第二回写真集公募展 screening panel bcck | littlemore
2009年11月某日、BCCKSアトリエにて「littlemoreBCCKS 第二回写真集公募展」の445冊にのぼる応募作品から受賞作品を選考する最終審査会が行われました。
第二回の審査員を務める祖父江慎氏、平野敬子氏、町口覚氏、川内倫子氏、ノニータ氏、藤代冥砂氏に加え、BCCKS松本弦人、リトルモア大嶺洋子が一同に会し、大賞・各賞を選出しました。
各審査員には事前に推薦作品を10点選んでいただいており、誰か1人でも推薦した作品は、すべて全員で見直しながらが議論が行われました。
4時間以上に及ぶ白熱した議論を、ダイジェストでご覧下さい。
※このブックは、2009年8月8日〜10月27日に開催された
「littlemoreBCCKS 第二回写真集公募展』の最終審査会の模様をまとめたブックです。
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littlemoreBCCKS 第二回写真集公募展
去年に引き続き最終審査会は4時間超!

審査会スタート


皆様本日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。第二回目の審査会は、今日お越し頂いている6名の皆様にお願いをしました。紹介は必要ないですよね? え〜、みなさんよろしくお願いします。
前回は、640作品の応募があり、第一回にしてとても盛り上がりました。「もう後戻りできないよね」という声も上がり今年も開催した次第です。
今回の応募総数は445作品と、前回を下回りはしましたが、いわゆる「ネコちゃんワンちゃん」モノは激減し、写真に真摯に取り組み表現しようとしている作品がほとんどで、質・レベルともに上がったのではないかと思ってます。
PVも2000万という数字をたたき出し、少しずつ認知度も上がってきたのかなぁという気がしています。
審査基準ですが、基本的に「写真集」として見てください。いろいろな意味での「写真集」です。大賞作品は、リトルモアさんから「写真集」としても出版されます。第一回大賞の「varnish and mortar」(永井祐介)は、第一回審査員の葛西薫氏に装丁をお願いしたおかげで、すごぉおおく時間がかかり、なんとか先月、無事に発売されました。装丁は、葛西氏と永井氏の「品」が丁重に混ざり合う美しい本になったと思っています。
推薦作品閲覧開始、入選作品を選ぶ
いい感じだよね。
独特な、なつかしい感じがする。
去年は全体的にモノクロの作品が弱く見えたけど、今年はなんかいいですね。
残していいんじゃないでしょうか。
いい顔してますね〜。
でも、このコピーは合わないね(笑)。
相当ヤンキーでしょ。うまいなぁ。
これいいなぁと思いましたけど。
残しましょう。
去年より全体的にページ数ふえてるよね。
ページ数上限を外したんです。写真集にすることを考えて去年は72Pにしてたんですが、ページ数オーバーで予選を通らなかった作品が多かったので外しました。
それとですね、写真のここ数年の傾向として、近所モノ、家族モノ、出産モノ、旅行モノが多いので、それらは後で比較精査したいと思います。
上:『ETHER』
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下:『海を見ている』
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1次審査・2次通過作品から、審査員の票が1票以上入っている38作品を入選作品候補として、入選作品の数などについても議題に含めつつ、ひとつひとつ作品を見ていくことになりました。
●timetron『ETHER』
川内:
祖父江:
松本:
町口:
●JOE.『海を見ている』
松本:
川内:
松本:
町口:
松本:

これは残しですかね。3票入ってますし。
正方形のフォーマットが生きている。
ね、うまく使ってるよね。
う〜ん、いいですねぇ〜。
「!」が2つ付いているのは2作目ってことだと思ってます。これは第一回にも応募されていた作品の続編ですね。で、今年は一眼レフ買っちゃって写真もうまくなっちゃってる。
これはいい写真だぁ〜。
運動神経がないと撮れない写真だよね。いろんな動きが感じられる。
彼女たちに会ってみたくなる。
それは別の話でしょ(笑)。
「自分達の身近な写真」ってちょっと苦手なんですよね。ナルシズムを強く感じる表現には魅力を感じないことが多いです。どうしてそんなにみんな自分の写真が好きなんだろう?もちろんとても生き生きとしてるし、魅力はよくわかるんだけど・・・
例えば山を撮ってる写真でも自分自身が写ってる場合もあるよね。仲間を撮っているから身近だとは限らないし、山を撮っているから遠いというわけでもないし。
好きですよ、これ。残して欲しいぃ〜!
残して残して!
上:『耳鳴り』
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下:『Dancing!!』
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ああ…いいですね。
フレーミングが暴力的!
美しいですよね。
これ好きです、馬のやつ。
後ろの方が怪しい顔してる。力強いよね。
いろいろはっとしますね。
今回葬式ものは多かったの?
結構ありましたが、ご近所、家族、出産、葬式の順かな。第一回同様フィルム率は高いと思うんですが、デジタル現像ソフトがすごくよくなってきて、相当わからなくなってきてますね。
大きいモニターで見ると全然違うね。よく見えるね。なんか違うもんに見える。
BCCKSはある意味そういう見方もされるサービスなので、それも含めて見てもらえれば。
僕、入れてるんですけど。
僕あまり好きじゃないんです。
葬式モノの中では、かなりいいんじゃないですかね。
うん、ネガだからこそ出せる光がいいな。
ん〜明快だし…いいのかも…。
そういう意味では、質として有りなのかなって。
うん。有りな気がしてきた!
●matui『MILD NATURE』
川内:
松本:
平野:
藤代:
祖父江:
松本:
●H.Ando『ブルーズ』
藤代:
松本:
町口:
松本:
町口:
祖父江:
松本:
町口:
祖父江:
町口:
祖父江:

上:『MILD NATURE』
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下:『ブルーズ』
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●s.hiro『one plus one equal zero』
平野:
松本:
平野:
町口:
平野:
祖父江:
松本:
町口:
松本:
●tsubasa『purple flower』
藤代:
町口:
松本:
町口:
松本:
松本:
祖父江:
これはフィルムですか?
わからないですね・・・なんかデジタルかなぁ〜って感じがする。
これ、入れました。
言葉がなあ... 入れるならもっとほんとにちゃんとやらなきゃだめなんだよね。あと『ETHER』に似てるね。
それは私もそう思いました。
ん〜でも確かにうまいからなぁ〜。
構成は相当いいと思うけどね。
ん〜いいんじゃないでしょうか残して。
(笑)全然変わるなぁ。じゃ、残しで。
これだけ他のモノと、何かが違う気がする。
うん、何かに惹かれて入れた。
本の存在感が他と大きく違いますね。
グラフィックのマテリアルで変わっちゃう気がする。紙とかで変わる感じがする。この、光沢系がベストじゃない気がする。
オイラ、光沢系ー。
異な感じが気になるよね。
これはフィルムじゃないかなぁ?
これは、残しでいいんじゃないでしょうかぁ〜。
上:『one plus one equal zero』
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下:『purple flower』
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