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布団、それともベッド?
また、お気に入りの寝具や睡眠グッズがあれば教えて下さい。
■ベッド派
【甲斐みのり】子どもの頃からベッド派です。先日、マニフレックスのベッドマットを購入したところで、寝心地も快適です。京都の友人のお店「kit」で扱っている、韓国のイブルという布団がお気に入りです。中に綿が入っていて、掛け布団にも敷き布団にもどちらでも使うことができます。ピンク、白と2色を持っています。
【三品輝起】生まれてからずっとベッド。たまに旅館の布団で寝ると楽しくて転がりまわる。
【吉野友加】ベッドです。枕の高さと柔らかさには気をつけています。低めで柔らかな枕に肌触りのいいタオルを掛けて気持ちよく眠っています。
【影山敏彦】ベッドです。寝付きが良くないので睡眠グッズに興味があります。話題のエアウィーブ、気になっています。
【伊藤葉子】無印良品のベッドです。今年はシンサレートの掛布団を使ってみています。羽毛と違ってにおいが全くないので快適~~!暖かいです!ただ、固いわけではないのですが、体に寄り添わないところが(説明がむずかしい...)不満です。
【塚本浩哉】ベッドです。元々布団が好きなのでベッドでもできるだけ固いものが心地良いです。
【阿部桂太郎】ベッドで寝ています。でも、布団も好きです。
■布団派
【葉田いづみ】和室に布団をしいて寝ています。睡眠グッズではないのですが、寝る前に布団の中でマンガを読むのが至福の時です。本当に寝付きが悪いので、みなさんの安眠方法を参考にしたいです。
【青芝和行】布団を敷いて寝ています。旅先でベッドで寝ると天井が近くてなんとなく圧迫感を感じます。枕が変わると眠れないとかいったデリカシーは持ち合わせていません。バスタオルを折り畳んだものでも美女の膝枕でも同じように安らかに眠れますのでグッズにこだわりはありません。
【岩崎一絵】和室に布団です。「ブレスエアー」という素材の敷き布団、湿気がこもらなくて寝心地が良いです。安眠グッズは「めぐりズム」ホットアイマスク。
【甲斐みのり】最近は0時頃には寝て7時に起きるのがほとんどです。忙しいときは朝の5時に起きて早朝から仕事をおこなうことも。昔は徹夜も多かったですが、今ではすっかり朝型です。
【葉田いづみ】息子と一緒に1時間ほどうっかり寝てしまい、再度0時〜1時ごろ就寝することが多いです。トータルで7時間ぐらい寝ていると思います。
【阿部桂太郎】睡眠は5〜6時間、就寝は午前1時頃が多いです。
【吉野友加】6~8時間くらい。
【影山敏彦】6~8時間くらい。
【塚本浩哉】7時間くらいは寝ます。大体23時半頃に寝ます。
【三品輝起】0時に寝て8時に起きます。
【伊藤葉子】3~5時間くらいでしょうか?最近時間が不規則です(泣)
【青芝和行】睡眠時間は不規則です。就寝時間も状況に応じて変わりますが、日付が変わる前に寝ることはまずありません。夜更かしして遅くまで寝てるのが幸せなパターンです。
【岩崎一絵】7、8時間。何もなければもっと寝たいです。
【三品輝起】
今年もFALL(西荻窪)にて、11月27日から12月8日まで、陶芸家・比留間郁美さんと美術家・武田晋一さんの展覧会があります。今年で9回め。宇宙進化論(!)がテーマになるかもとのことで、どんな陶器とオブジェがでてくるか楽しみです。また最終日(12月8日)にライブもあります。青木隼人さん、萬年将人さん、てぬぐいが出演予定。去年の展示のようすはこちら。
【333DISCS伊藤葉子】
11/27 tico moonニューアルバム『はじまりの鐘』リリース!!
12/4 伊藤ゴローニューアルバム『POSTLUDIUM』リリース!!
そして、12月には原田知世さんとゴローが「on-doc.(オンドク)」で九州を回ります!
久しぶりに高野寛さんとゴローで唐津洋々閣でライブも行います。
毎年大好評のクリスマスCDもぜひおたのしみ下さい。
【tico moon影山敏彦】
11月27日に、ティコムーンの新しいアルバム「はじまりの鐘」がリリースされます!今回は初めてゲストミュージシャンを迎えレコーディングいたしました。伊藤ゴローさんのギター、布施尚美さんの歌声、徳澤青弦さんのチェロ。素敵なミュージシャンとのコラボレーション、ぜひお楽しみください!
【塚本浩哉】
自分のイベントですが、12月にアメリカ南部テネシー州とノースキャロライナ州へ行きます。自分にとっては雰囲気も人も暖かみを感じる場所なので楽しみにしています。そしてしばし厳寒のニューヨークを離れられるというのもちょっと嬉しいです。
【甲斐みのり】
11月23日に恵文社一乗寺店に新しくできたCOTAGEというスペースで、『東海道新幹線各駅停車の旅』という本のトークショーをおこないます!
【葉田いづみ】
circle gallery & booksで開催される小木曽瑞枝さんの展示です。木に彩色した小木曽さんの作品は色使いはポップだけど少しグロテスク。そのバランスが絶妙だと思います。
【阿部桂太郎】
特にありません…。家内や子ども達はフランス、パリにいるので、この冬は寂しいクリスマスとお正月になりそうです…。
【青芝和行】
11月に来日するニック・ロウのライブが楽しみです。
世間的にはポール・マッカートニー旋風が吹き荒れているでしょうが。
【岩崎一絵】
昨年参加しそびれたCui Cuiのクリスマスリース&しめ飾りワークショップ、今年もあればぜひ作ってみたいと思っています。
塚本浩哉


日本よりも一足早く秋らしくなったニューヨーク。日本では秋の風物詩としてはこの季節ならではの味覚であったり、紅葉狩りであったりまた運動会であったりと、いろいろとあると思いますがこちらはどうでしょうか。食べ物でいうとやはり収穫の季節ということは日本と同じだと思います。そして紅葉を楽しむという感覚もこちらにもあり、この季節は都会を出て山に出かける人達も多いです。また秋は学校の一年の始まりなので、新しい生活という日本でいう4月のような意識もあるようです。

この季節の郊外のニューヨークの景色です。この季節はパンプキン狩り、リンゴ狩りの季節で、厳しい冬を迎える前に郊外の小さな町がさかえる季節です。普段は静かな田舎町もこの頃はいろんなところから人がやってきて紅葉、パンプキン、アップルピッキングを楽しみます。かぼちゃは10月31日のハロウィーンに備え、またリンゴは持ち帰ってアップルパイにしたり、典型的にはアップルサイダーを作ったりします。このアップルサイダーは季節の飲み物で暖めてシナモンを入れて飲むのが定番です。
個人的には日本の秋刀魚などをとても恋しく思うことのある今日この頃ですが、今のこちらの秋はこのような感じで過ぎていきます。

塚本浩哉(つかもとひろや)
京都生まれ、現在ニューヨーク在住のギタリスト/ソングライター
http://hiroyatsukamoto.com/
阿部桂太郎
フランスのパリから日本の東京に戻って来て、10年ぶりの日本の夏を体験しました。それにしても、今年の夏は本当に暑かったですね!? 来る日も来る日も蒸し暑くて、もう〜、どうなることかと思いました。
そんな中、涼しくてカラリッと晴れたパリの夏を羨ましく思うと共に、無性に恋しくなったものが2つありました。それは、ラタトゥイユとロゼワイン。
ラタトゥイユ(ratatouille)とは、南仏プロヴァンス地方発祥の家庭料理で、ナスやパプリカ、ズッキーニなどの夏野菜を入れた煮込み料理のこと。
また、ロゼワイン(vin rose)とは、フランスの夏の風物詩とも言うべき飲み物で、ラタトゥイユと同様、南仏を中心に造られているワインです。
いまから数年前、夏のヴァカンスに南仏にある友人宅へ行った時のこと。
照りつける日差しの中、オンボロ車に乗せられてガタゴトと田舎道を進んで行くと、広い畑の中に平屋建ての家がポツリ…。
その周りは家庭菜園になっていて、トマトやナス、ズッキーニなどがたくさん実っていました。またその先は、向こうの丘まで続くアーモンド畑にオリーブ畑…。
車を降り、友人のご両親とビズ(bise:挨拶のキス)を交わしたら、皆んな揃ってテラスで一休み。時折、地中海から吹いてくる風を感じながら、よく冷えたロゼワインで乾杯です。
いただいたロゼワインは玉ねぎの皮のようなピンク色に、少しだけグレーを溶かし込んだようなニュアンス。南仏の田舎で造られ、また、赤ワインや白ワインに比べて安価なものが多いため“田舎者の飲み物”なんて言われることもありますが、この時期に、この地でいただく飲み物として、これに勝るものはありません。
そして、夏の日差しが傾き始める頃、ゆっくりと静かに夕ご飯が始まります。そこで出されたのが友人のお母さん特製のラタトゥイユ。これがもう〜、本当に美味しくて。南仏プロヴァンスの夏をギュッと詰め込んだような、それでいて、とっても優しい味なのでした。
「ラタトゥイユのことを夏野菜のごった煮みたいに言う人がいるけれど、本当のラタトゥイユはとても手間のかかるお料理なのよ。それぞれの野菜を別々に炒めるだけでなく、煮るのも別々。最後の最後で野菜を混ぜ合わせるの。」と、お母さん。
その、ラタトゥイユとロゼワインの組み合せと言ったら、もう〜、卒倒しちゃいそうな美味しさ! 南仏の、夏の夕暮れも相まって、身体が溶けてしまいそうなのでした…。
そしてこの夏、蒸し暑い東京にいながら、そんなラタトゥイユとロゼワインを恋しく思ってしまった僕…。
しかしこれはもう、究極の「ないものねだり」なのだと、すぐにあきらめました。
なお、台風が過ぎ行くたびに秋へと変わりゆくいま、次は何を恋しく思うのかと、自分のことながら楽しみに(?)していたりして。
阿部桂太郎(あべけいたろう)
1965年8月22日生まれ。新潟県小千谷市出身。2003年~2013年春までフランス パリ、現在は日本 東京に在住。好きなことは、旅をすること、食べること、温泉に入ること。
葉田いづみ
気づいたときにはかなりのたいやき好きだった。
さほどこだわりは強くない方だと思うが、
おいしいと評判の店の近くに出かけるときは、並んで買い求めることもよくあった。
それがここ数年、出先でたいやきを買うことはほとんどないことに気づいた。
国立には、ゆいさんがいる。しかも毎週木曜日には、自宅のすぐ近くに彼の屋台がやってくるのだ。
ゆいさんは曜日ごとに場所を変えて、たいやきを屋台で販売している。
夏は屋台をお休みしてかき氷やになるので、ゆいさんのたいやきを頂くのはずいぶん久しぶり。
皮が薄くぱりっとしていて、中にはおだやかな甘さのあんこがたっぷりと。
ああ、やっぱりおいしいなぁとしみじみ味わいながら、秋の到来を感じた。
今回、このコラムを書くためにあらためて少しお話を伺った。
その中で、国立で販売を始めたばかりのころ屋台をひいて道を歩くのが恥ずかしかった、という話は意外だった。街行く人の視線が怖いと思ったこともあるという。
こんなにおいしいたいやきを作ることができるゆいさんも、そんな風に思うんだと知って、何だかちょっと安心してしまった。
たいやきやゆい
http://taiyakiyayui.jugem.jp/
葉田いづみ(はだいづみ)
グラフィック・デザイナー。主に書籍のデザインを手がける。静岡県出身。2009年より国立に暮らす。twitter
文責:三品輝起
経済学部だったのに教養科目で「倫理学」というのがあった。シラバスの講師紹介には「財津理。ジル・ドゥルーズ『差異と反復』の翻訳者」とあった。事前にその『差異と反復』とやらを読んでみたが、あまりに意味不明で恐ろしくなってきた。えっ狂人っ? こんな授業とるんじゃなかった……。しかし講義がはじまってみると、さいわいなことにドゥルーズは登場せず、フーコーという(哲学と歴史研究の間を縫うような)人の権力論が主で、これが病みつきになるおもしろさだった。
最後までどのへんが倫理学なのかよくわからなかったけど、なにより先生のハードボイルドな語り口に魅せられた。経済学とは別方向に、世界の奥行きがぐんぐん広がる感触があった。いつも白衣を着ており、ポケットに手をつっこんだまま授業をした。なにかに超怒ってるかんじだった。すっかりSっけある先生の虜になり、その後1年くらい図書館でドゥルーズを読んでみた(注1)。むりして怒って。
そんなこともすっかり忘れてた今年6月、國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』(岩波現代全書)がでた。著者は74年生まれの若き哲学者だ。どういう原理に従ってドゥルーズは探求を進め、世界を揺るがすほどに至ったのか。こんなわかりやすい入門書にお目にかかったことはない。『差異と反復』の位置づけもまるわかり。世界の本質にせまってみたいと思いドゥルーズの著作を買ったものの、その難解さの前で投げだした多くの読者に、ぜひ手にとってみてほしい一冊だ(注2)。
そんな國分氏が目下とりくんでいる活動がある。東京都小平市の道路計画に、住民の意思を反映する試みである。問題の道路は「小平328号線」計画と呼ばれる。府中街道の渋滞を解消するために、50年前に策定された。府中から所沢にいたる道路において、府中市部分は完成し、国分寺市部分は土地買収が進んでいる。今後、残された小平市部分の1.4キロに250億円をかけ国道をとおす。220世帯に立ち退きをもとめ、大きな雑木林と玉川上水を分断する。ざっとこんな感じ。
代議制において、行政の決めたことには一切の変更も許されないのか。その憤りのなかで氏は住民投票運動に協力して、投票を実現した。結果は投票率が50%にみたず、小平市は開票することもなく用紙を処分した。今年9月にでた『来るべき民主主義(小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題)』(幻冬舎新書)では、未開票で処分したことがなぜまちがっていたのか丁寧に説明されている(また審議会のメンバ-の選び方や開票のルールなど、具体的な提案もなされている)。もし全国中で住民投票が頻出した場合のコストを勘案すると、住民ではない私としては「しかたないだろう」という気持ちもある。
しかし、そのなみなみならぬ思弁を傾けた本書をみると、氏は「小平328号線」で巻き起こした議論が今後、間接民主主義のもつ欠陥をひとつひとつ補強していくメルクマールになることをみすえている。みんなの代表者たちが予算を承認したあと、それを執行する行政の部分に、小さな一地域の住民がどれくらい関われるのか。また来年には消費税が上がるみたいだけど、ジリ貧のなかでインフラを新設するよりも、全国の老朽化した社会資本のメンテナンスに目を向けなくちゃならない。小平市都道328号線にはいろんな問題提起が含まれている。
はい。今年もあとちょっとで終わりなのでまじめに書いてみました。テレビからは「お・も・て・な・し……、ろ・く・で・な・し」という芸人の声が聞こえる。忘年会いつにしよう。ではでは(おひまなときに店にもきてください)。
注1:1年かけたものの『差異と反復』、『シネマ』の1か2のどっちか、『アンチ・オイディプス』で挫折。知ってる必要もないんだけど、ジル・ドゥルーズという哲学者は終世パリにいてパリ大学で教えた。そして95年にこの世を去った。初期ドゥルーズはベルクソン、ヒューム、ニーチェなどをあっと驚く透徹した分析で読み解く。先人たちのアプリオリってものを疑いまくり、新たな哲学史の浮かびあがらせた。その後、ちょいこわそうな精神分析家、フェリックス・ガタリと出会う。ドゥルーズ=ガタリという人格で発表した著作群は、当時の最新の哲学(構造主義哲学やら精神分析やら)にひそむ矛盾をあぶりだしながら、前人未到の場所へどんどん突き進んだ。それを一言で説明するのはとってもむずかしい。彼らはあらゆる人間活動の根源にうごめく、欲望や権力が発生する動的な場をとらえた。止まった構造じゃなく、反復しつつ差異をうみ動きまわる微細なそれ。国家や資本主義の原理にもっとも肉迫したコンビだ、なんていう人までいる。死んでからも多方向に彼の名は広がっている。池尻大橋あたりに『アンチ・オイディプス』ってパン屋だってありそうだ。ともかく世界が加速度的に複雑になって、よくわからなくなればなるほど、ドゥルーズの一元論ともとれる哲学が何度も召還されるのだ。「ただ欲望というものと社会というもののみが存在し、それ以外は何ものも存在しない」。
注2:この原稿の締め切り数日前に、千葉雅也『動きすぎてはいけない(ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学)』(河出書房新社)もでた。おもしろければ今年はドゥルーズ研究の当たり年ということになるんだろうけど、途中までしか読めてません……。理路を精緻にたどることを心がけている研究書『ドゥルーズの哲学原理』とくらべ、豪快な語り口の応用編。超楽しーっ。
三品輝起(みしなてるおき)
79年京都生まれ、愛媛出身。東京在住。音楽活動としては10年『LONG DAY』(Loule)、12年『OFF SEASON』(RONDADE)をリリース。同年、美術家・武田晋一とともに「OUTBOUND」にて展示「OFF SEASON」を発表。13年3月「iTohen」に巡回。普段は05年より東京・西荻窪にて器と雑貨の店「FALL」を経営。経済誌、その他でライターなどもしている。twitter
甲斐みのり
長らく人生のテーマ曲にしている歌があります。それは、「恋は水色」で知られるClaudine Longetの「sugar me」。もともとは、72年にイギリス人歌手、Lynsey de paulがヒットさせた歌をカバーしたものです。
そのClaudine Longet版「sugar me」。Longetの3枚目のアルバムに収録され発表の予定だったのですが、彼女が人をあやるという衝撃的な事件がおこり、未完成のまま何年も世にでることはありませんでした。そんな貴重な音源が、99年にCDとなって発売されたときには、大変な喜びとともに何度も何度も聴きました。
歌詞は、「私に甘いキッスを昼も夜もちょうだい」という、まさに砂糖のように甘い内容。歌詞の意味より私は、Claudine Longetのささやくような歌声と、ただ甘いだけでないメロディに惹かれ、もし自分の人生のサウンドラックをひとつ決めるように言われたら、この歌をあげるでしょう。Lynsey de paulバージョンも大好きで、そちらの方が入手しやすいかと思うので、ご興味がある方はぜひ探してみてください。
*写真は、Claudine Longetの2枚目のアルバム「Let's spend the night together」のレコードジャケットと、ジャケットを開いたときの写真。Claudine Longet本人の写真は、なんともいえない表情。それから、Lynsey de paulの「sugar me 」が入ったレコード。
甲斐みのり(かいみのり)
文筆家。1976年静岡生まれ。旅・お菓子・各地の食材・クラシックホテルや文化財の温泉
宿などを主な題材に、女性が憧れ好むものについて書き綴る。twitter
岩崎一絵
お弁当、というと普通は中身が主役だと思いますが、私は無類の「弁当箱好き」です。お店できれいな弁当箱を見るとつい手にとってうっとり、その場を離れられなくなってしまいます。
現在、私的弁当箱ランキングトップの座に君臨しているのは公長齋小菅の積層一段弁当箱。竹製で丈夫、冷めたご飯も美味しく、言うことなしです。
そしてまた最近、娘の弁当箱を買い替えてしまいました。冬は幼稚園で保温庫を使用するためプラスチックは不可で、アルミの物を使っていたのですが、フタの絵がすぐに剥げたので今度は無地に。工房アイザワの角型フードボックス(小)、小さいながらも深さがあるので見た目より入ります。ステンレスで食洗機もOKです。
さて、買ったからには使わねばなりません。我が家のお馴染み「弁当持ち込みスポット」と言えば、三鷹の森ジブリ美術館。カフェテラスにテントとストーブがあるので寒くても安心、親子で遠足気分を味わえます。今の季節なら、吉祥寺駅から井の頭公園を抜けて、ドングリや落ち葉など拾いながら行くのがおすすめ。予約制でチケットが取りづらいのが玉に瑕ですが(でも幼児料金は何とも良心的な100円!)、機会があればお弁当持参で訪ねてみてください。
岩崎一絵(いわさきかずえ)
当ウェブマガジン編集担当。北海道出身。
6月の「森のカフェフェス」に続いて、9月21日に開催された「海のカフェフェス」に参加させていただきました。大自然の中の「森のカフェフェス」とはうって変わって、横浜の海を臨むとても素敵な会場での演奏。せっかくなので海に因んだ曲をと思い、大好きな「浜辺の歌」を演奏しました。この日はアン・サリーさんのライブでも演奏のお手伝い。夕暮れから夜にかけての素敵な時間、アンさんの歌声にすっかり魅了されながら久しぶりの共演を楽しみました。
(影山敏彦/tico moon)
8〜10月のレコーディングやライブ出演の様子を写真でお届けします。
音楽を作ったり、文章を書いたりする方は夜型のショートスリーパーが多いのかな?と思っていましたが、実際はきっちり睡眠時間を取られている方が多いのが意外でした。やはり質の良い睡眠が物作りに反映されるのでしょうか。
次号は二月に発行予定です。どうぞ楽しい年末年始をお過ごし下さい。
2013年11月6日 発行 初版
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