本のあつまる ところ 05財津正人  |  mediaseven

——最終的にめざす姿は、コミュニケーションのツール

始めたころは広げたいばかりに、ゾーンを増やす営業のようなことをしていたそうです。しかし、広がることが目的なのではありません。ブッククロッシングは、本を介して人が出会い、話、ともに考える機会を提供する場であってほしいと、財津さんは考えています。
ブッククロッシングはつまり、人が直接触れ合うリアルなコミュニティを発生させるツールなのです。本にまつわる話をするコミュニティ。それはおそらく、読んでほしい本を手放し、それを読み、また手放すという、善意でしか成り立たないアクティビティをとおしてしか広がりません。
しかし、広がったときには、本の取り巻く環境は変わり、本がもつ役割が回復されるときにちがいありません。

 

本のあつまる
ところ
05財津正人

   
   
   
当日、参加いただいた方から
お寄せいただいた感想です。

本が旅をする…なんて今まで考えた事もなかったです。
なんてワクワクすることだろう!自分の愛した本が誰かに読んでもらえる、そして自分もまた誰かの愛した本を読める。それもさりげなく。本というものを通して、人とのつながりや温かさを感じます。

「誰かにいいことを伝えたい」という思いの前では、悪意は生まれないと感じさせられました。リアルでしか動かないこのブッククロッシングを知り、私は本が好きという気持ちからまた一歩新たな世界に足を踏み入れられた気がして、とても嬉しかったです。

A.W

今まで本は作者と自分の会話する内緒の世界だと思っていました。
泣いたり、笑ったり、怒ったり、意見したり。
自分の内面を見透かされそうで人と本を介して会話するなんて思ってもいませんでした。
キラキラした財津さんの目をいていたらなんか自分も行動しなきゃ、本に恩返ししなきゃ、人が音楽や、香りで記憶が思い出を沸き起こすように、私は本で思い出が甦ります。いい思い出ばかりではないかもしれないけれど成長した自分を感じることが出来ます。Why?If~ばかり考えないで行動しなきゃ!!!!!
って思った素敵な時間でした。
私の宝物(本)達が素敵な旅をしていつか同じ幸せを、思いを分かち合える日を信じて。

C.W

本に旅をさせる。いままでになかった概念に驚きました。
初リリースのときは、きっと楽しくてドキドキで、少し不安なんだろうな。自分の次は、どこのどんな人が呼んで、どんな感想をもつんだろう。偶然の出会い、コミュニケーションを求めて、本のたびをお手手伝いしたい。

N.O

日常、わたしが行ったり出会ったりしていたことが、デジタルの世界で大きく広がっていることを知り、うれしくなりました。
昔の図書館の裏表紙に貼られていた図書貸出記録や、学生時代の「本の電報ごっこ」、公園で出会った「本の旅人」さん、地下鉄の駅の本棚、新幹線の座席ポケットに残した本、自分が企画したコンサートでのこと…。
次々と思い出の扉が突然に開かれながら、財津さんのお話をうかがいました。

M.S

新しい試みを実行されていくエネルギーを感じました。その源泉は本に対する愛情なのだと思います。

M.A

いまの社会はネットでの情報がメインになっているけど、私は本をゆっくり読むのが好きです。子どもが暇な時間に「テレビを見たり、TVゲームをしたりして考えなくなっている」という部分が気になりました。

S.I