spine
jacket

───────────────────────



風好迷日7

OOKURA 

からかさ屋



───────────────────────

トンネルをぬけると下のほうに船が数せきの港が見える。
道の左側はずっと海だ。
山側へ進路をとる。
トンネルのなかは海の魚の絵がペンキで描かれていた。
煙が真っ黒なので、プラスチック系だろう。
コンビニで一服。お店の裏は新地といった感じ。
運転手はおばさんだ。
館山の保養所通りみたいにならないでくれと思いながら歩く。
房総の山は山梨と違って植林が少ない。
おじさんは腕で顔を隠して寝ていたけど、僕の気配を感じて腕を少しずらした。攻防戦。
おじさんを過ぎてまた大通りからそれる。
椰子の木なんだろうか?
曲がり角にある見晴らしのいいもと保養所?を取り壊していた。
太海の町が見えてきた。
二人の間は人二人分ぐらい開いている。
太海の町は鴨川との間にながれる川までずっと広がっていた。
なんとなくカメラを構える。
房総はキリスト教の看板多し。
加藤さんは子供のころ、千倉で鯵釣りをして釣りが好きになった。
船で沖にでて、釣った鯵を食べたら戻しちゃった。
前に行ったのはいつ頃?
もうずいぶん行ってない、前に行ったのは30年ぐらい前じゃないかな。
加藤さんは職場のおじさん。
そこにはなんて書いてあるのだろうか?

風好迷日7

2012年10月31日 発行 初版

著  者:OOKURA 
発  行:からかさ屋

bb_B_00110017
bcck: http://bccks.jp/bcck/00110017/info
user: http://bccks.jp/user/23325
format:#002t

Powered by BCCKS

株式会社BCCKS
〒141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
contact@bccks.jp
http://bccks.jp

jacket