身体の一部を金属の装甲で代替し、身体能力を向上させた兵士――機装兵士。
カルヴァナ帝国軍の彼らはあまりの精強さに、隣国の唐沙王国から恐れられていた。
機装兵士に両親を殺された、唐沙王国地方文官の山本天鶴は敵地での作戦行動に失敗、捕虜となってしまう。
彼を捕らえた機装兵士、アリサは天鶴を尋問、互いの考えをぶつけ合わせ、次第に二人は心を惹かれ合わせていく。
一方で、唐沙王国とカルヴァナ帝国の関係は急速に悪化。戦争が始まろうとしていた。
激動する状況と環境、その中で天鶴とアリサは何を見て、何を為そうとするのか。
“技術”とは、何のために存在するのだろうか。
本を入手していないとコメントは書けません。