「どこだ、ここ」
新潟市の高校に通う僕・長谷川豊久が目覚めたのは、何処ともわからぬ山道の真ん中だった。川向こうに見えるのはいつもの街、ということはあの川は阿賀野川か……。祭り囃子に呼び込まれるようにフラフラと山道を進むうちに、見知らぬ狐に話し掛けられる僕。狐? ここから、物語は急転直下の如く転がり始める。僕はどうしてここに? 今まで何をしていた? 狐の目的は? 平凡な高校生が巻き込まれた、ひと夏の幻影物語。
万寺裕也(著)
藤井創(編)
Gura(デザイン)
阿賀北ノベルジャム 2020オンライン・プロトタイピング作品
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