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市川晋二
著
市川出版
写真
権限:管理者
2020.02.21
A5変形版 50㌻ 無料
販売中
A5変形版 48㌻ 1,700円
市川出版発行
読 む
タチヨミ
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人におしえる
公園、学校、施設等でよく見かける木「棕櫚(しゅろ)」。ひと昔前はちょっと庭のある家によく見かけた。西洋への憧れ(実際はアジアの木なのだが)か、幸せの象徴か、必ずと言っていいほど二、三本まとめて植えられていた。丈夫で手間のかからないこの木は、いつの間にかどんどん殖えていき、ちょっとした山の中にも普通に見かけるようになった。すこし流行遅れのマネキンのようにあちこちに佇むこの木が、もう二世代前になってしまった「昭和」の残り香のようで愛おしく、見かけるとついシャッターを押してしまう。