異世界ファンタジー小説を4編収録(各話約1万字)。
切なさやほろ苦さ、ほんのりつらいこともあるかもしれない少女小説風味の短編集です。
『竜の舞い降りる村』
この国では人々の思いを乗せた竜が空を舞う。わたしは届くはずのない思いを待ち続ける竜使い。
『砂の海をゆく』
《砂の民》は灼熱の砂漠で舟を駆る一族。砂漠で『行き倒れ』になったアルシャッドは、《砂の民》のラビアに助けられるのだが……。
『偽られた王女』
同盟関係を深めるための政略結婚。しかし王女マニエスは、とある事情で侍女に扮して輿入れすることに。
『空は穏やかに晴れて』
冬の間だけ目覚める人ならざる存在・雪人。生まれたての雪人であるカーヤは、近くの村に住む狩人ジルヴェスタと出会う。
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