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あいさつ【挨拶】相手を油断させ、様子を伺うこと。またはその行為。
いいわけ【言い訳】ある事を引き起こした本人がする理由の説明、または発言に対して、その内容が正当かそうでないかを問わず、第三者が不当な説明であると評価すること。またはその不当と評価された説明や発言そのもの。
いじめ【虐め】(1)学校において、教職員が確認できない事柄全般。または、生徒どうしが遊んだりじゃれあったりすること。(2)一般社会において、上司や同僚などが仕事仲間をはげます行動。
いっさんかにすいそ【一酸化二水素】自然界に存在する化合物で、無色無臭の液体。水酸の一種で、酸性雨の主成分として知られる。アルコール依存症患者の血液から多量に検出されることでも有名。体内に一度に大量摂取すると死亡することがある。化学式はH2O。別名は水。
うんどうかい【運動会】教師が児童に運動させ、その様子を児童の保護者たちに見せる、全校規模の行事。基本的に、児童は強制的に参加させられる。
おたく【御宅、ヲタク】一つの事象、行動、物体などに対して強い愛着を持ち、精神的、学問的、科学的に研究し、習得しようとする人。または習得した人。(例)「彼は部活に熱心に取り組むサッカーおたくだ」
おとな【大人】(1)妥協した人。(2)理想をあきらめた人。(3)遊ぶことをやめた人、または制限した人。(4)信念を捨てた人。(5)健康を犠牲にしてでも我慢をする人。(6)(1)~(5)の全てに当てはまる人。(対)子供
かいぎ【会議】複数の関係者どうしが集まり、互いの顔色や様子をうかがいながら会話をすること。懐疑しながら会話をするところからこう呼ばれる。
かね【金】人の心情や信念をけがすものとして子供に教えられる物体や概念の一つで、一般社会における金銭や通貨のこと。実際にはこれがないと生活できず、教える側はこれを得るために働いているが、その事実は教育においては伏せられる。
かみん【仮眠】通常の就寝時間以外の時間に、就寝時間と同じかそれ以上の時間睡眠を取ること。
かんそう【感想】利害関係者を褒めるため、またはけなすために、本音を隠して言う言葉、または文章。
きずな【絆】もたれあいの関係のこと。
きのう【昨日】(1)今日より一日前の日。(2)「納期」の隠語。放送業界などで言葉を逆さまにして隠語にする、いわゆる「業界用語」と同じ成り立ちで、「のうき」を「きのう」と読み替えたもの。(例)「昨日は過ぎた」
きゅうさい【救済】一つ、または複数の状態や思考に陥った状態から、別の状態や思考に陥らせる行為。
きょうちょう【協調】周囲の人たちと同じ行動や言動をとり、自らの個性を押し殺すこと。没個性と同義。(例)「君には協調性が足りない」
くじょう【苦情】サービスの受益者が提供者に対して、さらなるサービスを無償で提供するよう要求すること。(類)クレーム
くちごたえ【口答え】提案や質問に対する返答のうち、提案者・質問者が気に入らない人がする返答で、特に提案者・質問者よりも論理的に優れているものをいう。
クレーム【英claim】唱えると自己の要望が叶うとされる呪術の一種。わずかな金銭を支払うだけで強力な権力を持つことができると信じる者が、主にサービス業に従事する従業員に対して唱える。(類)苦情
くろれきし【黒歴史】英語の black history の和訳語。文献や物証が無いなどの理由で歴史的に解明されていない時代を指す。転じて、自分自身について理解していなかった、または身をわきまえていなかった頃を自虐的に表現する語としても用いられる。
けいたいでんわ【携帯電話】強力な電磁波を放つ通信機型兵器。主に電車内で心臓に使われるペースメーカーを誤作動させるために開発された。
こうそく【校則】学校において、教職員や理事会などが生徒の行動を抑制し、優越感に浸るための規則、またはそのための行動。「拘束」と同義で、本来はこの字を用いるのが正しいが、教職員個々人の趣向を隠すために「校則」という当て字を用いるのが一般的。
こくさい【国債】国が発行する公債。購入した国や個人に対して支払う元金や利息を調達するために、発行者は新たな国債を発行し、自転車操業であることから、事実上の不良債権である。発行元の国は、通常この行為を自転車操業であると認めないことから、国は永久機関の存在を証明しているともいえる。
こころあたり【心当たり】過去の経験や思い出が、自分の心に負荷をかけ、発熱や腹痛などを起こすこと。(類)食あたり
こっき【国旗】(1)自国または他国に対して抗議をする際に燃やすたいまつ用の布の一種。(2)(1)に関連して、抗議活動中に汚れた足を拭くための足拭きマットの一種。
さくぶん【作文】小学校において、運動会や遠足などの行事の後に強制的に書かされる文章。一般社会における報告書と同義。
じこかんり【自己管理】会社を休まない能力の一種。会社を休むと、理由の如何に関わらずこの能力が低いとみなされる。但し会社を休まないからといってこの能力が高いとみなされることはない。字義と異なり、実際に自分で自分を管理できているかどうかとは関係がない。
しっぱい【失敗】(1)自分がしてきた努力や出した成果を第三者が認めず、価値の無いものであると評価すること。(2)勝負事などで敗北した事実そのものを失い、結果的に物事が上手く運べるようになること。「敗北」を「失う」が語源。(例)「人は失敗から学ぶ」
しにんにくちなし【死人に口無し】「死人に朽ちなし」の別表記で、「死んだ人間の魂や遺志などは腐らずに残る」という意味。死亡したことをより強調するために「口無し」と表記されることが多い。
しゃこうじれい【社交辞令】嘘のこと。
しゃこうだんす【社交ダンス】「社交」は「遮光」の当て字で、暗がりで男女が身体を密着させて動くさまを形容した、性交を表す隠語。「社交」が「性交」の転訛だとする説もある。
しゃざい【謝罪】(1)謝ること。(2)誤ること。
しゅうしょくかつどう【就職活動】日本の古典芸能で、競演の一つ。面接官と呼ばれる観客の前で、演者が動作や口上などを間違いなく美しく演じることができるかどうかを他の演者と競う。
しゅしょう【首相】議院内閣制の内閣を構成する大臣のうち、最も位の高い者、またはその役職名。「首」は解雇、「相」は大臣の意味で、就任してもすぐにクビになることが多いことからこう呼ばれる。
じょうしき【常識】特定の人にしか通用しない知識や規範。身内話。
じょうやく【条約】後に破棄することが確定している約束が書かれた文書、または約束そのもの。通常、複数国の主権国家が取り決めと称して気休めに結ぶ。
しょうろんぶん【小論文】採点者から高得点を得ることを目的とした、ある程度様式が決まっている文章。学術論文などと混同されがちだが無関係。
しんぶん【新聞】読者を洗脳させるために、記者と呼ばれる諜報員または工作員が書いた文章が掲載されている紙。洗脳の目的は新聞を発行する会社によって異なり、特定の思想を植えつけるものもあれば、逆に考える力を奪うものもある。
ステルスマーケティング【stealth marketing】ステルス戦闘機を売り込む販売戦略の総称。米ボーイング社が民間航空機の販売戦略として開発した情報操作法を軍用戦闘機販売用に改良したもので、1990年代から軍需産業の間で広く用いられている。日本での略称は「ステマ」。
せいあくせつ【性悪説】性行為が悪いことだとする説。異性と交際したことのない人が主張する傾向が強く、長期間主張し続けると疾病化する。重症化すると、現実に存在する異性に興味を持てなくなり、特に異性を描いた絵などに固執するようになる。(対)性善説
せいい【誠意】相手の言いなりになることを承諾しながら支払う金銭。または金銭の代わりとなる物品。(例)「誠意を見せろ」
せいぎ【正義】行動規範のうち、自分の信条と合致するもので、特に対外的に表明しやすいもの。(対)悪
せいじん【成人】人に成ること。日本では20歳以上が成人とみなされる。文字どおり、成人以前は人とみなされない。
せきにん【責任】(1)責められる任務。(2)組織や部下の失敗に関する対外的対応として、その組織の管理職級または失敗した本人である職員が、辞職・辞任する際に一緒に背負うもの。対外的に背負ったことを表明すれば、実際に存在しなくても存在したとみなされる。(例)「責任を取って辞任する」
ぜつぼう【絶望】期待していたことや将来などに望みを失い、心にダメージを受けて空洞ができた分、その穴を埋める展望や期待が生まれる余地ができること。
そうだん【相談】決断の手法、過程、責任などを、第三者に丸投げすること。
だいがく【大学】学校教育における最高学府。日本においては、就職資格取得機関としての地位を持つ。取得できる資格は、「新卒」「大学卒業履歴」など。
たばこ【煙草】タール、ニコチンをはじめとする毒物を発する発炎筒。たばこ税を納税したい人が購入し、使用する。
たぼう【多忙】多くの心を亡くした状態。「忙」はりっしんべん(『心』が漢字のつくりになったもの)に「亡」という字から成り立っているため、この状態を表す表現に広く用いられる。
ちょうれい【朝礼】(1)学校において、校長などの学校の管理職級教員が、生徒を立たせて貧血を起こさせる儀式。効率よく貧血を起こさせるために朝に実施することが多い。(2)会社などの団体において、管理職などが職員に対し、重要な情報や業務に関連した話を、意識に残らないように話す行為。
てきとう【適当】(1)程よいこと。(例)「適当に判断してください」(2)程よくないこと。(例)「適当に判断しないでください」
でんしゃ【電車】男性が女性に猥褻行為を働き、女性や他の乗客などが警察に突き出して書類送検させるという物語が生まれる空間。猥褻行為自体は事実でも架空でも物語は成立する。
ドキュメンタリー【documentary】作者の意図を反映させて作った、記録映像のような外観の映像作品や文字情報などのこと。恣意的な編集や音楽などによって作者の主義主張を表現する。見た目は記録映像なので、視聴者に作品の内容が事実であると効率的に錯覚させることができる。
どりょく【努力】頑張ること。また、他者から見て頑張っているように見えること。
ねんきん【年金】「錬金」の誤用が一般化したもの。非科学的で実現不可能なことを指す。
はいじん【廃人】世の中を達観し、健全な社会生活を送る一般人とは違った生き方をする人のことで、特に特定の物事に固執したり、その物事に精通していないと話せない高度な言葉を話す人を指す。俳人と同義。
ばか【馬鹿】人間が持つ性質や性向のうち、ある物事に対して秀でた能力のこと。対義語をあえて挙げるならば「天才」だが、双方は方向性が逆なだけで、必ずしもどちらかが優れており、どちらかが劣っているとは限らない。
はたらく【働く】自ら率先して行動を起こすことによって、周囲が取るべき行動の負担を減らすこと。「傍(はた)」を「楽(らく)」にする、という成り立ちが語源。
ひきょう【卑怯】それまで存在した規範やルールとは別の規範やルールを新しく作るか、既存のものを新しく解釈し直して、その規範やルールに正確に則った行動をとること。またはその姿勢。
ひみつ【秘密】(1)知ると他人に漏らしたくなる事柄、または漏らす事柄。(2)特定の者しか知らないという前提により、知ると優越感を感じる事柄。(例)秘密基地
びょうどう【平等】複数の物事や者の間に差異があっても、それが無いことにする呪術の祝詞(のりと)の一つ。しばしば差別と区別の違いを隠蔽するために用いられる。(例)「人類みな平等」
プーたろう【―太郎】(幼児語で大便を意味する英語poopから)糞野郎の意味。転じて、一般社会を構成することに適性が無い人物。社会不適合者。
ふつう【普通】(1)際立った特徴が無いさま。(2)犯罪者になる可能性が高い人のこと。(例)「あの子は普通の子でした」
べんきょう【勉強】(1)売買において、ものを売る側が値段を下げること。(2)成績やテストの点数を上げるために科目の知識などを付ける行為。元来(1)の意味なので、実際には成績が下がる場合が多い。
へんけん【偏見】物事の本質を一側面からだけ見ること。真実の一端を見ること。またはその姿勢。
ほうりつ【法律】人間の行動を制御するプログラミング言語の一つ。人間や法律そのものが開発途上でバグが多いため、運用には通常「Police」や「Court」というエラー修正プロトコルが用いられる。
まじょ【魔女】中年女性のうち、まだ自分には魅力があると主張する人、またはそのように慰め合う人たちの集まり。
まちがい【間違い】自分が納得できないこと。または、自分が納得したくないこと。
むだづかい【無駄遣い】ある適切な支出に対して、理解の無い第三者が不適切と評価すること。またはその支出そのもの。
むりょう【無料】少しだけお金が必要であること。一部有料であること。または、お金以外の対価を必要とすること。
もうそう【妄想】(ネット用語)インターネット上を走る、想像力を働かせる情報の総称。「網」を「走」ることから「網走(もうそう)」と表記するのが正しいが、北海道の「網走(あばしり)刑務所」と字が同じで、犯罪率との因果関係を想起させることから、「妄想」という当て字を用いるのが一般的。
ゆうきゅうきゅうか【有給休暇】給料を貰いながら職場から姿を消すことができる制度。同じ職場の同僚や上司から低い評価を受けるために使う。
ゆとりきょういく【ゆとり教育】未成年への教育水準を落とし、相対的に優秀な人材を際立たせることで、教育水準の高い人材の生活に余裕を持たせることを目的とした教育。結果として人を見下す余裕を持つ人材が爆発的に増加した。日本の教育政策における成功例の一つ。
りゅうこう【流行】(1)世の中に広く出回る現象のこと。(例)「インフルエンザが流行している」(2)(経済用語)広告代理店が造り出す偽の情報のことで、特にある特定の事象が商業的に成功していると誤認させるもの。
れんあい【恋愛】他者と接する際、脳内でPEA(フェニルエチルアミン)が分泌されている状態。PEAは脳内麻薬と呼ばれる脳内物質の一種で、多くの場合幸福感をもたらす。
わるぐち【悪口】自らの評判を落とす言動。特に、自分の価値観が世界中で最も正しいと第三者に表明することを指す。
2012年1月1日 発行 初版
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