どんな行動も決断するところから始まる。
思い起こせばこれがたぬきコーチの始まりでもあったな。
何が?
はい、会社を辞めて独立し、プロのコーチとして宮崎県ではじめてこの業務をスタートしたんです。
当初は「宮崎県ではねぇ〜、ちょっと難しいよ」なんてことをたくさんの人から言われた。
もちろん、独立する前から。
しかし、「難しい」のであって可能性が「ゼロ」ではないんだよね。
コーチングという技術を宮崎にも広げる。
これが自分の使命であり、喜びでもある。
そう思ったら、今の姿を「決断」していたんです。
そこからが「再スタート」。
そして「たぬきコーチ」のはじまり。
決断をしないと、行動はおこらないよね。
どんなささいなことだって。
今日のご飯、何にしようか「決断」することから始まるわけだし。
この彼女と結婚しようって、「決断」することで、新しい生活が始まるわけだし。
そろそろ起きようとおもって「決断」することから一日が始まるんだよね。
よし、今日もいろんなことを「決断」して、新たな一歩を踏み出すぞ!
たぬきコーチの行動語録 その1
すべての行動は「決断」することから始まる
フェリーで東京を往復したときのこと。
往復フェリーの船旅は優雅でもあり、しかしつらいものでもありますね。
行きは穏やかで、ほとんど仕事ができたんですけど帰りは台風の影響で波が高く、ほとんど寝てました。
頭がクラクラしています。
さて、今回東京に行ったのはとあるメールから。
以前より本の企画書を出していた出版社の編集さんから「一度お会いしたい」とラブコールを送られたからなんです。
急がないので都合のいいときにいつでも、と言われたんですけど、スケジュール帳を開くと10月半ばまではびっしり。
空いているのは9月の第一週の週末のみ。
さてどうする?
昔の自分なら
「お金がないしなぁ〜」
「そこまでして時間をつくらなくても…」
「いつでもいいって言っているんだから、もうちょっと様子を見るか」
と言い訳してたでしょう。
しかし、たぬきコーチには「本を出すぞ!」という明確な目標がある。
せっかくのラブコール、ぜひ東京に行こう!
そう思ったとたん、頭の中には「できる方法をみつける」回路が開いたんですよね。
で、思いついたのが
「往復の旅費分だけでもまかなえるように、ミニセミナーを開こう」
「確かフェリーで行けば一泊付きで格安だったよな」
「だったらスケジュール調整さえできればいいか」
これが二週間前の出来事でした。
そこから決めたらあとは行動。
すぐに東京のコーチに「会場の情報を!」のメールを送る。手元のリストから関東の方へセミナーのDMを。
さらにはメルマガなどで告知を。
そしたら、一日目のセミナーはあっという間に定員の10名。
しかもうれしいことに、締め切り後も参加希望者が。
「セミナーを開くけど、参加者が集まるかな?」
なんて心配をするよりも、参加者を集める方法をどんどん実行した方が、精神的にも安定しますね。
それがいい結果を生む。
うだうだ「できない理由」を考えるよりも「できる方法」を考えた方が、かならずいい結果を生むんだな。
それを実感できた週末でした。
たぬきコーチの行動語録 その2
できないことをうだうだ心配するよりも、できる方法を考えた方が結果は出る
たぬきコーチ、独立して一年目のこと。
ちょっと自分を振り返ってみました。
この一年でとにかくたくさんの人との出会いがありましたね。
会社勤めだけでは知らなかった世界が、こんなにもあるのかって感じです。
おそらく信じられないでしょうが、たぬきコーチは昔「人見知り」で「しゃべらない人」だったんですよ。
特定の仲のいい人とはよくしゃべるし、冗談も言い合うんです。
しかし、見知らぬ人とは積極的なアプローチもしなかったし、話しかけられてもなかなかなじめなかったですね。
何がたぬきコーチを変えたのか?
もちろん、コーチングと出会ったことが一番大きな要因ですが、その中でもコーチングを通して「コミュニケーションの大切さ」を肌で知ったことでしょうね。
しかし、独立してから「飛び込み営業」はなかなかなじめませんね。
しかし、「人と会うよころび」はひしひしと感じています。
今日はどんな人と出会うのかな。
どんな世界が広がるのかな。
そこからどんな発展があるのかな。
それを思うと、一日がワクワクしてくるんです。
たとえ雨の日だろうが、暑い日だろうが、寒くて凍える日だろうが。
それがあるから、自然と自転車をこぐスピードに力が入ってきちゃうんですよね。
そして、どんな遠くまでも行くことができちゃう。
今から出会う人の笑顔があると思うとね。
たぬきコーチの行動語録 その3
人と出会えるよろこびが、体を自然と動かしてくれる
宮崎県が台風のまっただ中のときのこと。
県内のすべての公共交通機関は運行を見合わせています。
また、国道の一部や高速道路も通行止め。
もちろん、学校は休校です。
ということで、たぬきコーチは身動きがとれず家にかんづめですよ。
ふむ、身動きがとれないか・・・だったらどうする?
だったら何もせずに、ぼぉ〜っと過ごすか?
それもまたよし。
せっかくの休校だから、子どもと遊んでみるか?
そういう手もあるね。
この際だから、たまったビデオでも見るか?
お、そんなのもいいかな。
これじゃ生産性が全くないようにもみえるでしょう。
しかし、それは心の中一つ。
自分がどこを向いて今の状態でいるか。
このちょっとした休みをどうとらえるかですよね。
身動きがとれないことを「マイナス」と見るのか、それとも台風が過ぎたあとにダッシュをかけるための準備期間ととらえるのか。
準備といっても、なにかちょこまかと動く必要もなし。
心と体の準備期間ととらえて、のんびり過ごすのもよしですよ。
たぬきコーチとて人間。(え、たぬきじゃないの?)
常に動いているようでも、休みは必要です。
今度の日曜日がちょっとだけ早く来たと思えば、安心して休めるものですよ。
たぬきコーチの行動語録 その4
身動きがとれなければ、気持ちを切り替えてしっかり休む
コーチングを学んで、「人間が行動するとき」ということでひとつ大きな気づきがあったのでご紹介しましょう。
コーチがクライアントをコーチングするときに、よく「ビジョン戦略」というのをとるんです。
これは「5年後、どのような生活を送っていたいと思いますか?」なんて感じで、自分の将来像をイメージしてもらうんです。
そのイメージも、漠然としたものではなく目の前にありありと細部まで思い浮かべられるようにしちゃう。
これを5年後→1年後→3ヶ月後→1ヶ月後→1週間後・・・とおろしていくと、明日まず何から行動すればいいのかがハッキリと見えてくる。
行動することがハッキリと見えると、今度は体がかってに動いちゃうんです。
この仕組みがわかったときは感動でしたね。
今まで「どうして自分はいつも二の足を踏んで行動できなかったのか?」がわかったんですから。
なぜ行動できなかったのか。
それは「ハッキリとイメージしていなかった」からなんです。
では、今なぜ行動できるのか。
それは「今から行うことが、ハッキリとイメージできているから」にすぎないんです。
今日はとあるところで、三十分の卓話を依頼されています。
これについては、依頼されてからそこで話しをしている自分の姿をありありと、毎日のようにイメージしています。
そうしていくうちに、話す内容も絞られてきて、今日は緊張することもなく、楽しんで話しができちゃうでしょう。
こういう事を言うと「それは今までたくさん人前で話しをしているから、慣れているんでしょ」といわれちゃうかも。
実はそうなんです。
でも、実際に人前で話しをするよりも、数倍の数だけ、頭の中で場数を踏んでいます。
そう、事前にイメージすることを重ねることで、実際に人前で話しをすることと同じ体験を先取りしちゃうんです。
だから、人前でも緊張せずに、楽しんで話しができちゃう。
大脳は実際に起こったこととイメージとして頭の中で体験したことの区別がつかないそうです。
これをうまく応用したのが「イメージトレーニング」ってやつ。
あれも、事前に細部までありありとイメージするからこそ、体が勝手に反応して行動できちゃうんですよね。
たぬきコーチの行動語録 その5
イメージがしっかりつくられると、体は勝手に行動を始める
よく聞く言葉に「自分のカラを破る」ってのがありますよね。
自分の周りにできている、自分の限界点。
これ以上はちょっとムリかな? ここまでが自分のできる範囲かな? ってのが「自分のカラ」ですよね。
ところで、そのカラって誰が決めたのかな?
懸命な方ならもうおわかりですよね。
はい、自分自身です。
「そんなこといったって、周りの人が『できるわけない』といっているからね・・・」
それって、ホントにできないの?
「人は空を飛ぶことができない」というカラを破ったのはライト兄弟。
エジソンのつくった蓄音機を見て、多くの人が「こんなの売れるわけがない」というカラを破ったのは、エドウィン・バーンズ。
その他にも、たくさんの人が「周りの人の意見」=「常識のカラ」をことごとく打ち破り、偉業をなしていますよね。
これらの人は「カラ」をやぶったのではなく、もともと自分が持っている枠(カラ)の範囲が人よりも広かっただけのこと。
そう言うたぬきコーチ。
自分もコーチングで起業したときは「宮崎じゃむずかしいよ」という声をたくさん聞きました。
だから、機が熟すまでじっと待つのか?
いえ、機が熟すまで待つのではなく、こちらから熟しに行かないと。
という考え方で、その「宮崎では・・・」の常識のカラをどうやって破るかを考えて、そして行動。
そのおかげで、今では「コーチングって必要だよね」という声に変えていくことができつつあります。
あのときに自分で「カラ」をつくってしまっていたら。
独立をあきらめて、今も会社勤めをしていたら。
こんなに多くの人との出会いはなかっただろうし。
この行動語録もやってなかっただろうな。
たぬきコーチの行動語録 その6
自分のカラは自分がつくっている
前回は「自分のカラは誰がつくる」ということをお伝えしました。
自分のカラは自分がつくっている。これは多くの人が気づいているところ。が、残念ながら気づいていてもそれをなかなか破る行動をおこすことができない。これも多くの人が悩んでいるところ。
どうやればそのカラを破る行動ができるのかな?ここで発想の転換。
そもそも「カラ」なんていう、いかにも「障害だ!」と思うことをイメージしちゃうことが間違い。その時点で自分の行動を規制しちゃっているものですからね。
ドラクエで低レベルのアメーバーをずっと相手にしているようなものですよ。アメーバー相手にいつも剣を振りかざして
「このアメーバーがいなくなれば・・・」
なんて言って、いつまでも最初にいた町から抜け出せない状態。
しかし、ドラクエ(って言葉もなつかしいな)などのロールプレイゲームをやったことのある人ならわかるはず。あんな低レベルのアメーバー、最初は面倒でもあとになれば”へ”でもなくなるでしょ。
これは、主人公が「目的を達成する」事に対して、町を離れてそこまでたどり着こうと行動するからこそ、レベルがアップして、アメーバーが「カラ」ではなく「通過点」だということに気づいちゃう。
そう、あなたが今「自分のカラ」だと思っているのは、「自分にとっての通過点」に過ぎないんですよね。そもそも「自分のカラ」=「限界点」なんてのは存在しないんですよ。「限界点」を感じたら、それを「通過点」=「目標」に変えちゃえばいいだけ。
前回も書きましたが、たぬきコーチがコーチングを宮崎で始めるときに「宮崎じゃ・・・」という言葉をたくさんもらいました。
「だからまだダメだ」とカラをつくるのではなく、これを「だったら宮崎でコーチングを普及させるのが自分の役目だ!」と目標に変えたからこそ、今があるんですよね。
たぬきコーチの行動語録 その7
「カラ」と思っていることを「目標」に変えると、それが行動に変わる
会社勤めをしていたころ。このころは仕事・仕事に流されてたな。目の前にある難問をこなすので精一杯。ひどいときは、月曜の朝に報告会議に出て、その日の昼から出張。そしてほぼ一週間メーカーにかんづめして金曜の夜に開放。
土曜の朝の飛行機で帰ってきて、そしてまた月曜の朝に報告のために会社に出る。そんなことを一ヶ月くらい繰り返したことがある。
あのころは、「時間」という軸にただ流されていた気がする。じゃぁ今は?
今、というよりはコーチングで生きていこうと思ってから「明日なにをしようか?」この考え方が板についてきた。
目の前にある難問をこなすことも大事だけど、それをこなした先にある「明日」のことを考えたほうが気が楽だもんね。でも、「明日」を希望的観測でみているわけじゃない。「明日」やりたいことが「あさって」につながり、それが一週間後、一ヵ月後、一年後・・・というようにつながっていく。
そう、明日を考えることが自分の未来を開くことだ。それに気づいたら、「今」を生きることがとても楽になったよ。
自分はまだまだコーチとしては半人前。はやく誰からも「一流のコーチ」と言われるよう、そして「コーチ」と「コーチング」が市民権を得られるように進んでいきたい。その「明日」を見つめているから、「今」がとても楽しいですよ。
たとえ人から「たいへんですねぇ」とか「つらくないですか」なんていわれようとね。「明日」がはっきり見えたら、いつも笑顔でいられるものですよ。
たぬきコーチの行動語録 その8
明日をしっかりと見つめられれば、今はとても楽しくなる
たぬきコーチ、古賀弘規。職業。プロのコーチ。で、そのプロのコーチって何者?
えっと、目標を持っている人をコーチングという技術を使ってサポートして・・・ちがう、ちょっとしっくりこない。
売り上げを上げたい会社とかをコーチングを使って活性化していき・・・これもちがう。
コミュニケーションを円滑にして、組織の力をもっと強いものにして・・・そんなんじゃない。
どれも確かにコーチの仕事。だけど、全部自分にしっくりくる言葉じゃないんだよね。そもそもたぬきコーチはどうしてコーチをやっているの?何が欲しくてコーチをやっているの?
お金? 名誉? 新しい事への挑戦?
どれも正解。でもどれも間違い。
自分は何者?
ここがわからないと、自分が信じた道への行動がはじまらない。振り返ったら、自分は何のためにコーチをやっているのかがわからなくなる。そう思ったら怖くて動けなくなっちゃう。
でもたぬきコーチは動いている。今日も明日も、あちこちに飛んで人と会っている。
どうして動けるのか?それは、自分が何者か、何に向かっているのかが明確にわかったから。なんのために、コーチングをしているのかがわかったから。
それを表した言葉がこれ。
「喜笑願見」、「きしょうがんけん」と読む。これはたぬきコーチがつくった言葉。
あなたの喜ぶ顔が見たいから、あなたの笑う顔が見たいから
だからコーチはここにいる
これがたぬきコーチの出した答え。そう思ったら、また飛び出さずにはいられなくなる。
自分が何のために今いるのか、何のために今の仕事を行うのか。そして自分は何者なのか?これがわかったら、間違いなく体が勝手に動いちゃう。
たぬきコーチの行動語録 その9
自分が何者かがわかれば、体は勝手に動き出す
直感やひらめき。これってコーチはとっても重要視しちゃうんです。
クライアントの話に耳を傾けながら「ん? これは!」と、ふと思うことがある。そう、これが直感。
そう思ったときは、素直にクライアントに返してあげます。そうすることで、クライアントは今まで見えていなかった「自分」が見えてきちゃうんですよね。
この直感やひらめきってやつ。使えば使うほど、どんどん研ぎ澄まされていくものなんですよ。
これは何もコーチングのときだけじゃありませんよ。たぬきコーチはたくさんの文章を書いています。メルマガを週に4本。コミュニケーション通信を月に2本。コラムを月に数本。ブログ小説は毎日。ほかにも企画書やらパンフやら盛りだくさん。
よく人に言われます。
「それだけたくさん書いて、ネタは尽きないの?」
はい、尽きませんよ。書けば書くほど、アイデアがどんどんわいてきちゃうんです。しかも勝手に。
ちょっとスイッチを入れちゃえば、ガンガン出てきます。これは、アイデアを使えば使うほど「ひらめき」が湧いてくるんですよね。
同じように、世の中にはたくさんいろんなことをひらめく人がいます。が、ある程度までいっちゃうとそれがストップしちゃう人も。それはどうしてか?
ひらめいたことを実行していないからです。せっかくいいアイデアをひらめいたのに、紙に書いただけで終わり。紙に書くだけならまだいいんです。それを頭の中だけで終わらせちゃうことのほうが多いんじゃないかな。
それだけでは「ひらめいた」ことになりませんよ。それを実行してこそ、次のひらめきが降ってくるんです。
頭の中の「ひらめき」貯蔵タンクがいっぱいになっているときには、次の「ひらめき」は入ってこれないからね。「ひらめき」貯蔵タンクを空にするには、その「ひらめき」を使うことしか手はありませんよ。空になれば、空から勝手に「ひらめき」が降ってきて、また貯蔵タンクをいっぱいにしてくれます。
直感やひらめき。これがほしければ、今ひらめいたことをまず実行すること。これを繰り返せば、「ひらめき」即「実行」のくせがついちゃいますよ。
たぬきコーチの行動語録 その10
ひらめいたら、直感で感じたら、とにかく実行してみる
今の自分。果たしていつ頃からつくられたものなんだろうね。
いろんな人をコーチしていると、おもしろい傾向があることがわかった。ほとんどの人が最初に立てた目標とその実現時期がむちゃくちゃ早いんですよ。
どう考えても実現できそうにない。特に独立系がそう。例え勤めていたものと同業種であっても、今までとは違った世界に飛び込むわけだから。
会社を辞めて独立、なんてのはやろうと思えばできちゃう。しかし、それはオールも何もないイカダに乗って大海原に飛び出すようなもの。しかしその現実がわからないから、わずかな期間でそれができちゃうという夢だけはでっかい。
なんてことを言っているたぬきコーチだって同じだったんだから。
独立して一年して。ようやくそれなりに収入もはいるようになってきた。人によっては一年以内にかつての年収を超える人だっている。インターネットの世界には、突然出てきて有名人になり稼いでいる人もいる。
その人たちと自分たちとの違いは?その人たちって、何事もいかにも順調に来ているようなふうに見えちゃうけれど、実はそうじゃないんだよね。そこにいたるまでにいろいろなことをやり、いろいろな失敗を経て、そしてやっとたどり着き成功している。
たった数日の短い期間でうまくやっているように見えるけれど、そこまでくる道のりはとても長かったはず。そんな努力をせずに一攫千金を狙うがごとく、その人のまねをして同じ事をやるけれども失敗。基礎工事も何も無しに、一日でローマ帝国をつくろうとしているわけだ。
そんなものは、仮に一時的にうまくつくれても、何かがあればすぐに吹き飛んでしまう。だから、こういった人はすぐになんでもあきらめちゃう。すぐに行動をやめちゃうわけだ。猿まねだけでうまくいくわけがないんだよね。
たぬきコーチの行動語録 その11
目標に対しての行動、これは一日では達成できない
よく不満をもらす人がいる。
「あの人がこれをやってくれなかったから」
「ウチの会社がこれを考えてくれないからダメなんだ」
「オレはやることはやっているけど、周りがやってくれないんだよ」
はい、世の中に言いたいことはたくさんあるでしょうね。で、あなたはその不満に対して何をしたの?
「だって、トップが変わらなきゃ組織は変えられないでしょ」
「あの人の考え方が変わらない限り、何を言ってもムダなんですよ」
「オレはやることはちゃんとやってるよ。あいつがやらないからダメなんだよ」
だから、それに対してあなたは何かアクションをおこしたの?
不満だけだったらいくらでも言えるんですよ。そして、その責任を他に転嫁することだったらいくらでもできるんですよ。自分がやるべき事はやらなくてもね。
やるべき事をやり尽くしたって人もいます。全力を注いだって人もいます。でも何も変わらなかったって事もたくさんあります。
事実、たぬきコーチがそうだと思いこんでいたことがあります。
前に勤めていた会社にコーチングを取り入れてもらいたいと思い、それなりのアクションをおこしました。しかし、結果は・・・✕。
あのときは「会社が、トップが意識を変えない限りはダメだわ」そう思っていました。
では今は? まだ完全にその考えはぬぐえていないけれど、「自分の実力不足」を思い知らされたかな。もっと自分に発言力をもたせなきゃ。
もっと他に発言力を持つ人を巻き込めなかったのか。もっと同志を集めてみるって方法もあったんじゃないのか。なんでも一人で片づけようとしていたんじゃないか。
結局、それを成し遂げられなかったのは「自分」の意志が弱かったわけだ。
他人に責任を転嫁するのは誰だってできる。真の行動者はそんなことはしない。今目の前にある結果、これは誰のせいでもない、自分のせいなんだから。
これが自覚できれば、これから自分がやるべき事なんてイヤと言うほど出てくるもんです。
まずは自分が今の結果を選んでつくりあげた、ということを自覚すること。ここが行動のスタート地点ですね。
たぬきコーチの行動語録 その12
今の結果は自分がつくりだしたもの これが自覚できたときが行動のスタート地点
たぬきコーチ、一日中といっていいくらいいろんな事を考えています。やはり多いのはメルマガやその他書き物のネタについて。どんなことを書こうか、あんな事を書きたいな、なんて事が渦を巻いております。
そのネタを考えるのが一番多くて、しかも効率よくひらめくのが「自転車」に乗っているとき。一人ブレーンストーミング状態で、一つひらめくとポンポン浮かんで来ちゃうんですよね。
おっと、それを忘れずにメモしなきゃ・・・あ、自転車乗りながらじゃメモできねーぞ?
そんなときに役に立っているのが「ボイスレコーダー」ですね。とにかくひらめいたら、口に出してみる。そしてそれを記録。
今もここに書いているネタは、数日前に自転車に乗りながらパッとひらめいたことをたくさん録音してある中の一つからピックアップしたものなんです。
この「ひらめいたら即記録」をやっておかないと、せっかく思いついたいいアイデアもどっかに流れていっちゃう。あとから思い出そうと思っても、全く思い出せないんですよね。
逆に、一度呼び水が差し込まれたら、怒濤のごとく流れ込んで来ちゃうから不思議。ホント、ひらめきって水ものです。
この「記録する」を忘れちゃうと、
「あぁ、いいアイデアを思いついたのにぃ〜、おもいだせないよぉ〜。なぁんか、やる気なくなっちゃった」
ってことになりがち。そんなこと、もう何度も繰り返していますよ。
せっかくひらめいた行動を強化するためにも、ひらめいたら即記録。これはぜひ忘れずにね。
たぬきコーチの行動語録 その13
ひらめいたら即記録。これが行動強化につながる
ブログで「生活を書くこと」で大きな変化が見られたのでご紹介しましょう。
どんな変化か? そもそもたぬきコーチ、日記なんぞ書く人間じゃぁありませんでした。だって、独立のちょっと前までは手帳すら持ち歩かない人間でしたからね。
それがブログでその日を振り返って書くことを始めると、おもしろいことが起きたんですよね。どんなことか?
はい、まず自分を振り返ることができるんです。反省ってほどじゃないけれど、なんとなく「じゃぁどうしたらいいのかな?」なんてことがわかってきちゃう。そうすると、明日に向けて何をしようかって考えに変わってくるんですよ。
そして書いていくたびに、日記の内容も徐々に変化していきましたね。どんなふうに?
はい、今までは「今日あった出来事」を書いていたのが、「明日どうしようか?」に変わっていったんです。自分の進むべき道が、なんとなく見えてきたって感じ。そして、今ではこれが「自分はこう考えているよ」というメッセージ性が高いものになってきたんです。
ここまでくると、自分の考えに対して周りが反応してくれるようになります。そう、日記が人をよんじゃうんです。もちろん、今日一日の出来事を振り返ることも忘れちゃいませんよ。
日記って不思議ですね。書けば書くほど、その奥深さに関心。だんだんと前向きな考え方ができ、そして周りの人の共感を呼ぶ考え方ができていく。
これはブログに限った事じゃありませんよ。手帳でもOK。自分の考えを表に出すってのが一番効果を呼ぶ方法なんですよね。
たぬきコーチの行動語録 その14
日記を書くことで、自分の考えを自分に落とすことができる
以前、自転車持参でフェリーで大阪に向かい神戸に行ったときのこと。
たぬきコーチ。大阪の南港にフェリーで着いたのが朝の7時半。集合時間が11時半。う・・・どうする。4時間もある。
天気は大丈夫。やはりここはたぬきコーチらしく、行くしかない。ということでペダルをこぎ出しました。
はい、自転車で大阪南港から神戸ポートアイランドの国際会議場までの道のり、約45キロを!いやぁ〜、さすがに疲れたわ。
ただ自転車でこぐだけならいいんだけど。自転車はホームセンターにも売っているような16インチの折りたたみ自転車。背中には異常なくらい重たい荷物をリュックにして背負う。上はポロシャツだけど、下はスラックスに革靴。とても自転車で長距離走る格好じゃないな。
しかし走り抜きましたよ。まったく始めての道でしたが、何とか11時10分に会場入り!休憩を含めて3時間40分でした。
たぬきコーチ、なんでこんな一見ばかげたことをやるのか。交通費をうかすため・・・ま、これもあるけど。(笑)
自分の意志で、自分の足で走り抜きたいんですよね。人生も、ビジネスも、生活も。
今回、45キロも走り抜けたのはどうしてか?
はい、やはり「行き先」が明確に決まっていたからでしょう。たとえ遠い道のりでも、そこまでたどり着く道筋と距離がわかっていたので、安心して進むことができたんです。
これは人生やビジネスでも同じ事ですよね。自分がいまからやろうとしていることのゴールが見えていると、突っ走れちゃうもの。これが見えていないから、走っていても不安になって、途中でおろおろ。終いにはギブアップ。
そんなこと、ないですか?
今やろうとしていること、やりたいことにちょっとしたミニゴールをきめてやるだけで、それはいとも簡単に達成できちゃうものなんですよ。
たぬきコーチの行動語録 その15
今の行動の行き先(ミニゴール)があれば、体は動かすことができる
いやいや、昨日はバカな行動をお届けしました。さすがに45キロ+35キロも折りたたみ自転車で行くバカはそういないわな。
たぬきコーチ、何でそんなにバカができるの? その秘密は手元にある2つの色紙の言葉にあるんです。
一つは
「やる気になって その気になって 本気になって 心揺さぶれ」
誰かの心を揺さぶるのもそうだけど、それ以前に自分の心を揺さぶろうと思ったら、心の底からその気になるしかないんだよね。
そしてもう一つ
「あんたも大馬鹿だけど 俺よりバカはおらんたい」
どうせやるなら、何か一つの分野だけでも、人に負けない「バカ」になりたい。そう思ったんですよ。
今までの人生を振り返ると、コーチとして独立する以前はいわゆる「普通の人生」を送ってました。普通の会社員で、そのままいくと適当なところで管理職。そのまま定年まで課長職あたりをうろちょろするか、うまくいけば部長とかに昇進できるか。おそらくそんな人生だったでしょうね。
その生き方でいい人はそれでもいいんです。でも、どうせなら普通と違う人生を送ってみたい。だからこの道を選んだ。
でも、この道だけやってたんじゃ、バカになれないんです。だから、どうせならもっと人から見られるようなバカになりたい。だったら、自分の好きな自転車を使っちゃおう。自転車で全国を飛び回る、コーチバカになってやろう。そう思ったんですよ。
きっかけは「普通じゃない人生を送りたい」。普通でいることが悪い事じゃないけれど、自分は普通でいたくない。
これがたぬきコーチの行動をかき立てる要因の一つでしょうね。
たぬきコーチの行動語録 その16
普通でいたくないから、普通の人には思いつかない行動がひらめく
たぬきコーチ。あんまりかっこよくない。
背は低いし、見た目より年上に見られるし(つまり老けて見えるって事)、ここだけの話し頭は白髪だらけだし(普段は染めてんのよ)、服装だってなんとなくダサイし。ま、自転車で駆け回っているので幸いにして体重はベストを維持できているけどね。若い頃はかっこよくなりたかったな。
もうちょっと筋肉が欲しくて筋トレもやったし、背が高くなりたくていろんなこともやったし、かっこいい自分をつくりたくてポーズもつけてた様な気もする。そう、人からかっこよく見られたくて。
その願望は今でも変わらない。かっこよく見られたいよ。
でもね、一つ気づいたんだわ。かっこいい格好をしても、これ、たぬきコーチじゃないって。たぬきコーチがたぬきコーチとしてかっこよくいられるのがいいんだよね。
だったら、たぬきコーチなりのかっこよさって何? う〜ん、それがわからないからとりあえず動いてみているのかな。
自分なりのかっこよさ。これって永遠のテーマかも。
自分で納得できる自分なりのかっこよさが見つかったとき。本当のたぬきコーチになれる気がする。だから、今はとりあえず自分にできることを精一杯やってみよう。
こうやって不特定多数に向けて日記を通じて自分の言葉を発信するのも、自分がかっこよくなれるための第一歩。
でもそれは「ポーズ」じゃない。まだ自分のかっこよさがわからないから、手当たり次第にやっているだけなのかもね。
たぬきコーチ。真のかっこよさを身につけるまでは、自分でできることを精一杯やり続けよう。いつかたくさんの人から
かっこいい〜っ!
って言われるまでね。だから、まだたぬきコーチに
かっこいい〜っ!
って声をかけないでね。まだまだたくさん行動したいから。
たぬきコーチの行動語録 その17
かっこよさを求めるから行動できる
たぬきコーチ、独立した当初のことを思い出してみました。
あのころはコーチングをなんとかして仕事にしようと、必死こいて「コーチング」を売りに行っていたな。資料とかパンフとか企画書とかをたくさんつくって、やったことのない飛び込みまでやりました。
で、どうなったか。はい、一つも売れませんでした。
どうして? それは「コーチング」を売りに行っていたからなんです。売っていたものが「コーチング」だったからなんですよ。
え、コーチングって売れないの?
結論から言いましょう。売れません。
実はあるものをセットにしないと、コーチングって売れないんですよね。何とセットか?
もうおわかりでしょう。コーチングをする「コーチ」がセットになっていないと、コーチングは売れないんですよね。だって、自分自身について大事なお話をする相手ですよ。いいかげんなコーチとは一緒に仕事はできないでしょう。
たぬきコーチ、頭ではそれがわかっていても体でそれを覚えるまで時間かかっちゃいました。だから、独立して数ヶ月は「コーチング」を売っていたんです。とても苦しかったですよ。
では今は?
はい、「たぬきコーチ」というものをわかってもらいたい。だから自分も相手のことをわかりたい。その気持ちを持って人と接しています。
そうなってくると、人に会うのが楽しくなっちゃうんですよね。今日はどんな人と出会えるのか? どんなことがそこから始まるのか?
だから、今ではコーチングは売りに行っていません。お客さんのところに行けば、コーチングの最新情報を伝えて、ちょっとバカ話でもして帰っちゃいます。それだけじゃ仕事にはならないんですけどね。でも、今はそれが徐々に仕事につながっていっているから不思議です。
「コーチングを売りに行く」から「人に会いに行く」に変えたら、とにかく気が楽だし、信頼関係も深くなってきていますよ。そうなると、人に会いに行くという行動が楽しくなるので、ついついペダルをこいじゃう。それが行動につながっていくんですね。
たぬきコーチの行動語録 その18
人に会いに行く気持ちでいると、気が楽になって足が動く
まだスマートフォンなんかなかった時代のお話です。
外で仕事をすることが多く、パソコンを持ち込んでいろいろとやっております。昔は一度外出すると家に帰るまでインターネットができなかったんですよね。だから家に帰ったら100件を越すメールの山が・・・(ほとんどはわけのわからないDMですけど)
なんとかして外でネットができる方法は? これを心から望んでいました。
そしたら、あったんですよ。ふとしたことからいつも乗り降りする駅で無線LANの電波を拾うことができるのがわかってね。ここでメール処理やこうやってブログを書くことができちゃう。
これがわかったら、あとはどんどんひらめくこと! パソコンを置いている大型家電屋の横だったら、電波が拾えるんじゃないかな・・・おぉ、できた! あそこのビルだと無線LAN使っていそうだな・・・ラッキー! あ、あそこのホテルはフリースポットになっているぞ・・・よっしゃ、使えるな。
こんな感じで、目的がハッキリしていればそれを解決できちゃうヒントはいくらでも転がっているもんですね。何か問題になっているものについての解決策やヒントは、すでに目の前にあるんですよね。
ただそれに気づかないだけ。どうして気づかないか。
問題を問題としてとらえていないから。問題として真剣にとらえているんだったら、そのヒントはむこうからやってきますよ。
「ま、いっか」って気持ちだったら、目の前にある答えやヒントに気づかない。だからすぐにあきらめちゃう。
問題を問題として真剣にとらえれば、そのためにどうしようかって行動になるはず。自然に足が、手が、頭が動きます。そうしてはじめて「あ、こんなところに答えがあったんだ!」って気づくんですよ。
たぬきコーチの行動語録 その19
問題を問題として真剣にとらえれば、解決するための行動は自然とおきるし答えも見つかる
たぬきコーチ、たくさん仕事を抱えててんてこ舞いです。周りからもいわれています。
「たぬきコーチさん、それってキャパオーバーじゃないの?」
はい、思いっきりキャパオーバーです。が、すべて嫌々ながらやっているワケじゃなく、やりたいからやっている仕事ばかり。大変だけれど、やっていて苦しいって事はないんですよね。
だから手も頭も足も動かせちゃう。そして、一つ一つの仕事に対しては、請けおった以上責任をもって対応したいんです。納期もそうだし、仕事内容の確実性もそうだし。
それが自分にとってプレッシャーであることは明白。つまり「ストレス」ですよね。
あ、ここで勘違いしないで。「ストレス」っていうのは決して悪いモノじゃないんですよ。人間って適度なストレスがないと動けないモノなんです。
作家さんが締め切り前になると、やたらと張り切って仕事できちゃうってことがあるでしょ。あんな感じで、自分にとって適度なストレスを感じていないとなかなか行動に結びつけないんですよね。
「ストレス」って聞くと、胃に穴があいたりとか悪い印象しかないですけど、「ストレス」というのはあくまでも事象のことですからね。それを受けてどう感じるかは本人次第。
たぬきコーチは仕事を請けおい、それに責任感を感じることで、適度なストレスを感じて行動に移しちゃう。こういった行動のやり方もあるんですよね。
たぬきコーチの行動語録 その20
責任感からくる適度なストレスも、手と足と頭を動かしてくれる
2012年2月26日 発行 初版
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たぬきコーチの古賀弘規です。コーチング、ファシリテーション、自己啓発、人材育成、その他もろもろ、人生にお役に立つ小説や物語、ノウハウをお届けします。