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作家・編集者のバーバラ・アスカが日々起こるよしなしことを毎日1ページ描いた本。ひとコママンガからイラストエッセイ、たまに続きものなど。メルマガ版はこちら。http://www.mag2.com/m/0001562890.html

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絵でみる評論放送
2012年9月号

バーバラ・アスカ

出版評論社



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  この本はタチヨミ版です。

まえがき

 こんにちは。バーバラ・アスカでございます。
 3冊目の『絵でみる評論放送』です。
 この「まえがき」を書いているのは2012年の年末であるわけですが、9月から1日1枚描き始めて、ずいぶん描いたのだなあ、としみじみしております。
 もともと、私は文字書きでして、「マンガ家をめざしておる」とかそういう大それた望みを持っているわけではありません。まあ、「自分の描きたいことが絵で描けたら楽しいだろうなあ」「自分の本の表紙とか、さし絵とか描けたらいいなあ」くらいの話であります。

 「3000時間理論」とか「5000時間理論」という話を聞いたことがありますか? 教育の話で、「3000時間何かをやれば、プロとしてやっていけるだけの技量に達する」ということらしいです。詳細はわかりませんのでみなさまめいめいお調べになってください(投げやり)。
 この件で大事な点は、3000時間だろーが5000時間だろーが「継続していれば、必ず技術は進歩する」というところです。
 例えば毎日1時間絵を描いたとして、3000時間に達するには3000日。365で割ればだいたい8。つまり、1日も欠かさず1日1時間絵を描いていればだいたい8年くらいでプロ並みになれる、ということではありませぬか。素晴らしい! さっきググってみたら、「1000時間」という話も出ていたので、それなら2年半くらいになります。おおおお。
 問題はその8年とか2年半を「長い!」と思うか「短い!」と思うかです。
 私も若い頃なら「長い!」と思ったでしょうが、今はもう野望も出世欲も消え失せた老人であります。なので「8年?! すぐじゃん!」という、老人力大爆発さくらや安さ爆発的な希望を持っております。老人になるのも悪いものではありませんね。

 たいへん、私は何を書いているのでしょう。イラスト集のまえがきなのに、まるでハウツー書のまえがきのような寝言を書いてしまいました。大変申し訳ありません。
 40を過ぎたとたん、出世欲も野望も煙のように消え失せてしまったのですが、「目標がないと、どうにもやる気がでない性分」だけは残ってしまい、「目標 毎日1時間ラクガキをする」と大書きしてココロの壁にぺたっと貼り、日々このようなくだらぬ絵を描いているわけです。
 ぜひとも寝っ転がっていただき、鼻くそでも掘りながら観ていただければ幸いです。

目次

近頃のわたくし
GEISAIに参加しますた
生まれて初めて絵が売れました
お前にPCは必要ない
iPhone漬け
「釜玉すぱ_バター醤油」を食べてみました
死闘の相手はパソコンソフト
JKはラクなバイトの夢を見る
5色で世界は創造できる
ハーモニカ横丁の「酒処はんなり」に行きました
ハーモニカ横丁「アヒルビアホール」のおつまみ
ハーモニカ横丁「アヒルビアホール」名物の酒棚
夏、船に乗って知ったこと
はじめてのシウマイ弁当
空腹が恋しくなる時
試食に喧嘩を売られるの巻
昔の銀行は待ち時間も楽しかった
謎、それは天丼
ITのある風景
運送屋さんの謎
ハーモニカ横丁・絶品のアジフライ
雨の京急蒲田
続・試食ウォーズ
食事がゴーカになる時
締切を守れる人は偉い
これが、若さか……。
つけもの石を持ち歩いた日
出張慣れ
自由席は楽しい
娘がアップルパイを好きな理由
こんな陰謀なら歓迎であります

iPhone5発売当日閉店後のビックカメラ立川店
西国分寺駅ホームに突然オサレなお店が
生まれ変わったら博多に住みたい
博多の定宿の朝食
おもしろいけど、こんなんでいいのか府中市美術館
国立の謎の看板

近頃のわたくし
GEISAIに参加しますた
生まれて初めて絵が売れました
お前にPCは必要ない
iPhone漬け
「釜玉すぱ バター醤油」を食べてみました



  タチヨミ版はここまでとなります。


絵でみる評論放送 2012年9月号

2012年12月25日 初版 発行 

著  者:バーバラ・アスカ
発  行:出版評論社 (shop@bestseller.jp)

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バーバラ・アスカ Barbara Asuka

1972年東京都生まれ。作家、編集者。出版評論社代表。パソコン誌編集者、書店勤務、印刷会社、編集プロダクション勤務等を経て、現在フリーランス。「10年でマンガ家(プロではない)になろう計画」発動中。高校3年まで美大に入るつもりでいたけど挫折したということは、あなたと私だけの秘密です。

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