク。印刷で使用するものはインキと呼ぶことが多い。語源はオランダ語の「inkt」から。
▼参考リンク:印刷インキ工業連合会
@takdesign_kwgc 2012/10/30 10:24:14
【ai】えーあい:Adobe Illustrator書類の拡張子。CS3からはアプリケーションアイコンにも「Ai」の文字が使われるようになったため、アプリケーションそのものを指すこともある。
▼参考リンク:グラフィックソフトウェア | Adobe Illustrator CS6
【PS】ぴーえす:PostScript書類の拡張子。あるいはAdobe PhotoshopCS3からはアプリケーションアイコンに「Ps」の文字が使われるようになったため、Photoshopの略称として使われることもある。
▼参考リンク:世界最高峰のデジタル画像編集ソフト | Adobe Photoshop CS6
【ノンブル】のんぶる:本のページ番号のこと。フランス語で数を意味する「nombre」が語源。
@kagikko 2012/10/31 18:04:11
【MSゴシック】えむえすごしっく:Microsoft Windows 日本語版に標準で搭載されているゴシック体の和文TrueTypeフォント。
@ishib 2012/10/29 20:21:00
【MdN】えむでぃーえぬ:1989年に創刊されたデザインとグラフィックの総合情報月刊誌。発行は株式会社エムディエヌコーポレーション。
▼参考リンク:MdN - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
@inthehouse 2012/10/04 14:37:21
【OKニューもみしぼ】おーけーにゅーもみしぼ:和紙のような手もみの質感をもった洋紙「もみしぼ」に褐色繊維を混ぜ、より自然感を出したもの
▼参考リンク:彌生洋紙店 紙辞典「OKニューもみしぼ」
@nabetanne 2012/10/29 2:33:42
【カンプ】かんぷ:印刷などの仕上り見本のこと。「Comprehensive layout」の略とされる。
【フィックス】ふぃっくす:「決定」や「確定」の意味。
▼参考リンク:ほぼ日刊イトイ新聞 - オトナ語の謎。「フィックスする」
@takdesign_kwgc 2012/10/04 12:36:34
【ガンマ値】がんまち:画像の明るさの変化と出入力電圧の比のこと。この値が1に近いほど自然な画像に見えるとされる。
▼参考リンク:Mac OS X v10.6 ガンマ 2.2 について
@magnoliatalk 2012/10/02 15:24:21
【清刷】きよずり:写真製版の版下に使用するために、平滑な紙にきれいに刷ること。また、その刷ったもの。
▼参考リンク:嘉瑞工房 営業品目「清刷り」
@cha453 2012/10/30 2:27:16
【クロマティコ】くろまてぃこ:鮮やかで濃い色のトレーシングペーパー。色数も豊富。
▼参考リンク:竹尾 製品情報・クロマティコ-FS
@mashcosan 2012/10/30 1:41:36
【ゴナ】ごな:写研のゴシック体ファミリー。1975年に誕生した「ゴナU」をはじめ、直線的な処理の画線や、縦横ほぼ均一の太さが特徴。書体名は「ゴシック」と書体デザイナー中村征宏の「ナ」が由来とされる。
▼参考リンク:書体設計家インタビュー・中村征夫さん(もじマガ)
@taro_yumiba 2012/10/31 12:42:47
【CID】しーあいでぃー:アドビ社が提唱する、多数のグリフを扱うために設計されたPostScriptフォントファイル形式である「CIDフォント」が内蔵するすべての文字(文字コレクション)を識別するため、文字ごとに振られる一連の番号。
▼参考リンク:Adobe-Japan1-6文字コレクションに対応する日本語OpenType®フォントについて
▼参考PDF:Adobe-Japan1-6 Character Collection for CID-Keyed Fonts
@ishib 2012/10/04 21:39:39
【CMYK】しーえむわいけー:印刷の基本4色で、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(スミ)から成る。ただしKのアルファベットはBlacKではなく、画像の輪郭などを表現するために黒インクを使った印刷版「Key Plate」に由来する。
@toru_tume 2012/10/29 9:52:29
【紙型】しけい:活版印刷において、一つの組版を原版として、同じものを複数作成するときに用いる紙製の鋳型のこと。
▼参考リンク:紙型 - 精興社博物館
@shiromame 2012/10/28 12:57:14
【初版】しょはん:出版された書籍の最初の版。第一版ともいう。
@quino_chin_sub 2012/10/01 16:02:12
【白フチ】しろふち:印刷面の周囲や、文字の周囲にある一定の幅でつく白い枠のこと。
@nabetanne 2012/10/01 13:26:33
【ステッドラー】すてっどらー:ドイツの筆記具・製図用品メーカー。美大生および美大予備校生には青い鉛筆「マルス・ルモグラフ」がデッサンなどに使われ有名。
@khiskw 2012/10/26 1:56:29
【スミ】すみ:CMYKのKすなわちブラック版のこと。ブラック1色での印刷のことを「スミ1C」などと言う。
@ogrkg 2012/10/20 21:42:56
【スライスツール】すらいすつーる:PhotoshopやIllustratorで画像を切って複数に分割するツール
▼参考リンク:スライスツールの使用方法(Photoshop CS6)
@seki_yoshi 2012/10/30 3:44:06
【刷りあがり】すりあがり:印刷が終了した状態のこと。刷了(さつりょう)ともいう。
【インクモリモリ】いんくもりもり:印刷原稿や色校正の戻しの際にインキを多めにして刷って欲しい旨書き込む指示の常套句。
@magnoliatalk 2012/10/02 22:44:40
【全角】ぜんかく:漢字やひらがな、カタカナなど文字の縦横比がほぼ正方形であるときの文字の高さ(縦組みの場合。横組みの場合は文字の幅)を全角と呼び、組版や印刷では字送りの量などに使われる。
【中ゴシック】ちゅうごしっく:現在では主にモリサワの「中ゴシックBBB」のことを指す。かつてはMacOS9にインストールされていた「中ゴシック体」と混同することもあった。ごくまれに「イワタ中ゴシック体オールド」のこと。
▼参考リンク:モリサワ・フォント製品「中ゴシックBBB」書体見本
@ogrkg 2012/10/31 23:58:36
【タイポ】たいぽ:タイポグラフィの略。または英語のスペルミスのこと。転じて日本語の誤変換も含む誤入力も指す。
▼参考リンク:大日本タイポ組合
@muroicci 2012/10/26 21:27:01
【True Type】とぅるーたいぷ:アップルコンピュータとマイクロソフトが共同開発し1990年に発表したフォント形式。拡張子は「.TTF」「.TTC」
▼参考リンク:A History of True Type
@muroicci 2012/10/01 14:07:27
【Trajan】とれいじゃん:古代ローマの碑文にインスパイアされたラテン文字のセリフ書体。リリースはアドビ。小文字のかわりに小文字と同じ大きさで作られた大文字、スモールキャピタルが入っている。2012年のアメリカ大統領選挙では共和党のロムニー候補が使用したほか、映画のタイトルなど様々なところで使われている。
@tsudajunko 2012/10/28 23:33:16
【日活】にっかつ:日本活字工業株式会社のこと。日活書体は全国人名・地名・異体字が充実しており、この特色を活かして全国郵便貯金通帳の氏名部分に使われている。
▼参考リンク:日本活字工業株式会社/日活書体
【ローマン体】ろーまんたい:アルファベットの二大書体のひとつで、セリフのついたものをローマン体と呼ぶ。ローマの碑文で用いられた書体ならびに8世紀末のカロリング朝体にルーツを持ち、活字としては1465年に初めて用いられた。時代に沿って「ヴェネチアン・ローマン」「オールド・ローマン」「トランジショナル・ローマン」「モダン・ローマン」と分類される。
@kikuch 2012/10/29 19:01:11
【抜き合わせ】ぬきあわせ:毛抜き合わせ。2色以上のカラー印刷で異なる印刷絵柄を並置デザイン指定する場合に、髪の毛一本の隙間無く見当合わせすること。
【版ズレ】はんずれ:2色以上のカラー印刷をする際に、印刷機の版の位置がずれて、色ズレして印刷されてしまうこと。また、印刷の版はずれていなくても、紙の伸び縮みや印刷時の紙送りのずれなど他の影響で各版の色がずれて印刷されてしまう「見当ズレ」のことを指して「版ズレ」と呼ぶ場合も多い。
@r_okaz 2012/10/15 21:50:52
【バガス】ばがす:サトウキビ搾汁後の残渣。紙の原料として用いられる。また「GAバガス」の名をもつナチュラルペーパー。
▼参考サイト:竹尾 製品情報・GAバガス シュガー
@ishib 2012/10/30 15:34:46
【原研哉】はらけんや:1958年生まれ。岡山県岡山市出身。株式会社日本デザインセンター代表取締役。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科教授。
@ishib 2012/10/29 20:47:14
【Palatino】ぱらてぃの:ヘルマン・ツァップによってデザインされたセリフのラテン文字書体。書体名は16世紀イタリアの書家ジャンバティスタ・パラティーノに由来する。カウンターの開いた大文字・Rや、大文字S、Yなどが特徴的。デジタル版には改刻されたPalatino Novaというバージョンがある。
▼参考リンク:Lynotype | Palatino® family
@hirofumix 2012/10/31 13:58:42
【版面】はんづら:紙面の中で仕上りの寸法からマージン(余白)をとった内側の、テキストや写真をレイアウトする範囲のこと。
@chaca21911 2012/10/31 18:04:51
【ピンホール】ぴんほーる:ピンで突いたような小さな点、ここではベタ面などの印刷時に原稿の汚れやちりなどによってインクが載らなかった小さな点を指す。
@Hewmoon 2012/10/31 21:59:58
【Frutiger】ふるてぃがー:アドリアン・フルティガーによってデザインされたサンセリフ書体。シャルル・ド・ゴール空港の案内標識のための書体作りがきっかけ。ヒューマニスト・サンセリフ書体の代表格で、日本でもJRや東京メトロなど、様々なところで使われている。デジタル版は、Frutigerのほか、改刻されたNeue Frutigerが存在する。
▼参考リンク:Frutiger — 視認性の高いサインデザインの定番書体 - フォントブログ
【ゴナE】ごないー:写研の「ゴナ」ファミリーで二番目にリリースされた書体。「ゴナU」より若干細い書体として1979年に発売された。
@kikuch 2012/10/30 12:43:17
【別版】べっぱん:写植で版下を作成する際に、文字の下に敷く写真などを別にした版下のこと。あるいは基本カラー4色の他に特色を使用して印刷する際の版のこと。
@clearether 2012/10/11 16:38:53
【ヘルベチカ】へるべちか:マクス・ミーディンガーとエドゥアルト・ホフマンによってデザインされたラテン文字のサンセリフ書体。「ヘルベチカ」とは「スイス」のラテン語名に由来する。Helveticaのほかに、改良されたNeue Helveticaがある。近年出たNeue Haas GroteskもHelveticaの改良版と言える。
@Tosche_J 2012/10/31 8:00:05
【Bembo】べんぼ:1945年頃フランチェスコ・グリフォによって作られた書体。1929年にスタンリー・モリスンが再設計した。名前はこの書体が使われた『デ・エトナ』の著者「ビエトロ・ベンボ」より。脚の長い大文字Rが特徴的。デジタル版は細すぎるなど欠点があったが、後年、Bembo Bookという改良されたバージョンが発売された。
▼参考リンク:Lynotype | Bembo® family
@o8l8o 2012/10/17 0:48:29
【margin】まーじん:余白のこと。
@quino_chin_sub 2012/10/02 14:09:23
【マイカレイド】まいかれいど:雲母のような鉱物質の質感と、細かいレイド模様(ストライプ)をもった光沢仕上げのファインペーパー。
▼参考リンク:特殊東海製紙「マイカレイド」
@ishib 2012/10/31 2:18:29
【Matthew Carter】ましゅー・かーたー:1937年生まれのイギリス人タイプデザイナー。金属活字からデジタル書体まで、50年以上におよぶ文字生成技術に関わる経験を持つ。ライノタイプ社とビットストリーム社を経て、カーター&コーンタイプ社を設立した。デザインした主な書体として、Bell Centennial、Verdana、Georgia、Big Caslon、Skia、Tahoma、ITC Galliardなどがある。2010年、自身の名を冠した書体「Carter Sans」を、Dan Reynoldsとの共作で発表・発売した。
▼参考リンク:Myfonts | Matthew Carter
@quino_chin_sub 2012/10/08 1:10:44
【丸ゴ】まるご:丸ゴシック体の略称。
@NATUPOdesign 2012/10/30 23:34:28
【メイリオ】めいりお:Windows Vista 日本語版のシステム用フォントとして開発された和文ゴシック体フォント。「メイリオ」の書体名は「明瞭」に由来する。英語表記は「Meiryo」欧文はマシュー・カーター、和文は河野英一・シーアンドジイが担当。
@quino_chin_sub 2012/10/02 12:49:27
【もみがみ】手もみ和紙の風合いを再現したファンシー・ペーパー。しろ、こそめ、くちば、といった渋味ある色合いを揃える。
▼参考リンク:竹尾 製品情報・もみがみ
@tsudajunko 2012/10/28 23:32:28
【レザック】れざっく:革のような模様が特徴のファンシーペーパー。冊子などの表紙によく使われ知名度も高く色数も豊富。名前は「レザーライク(革のような)」が由来とされる。
▼参考リンク:特殊東海製紙「レザック」
以上、「グッドデザイソ2012」の各賞および、最終選考45作品を掲載しました。一次選考から上質なダジャレが出揃い、今回は二次選考が一番苦労した審査となりましたが、最終的には前書きでも述べたように定番的な作品が残っていきました。もちろん、時事ネタを導入した作品も、特にツイッターの特性と非常にマッチして印象深いものがたくさんあり、タイムライン上で楽しませてもらいました。そしてそれは2012年ならではのグッドデザイソを形成する重要な要素となっています。しかし今回は、日常的に使えるダジャレを提供していきたいと考えた末、ご覧のような結果となりました。
もうひとつ。やはり二回目ともなると、昨年の既出作品とのバッティングという現象も起きます。もちろん同時期の中での既出はお手つきワンペナ扱いとなりますが、過去まで遡っての検証はなかなか難しいもの。昨年のものよりも上手い使い方をしていたものも何点か見受けられましたが、まだ二回目の当コンテストでは、新しい用語や使い方の発掘に注力しましたこと、ご了承ください。
また今回は、主催者が受賞するという事態も起きました。これはその受賞のネタがネタだけに、選考委員内部のズブズブな関係の顕れではないかと指摘される声もあるかもしれません。実際にはそのような関係性で選ばれたことは無いということは明らかにしておきますが、今後の選考方法についても改めて検討していく必要性が生じたことは言うまでもありません。
第1回グッドデザイソは、3月に授賞式を兼ねた「グッドデザイソエキスポ」を開催しました。今回はこの後どう展開していくか、まったくもって未定です。が、受賞者の方々には追ってご連絡さしあげますので楽しみにお待ちください。
最後になりますが、「#グッドデザイソ」に応募いただいたみなさま、そしてツイッターのタイムライン上でご覧いただいたり、話題にしてくださったみなさま、また特別審査員のBCCKS様および『デザインのひきだし』様、等々、あちこちで大変お世話になりました。二回目を開催できたのもみなさまのお陰です。どうもありがとうございます。今回も「グッドデザイソエキスポ」が開催された暁にはどうぞよろしくお願いします。そしてもしも第3回がまた開催されるようでしたら、みなさまふるってご応募ください。すべては投稿することからはじまります。
それでは「グッドデザイソ2012誌上最終選考会」を終了いたします。受賞者のみなさま本当におめでとうございマスターコレクション! #グッドデザイソ
2012年12月28日 発行 初版
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