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この本はタチヨミ版です。
私にとってドローイングは、しないと鈍るような気がすることから、運動選手が毎日筋トレするようなものでした。
思考を極力外し、意図的ではない線を描く。訓練といえば訓練だけど義務でもなく、むしろその行為は精神のほどよい浮遊感と着地感をもたらす贅沢な時間でした。
それが3月11日から変化をしていきました。
夢想に走る私の頭をガツンと殴られたような、衝撃を受けたのです。
特に原発事故をきっかけに、今自分が肉体を持ってして生きるこの世界、いわば現実世界の有り様に愕然としたのです。
それからしばらくの間のドローイングは、ニュースでは流れない真実を探すときのノートとして、役割をするようになりました。
タチヨミ版はここまでとなります。
2012年2月2日 発行 初版
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サバコ。アーティスト。遥か遠くの惑星・パジャマジャ星を想像しながらその生命体である「ポルチコポピリン」を約300体制作、それぞれは地球に生息している。近年は直径8mのUFOを製作中。