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この本はタチヨミ版です。
拾い物が宝物になったのは子供のころ。
悪夢におびえたのも
子供のころ。
ヘルメットはいらない。
志願兵の募集要項を受け取る。
愛とか平和とか、
そりゃあ誰だって望んでいる。
でも不安が手放せない。
変テコな人間世界。
パジャマジャ星では
そんな地球ネタで大盛り上がり。
トリガーポイントの数を数えて競うゲーム。
数、
痛さ、
硬さも採点項目。
優勝者は金の刻印が
与えられる。
スイッチが入る時間。
「真空」が近いようだ。
自分でもなんでもなくなる感覚は、
こっそり気持ちいい。
スイッチが入る時間。
「真空」が近いようだ。
自分でもなんでもなくなる感覚は、
こっそり気持ちいい。
錬金術師が
死の間際に望んだ秘薬。
たしかにそうだったと
そんな気、
あんな気、
どうして
そんなにおぼろげなのか?
たしかにそうだったと
そんな気、
あんな気、
どうして
そんなにおぼろげなのか?
審判を待つ。
あと4日、
4日で何かが変化する。
そして、4日目には
何事もなかったかのように忘れている。
タロット占いのように。
戸棚の隙間が気になった。
影に
隙間はできないかと試してみた。
わりと近いのかもしれない。
近づいたり遠ざかったり、
意識は感じない。
なんとなく飼っている猫のように
存在している。
タチヨミ版はここまでとなります。
2009年9月10日 発行 converted from former BCCKS
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bcck: http://bccks.jp/bcck/00101546/info
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発行者 BCCKS
〒 141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
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サバコ。アーティスト。遥か遠くの惑星・パジャマジャ星を想像しながらその生命体である「ポルチコポピリン」を約300体制作、それぞれは地球に生息している。近年は直径8mのUFOを製作中。