二〇一三年一二月三一日（火）
今年最後の日

今年は日記を半年しか更新できませんでした…。ダメな感じ。
完成された本が増えてきて、更新型のしかも日記はアップしにくいな、と気後れしたというのもあります。でも一番の理由は時間の問題かな。大したこと書いている訳ではないのに。

利庵の蕎麦は年末のみ持ち帰りできるので、蕎麦と天種を注文しておいた。ちょっと茹ですぎちゃったけどやっぱり美味しいので近所の方にはオススメです。紅白のあまちゃんを観ながら。

ＩＥでも読めるようになったことだし、来年もやっぱり更新しよう。

二〇一三年一二月二九日（日）
天皇杯準決勝

全然更新してなかったけど、今シーズンはヴェルディの試合は12試合ほど観ました。地域貢献もそこそこに試合に集中した結果が過去最低順位…。残念すぎて書くことがありません。

京都ＶＳ徳島の昇格プレーオフを観て、最後の観戦は国立での天皇杯準決勝、広島ゴール裏。
広島のチャントはなんか弱そう！そして試合もちょっとイマイチ…寒いし…。延長を経てＰＫ戦になった時に帰ろうかと思ったけど、ここからがすごかった。
広島１ー３からの西川のセーブ→西川のキック→その後２つをセーブして、広島が大逆転勝利。西川神憑ってる！　魅せてもらいました。

二〇一三年六月一日（土）
レモンバームとオリーブ

去年忙しさにかまけて全然手入れをしてなかった時期に、鉢植えがほとんどダメになってしまったので、いくつか購入。

いまのところはいい感じ。

レモンバームは虫除けになると聞いたのに、全然ならないな！
いいにおいだけど。

二〇一三年五月三一日（金）
だるま

ＢＣＣＫＳの作業日が金曜に。
次の日休みってことで、ひろたさんと唐津くんとジンギスカンを食べに。

六本木の『だるま』、肉が柔らかくて安い上に朝までやってて重宝してる。

二〇一三年五月二六日（日）
買い物

「仕事なのにそのリュックはないんじゃないの」

という同僚のアドバイス？がひっかかって、なにかちゃんとしたカバンも持っておこうかと買い物へ。これまでも持ってなかったわけじゃないんだが、三年前にアキレス腱を切ってから、すっかりリュック等になってしまった。

赤いバッグが欲しいなと思ってたけどいい形のものがなく、マヌー（Magnu）のパープルのトートを購入。

かわいいけどやっぱ片側にかけると荷物重い。

二〇一三年五月二四日（金）
ストア配本サービス開始

ブックスで作った本を、Kindle、kobo、iBooksでも販売できるサービスをスタート。

通常の出版社は、本に合わせてデータをつくっているけど、ブックスの場合はシステムでＥＰＵＢ３のデータを作成する。どのストアでも統一のファイルでいけるのか、書式が認められるのか、メタデータやジャンルはどうすれば著者の負担が減るのか…等々考えて作っていたら、地味な作業が積み重なり、結構時間がかかってしまった。

二〇一三年五月二十五日（土）
ミドリムシ

久々に美容院に行ったら、なんかミドリムシの手描きチラシが。

ミドリムシが身体にいいのは聞いたことがあるけど、なんでもスタッフの子が試した結果によると、抜け毛や髪つやにも効果があったんだって。ふーん…。

試してみようかな。

二〇一三年五月二一日（火）
ビストロヨシミチ

よく知る映画＆ゲームプロデューサーの方に久々に会った。

田町のビストロに連れて行っていただいた。地下の小さな隠れ家のような店。
ていねいな料理がとても美味しい。

二〇一三年五月一九日（日）
芝刈りとアリエッタ

　先週プチ庭に除草剤を撒いていて、効いてきたので今日は芝刈り。ギリギリ雨が降る前に肥料も撒き終わった。いい芝になるよう今年もがんばる。

　芝刈り後、五反田のパネッテリア・アリエッタにパンを買いに。ここのパンは本当に美味しいので、五反田に来たらちょっと足を伸ばしてください、ぜひに！　特にフランスパンとハチミツのパン・オ・ミエーレ、それとフェニックスというパンがおすすめ。

二〇一三年五月一二日（日）
神戸戦とレンゲ

　国立競技場で一位のヴィッセル神戸と対戦。Ｊリーグ二十周年ということで、トロフィーと歴代のユニフォームが並ぶ。ヴェルディはこのあたりは充実。もうＪ２生活も長いけどね…。
この日は家人が忙しくて、ひとりで国立へ。天気良くて、神戸戦勝って最高！

　終わってから整体に行き、新宿三丁目で家人と合流。創作上海料理の「レンゲ」へ。カウンター12席しかない店。料理も細やかで美味しかったけど、紹興酒が旨すぎてそっちの印象ばっかり残った。

二〇一三年五月一一日（土）
nanoケースとトラットリア・フィオーレ

　Bluetoothヘッドフォンにしたら、プレイヤーであるnanoを忘れることが多くなった。首にヘッドフォンかけてるだけで、なんとなく「持っている」気になっちゃうから。ってことでケース購入。カバンにひっかけておく。

　プロジェクトがひと段落したプログラマーのマサカツさんと、麹町のフィオーレで、次の仕事の打ち合わせもかねてご飯とワインと。

　日記の前後を入れ替えました。編集するのにエントリが多くなりすぎてめんどくさいのと、読む人も不便かと思って。このあたり難しい。

二〇一三年五月十日（金）
＃グッドデザイソ

　昨年、ふとしたダジャレから始まったデザインだじゃれ公募展「グッドデザイソ」。今年はサノウラボプラスの協力を得て、五月十日～二八日まで渋谷で「グッドデザイソ　エキシビション」を開催。

　この公募展、大日本タイポ組合の塚田さんがひとりで主催。オープニングに行ったら、すべての作品がちゃんとポスターとしてデザインされ、賞品も用意され、素晴らしいホスピタリティっぷり。北海道からの受賞者も。すごいなー。大変だっただろうなぁ。パーティは人が入りきらないほどの盛況っぷり。お近くの方はぜひ。
　大賞は「ＣＭＹＫのだいじょうぶだぁ」。松本弦人が選ぶＢＣＣＫＳ賞は、なんと塚田さん本人に。塚田さん、最初から最後まで最高にいい顔でした！
紙本はＢＣＣＫＳのデザイソ書店で買えますよ。

二〇一三年五月六日（月）
散歩とスカパーオンデマンド

　三月四月は何度か週末旅行に行ったし、ゴールデンウィーク後半は基本仕事。来週から楽になるためにがんばろうと思ったけど、相談する相手は休みなんでどれもフィニッシュには至らず。

　最終日、群馬にサッカー観に行くのをあきらめて、お昼を食べてから仕事行こうと思ったら、めぼしいところはみんな休み。ダラダラと高輪から五反田、大崎と歩いて品川まで。

　スカパーはアンテナが入らずあきらめてたんだけど、試合観たくてスカパーオンデマンドに入った。なんて便利なの…。もっと早く入ればよかった！　マッチデーＪリーグいい番組。観ながら仕事。テレビは全部こうなればいい。

二〇一三年五月七日（火）
新茶

　静岡の会社さんから、毎年恒例の新茶が届く。一番茶美味しい。

　外部ストア配本サービスまであと少し。詰めていくと仕様に穴が…。来週公開できるといいな。

二〇一三年五月三日（金）
横浜ＦＣ戦と北京ダック

　東京ヴェルディの試合を観に味の素スタジアムへ。あったかくて焼けそう…。横浜ＦＣはカズ先発で、ヴェルディのヤス監督との兄弟対決。結果は１－３で敗け…。今シーズン、観に行った試合で勝ったのない。

　ハンズでかわいくないトモコレＤＳをデコるためのシールを買う。シールはいっぱいあるけど、キャラが右向きのものがとっても少ない。右利きだと左向きの方が描きやすいのはわかるけど、たくさん並んでるとあからさまでなんだかなー、と思う。

　飛び込みで行った全聚徳の北京ダックが絶品だった。紹興酒も美味しい…。敗けたのにこんなの食べてていいんだろうか。

二〇一三年五月二日（木）
手づくりフォンダンショコラ

　ＢＣＣＫＳの四月五月は誕生日ラッシュ。九人しかいないコアメンバーのうち五人。

　ということで自分も五月生まれのプログラマーでデザイナーでパティシエのひろたさんがケーキを焼いてきてくれた！　少しあっためて、バニラアイスと一緒に。生チェリー入り。チョコがとろけて、とっても美味しかった。

　すべて目分量で、作る前にYoutubeでイメトレするんだって。

二〇一三年五月一日（水）
Bluetoothヘッドフォンと３ＤＳＬＬ

　アポなしのゴールデンウィーク真ん中の水曜日。
　とっても気に入ってたクリップ型のiPod nano 第六世代が壊れたので、メーデーの行進を眺めつつ、ジニアスバーへ。三省堂書店とかでも組合あるのか。当たり前か。

　ジニアスバーで、BLUE BUDXというBluetoothのカナル型ヘッドフォンを発見。前から気になってて、楽天やアマゾンでは売ってない。「音もいいんですよ。最後のひとつですよ」と後ろからささやかれ陥落。nanoでBluetoothが使えるのは…第七世代だけですよね、ハイ。
　ビックカメラでトモダチコレクション仕様の３ＤＳＬＬ見てたら、「最後のひとつですよ」と言われ、ここでもまた…。どちらも予定外の出費。夜はスカイプでキレた後、友達と麻布深夜飲み。

二〇一三年四月二八日（日）
文フリ　イン　ニコニコ超会議

　二回目の文フリ。新しく売るものが間に合わなかったので、急遽ＢＣＣＫＳの本づくりマニュアルを作ろうということになり、豆本と文庫版で販売。やけで絵を描きました！　豆本は文庫版の半分くらいの大きさのミニ本で、たぶん六月くらいに一般リリース。工程の都合で一ダース単位での販売になりそう。

　じっくり作品をみて著者とやりとりをする、という濃いコミュニケーションを楽しむ文フリに対して、群で動く超会議のお客さんは、やっぱ相性が悪くて途中で帰る出展者も。

　ニコニコ超会議は、バラエティに富んだ出展で、楽しいイベントだった。自衛隊も政治家も、将棋もゲームもパチンコもＩＴも、一般人の作品もいっしょくたに吸収できるイベントってすごい。

二〇一三年四月二五日（木）
ＧＷ前の一週間

　この一週間で、プロジェクトとか、気になっていたことがいくつか決まった。
成果の週でもあり、はじまりの週でもある。勢いでもうひとつ決めたかったけど、それは方向性を決めるにとどまる。

　どれもまあ、これからなんだけど。一息、ということでお祝いにケーキ。

二〇一三年四月二○日（土）～二一日（日）
八ヶ岳

　二カ月ほど前に、大学の友達とこの日に旅行に行こうと約束。リゾナーレ八ヶ岳へ。が、全然仕事が終わらなくて、12時のあさまに乗るのに家に帰ったのが９時半…。「チケットを山本に取らせて良かったよ。それがなければ、遅れていく～とか言いかねないもんね」と得意顔の友達。あたし信用ないなぁ。

　小淵沢の駅に降りたところで、目の前に「サントリー白州蒸留所行き」のシャトルバスが！乗るでしょ！ということで見学に。ツアー中ずっといい匂い。酵母の匂いがだんだんウィスキーの香りになっていく。もちろん試飲あり。山崎派だったけど、白州もすっきりしていて、とっても美味しい。割るんだったらこっちかな。あこがれのポットスチル見れてうれしい。
　フェイスブックに写真を上げたら即座に反応してきたのがテックウェイブの増田さん。月曜に会う約束だったので増田さんにもミニボトルを購入。

　リゾナーレは、星野リゾートがダメになった施設を引き取ってリニュアルしたホテル。中にショッピングモールも内包してて、飽きないつくり。おもしろかったのが中にあるワインバー。受付でカードをもらって、自動販売機にカードを差し込んで飲む量を決めてそそぐシステム。ものによって値段が違うけど、量によって１９０円、４５０円、７３０円とか値段が設定されていて、好みのボタンを押すだけ。これ、近所にあったらやばいわ。

　翌日はものづくりが好きな友達にひきずられ、トンボ玉づくり。きれいなものをつくるふたりをよそに、ＢＣＣＫＳのマスコットキャラのシマネコを作成。
　
　戻って仕事。これまた翌日10時まで…。遊んでいたあたしのせいで徹夜する羽目になった真吾くんごめんなさい。

二〇一三年四月一七日（水）
ヴェルディ五位浮上と『黎明の笛』

　ヴェルディのホーム戦、二戦連続で行けていない。とはいえ今日は平日だからしかたないけど。調子はあがってきて、山形相手に勝利！　やったー。

　ＫＤＰで発表されている数多久遠さんという作家の『黎明の笛』。元自衛隊幹部の方だそうで、軍事知識とシミュレーションっぷり半端ない。マニアックであることは間違いないけど、構成＆リズムも良くて最後まで一気に読めちゃいます。今はセール中だそうで、オススメ。

　ＢＣＣＫＳやらＫＤＰやらを漁ってばかりいたら、蒼穹の昴シリーズの『マンチュリアン・リポート』を読み逃してたという…単行本二〇一〇年じゃん…いつの間に文庫と電書に。

二〇一三年四月十四日（日）
ボストーク二十周年

　ＢＣＣＫＳの設立のきっかけを作ってくれたともいえる伊藤ガビンさんがいる会社、ボストークがなんと20周年！動物番長の頃から、気がつけばもう15年くらいの長きにわたり、つかず離れずお世話になっているんだな。

　ライブなどのイベントも盛りだくさんで、会場のスーパーデラックスは満員御礼。乾さん、ガビンさん、おめでとうございます！

二〇一三年四月七日（日）
ガンバ大阪戦

　大阪のホテルブライトンシティ大阪北浜に宿泊。全然土地勘がないんだけど、東京の日本橋？みたいな感じのビジネス街。周辺に食事をするところは結構多いし、無線も飛んでるし部屋も綺麗、一階にあるパン屋さんもおいしくて快適。どしゃぶりの雨を除けば。

　お昼に、やたら安いフレンチのコース＆シャンパンを。やっぱりこっちは美味しいものが安いのかしら。その後、万博記念競技場に。ガンバ大阪と東京ヴェルディの試合。ギリギリ雨はあがったけどとっても寒くて、途中で上着を買って観戦するもガチガチ…。遠藤に今野に加地に家長にってどれだけぜいたくなの。Ｊ２なのに。
　新大阪の駅ビル内にある「めっせ熊」で、「ねぎおこ」なるものを食べて帰る。

二〇一三年四月六日（土）
寺田克也　ココ10年展

　『寺田克也　ココ10年展』観に、京都マンガミュージアムへ。実は何度も行こうと思いつつ、初めて。寺田さんの国内の展覧会も初めて、だそうだ。意外。

　大きな屏風の表裏に絵がはめこまれて展示されている。会場は決して広くないけど、セレクトも良く、点数も多く、迫力があってとっても良かった。歩くたびに次の絵が飛び込んでくるような配置で、行った人の満足感高いこと請け合い。総合プロデュースの伊藤ガビンさん、すごいな！屏風展示は素材集めにも苦労したそうだけど、職人さんの協力で実現できたらしい。

その後はマンガミュージアムを堪能。何日でもいられる…。そしてコスプレ率の高さに驚いた。そんな場所になってるの？

二〇一三年四月五日（金）
韓国からのゲストと up by Jawbone、Windows縦書き

　韓国の出版社の方が来訪。もともと日本のゲームをローカライズ出版していた方なのだが、ローカライズ対象を出版に拡げたところ、そっちの方が本業になっちゃった。韓国ではＬＩＮＥより断然ＣＡＣＡＯで、ＣＡＣＡＯページが流行りそうとのこと。

　めずらしく昼間に、ちゃんと待ち合わせして西健一さんに会う。彼がいまやっているドコモのウェルネスリンクの話から流れて、「UP by Jawbone がなかなかいいよ」と見せてもらい、予約してみた。使ってみるの楽しみ。

　ウィンドウズで大きめの字組対応策が見つかり、対応。苦労を重ねてきた音引きのズレとかがなくなった！

二〇一三年四月四日（木）
丸の内と赤坂

　朝一で丸の内にある会社に。３６０度ビルに囲まれて圧巻。そしてどこに行ってもスーツの人だらけ。スーツにこんなに囲まれることもあんまりないので、スーツ酔い。話している内容はゲームのことだったりするわけだけど。

　その後、赤坂へ。赤坂だってスーツも多いんだけど、ＴＢＳが春フェスやっていたり、オープンカフェで食事をするオシャレさんや子供もたくさんいて、春休みな雰囲気も。楽しげ。
　マック赤坂が沿道で演歌歌ってた。自由だ。

二〇一三年四月二日（火）
ウクライナ料理

　人の紹介でオトトイへ。先週末、明け方にＢＣＣＫＳのサーバが止まってしまったのをレスキューしてくれたディジティミニミ社（オトトイと同じ場所にある）の方々に差し入れなど。

　代々木公園駅近くにあるウクライナ料理の店、ベトラーヴ ビストロ ジローで食事。なにこれ、うますぎでしょ。

二〇一三年四月一日（月）
ねむり時間計

　カードのポイントで、オムロンの「ねむり時間計」をゲット。起きたい時間を入れておくと、その前30分とかの間のレム睡眠時にアラームを鳴らしてくれる、起きられないあたしにピッタリの目覚まし！

　Androidのアプリと連動して、睡眠時間も管理できる。どのくらいで寝て、どのくらい起きるのに時間がかかったかもわかる。

　結果。あたしの睡眠時間はひと月を通じて４時間前後。で、結局、あまりにも短い睡眠時間だと、レム睡眠がきたとしても、ちゃんと起きられない。アラーム12回とか鳴らしたという履歴が残るのは結構恥ずかしい。

二〇一三年三月三十日（土）
花見

　代々木公園でやってる花見に。原宿駅を降りたら既に春休み客と花見客で駅は大混雑、まだ夕方なのに酒臭い。

　花見は寒かったけど、久々に会った友達とその子供との話を堪能。友達（男性）が作ってきてくれたほうれん草のトルテが甘くて美味しかった。帰りにＳＢに寄って、弦人さんが子供にキラーストリートでスケボーレクチャー。

二〇一三年三月二四日（日）
味の素スタジアム

　ヴェルディはいま19位。さあ、試合に行こう！と思ったらシーズンチケット（※シーチケ。年間ホーム試合にフリーで入れる会員券）が見当たらない…。なぜ…？

　焦るがないものはないので、シーチケ購入時におまけについていたボーナスチケット（※友達を誘う用）で行く。ちなみに会社にありました。なんでだろう。

　ロアッソ熊本戦。もと柏のエースの北嶋がいる。北嶋に高原、西がいる試合ってなんか贅沢。藤田主税もいる。試合は噛み合ってなくて。先制するも追いつかれて同点。21位に落ちてしまった…ブービー。内容的には、負けてもしょうがない試合だったかなー。うーん。がんばれ。

二〇一三年三月二三日（土）
桜満開

　朝帰りだったけど、あまりにも気持ちいいのでカメラで桜を撮影しながら帰宅。それにしても早い開花。

　なんで日本人って桜が咲くとこうも浮かれちゃうのかな。あたしももちろんそうなんだけど。もうこれは民族の持つＤＮＡか。祭り体質なのか。

二〇一三年三月十六日（土）
江副さんのお別れ会と池袋コミュニティ・カレッジ

　二月八日に亡くなられたリクルートの創業者、江副浩正氏のお別れ会へ。新高輪プリンスのパミール館。社員・ＯＢ限定だが、地方からも含め二千人以上が出席。入社したときには江副さんは既に辞任されていたため、お話する機会はあまりなかったが、一度旅先でお会いして、ご馳走していただいたことも。

　リクルートは毎年「スローガン」を設定する。江副さんはたくさんの言葉を残されていて、カーネーションを献花した後のお別れ会会場は、言葉、言葉、言葉。たくさんの言葉とビデオメッセージで埋め尽くされていた。

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」（社訓）
「社員皆経営者主義」
「高収益を実現するための方途は、"高く売る"ことではなくて”優れたサービスを安く生み出す”ことでなければならない」
「会社にとっても、社会にとっても、役に立つ人間は、失敗を恐れない人間である」
「仕事は、待つものではなく、求めるもの」
「立ち振る舞いは大企業、精神は常にベンチャー企業」
「一番でなければ、我々がやる意味がない」　…等々。

　当たり前のことでも、言葉にすることで会社の強さが違ってくるよなとあらためて。お土産には『江副さんの言葉』という冊子。

　創業五年目で社員五十人、八年目で五億の売上達成など、軌跡をあらためて反芻。お別れの会でも気を引き締めさせちゃうところがさすが。現社長は五代目。Facebookでは主に辞任後入社の人たちが写真やメッセージをアップしていた。一緒に働いていた人たちは、また違った思いがあるんだろう。

　お別れ会は早々に退散。その後、米光一成さんの「インタビュー講座」でＢＣＣＫＳを使って講座のしめくくりの冊子を作るということでお誘いを受けたので、池袋のコミュニティ・カレッジへ。
　みんな全力で最後の校正。みんなで一冊のインタビュー集を作るということで、自分の分だけではなく人の分も。チラッと見た冊子は素人インタビューとは思えない引きの良さで、公開が楽しみ。

二〇一三年三月十日（日）
京都サンガ戦

　月曜朝に出張が入った（入れた）ので、あきらめてた京都サンガ戦へ。
　朝から会社に行って働いていたら、「京都寒いですよー。いま霙ですよ」とサンガサポさんからメール。こっちは暖かいのに！
　試合は散々。ヴェルディはなんにもいいところなし。シュート10本以上打たれて、こちらは１本しか打っていないのになんとか引き分け、勝点１。サンガいいサッカーしてた。こちらはまだまだだな…。西が戻ってくればなんとかなるんだろうか。

　あまりにも寒かったので、終わってすぐ引き上げてホテルの近くのワインバー「アパートメント」でひとりでホットワイン。

二〇一三年三月六日（水）
電子マンガサミット＠阿佐ヶ谷ロフト

　打ち合わせ相手とお互いの会社に行きあうという行き違い。あらら…。

　夜は阿佐ヶ谷ロフトで電子マンガサミットへ。“限界集落(ギリギリ)温泉”シリーズが累計２万ＤＬを超えた漫画家・鈴木みそ氏、Kindle初の日本語マンガを出版するなど、新しい事に挑戦し続ける漫画家・うめの小沢高広氏、人気漫画家である一方、絶版漫画を無料配信するＪコミの代表として活躍する赤松健氏、世界最大の電子マンガ販売サイト「eBookJapan」の現会長の鈴木雄介氏。三時間を超える真面目な酔っ払いトークは、危険な発言も満載。鈴木氏がとてもいい味を出してておもしろかった。考えさせられもした。

　写真は軽井沢紅茶館サンビームのハーブティ。ミントティーがとても美味しい。花粉に効きそう。

二〇一三年三月三日（日）
Ｊ２開幕と眼鏡

　Ｊ２開幕！ということで味の素スタジアムへ。あまりにもメンバーが入れ替わり、なんとなくシーズンチケットを買わずにいたがやっぱり購入。新監督の三浦泰年は、練習試合の素行で二試合出禁。監督不在でのスタート（苦笑）。新加入の選手が多くて試合が追えない。高原はやっぱりとてもうまいけど、まだまだ連携が…。

　眼鏡を踏んで壊しちゃったのでヨドバシカメラ時計館へ。レーシック後の1.5から転落の一途だが、0.15まで下がってた…。老眼もちょっと出てきているらしい。

　眼鏡ができるまで、近くの「段々屋」という串天ぷら屋さんへ。偶然入ったのにとても美味しかった。

二〇一三年三月二日（土）
雛飾り

　実家の母から「お雛様飾ったよ♡」とメール。あたしが生まれたときに、祖母が御徒町で買って、相当な大きさに疲れ果てて、でも手持ちで持ってきてくれたらしい（祖母はとてもパワフルな人だった）。うん十年ものですね。

　ひさびさに会うか、ということで実家へ。調度品はずいぶんへたっているものの、人形は変わらず綺麗なまま。父が留守だったので、ふたりでご飯食べて飲んで。誕生日にとブレスレットをもらった。三本とも母のプレゼント。

二〇一三年二月二四日（日）
飯野賢治さんのお通夜

　二〇日に亡くなられてしまった飯野賢治さんのお通夜へ。
　すごく親しかったわけではないけど、あたしがゲーム業界に入った頃、彼の出すアイディアは新鮮で、出したゲームはすべて遊んでいた。ワープにも何度かお伺いしたが、その後は会社が近いのでたまにお会いするものの、あいさつ程度だった。

　昨年機会があって、四時間ほどゆっくりお話することができた。最近はTwitterのプロモーション、代官山蔦屋の開店プロデュース、エネルギー関連の仕事などコンサルティングの仕事が多いとの話だった。頭がとても良くて、礼儀正しくて、ポジティブで、義理堅い方だった。

　久々にいろいろな知人に会うも、交わすべき言葉も見つからない通夜。会社に戻ったものの仕事が手につかず、坂元裕二さんが公開された『リアルサウンド　~風のリグレット~』のＢＣＣＫＳでの編集を始める。九七年に発売された、映像のないゲーム。二週間も経ってしまったけど公開。表紙は弦人さんが作ってくれた。

二〇一三年二月二二日（金）
『江並直美を語る』

　『動物番長』というゲームを開発していた時のプロデューサー、江並直美さんが、メディア芸術祭の功労賞を受賞した。それを記念するシンポジウムが
　モデレーター：伊藤ガビン、中村勇吾／出演：永原 康史、松本 弦人、萩野 正昭　という豪華メンバーで開催されたので行ってきた。
　実は江並さんは開発序盤で倒れてしまい、完成したゲームは多分、見てもらっていない。多分、というのは人づてでお送りすることしかできなかったから。ゲーム開発が初めての頃で、一年とちょっとの間、かなり密に会い、いろいろ教えていただいた。やさしくて気持ちの大きい人で、大好きだった。なついていたというべきか。
　当時の斬新な、社会に対する挑戦でもあった新しい試みを、会場の人に見せることはできなかった（再生できなかった）。残念。データは現在に引き継げていないけど、枠に縛られないあり方を引き継いでいる人は多くいるはず。

二〇一三年二月二〇日（水）
bargain-netと電子書籍の価格

　気になる本がすぐダウンロードできるってのは大きくて、仕事柄もあるけどなんだか毎日電子書籍買ってる。一日二、三冊ペース。
bargain.net というサイトで「Kindle本」でソートすると、ドカドカと本が並ぶ。興味のある作家の読んでいない本があると、今なら安いし、ってことでつい釣られてポチっちゃう。

　電子書籍の価格は、ストア側コントロールが入るので、時々びっくりするくらい安い。伊藤計劃の『虐殺器官』が二百五十円とかで売られてた時には「寡作の作家の作品をこんなに下げて…価値の破壊じゃん」と思ったけど、著者や編集者への印税額が下がっているわけじゃなければ、別に同じなんだよね。出版社もリスクは大きくはないし。それで本が買われるようになるならアリなんだろうな。

二〇一三年二月十九日（火）
最初の上司

　相談役になってわりと時間があると聞いたので、Ｒの経営企画時代の上司に会いに。毎年飲んでいるけど、仕事の話なんかまるでしないのですごい緊張（新人のとき怒られまくっていた）。仕事の話の呑み込みがさすがに早い。ビジネス面とあたし個人に対する、全然違う視点からのアドバイスは今後の自分のスタンスを考える上でもすごく参考になった。

　早速人の紹介のメールをくれて、やりとりしていたら「男らしくいけよ。ってゆうこは前から俺の言うこと聞かなかったよな」と。全部覚えてます…！　当時は消化しきれなくて後から役に立ってたりするんです！

二〇一三年二月十七日（土）
bambiとミッドタウン

　昨日はもと同僚の女性と、遅い時間から松濤で。彼女は仕事で飲んでから来る、とのことだったので、ＢＣＣＫＳの竹中さんに松濤で遅い時間にやっているbambiという店をブッキングしてもらった。23時半に合流、仕事の相談にも乗ってくれて、知らない業界の話も聞けておもしろい。竹中さんも深夜２時に顔出し。「徹夜続きなんですよー」と言いつつザルな彼女のペースに合わせてたらすっかり酔っぱらった。食事もワインも美味しかった。

　今日は乃木坂付近に。用事を済ませて「デザインあ」展に行くも、あまりの行列に断念してランチを食べる。その後ミッドタウンふらふらして、会社へ。

二〇一三年二月十三日（水）
書店とチョコレートとがま口

　先週末に「エキスパートプラン」と「共有編集」をリリース。今回は体調がずっと悪いわデバッグも多岐に渡るわで大変だった。最後はSkypeで遠隔デバッグ。共有編集、使ってもらえるとうれしいな。

　地味に自分の書店で人の本を月一で紹介している。リリースもあったので告知しないでいたら、紹介本の著者さんからお礼がツイッターで届く。本が他の書店に置かれると、情報ページに表示されるようにしたんだった。

　家人の親にチョコレートを贈るのを忘れていて、慌てて手配するも、混んでいて明日間に合わず…。夫婦で「全種類半分ずつして楽しんだよ」っていういい話を聞いていたのに！

二〇一三年二月十日（日）
誕生日

　さて今日は誕生日！ってことでまず「絶対仕事しない」という目標を立てた。とはいっても帰ったのは既に今日の三時だけど。家人も忙しくて全然家にいないので、自分でケーキ買って、いい牛肉とワインで、本読んで映画観てダラダラ過ごす。ふふふ。

　今年はFacebookの誕生日をひと月前に非公開にした。去年たくさんお祝いいただいて、うれしかったけど、もう何年分もいただいたなーと。この祭りは、次は老後の楽しみに取っておくかな。そのときどんなＳＮＳ使ってるかわかんないけど。

　ショメ監督の長編二作目、『イリュージョニスト』やっと観た。良かった。『ベルヴィル・ランデブー』と根底のテーマは同じなのか。

二〇一三年二月九日（土）
リリースと王将の会と赤外線測定器

　一週間具合は良くならないまま、金曜日。木曜夜にＢＣＣＫＳで、『共有編集』と有料の『エキスパートプラン』がリリース。体調悪いまま作業現場には行けず、Skype使ってのデバッグ参加。今回は実装もデバッグも大変で、リリース後もテストとか、体調のせいで遅れていた他の仕事もあって朝帰り。

　金曜は知人にコンシューマ・スマホ合わせたゲーム業界の会に誘われる。あまり知ってる人いないなあ…と思いつつ行ったら五・六人はいた（全体は70人）。開発、メディア、絵描き、プロデュース、広告と、それはそれで結構おもしろい出会いが。絵描きさんふたりに似顔絵を描いて頂きました。

　土曜は会社の間取り図を作るとのことで不動産業者が来た。赤外線測定器でテキパキとラフを仕上げていく。赤外線測定器欲しい。

二〇一三年二月五日（火）
体調不良

　前述の新年会、実は前回泊まりがけの会の時に非常に体調が悪く、終わって次の日入院したといういわくつき。今回は入院までには至らなかったが、翌日38度の熱が出て、あわてて病院に。インフルエンザではなかった。行った先近くの乃木神社で節分イベントをやってたので参加したりしてみる。

　ちっとも良くならず。もともと熱が出ると長引いてしまう（最長六ヶ月！）ので、諦めて月曜は出社するも、今日はダウン。休んでる場合でもないので、ウトウトしながらチャットとかのぞいているけど、まるでダメ。

　

二〇一三年二月二日（土）
泊まりがけ新年会

　リクルートの新人時代の部署の集まりはいつも忘年会…なのだが、今年は新年会だった。コースは、「二階建てバスパーティ二時間」→「カラオケ・パーティルーム」→「近くで夜食」→「品川プリンスホテル　さくらタワー宿泊」というもの。
　いつもプロレス居酒屋とか、生簀で魚を釣って注文する居酒屋だったり。おそらくもう十五回は開催、泊まりは二回目。事務局様お疲れ様です！　

　今回は二次会から参加。一九時とかにはなかなか行けないので、いつも遅れて参加になっちゃうのだけど、今回は泊まりでゆっくり話ができてうれしかった。ホテルについたのは二時半だったのに、部屋からは綺麗な東京タワー。

二〇一三年一月三一日（木）
ネイルと一月最終日

　以前、証券アナリストの女性が、本当に忙しいのにきちんとネイルをしているのを見て、
「男性以上にバリバリ働いているのに、女性らしさも忘れてなくてステキ」
と思ったことから、ネイルをするように。で、すっかり趣味となり、よっぽど忙しいとき以外は、息抜きも兼ねて簡単に塗ってます。ネイルサロンにマメに通っていると思っている人がいるようですが、自前です。なのでヘンなこともあります。
化粧したほうが…とも言われますが、化粧は一日何度か直したり気にしたりしないといけないし…。

　今日は新機能のリリース目標日だったのですが、もろもろ追い付かなくて持ち越し。開発もデバッグも大変。

二〇一三年一月三〇日（水）
ダウンロード版

　昨年の夏に発売された３ＤＳ版ゲーム『カルドセプト』『カルチョビット』がようやくダウンロード販売開始しました。二作とも、時間のかかるゲームなので、カートリッジを交換するのがめんどくさくて、ダウンロード版が待たれていたタイトル。

　任天堂はダウンロード販売を開始するにあたり、カートリッジ版を販売する小売店の利益を損なわないよう、任天堂公式ショップでは定価で、小売店は割引をして売ることができるしくみをつくりました。店頭で買った方がお得よ、と誘導しているわけです。でも実際は、小売店でもダウンロード版の方が高く売られています。ユーザー側からすると、データ量が多いのでＳＤカードも購入しなくてはいけないし、結局かなり割高。便利って高い。

二〇一三年一月二九日（火）
Ｊ２白書

　家人が買っている『Ｊ２白書』で昨シーズンを振り返る。東京ヴェルディは今年もＪ２だから、来年もこれ買うことになるんだな。五年連続。再来年は買いたくないな。

　思い入れのあった選手たちが次々と移籍してしまい、少し士気が下がっているこの頃。まだシーズンチケットも購入してない。「クラブへの愛」に「選手への愛」が勝ってるのかしら、まだまだだなあ。とはいえ他のクラブを応援する気にもならないし。

二〇一三年一月二七日（日）
ルクエのスチームケース

　二週間ほど前に、ルクエのスチームケースを購入。「また横着するもの買って〜」とも言われたが、野菜サラダを作り置きしてても、寒くて食べなかったりするし、簡単に温野菜が作れるといいなーと。
まだ慣れてないけど、白菜とネギとか入れると鍋風になったりする。朝は写真の具材にほうれん草をプラスしてレンジに、夜は厚揚げとネギを味噌和えでオーブンに。便利。

　昨日、ファンデーションをコートにこぼしちゃったので、カジタクさんにお願いする。

二〇一三年一月二六日（土）
ひとつ星レストラン

　整体の先生と妊婦さんとの会話。
「便秘がひどくて」
「ある程度はしょうがないよね。でも、う◯こっていうのは発酵しているから温かいわけ。だから、身体が冷えていると便秘になりやすいっていうのもあるんだよ。肥溜めって温かいでしょう？」
…なるほど。彼女はちょっと冷えてるのね。

　整体に行った後に、次の予定まで時間があるなと代々木の珈琲ショップ「ＴＯＭ」へ。そこで偶然出会ったＢＣＣＫＳのひろたさんと、軽くお問い合わせのデバッグなどを。

　その後、散々働いた末に今は仕事するのを辞め、毎年十カ国以上も海外に旅行に行き、国内旅行にも行き、東京にいれば誰かに会っているＲの大先輩と食事。普通の社会人よりよっぽどアポを取るのが大変な彼女。あたしが新入社員で入った頃は、今のあたしより年下で既に役員だった。あの会社ならではでもあるけど、時代的には大変なものだよなと。気配りが素晴らしく、教養も高い人格者。
　連れて行ってもらったのは、ミシュランひとつ星の荒木町の「うえ村」。ご主人はとても若そうなのに、最初の肝豆腐からお造り、河豚に越前蟹にすっぽん雑炊、お菓子に至るまで、すべて丁寧なつくり。柔らかいのにしっかりした味でどれも美味しかった。次ページからの写真でご堪能あれ。

　その後もう一軒、感じの良いバーをはしごして帰る。

二〇一三年一月二三日（水）
作業日とくまもん、柚木麻子

　月曜、「オトトイの学校」で来週30日から『あなたの出版社と本をつくるワークショップ』の講義をする三人が長時間の打ち合わせをしてた。良い内容になりそう。直前まで申し込み可能ですよ！
　前の日に福岡から帰ってきたというバーバラ・アスカさんに、くまもんのぷっちょを頂く。福岡だけどくまもん。そういえば、東京スカイツリーの下のソラマチにもくまもんがいっぱいいた。

　今日発売のTVBros.の柚木麻子の特集（Bros.は４ページで十分に特集）があまりにもおもしろかった。紙面から強烈さが溢れ出ていた。これまではテーマ的に敬遠してたけど、著書読んでみよう。

二〇一三年一月十九日（土）
iPhone

　金曜夜、とある雑誌の編集長から「iPhoneを五・六台手配できない？」と連絡があって探したりしてた。ご協力いただいた方、ありがとうございます！

　iPhoneといえば、ＢＣＣＫＳのデバイスリーダー「bccks reader」で、下から上に指をスライドさせると、写真のようなサムネイルが出てきます。これでページジャンプしたりできます。もとのページに戻るには、紙面でダブルタップ。使ってみてね。

　木〜金で寝そこねた上に、金曜もつい夜中の誘いに乗ってしまったので、土曜はどこにも行かずにほぼ寝てた…。金曜といってもほどほどに帰らないと。

二〇一三年一月十八日（金）
ポップコーンと妹の誕生日

　お客さんが遠方よりいらしていて、同僚がポップコーンを買ってきた。のでおやつはポップコーン。このポップコーンがキャラメルとチーズ味が混在していて、一緒に食べると塩辛甘くてなるほど、美味しい。

　今日は妹の誕生日。パワフルで愛嬌たっぷり、交友関係も広い妹に、「Facebookのウォールが大変になりそうねー」とＳＭＳをしておいたら、23時半に「やばいよー　まだ仕事中で全然返信できてないよ！」と泣きの返事が。誕生日の花金に何をしているんだ君は。
教訓を得て、こっそり自分の誕生日を非公開にしてみた。

二〇一三年一月十六日（水）
ＩＴ情報守

　今日は秋葉原で初めての方々とわりと濃い目の打ち合わせ。その後、いつもゲームの開発でお世話になっているサーバー会社さんに寄ったら、神田明神の「ＩＴ情報守り」なるシール(三つセット）をいただいた。昨年末にＰＣの不調とサーバ破損に泣かされたので、さっそく貼ってみる。　なにとぞ！

　モーニングの『ジャイアントキリング』は、サッカーの話ばかり二○○七年から連載しているのに、どうして毎回こんなに盛り上がるんだろう。おもしろい。

二〇一三年一月十四日（月）
大雪とシルコット

　明け方帰ってくるときには既に雨が降っていて「本当に雪降るのかな～」と思ってたら、やっぱり降ってきた。昨年は一月二三日だったからちょっと早い。…ということで出社予定だったけど横着して家で仕事。食べ物が少なくて、でも出前もひんしゅくだなと、牛蒡と人参できんぴらを作り始めたら、みりんも酒も切れていることに気付いた。てんさいと焼酎で代用…。

　母と妹に教えてもらったユニチャームの化粧用コットン『シルコット　うるうるスポンジ仕立て』が素晴らしいことを発見。キャッチコピーは”１／２の化粧水で驚くほどうるおう”というものなのだけど、まさにその通り。毛羽立たず、その後パックにも使えそうな保水力。
普段はコットンとか使わないけど、冬は乾燥対策として重宝しそう。

二〇一三年一月十三日（日）
ダイオウイカと『ホビットの冒険』

　仕事をしてたら、突然ＴＬがイカだらけに。ＮＨＫの番組とのことでつけてみた。ダイオウイカの生態を追うドキュメンタリーだった。目が離せない映像。絵になりすぎる。しかしこんな研究、誰がスポンサードしてくれているんだろうか。ダイオウイカを追う人生、イカす。

　家人が仕事を適当に切り上げるというので、六本木ヒルズに『ホビットの冒険』を観に行く。ずっと忙しかったのと、ＷＯＷＯＷシネマのせいでここ二年ほど、映画はご無沙汰だったのだがＴＯＨＯシネマズがいろいろ変っててびっくり。カウンターなくなってたり、座席にトレイがつけられたり。いつの間にピクミンが３Ｄの紹介映像に！と驚いたけど、これは最近のことだった。

『ロード・オブ・ザ・リング』は、「こんなの作っちゃったスタッフはこの後、他の映画が作れるんだろうか」と涙しながら観た。エンデュアランス号じゃないけど、何もする気がなくなるんじゃないかとかすごい心配した(余計なお世話）。でも、パンフレットのインタビューでピーター・ジャクソンが「今回はテーマもそこまで壮大じゃないし、どうすればいいのかわかっていたから」と書いてある通り、今回は絵作りからはそこまでの気迫は感じなかった。安心の冒険大作。ちょっと長かったけど。

　三時過ぎに映画が終わって、明け方までやっているヒルズのリゴレットにて遅い夕飯。夜に来るのははじめてだったけど、美味しかった。

二〇一三年一月十二日（土）
『母の遺産　新聞小説』

　久しぶりに年明けから「紙の本」、しかも単行本を読んだ。もともと新刊が出るなり単行本ばかり買っていた昔からすると随分な変わり様。本を読み始めると読み終わるまで読んじゃうので、忙しいとどうしても読めなくなっちゃう。

　本を出す度に賞をとっている水村美苗氏の『母の遺産　新聞小説』。今回は大沸次郎賞とな。年末に、とある著名な年配の方からのご推薦いただいた。年配の女性が夫の浮気を心から閉めだして、わがままな母親の介護に追われる。情景と心象描写が気持ち悪くなるほどリアルで細かい。家族間で生まれるエゴを殊更に、ぐいぐいと表現してくる。全体に流れるテーマで語る作品じゃない。最後まで、リアル。読中は最悪な気分だったが、読み終わった後は消化させられていた。それがすごい。ものすごく人生っぽい。ああ、気持ち悪い！

二〇一三年一月十日（木）
しぼりたて生

　昨年年賀に飲んだ甕酒が今年は〆切を失念していて頼めなかった。お歳暮に使っていたので武重酒造に相談したところ、”今年しぼりたての生酒”と、”去年の大吟醸を一年寝かせた酒”のセットでお届けいただくことに。
でも今日は人が少なくて、22時くらいに今年の分だけいただきました。今年は酒の出来が良かったとのことで、これでも十分おいしい。

　それと今日、近所のNATURAL LOWSONでお昼を買おうと陳列棚の前で悩んでいたら、男性が寄ってきて「今後の宅配のサンプルなんです」とお弁当をくれた！　感想をかけばいいとのこと。お弁当もらうとか初めてで面食らう。
肝心のお弁当はLOWSONなのにご飯が結構良くて、イイ感じだった。

二〇一三年一月八日（火）
TVBros.と今夜のフォーメーション

　先週発売されたTVBros.の「ブロスブックマーク」のコーナーにBCCKSで公開されているタヌマさん著『今夜のフォーメーション』が紹介されてる。
この本、写真の量がわりと多め。似たような写真が延々続く。そこにいくつものリズムがあって、つい最後まで読んじゃう。うまいなあ。

　今日は不二印刷のシステム担当の人と打ち合わせ。もっと早く打ち合わせればよかった！という実のある内容。

二〇一三年一月七日（月）
仕事はじめ

　ほかの人たちは四日から働いていたけど、今年はあたしは出社は七日から。ゲーム開発などをしているＪＡＭＳの方は、年始ぐらいしか集まって一緒にご飯を食べない（佳境になると四六時中一緒にいるし…）。前は麻雀したりとか、一日遊んだりしたこともあったけど、最近はお昼ぐらい。午前中会議して、豊川稲荷へ。お昼は赤坂一龍で雪濃湯（ソルロンタン）。

　その後原宿でＢＣＣＫＳの年初作業日。美味しいチョコレートに始まり、土産物でいっぱいに。頼んでおいたお酒が日程が間違ってて届かず残念。とはいえみんな日が変わるくらいまで、次のサービスリリースの準備。一月は忙しいな。
　気が付いたら年末から八日間も禁煙してた…。けど、仕事初めと共に解除。

二〇一三年一月二日（水）〜　五日（土）
粟津温泉〜白川郷〜金沢

　久々に一緒に仕事をしている人たちが働いていない年末年始なので、今回は旅行することに。家人と雪の兼六園に行ってみようということになり、スノーブーツ買ってみたり、ヒートテック買い込んでみたりして防寒対策などを。
　…が、年末年始の暴飲暴食がたたったのか、出発の日の朝に起きたらすごい具合が悪い…。気持ち悪さにヨロヨロしつつとりあえず出立。

　まず目指すは粟津温泉。東海道新幹線で米原まで行き、それからサンダーバードなる特急に乗って加賀温泉駅へ。旅館の迎えの運転手さんに薬局に寄ってもらいつつ、二泊予定の温泉宿「辻のや　花乃荘」に到着。途中の道がすっごくさびしかった割には大きな旅館。

　ここには二泊。五時間かけてやっとたどり着いてとりあえず寝る。せっかくの夕飯も半分も食べられず、味見をする程度。もちろんお酒も飲めなくて残念！　田舎の旅館はそこそこ立派でも、料理はいまひとつのこととかあるけど、ここはそんなことはなく、美味しかった。あと、泉質が良かった！

　「ゆっくりでいいですねー」と仲居さんに言われながら、二日目も本を読んだりゲームしたり寝たりしてダラダラ。でも両日とも大雪だったので、良かったかも。レベルファイブの『ファンタジーライフ』を始める。

　三日目の朝、なんとか持ち直してきて金沢へ。金沢からバスで白川郷へ。事前にバスを予約しておいたんだけど、なんと満員。予約必須。外国人も多い。そして彼らは薄着すぎて心配。

　この日は晴れるも、地面は凍っていて歩くのが大変。三時間ほどあったので、展望台に登ろうとしたら、ただの山道を二キロ近く登ることに。。きつかった…でも景色はとても風情があって、甘酒がおいしかった。

　夜は金沢に戻って、兼六園近くの料理旅館「まつ本」へ。六室しかなく、古いので部屋はとても寒かった上に、温泉は雪の中を歩いて五分ほどの近くの別のホテル！（部屋風呂はありましたが）
　ただ、併設している食事処の料理はキリッとしていてとっても旨かった。魯山人ゆかりの宿だとか。全然かまってくれない宿だったけど、そこも好印象。

　最終日も快晴。金沢城跡地の見どころは石壁。解説も充実。穴生（あのう）と呼ばれる専門職人、源助一族の仕事とのこと。ただ、一度金沢大学にもなっていた敷地で、残っている石壁以外は復興物。大学が移転するときに国の保有物になったそうだ。
　その後、併設する兼六園。こちらはさすがに混んでる。ほとんどの木は「雪吊り」されていてそれが名物だそうだが、いやいや、ない方が庭園きれいなんじゃないのかしら。樹齢の高い木々の迫力と、水の使い方が美しい庭園。全国から取り寄せた梅が咲く季節に来たい。

　迎賓館でお茶して（ここのクリームブリュレは絶品）、時間が余ったので金沢二十一世紀美術館に寄る。中庭で和紙のアートを作っている人たちがいて、よくみたら日比野克彦さんだった。ひとまわりして帰路へ。電車が遅れて乗継に間に合わなかったが、待っててくれた。改札スルーで民族大移動。あわてて乗り込む。

二〇一三年一月一日（火）
実家帰り

　あけましておめでとうございます。

　一日は家人とさいたまの実家に帰り、両親・妹夫婦とご飯。かしこまったおせちじゃないけど、母が肉料理中心にいろいろ用意して出迎えてくれた。母が漬ける数の子、ぜんざいとすっきりした味のお雑煮は大好物。富野監督から毎年いただく「市川屋の餅」で食す。これがまた美味しい。

　天皇杯はガンバを応援していたけど、負けちゃって残念。遠藤とか、今野とか…　みんなどうするんだろう。ヴェルディも選手離れが激しくて切ない。

　明日から旅行。去年は一日しか休めなかったが、今年はのんびりする予定。