
葵花書店

葵花書店
冊数 1 冊
紙本 1 冊
更新 2022.07.09
ジャンル 詩歌1
藤春葵花
恋愛が多めの、少し暗めの短歌の歌集を置いています。『ひかりの方角』は、藤春葵花が作ったはじめての歌集です。
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◆それは、最初から終わりが見えている恋だった――。 季節の花々と瑞々しい緑で溢れ、常に芳醇な香りで包まれているオープンガーデン付きの喫茶店「四季日和。」 そこは一年中、美味しい自家焙煎の珈琲と絶妙な味付けの料理が楽しめる「癒し」の場所。 光りが降り注ぐ温かい窓辺と、心地良い音楽が流れ続けるその場所で過ごす、穏やかな時間と至高の一杯を求めて多くの客が訪れていた。 そんな「四季日和。」の若い店主の抄雪 史人は著名な小説家である熊深 誠一郎と親密な関係を持ち、互いに良好な付き合いを続けていた。 ある時、店の定休日に現れた音大生の青年―――才能あるピアニストの湊 一夜と出会い、史人の日常は少しずつ変化していく。 病を患い、限られた時間を生きる一夜と、彼の最後の恋の相手になった史人は交流を続けるが……。 そして、そんな二人を複雑な想いで見守る能深。 三人の男性の短くも濃厚な時間の物語。 (2012年に創作サイトで公開していたBL作品のリライト版です) 詳細ページ https://players00.x.fc2.com/novel/cap/c-top.html
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語られるのは暗闇の中、仄かに灯る蝋燭の火のように頼りない記憶(ものがたり)。或いは――。 ◆記憶を失った男が豪華絢爛たる屋敷の一室で目を覚ます。 自分の名も、何もかもを覚えていない彼に、正体不明の軍人の男は「残酷なカレス」という奇妙な物語を語り出す。 それはこの上なく残酷で容赦ない暴虐に曝される人々の寓話だった。 人間界と魔界が厳重に隔てられた世界。突如、人間界に奇襲を仕掛けてきた魔族の軍が侵略を開始し、一晩のうちに人間界を制圧してしまった所から話は始まる。 惨い虐殺の果て、敗北した人間を「家畜」扱いする事を宣言した魔の帝王は、人間界の王や美貌の教師を捕らえ、「家畜」としての徹底的な調教を開始する……。 果ての無い淫辱と残酷なカレスに囚われる者達――。その結末とは。 「魔族×人間」の「愛なし・救われない」内容の短編BL。 各章数話で終了します。ストーリー性も萌えも泣きも無しのダークファンタジー系。 ※本作は成人向けです。未成年者の購入・閲覧はご遠慮ください。 また、強い暴力や残酷な表現、性的表現が多く含まれますのでご注意ください。 巻末にイメージカラーイラスト等数点収録しています。(紙本では表紙以外、モノクロ印刷になります) 紹介ページ http://players00.x.fc2.com/novel/karesu/ka-top.html (2012年に創作サイトで公開していた作品に一部加筆したものです)
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夢が生み出す悲劇とサスペンスの小説! 「約束よ。私の夢を受け継いでちょうだい」 小学六年の時、おじいちゃんが死んだ。父は畑を手に入れ、農業をやると言い出した。私が中学へ進級するのと同時に、父の言いなりのまま、家族は田舎に引っ越す事に。 私には、アイドルになる夢があった。でも、父のせいで潰えてしまいそう。何度か抵抗するも、父の暴力の前に為す術がない。ママは助けてくれない。そんなある日、中国人留学生の劉が、畑の手伝いに来てくれた。私と劉は、少しずつ距離を縮めていく。 (初出:『月刊群雛』2015年03月号・05月号) 表紙イラスト:神谷依緒(『月刊群雛』2015年06月号・09月号表紙イラスト担当)
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読後にモヤモヤする、なんともいえない後味の短編小説集! 『Xメン』 寒風吹き荒れる二月上旬。サラリーマンの聖地新橋に全国各地から集まった五人のおじさん。彼らはネット上で知り合った自称『超能力者』ならぬ『超能力っぽい力がある人』。主催者ウルヴァリンの呼びかけのもと、オフ会で初めて顔を合わせる五人。 居酒屋を舞台に互いの超能力のお披露目会。 そして、『超能力っぽい力がある人』同士の悲哀を語り合い結束を固めていくおじさんたち。 果たして、おじさんたちに未来はあるのか! いや、あるのか? (初出:『月刊群雛』2015年04月号) 『日本』 紅葉が映える山間の風景を画用紙に描く葉山卓は、自分の技術が一向に上手にならないことに不安を感じるが、ナースの鈴木裕子からの励ましで描き続ける。しかし、結局はそれを活かすことなく、ある単調な作業場で働くことになる。そこで生活は保障されるのだが……。 (初出:『月刊群雛』2015年01月号) 表紙イラスト:しんいち(『月刊群雛』2014年07月号表紙イラスト担当)
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