2011年は大変大きな出来事が有り、人生初の生存や健康に対して不安と恐怖を感じた。
放射性物質は今も福島第一原子力発電所より漏れており汚染は現在進行形ですでに汚染されている地域も明らかなってきた。今、僕が東京に住んでいて日々対峙している事は放射性物質という目に見えない恐怖と、子供を二人育てている親としての当たり前の生活という事実。
地震以前には何も感じる事のなかった2歳の娘が保育園で書いてくる絵が地震以後どうしても気になり始め複写を始めた。今も継続して撮影している。無造作な円や線、不思議な色使いにくしゃくしゃになった紙、シールすべてにの要素が以前の生活と異なる生活に出来た亀裂の象徴に思えてしまう。
この作品は僕が子供の絵を少しでも不安に感じてしまう「今」という現状を写真として提示したものです。
2011年10月25日 発行 初版
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