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この本はタチヨミ版です。
コーチの中には、会社の経営についてのコーチングを行ったりすることもあるとおもいます。今回からはそこで役立つ「経営戦略」をいくつか紹介していきます。内容としてはドラッカーの「マネジメント」に掲載されているものではありますが、それをたぬき流に非常識な表現でお届けしていきます。
まず今回紹介するのは「トップ戦略」。つまり、あなたの業界で何がなんでもトップを取れ、というものです。
自動車で言えばトヨタ。家電で言えばパナソニック(旧松下電器)オートバイで言えばホンダ。
これらはそれぞれの業界を代表する企業でもあり、またシェアナンバーワンを誇るトップ企業でもあります。おかげで知名度は高く、ほとんどの場合はすぐにその会社を思い出してくれることができるのです。
つまり、それだけで宣伝効果が抜群に高い、というわけです。これはトップだからこそできることなのです。
じゃぁ、コーチング業界でトップを取れ、ということなの? そんなの、私には無理に決まってるじゃない。きっとあなたはそう思うでしょう。
確かに、全国的に見れば競合他社はたくさんいます。世界的に見れば、日本のコーチング企業なんてちっぽけかもしれません。そんな中で、あなたがトップを取るなんて無理。
なぁんてことはないんですよ。実はあなたもトップは取れます。簡単なことです。あなたの範囲を絞ればいいんです。
私は宮崎県日向市ではトップのコーチだと胸を張って言えます。だって、他に誰もいないんですから。いやぁ、私の住んでいるところには、私より先輩のコーチがいるから。だったら〇〇町のトップでもいいんです。
地域的なトップが無理ならこういう考え方もあります。
「お母さんに向けてのコーチングならナンバーワン」
「学生に向けての意欲向上コーチならトップ」
「営業マンのためのコーチングは誰にも負けない」
このようにターゲットを絞るのです。
ただターゲットを絞っても、上には上がいます。だから地域とターゲット、これを複合的に使えばいいんです。
「〇〇市のお母さん向けのコーチングなら私が一番!」
と胸をはって宣言しちゃえばいいんですよ。
そもそも、この業界では何をもってトップか、ナンバーワンか、なんて指標はあいまいですから。言ったもの勝ちです。
いずれにせよ、トップを取ることには貪欲になってみてください。そして、その戦略を持って企業を指導してみるのです。多くの企業は、顧客を得ようとしてその範囲を広く捉えすぎるところがあります。逆に範囲を絞ったほうが、その名前は広がりやすくなるんですよ。
トップ戦略、これをぜひ頭に入れてください。ただし、一度トップを取ったらそれを維持するのは大変だということも頭には入れておいてくださいね。
非常識なコーチング成功法則 その247
何がなんでもトップを取れ
範囲を絞ればトップは可能 するとその名前は勝手にどんどん広がっていく
前回は、範囲を絞ってトップを取れ、ということをお伝えしました。今回はその逆の戦略をご紹介しましょう。それが「チャレンジャー戦略」です。
チャレンジャー戦略とは、文字通りチャレンジャーになってトップに戦いを挑め、というものです。といっても、トップと同じことをやっていては、相手に負けてしまうのは目に見えています。ではどうすれば良いのでしょうか?
まったく同じ商品、売り方ではトップにはかないません。だったら、相手とは違うということをアピールしましょう。といっても、相手のことを悪く言ってしまうのは逆効果です。独自の武器を手に入れ、戦いを挑むのです。
昔、これで成功した企業があります。それがアサヒビールです。アサヒビールといえば、アサヒスーパードライが有名ですね。これが販売される前は、ビールはキリンがトップシェアを占めていました。
その市場に挑んだアサヒビールは
「キレがあるのにコクがある」
というキャッチコピーでスーパードライを打ち出したのです。そしてこれが大ヒット。
しかし、今ではその逆のことが起きています。アサヒビールは発泡酒の市場で「麒麟淡麗生」で殴り込みをかけて、王者の奪還を狙ったのです。これもまたヒットを飛ばし、今ではビール業界は誰もがチャレンジャーとなっている状況です。
チャレンジャー戦略をとるためには、やはり独自性が大事。トップとはここが違うんだぞ、というところをアピールすることです。さて、あなたは普通のコーチングをやっていませんか? それではチャレンジャーとしての土俵にも上がっていないことになります。
まずはトップがやっていないことに目をつけてみましょう。そして、その領域に自分の強みを重ねてアピールするのです。そうすることで、あなたはトップに対して戦いを挑むことができます。やはり戦いを挑むには、しっかりとした武器を身につけていないと。
しかし、このチャレンジャー戦略はリスクも伴います。場合によっては、眠れる獅子を起こしてしまい、返り討ちにあうことも。だからこそ、正面きっての戦いはやめておきましょう。戦うには戦略が必要ですよ。
私も今、一つ武器を手に入れました。しかし、その武器をまだまだ磨かないと戦いには出られません。しっかりとした戦略と技術、そして思い。これが揃わなければ、チャレンジャー戦略は難しいでしょう。
しかし、こういった条件が揃えば。チャレンジャー戦略は大当たりして大化けする可能性もあることを視野に入れてみてくださいね。
非常識なコーチング成功法則 その248
トップに戦いを挑め
戦いを挑むには、トップにはない独自の武器に磨きをかけて戦略をもて
今回ご紹介する戦略、それは「パクリ戦略」です。とにかくいろんな人のマネをしてパクリまくる。その戦略です。
かつて、松下電器(現パナソニック)は「マネシタ電器」と言われるほど、他社のマネをして新しい製品を世に出していました。他社がうまくいった製品をパクって、その市場を後から抑えていたんです。
通常であれば、後発はなかなか成功しないもの。なのにどうしてそれがうまくいったのか?
当時の松下電器には販売力がありました。今でこそ、大型家電店が強力な力を発揮していますが、当時は街の家電屋さんが主流。松下電器はその販売力を持って、マネをした製品を売りまくっていたんです。
こういったパクリの戦略は、うまくいくと時代の主流に乗れます。いい例が書籍でしょう。
ハリーポッターが流行れば、それに便乗した解説本を出して売る。ベストセラーが出れば、そのタイトルに似たものを出して、シリーズ物に見せかけて売る。こういった本、意外にも売れるんですよ。
私たちコーチも、このパクリ戦略を大いに活用するべきです。私たちは個人事業主がほとんどでしょう。そのなかでも、うまくいっている人のやり方をどんどん真似するのです。
こいつ、真似しやがって。なんて言う人はあまりいないでしょう。それどころか、私だったら真似されて光栄だと感じています。それだけ、私のやり方や考え方が評価されたことになるのですから。
まねをするということは、そのやり方を先人が検証してくれたことになるんです。だから安心してそのやり方を進めることができます。その分の時間やコストを節約できますよね。
さらに、どうせマネをするのならオリジナルの上をいきましょう。猿真似ではもったいないですから。オリジナルができなかったところを改善していく。今度はそれをマネされるくらいになりましょう。
これも実は、私たちコーチの仲間内では当たり前にやっていることです。友人のコーチのセミナーに参加したとき、自分が前にやったネタをさらにブラッシュアップかけてやっていたんですよ。これを見たとき、さらにそれを参考にして自分のやり方にも取り入れました。
こうやっていくことで、お互いに向上していけるんですよ。だから、パクリ戦略というのは弱い物同士が高め合うにはもってこいの戦略なんです。
そのためには、パクリあう仲間同士の信頼関係も必要です。とった、とられたで無用な争いなんかしてたらもったいないですからね。
非常識なコーチング成功法則 その249
人のやり方を大いにパクれ
パクリあうことでお互いの技術や戦略のブラッシュアップができる
今回ご紹介する戦略は、言葉としては結構知っている人も多いと思います。それが「ニッチ戦略」です。スキマ戦略とも言われていますね。
これは、大手がやらないような小回りのきく、スキマを狙えという意味で使われていることが多いのですが。実はドラッカー的に言えば
「企業が身の丈に合い、しかも独自性、差別化を図れる領域」
といえるのです。
だから、まず私たちがやらなければならないことは
「自分の身の丈を知る」
ということです。無理はしない、大きな資本も使わない、無理に人も使わない。自分たちが今どの程度のものなのか。そこをきちんと把握しましょう。
その上で、自分の強み、弱みをしっかりと知ること。当然、このニッチ戦略では強みを活かしていきます。
その強みを活かした上で、自分のいる市場をとにかく細かく分解してみましょう。そして、その細かい市場の中で独自性を発揮し、誰も敵がいないようにしてしまうのです。
例えば個人コーチングをやっている人であれば。対象者を婚活をしている人に絞る。さらに、地域を自分の住んでいる市だけにする。婚活活動者も、農業青年に絞る。ここまでいくと、あなたには
「〇〇市で農業を営んでいる若者の婚活コーチングの第一人者」
という称号が与えられるのです。だって、他に誰もいないのですから。
私はこの手で、今のファシリテーターの地位を築きました。私がうたったのは
「宮崎県内でビジネス会議のコンサルティングを行うプロファシリテーター」
だったのです。
おかげで、宮崎県下でワークショップや会議といえばたぬきコーチ、ということをイメージしてもらいやすくなりました。その結果、行政関係からは多くの仕事をいただいています。
これも「宮崎県」「ビジネス会議」とスキマを絞ったからです。その結果、なぜかうたっていない「まちづくり」に呼ばれることのほうが多いのですが。それはそれで大きな成果ともいえるでしょう。
他にもニッチ戦略はいろいろと考えられます。すでに、別の商品・サービスでそのスキマを見つけたので、そこに向かって今は準備をしている段階です。
スキマ市場は、意外なところで見つかります。周りから「こういうのはやってないの」と声をかけられて気づく場合。自分たちの強み、弱みを出してSWOT分析の結果から出てくる場合。自分が不便だと思って調べていたら、市場になるとわかった場合、などなど。
まずはスキマ市場を見つけたら、小さくトライしてみてください。そうすれば、仮に失敗しても損失はそれほど大きくなく進めます。逆に小さく進めれば、失敗してもそんなに痛くはありません。そして、当たれば大きくなるのですから。
まずは自分の強みを知ること。そして、それを活かした市場を細かく分解して見つけること。きっとそこには、あなたにピッタリの市場が見つかりますよ。それを期待して、ぜひ前に進んで行きましょう!
非常識なコーチング成功法則 その250
スキマ市場を狙ってつくれ
自分の強みを生かし市場を細かくすることで、そこの第一人者になれる
タチヨミ版はここまでとなります。
2012年7月3日 発行 初版
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ご存知たぬきコーチです♪