spine
jacket

新しいブックフォーマット「書籍002」をより良く使っていただくための参考書です。あわせて「紙のBCCKS」についても解説しています。より良い本づくりに役立てください。

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書籍002参考書

BCCKS

BCCKS出版



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ご注意!

 この本は、あたらしいブックフォーマット「書籍002」を使いこなすための参考書であり、「サンプルデータ」でもあります。サンプルとしてのデータなので【書斎トップ】[編集]ボタンを押して【エディター】で開くことができます。[エントリ]の構造や、画像・テキストの扱いを見たり、内容を改変・編集することも可能です。
 ただし、

 この本は、発行およびコピーすることはできません。

 エディターで編集することはできますが、あくまでも練習台とお考えください。あなたがご自身の本をつくる場合は、[本を作る]ボタンであたらしい本を編集して、あなただけの一冊を発行してください。

 
 
 
〈美しく読めるオススメ環境〉
☀Safari最新版
表示設定[フォントの滑らかさ:強]にすると強調表示なども反映されます。
☀GoogleChrome最新版
※InternetExplorerには対応していませんが、「Google Chrome Flame」をダウンロードし、InternetExplorerにインストールすると閲覧可能です。
❖Mac環境設定
環境設定の【アピアランス】の[滑らかな文字を使用しないフォントサイズ]を4以下にすると、ルビ等もきれいに表示されます。
❖WindowsのSafariの設定
[フォントの滑らかさ:強]にしていただくと強調表示なども反映されます。

〈快適に本が作れるオススメ環境〉
☀Safari最新版
☀GoogleChrome最新版
*WindowsのChrome使用など、お使いの環境によっては、
 強調・弱調表示が反映されないことがあります。

  は じ め に

 二冊目の『参考書』へようこそ。一冊目の『本づくりの参考書』から四ヶ月での第二弾発行って、まるで売れっ子作家のようですが、この参考書シリーズはいくら出版しても印税は入らないんですね。もちろん、売ることだけが本の目的ではないですし、伝えたい、伝えるべきことがあるというのは執筆/編集への強いモチベーションになります。本書の、執筆、構成、撮影、編集、全部まるめて四日で仕上げたというのはかなりの情熱なんじゃないでしょうか。
 さて、安芝居はこれくらいにして本書のねらいを紹介しましょう。
 表題にもあるように「書籍002」についての本です。「書籍002」はブックフォーマットの名称で、002ってことは001が当然あるわけですが、この名前はつい三日ほど前に付けたものです。ずっと使われていた001には正式名書を付け忘れていまして、自動的に三日前「書籍001」と名付けられました。
 二〇一二年二月二九日以前のBCCKSの本は「書籍001」というブックフォーマットで作られています。「書籍002」で出版される記念すべき第一号が本書です。「書籍002」の詳細は後に譲りますが、少しだけ自慢まじりでお話しします。
 まず、かなり〝本〟です。「一般的な書籍の八割方を再現できるようする」を目標に開発を進めてきましたが、実現できたかもしれません。一冊目と同じく「現物サンプル&参考書」という、アクロバティックな造りの本書は、今回もなかなか難しい編集作業だったのですが、「書籍002」の本の再現性に助けられ、チャーミングな構成に仕上がったと思います。付け加えると、「書籍002」の再現性の高さをまだ扱いきれておらず、紙面負けというか、手に余るというか、内容と構成をもう一つ馴染ませられていないなぁというのが正直なところです。もうちょっとシンプルな作りにしたほうが〝言いたい事〟がきれいに伝わるのかもしれません。
 でも、きれいに効果的に内容を伝えるだけが本でもないのです。本書を効果的な参考書として使っていただく一番の方法は「パラパラ読み」だと思います。それが最も「書籍002」の実力が伝わる読み方かもしれません。細かい内容を理解してもらうより、生き生きとした紙面や構成を感じてもらうほうがより伝わるということもあります。
 「書籍002」の解説と併せてもう一つあたらしい仕組みを本書は解説しています。かなりな〝本〟がつくれるわけですが、それをそのまま紙の本に刷って製本することができちゃいます。「紙のBCCKS」というあたらしいサービスです。
 「それじゃあ〝本〟じゃねえか!」
 と聞こえてきそうですね。そうなんです。そうかもしれないんです。
 てことで、本文は適当に読み飛ばしてざーっと眺めるように読んでみてください。
 それではどーぞ!

 C O N T E N T S

  は じ め に

  第一章 「書籍002」リリース

  第二章 「書籍002」ページフォーマット見本

  第三章 紙本Q&A

  おまけ 「紙のBCCKS」自己採点

  カラーチャート

  あ と が き

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第 一 章

「書籍002」リリース

 

お待たせしました!
あたらしいブックフォーマット「書籍002」をリリースしました。ブックフォーマットとは、BCCKSのすべてのリーダーで本を表示する形式のことです。
では「書籍002」って、どんなことができるのか? 
何があたらしくなったのか? 
まずはそこから説明していきます。


[このページは暫定横組みフォーマットで作られています]

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四つの判型と紙の本

「書籍001」から「書籍002」への最も大きなバージョンアップは
1 四種類の判型(サイズ)が選べる
2 紙の本に出力できる

この二点です。

四種類の判型

「書籍001」では新書版しかありませんでしたが、「書籍002」では
「文庫版」 「新書版」 「10インチ版」 「A5変形版」
の四種類から選択することができるようになり、
写真集などのビジュアル本に限らず、編集と表現の幅が格段に上がりました。

「紙のBCCKS」の四種類の判型
上から小さい順に
文庫版 105×148㎜
新書版 110×180㎜ 
10インチ版 148×192㎜
A5変形版 140×218㎜
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読者は、リーダーメニュー二段目右端の[判型選択ボタン]で判型を変更できます。
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上:文庫版
384×560px
下:新書版
408×680px
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 今、ご覧いただいているこの『参考書』の判型は(あなたが判型を変更していなければ)10インチ版」で表示されています。今までの「新書版」より大きくゆったりしています。判型はいつでも変更することができます。著者はもちろん、読者でも、閲覧しながらご自分の好みやモニターサイズに合わせて変更することができます。
 判型を変更すると、文字量や画像の配置のバランスが変わります。それによって、特に複雑なレイアウトの場合などは、本文と画像の関係や、ページネーションが変わる場合があります。

著者は、エディターメニュー上段の[判型選択プルダウンメニュー]で判型を変更出来ます。
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上:10インチ版
548×728px
下:A5変形版
516×824px
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 BCCKSのデータ(bxml)は、ブログと近い考え方になっています。ブログはいわば「巻物」です。縦方向に広げた巻物に、文字や画像を上から順番に流し込みます。文字量や画像が多ければ、その分だけ巻物は長くなります。巻物は折り目や切れ目がないので、文字や画像を自由に正確に配置することができます。
 一方、本は、巻物をスライスした「金太郎飴」のような構造になっています。スライスされた一つの飴が一ページというイメージです。そこに文字や画像を、横に流し込むようなかたちで配置されます。「ページ」は限られた一定の表示面積を持つことになるので、巻物にくらべると不自由な構造だと感じられるかもしれません。
 例えばブログであれば、スカイツリーの一メートルの写真をそのまま置くことができます。けれども本の場合、ページの縦サイズに縮小されて配置されます。そして、これがやっかいなのですが、本にはページとページの間の「改ページ」という存在しない空間があります。存在しない空間なので、そこには画像や見出しを配置することができません。「改ページ」の前か後ろのどちらかのページに、あるルールをもって配置しないといけないのです。
 「百聞は一見にしかず」ですね。実際に判型を変えてみましょう。
 ためしに判型を「文庫版」「新書版」に変えてみてください。

紙面の中央部をクリックするとメニューが表示されます。二段目右端の[判型選択ボタン]で判型を変更してみてください。
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 変えていただきましたか?
 すると、文字と画像の位置関係とページネーションが変わっているはずです。
 では次に「A5変形版」にして変えてみてください。
 最初の判型の10インチ版」と、レイアウトやページネーションがほぼ同じ状態になったはずです。
 お付き合いいただき、ありがとうございました。

iPadのモニターと同じサイズの「10インチ版」。
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「文庫版」と「新書版」、「10インチ版」と「A5変形版」が、ほぼ同じ文字量になるように調整されています。
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 このまま「A5変形版」で読み進んでいただいても、元の10インチ版」に戻していただいても構いません。あ、もちろん「文庫版」「新書版」で読んでいただいても構いませんが、この本は10インチ版」で編集をしているので、著者の意図に一番近い状態で表示されるのは10インチ版」ってことになります。
 BCCKSの判型は、「文庫版」「新書版」小版10インチ版」「A5変形版」中版とグルーピングしています。小版同士、中版同士は、ほぼ同じ文字量、同じレイアウトになるように設計されています。また、小版はAndroidなどの7インチと、中版はiPadなど10インチとほぼ同じになるように設計されています。ちなみに10インチ版」はiPadの画面サイズとまったく同じ判型です。

紙の本の「10インチ版」。「データ本」とほぼ同じレイアウトになります。
【サンプル本のドローイング:浮舌大輔、コラージュ:五所純子】
     書籍「002」への更新選択画面。
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申し訳ございません。開発が遅れております。
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 BCCKSのデータ(bxml)は、いわば「カタチを持たないフォーマット」です。「カタチ」のかわりに文字や画像が配置される「ルール」を持っています。その「ルールというフォーマット」に、大小多少様々な素材が流し込まれ、その本文量や画像矩形をデザインエレメントとして紙面に表示する仕組みです。
 ご覧いただいたように「書籍002」では四種類の判型を選ぶことができます。異なる判型に様々な素材が自由に配置されるということは、レイアウトやページネーションをどの判型においても意図どおりに行うのがなかなか難しいということでもあります。その調整を各判型で行うのは、今ではもう野暮だとも思っています。
 BCCKSの考える「カタチを持たないフォーマット」は、判型やレイアウトを細やかに考えなくても、「およそ、著者の意図に添った形に自動的にレイアウトされる」「判型を変えても極端に崩れない」デザインを目指しています。

すでに作られた本も更新できます!

 いままでの、「書籍001」で作られた本を「書籍002」に更新することもできます。本をエディターで開くと更新するかそのままにするかを選択できます。もちろん、「書籍001」のままでの閲覧や編集も可能です。
 「書籍002」「書籍001」の機能を内包していますが、仕様が変更されているところがあります。「書籍002」にバージョンアップした場合、本文、画像、レイアウト、ページネーションなどが変わったり崩れたりする場合があります。

そしてゴメンナサイ!

 デバイスリーダーの開発が遅れており、まだ「書籍002」に対応できていません。PCでのレイアウトが複雑になり、デバイスリーダーとの整合性がとれず、現状、残念な結果になってしまいます。近々に、まずはAndroidから完全対応いたします。いましばらくご勘弁ください。

「紙のBCCKS」に対応します

ブックフォーマット「書籍002」は、BCCKSでつくられた「データ本」「紙本」に印刷・製本するサービス「紙のBCCKS」に対応しています。
「紙本」「データ本」と同じく、「文庫版」「新書版」「10インチ版」「A5変形版」の四種類の判型に対応しており、「データ本」で指定された判型で印刷・製本されます。

データ本から紙の本

紙の本に印刷できる「紙のBCCKS」に対応します。
印刷は、1色刷り(モノクロ)と4色刷り(カラー)が選べます。
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造本仕様
表紙:FB堅紙/白/180kg パラフィン紙巻き
本文:OKサワークリーム/60kg
綴じ:PUR
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 紙の本は物理的な「モノ」であり、目的と機能を持ったプロダクトデザインです。電子書籍という「ただのデータ」を「物理的な紙の本」にコンバートするには、いくつかの越えなければならないハードルがありました。
 さて、紙の本にあるものとは? 物理的な判型、束(本の厚さ)、背、紙の種類、インクを使った印刷、綴じ方、折の構造(頁の単位で通常は8や16の倍数)、ノド(ページを綴じた部分)、裁ち落とし(各ページの三方向に開放された部分)。これらのすべてが正しく処理されて、はじめて実用に耐える「紙本」になります。
 なんと、いま挙げた項目は、電子書籍にはひとつも存在しません。

 しかし「紙も含むマルチデバイス」を目指しているBCCKSは、電子書籍に存在しないこれらの項目を物理的にコンバートするという、ひとつに難題に向き合うことになったのです。
 正直なところ、うまくクリアできていない「物理的コンバート」の項目がたくさんあります。そもそも、一つのコンテンツデータから「データ本」「紙本」のどちらも成り立たせる仕組みというのは、そうとう無謀な試みなのかもしれません。
 でも、正直に言わせていただきますと、……実ははかなりイケてると思います。実際に手に取っていただいた方には、書店に並ぶ一般書籍と見劣りしないと驚かれることも少なくありません。しかし「紙のBCCKS」が目指すそのクオリティーは、まだまだ先を見据えています。今後もさまざまな調整やバージョンアップを繰り返しながら「紙本」に肉薄したいと思っています。

「紙本」の造りかた

 「紙本」を造るには、まずはBCCKSの本が必要です。[本をつくる]ボタンであなたの本をつくってください。すでに本がある? それならカンタンです。【書斎】で該当する本の[紙本を造る]ボタンを押してください。あとは、カラー印刷、モノクロ印刷を選択し[プリントデータ作成]ボタンを押すだけです。ちなみに[プリントデータ]をつくるところまでは一切料金はかかりません。[プリントデータ]を作り、そのあと「紙本」を発注してはじめて料金が発生します。
料金はなんと一冊525円!(文庫版 一色刷り(モノクロ)48頁)という驚きの価格です。
「紙本の造りかた」の詳細はこちらをご覧ください。http://bccks.jp/about/bccks

 ただしご注意を! あなたの本は「書籍002」でつくられていますか? これまでの「書籍001」でつくられた本は「紙本」にすることはできません。「書籍001」の本はカンタンに「書籍002」に変換することができます。詳細はこちら

書斎に置かれたあなたの本の左手[紙本を造る]ボタンを押しましょう。
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第 二 章

「書籍002」
ページフォーマット見本

 

「書籍002」では、9種類のページフォーマットが用意されています。それぞれのフォーマットは使用目的にそって設計されています。もちろん自由に使っていただけるのですが、この章では一般的用途を説明させていただきます。

最も一般的な本文フォーマット[文字M版面L]を中心に、いくつかのページフォーマットを紹介します。

[このページは暫定横組みフォーマットで作られています]

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ペ ー ジ フ ォ ー マ ッ ト

「本文M版面L」

今ご覧いただいているこの紙面自体がページフォーマットの見本となっています。
つまり、この紙面はページフォーマット[本文M版面L]で表示されています。


 [本文M版面L]は、最も標準的なページフォーマットです。文字サイズはM、行間もゆったり取ってあり、可読性の高い文字組になっています。小説、エッセイ、日記、解説書など、あらゆるタイプのメインの本文にお使いいただけます。

見出しL

見出しM

見出しS

 見出しは[大見出し][中見出し][小見出し]の三種類の指定ができます。[見出しパネル]右上の[S][M][L]ボタンで設定できます。
 文字修飾は
強調 強強調 弱調 弱弱調 ルビるび リンク(目次に飛ぶ設定がされてます)
を設定することができます。本文パネルのテキストを選択すると[文字修飾]ボタンが表示されるので、そこから指定してください。

 「書籍002」リリースにあわせて、いくつかの新しい機能が追加されました。このサンプルページで紹介していきます。

一頁に入る文字量は、文庫版・新書版は、39字×15行で585文字、
10インチ版・A5変形版は、41字×18行で738文字です。
 

【エディター】[画像パネル]右上の[画像サイズ]ボタンで指定できます。
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画像の入り方のサンプルページ

 ここからは画像の入り方をお見せします。ページフォーマットは[本文M版面L]
 画像サイズは[XS][S][M][L][XL]と、この章の最後に紹介する[アクセントサイズ]を加え、計六種類のサイズを指定することができます。
 この画像の入り方サンプルページでは、各画像サイズごとに、横位置画像、縦位置画像、キャプション/クレジットあり、キャプション/クレジットなし、の四パターンを紹介し、[XS]から[XL]まで、小さいサイズから順に並べています。
 画像の置かれ方、レイアウトなどの参考にしてください。

ライン配置

 画像サイズは[XS]です。[XS][S]は、本文の行間に割って入る形で配置されます。これを[ライン配置]と呼びます。

画像サイズ「XS」横位置キャプション/クレジットありの配置です。行間に割り込んで配置される「ライン配置」で置かれます。「ライン配置」で置かれた画像は、ご覧のようにキャプション/クレジットがあっても画像サイズは変わりません。
写真 kutusita

 ご覧のように、本文スペースに画像が配置されます。配置される位置は、本文量、画像の矩形やサイズ、[本文パネル][画像パネル]の配列、本の判型などの相互関係で決まります。
 このサンプルページの本文を使って[ライン配置]について、少し説明します。ちょっと専門的なというか、わかりにくい話になるかと思うので、読み飛ばしていただいて結構です。

画像サイズ「XS」横位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。
写真 kutusita
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画像サイズ「XS」縦位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。
写真 kutusita
★印の写真
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 【☆】この「☆」マークで始まるテキストは、エディター上では、[画像パネル](★印の写真)の後に配列された[本文パネル]に入力されています。いまご覧の紙面ではエディター上の[パネル配列]と同じ「★印の写真」「☆印の文章」の順序でレイアウトされています。

画像サイズ「S」横位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。
写真 kutusita
◉印の写真
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 【◎】この「◎」マークで始まるテキストは、エディター上では、[画像パネル](◉印の写真)の後に配列された[本文パネル]に入力されています。紙面ではエディター上の[パネル配列]と異なり「◎印の文章」「◉印の写真」の順序でレイアウトされています。これは、前の「ロブスターの写真」の後のスペースが足りなかったため「◉印の写真」が次ページに繰り越され、空いたスペースに「◎印の文章」が先行して書かれたわけです。このような調整が、特に[ライン配置]とでは頻繁に起こります。そして、判型やデバイスが変わったとき、[ライン配置]のレイアウトは変動します。BCCKSのコンテンツは様々な判型で閲覧することができるので、たとえば「この右の写真は…」といった本文中の説明が、別の判型やデバイスでは必ずしも同じ位置関係になるわけではない。このことをご理解ください。これはマルチデバイスである限り、避けられない構造なのです。
 「緻密な編集とその再生」だけを考えれば、「著者が閲覧可能な判型やデバイスを指定できる」という方法も考えられます。しかしながら「自由な閲覧性」というのもあたらしい出版の大切な要因です。悩ましいところですね。

一般的な金属腐食整形のプリントブロック。レストランのメニューやチラシなどをメインの業務としていた、西海岸の印刷所が所蔵していたもの。
【『Print Brock 1000』松本弦人著 1000文庫 より】
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1930年代のフランスの主にポスターに使われた、木片削り出し製法(印刷面を含む!)の大型木活字。版高の規格は金属製と変わらないため、現在の印刷機で刷ることが可能。【『Print Brock 1000』松本弦人著 1000文庫 より】
写真 kutusita

 次は趣向を変えて、ライン配置レイアウトの効果的な使い方のお話です。
 ライン配置レイアウトは、レコードジャケットや書籍表紙など、少し長めの説明などが書かれる「解説的な記事」に使われるのが一般的のようです。もちろん、通常の図版でも十分に効果的に使えます。
 たとえば、本書のサンプルページで使われている「プリントブロック」の写真で考えてみましょう。プリントブロックについての本文があります。そこに「飲食系の金属版」、「iの文字の木活字」、の2点の写真が挿入されてます。それぞれにプリントブロックの製法について、かんたんな説明が書かれています。読者は、本文と写真とキャプションの内容を同時に、または目が惹かれるところから読み取ることでしょう。写真が小さい分、少ない紙面でも多くの情報を提供できます。この例では、金属製と木製のプリントブロックが並んでいることで、記事がプリントブロック製法の大枠について語っていると気づかせることができます。ライン配置レイアウトは、文章の補足や記号として効果的な役割を果たし、本全体の流れやバランスにもメリハリや変化をあたえてくれる、小粒でぴりっと効くレイアウト技法です。

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画像サイズ「M」横位置キャプション/クレジットありの配置です。ページ上の決まった場所に配置される「ページ配置」で置かれます。
写真 kutusita

ページ配置

 画像サイズ[M][L][XL]は、ページ上の決まった場所に画像が配置されます。これを[ページ配置]と呼びます。[ページ配置]は本文の上位レイヤーに画像を置き、画像の矩形によって出来た空きスペースに本文を流し込みます。今ご覧のページの状態です。本文が流し込まれるスペースは画像の縦の寸法できまります。横位置画像が置かれた場合、本文スペースは多めに取られ、縦位置画像が置かれた場合、本文スペースは小さくなります。一行の文字数が6文字以下になる場合は本文は表示されず画像のみが配置されます。

画像サイズ「M」縦位置キャプション/クレジットありの配置です。「ページ配置」で置かれます。
写真 kutusita
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 このページの写真は3:2の画像で、次のページには4:3の画像を置きました。本文の削られ方の違いが分かると思います。
 [ライン配置]の画像に、キャプションやクレジットを入れても、画像のサイズは変わりません。しかし[ページ配置]の画像の場合は、画像のサイズや置かれ方が変わります。ご覧のようにキャプションやクレジットのスペース分だけ小さくなります。

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画像サイズ「L」縦位置キャプション/クレジットありの配置です。「ページ配置」で置かれます。
写真 kutusita

 上の写真は画像サイズ[L]で配置されています。これは「裁ち落とし」といって、紙面一杯に画像が配置されます。裁ち落としの画像は、いわば写真のためのページで、写真が強く打ち出されます。ここぞという写真は裁ち落としにしてみましょう。
 周りに余白がある配置は「入れ込み」といいます。このページフォーマットでは画像サイズ[M]が入れ込みの配置です。写真の周りの余白はただの「アキ」ではなく、額縁のような働きをし、写真自体を本の中で安定した状態で見せてくれます。もっと言えば、たいした写真じゃなくてもそれらしく見せてくれちゃいます。

 一般的な例ですが、たとえば、30枚の写真を使って本をつくるとします。すべての写真を断ち落としでレイアウトすると、力強く迫力のある本になるでしょう。逆に、すべてを入れ込みでレイアウトするとどうでしょう。断ち落としに比べて迫力は劣りますが、本としての安定感が増し、品すら漂う場合もあります。断ち落としと入れ込みをバランスよく織り交ぜると、メリハリのある紙面が生まれ、生き生きとした構成になると思います。
 これらはあくまで一般的なレイアウト効果の話ですが、ほとんどの写真集はこの三つのどれかに当てはまります。まあ、この手の話は頭の隅におく程度にして、あまり狙わず、感じるまま、素直にレイアウトするのが良いと思います。

 さて、左ページには画像サイズ[L]で縦位置の画像がキャプションなしで置かれていますが、天(上部)だけが断ち落としになっています。前頁の横位置写真の下にスペースができるのは、横位置という矩形のせいです。左右一杯に配置されるわけですね。左ページも同じ理由からです。
 次の次の見開きに、左ページと同じ矩形の画像が[XL]で置かれています。すべての方向が断ち落としになっています。[XL]の方が断ち落としになるなっています。そして、このレイアウト結果も判型やデバイスが変わると、また違う結果になるわけです。ページングやテキストと画像の関係と同じく「型を持たないフォーマット」の、「おもしろい」とも「わかりにくい」とも言えるところです。

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Lサイズで縦位置でキャプションとクレジットが書かれた場合の配置です。ページ上の決まった場所に配置される「ページ配置」で置かれます。
写真 kutusita
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画像サイズ「XL」横位置キャプション/クレジットつき配置です。
「ページ配置」で置かれます。
写真の下にスペースがあっても本文は流れない設定になっています。
キャプションスペースは「L」より多くとられています。
最大で6行入ります。
写真 kutusita
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画像サイズ「XL」縦位置キャプション/クレジットつき配置です。
「ページ配置」で置かれます。
【『Print Brock 1000』松本弦人著より】
「紙のBCCKS」の仕組みを使った1000ページの文庫本シリーズ「1000文庫」を立ち上げます。第一弾として活版印刷時代の決して表に現れる事の無いマニファクチャー「プリントブロック」を出版します。
写真 kutusita
[改ページパネル]右上のボタンで選択出来ます。
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 [本文M版面L]のサンプルページは以上になります。おつかれさまでした。ご覧いただいたように、ひとつのページフォーマットでこれだけ様々な表現が可能です。ページフォーマットは全部で9種類あります。これらをすべて紹介するとものすごい頁数になってしまうので、他のページフォーマットは、ダイジェストで紹介いたします。
 その前に新機能を二つ紹介します。
 一つは、「書籍001」[余白パネル]と呼んでいた機能です。余白ページを入れる機能に[改段][改頁][見開改頁]の機能が加わり、[改ページパネル]となりました。
 [改段]は、二段組み、三段組のページフォーマットで段組みを改段します。改段とは、段を強制的に変えることです。[改頁]は頁を変えます。[見開改頁]は頁を変え、かならず見開きで終わります。つまり[見開改頁]の後はかならず見開きで始まることになります。[白頁挿入]はこれまでの[余白パネル]と同じ働きで、強制的に白頁を挿入します。
 本書でも[改ページパネル]を多用しています。ページングのコントロールなどが行いやすくなっているので、細かい構成をする場合などはぜひご活用ください。

[画像サイズ]ボタンの一番左のボタンです
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 もう一つ、[アクセントサイズ]というあたらしい画像サイズです。
 左ページにシマネコマークを[アクセントサイズ]で配置してみました。白い余白ページが挿入され、その左下に小さく配置されます。章の区切りやお茶目な気分のときにお使いいただくとよいと思います。またこのページのように、少量のテキストだけで左ページが寂しいときなどにもお使いいただけます。

captionも入るニャ
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ペ ー ジ フ ォ ー マ ッ ト

「本文S版面S」

 [本文S版面S]は、版面が最も小さいページフォーマットです。文字サイズは[S]で、余白がたっぷり取られた文字組になっています。まえがきやあとがきなどにお使いいただくとよいと思います。

一頁に入る文字量は、文庫版・新書版は、30字×15行で450文字、
10インチ版・A5変形版は、33字×17行で561文字です。

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◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❸………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❹は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある❺ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がその◒

ペ ー ジ フ ォ ー マ ッ ト

「本文S版面M」

 [本文S版面M]は、[本文S版面S]のつぎに版面が小さいページフォーマットです。まえがきなどはもちろん、本文としても、また、ページ構成の流れを変えたい時などにも効果的です。

一頁に入る文字量は、文庫版・新書版は、35字×15行で525文字、
10インチ版・A5変形版は、38字×18行で684文字です。

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◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❸………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❹は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある❺ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❻たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の◒

ペ ー ジ フ ォ ー マ ッ ト

「本文S版面L」

 [本文S版面L]は、最も標準的な[本文M版面L]」と同じ版面で、文字だけ一回り小さい[S]になっているページフォーマットです。一段組の中では最も文字量が入るページフォーマットです。

一頁に入る文字量は、文庫版・新書版は、42字×16行で672文字、
10インチ版・A5変形版は、44字×20行で880文字です。

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ページフォーマット「画像見開き固定」です。
このフォーマットは画像専用で本文/見出しパネルが置けないので、キャプションで解説します。
画像サイズ「XS」横位置キャプション/クレジットありの配置です。
ご覧のように画像が一点のみ、見開きに配置されます。
写真 kutusita
画像サイズ「XS」縦位置キャプション/クレジットありの配置です。
写真 kutusita
画像サイズ「S」横位置キャプション/クレジットありの配置です。
このページフォーマットはご覧のように写真を見開きに一点、ノドにかけて配置されます。
写真 kutusita
画像サイズ「S」縦位置キャプション/クレジットありの配置です。
写真 kutusita
画像サイズ「M」横位置キャプション/クレジットありの配置です。
写真 kutusita
画像サイズ「M」正方形キャプション/クレジットありの配置です。
写真 kutusita
画像サイズ「L」横位置キャプション/クレジットありの配置です。
「L」ですが「画像見開き固定」では断ち落としではなく微妙な入れ込みになります。
写真 kutusita
画像サイズ「L」正方形キャプション/クレジットありの配置です。
写真 kutusita
画像サイズ「XL」横位置キャプション/クレジットありの配置です。
「画像見開き固定」で断ち落としになるのは「XL」です。
写真 kutusita
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ペ ー ジ フ ォ ー マ ッ ト

「本文二段組」

 [本文二段組]は、その名の通り本文が二段で組まれたページフォーマットです。文字サイズは[S]で、行間はぎっしりと詰めた文字組です。長い本文には少し窮屈な文字組ですが、いけなくはないです。


一頁に入る文字量は、文庫版・新書版は、20字×18行×2段で720文字、10インチ版・A5変形版は、24字×23行×2段で1104文字です。

見出しL

見出しM

見出しS

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❸………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❹は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある❺ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❻たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❼真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❽………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❾は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある❿ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ⓫たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか⓬真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの⓭………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス⓮は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある⓯ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本と◒

画像の入り方のサンプルページ

 この[本文二段組]ページフォーマットは、画像の入り方や印象が一段組とは違うので、いくつかのレイアウトサンプルをお見せします。

画像サイズ「XS」横位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。「ライン配置」の画像は、ご覧のようにキャプション/クレジットがあっても画像サイズは変わりません。
写真 kutusita

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶

★印の写真
画像サイズ「XS」縦位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。
写真 kutusita

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷

画像サイズ「S」横位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。
写真 kutusita

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❸………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❹は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ

ペ ー ジ フ ォ ー マ ッ ト

「本文三段組」

 [本文三段組]は、本文が三段で組まれたページフォーマットです。文字サイズは[XS]なので、本文には使わない方が良いでしょう。最も文字量が入るページフォーマットです。索引やデータなどに使うと良いと思います。

一頁に入る文字量は、文庫版・新書版は、14字×19行×3段で798文字、10インチ版・A5変形版は、16字×25行×3段で1200文字です。

見出しL

見出しM

見出しS

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❸………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❹は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある❺ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❻たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❼真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❽………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❾は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある❿ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ⓫たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか⓬真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの⓭………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス⓮は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある⓯ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ⓰たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか⓱真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの⓲………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス⓳は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本が◒

画像の入り方のサンプルページ

 この[本文三段組]ページフォーマットも、印象がまた違うので、いくつかのレイアウトサンプルをお見せします。

画像サイズ「XS」横位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。
写真 kutusita

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶

★印の写真
画像サイズ「XS」縦位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。
写真 kutusita

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷

画像サイズ「S」横位置キャプション/クレジットありの配置です。「ライン配置」で置かれます。
写真 kutusita

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❸………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❹

◓ダミーテキストK□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❶たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❷真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❸………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❹は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある❺ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ❻たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか❼真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの❽………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKSはデバイス❾は一つの判型であり□本は一つのデバイス□ととらえてマルチデ□バイスという空間で□メディアデザインに■峙していますいっぽ□四六判のハードカバ□ーで読みたい新刊や□古本がなんだかちょ□うどいい文庫がある❿ダミー/BCCKS□は一冊の本をつくれ□紙の本を含むすべて□電子デバイスに自動□に展開いたしますい■覧のこの本がそのま□マルチデバイスそし□紙の本としても読む□とが出来ます実際に□験していただければ⓫たらしい出版の一端□感じてもらえると思□ます本というパッケ□ジとはCDやDVD□それとは違い文字や■真や絵といった中身□そのもので形づくら□れています文章の量□背の束幅はきまりま□すし文字モノなのか⓬真集なのか図鑑なの□によって紙や印刷方□が選ばれます本をデ□インするときはなに□より大事なのがどん■な判型にするかで以□どんな紙にするか…□んな印刷にするか…□んな綴じにするか…□んな文字組にするの⓭………と続きますそ□らがしっくりと落と□し込まれていない本□は手に取っても本棚□入れてもなんだかな■ことになりますはじ□てキンドルを手にし□ときああイイ判型だ□なあと思いましたB□CCKS◒

castagnola's
bell
eagle
fisherman
angel
lobster

 
 
第 三 章

紙本Q&A

 
 
 紙の本を造るのは実はそれなりに大変です。制作知識や製造方法に精通していないと、なんだかな代物になってしまいます。「紙のBCCKS」はそれらのノウハウをできる限りアプリケーション化しています。乱暴に言えば[データ本]さえできていれば、そのまま紙の本にすることができます。なのですが、せっかく手元に置いておける物理的な本にするのですから、もう一声、いい本にするための注意点をQ&A方式でお届けします。



[このページは暫定横組みフォーマットで作られています]

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紙の本の心得

 いよいよ紙の本を造ってみましょう。ここでは、実際に紙の本にする上で大事な注意点やコツを紹介します。
 まず、紙の本は物理的な紙に印刷して製本しちゃうのだ、ということをもう一度心に刻みましょう。印刷して、何十〜何百ページを束ねて、糊で綴じて、断裁しちゃうのです。紙も、トナーも、糊も使い、運搬もします。ここが「データ本」「紙本」の決定的な違いです。
 では、「紙本」を造る三大重要チェックポイントをあげます。
1 頁数は合ってるか?
2 誤植や間違いはないか?
3 画像はキレイか?

これさえ確認できていれば、おそらくチャントした本になります。1と2はプリントプレビューで確認できるので、しっかり確認してください。3、これは自己管理ですので、皆さんそれぞれお願いします。
 それでは、三大ポイントも含めて、以下Q&A方式で進めます。

Q 「紙のBCCKS」ってなんだよ?

A 紙の本がつくれるサービスです

「紙のBCCKS」は、BCCKSで作成された「データ本」を、実際の紙の本の形に印刷・製本するサービスです。

判型(本のサイズ)は 文庫版、新書版、10インチ版、A5変形版の4種類が選べます。
印刷は 1色刷り(モノクロ)と4色刷り(カラー)が選べます。
頁数は 48、64、96、128、160、192、224、256、288、320頁、の10種類です。
装丁は くるみ製本(一枚の中厚紙で包む製本)で、パラフィン紙を巻いてお送りします。
綴じは PUR製本という開きの良い綴じ方です。
値段は 文庫版 48頁 1色刷りで、一冊525円です。判型、頁数、1色/4色で値段が決まります。 
詳しくは「プリントデータ作成に関する注意事項」をお読みください。

Q ページ数がなんだって?

A 余らないようにしてください

 紙の本は「折り」という単位の集合でできていて、一つの折りは32ページです。「紙のBCCKS」もこのルールに乗っ取っています。ページ数は、48、64、96、128、160、192、224、256、288、320頁、の10種類になります(48頁は特別な折りを入れてます)。

プリントデータができると確認メールが届くので、必ず確認してください。

 「紙のBCCKS」では、「データ本」から「プリントデータ」をレンダリングしてページ数を算出します。92ページだった場合は自動的に96ページの本が作られ、「4ページ余ります」といったアラートも出ます。さて、4ページならまだしも、仮に、65頁の本を造ってしまうと、なんと31ページも真っ白なページが入ってしまいます。これはもったいなさ過ぎますし、みっともないですよね。一般書籍なら1ページでも白紙が入っていたら「落丁」と怒鳴り込まれるところです。
 なので、必ず! 絶対! 
 「プリントデータ]を確認してください!

[プリントデータ]は印刷された完成品と全く同じなので、必ず確認してください!
 注意事項はこの一言につきます。
 「紙本」は、物理的な紙に印刷するものです。くれぐれもしっかり確認して、すばらしい本を手にして下さい。

Q 間違えんなって言われてもなぁ

A [プリントデータ]を確認してください

 こちらも、頁数と同じく、しっかり「プリントデータ」を確認してください。印刷したものはウェブと違って修正ができません。ですからここは是非、しっかりと校正して、納得のいく本にしましょう。


Q 「データ本」「紙本」なにそれ?

A PCや電子デバイスで読む本が「データ本」
紙に印刷された本が「紙本」です


 「データ本」は、PCや電子デバイスで閲覧するのに最適なレイアウトになるように設計されています。「紙本」も各判型で最適なレイアウトになっています。
 「データ本」「紙本」にはさまざまな違いがあります。例えば、「紙本」の文字サイズは少し小さいほうが読みやすくなります。「データ本」に余白はそれほど必要ありません。そういった調整をほどこしながらも、できるだけ同じレイアウト、同じ文字組みになるように設計していますが、様々な要因で同じレイアウトにならない場合があります。特に、ユーザー環境やフォントの違いによって、文字送り、画像挿入位置、ページングなどが異なる場合があります。
 「紙本」を正確に造るコツとしては、編集時に[紙プレビュー]で確認をするのが良いでしょう。[紙プレビュー][プリントデータ]に近い結果が得られます。MacOSであれば、まったく同じ結果になることも少なくありません。細かい文字校正や全体の構成は[紙プレビュー]で見ていただくのが、確実で手早いと思います。そのうえで、最終的な確認を[プリントデータ]で行ってください。
 [データ本]「紙本」の違いで、特に注意が必要な項目を挙げてみました。
・文字サイズの違いによる文字送りや図の挿入位置が異なる場合があります。
・各頁にノンブル(ページ数)がふられます。※画像が大きい場合自動的にオフになります。
・左ページに書名、右ページに章タイトルが、それぞれノンブルの脇に表示されます。
・表2・表3のテキストと画像はペーパー本には印刷されません。
・「紙本」の裁ち落とし画像(版形いっぱいの画像)は、画像の端が約3㎜削られます。


Q 画像データがどうしたって?

A サイズを確認してください

 「データ本」は、ウェブで快適に閲覧できるよう、画像は圧縮表示していますが、「紙本」では、アップロードされたオリジナル画像がそのまま使用されます。印刷データは高解像度のほうが美しく印刷されるので、「紙本」を作成する場合は、高解像度の画像をアップすることをお勧めします。「データ本」の容量は変わりません。
 アップロードする画像サイズは以下を目安としてください。
 Sサイズ 1MB(長辺800px)
 Mサイズ 2MB(長辺1200px)
 Lサイズ 3MB(長辺1600px)
 見開き画像 4MB(長辺3000px)


Q 判型ってどーやって決めんの?

A 一般的にはビジュアル本は中判、文字本は小判がおすすめです

 「紙のBCCKS」の四種類の判型を小さい順に並べました。
文庫版 105×148㎜
新書判 110×180㎜ 
10インチ版 148×192㎜
A5変形版 140×218㎜

 判型はとても大事です。多くの編集者/デザイナーは「まず判型をどうするか?」から本作りを始めます。一概には言えませんが、一般的にはビジュアル本には[中版]、文字本には[小版]が選ばれます。もちろん文庫版の写真集がかわいらしかったり、やや大きな判型でゆったり読みたい長編小説もあります。まあ、判型を悩むのも本作りの楽しみの一つです。BCCKSのPCリーダーは本のシミュレーターとしても優秀なので、いろいろな判型を試して悩んでみてください。

同じコンテンツでも判型によって印象が大きく変わります。

Q 漫画本つくるぞ! あ、絵本かな?

『MWUAI 未完成版』Kyotaro著 天然文庫

A 手書き原稿の注意点

 漫画も絵本も「BCCKS」と相性がいいのでオススメです。ペン入れされた漫画原稿やカラーのイラストであれば特に問題はありません。ぜひ、大きな画像サイズで中判の判型で造ってみてください。
 もし、鉛筆画など淡い線の原稿の場合は少し注意が必要です。その場合は1色刷りになると思いますが、1色のPOD印刷機は明るいトーンの印刷が若干苦手で、細い鉛筆のタッチなどが出ない場合があります。スキャンした画像のままだとかなり薄い仕上がりになってしまうので、レベル調整をしてください。参考までに『MWUAI 未完成版』Kyotaro著(天然文庫)の入稿データ(レベル調整したもの)を掲載します。原稿はかなり淡い鉛筆画でした。

Q 1色かなぁ? 4色かなぁ?

A 一般書籍の八割は1色刷りです

 意外かもしれませんが、多くの本は1色で刷られています。4色の本はとても贅沢なんですね。なによりコストがかかります。「紙のBCCKS」の場合も値段はほぼ倍になります。さて、ここが重要です。POD印刷は1色刷りがキレイです。なにより〝本らしい仕上がり〟になります。現段階で4色刷りもかなりのレベルまで達していますが、1色刷りは一般書籍のクオリティーの八割方をクリアーしています。カラフルな写真集や絵本であればもちろん4色で刷るのがいいと思いますが、画像が少ない文字中心の本であれば1色刷りをオススメします。

1色刷りは、印刷物としてもモノとしても美しい仕上がりです。
サンプル本の写真
Ari Marcoroulos
4色刷りもがんばっているのですが、そろそろ抜本的な技術革新が必要なところにきているようです。
サンプル本の写真
Peter Sutherland

Q 断ち落としってなんだよ?

天地が「断ち落とし」になっている例です。
サンプル本の写真:Raquel Nave

A 紙面一杯の画像のことです

 本は最後に必ず断裁されます。断裁すると1ミリ程度のズレが生じることがあります。判型と画像がぴったり同じサイズだと切り口ぎりぎりに白が残ったりしてみっともないことになります。その解決方法として断ち落とし画像は断裁サイズより3ミリはみ出して印刷しておきます。
 電子書籍には裁断が必要ないので3ミリはみ出す必要はありません。BCCKSはエディター上で「紙本プレビュー」を確認することができます。「紙本プレビュー」は印刷データとほぼ同じ状態で確認出来ますので、断ち落としやノド逃げなど、印刷用に調整された状態を確認することができます。金髪の写真が「紙本プレビュー画面」です。裁ち落としなどの処理を確認いただけます。

Q ノドってなあに?

A 見開きの真ん中の本を綴じている部分です

 同じ金髪の写真で説明します。右ページと左ページの間が空いています。この部分がノドになります。ノド部分はその工法上、どうしても数ミリほど食われて見えなくなってしまいます。「紙のBCCKS」ではこの食われる部分の画像を自動的に補足して、本になった時に絵柄のバランスがある程度は崩れないように調整しています。これを「ノド逃げ」といいます。

Q 100部ほど刷ってみるか

A まず、一冊刷ってからにしてください

 100部といわず、そうですね、10部以上であれば、一度試し刷りをすることをオススメします。一般の書籍の場合は「色校正」といって、一度すべてのページを印刷し、さまざまな確認をする工程を踏みます。場合に寄っては二度、三度と校正する場合もあります。
 単純な間違いや誤植、画像の色味、ノドにかかった画像の食われかた、ページ構成、なにより仕上がりの「モノ」としての良し悪し、など、手に取って見てみないとわからないことがたくさんあるのがモノづくりです。でも、そのギャンブル感がモノづくりの楽しみっていうのもあるので、思い切っていきなり100部も、アリと言えばアリですが。

 
 
お ま け

「紙のBCCKS」
自己採点

 

 「紙のBCCKS」で造られた実際の本をじっくり手に取り、いちグラフィック・デザイナーの目で厳しく採点してみました。

[このページは暫定横組みフォーマットで作られています]

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【サンプル本の写真:Ari Marcoroulos】
モリサワ「RISAPRESS Color651」の印刷面。オイルトナーによってPOD独特のテカリが極力抑えられている。【サンプル本の写真:Peter Sutherland】
モリサワ「RISAPRESS105HR」の印刷面。1色刷りはオフセット印刷と見間違うレベルまできています。【サンプル本の写真:奥出和典】

印刷 69

 一般書籍のほとんどが、インクを使う「オフセット印刷」という方式で刷られてます。皆さんの身のまわりの、本、カタログ、ポスターなど、オフセット印刷で刷られている印刷物のほとんどが、強く美しいクオリティーが得られていると思います。
 「紙のBCCKS」は、トナーを使った「オンデマンド印刷」という方式で刷られます。クオリティーはオフセットにかないません。けれども、一部から刷る事ができます。「オンデマンド印刷」にも様々な方式がありますが、「紙のBCCKS」は、トナー方式の中で最もオフセットに近い、モリサワの「RISA PRESS」を採用しています。69点とは我ながら厳しい採点ですが、これはオフセットと比較しての採点です。実はかなり高得点ではないでしょうか。
 オンデマンド印刷は、オフセットに取って代わる技術として注目されています。今後、90点台になるのも遠い話ではないと思っています。

表紙:FB堅紙/白/180kg パラフィン紙巻き 本文:OKサワークリーム/60kg 綴じ:PUR
PUR製本という、開きのよい製本方法を採用しています。

造本 73

 一般書籍にも使われている断裁機を使い、熟練した職人が一冊一冊ていねいに仕上げています。その仕上がりの感触だけでいえば、92点の高得点が付けられます。けれども「造本設計」の問題があり、あえて厳しい採点にしました。
 造本設計とは、判型、用紙、製本方法などの設計のことです。「紙のBCCKS」は四種類の判型があり、頁数は、48ページから320ページまで10段階あります。それら様々な仕上がりの本を一種類の設計でまかなうには、汎用性のある設計にせざるを得ません。たとえば本来の造本設計であれば、大きくて薄い本であれば、斤量(紙の厚さ)のある本文用紙をガッチリ綴じ、腰のある本にするでしょう。小さく厚い本であれば、薄い用紙を柔らかく綴じて吸い付くようなめくり感に。本当はそういった気の効いた造本設計を個別にやりたいところです。しかしサービスが始まったばかりの現状では、まだ追いついていません。
 今後、造本設計の種類も豊富にしていく予定です。伸びしろは十分にあると思います。

ボトムラインがきれいに揃うBCCKSの禁則処理(でも、まだ完璧ではありません)。きたない文字組は「データ本」だと許せる範囲でも、「紙の本」にするととても気になりますね。
右の写真の天と小口が断ち落としになり、3㎜ほど写真が切られています。写真ならほとんど気になりませんが、これが図面など緻密なものだと問題です。うーん。

コンバート 61

 たとえばブログで書かれた日記であれば、97点をつけます。シンプルな写真集であれば、90点をつけます。厳しいのは、緻密な本です。文字だけの小説だとしても、約物や圏点など、ブログではあまり使われない文字表現が多用されている本であれば、60点にするでしょう。一般的に使用頻度の低い約物の字間・位置調整には、まだ手が回っていないのが現状です。それから、緻密なデザイン本であれば55点です。「データ本」「紙本」の裁ち落とし調整は、写真であれば問題のないレベルですが、紙面一杯にデザインされた図版などには問題が残ります。これらに関しては、まずは70点台を目指してがんばります! です。

入力しにくい全角約物等

 全角約物はキーボード入力が難しいのです。テキストとして下記に貼っておくので、よろしければご活用ください。現状のBCCKSでは、字間や位置調整が出来ていない約物も多々あります。使用頻度の高いものから随時対応していく予定です。今しばらくお待ちください。

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約 物
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始め終わり括弧
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ダッシュ引用符
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数 字
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通 貨
$¢£¥

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記 号
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数 式 記 号
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ギ リ シ ャ 語
ΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϐϑϕϛὰάὲέ

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キ リ ル 文 字
ЁАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяё

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分 母
⁄₀₁₂₃₄₅₆₇₈₉

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等 幅 半 角 字 形(記号約物抜粋)
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bccks color chart

 
表紙エディターのカラーチャートです。『紙のBCCKS印刷サンプル本』でお役立てください。
本文ページではまだ色をつけることができませんが、対応予定です。もうしばらくお待ちください。

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  あ と が き

 
 参考書読了おつかれさまです。最後までおつきあいいただきありがとうございました。
 BCCKSはようやく「書籍002」「紙のBCCKS」を無事リリースすることができました。今の状態を家にたとえれば、柱が四本立ったところでしょうか。
 本を読むリーダー、本を作るエディター、出版/販売の仕組み、紙に出力する仕組み、この四本の柱です。それ以外はまだ、屋根も、天井も、壁も、床も、庭も、手つかずな状態ですね。屋根や床というのは、たとえば、データフォーマットの強化、リーダー/エディターの強化、ソーシャルリーディング導入、PCとデバイスのページレイアウトの整合性、雑誌(「コロコロ」は無理、「Pen」くらいシンプルなもの)並みのデザイン性、おおよそこの世のすべての書籍表紙フォーマット、UI/アピアランスデザインの向上、と挙げたらきりがないのでやめますが。今、注力すべきなのは、家の中ではなく、ご近所付き合いだと思ってます。うまく付き合えばイイ建材が安く手に入るかもしれないですしね。
 
 ご近所さんにはいろんな人がいます。ユーザーさんはもちろん、有名著者も住んでます。結構大きな会社もあるし、信者がたくさん出入りしてる怪しげな団体も気になります。近所に密着し貢献できたことが、家の建材に反映されると一番お得ですね、お隣の庭師とコラボみたいな。
 ソーシャルリーディングはご近所付き合いとかぶります。著者と読者と読者と著者的な水平型の新しい読書空間が生まれると、そこにはコミュニティーが生まれます。そのコミュニティーにたいして、PC、デバイス、紙。それらの関係がどういう読書体験をつくるのか。その空間は何で構成され、何をエネルギーにし、どんな動きをするのかを、ご近所巡りをしながらちゃんと見てみたいと思っています。
 
 出版業界には出版の仕組みがあります。著者、原稿、編集、デザイン、校正、印刷、製本、取次、書店、そして最終的にどうにかして読者の手元に届ける、という、百年単位で積み上げられてきた膨大なフローとノウハウです。厚顔無恥に言わせてもらえば、BCCKSは「出版フローのアプリケーション化」という野望を持っています。言いすぎな部分は多分にありますが、実現できている部分は確かにあります。
 今、最低限のアプリケーション化ができたのが、編集、デザイン、印刷、製本、です。ほんとうに最低限だと思ってますが、それでも何かが動く気配はあります。逆に、リーチできていないのが、著者、原稿、取次、書店、読者に届ける、です。アプリケーション化によって動くこともあれば、さまざまな要因が、時間とコストをかけながら、勝手に構築されたり、がんばってようやく現れたりするんだと思います。
 四本柱が立った事で、アプリケーション化ができた領域への一応の回答は出せたのではないかと思っています。今後はまだできていない領域のアプリケーション化に着手することになります。
 「書籍002」で皆さんのすばらしい本がたくさんつくられ、「紙のBCCKS」でつくられた本ができるだけ多くの人の手に届けられることを妄想しています。

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書籍002参考書

2012年3月1日 発行 初版

著  者:BCCKS
発  行:BCCKS出版

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bcck: http://bccks.jp/bcck/00104085/info
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誰でもwebで簡単に本を作り公開することができる」サービスです。
あたらしいBCCKSでは、webで本を一冊作成すると、自動的にマルチデバイスに展開され、公開することができるしくみを作成しました。この本もそのしくみで作られています。

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