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『短編集』
加藤 寛
著
茂井出版
文芸
権限:管理者
【データ本】
2019.07.02
文庫版 56㌻ 無料
閲覧数4冊
タチヨミ数0冊
デバイスDL数0冊
EPUB DL数37冊【紙本】
販売中
2019.07.02
文庫版 64㌻ 616円
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- 価格: 0円/紙本あり
- 未入手
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『中三寮始末記』
加藤 寛
著
茂井出版
文芸
権限:管理者
【データ本】
2019.07.01
文庫版 162㌻ 275円
閲覧数1冊
タチヨミ数58冊
デバイスDL数0冊
EPUB DL数6冊【紙本】
販売中
2019.07.01
文庫版 160㌻ 1,012円
2019年4月3日更新 発行のための調整 ………………………… この物語の舞台は昭和四十年代中頃の南九州T町にあるカトリック系男子進学校の中学・高校である。 ある年の中学入試合格者決定の際、入学者数予測で学校は大きな見込み違いを犯してしまい実際の入学者数が定員を四十五人もオーバーする事態を招いてしまった。 これがこの物語の発端である。 学校はクラスを増設してどうにかなったが問題は寮であった。新入生は約半分の自宅通学者を除けば、ほぼ全員が入寮希望者であるため限られたスペースに全員を収容することは不可能であった。 そこで学校首脳陣が考えた苦肉の策は使わないで放置している古い木造の特別教室棟の一部を改装して中学三年生を収容するというものであった。中学三年寮の急拵えである。 これを知って一番驚いたのは当の中学三年寮生であった。 寝耳に水の話で、なぜ学校の失策の責めを自分たちが負わなければならないのかという不平不満は各人が一様に感じたところである。やっと最上級生になって下級生に睨みをきかせる立場になれると思っていた矢先のこの変事はとうてい、承服できるものではなかった。 寮生たちは学校に対して反目し、様々なトラブルや、はみ出し行為、挫折などを経験する。 悲喜こもごもの出来事や これに関わった二人の舎監との関係などを通して、たくましく成長していく寮生たちの一年間の生活を描いたものである。
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『道標』
加藤 寛
著
茂井出版
文芸
権限:管理者
【データ本】
2019.06.13
A5変形版 188㌻ 220円
閲覧数4冊
タチヨミ数8冊
デバイスDL数0冊
EPUB DL数3冊【紙本】
販売中
2019.06.13
A5変形版 192㌻ 1,441円
昭和43年東北の田舎町から幸運に恵まれて東大に入学した室井は、ひょんなことからカトリックの修道会が経営する大学生寮で生活することになった。 そこでカナダ人修道士の舎監ベランと出会う。ベランは戦時中、敵国人として日本国内の強制収容所で過酷な抑留生活を送った経歴の持ち主だが底抜けに明るく包容力のある暖かな人柄で寮生の絶大な信望を得ていた。室井は忽ちその人格に魅せられ傾倒するようになる。パスカルの「パンセ」によって人生問題に開眼させられていた室井はベランとの個人的な接点を求めてカトリック教理の手ほどきを受けることになり宗教と真正面から向き合うことになる。信者になる気は毛頭無かったが次第にイエス・キリストの教えに魅了されていく。 ベランの手伝いで長野県の青柳に行った時にはベランの半生と信念を聴く機会に恵まれ強い感化を受ける。 入学時から東大は学内紛争で紛糾していたが入学式は何とか実施されたものの、その後、総長による機動隊導入に端を発して全学が騒乱状態に陥り七月ついに駒場も無期限ストに突入してしまう。そんな渦中にあって室井は集団に対する拒絶反応から紛争に対しては肯定とも否定ともつかないあいまいな態度に終始していた。九月には新左翼系活動派が駒場中心部建物のバリケード封鎖を強行する。 ついに室井も遅まきながらクラス連合という新しい組織に加わり活動に参加することとなった。 そんな騒ぎに翻弄されながらも寮食堂の伊達夫妻をはじめクラスメートの荻原、加納等多くの人々との親密な交わりが展開される。 また富士登山、寮が支援している養護施設の海浜キャンプ、寮のオープンハウス、江藤俊哉のクリスマス・チャリティコンサートの実現等に連なることにより貴重な体験を積んでいく。 さまざまな出来事、事件等にも遭遇するが一月には突然転勤によるベランとの別離に見舞われる。 二月にはバリケード封鎖されていた安田講堂が機動隊の強行突破により解放されるに及んで学内紛争は、ようやく終息を迎えることになった。 同じころ突発した食堂のおばさんによる窃盗事件をめぐって室井はベランの後任ボノールに対して激しく反目することとなり煩悶する。 自己の確立を模索しながら彷徨する一大学生の一年間の軌跡を描いた作品である。
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- 価格: 200円/紙本あり
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『一粒の麦 井深八重メモアール』
加藤 寛
著
茂井出版
文芸
権限:管理者
【データ本】
2019.05.05
A5変形版 214㌻ 無料
閲覧数154冊
タチヨミ数0冊
デバイスDL数0冊
EPUB DL数42冊【紙本】
販売中
2019.04.06
A5変形版 224㌻ 1,848円
2019年5月5日更新扉部分の修正 2019年4月5日更新 最終調整 ………………………… 2019年4月1日更新 表紙の修正 ………………………… 2019年3月28日更新 ストア配本用設定 ………………………… 2019年3月28日更新 校正内容の訂正 ………………………… 2019年3月27日更新 編集項目の更新 ………………………… 2019年3月27日更新 編集項目の刷新 ………………………… 井深八重さんは22歳のときにハンセン病と誤診され数奇な運命に翻弄された挙句、心機一転ハンセン病者への看護と奉仕活動に一身をささげつくした人です。 遠藤周作の小説「わたしが捨てた女」のモデルともいわれています。 イエス・キリストに対する全き信服と他者愛に裏打ちされた自己犠牲と忍苦に貫かれたその生涯は地味なもので華やかさとは無縁でした。後年、社会に高く評価されヨハネ23世教皇からの聖十字勲章をはじめ国際赤十字からの看護婦にとっては最高の名誉とされるフローレンス・ナイチンゲール記章の受賞等々多くの栄誉に輝きましたが聖句「一粒の麦」に一生を托した八重さんの目には、それらは果たして、どれ程の価値に映じていたのでしょうか。 社会の片隅でハンセン病者と共に懸命に生きた一人の看護婦として晩年、アメリカの週刊誌「ライフ」に「マザーテレサに続く日本の天使」と紹介されるなどテレビ新聞等のマスコミでも取り上げられ喧伝されましたが、それらは果たして自身の本意にかなうものだったのでしょうか。 「御摂理のままにと思い忍びきぬ なべては深く胸に包みて」 この句に込められた思いこそが真情の吐露であり切なる願いであったに違いありません。そして患者達から「母にもまさる母」と慕われたことが八重さんにとっては何よりの誉れだったのではないでしょうか。 本書は小説であり本人自身の回顧録ではありません。記述されている内容には多分にフィクションが含まれていることをご承知おきください。
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- 価格: 0円/紙本あり
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