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「結界」は、屋外にある主に猫よけに用いられているペットボトルのこと、及びそれらを撮影した写真集のタイトルです。
日本には、野良猫が自分の家や庭に入ってくることを避けるために、水を入れたペットボトルを置いておく迷信があります。いま現在、ペットボトルを置くことの効果は認められていません。それでも人はペットボトルを置き続け、今まで置いてあったものを片付けることもしません。屋外に置かれているペットボトルを見て、私は「結界」と名付けました。そして撮影を始めました。
「結界」には
一:あらゆる配置のパターンがあり、ある程度の規則性もある。
二:ペットボトルを置くことの効果は真剣に吟味されていないように思える。
三:(少々短絡的ではあるものの)人間の決意行動を感じられる。
四:公共の場に置かれてもゴミとして認識されていない。
五:パラノイア的な狂気、ちょっとした恐怖を感じるものの、結果的に意味のないことをやっているという「寂しさ・悲しさ・虚しさ」があり、最終的に受ける印象には何か可笑しさがある。
六:置いた人の気持ち、猫の気持ち、ペットボトルの気持ちを想像できる。
七:人は写っていないが人のいる気配を感じる。
などなど、なかなか味わい深いものがあります。
そして少し大げさに言えば、匿名の作家たちによるパブリックアートだと考えます。
◎
本来の仕様の写真集は、水に溶ける特殊な紙を用いてダメージ加工を施し、公園や土手に捨てられたアダルトな雑誌のイメージを表現しています。それにより、モチーフとなった風雨にさらされているペットボトル達のイメージと関連付けています。
すべて手作業で、一ページ毎に溶かして乾かしダメージ加工をしているので、一冊毎に仕上がりが異なります。綴じ方もこの写真集のために考案したもので、水のみで綴じています。
こちらから購入できます。
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2015年12月12日 発行 3版
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