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サイババが帰って来るよPart4

張 世潮

ポニョ出版



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私たちが住んでいるこの世界。罪もなく口も聞けない動物たちが情け容赦なく人の食料という名の下に、涙を流す間も無く殺されています。また過去千年にわたって裏社会から人類を操って戦争、飢饉、恐慌などを引き起こし社会を混乱に陥れて来た者たち。情報という見えない柵に人を閉じ込め、放射能漬けにし、ワクチンや予防注射や、遺伝子操作された食料などで人口削減を画策をする者たちが暗躍する世界。そういう世界を根底からひっくり返す事を神様は約束して下さったのです。そのために地球の大掃除が間もなく始まります。神の約束は必ず成就します。その為に神の化身は地上に来られました。そして、人類がカルマの法則によって今までの業を支払い始めるのを待っておられます。それは、ほんのすぐそこまで来ています。その後、至福の千年といわれる時代が来ます。全ての生き物が平和に暮らす世界がやって来ます。愛で包まれた、ゴールデンエイジといわれる時代がやって来るのです。皆さん、手と手を繋ぎ合い、神の御名を唇に唱えながら神の栄光を讃え、これから襲ってくる大嵐を一緒に耐え凌ぎ、愛の世界を一緒に迎えようではありませんか!

車に轢かれてごめんなさい

ポニョ:今日は、ちょっとリラックスして、おいら達の昔の話を聞いてもらおうかな。
あんたは、天満で大きくなったんやろ。

ヨシオ:そう。俺は子供の頃から天神橋筋商店街で育ったんやけど、隣の店が六畳ぐらいの下着とか靴下を売ってるお店やったんや。
戦後、夫婦で梅田の方から来た人で、御主人は以前、学校の先生をしてはったんや。
俺の親父と友達で、一緒に箱根で開催されたビジネスゼミナールに参加したんや。
そこで学んだ事は、ビジネスというのは、売ったり買ったりしてただお金を儲けることではない
買いにきてくれたお客さんを信じ、信頼して、一緒に社会を良くしていく社会的な金のやりとりがビジネスや。
ビジネスには、そういう道徳心、公益心、相互信頼というものが無ければ、金を貯めるという行為だけやったら、ただの犬猫がやっとることと同じや。という話を聞いて来たんや。

ポニョ:まるで、サイババさんのお言葉やないけ。

ヨシオ:そうやな。それで、それを聞いて二人とも涙を流して感激したんや。

今や多くの会社が操業を停止しました。この理由は何でしょうか。
もしある会社が不正な手段で利益を得ていたなら、他の会社もそれと似たような手段を取ります
ビジネスで悪い習慣が素早く容易に広まるのはよくあることです。
それゆえ皆さんは用心して、良いことを為すように懸命に努力しなければなろません。
29/8/09


親父は洋服屋を営んでたから、これからはぼったくりの商売をやめて、原価の一割だけを儲けとしていただき、あとは正価販売でお客さんに良いものを安く買ってもらおうと、店の経営方針を定めたんや。
でも、しばらくして病に倒れて逝ってしもた。まだ、二十代やった。
隣のおっちゃんは、セルフサービスの店をモットーにレジを一つ置き、お客が店に自由に入って出れるシステムにしたんや。今ではどこにでもある、ショッピングセンターの方式や。
その頃、万引きが多かったのでみんなびっくりしたんや。
当時、それがとても目新しいのでお客がたくさん来て、瞬く間にその辺りの店を買い取って大きくなったんや。
俺がまだ小学校一年ぐらいの時、店が閉まってから、大きな隣のおっちゃんの店の二階に、百人近くの店員さんが上がって行くんや。
俺は、何事かなと思って一緒に上がって行くと、なんか労働組合を作る集会をしてたんや。
そしておっちゃんの奥さんが一人で、たくさんの、その辺に脱ぎっぱなしの靴を綺麗に並べてはったんや。
おばちゃんは、「ヨシボン今晩は。何しに来たんや。」と聞かれたけど、俺はそれには答えず、「おばちゃん何してるのん。」と聞くと、「集会が終わって、履きもんが逆さ向けやったら履きにくいから、綺麗に並べてんねん。」
「ヨシボンも手伝うてくれるか。」と言ったんで、二人で靴や草履を並べてたんや。
そのあと、お袋と旅行で東京に行ったり山形に行ったりしたんやけど、どこに行っても隣のおばちゃんの大きな店があるのでびっくりしたんや。
今では、もうどっかの会社に吸収されたらしいけど、「ニチイ」という大きい会社持ってはったんや。

ポニョ:そんな大きな会社の社長夫人になっても、謙虚に生活してはったんやな。

ヨシオ:会社が一番大きかった時に引退して、浄心寺というお寺に息子さんと出家して、御法話してはるから、聞きに行ったことあるけどな。俺の結婚式もきてくれはった。

ポニョ:偉い人いてはるな。お金をたくさん持っているのに謙虚になるって難しいで。

多すぎる富を持つと、沢山の危険なことに対面することになります。
多すぎる富を持つと、人は傲慢になり正しいことと間違ったことの識別心を無くしてしまいます。SS12/94p311

謙虚さと忠実さがあれば、どんなことでも成し遂げることができます。
道徳、霊性、肉体、さらには政治といった人生のあらゆる領域において、人は献身的に振る舞わねばなりません。
そのとき初めて、成し遂げた仕事が栄光のうちに輝くことでしょう。17/2/07

神の恩寵は謙虚さと規律を備えた人に注がれます。
神の恩寵を確実なものとするためには謙虚さが不可欠です。
年長者を敬いなさい。自分の持っているものに満足しなさい。
すべての人に対する好意を育てなさい。だれに対しても悪い感情を抱いてはなりません。
だれからも愛されたいと願うのであれば、だれをも等しく愛するべきです。
23/11/94


ヨシオ:ポニョは、自然が好きになったのは、この前亡くなられた近所のおっちゃんが、毎年丹後の田舎へ連れて行ってくれたからや。と言ってたな。

ポニョ:そうやねん。丹後の自然は、おいらのバックボーンや。今でも、あの一日中遊んだ小川や、砂を踏めばキュッキュッと音を立てる琴ヶ浜とか思い出すな。

ヨシオ:でもそれだけやったら、どこでもいてる自然派志向のおっちゃんになるだけやのに、何がポニョをこのような、魑魅魍魎の霊的な世界に引きずり込んだんや。

ポニョ:まあ、そうやな。思い返せば、一つだけの理由やないけど、一番最初に受けたショッキングな経験は、おいらがまだ、高校生で訳の分からんかった頃やった。まだヘルメットをかぶらなくても良い時代やったから、ヘルメット無しでバイクを大阪中を乗り回していて、ガラがあんたほどやないけれど、ちょっと悪くて生意気なガキの頃や。
それにその頃車の免許を取ったとこやったから、友達の車を借りてウロウロして喜んでいたんや。
友達が、雨降ってるからついでに、大阪駅まで送ってくれって言うもんやから、あんな交通量の多いとこ行くのは初めてなので、自信はなかったけど行くことにしたんや。
大阪駅前の信号の無い横断歩道で友達を下ろし、ゆっくり走ってたら豪華な袈裟を着た偉そうな坊さんが、弟子を三人ぐらい連れて道路を渡ってたんや。
おいらは、ほとんど止まるぐらいゆっくりしたスピードで走ってたんやけど、坊さんは傘をさしていて前が見えなかったし、雨が降ってたから急ぎ足でおいらの車にぶつかって来よったんや。
すぐに車を止めて窓を開けて大丈夫かと聞くと、坊さんはどうもすみません。前だけを見て歩いてたんで気が付きませんでした。と謝ったんや。
言葉に訛りがあったから、地方から来た坊さんやてすぐ分かったんや。
おいらは、あのな。坊さんよ。大阪いうとこはな。前だけ見て歩いててもあかんねん。右も左も、時々、後ろも見て歩かなあかんとこや。忙しいとこやからな。
もっと気をつけて歩かな、今度は誰かに轢き殺されるで。坊さん。
そうなったら、あんたの葬式は後ろにおる小僧坊主にやらすんか。お経もろくに読めへんのんと違うか。その小僧坊主は。
まあ今度からしっかりよく見て歩けよ。坊さん。と言うと
はい。かしこまりました。貴重なご意見、心底聞き届けました。今日は、本当に失礼いたしました。と言ったんや。
おいらは、そんなに改まって丁寧に謝らなんでもええけどな、雨もきつう降ってきたから、とりあえずおいらの車から離れてくれるか。そんなにひっついてたら、車出されへんやないか。
坊さんは、はい。その…。と言ってまだ車から離れへんから、おいらちょっとぷっつん来て
あのな、坊さん。はよ離れてくれと頼んどるんや。おいらの大阪弁が分かれへんのんか。坊さん。車出されへんやないけ。と言ってよく見ると、坊さんの足は車の右車輪の下やったんや。
ちょうど、下駄の鼻緒のところがタイヤの下敷きになっているもんだから、足の指がタイヤの下や。
下駄が前のめりになってるから、坊さんは車に身体をあずけてたんや。
おいらは、びっくりしてすぐ車を動かしたんや。
坊さんは、少し痛そうな顔をしたあと、すぐにどうもありがとうございました。
今回は、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。と言って、後ろにいた三人の小僧坊主と頭を下げたんや。そして、今度から、よく気をつけて歩きます。本当にすみませんでした。と言ったんや。
おいらは、あんたほんまに大丈夫なんか?と小さな声で言ったんやけど。
坊さんは、ニコニコしながら頭を何遍もペコペコさせとるからそのまま車を走らせ、家に向かったんや。
車を運転しながら無性に涙が出てきて、なんやあのクソ坊主。神さんみたいな坊主やったな。
人間ってあそこまで、感覚を、感情をコントロール出来るんや。あそこまで人間を大きく出来るんや。おいらは、それに比べたらめちゃ小さい、口だけ達者なガキやないか。

正しいものを見ることによって、二重の恩恵があります。
それは、意思力を強め、眼の光の力を増大させます。
仏陀は、このような真理を理解したので、感覚をコントロールするための具体的な努力をしました。
瞑想や苦行は、 一時的な幸せしかもたらしません。
永遠の幸福は、感覚のコントロールによって初めて得られます。
仏陀は皇太子であり、一国を支配する力を持っていましたが、すべてを捨てて、 自分の感覚をコントロールすることに打ち込みました。
彼は、感覚をコントロールした後 に、初めて至福を体験し、涅槃に達することができたのです。31/5/99
あの坊主みたいに、ふとっころの大きい人間にどうやったらなれるんやろうか。
おいらでも、あんな人間に将来なれるんやろうか。
もうちょっとマシな人間になろうぜ。恥ずかしいわ。このまま人生送ってたら、将来ろくなもんになれへんやろうな。
と思って、自分で瞑想したり、道教の本を読んだり、聖書を読み始めたりするようになったんや。
ヨシオ:そんな体験を十七や八歳でしたら、そら人生に大きな影響を受けるやろうな。
でも、すごい出来た坊さんやな。日本て奥深い国やな。そんな人が普通の人に混じって生きてるってな。

真の幸福は感覚のコントロールとアートマンの至福によって得られます。
学生にとって何より重要なのは感覚のコントロールです。
22/11/91


ポニョ:おいらも、あんな人間になりたいと思って、お寺が好きになって、京都によく行ってお寺参りしたわ。

ヨシオ:お寺参りしたら、あんな人間になれるんか。

ポニョ:そこで突っ込むなよ。なられへんのん決まってるやんか。でも、おいらはお寺の雰囲気が好きやねん。
特に黄檗山万福寺で、毎年秋に施餓鬼と言って昔から食べ物を困った人に施す行事があるんや。

ヨシオ:名前が好きやねんやろ。満腹寺って。

ポニョ:ハハ。今気が付いたわ。そうかもしれんな。
そこで、菜食の雑炊を食べ、坊さん達が大きな仏像の両横の階段に座って、お経を長い間唱えはるんやけど、それを最後まで横に座って聞くのが好きやったな。

ヨシオ:また、食べもんが出てきた。もしそこで、雑炊が出て来なかったらどうする。

ポニョ:そら、カップ麺とか持って行くしかないやろ。おにぎりを包んで行くとか。ついでにおいらの好きな小芋の煮っころがしとか、オクラでも何でも弁当に詰めて…
お母ちゃ〜ん。お腹空いてきたわ。晩ご飯まだか〜。

ヨシオ:もう勝手にし。どこが、感覚のコントロールや。

感覚によって、私たちにとってそれが良いことか、悪いことかがもたらせるのである。
それゆえ、感覚をコントロールすることが私たちにとって一番の課題なのである。
あなた方はしばしば「こんなことが自分達にできるのだろうか。」と弱音を吐くけれど、私は、君達が強い決意で持って取り組めば出来るのだ、ということを強調したいと思います。
神の意に沿った喜ばしい行為をし、祝福を得れば感覚のコントロールなどさほど難しい事ではないのです。
感覚というものはとても些細なものから成り立っているにすぎないからなのです。
感覚がコントロールできないようではあなたは、自分自身を人と呼べないのです。
23/2/06

経典は感覚をコントロールする者のみが真の人間であり、物質の枠の中に閉じ込められた人間が無限の力を持って生きることは、感覚のコントロール無しには不可能であると述べています。SS10/9/93

感覚をコントロールする事により、長寿を得られると信じられています。
29/6/89

ええ〜。神様も結婚式来はるんやて

ポニョ:おめでとう。娘さんの結婚。この週末やろ。これで、あんたも孫出来るかもしれんな。

そうなったらお爺ちゃんや。

結婚はあなたの人生そのものであり、終生共にすべきであって2、3日や2,3週間また、2,3年一緒に生活すればいいものではありません。

結婚はその人の人格を意味します。結婚は、上着を着替えるように、伴侶をころころ換えてはいけません。永遠に結びつくべきなのです。JTG

ヨシオ:ありがとう。でも、お袋亡くなったばかりやし、日本やったらまだ喪中やろ。しゃーから、どうしょうかなって言うててんや。

ポニョ:あんた、多分知らんと思うけど、日本でも喪中の無い宗派も有るんやで。

それに、オーストラリアでは、関係ないんと違うんか。それより、お父さんとして何かスピーチするんか。

ヨシオ:そらそうや。サイババさんは、全ての人は一つのそれぞれの人生で、三回神様を体験できる機会がある。と言うてはるんや。

一回は、生まれ出る時に祝福してくれるんや。二回目は、死んだ時、ご苦労さんやったとお慰みに来てくれるんや。三回目は、その人が自分の本当に結びつくべき伴侶と結婚する時やねん。

だから、俺は、神様が来てくれて祝福してくれるんやから、神の讃歌をスピーチの後に一曲歌おうと思ってるねん。

個々の霊は、その人生において、神から祝福されていることを自覚することが一時間だけあります。

最初の15分は死により肉体から抜け出る時です。

次の15分は、子宮から出て行くときです。

そして3番目の30分は結婚式の時です。

神は個々の霊と共に,これらの3つの機会に立ち会います。
P290Ananndadai


ポニョ:へえー。知らんかった。結婚式の時に神さんが来てくれてたなんて。俺、結婚式の時、神さんの事なんて一瞬でも思わなかったな。これで、晴れてやっと嫁さんとムチョムチョ出来るんやとしか考えていなかったな。

頭の中は、酒池肉林の世界や。鼻血ブーッ寸前やったな。

ヨシオ:なんや、そのムチョムチョって。よっぽど飢えてたんやな。ポニョらしいわ。

結婚はダルマにもとづく生活を追求する為にあるのであって、世俗的な楽しみの為ではありません。

もし世俗的な楽しみが結婚の目的ならその辺りの野良犬と同じです。それを幸せというのですか?
SS5/1996p21

ポニョ:それで、相手の幸運な野郎は何処のどいつやのん。

ヨシオ:自分で、留学生の面倒みる小さい会社を経営して、中国語ぺらぺらの白人やねん。

なんでも、地球の自然環境を守る為に、大学は農学部で植林を学び、環境破壊のひどい中国で何年もボランティアとして植林をしながら働いて来たんや。

リリーは、見かけや、金持ちかどうかは関係ない。その人の性格、人格が伴侶を選ぶ上で一番大切なことや。と言って聞かせているから、良い人を選んだと思う。

何と言っても、料理をするのが趣味やから、リリーは思いっきり楽ちんやろな。

今日自分の伴侶を選ぶには、まず外面的な美しさや姿を考慮します。

次にくるのが経済状況です。どれほど金持ちか?どれだけ稼いでいるか?どれほど教育を受け家族の社会的地位はどの程度か?というものです。

外見の虚飾やみかけをもとにして結婚生活を始めると,惨めで破壊的な結末が待っているのです。

家庭は、このような貧弱な基盤の上に築くと安定的な家庭生活は望めません。

重要なことは伴侶になる人が良い性格を持ち,辛抱強く、忍耐を持ち、奉仕の精神を伴った理想を持っているかを見なくてはなりません。

美しさが年を経るに連れて陰り始め、金銭も底をついてくると家族の結びつきも弱くなります。SSvol86


ポニョ:今時珍しいな。そんな男見つけるのん。どこで結婚するんや。

ヨシオ:あいつらが、今住んでいるメルボルンやから、わざわざ飛行機で行かなあかんねん。

それやのに、結婚式を家の横にある公園でやるなんて言うとうるねん。もうちょっと、ましなとこないんか。って言ったんやけどな。

ポニョ:なんやそれ。公園て、その辺の普通の公園か。許可とか要らんのか。

ヨシオ:公園は皆んなのもんやから、他の人に迷惑かけへんかったら適当に使ってもええらしい。マイクを持ってきて、来た人に結婚します。と言って、あと新郎新婦を紹介して五分で終わりやて。
ポニョ:なんやそれ。スカみたいな結婚式やな。ほんまに神さんそんなとこに来てくれんのけ。最低三十分取らないと、神さん行くとこなくなるで。

ヨシオ:結婚式が、はよ終わり過ぎたら、神さんは、俺が相手しとくわ。

でも本当にそれやったらええな。そのあと、適当にみんなでスピーチしたい人はして、歌を歌いたい人は歌って、適当に流れ解散らしい。

なんか用意せえへんのか。て聞いたら、マイクは友達が持って来てくれるし、長いビニールシートを買ったから、その上にシャンプーの液をまいてホースで水を流したら、ウオータースライダーになるから、それが結婚式のメインイベントらしい。

もう。彼と二人で試し滑りして、一日中遊んだけど面白かった。と言ってた。

ポニョ:ほんまに、この親にしてこの子ありて言うたもんや。おもろそうな娘さんやな。

あの、俺がシュタイナーの記事の時にブログで紹介した、本や絵本を出版してる弁護士の娘さんか。

ヨシオ:そうや。めちゃ飛んでるで。一緒に居っても、頭はいつもどっかにプーや。

ポニョ:それってあんたやんか。まるで一緒やんか。

ヨシオ:人から、五人の子供の中で一番俺に似てるって言われるな。そう言うたら。

名前は、リリーて言うんやけど、小さい時あいつ何回か死にかけたんや。

一回目は、海岸を子供を連れて散歩してた時やねん。風がきつくて波も高かったけれど、みんな犬ころみたいにじゃれ回っていたんや。

俺たち夫婦の前を、子供達を歩かすようにしてたんやけれど、ふと気がつくと一人足りないんや。

リリーはどこや!と聞いてもみんな知らん。て言うからその辺探したら、波にさらわれていて波打ち際を大きな波に揉まれて、ゴロゴロ転がっていたんや。

慌てて、すくい上げて助けたんや。暫らくして息を吹き返したけれど、もう二三分遅かったら危なかったな。

息を吹き返してから、すぐにまた鼻汁出しながら、ずぶ濡れで走り回ってたけどな。タフな奴やで。あいつは。

もう一つは、保育所に迎えに行った時、保母さんがこの子、さっきブランコの前に立ってた時、後ろから押されてつんのりになったところに他の子供が乗ったブランコが戻って来て、でこちん思いっきり打ってひっくり返ったから、少し休ましているけれど、医者に連れて行った方がいいよ。と言われたんや。

家に帰ってから、様子を見てたら突然はげしく戻し始め、胃の中のもん全部戻して、出て来るのは胃液だけになったんや。

その後、意識不明になったんや。

大きな子供専門病院へ連れて行ったんやけど、脳内出血やから絶対安静と言われたんや。

リリーは、もう昏睡状態で、俺も嫁さんも短い人生やったなと半分諦めてたんや。

それに、サイババさんは、十五歳までに亡くなった子供は生まれ変わらない。と言われているのでそれはそれで良いことや。とリリーが死んでも動揺しないように、腹はくくってたんや。

でも、サイババさんは、病死等で死んだ場合であって、事故死とは言ってられないので、また生まれ変わるかもしれへんな。と、嫁さんと話してたんや。

そして嫁さんも、あの子めちゃ頭大きくて産む時に苦しかったから、生まれ変わるんやったら今度はちょっと小さめの頭で生まれて欲しいな。

でもリリーみたいなええ子供やったら、もっと頭の大きい子で生まれ変わって来てもええから、私のとこに産まれ変わって来てや。あんたやったら何遍でも産んだげるよ。と泣きながら言うてたんや。

どのような子供が死ぬと生まれ変わらなくてもよいのか?

それは、病気等で亡くなった子供の両親が健康で病気ではないこと。

その子供自身も、なんら先天性の病気も無く健康で生まれたこと。

もしそのような子供が死ぬとその子は生まれ変わってこないのです。

15歳までは貪欲、怒りなどは子供たちの心を毒さないので、15歳になるまでは健康だった子供が死んだ場合、その子は生まれ変わってこない。

また、もしヨギがいくばくかのカルマを持って生まれ変わってきた場合、その魂が子宮の中にいる間や,子供時代を不憫に過ごすなどして短期間にカルマを支払ってから死ぬ。

その場合,それが最後の生まれ変わりとなる。
P290ANDI

一体誰が本当の親やねん

俺は、一晩中、リリーの横についててサイババさんに祈ってたんや。

「サイババさん。あんたがこの子の本当の親や。俺たちは、ただの肉体上の両親に過ぎん。この子が、俺たちの家族に生まれて来てもらったおかげで、俺たちは幸せをいっぱいもらった。いつも、笑顔を絶やさない素晴らしい娘やった。」

「でも、こうして何のカルマか知らんけど早く逝ってしまう。世の中には何にも偶然て無い。本当の親であるあんたが、この子の人生はこれで終わりや。と言うてはるんやったら、それで俺たちも受け入れる。」

「でもな、スワミ。一つだけ俺のお願い聞いてくれるか。無理ゆうようやけど。悪いな。それはな。このリリーが、身体離れる時に痛くないようにしたってくれるか。」

「今も、これまで何遍も戻して苦しそうや。もう戻すものも何にも胃に残ってないぐらい戻しよった。俺は、肉体の親としてこれ以上娘が苦しむのを見たくないんや。」

「な。ええやろ。サイババさんよ。死ぬ時に、そういう苦しむというカルマがあるから苦しまなあかん。と言うんなら、そのリリーのカルマを俺にくれや。十倍にして。それやったらええやろ。」

「俺は、そのリリーのカルマをこの身に受けるわ。死んでもええで。な。あんたにとっても、悪い話やないやろ。サイババさんよ。お願いやから俺の言うこと聞いてくれや。」

と言ってお願いしているうちに寝てしまったんや。
気がつくと、昏睡状態やったリリーが目を開けとるんや。「リリー大丈夫か。頭は痛ないか。」
と聞くと。「そんな事よりお腹空いた。」と言いよるんや。

俺は、「よっしゃ、すぐに美味しいもん持って来たるから待っときや。」と言うたんや。
リリーは、「お家にはよ帰ってママのご飯食べる」って言ったんや。

そして、「パパ、サイババさんが来はったで。パパが寝てる時に。」

「私に、『どうしたんや。』て聞かれたんで、頭が痛いねん。て言うたら『これ飲んだら治るよ。』と言って、ふた粒、緑色と、赤色の丸い薬くれはったんや。」

「『これ飲んで、よく寝なさい。それで、起きたらもう治ってるよ。』と言われたんや。」

「そうか。俺が寝てる間に、本当の親が来て治してくれたんや。良かったな。リリー。」

「ありがとう。サイババさん。感謝するで。お腹空いたやろ。ママの作ったご飯食べに帰ろか。」

と言って、帰る用意をしてたら、医者と看護婦が慌ててやって来て、「この子は脳内出血を起こしているから絶対安静やて言ったでしょう。」

「連れて帰るなんてとんでもない。」というから。

「実は、この子には、特別の医者が居てて、夜の間にやって来て治してくれたんや。」

「見てみ。こんなに元気やろ。腹減ったて言うてるで。家に帰りたいねんて。」と言うと、医者は「こんな事信じられない。奇跡だ。精密検査をさせてくれるか。」

俺は、「早く帰りたいから帰る。」と言うと、「どうしても連れて帰るというのだったら、一筆書いてからにして欲しい。」と言われたんで「二筆でも、三筆でも、五筆でも書いたるでー」と言って帰ってきたんや。
それ以来、病気知らずの元気な子やねん。

人々に注目されようとして奇跡を見せびらかすことは、私の本性ではありません。
私は何の目的もなく、ただ喜びを分け与えるのです。
私が不思議な御業を楽しんでいるのはその為なのです。
真善美
私はどんな難しい問題も解決する能力を持っていますが、それをあたかも持っていない振りをしているだけなのに、それを見て私が単に奇跡を行う人で、それ以上の存在ではないと見るのは大変愚かなことです。
SSIB1974c32


ポニョ:そうか。良かったな。そんな話聞くと、なんか嬉しくなって来たぜよ。

ヨシオ:なんで、そこで突然高知弁が出て来るねん。

ポニョ:しばらく使わへんかったら忘れるからな。しばらく四万十川下ってないし。

ヨシオ:リリーは、俺の祖母の加代子が、夜に起き出して壁一面に筆で霊界の事とか、訳の分からんことを書いてたやろ。あんたも、ブログに紹介してくれたな。

ポニョ:お筆書きて言うんやけど。霊が乗り移るんや。加代子さんに。

ヨシオ:そう。うちの母も、人のオーラ見えたりして霊的な変な家系やねんけど、リリーがそれを受け継いどるねん。

ポニョ:ちょっと、あんた一人抜けとるで。

ヨシオ:ああ。そうや。俺の妹も、あちこちで幽霊を見とうるな。

ポニョ:あんたもやんか。思いっきり変な人やで。

ヨシオ:そうかな。俺はまともやと思ってるんやけど。それで、リリーは家にお客さんが来ると、そのお客さんの頭の上の方を暫くじっと見てから俺に、「パパ、あの人もう帰ってもらい。悪い人やで。」とか
「あの人は、天使や。ものすごい綺麗や。」とか、「あの人と絶対もう会ったらあかんで。」
とか言ってくるんや。まだ三歳の時や。

また、その頃、ハレクリシュナテンプルがやってるヴェジタリアンカレーのレストランによく行っていて、リリーは子供のクリシュナ神が大好きやったんや。
ある日クリシュナ神が、夢に来てそのクリシュナ神の顔がサイババさんに変わったんや。
そして、私とクリシュナ神は同じだよ。と言われたんやて。
朝起きてから、俺に「パパ、私の好きなクリシュナ知ってるやろ。」

「うん。リリーの大好きなあのブルーの肌の色したクリシュナやろ。」

「パパ、今度から、クリシュナの事をクリシュナババと呼ばなあかんねんで。」

「なんでやのん。」

「サイババさんが私とクリシュナは一つや。と言いはったんや。」
と、三歳の子が言いにきたんで驚いたな。
ポニョ:そら、驚くよな。

ヨシオ:また、ある時、サイババさんが両手を三角の形にしたまま、身体をゆっくりと動かして踊っておられる夢をみたんや。
そして、両手両足の指の間から、蜜のような液体が出ていた。
三角にしている両手の真ん中には、緑色の卵が浮かんでいたんやて。
俺はその頃、サイババの事をそれほど知らなかったので、サイセンターに行って夢の話をして、一体なんの事か分からんので聞いてみたんや。
そしたら、蜜のような液体は、アムリタとういう不老不死をもたらす神の飲み物で、神の化身の指の間から湧き出てくる液体やそうや。
緑色の卵はシヴァリンガムといって、宇宙の形の現れものや。と言われたんや。

この金のリンガムは大きくて58,5gあり、実はみなさん一人ひとりの身体にこれだけの量の金が含まれています。
これはヒラニヤガルバと称され、人に内在するエネルギーの現れであり、人が輝く原因です。
皆さんは金が含まれている薬のことを聞いたことがあるでしょう。
目が見えたり、耳が聞こえたりさせているのはこの金のエッセンスです。
感覚器官は内在する磁力から力を得ています。
金のエッセンスは保護膜として全身を覆っています。表皮のすぐ下には目には見えませんが、ホワイトスキンという薄い層があり、血液の保護膜として機能しています。
出血するのはホワイトスキンが傷つけられた時だけです。13/3/02

リリーは、まだ二つ三つの頃でそんな事なんにも知らんはずやのに。
俺でも知らんかったのに。
小さい時から不思議な子やったんや。

俺には、もう一人娘がいて、その娘がまだ絵本しか読めなかった頃の話やけど。
上の二人は、もう普通の本を読めるので、一日中子供の部屋でマハーバラータとかラーマヤーナなどのインドの古典や、バガヴァタムなどの神話を子供用に分かりやすく書いてある本を読んでいたんや。
次女の、エナベルという名前やけどは、色んな絵本の中で絵の綺麗なラーマヤーナが特に大好きで、もう何度もラーマヤーナの絵本がボロボロになるまで読み切っていたんや。

それでもっと詳しく書いてある本を読みたくてリリーに読んでくれと頼むんやけど、リリーもちょうどその本を読んでいるところで、自分で読むのが必死やし横で見ていても、まだ本が読めない娘が可哀想やったんや。
でもある日の朝、みんなでお祈りが終わり、朝ごはんを食べている時に、エナベルがリリーにラーマヤーナの話を興奮して話し始めたんや。
リリーは、エナベルが私の読んでない話まで知ってる。と言ってビックリしてたんや。
俺は、別に子供同士の会話やから気にしていなかったんやけれど、次の日の朝も、また次の日も5日ぐらい続けて、エナベルがラーマヤーナの詳しい話を皆んなにしているので、不思議に思って尋ねてみたんや。
すると、夢にサイババさんが来てくれて、毎日ラーマヤーナの本を少しづつ読んでくれてるとの事やったんや。
だから、リリーより早く話しの展開を知っていたんや。
それで、今朝、最後の章をサイババさんがエナベルに読み終わったところで、エナベルが

「シータが可哀想や。追い出されて。」とサイババさんに言うと、

「本当は、このラーマヤーナのストーリーは、シータと私が作ったんだよ。」

「可哀想じゃないよ。シータもハッピーだよ。」
とサイババさんが言ってくれたそうな。

シータは言った。ラーマヤーナは私によって演出されたものです。
私がラーマで私がすべてなのです。
外見は違って見えますが、内にあるかすかな姿は一つで同じなのです。
P138 ANDI

この時、俺も、嫁さんも、母も、たくさん訪問者が押し寄せて来ている時だったので、子供に本を読む時間など無かったんや。
でも、エナベルの夢の話を聞いて、誰がこの子達の本当の親か思い知らされたな。

この世のものが持つ欠点に気づけば執着は捨てられます。
生まれる前は親も子も無いでしょう。
結婚しないうちは、夫でも妻でもありません。
子供が生まれてから親子の関係が始まります。
生まれる前はそんな関係はないし、死んだ後もその関係は無くなります。
自分のものという思いや執着が起きるのは、ほんの短い、わずかの間だけです。
ものの見方や接し方が正しくないために執着が起こるのです。
狭い心に捕らわれ、長期的なものの見方が出来ないから執着が起こるのです。
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階段での怪談は快談だ

ポニョ:昨日の娘さんの結婚式どうやった?人は、何人ぐらい来てたんや。ちゃんとスピーチ出来たか。

ヨシオ:人は、百五十人ぐらい来てたな。途中で雨が降ってきたけど、こんな雨三ヶ月ぶりや。と言って喜んでみんなずぶ濡れでダンスとかして楽しんでたわ。
タフやな。オーストラリア人は。
アジア人は俺たち家族と日本から来てくれた妹夫婦と甥っ子だけや。
変な白人の親戚がいっぱい出来てしもたわ。

ポニョ:向こうも変なアジア人の親戚が出来たと思ってるやろうな。

ヨシオ:そうやな。スピーチは、その時の雰囲気で何か心から出てくるもんを言えばええな。と思っていたから別に準備して行かなかったけれど、リリーが小さい時に人のオーラを見て色々良い人かどうか判断していた話を紹介したんや。

ポニョ:結婚式にオーラの話ってあんたらしいな。そら、新郎の親戚の人メチャ変な親戚が出来たって思ってるで。

ヨシオ:でも、後でみんなもっとオーラの話を聞かせてくれって言うて来たから、結構面白かったんやろうな。でも、今回俺が驚いたのは新郎が半端な野郎じゃないってことや。

ポニョ:どうしたんや。

ヨシオ:ほら、結婚式を公園でやるって言ってたやろ。それで当日、皆で色々な物を公園に運んでたんや。
もちろん、花嫁、花婿も一緒や。でも、突然花婿が消えていなくなったんや。
どこを探してもおれへん。2時間近く経ってやっと出てきたんやけれど、なんとみんなが使うから公衆トイレを掃除しとったんや。
それも、幾つかのフラッシュが壊れてたから、部品を買いに行って修理してたんやて。後で見に行ったら、便器も床もピカピカやった。

ポニョ:おもろい奴やな。その花婿さんは。

ヨシオ:結婚式の始まる一時間前にトイレから出て来よった。花婿のお父さんは、うちの息子は昔からやるって言うたら最後までやる。それも絶対手を抜けへん子やねん。と言うてはったな。

ポニョ:メチャ意思の力が強い子やねんやろな。

ヨシオ:そうやねんやろな。人の意志の力、想念の力ってすごいパワーを持ってるで。
あるサイの信者の息子さんが丁度受験中やったやんけれど、どうしても勉強に集中出来なかったんや。
ちょうどその頃、マレーシアからサイの信者でそういう霊力を持っている人がパースに来ていて、過去生とか色んなアドバイスをしてくれるねん。
その人が毎週センターのバジャンに来てたんや。
その噂を聞いて、その人に会いたい為に、たくさんの人がセンターに押し寄せて来て、バジャンが終わってからその人と会おうと、長〜い行列が出来るんや。
俺自身は、その人に会ったことはないけど。
それで仕方が無いから、バジャンが始まる前から廊下に椅子をおいて、その人と会いたい人のために、待合室のようなものを作ったんやけれど、バジャンが始まる前から人がたくさん並んで、廊下にいてる人の方がバジャンに参加している人より多いぐらいなんや。
それで、その人と会うと、どうするかと言えば、まずその人が、自分の右手の親指で会いに来た人の眉間を押すんや。
しばらくすると、どんな質問をしてもいろいろ答えてくれるというわけや。もちろん、ただや。
その人は、パースに知り合いがおるんでしょっちゅう来てはったから、みんなからNおじさんと親しく呼ばれていたな。
それで、息子さんが勉強に集中できない理由を尋ねると、息子さんでは無く、お父さんの方に問題があるとの事やったんや。
というのも、お父さんは、その頃、サイの組織の高い地位に就ていて、いろいろと嫌なことでも人に指図せないかん立場やったんや。それに、センター同士のいがみ合いもあったんや。
それで、たくさんの人から恨まれたり、羨ましがれたりしてたんや。
そして、そのネガティブな想念が、その人の家にやって来た。他の人のネガティブな想念の力が、霊力となって家族を襲って来たんや。
そしてそれが、家族の一番年の若い男の子に集中力の欠如だけでは無く、いろんな面に影響を与えてたんや。
だから、Nおじさんは玄関脇に、悪い想念を吸収する水分の多いものと、塩を置くようにアドバイスをしたんや。
例えば半分に切ったグレープフルーツの上に塩の塊を乗せた物とかを玄関横に置きなさい。と言われたんや。。
それが功をそうして息子さんは、いい大学に入れたんや。

ポニョ:それは良かったな。日本やったら塩の塊を玄関の横に置いとくけどな。グレープフルーツとは、マレーシアらしいアドバイスやな。でもパパイヤやったらあかんのかな。
嫁さんが好きで時々買ってくるんやけれど、おいらパパイヤの味が嫌いやから、パパいややねん。嫁さんに分からんように、そっと冷蔵庫に戻すねん。その代わりに、今度は塩を乗せて玄関脇に置いとくわ。
ヨシオ:あんな、何をグチャグチャ一人で言うてるんや。先行くで。
普通の、会社とか、組織とかやったら、人から羨ましがれたり、恨まれたりしてもそれ程の霊力は来ないんや。
でも、サイの組織は別や。ほとんどの人は菜食主義やし、普段嘘をついたりしないので、霊力がとても研ぎ澄まされているんや。
だから、霊的修行者は、自分が他の人にネガティブな想念を持っているかどうか、常に注意せなあかんねん。

ポニョ:でも、逆にポジティブな想念やったらいいんやろ。

ヨシオ:それは、サイババさんが各々の信仰している神の御姿を決めたら、変えてはいけない。と言うてはるやろう。
その人の、神への想念が、その人の信仰している神の御姿を作り上げるんや。
だから、いろいろ神の御姿を変えると、想念が一体どれに集中して良いか分からなくなって、神の御姿を創り上げられなくなるんや。

ポニョ:そう言えば、星やんもよく、自分がいつも拝んでいるサイババさんの写真のサイババさんが、自分の目の前に現れはるねん。今のアシュラムにおられるサイババさんより若いねん。と言ってたな。

ヨシオ:想念の力で神の御姿をこの世界に顕れさす。それが、信仰心と集中力の強い人だったら誰でも出来るんや。

ポニョ:想念の力って本当はすごいねんな。

人は、心の性質を理解したときに人間の真の性質がわかるのです。
では、心とは何か?それは悪いものではないのです。それは良いものなのです。
それは、アートマンの力、想念の力を顕しているのです。
どんな遠いところへでも行くことが出来、アートマンの力を探求出来、過去、現在、未来という時にもとづいた真理を理解する力を持っています。
それ故心は人々の毎日の生活の基になるものであり、人生の基礎となるものでもあります。
すべての力の源でもあります。今日、人々は心の重要性について無関心です。SS7/1995

ヨシオ:それが別に神様でなくても、恋愛であってもそういうことが出来るんや。
ある新入女子社員が、自分の独身の上司に一目惚れして、毎日その上司のことばかりを思っていたら恋患いになってしまい、高熱を出して寝込んだんや。
高熱を出しても、思いはその上司のことばかりで、うわ言まで上司の名前が出てくるんや。
その頃、上司は仕事が終わりいつもの地下鉄の駅に向かって階段を降りてたんや。
すると、階段の踊り場にその新入社員が立っていて、ものも言わんとじっと上司を見つめていたんや。
上司は、この子は今日休んでた子やな。風邪でも引いたのか。と声をかけようとしたらふっと消えたんで腰を抜かしかけたんや。
想念の力はこのように、神への信仰心があれば、自分が信仰している神さんを顕さすことが出来るばかりでなく、自分の霊体を物質化させてどこか遠くに顕さすことも出来るんや。
この新入社員は普通の子で、別に特に超能力を持っているとかでは無いんや。

ポニョ:でも、上司の事を一心不乱に愛してるという想念の力を持っていた。

ヨシオ:誰でも、集中力の強い意思があればこういう芸当が出来る。それが、信仰心を伴い神さんに向けば最高や。

ポニョ:星やんみたいに、サイババさんが姿をとって来てくれる。

ヨシオ:しかし、自分の想念の力を研ぎ澄まそうと思っても、動物の霊力が入った食べ物を取れば全然ダメになるし、テレビや映画を見れば情報が一方通行なので、想像力がダメージを受けて想念の力が損傷を受けるんや。
だから、シュタイナースクールでは目から入る映像、映画やテレビは御法度なんや。
これは、霊的なビジョンを得た人でないと分からない事なんや。
それは、蜂蜜を塗ってる包丁を舐めているようなもので、知らぬ間に自分の霊体が傷ついてしまうんやで。
後日談で、この上司がその新入社員に、地下鉄の階段での怪談の話をしたんや。その怪談のおかげで新入社員がそれだけ自分の事を愛してくれていたかが分かって結婚し、今では子供もいて幸せに暮らしているそうな。
階段での怪談は、快談や。

ポニョ:それ、この記事のタイトルに使えるで。

ヨシオ:それは、ポニョに任しとくわ。

この世で私達が喜んだり悩んだりすることは、私達の想念の結果です。
世の中の善も悪も人の行為の結果です。さてそれらの行為を促したものは何でしょう?
それは想念です。ですから、良いことを思うときのみ、その人の人生は良いのです。
想念はきわめて強い力を持ちます。想念はその人の死後も存続続けます。
それゆえ心に悪い想念を抱かぬことが大切です。24/5/90
人の想念はかれの運命を決定します。したがって良い思いをつちかい、悪い感情を全て捨てなくてはなりません。28/8/94

悪い想念は、国家の歩む道を誤らさせ、やがて国家に災害をもたらすことでしょう。
それ故、想念の力を軽くみて、侮ってはなりません。
小さな種が大きな木になるように、悪い想念もやがて巨大なものとなっていくのです。
SSIB93

想念の力って怖そうねん

ポニョ:動物以下の悪い霊に憑依された人も、サイババさんのところに来たことがあるのか。

ヨシオ:昔、サイババさんはよく、憑依霊が付いた人が来た時に、その人を別室に呼んで、他の人が見えないところで荒療治をされたことがよくあった。
それは、隣の部屋で音だけを聞いていても、いたたまれないほどの荒療治やったんや。
大きな何かが壁にぶつかる音や、サイババさんの怒鳴る声、憑依されている人の喚く声が響き渡るので、こそっと覗き見した人がいたんや。
すると、サイババさんは、その憑依された人の髪の毛を掴んで引きずり回して、壁にぶつけたり、出て来い、出て行けと叫んでおられたんや。
それでも出てこないと、最後にはあの小さな細い身体で、大きな太った人でも、ブンブンと髪の毛が全部抜けるんじゃないかと思うぐらい、髪を掴んでその人を振り回されるんや。
それは、恐ろしい光景やった。と見た人は言っていた。

ポニョ:横で見てたら、卒倒しそうな話やな。
でも、その後、何でそういうことをして、除霊するのを止めはったんやろうか。

ヨシオ:それは、信者の数が増えてきて.....

ポニョ:そんなんいちいちやってたら時間取りすぎて出来ないからや。
それに、帰依者の髪の毛をつかんで振り回してたら、皆んな毛が抜けてハゲの集団になるしな。

あの〜最近、あんた変なアフロのグルのところへ出入りし始めてはりませんか。
あそこへ出入りしたら、除霊の儀式があって、皆さんハゲになるからすぐに分かりますわな〜。
晴れの日に、みんなで集まってバジャンとかなんかやってはるけど、そらもう眩しくてサングラスかけやな後ろに座ってられへん。
皆さん頭がツルツルで後光が指すというか、素晴らしいもんを持ってられますな。

ヨシオ:またポニョの一人芝居が始まった。あんたの髪の毛が抜けて来て頭が薄くなってるから、他の人の毛も抜かんといてくれるか。
そんなんではなく、信者の数が増えてきて、そういう人の神を思う気持ち、想念の力がたくさんアヴァターに集まって来て、サイババさんの力が増し、意志するだけで憑依霊を除去出来るようになったんや。
もちろん、最初からなんでも意志するだけで出来るけれど、サイババという人の身体をとった限り、神さんも自分の作ったルールに従いはるんや。
だから、将来、悪の力が最大限になった時に、サイの力も最大になるって言われたんや。
というのも、その時みんな困難な目に遭って神様を心から呼び、信者の想念の大きな束が神に向かうからや。
話を元に戻すと、そのような荒療治でほとんどの憑依霊は抜けて行くんやけど、ブラックマジックの犠牲になった人は、そのマジックを解かなければいけないので、手間がかかるんや。
その人にマジックをかけるのに使った、鶏を埋めたところまで行ってそれを掘り返したり、いろいろな事をしなくてはいけないんや。
マジックをかける人は、普段から断食をしたり、苦行を積んでいるのでその霊力はとても強い。
もちろんそれを仕事としてやっているので、プロや。
その想念のパワーは、半端なもんやないんや。
オーストラリアの女性が、そのパワーが欲しくてヒンドゥー教の教えが多く伝えられている、バリ島に白魔術のグルを見つけて修行したことがあるんや。
魔術には、白魔術と黒魔術があって、どちらもプロの魔術師がやってるんやけど、お互い商売仇で魔術を競い合っているんや。
誰かを傷つけて陥れたい人は、黒魔術師のところへ行き、逆に黒魔術に魔術をかけられた人は、白魔術師のところへ行って魔術を解いてもらうんや。
その女性は、高級ホテルが建ち並んでいるサヌアというところの近くで修行を始めたんや。
かなり、いいところまで行っていて、自分一人でも瞑想を長時間やって自分の霊魂を身体から離し、コントロールするところまでいってたんや。
ところが、そのことを知って嫉妬心を持った黒霊媒師が、彼女の霊魂が身体を離れてさまよっている間に、まだ素人で完全にコントロール出来ていない霊魂を、身体から切り離して豚の身体に放り込んだんや。
元の身体は、霊魂が戻って来れないので瞑想していたホテルの一室で当然死んでしもた。
その結果、その女性は千と千尋の両親のように豚のままや。
この事件は、結構大きく新聞にも載って、有名になったんやで。両親が遺体を引き取りにバリ島に行って、変わり果てた自分の娘の姿と対面してとても悲しんでおられたんや。

ポニョ:怖い話やな。下手に、そんな修行をするもんやないな。でもそれって、聖書の中にも似たような話があるやろ。

ヨシオ:聖書の中の話は、イエスが、墓地に住んでる男がいろいろと悪い事をするから、助けて欲しいと村人に頼まれた話やろ。

ポニョ:そうそう。それで、この男を助けるのは難しいので、長い間、天の父に祈ったところその男に取り付いていた霊が抜け出して、豚農場の豚の中に入ったんやったな。
それで、豚になってしまった霊が驚いて一目散に走り始め、それにつられて他の豚も一緒に走り、崖から豚が全部落ちて死んでしまったと言う話しやったな。
その結果、イエスが村人から非難されたんや。
ヨシオ:そうやったな。とにかく、霊のことは、一部のカルトグループの人からおどろおどろしい得体の知れない話として伝えられたり、それらを利用して多額の現金を請求したり、幸運を呼ぶ多額の壺を売りつけたり、除霊や水子例の供養やなどと言って、現金を集めたり金絡みのビジネスのようになってるな。

ポニョ:ゴールデンエイジになったら、きちんとした霊と想念の関係。浮かばれない霊や地縛霊を救う為の霊的な体系が構築されるやろな。

ヨシオ:子供の時から、学校とかでそういうことも習う機会が出来るんやろうな。

ポニョ:すごい時代や。おいらはもう年やし、生まれ変わってそんな時代に生きたいな。

ヨシオ:そうやな。今これから、地球の大掃除が始まって、あちこちの大陸が水に浸かって多くの人が身体を離れるけど、生まれ変わった時代は天国みたいな時代やもんな。最高や。

ポニョ:霊的法則を知っていたら、死ぬことなんか何にも怖くないもんな。

ヨシオ:俺が、アシュラムにおる時に、ある人がずっと長い間、サイババさんにインタビューに呼んでもらえなかったんや。
その人は、これ以上サイババさんに無視され続けられるのが耐えきらんから、人を通じて、もし明日までにインタビューに呼んでくれなかったら自殺するってサイババさんに伝えたんや。
すると、サイババさんはそれを伝えた人に、自殺志願者の人に、次に生まれ変わった時の身体はどんな身体になりたいか、何かリクエストがあるんやったら今のうちに聞いとくよ。
自殺するまでにそれを考えておくように。
と言われ、それを自殺しようとしている人に伝えるように言われたんや。
もちろん、その自殺をすると脅す事によって、サイババさんのインタビューをもらおうとしていた人は、その事を聞いて気が変わったことは言うまでもない。

ポニョ:おいらやったら、自殺じゃなく、死ぬ前にサイババさんに今と同じことを聞かれたら、次の生はアラン ドロンみたいな映画スター並みの容姿の身体をくれっていうやろな。
ホンなら、どれでも、ええ女が選び放題や。頑張ってムチョムチョいわしたるで。

ヨシオ:何が、アランドロンや。嫁さんが後ろに立って聞いてはるのんが、スカイプのカメラに写っとるで〜。

ポニョ:うわ〜。大変や。こりゃアカン。 ドロンしよ〜っと。

すべての人間は、決められた寿命を持っています。
それは借家契約している家に住んでいるようなものです。
その家を出る前にあなたは新しい家を探さなくてはなりません。
同様に、人がその身体から離れる前に、その人のカルマに応じて神は別の身体と寿命を用意します。
Anandadai. p,290

落語の世界に愛を見たぜ


ポニョ:昨日、おいらの若い時の話を少ししたんで、いろんな事を思い出してしまったぜよ。

ヨシオ:例の坊さんの話か。すごく感覚がコントロール出来てるお人やったんやな。
サイババさんも、帰依者の結婚式に出られたとき、たくさんの人達に囲まれたんで運転手が、サイババさんが車に乗られたとたん、すぐにドアを閉めて足の指を挟まれたんや。

ポニョ:あの重いベンツのドアか?

ヨシオ:そうや。そのあと、めちゃ腫れてたんやけど、ずっとニコニコしながらあちこち行かれて、誰も長い間そのことに気がつかへんかったんやで。

ポニョ:すごい感覚のコントロールやな。
そこまでなるには、よっぽど修行せなあかんねんやろうな。

ヨシオ:クリシュナの信者やった女性も、キャンドルを手に持って炎を見てたら、その炎の中にクリシュナが見えて、それに集中してたんでロウソクが溶けてきて手に火傷を負っていることに気がつかなかったんや。

ポニョ:人間の集中力てすごいよな。そんな芸当が出来るねんな。

自分の心(ハート)をラジオの受信機と見なしなさい。
あなたの集中力が、周波数を合わせる装置です。
自分の心が正しく周波数を合わせたとき、あなたは神を体験するでしょう。
これには、しっかりした、揺るぎない集中力が必要とされます。
27/9/92


ヨシオ:俺も子供の時、親父が死んでからとてもショックで、何を食べても戻すんや。
自家中毒という精神的な病になって、毎日栄養剤の入った注射をされるんやけど、ものすごい大きい注射器で針なんかも太くて長いんや。
最初は、怖いし痛いし、注射の時間が来るのがとても恐れてたんやけど、ある日、意識を違うことに集中したら痛くない事に気が付いたんや。
例えば、親父と一緒にモーターバイクに乗った時のこととか、一緒に銭湯に行った時の事とか、とにかく意識を違うことに集中してたら知らん間に注射の時間は終わってた。

ポニョ:あんた、いくつの時やったん。

ヨシオ:幼稚園行く前やったな。看護婦さんから、偉いなっていつも言われたけど、本当に全然痛くなかったんやで。

ポニョ:誰でも、意識をコントロールしたら、感覚もコントロール出来るって事やな。

ヨシオ:そういう事やな。今では、反対になってるやろ。
ほとんどの人は、肉体の欲求や欲望の方が感覚器官より上にあるやんか。
セクシーな写真が載ってる本見たら買いに行きたくなるし、アダルトサイトの宣伝見たらクリックしたくなるし、購買欲をそそる広告を見たら、買いもんに行きたくなるし。

ポニョ:美味しいもん見たら、すぐに胃の中に入れたくなるし。おいら、これだけはコントロール出來ないわ。

ヨシオ:その人が神さんにどれだけ近いかは、その人が、世俗的な欲望をどれくらい持っているか、どれくらい感覚器官に振り回されてるかという事と、反比例の関係やねん。

ポニョ:だから、神のことを思えば思うほど、世俗的な事が、その人の中で小さく小さくなって行くんやな。それには、先ず集中力を高めやないかんな。

人への執着が増せば増すほど、神への執着は減っていきます。
世俗的な快楽の誘惑の誘いに乗れば乗るほど、神への一意専心の集中力は低下します。
あらゆる悲しみの原因はこれです。
1)世俗的な対象物に惹きつけられる事。
2)人間関係から生じる執着。
この二つです。24/5/95

ヨシオ:それで、意識でもって感覚器官をコントロールするんや。そうすれば肉体のいろんな欲望や、欲求が湧き上がってきても知らん振りできるんや。
そのうち、それらの欲望はどっかに行ってしまう。サイババさんが、送ってくれた歯医者のインド人のサイ青年覚えてるやろ。

ポニョ:もちろんや。ボランティアでナロジンに仕事を三年間もしたんやろ。

ヨシオ:そう。昨日、手紙が来てたんやけど。子供が二人出来て、上の子はサイスクールに行ってるんやで。

ポニョ:それで、まだプタパルティに住んではるんか?

ヨシオ:そうや。あの青年もう、50歳超えたな。時間経つのん早いな。それで、一緒に毛布のいっぱい詰まった大きい袋、三十キロぐらいあるんやけど何万個もあるんや。
それを、一個一個肩に担いで運ぶんやけど、めちゃしんどい仕事やねん。
でも、あの青年全然平気や。なんでそんなパワーあるねん。て聞いても分からん。ただ、サイババさんのこと思って小さい声でバジャン歌ってたら、一日が終わるねん。と言ってたな。

心はいつも神を思うようにしましょう。
強い集中力を常に持っているべきです。
でも、なぜあなたはこのような努力を神を得るためにしなければならないのでしょう。
それはあなたに神を求める心も無く、神への執着心も無く、神への愛も無いからです。
しかし、努力を続ければそれらを手に入れることができるでしょう。3-52 SIP

ポニョ:意識を神さんに集中したら疲れも出ないということやな。おいらは、そんなん出来そうにないな。

ヨシオ:そんなこと無いやんか。誰でも出来るで。狭い道、ややこしい道を運転してる時、隣に座ってる人が何を言っても、運転に集中してるから耳がつんぼになってるやろ。
また、新聞のスポーツ欄読んでる時、嫁さんが朝ご飯できた。と呼んでも聞こえない時あるやんか。
ポニョ:おいらなんか、しょっちゅうや。

ヨシオ:それが、集中力や。日常生活で誰でも普通にやってる事や。

ポニョも、こうして話している時、その気になって一人芝居するやろ。それって集中力なかったら出来ないことやで。

背筋を伸ばして坐ることは大事です。
九番目と十二番目の椎骨の間に生命エネルギーが宿っています。
脊椎のこの部分が損傷すると、身体が麻痺します。もし身体が、一本の柱にくくり付けられているかのように真っすぐであれば、生命エネルギーはその真っ直ぐな身体を昇って、心に強い集中力を与えることができます。
完全にまっすぐな身体は、神の力があなたの身体という神殿に入るための避雷針の伝導体のような役割を果たすのです。
そして、神の力はあなたが神へ到着するためのエネルギーを与えるのです。CWSSB

ポニョ:おいら昔から、変なくせあるからな。落語家になったら良かったのにってみんなに言われるねん。落語聞くのん好きやしな。

ヨシオ:俺はあんまり落語って知らんけど、笑点は見てたな。

ポニョ:立川談志が、プロモートしてたやつやろ。あの人は天才やな。誰も真似できないわ。

特においら、「文七もっとい」ていう演目が大好きでいつ聴いても泣いてしまうんや。

ヨシオ:何や?その「文七もったいない」って。

ポニョ:違う。文七て人の名前や。実在の人やねん。元結て、「もったいない」ではなく、元結を「もっとい」て読むねんけど、髪の毛を束ねてくくる、紙を糊で固めた紐みたいなやつやねん。それを、文七という人が売ってるんや。
ヨシオ:ポニョは、よう知ってるな。そんな古い日本の文化を。ちょっと、尊敬の心が湧いてきた。
ポニョ:落語に興味のある人やったら誰でも知ってることやから、大した事は無い。でも、この文七元結は、江戸時代の庶民の人情をうまく表現してあって、とてもハートフルな演目やで。

ヨシオ:ちょっと触りだけでも紹介してくれるか。

ポニョ:博打にはまってしまって借金で首が回らなくなった腕のいい左官屋の親父を改心さそうと、金を作るために娘がわが身を吉原に売るんや。
その女郎屋の女主人は、以前その左官屋に仕事をしてもらったのでその家族のことをよく知っていて、金五十両を左官屋に一年間貸し付けるんや。
その間、娘を女郎に出さずに身の回りの世話をさし、もし一年後に返せなかったら娘を女郎に出すという条件やったんや。
左官屋は、娘のためにも心を入れ替えて、博打をやめ、しっかり働くことを決意して、五十両を持って博打場に返済に行こうとしていたら、橋から誰か身投げをしようとしていたんや。
それを止めさせて、わけを聞くとべっ甲屋の店員で、店の金を集金に行ったのは良いけど、金をすられてしまって無くしたから、責任を取って身投げするつもりやったんや。
左官屋は、一生懸命説得したけどどうしても死ぬと言って聞かないんや。
幾らぐらいの金や。と聞いたらちょうど自分が懐に持っている五十両やったんや。
それで、その金をくれてやるんや。べっ甲屋の店員、文七は左官屋がみすぼらしい着物しか着てないし、なんでこんな大金持ってるのか聞くと、娘の身売り金って分かったんや。
そんな、大事な金をもらうわけにはいけないと、言ったんだけど、左官屋は、娘は傷もんになっても生きてるが、お前が土左衛門になるのを見届けたくないと言って、金を顔にぶつけて走って行ってしまうんや。
その後、べっ甲屋に戻り金を主人に渡すのだけれど、主人はこの金をどこから工面したと聞くんや。
というのも、集金先で文七が碁を三局ほど打ったあと帰ったのはいいけれど、金を置き忘れていたので、今しがた集金先の人が届けてくれたんや。
それで、文七は事の始終を話すと、べっ甲屋の主人は礼を述べに酒樽を持って左官屋へ文七を伴って行ったんや。
左官屋は、一度人様にくれてやった金をまた受け取ったことが知れると、通りを大手を振って歩けなくなるから金の受け取りを断るんや。
でも説得されて受け取り、酒の肴にということで表に待たしてあった籠を開けると綺麗に着飾った娘が座っていたんや。
べっ甲屋の主人が見受け人になって、金を払い連れてきた。というわけや。
その後、この娘と文七が所帯を持ち,元結を売る店を分けてもらって繁盛したという話やねん。

ヨシオ:心がホッコリと暖かくなる話やな。ポニョにあってるな。あんたのパーソナリティの元は、落語の人情話にあったんや。

ポニョ:日本には、このような人情話が幾つもあって、それが今に伝えられて来てるねん。
今、中国や韓国と日本はヘイト、ヘイトでややこしい関係になりそうやけど、このストーリーも、元はと言えば、中国の民間伝承から取ってるんやで。

ヨシオ:国は違っても、住んでる人の心は一緒や。どの国の人の心を打つのは愛やもんな。

ポニョ:誰が、後ろで糸を引いて争いを起こそうとしとるのか?それによって一体誰が得をし、舞台の後ろでヘラヘラ笑っているのか。よく見極めなあかん。でないと、戦争とかになったらおいら達が一番大変になるもんな。

ヨシオ:サイババさんは、日本とコリアは双子のようなものやから、仲良くならなあかん。と言うてはった。

まもなく、全ての国々が一つになるでしょう。
全世界は一つになるでしょう。
カーストや宗教や国籍という狭い考えは消え失せ、全ての人が一つになって神聖さを体験するでしょう。
全ての人が愛の思いを深め、お互いを兄弟姉妹と考えるようになるでしょう。21/10/07

あんたやったらどうする

ポニョ:世の中だんだんややこしい方に向いて来とうるな。
ほとんどの人は、大きいもんに巻かれろで、シープルになってもそれでもええと思っとるし。

ヨシオ:その、シープルプルて何や。

ポニョ:プルは一つだけ。シープつまり羊とピープル人との掛け合わせた言葉で、羊のように従順になって支配者に対して何も反抗しない人々の事を指す言葉や。
別に、反抗はしなくても少なくとも世界に何が起こっているのかを見極める努力はしないといけないんとちゃうかな。

ヨシオ:特に、俺の家族のように守らなあかん子供や年寄りがいてる家庭では、大切な事や。
今は、ポニョが言う通り、いろんなものを奴らが押さえているから、自然エネルギーにしても自然治癒医療とかやろうとしてもとても難しい。
でもそれらは、時代の流れなんや。時代の趨勢や。誰も止められへん。たくさんの人が目覚めて来てる。
そのような、自然の流れを抑え込もうとしても、必ずその反動がやって来るんや。カルマの法則や。あいつらが、今このプロジェクトを潰しても、後で来る反動の力が強くなるだけの話やから、それはそれで良いことや。

世界は神の身体です。その身体に癌ができれば取り除かねばならない。
利己主義の増大に対して、物質的反動とある種の調整作用と整理が起こるでしょう。
EoL

高度な物質生活の追及が社会を荒廃させた。(同)
知識や発明の才や富ではなく、人格が力となる賢明な知恵が国々の会議で尊重されるだろう(同)
アバターは最近、将来の世界地図を物質化した。そして地球表面にいくつか環境調整変動が起こるだろう。そしてそれに伴い人口が減少するだろう。といった。(同)
ゴールデンエイジが到来するでしょう。私が天空を横切り大空を講堂に使うときが来るでしょう。(同)    


ポニョ:それが、劇的に来るねんやろうな。


ヨシオ:これからはもっと、この世界に埋れてしまっている愛を探し出して紹介したいね。

ポニョ:そう言えば、「あんたやったら、どうする?」ていう番組見たことあるか?

ヨシオ:さあ。俺、ほとんどテレビ見ないから何をやってるか、さっぱり知らんねん。

ポニョ:これは、テレビ番組といってもアメリカでやってるねん。

ヨシオ:そら、知らんわ。オーストラリアやったら少しは、分かるかもしれんけどな。

ポニョ:残念ながら、アメリカだけやねんけれど、2008年からやり始めた番組でプライムタイムというニュース番組の中でやってるんや。

ヨシオ:それを、どこで見れるんや。

ポニョ:ユーチューブで、全部のシリーズは見れないけれど、それでも今までやった番組をいろいろ見れるんや。

ヨシオ:ところで、どんな番組なんや。

ポニョ:ジョン キネンズというABCニュースのプライムタイムという番組のプロデューサーが、ドッキリやらせをするんや。

ヨシオ:なんや、ドッキリ番組か。

ポニョ:それが、ただのドッキリ番組と違うところが人気になっていて、今では五年以上前に放映されたやつが、また再放送されるほどの人気なんやねんで。

ヨシオ:へぇー。それはすごいな。それでどんなドッキリやのん。

ポニョ:この番組は、普通の人がどれぐらい、この社会の悪や、悪い慣習、人種差別などに立ち向かって行くかを、リアルにドッキリカメラするんや。
また、普通のおばちゃんやおっちゃんが、実はこんなに勇気を持って、愛を持って他の人々を助けれるのか。という話を紹介しているんや。

ヨシオ:そんなええ話やったら、朝まで寝ないで見たいな。

ポニョ:そうやろ。俺も、こういう愛を紹介する番組がもっと増えたら、世の中住みやすくなるのになぁと思うわ。

ヨシオ:それで、今日はどんなストーリーを紹介してくれるんや?

ポニョ:今日は、どこにでもあるショッピングセンターの中での話や。
その前に、アメリカでは低所得者向けにフードスタンプという食料と交換出来る食料券を、提供してるんやけれど、その数が劇的に増えていて、配給してもらっているのは五千万人だけれど利用者は一億人に到達したとも言われているんや。

ヨシオ:それほど、アメリカでは不景気なんや。だから、食料を買うお金も無い人がたくさんいるってことやな。

ポニョ:家に子供四人かかえている、シングルマザーがショッピングカートに食料を入れてレジで金を払おうとしてるんやけれど、お金が足りないんや。
それで、こんな事は初めてな事で、四人の子供に食べさせる食料も買えないと言って泣きべそをかくんや。
もちろん、そのお母さんは俳優でやらせや。そのお母さんの後ろに並んでいる他のお客は、やらせやと知らんねん。
みんな、並んでいる人がお母さんが、泣き始めたのを後ろで見てるんや。
すると、突然後ろの方にいた婦人がいくら足らないんや。と聞いてくるねん。
16ドルや、とレジの人が言ったら、これ使っときと言って気前良くお金を出してくれたんや。
お母さんが、後で必ず返しますからと言っても、返さなくてもいいよ。子育て頑張りや。と言ってお互い抱き合うんや。
その時、カメラやさっき紹介したジョン キネンズがドッキリカメラでした。と現れる仕組みなんや。

ヨシオ:わ〜恥ずかしいな。それって。

ポニョ:逃げまくる人もいてるで。でも、ジョンがインタビューするんやけど、みんなええ事いいはるで。
こういう苦しい時に、助け合うのは人間として当たり前や。とか、私も以前、彼女と同じ立場やったから黙って見てられへんかった。とか、何か良い事をすれば、後でまた自分に返ってくるからした。とか…。
それで、そんなお金をあげるから、返さなくてもいいから使いや。と言ってくる人が次から次へと現れるんやで。
アメリカ社会もまだ、捨てたもんと違うと思ったわ。

ヨシオ:こういう、ええ話聞くと人に生まれて良かったな。と思うなぁ。嬉しくなるね。

すべての人類が兄弟愛で満ち、神を父と呼ぶ日が、輝き美しさを増しながら、すぐ近くまで来ているのです。SSSvol3chap18

全世界は今日、心配事や恐れで苦しんでいる。
しかしすぐにその黒い雲は追い払われ、幸せな時代が全世界に訪れるのを、あなたが見届けられることを私は保証します。
SSvol11chap28
もし変化があるとすれば、それは宇宙的規模の変化であって、地域的な変化ではない。
それはあらゆるところで起こるのだ。
MBAI


ポニョ:でもここまではまだええねん。これからが、面白くなるんや。

ヨシオ:というと、ショッピングセンターのオーナーが、そこで突然出て来て、貧しい人は何でもただで持って行ってもいいよ。って言って来るとか。

ポニョ:そんなんしたら、ショッピングセンターが破産するやんか。

ヨシオ:そんな事ないで。阪神大震災の時、ある一つのコンビニが震災を免れたんや。
オーナーは、店の周りの家が被災してるので、ノートに名前を書いてくれた人は、店のもの何でもツケで買える。また、お金ができた時に返して下さい。と言って、店のもん全て提供したんや。
もちろん、瞬く間に全ての商品が無くなったけれど、数年後に、その時に商品を持って行った人達が、お金を少しずつあの時は助かりました。と言って返しに来て、最終的には、その時の商品の何倍ものお金が返ってきたんやで。

ポニョ:それはすごい話やな。嬉しいぜよ。そんな話聞くと。
話は戻るけど、それで、そのあと、もう一人のヤラセが出て来るんや。
そのヤラセは、そのお母さんを助けた人に向かって、そんな事をしても無駄や。そういう類いの人は、また誰かから金を借りて借金漬けになるだけや。
そんなことをしても、社会がマシになるわけがない。とか何とか言って、ケチをつけるねん。
それを聞いて、お金を出した人と言い争いをするんや。
お金を出した人は、私の金を私がどう使おうが、人にあげようが、あんたの知った事じゃない。
困った人を助けるのが、人として当たり前のことやないか。とか言って半泣きになって反論するんや。
そこで、ドッキリカメラの出番となる。

ヨシオ:これは、いくらドッキリやというても、ちょっときついやないけ。
あとで、番組がよく謝らないとな。

ポニョ:それが、ジョンが出てきた途端、みんな抱きついたりして、うれし泣きするんや。

ジョンは、よくやった。みたいな感じで、背中をさすったげるんや。
そのあと、気持ちが落ち着いた後に、自分のその時の思いをカメラに向かって話すんやけど、とても感動することを言ってるで。

ヨシオ:俺も、いっぺん見てみようかな。面白そうや。ところで、どうしたら見れるんや。

ポニョ:この番組は英語版しか無いけど、その雰囲気だけでも見たら面白いで。
英語のタイトルは、"What would you do?"やけれど、頭文字だけとってWWYDとタイプすれば、いろいろ出てくるわ。

ヨシオ:こういう番組が、日本にもあったらええのにな。

ポニョ:日本のマスゴミは奴らに乗っ取られて、愚民化政策してるからゴールデンエイジまで待たな出てけえへんかもしれんな。
アヴァターの使命は人類の心に変容をもたらすことです。

皆さんは一つの事実に気づくことができなければなりません。
人類の世界規模の変容はすでに始まっています。
短期間のうちに、すべての人間社会が一体となり、次のヴェーダの祈りの中で尊ばれている理想に沿って、平安と一体性のうちに生きていることに気づくことでしょう。
「共に生きよう、共に成長しよう。共に知性を育もう。互いに仲良く暮らそう。」
私は、黄金時代はとても近いと断言します。
バーラタ(インド)、そして、全世界で、個人の対立、不和、同胞への憎しみは、過去の遺物となるでしょう。
10/10/05

ヨシオ:逆に、ゴールデンエイジになったら、こんな番組ばっかりになったりして。

ポニョ:それやったら、逆に面白くなくなるな。人を助けるのが、助け合うのが普通になったらこんな番組見ても誰も感動せえへんようになるのかな。
スポンサーを付かすために、逆に意地悪番組を作らなあかんようになったりして。

皆さん。ここで新番組のお知らせです。
来週から、新しい番組が始まります。
現代の人々がお互い助け合い、愛し合い、励ましあって生きていくのが普通になったゴールデンエイジと言われているこの世の中で、如何に他の人々に迷惑をかけれるか。
如何に社会にダメージを与えられるかを、五人の出場者の皆さんによって競争する番組です。
番組のテーマは、「自分勝手に生きよう。自分のことだけを考えて成長しよう。自分の知性だけを育み、他の人を見下そう。他の人の足を引っ張って生きよう。」です。
一時間の持ち時間の中で、街に出て
どれだけの人に悪い事が出来るか。
どれだけの人を不幸に出来るか。
どれだけの人を不妊にするような物を食べさすか。
どれだけ嘘をつけるか。
どれだけたくさんの人に気がつけられずにマイクロチップのシールを貼れるか。
どれだけの人からお金を盗み取れるか。
どれだけ環境を汚染出来るか。
さあ、五人の参加者の方、用意は良いですか。
どんな嫌がらせをしてもいいですよ。
現代の世の中では、すっかり忘れ去られた悪知恵を蘇らせて考えておいてくださいね。
尚、一等賞を取られた方には、前世では人だったという前世証明書付きの素晴らしい犬か猫を懸賞として用意させてもらっています。
「カルマを気にせず悪事を働こう!」の番組紹介でした。

ヨシオ:あのなポニョ。あんた先まで考え過ぎや。そんな番組よけいにスポンサーがつけへんわ
あんたが今言ったことってこの今の現代の世で誰かがやってる事やないの。
それにゴールデンエイジまであんた、今のこのおっさんの身体で生き残るつもりか。

ポニョ:新しい時代には、新しい身体の方がええかな。
そうなったら、新しい人生や。
車と家と嫁はんは、新しい方がええって言うもんな。

ヨシオ:嫁さんに言うといたるわ。今の言葉。

ポニョ:やめて〜。殺される!

私は、皆さんの前で宣言します。全世界はこれから18年以内(2027年以内)に一つの家族のようになるでしょう。
近いうちに、バーラタ(インド)は世界の霊性のリーダーとして高名を博し、バーラタの文化と霊性は世界の隅々まで広がるでしょう。
14/2/09

イスラム教徒のどこがあかんねん


ポニョ:昨日紹介した「あんたやったらどうする?」を何人かの方ガ、ユーチューブで見られたんやけど英語やし早く話すから分かれへん。

もうちょっと紹介しろや。と言われたので予定を変えておいらが気に入ったやつの触りだけ紹介したいと思います。

ヨシオ:俺も早速幾つか見たよ。感動して涙出て来たのもあったで。

ポニョ:すごいパワフルな企画やもんな。人の良心が、言葉となってその人からほとばしる瞬間って神様の言葉が出て来ることと一緒やからな。そら感動するわ。
おいらが、気に入った企画はダウン症候群の青年がショッピングセンターで働いているんや。もちろん映画にもダウン症候群の役で出ている俳優でホンマもんのダウン症候群を患っている俳優や。

ヨシオ:ダウン症候群てどんな病気やのん。

ポニョ:染色体異常の病気で21番目の染色体を両親から一本多くもらうと発病するんや。
アメリカでは、733人に1人の割合で生まれているから彼らの就職も含めて大変な社会的な問題となっているんやで。
主に、女性の社会進出が進むに連れて高齢出産の増加に伴いダウン症候群の割合も増えてると言われてるんや。

ヨシオ:サイババさんも、両親が孫の面倒ができる間に子供を産んだ方が良いと言ってられる。

娘の結婚は適齢期になれば、粛々と執り行わねばならない。
適齢期を逃してからでは遅いのです。子供達は、両親が老いるまでに結婚しなければならない。
両親が六十才を過ぎ、未婚の子供が家にいるのは、両親にとってとても負担な事なのだ。
OTYORp,117


ポニョ:それで、そのダウン症候群の俳優はレジで買い物客を助けて袋に詰める仕事をしてるんやけれど、仕事が遅いと言って俳優の演じた客が文句を言うんや。
それを後ろに並んでいる客が、その言葉を聞いて文句を言っている客に苦言を垂れるんや。
あんたな、そんなひどいことを言ったらあかんやろ。誰でもこの社会は、平等に仕事の機会を与えられて働けるんや。それが身体や精神的にハンディキャップを持った人でもや。
そんな、このショッピングセンターが面白くないねんやったらすぐ出ていけ。
とか、俺にはダウン症候群の妹がおるんや。お前がこんなひどいことを言うのは許さん。二度と言うな。
とか、もしこの子があんたの息子で、苦労してここまで社会に出て働いているのを見て親として今の言葉を言えれるんか。
そして、この後やんちゃそうな兄ちゃんに扮した俳優が同じことを言うんや。
すると、おばちゃんがその兄ちゃんにそんなことを言うたらあかん。と言って諭すんや。
後で、ディレクターのジョンが出てくると怖かった。と言ってまだ震えてるんや。でも、私は殴られても構わないからこういう不正な事が社会で起こるのを黙って見過ごせなかったんや。と言うんや。

ヨシオ:勇気あるな。みんな。こんな人がいっぱいまだ世の中に俺たちと混じって生活してるんやと思うた嬉しくなるよな。

ポニョ:次の企画はアメリカでは五十万人の人がホームレスで道の上で生活してるんだけれど、あるレストランにその汚い格好をしたホームレスの青年がお金をもらって何かを食べようと入って来るんや。
その青年とレストランのオーナーはグルで芝居を打つんや。
そこのレストランのオーナーがカウンターに座った汚い格好をしている青年に出ていけと言うんや。でも周りに座っている客は、ちゃんと注文した飯を出したれ。とか、お金をもらったのに青年を追い出すとは何事や。お前は盗人と一緒や。今から警察に電話する。と言ったりするんや。
また、あるおじいさんは、ひどい言葉を聞いて泣きはじめるんや。そして、誰でも長い人生の間苦しい時もある。俺もそういうことを経験してきた。あんたがその青年に対してやっとる行為は完全に間違っとる。と言ってナプキンで涙を吹くんや。
多くの人たちがその青年を守ろうとするんや。でもある怖そうなおっさんは、オーナーの気持ちも分かる。と言ってその青年に外に出るように言うんや。
そして、青年を表に出した後、その人は俺がとびきり上等の食事をあの腹の空かせた青年にプレゼントして外で食べてもらうけどそれやったらええやろ。とオーナーに言っていろいろオーダーするんや。
それを、外に持って行き青年にこれ食べや。中で食べられへんやろ。何やったらビールも注文したろか。と聞くんや。
そこでドッキリカメラが出てくるんや。そのおっさんは頭丸めた日本で言うたらヤーさんみたいなカラしとるんやけどめちゃ優しんやで。

ヨシオ:人は見かけによらんて言うけどほんまやな。ポニョみたいや。ほんまにええ話やな。

ポニョ:ポニョみたいや。は余計やろ。あんたのあだ名何やったんかな?おいら忘れちゃったぜよ。

ヨシオ:次行こう。

ポニョ:次に紹介する企画もおいらがとても気に入ってるんや。
それは、ランチバーという昼飯屋さんが舞台やねん。そこでイスラム教徒丸出しの格好をした俳優がサンドイッチとか売ってるんや。
そこに若い兄ちゃんがお前みたいなアメリカを攻撃しとるイスラム教徒はこんなとこでなにしとるんや。出ていけ。とか、お前から食べ物を買いたくない。とか言うんや。もちろんこの若い兄ちゃんは、ヤラセや。
それで、そのランチバーにきてる他のお客さんは、そん何言うたらあかん。と言うんや。
ある女性は、私にあんたみたいな弟がおるけどこんなこと絶対に言わせへん。と言って説教するんや。

ヨシオ:子供の時の教育って大切やもんな。

子供が道を外すのをそのまま見過ごす親は、いつか必ず報いを受けます。
カリユガにおいて、子供を好き勝手にさす事が流行となりました。
親は、そうしないと子供達が家出するか自殺するかと恐れるのです。
そのような劣等な人格の子供に何が起ころうと、それが何だと言うのですか?
親は今日、この種の道徳的勇気を持ち合わしていません。
そのような親は子供達に関する悪いニュースを耳にし続け、絶望の内に死ぬのです。
31/3/96


今日、親たちは自分の子供たちに制限のない自由を与えており,それが大きな災難となって降りかかっています。
もし子供たちを小さい頃からコントロールしなければ、大きくなってからコントロールするのは不可能ですSSIB1993


生まれて最初の5年間は,母親が子供の世話をしなければなりません。
〜今日、金持ちや高学歴の親を持った子供は,(子供を召使いや、保育所に預けるという意味で)とても大きなハンディキャップを持っていると言わざるを得ません。SSSvol2

また、たまたまそこに、兵隊の人がサンドイッチを買いに来ていて、若い兄ちゃんにここにイスラム教徒がおるで。こんなとこでものを買いたくないよな。とか言われるんだけれど、俺はサンドイッチ買いにきただけや。と言って無関心を装うんや。
でも、あまりにひどい言葉でそのイスラム教徒の店員を罵るもんだから遂にぷっつんきて、お前が出て行け。と怒るんや。
俺たちが兵役に就いて、この国を守っているのはこの国に住んでいるどのような人でも自由に自分の信じている宗教の教えを守って生活することを、誰からの妨害もなく行うことが出来るということも入っているんや。
それがイスラム教徒であろうが、どんな宗教であろうが関係ない。そういう基本的な権利をこの国に住んでいる人は、例外なく誰でも持っているんや。と言って諭すんや。
それを、すごいしわがれたドスの効いた声で言うんで迫力あるで。

ヨシオ:その番組を俺も見たで。感動するな。最後の兵士の言葉。ジョンが、それがイスラム教徒であってもか?ともう一度聞くともちろんや。と答えるんや。

ポニョ:これは、ボストンマラソン事件の後に撮られた番組やったから、アメリカの国内で相当反イスラムの機運が高まってきていた時やねん。そんな時でも、これほど多くの人たちが自分の良心に基づいて話が出来るってすごいよな。
次は、家出少女をトラックの運転手たちがよく集まるサービスエリアでどのように助けるか。という企画や。
家出少女に扮した俳優が、両親と喧嘩して家を飛び出てきたので帰りたくない。と半泣きになりながら、柄の悪そうなトラックの運ちゃんに話してるんや。
その運ちゃんは、俺がええとこ連れて行って、ええ思いさせたるから任せとき。と言って運ちゃんが一人でトイレに行くんや。もちろん二人ともやらせや。
その横で、この会話を聞いていた二人のトラックの運ちゃんは、この少女に絶対あの男について行ったらあかん。えらい目に合わされるで。と説得するんや。
また、違う運ちゃんはその柄の悪い運ちゃんのトラックのナンバープレートをメモして警察に届けようとするんや。
また、ある運転手たちは、トイレから戻ってきた運ちゃんに俺がこの子を預かった。お前のような者について行かせへん。て言うんや。

ヨシオ:根性あるな。みんな。そういう善意で世の中全て動いていたらうまく行くのにな。

ポニョ:あと、興味深かったんは、盲目の人がケーキ屋さんでお金を店員から騙されて支払わされようとするんやけど、他のお客さんがそれを止めるんや。
また、おじいちゃんが若いチンピラに絡まれているのを、助けるというのもあった。
薬屋で薬を買う金が足りなくて、その薬を飲まなかったら糖尿病に良くないって泣いてる人を助けるというのもあったな。
面白かったんは、ビーチでビールのいっぱい入ったクーラーボックスを見張っといてて頼まれた若い子らに、やらせがこんなにビールいっぱいあるんやったら一缶ちょうだいって持って行くんやけど、それをどのようにして十代の若い子らが防ぐかが面白かった。
それと、タイヤがパンクした車の横で途方にくれているブロンズの若い女性だったらすぐに男が助けに来るのに、男だったら来なかったり、先ほどのイスラム教徒の格好をしてる男だったら一時間待ってやっと誰かが声をかけてくれたり、アメリカ社会を覗けて面白い。
アメリカらしかったのは、太り過ぎの人への差別を取り上げたり、メキシコ人への差別。
また、白人の娘が黒人の彼氏を紹介した時に、人種差別的な発言をその父親がレストランの中でするんやけど、それに対するレストランにいる他の人たちの反応も面白かったな。

ヨシオ:これだけカリユガの物質文明の影響が強い時代であっても人々はこうして自分の良心に基づいて生きている。

ポニョ:素晴らしい事やな。人々がお互い助け合って生きて行くのを見ると、心が和むよな。
先ず、家庭から自分たちの足元から平和な環境を作って行かないといけないよな。

ヨシオ:ゴールデンエイジが来るのを待たなくても、自分の家庭で真理に基づいて生きて行っておればそこは天国や。とサイババさんも言ってはるよ。

献身的で信仰心の篤い従順な妻は、夫を神への道と神聖な徳の実践に導くことが出来ます。
一方妻や夫が、それぞれのパートナーを神への道から引き離し、霊性から感覚のレベルに引きずり降ろすなら、それは家庭と呼ぶことは出来ない亡霊や悪霊が大騒ぎしている地獄です。
夫と妻が偉大な理想のもとに、生涯を送る家庭、共に神の御名の栄光を歌い、良き行為に時間を使い、真理と平安と愛が行き渡っていて、毎日欠かさず神聖な書物が読まれ、感覚を支配し、あらゆる生き物は基本的に一つであるということを認識して、万物を平等に扱う家庭は、地上の天国です。DV
皆さんの中には、貧しい人に施しをしたり、儀式に出たり、苦行をしていれば、天国に行ける。と思っている人もいるはずです。
ところがクリシュナは、天国など儚いものだといっています。
「アルジュナ、天国よりはるかに偉大なものがあるのだ。儀式や苦行などは、止めた方が良いといっているのでは無い。むしろそういうことは、君の務めだと言っていい。
ただしどんなことも世界の幸いのために行うのだ。自分のために働くのでは無い。
全世界が平和で豊かで幸いであることだけを願って、どんなことも私欲を捨てて行うのだ。天国に行きたいなどと思ってはいけない。
天国をはるかに超えたもっと高い境地を願うのだ。
天国は、前世で積んだ功徳がある間は続くだろう。だが功徳が無くなれば、君はまたこの地上に戻ってこなくてはならない。
だから天国のような儚いものを求めてはいけないのだ。
神に近づき、神に親しむのだ。そして神と一つになれ。本当に大事なことはそれだけだ。
神の摂理は、天国よりもはるかに偉大なものだ。行為の本当の意味を知り、正しいものの見方と共に行為をすれば、神そのものを手に入れることが出来るのだ。」SGc32
神聖で淨らかな行為によって得る最高の賜物は天国です。
死後、天国に行く人の浮世から解放される期間は、他の人に比べて長いのですが、しかし天国にいる期間にも終わりが来ます。
求道者は、天国に行くことを欲するのを止めなければなりません。UVc4

犬と人間どっちが長生き


ポニョ:最近世界のあちこちで鯉の愛好家の間で面白い現象が起こってるねんで。

ヨシオ:どんな現象や。

ポニョ:鯉を飼っている人はほとんど、自動餌やり機を持っているんやけどその餌やり機を使わなくても自動的に餌をやることが出来るんや。

ヨシオ:ちょっとポニョの言ってることの意味が分からんわ。餌やり機がどうしたんやて。

ポニョ:つまり、自動餌やり機に頼らんでも餌をやれるんや。

ヨシオ:まだちょっとよく分からんねんけど、それは何でやねん。

ポニョ:野生の白鳥や黒鳥がやって来て、鯉たちに餌をやってくれるんや。

ヨシオ:え〜。そんな面白いことがあるねんな。

ポニョ:おいらは自分のとこでは見たこと無いけれど、台湾とかオーストラリアとか中国とかいろんな国でそういうことが始まってるねん。

ヨシオ:鳥が勝手に魚に餌をやるって面白いな。聞いたことないで。

ポニョ:そうやろ。白鳥があの長い首を伸ばして鯉の餌箱に首を突っ込み、餌を口にくわえて魚にやってるんや。鯉もよく知っていて、白鳥が飛んで来たらいっぱい寄って来るねんで。

ヨシオ:ゴールデンエイジが間近に迫ってきているから、動物同士の愛情も高まってるてとこかな。でも魚と鳥の愛情って聞いた事無いよな。

俺も、ポニョに教えてもらってアクアポニックス始めたけど、やっと最近いろんな野菜が出来るようになったで。食卓に自分のとこで採れた新鮮な野菜が並ぶって嬉しいよな。
それで、せっかくの新鮮な野菜を炒めたり茹でたりしたら霊的エネルギーが抜け出るからそのまま食べるようにしてるんや。

この世界には多数の生命体が存在しています。
それらの生命体は840万種に分類されます。
そのうちの839万9999種は、未調理の食物を食べる傾向にあります。
それらの生命体は、自然なままの、自然界で入手できる食物を食べ、完全な健康を享受しています。
しかし、もちろん、気候の変化や、自分では制御しきれない要因のために、これらの生命体も病気にかかることはあります。
とはいえ、最も多くの問題にさらされているのは人間だけです。人間に関しては、かなりの数の病気が増えています。
その理由は、人間が神の創造物である食物、自然の状態で手に入る食物を食べることを好まないからです。
人間は味蕾(みらい)〔舌の粘膜にある無数の味覚器官〕の餌食になっています。
人間はそのまま利用できるものを何でも自分の味覚に合わせて変えてしまい、その中に含まれている生命の精を殺しています。
今、人間は食物の中に存在する生気を与える力を完全に破壊しているせいで、増え続ける病に身をさらしているのです。
もし食物を自然のままの状態で食べようと努めれば、決して増加する病に身をさらされることはないでしょう。8/10/83

ポニョ:新鮮な野菜って最高やな。それも農薬、肥料、雑草抜き、水やりなしの愚うたら農法で出来るんやから。
一度、バクテリアがシステムの中で機能するようになったら、ずっと野菜が採れるで。鯉ちゃんのおしっこで野菜が出来るってええよな。鯉様さまや。

ヨシオ:でも、鯉の話に戻るけど鯉も色々種類あるやろ。専門家で無いと、どれがええ鯉かどうか分かれへんやんか。それで、俺がまだ金魚みたいに小さい鯉を買いに行ったんやけど、店のおっちゃんは、うちはええ鯉しか売ってないから安心やで。と言うんや。
それで俺が、元気やったらどんな鯉でもええから安くしといてくれへんか。と言うと、それやったら駄鯉をただみたいな値段で売ったるわ。本当やったらこの間引きした鯉たち、冷凍庫に入れて凍らせてから擦り肉にして、選んだ鯉の餌にするとこやったんや。と言ったんや。
俺は自分の耳を疑ってもう一度聞き返したんや。それでおんなじ事を言ったもんやから、今度から冷凍庫に入れる前に、その鯉たち全部俺が買い取るから連絡してくれと言ったんや。
なんか、虚しなってきたな。そんな話聞いて。そのおっさん、鯉が大好きやのに何でそんなこと平気で出来るんやろうか。

ポニョ:日本でもそれが普通やで。おいらの鯉も全部ただでもらった駄鯉や。殺される前に、間引きした奴をただでもらって来たんや。どこもかしこも命を大事にせんと、金の事しか考えとらんもんな。

ヨシオ:一緒に行った息子なんか、それを聞いて顔を真っ赤にして涙浮かべてたわ。

ポニョ:ゴールデンエイジまで待たないと、こういう事が無くならないんやろうな。情けない話や。
最近聞いた話やけど、サイの角が漢方薬の原料になるということで、角を切られて殺されるケースが多さんあるやろ。それで残された子供のサイを一頭にして置いておいとくと、ストレスのホルモンが出たままになって死んでしまうんやて。
だから、どんな動物でもええから一緒にあてがえて育てるんやそうや。

ヨシオ:どんな動物でもええんか。例えば羊とかでも?

ポニョ:そうや。羊は草食やからサイと一緒やし、2頭一緒に育てると相性が合うらしい。2頭でいつも一緒に仲良く草を食べるんや。でも、犬と一緒にさすと、サイは犬のように行動し肉の入っているドッグフードを食べるようになるんやて。

ヨシオ:一緒にいる動物にそこまで影響されるってのも面白いな。人間も、サイババさんが良い友達を持たないと影響されるって言うてはるな。
人の思いは、付き合う友人の影響を受けます。それが、「あなたの友人を教えてください。私は、あなたがどのような人間であるかを言い当ててみせましょう」と言われる由縁です。9/10/02
そう言えば、パースから北の方に1000キロほど行ったところの海岸の浅い入江に鯨が迷い込んだことがあるねん。そこから出られなくなって毎日潮を吹いて狭い湾の中をウロウロしてたんやけど、その内だんだん弱ってきたんや。
すると、大きな鮫の群れが湾の中に入って来よったんや。七八匹ぐらいの群れや。
そのニュースを聞きつけて、そんな田舎の四駆でしか行けない僻地に世界中から、鮫が弱っている鯨を襲う瞬間をカメラに撮ろうと、プロのカメラマン達が押し寄せてきたんや。
その湾を見下ろせる断崖絶壁に、カメラをたくさんセットしその瞬間を狙っていたんや。
でも、誰もが想像出来ないような驚くべき事が起こったんや。
それは、鮫の群れが小魚の群れを追い込んで、腹が空いて死にかけている鯨に食べさせてたんや。
そんな風な展開になるとは誰も予想していなかったので、みんな驚いて大きなニュースになったんやで。
やがて元気を取り戻した鯨は鮫達に導かれて湾の外に出て行ったんや。

ポニョ:そして、そこで鮫に食われた。

ヨシオ:違うんだってばよ。そんな風に言うたら、ええ話が丸つぶれやんか。だいたい外海に逃がして元気になった鯨を追いかけ回して襲うよりも、湾の中の方が襲いやすいやんか。
それに鮫は死肉も好むから、死ぬのんを待って食べたらええやろ。何でわざわざ元気にささなあかんねん。ほんまにポニョは食べることばっかりやな。
ポニョ:ちょっと言うてみただけやんか。アフリカでも、川に水を飲みに来た鹿の子供がワニに襲われているのを見つけたカバが助けに来たというニュースを見たことあるで。
ちょっと手遅れで半死にやったから、長い間、カバが鼻で鹿の子供を立たそうとしてたけどあかんかったな。

ヨシオ:俺は、日本にいた時、箕面というとこに住んでたんや。週末によく子供を連れて野生の猿を見に行ったんやけど、車や人に慣れていて近寄って来よんねん。
それで、時々猿が車に轢かれるんやけど、そらもう大変な騒ぎやで。
近くを歩いていたりしたら興奮した猿たちが襲ってきよるねん。車にも八つ当たりや。
死んだ猿の周りにたくさん猿たちの群れが集まって来て、そらもう大変な騒ぎやで。

ポニョ:恐ろしいな。そんなとこに出くわしたら。

ヨシオ:ある日、お袋がちょっとおかしいから来て欲しい。というもんやから家の外に出て行ったら、猫の集団が家の玄関の前におるんや。
うちも、シャム猫を飼ってたんで、他の猫が時々やって来るんやけど、こんなに近所中の猫が一度に十何匹もやって来たんは初めてやったんでお袋とびっくりして見てたんや。
帰れと言って追い散らしても、またやって来るんや。
そして、次の日も、また次の日も毎日ニャーニャーとうるさくて閉口してたんやけど、5日目ぐらいになって来なくなったんや。
何でやろう。不思議やったなぁ。と言ってたんや。それから、しばらくして家の横の壁際に置いてあるガラクタを整理していたお袋が悲鳴をあげたんや。
急いで飛んで行くと、ガラクタの隙間から猫のミイラが出て来たんや。

ポニョ:それで近所中の猫が助けてくれ。友達が挟まれて出られへんねん。早く助けてやってくれ〜。と言ってニャーニャー泣いてたんか。すごい話やな。

ヨシオ:動物同士でもこんなに愛情があるんやということがよく分かったな、その時。
サイババさんも、昔、ジャックとジルという犬を飼ってられたよな。

ポニョ:その犬の前世が、サイババさんと同じ机で勉強していた二人の同級生やったんやろ。

ヨシオ:そうや。二人とも毎日神の横に座って強烈なオーラを浴びてたから、サイババさんが学校をやめるて聞いた途端、頭がおかしくなって二人とも死んでしまったんやったな。
一人はサイババさんだけを思ってその名前だけを呼びながら亡くなり、もう一人もサイババさんをあちこち探し回って井戸に飛び込んで亡くなったんやな。

神のヴィジョンは、霊性修行と神の恩寵の結果得られます。
神のヴィジョンを得た人と神を完全に実現した人との違いは、後者では、どんな状況下でも、自分を肉体と同一視する事はありません。
そして、その人の内にはいつも神のヴィジョンのみがあり、肉体には何の注意も払わないため肉体は消耗され日乾びてしまいます。
水や食べ物のことを全く考えないし、思い浮かぶことさえありません。
その結果、このような状況下で生命が肉体にとどまれるのは、21日間だけです。
食物や飲み物も無理強いせねば摂る事はありません。
神のヴィジョンを得た人は、ある程度まで肉体と自分を同一視しており、肉体を持って生き続けます。ジャーナカ王は、何年間もラージャヨーギとして国を統治しました。
深い瞑想やサマーディの様々なレベルの中で、数時間もしくは一日かそこらだけ持続する一時的な神我顕現もありますが、それは永久的なものではなく神との融合ではありません。CWSSB

ポニョ:神のオーラってすごいパワーを持ってるんやな。俺が、アシュラムいてる時も、ある人がインタビュールームの中でサイババさんのすぐ横に座っていて、サイババさんの髪の毛を断りもなく触ろうとしたら注意されたんや。
君の霊的なレベルで突然私の了解なしに私の髪の毛に触れるとショックが大きすぎるので死ぬ場合もあるって。

ヨシオ:それぐらいの凄いパワーを持ってはるからな。ゴアというところに行かれた時も凄い奇跡をしはった事があるで。
ゴアに行ってある帰依者の家に立ち寄る。という連絡があって、その帰依者の人は家中を大慌てで掃除してたんや。
その時、飼い犬が病気やったんやけど忙しくて獣医のところへ連れて行けなかったんや。
それでサイババさんが、来られる前に死んでしまったんや。その日は料理の用意やら、親戚中の人が来るので犬の死体の始末も出来なかったので、人に知れたら縁起が悪いから、仕方なく箱に入れて上から臭いがしないように、マンゴーの葉っぱで覆って隠して裏庭の奥の大きな木の後ろに見えないように隠したんや。
サイババさんが家にやって来て、真っ直ぐ家の裏庭に行き、主人にあの木の後ろに隠してある箱に何が入っているのか尋ねられたんや。
主人は、本当のことを言うと、サイババさんはその箱の所に行って犬を生き返らせたんやで。

ポニョ:すごい話やな。ホンマにサイババさんは神さんやな。びっくりするわ。

ヨシオ:この話にはオチがあってサイババさんと一緒にその家に行かれた人が、数年後その家の家族の人がアシュラムに来てるのを見つけたんや。
それで、あの時生き返らせた犬はまだ元気に生きてますか。と聞くと、あれ以来病気せず元気でピンピンしています。
でも、主人の方が先に亡くなったんです。と言ったんや。

もし神の恩寵があれば、あなたがこの世界で成し遂げられないことなど何もありません。
神は死人を生き返らせることもできるのですから、神に不可能なことなどありますか?
神は天を地に、地を天に変えることもできますが、あなたが神の恩寵を得るには、清らかなハートで祈らなければなりません。
つまらない噂話をしてはなりません。
他人の悪口を言っているあなたに、神が願いを叶えてくれることなど期待できますか?
11-8-2000

まだ車椅子いるのんか

ポニョ:サイババさんがホワイトフィールドにおられた時、バンガロールのホテルから通ってたんや。そのバンガロールのホテルで、アメリカ人といつも利用してるタクシーの運ちゃんが喋ってたんを横で見てたんや。その、アメリカ人はサイババさんの写真をタクシーの中で見つけてそれが誰か聞いてたんや。
それで、昼からのダルシャンに間に合うから、その写真の主に、おいらと一緒に会いに行くことになって、タクシーの中で色々とサイババさんのことについて質問してきよった。
ダルシャンが終わり、同じタクシーに乗ってホテルに帰ったんやけど、タクシーの中で、今日はサイババさんが出て来なかったんで失望した。と言ったんや。
おいらは、いや今日もきちんと出てきはったで。というと、いや俺は見なかった。と言い張るんや。そのアメリカ人は俺のすぐ近くに座っていたし、絶対サイババさんを見てるはずなんや。
それで、アメリカ人は赤い服着た郵便局の人が、みんなの手紙を集めてるのは見たけれど、神の化身なんて来なかった。と言ったんや。

ヨシオ:それってずっこけやな。いろんなレベルの人が来るから面白いよな。

ポニョ:サイババさんは、私が呼んだ人しかここに来れないと言ってられたけど、偶然て無いからこうして神さんを郵便屋さんと見て帰る人も後で、あの時の郵便屋さんが神さんやったんや。って分かった時ショックやろな。

ヨシオ:ほんまや。俺の知っている人は、以前紹介した例の、ポニョが興奮してたセックスグルに毎年会いにインドへ行ってたんや。
それで、俺の話聞いて、サイババさんのところに寄ってから例のグルのところに行こうとして、毎回サイババさんがいるプッタパルティに行くんやけど、サイババさんはちょうどその時ムンバイに行ってたり、ホワイトフィールドやったり、チェンマイやったりして四年間通ったけど一回もサイババさんに会われへんかった。いつもついてないな。と言ってたけど、これもそういうようにサイババさんが意思してはるんやな。

ポニョ:そうやろな。おいらが行き始めた頃、ホワイトフィールドでは、大きな菩提樹の下でダルシャンをやっていて、タクシーがダルシャンが始まる時間ギリギリに着いても、一番前の列に座れたもんな。
それで、一番前の列も人が少なくてスカスカや。もし手紙をとってもらえなかったら、さささ〜とサイババさんより先回りして、菩提樹の木の反対側の最前列に座り、もう一度サイババさんが来るのを待って手紙を差し出すんや。

ヨシオ:そんなんしてたんあんただけやろ。多分しつこい奴やなお前は。早よ帰れ。と思われてたで。

ポニョ:違うで、そんなんしてた人、他にもおったで。

ヨシオ:俺が、神の化身やったら辞めたくなるやろな。そんな変な信者が周りにウロウロしてたら。

ポニョ:でもダルシャンには、いつもドラマがあったな。
ヨシオ:うん。一緒にオーストラリアから来た人が、俺の住んでる家の近くの人で、フリーマントルの人やねん。まだ若く、交通事故で下半身不随になって車椅子生活を余儀無くされてるんやけど、百キロぐらいのデカイ身体しとるんや。それで、みんなで階段のところで担いだり降ろしたり、大変やったんや。
それで、ある日、オーストラリアのグループがインタビューに呼ばれた時に、サイババさんがいつまで車椅子に乗ってんねん。みんなに迷惑かけまくってるやないか。早よ立って歩け。と言われたんや。
そんなこと言われても、長い間車椅子やから無理です。と言ったんやけどサイババさんは、
ここを、どこやと思ってんねん。神の化身の前にお前は居てるんやぞ。私がそう思ってだけで何でも出来るんやということを知らんのか。早く立ちなさい。と言われたんや。
それで、その人はとても困惑した表情をしながら、おそるおそる立ち上がったんや。
みんなも、本当にこの人立てるんやろうか。と恐々と息を飲んで見てたんやけど。そのデカイ兄ちゃんは立てたし歩けたんや。
オーストラリア人って陽気やろ。そのあとインタビュールームがパーティー会場になってしまって、サイババさんが静かにしないと外に音が漏れる。と言われても誰も言うことを聞かへんねん。ワーワー、ギャーギャー、ピーピー口笛鳴らして喜んでたんや。泣いている人もおったな。
その後のダルシャンでの出来事がまたオーストラリア人らしくって、サイババさんがその人に近づいてきた途端に、その車椅子やった人が立ち上がって自分で手拍子取りながら、俺は立つこと出来る。俺は踊ることも出来る。と言ってみんなの注視の中、サイババさんの目の前で踊り始めたんや。
それで、普通ダルシャンの時って静かで、みんなサイババさんのひとつ一つの動作や言葉に集中してるやろ。
それが、みんな手拍子で大喜びや。多分、これがきっかけでサイババさんはオーストラリア人の人の身体を癒すことはしなくなるかもしれんな。と思ったわ。冗談やけど。
オーストラリア人はそういう規律が全然ないから面白い。サイババさんが座りなさい。と言っても座らんと喜んで踊っとるもんな。俺、神さんがコントロール出来ない事もあるって初めて知ったわ
でも、そんな喜んでる様子見て、サイババさんも笑いを噛み殺してはったんや。

ポニョ:そらサイババさんも本当は嬉しいよ。だって、神さんは至福の化身やからな。

ヨシオ:そうや。何があっても、いつもニコニコの世界やな。いつも、何かのフリをしてはるだけやから。

ポニョ:昔、マンディールの二階に住んではる時に、古い帰依者に囲まれて楽しく過ごされてたんやけど、突然真面目な顔をされたんで、みんながどうされたんですか。と聞くと、今私の兄が階段を上がりかけているところや。
兄は、私が神の化身だったら神の化身らしくしないとあかんといつも思ってるから、神の化身みたいに真面目な顔をするねん。だから、みんなも兄がいる間、笑ったりしないでかしこずいていて欲しい。と言われたんや。
それで、みんなお兄さんが何か真剣な表情でサイババさんと話をしている間、静かに真面目な顔で聞いていたんや。
それで、お兄さんが部屋から出て行った途端、また打ち解けて冗談をいろいろ言われたんや。
ヨシオ:サイババさんは、鏡みたいやからな。その時々によって変わるんや。周りにいる人が子供やったら、子どもみたいになりはる。女の人ばかりやったら、女の人の好きそうな話題をするし、いろいろ変わりはるから、面白いよな。

ポニョ:神様が人の身体を取られるって、稀なことやもんな。それを間近で見て一緒に冗談言って楽しめる。こんなラッキーな事無いで。

ヨシオ:サイババさんのいろんな奇跡を体験した人たちは、今は分からんけどめちゃラッキーな事やねんで。
次のサイババであるプレマサイが亡くなってから、数千年間、もう神の化身は現れないと言うてはったな。

ポニョ:それに、今こうしていろんな奇跡の体験をしている人たちの写真も、未来の人々は祭壇に飾って、そういう人たちとサイババさんとの奇跡の体験を語り継ぐようになるって言ってられてた。

ヨシオ:今は、神話の時代や。それを自分たちは感じてないし、全然ありがたいとも思っていない。

ポニョ:サイババさんが言われた事も尊重しないで、冗談として片付けてる。

多くの人々は、私の言葉を重視せず軽く取っています。これは正しいことではありません。
私が話すことは、例え私が軽い調子で話し、冗談として話したとしても、全て真理であり真理のみなのです。
しかし、人々はそのことに気付いていません。
肉体的にスワミの近くにいる人でさえも、このことを正確には理解していません。
その結果しばしばスワミの言うことを無視しています。
私の言葉を真剣には受け取らず、スワミは軽い調子で話をしたのだと思っています。
そして、私の言葉が真理である事を後でそれが現実となった時にようやく気付くのです。
人は未来のことを何も知らないので、私の言葉を軽く受け取ります。
けれども、私の言うことが全て本当だということが将来判明するでしょう。
そうして初めて、人は私の言葉を理解することが出来るのです。
眼の前で、私が歩き、話しているのを見、起こっている事を全て目撃しているのにもかかわらず、人々は私の言葉を理解することも、私の神聖さを認識することも出来ずにいます。
人々の多くは、私の言葉を冗談でかたづけます。8/08

ヨシオ:神の化身の工程表が想定外の事象が起こりましたので、計画を変更して先に戻っときますわ。と神の化身が言い訳しはるんかな。

世界が全てサイの組織になり、サッチャサイが全ての人の心に宿る。20-11-98
以前、ゴヴァルダナギリの丘が小さな少年によって高く持ち上げられた時、牛飼いの少年少女たちはクリシュナが神だと気づきました。
今日、ゴヴァルダナギリのような丘ではなく、山脈全体を私が持ち上げるのをあなた方は目にすることでしょう。その時が来るまで我慢強く私を信じて待つのです。cap5SSS,Vol3

ポニョ:全ての人の心にサッチャサイを宿させたり、山脈持ち上げたりするんは、ちょっと大変やからプレマサイに任しとくわ。お後がよろしいようで。

ヨシオ:でも、太陰暦で計算したらちょうど96歳になるから嘘付いてる訳では無いんやで。
96歳で亡くなるという予言は成就したからそれでええやろ。ちょっと騙したみたいになって悪かったけどな。ごめんやっしゃ。その分、プレマサイの時にしっかり働かさせてもらいまっさ。

ポニョ:そんなんじゃ無いんだってばよ。サイババさんが帰って来るんだってばよ。

皆さんには見ることができないかもしれませんが、私の目にははっきりと見えています。
日が経つにつれ、今はスワミの真実に気づくことができないでいる人も、悔恨の涙を浮かべて私のもとにやって来て、私の神聖さを体験することになるでしょう。
近い将来、それは世界的な現象となるでしょう。
スワミは今、そのようになることを抑えています。
しかしひとたびそのようになる事を許せば、全世界はプラシャーンティ・ニラヤム〔平安の館〕へと変容します。
ですから、自分の目の前に掲げた理想を日常生活の中で実践することを決意したあなた方すべて、大きく手を振って堂々と前に向かって歩んで行きなさい。
何年か後、今あなた方に与えられているような機会が得られなくなる時がやって来ます。
こんなにも〔スワミの〕近くにいられる機会は持てなくなるでしょう。と云うのも何百万という人々がここに押し寄せ、集まってくるからです。
近い将来そのようになります。ですから、奉仕活動を通じてスワミの慈悲と愛を獲得し、自分の人生を意味のあるものとしなさい。SSSVol15c55
近い将来、サイの栄光は世界中に広まるでしょう。それは千倍にもなって大きくなるでしょう。
その理由はサイの使命が本質的に善に基づいているからです。
どのような汚らわしさもありません。すべての行為は純粋な動機から出ています。サイのすべては真理にもとづいています。
サイのすべての活動は誰か他の者に頼らず執り行われています。
それでいて、すべては何の問題も無く、粛々と進められています。
収穫が終わると籾取りが始まります。風は籾殻を吹き飛ばし、籾のみを残します。
この例えのように残った籾とは真の信者のことなのです。
そして信仰心の定まらぬ者は籾殻となって吹き飛んでいくのです。
これが真の信者かどうか選り分ける過程なのです。SS12/93

瞑想と想念と波動。ちょっと難しいわ


ポニョ:以前シュタイナースクールの事を記事にしたね。
子供にテレビを見せたら、蜂蜜を塗ったナイフを舐めてる様なもんやから、子供の想像力が無くなるって話をしてたよな。

ヨシオ:これが、端的に現れるのが瞑想の時やねん。例えば、子供に宇宙創造の聖音、AUMを108回数字を使わずに数えて唱えなさい。

彼は、プラナヴァ(AUM)の原理に気づきました。人は解脱を得るためには、この原初の音を瞑想しなければなりません

別にAUMでなくてもいいよ。南無妙法蓮華経でもいいし、南無阿弥陀仏でもいいんだよ。
もちろん、108を数えるのに指を使ってもダメです。目も、もちろん閉じなさい。という課題を与えるねん。

ポニョ:数を数えないでどうやって108回って分かるんや。そんなん不可能やろ。

ヨシオ:ところが、想像力と集中力を使うと、いとも簡単に出来るんや。子供ってすごい能力持っとるで。

あらゆる方角へ彷徨うとする心をナマスマラナ(と瞑想)によって集中させるならば、虫眼鏡で太陽光線を一点に集中させると炎となって燃え上がるように、知性と心の波が集中し、歓喜を照らす神聖光線として現れます。
集中すれば、どんな困難なこともやってのけられるのです。
人には、無限の力が備わっているのです。瞑想は心の集中の訓練をするプロセスです。DV

まず最初に目をつぶる前にサイババさんの写真をしっかり見るんや。
仏陀の像でもええし、イエスさん、マリアさんでもええんや。
それを、目に焼きつけたあと目を静かに閉じる。そうしたらまだイエスさんや仏陀、サイババさんのイメージが焼き付いているから、目を開けた時に見ていた姿がまだ脳裏に見えるはずや。

ポニョ:目をつぶったら、おいらには真っ黒黒助で何にも見えんわ。

ヨシオ:ポニョは無視して次行くで。そして、そして自分のイメージしてる像を心の目で見ながらマントラを一つずつ唱えるんや。
像の顔の左目そして右目。次に鼻、口、耳、喉、左肩、右肩、胸腰、左足…というように一つずつマントラを唱えるたびに集中する身体の場所を変えて行くんや。
そしてあらかじめ、それらを全部足すと十八になると設定してそれを一セットとする。
次のセットは、その像が右を向いていると想像し、その次は左、上。下、最後に抱擁してくれるのを想像して六セットをやれば108回になる。
別に、右や左に向かなくても、笑っている顔、怒っている顔、などを六回イメージすればええんや。

ポニョ:そっちの方が難しいわ。おいらにはさっぱり分からんわ。それにそんなに一つのイメージに集中できないし。

心を思いのままコントロール出来るまで御名を絶えず唱え、御姿を常に心に浮かべ瞑想の行を続けなさい。

ヨシオ:普通の人はみんなポニョと一緒や。みんなテレビや映画、などを見過ぎて心が外からの刺激にさらされ過ぎて心がズタズタに傷ついとる。だから、そういう一つのイメージに集中しようとしてもすぐに飽きが来て出来ないんや。
だから、サイババさんがテレビはナイフに蜂蜜を塗ったようなもので、それを舐めると霊体を傷つける。と言われたんや。ポニョ、人が話してるのに何をうたた寝しとるんや。

ポニョ:瞑想してたらなんか眠たなってきたわ。

ヨシオ:ポニョは食べ過ぎやから眠たなるんや。
瞑想中に眠気をもよおす原因は、食物の不消化であることが多いのです。
食べ過ぎ、過度の運動による疲労、睡眠不足などによっても眠気が生じます。
ですから普通は、瞑想の修行をする者は昼寝をすべきではないのですが、前の晩に眠りが足りない時は、昼寝を少し取るのも悪くありません。

本当に空腹を感じるまでは、食事を摂ってはいけません。食事の量は控えめにしなさい。
腹が四分の三満たされたと感じたら、それ以上食べないように。つまり、もう少し食べれると思っても、そこで止めるのです。
このようにすれば、胃袋を正しく振る舞うように教育することができるのです。
運動のし過ぎも好ましくありません。歩くのも度を超えてはなりません。
眠気が覚めるまで歩くのは良いのですが、眠気を追い払ったあとに、瞑想に入ることは出来ないことも忘れてはなりません。J
V

ポニョ:もちろん、シュタイナーもその事を自分の体験からよく知っていて、シュタイナースクールではテレビや映画のような一方通行的に、強制的に、子供達の心に入ってくるイメージを禁止したんや。

善い性質を培うためには、根気強い努力が必要です。
あなたはその過程で、幾つもの障害物を乗り越えなければなりません。
美徳を培うことによって初めて、あなたの心は浄化され、集中力を獲得することができて、神の黙想や瞑想に没頭できるようになるのです。
そのような善い性質が備わっていなければ、心は一時の間も静かにしていることができません。
心に善い性質や善い想いが備わっていないのであれば、どうして心を瞑想だけに向けることができるでしょう?
レンガや漆喰を準備しなければ、どうして家を建てることができるでしょう?
ですからあなたが、瞑想に没頭したいと望むのであれば、まず初めに、善い性質と善い想いを身につけなければなりません。KSHより
逆に、そういう一方通行の映像のイメージにさらされていない子供の想像力は、先ほどのような瞑想のレッスンをやすやすとやってのけるんや。
例えば、そのイメージが自分勝手に動き出して、自分がイメージした神さんと一緒に遊んだり、本を読んでくれたり…、そう、話まですることが普通に出来るようになるんや。

あなたの心が覚醒時に行った瞑想で神に集中できた時間と同じ長さの時間、夜寝ている間に神と融合できるのだ。P.294 ANDI

神さんは、この世界や宇宙を無から創られた。この世界の全ては神の想像力が想念の力となり、その想念の波動が物質化して、私たちが見ている、住んでいるこの物質世界となった。
それ故、この神の創造の秘密を解き明かすには、神のような汚れ無き純粋な心で探求すると、全てを見通せる霊眼を得ることが出来るんや。

私は天地創造の秘密をこの地上や天国にしまっているのではなく、この二つの境目のところにしまっているのです。
あなた方は、それを瞑想などによって目覚めの状態と睡眠状態の間のかすかな隙間から一時的に見ることが出来ます。
神はその創造の二元性を人の身体の中にしまっておきました。あなたはその二元性のうちのひとつでも見ることが出来ますか?P, 344 ANDI

想像力と想念の力。それによって発生した波動。その波動の振動で様々なレベルの霊界が出来、そこから生まれ変わって次のレベルを目指すための霊たちが、試練を経るための学校であるこの物質世界に生まれてくる。
そういう、創造の神秘を知ろうとし、人として生まれた真の目的を探求するには、自らの霊体を浄化することが、一つの大きな一人一人に与えられた課題なんだ。

ポニョ:そうして、個々の霊は神に向かって歩みを進めることが出来る。そういや、奴らもそういう事をおいら達のような普通の人たちを目覚めさせないように、いろいろ悪さしとるんやで。
例えば、フッ素は実は毒で、脳みその松果体を石灰化し人のインスピレーションとか霊的な開眼を邪魔するんや。
また、いろんな食物に入っているアルミの粉も脳みそに蓄積すると同じような障害、特に東洋お母さんが患ったアルツハイマー病とかになるんや。

ヨシオ:ワクチンもやろ。

ポニョ:そうや。それに、もちろん、奴らが仕切っているハリウッド。若い人を映画やドラッグ、セックスやスポーツなどに夢中にさせてこの世での真の人としての目的から目を逸らそうとしとる。
最近も、ディズニーの映画のセリフを細かく分析した人がいて、早口で言ってるシーンをスローにして聞き取れるようにしたらとんでもない事を言ってるねん。

ヨシオ:これも全て、人を洗脳して人間牧場を作り上げるためや。
そういうことに気づいた大人は、子供達をそういう事から守るために、手を打たないといけないよな。

ポニョ:そらそうや。それは両親の義務や。

ヨシオ:子供は、とても純真な心を持っているから神さんにとても近いんや。だから、神さんは、子供が大好きやねん。

ポニョ:子供が純な心でお願いしたら神様にダイレクトに伝わるんやろな。おいら達大人のようにいろいろ汚されていないもんな。

ヨシオ:そういやあの話、1948年やったからもう六十年以上も前の話やけど、マンジュラという9歳になる女の子がサイババさんに会いに来たんや。

ポニョ:おいらの好きな名前やな。それって。

ヨシオ:なんでやのん。…そうか、 マンジュラって、なんかええ響きやもんな。

ポニョ:それもあるけど、饅頭ラって美味しそうやんか。

ヨシオ:……ちょっと今のコメント無視します。それでお姉ちゃんのヤムナとおばちゃんとお母さんも一緒や。
マンジュラは、いつもサイババさんの後を着いて回っていたんや。サイババさんは、マンジュラといつも楽しそうに話されてたんや。
その頃サイババさんはサンダルを履いておられたんや。それでそのサンダルをヤムナに持って来てくれるかと頼んだんや。
ヤムナがサンダルを持ってサイババさんに近づいて来た時、妹のマンジュラはそれを横取りしてサイババさんにそれを捧げたんや。
サイババさんは、マンジュラに信仰心、解脱、神通力、感覚的な喜びのうちどれかあげるから言ってごらん。と言われたんや。
マンジュラは、解脱が欲しい。と言ったんや。
サイババさんは、もしお前が解脱すれば、お父さんやお母さんが悲しむよ。もう会えなくなってしまうよ。どうするんだい。と聞いたんや。
すると、マンジュラは偉大な信仰心を持っている帰依者のように、あなたがそれを解決して下さい。と言ったんや。
それを聞いてサイババさんは、マンジュラのお母さんに、次の一週間を楽しんでね。と気楽に声をかけられたんや。お母さんは、もちろん何のことかさっぱり分からんかったんや。
次の週に、長い夏休みも終わり学校が始まるので、バンガロールに戻り教科書を買うなどして忙しくしてたんや。
そして、新学期が始まりお姉ちゃんのヤムナが学校に行くよ。と声を掛けたらマンジュラは頭が痛いので学校に行けへん。と言い出したんや。
お母さんはとても怒って「学校に行きたくないためにそんなちょっとの頭痛でも大げさに言うな。」と叱りつけたんや。
そうしてるうちにマンジュラは戻し始めたんや。お母さんは、少し心配になってきて、ほんならお姉ちゃんだけ学校に行き。マンジュラは家で休んどきなさい。と言ったんやけどそのまま次の一時間、戻し続けてそのまま息を引き取ったんや。
その悲劇を家族を襲った時に、サイババさんはプタパルティにおられたんやけど、周りにいた帰依者に向かってマンジュラが私の元へたどり着いた。と言われたんや。
それは、丁度マンジュラが息を引き取った時と同じ時やったんや。
そのあくる日に、サイババさんがバンガロールに来られ、マンジュラの家族に弔意を表してこのように言われた。
マンジュラが私に解脱することを頼んだので、私はそれを許可した。それは彼女のカルマであって、誰もそれを止めることは出来ない。

ポニョ:この話、以前紹介したあんたとこの結婚された娘さんと、ちょっと似たような状況やんか。
ヨシオ:そう言えばそうやな。保育所から帰って来て頭が痛いと言ってたけど、誰も頭を打ったんを見てないんや。それで突然戻し始めて意識不明になり昏睡状態になったんや。でも、娘はサイババさんに薬をもらってまだ生きとるけど…。
だから俺は、あいつが健康で結婚出来たんは神さんのおかげやから、あいつの結婚式で感謝の気持ちを込めて神への賛歌を歌うつもりやったんや。
でも、カラオケパーティーと違うから歌わんといてやて。パパが歌い始めたらマイクを取りあげるってスピーチの前に釘刺されたわ。

ポニョ:あんたが下手な歌を歌ったら、結婚式の参加者がみんな帰ってしまうからやろ。
さすが、弁護士やってる娘さんや。賢いわ。先のことまでよう考えてるわ。

ヨシオ:あのな、ポニョええ加減にさらせよ。いてまうぞ。ワレ!

ポニョ:キャ〜。突然、組長になりよった。

どのような子供が死ぬと生まれ変わらなくてもよいのか?
それは、病気等で亡くなった子供の両親が健康で病気ではないこと。
その子供自身も、なんら先天性の病気も無く健康で生まれたこと。
もしそのような子供が死ぬとその子は生まれ変わってこないのです。
15歳までは貪欲、怒りなどは子供たちの心を毒さないので、15歳になるまでは健康だった子供が死んだ場合、その子は生まれ変わってこない。
また、もしヨギがいくばくかのカルマを持って生まれ変わってきた場合、その魂が子宮の中にいる間や,子供時代を不憫に過ごすなどして短期間にカルマを支払ってから死ぬ。
その場合,それが最後の生まれ変わりとなる。P290ANDI

神さんでもプッツンくるんや

ポニョ:ラーマの時代が二万年前やってサイババさんが言うてたんやろ。
人類の歴史が実はもっと長いということやな。

ヨシオ:ある人がその事をサイババさんに質問したんやけれど、いつも小出しにされるんや。
それで、プレマサイの時にもっとたくさんの福音が持たされるでしょう。と言われたんや。

ポニョ:ということは、次のサイババさんであるプレマサイの時にバラそうと思ってることやから今は言えないということやな。結構、口が堅いんや。

ヨシオ:あのな。そういう風に神さんを人間扱いするなよ。もっと俺たちより深いところで考えてはるんや。それも全て俺たちを愛してられるから。口が堅いのではなく、ただのケチなんかもしれんけどな。

ポニョ:あんた。おいらより悪いで。そのコメント。サイの帰依者がこのブログ読んでたら怒りはるで。生真面目な人が多いから。あんたみたいな、いつもふざけたサイの信者なんて見たことないわ。

ヨシオ:サイババさんもあんな風な真面目そうな神さんに見えてるけど、本当はメチャ冗談好きやで。それもインタビュールームに入ったらもう思いっきり打ち解けて、別人みたいになりはるんや。

ポニョ:おいらもそう思ったわ。ある日本人の人が昔から絶対に呼ばれたくない、そういう言葉を使って自分の事を呼んだら親でも許さん。という言葉があったんや。
それで、サイババさんはインタビュールームで、その人の顔を見ながらその言葉を使ってその人を呼ばれたんや。しかも笑いをこらえながら。ハローお猿さん。って。

ヨシオ:メチャ意地悪やんか。それって。俺もインタビュールームに先に座ってたら、ハゲのおっちゃんが入ってきて、それを見てサイババさんは、おいみんな見ろ。ココナッツが部屋に入ってきた。と言われたんや。その人、顔を真っ赤にしてたで。
また、西洋の歩行器って4本足やねんけど、足の悪い人がその歩行器を使ってカタカタと音をならして入って入ってくると、うわー!いっぱい足のあるゴキブリちゃんが部屋に来たよ。って言われたんや。

ポニョ:それって酷いよな。傷つくでその人。あんたにも至近距離から飴玉ぶつけるし。ほんまにサイババさんは愛の化身か。

ヨシオ:でも、その足の悪い人、歩行器なしで歩けるようになってインタビュールームから出て行ったんや。サイババさんが何を言われても、何をされても愛、愛、愛だけやねんで。
そういやこんな事もあった。ダルシャンをしてはる時に女側を歩いてはったんや。すると、突然ある女の人の顔を思いっきり周りに音が大きく聞こえるぐらいきつくピンタされたんや。
女の人はぶっ飛んで顔を押さえながら泣いてはったんや。周りの人は、恐れおののいてそれを見てたんや。ああ怖い。サイババさんは愛の化身やのにこんな事をされるんや。と思って、ある日本人の人なんかはこれはひどすぎる。って思い、サイババさんに怒りを感じたんや。
次のダルシャンでサイババさんは、その心の中で怒った日本人をじっと睨みつけて行かれたんや。
それで、なんでそんなにその女の人が群衆の目前でピンタされたのか、いつも不思議に思っていたんや。でもある日その人の近くに偶然座ったので、その人に理由を聞いたんや。
すると、その女の人は、恥ずかしくて他人に言えないような話やけれど、横に座ったのも何かの縁やから話します。実は、私は身を崩して春を売って生活してたんです。と言ったんや。
こうして、サイババさんにほっぺたを思いっきり叩いてもらったので、これから心を入れ替え、まっとうな生き方をする決意が出来ました。本当に有難かったです。と言ったんや。
その話を聞いてその日本人の人はサイババさんに怒りを向けたことを大変後悔されたんや。

ポニョ:おいらがそんなん見たら、やっぱりその人みたいに腹立つやろな。可哀想なことをするなよって。思うやろな。

ヨシオ:誰でもそう思うさ。神さんにしか分かれへんこと、世の中にいっぱいやもんな。
あるサイの学生もこんな話してたわ。
インタビュールームで、あるサイの帰依者にサイババさんが、あんたとこの家にこの前、あんたが一人でいてるときに寄してもらったな。と言ったら、その帰依者の人が、突然あなたが家に現れたので恐ろしかったです。と言ったんや。
それを聞いていたその学生は、心の中で神さんが自分の家に身体を物質化させてわざわざ来てくれたのに、怖かったですやて。ちょっとおかしいのんと違うか。この人ほんまに帰依者なんやろか。ほんまの帰依者やったらサイババさんと二人っきりになったら、怖いんではなくて喜ばないかんのに。と思ってたんや。
しばらく経ってから、その学生はプーナチャンドラホールの舞台にいて,いつものようにサイババさんが緞帳の閉まっているところを抜けて会場に行かれるのを手伝ってたんや。
というのも、二つの緞帳が舞台の真ん中で重なり合っていて、その二重になっている二三メーターぐらいの間を抜けて行くので、二人の学生が緞帳を手で広げてサイババさんが重なっている部分を歩きやすくするんや。
その日、サイババさんはいつものように緞帳を手で開けるように学生に合図されたんや。でも今回は一人だけで良いと言われて、その学生を指名されたんや。
それでその学生は一人で緞帳を手で広げながらサイババさんと二人で二三メーターぐらいのカーテンが重なっているところにサイババさんと二人でゆっくりと通り抜けてたんや。
重なっている部分のちょうど中間ぐらいにいた時、周りはカーテンだらけで真っ暗で何も見えなくなったんや。そこでサイババさんは止まれと言われたんや。そして何も言われずにじっとされてたんや。
サイババさんと真っ暗なカーテンに囲まれ何も見えないスペースに二人っきり。沈黙と暗闇。
サイババさんは、その学生に今どんなフィーリングや。と聞かれたんや。
学生は、何も見えないので少し怖いです。と言ったんや。
サイババさんは、こうして神である私と二人っきりでも怖いのか。あの時の帰依者と同じ事を言うんだな。と言われたんや。
その言葉を聞いて、自分があの時、あの例の帰依者を心の中で批判したことをサイババさんが読み取って、こういうレッスンを自分にされたと分かったんや。

ポニョ:なんと奥深い。そんな人の一瞬の心の動きまで読まれて、何日も後になってそれを正される。愛の化身ってほんまやな。カスツーリさんの本にも面白い話が書いてあったな。
奥さんがサイの帰依者やねんけど旦那さんは違うねんけど、旦那さんは奥さんが家の金を使い込んでるって思い込んで暴力を振るうんや。
それで、奥さんは私は清廉潔白です。そんな事をしていません。もしあなたが言うように私が金を使い込んでいるんでしたら、私のグルであるサイババさんがご存知です。
二人でサイババさんのところに行き、サイババさんに私が使い込んだかどうか聞きに行きましょう。と言ったんや。旦那はそれに同意して一緒にプッタパルティまで着いて行ったんや。
二人はインタビューに呼ばれ、そこでサイババさんはあんたの奥さんは、あのラーマの奥さんのシータのように清廉潔白で、あなたの金には、びた一文手をつけていないよ。と言われたんや。
でもその旦那は、奥さんが使い込んでると思い込んでいたんで、その言葉を受け入れることが出来なかったんや。それでそんな事あるか!こいつが盗んだのに決まってるやろ。と言ってインタビュールームのドアをバタンと閉めて飛び出して行ったんや。
そして、一人で夜行の汽車に乗って帰って行った。
そしてその後、その旦那が乗った汽車の車掌が、突然通路を顔を押さえたまま大きい声で泣きながら走って来る乗客を見つけたんや。
何か事故だと思い急いでその乗客に元に行くと、その男の顔が腫れあがってるんや。それにとても興奮して泣いていたんや。
少し男が落ち着いてから話を聞くと、その男はサイババさんが自分の寝ているコンパートメントに突然入って来て男をたたき起こし、大きい声で男の頬を思いっきり何発も叩きながら怒鳴りつけたんや。
お前は、あんたの奥さんが金を盗んだとまだ思ってる。私は奥さんが無実や。そんなんしてない。と言っているのにお前は信じようとしてない。もう一度言う。あんたの奥さんはシータのように立派な奥さんや。清廉潔白や。分かったか。
それとな。もう一つお前に言っておくことがある。お前が自分の嫁はんやと思ってこんな風に好き勝手に嫁をいつもしばいとるけどな、あんたの嫁さんはわしの可愛い娘なんや。わしの娘を二度とこんなふうにしばき倒すな。分かったか!

実は、この車掌はカスツーリの教え子やったんや。それで車掌が非番の時にカスツーリとバス停で会った時に、この話をしたんや。
その後旦那は借りてきた猫みたいに大人しくなって、暴力も振るわなくなったんやて。

ヨシオ:やっぱりサイババさんは愛の化身やな。さっき、あんたの事、ケチやって言うてごめんな。その言葉を取り消します。

ポニョ:もう手遅れや。今、あんたをしばく為に、こっちに向かってるって霊界通信が入ってたで。
ヨシオ:大変や。これで、今日は終わりにして家に帰ろ〜と。

私は賞賛も嘲笑も、尊敬も軽蔑も、怒りも幸福も、超越しています。私には、徹頭徹尾、一つの属性があるのみです。それは私の愛です。
私は私を憎む者をも愛します。私は私に対する悪い宣伝に耽る人さえ愛します。私は誰のことも敵とは見なしません。すべての人は私のものです。
私は母親のように、皆さん全員に気を配っています。私の愛は一人の母の愛ではありません。私の愛は千人の母の愛です。サイの愛は千人の母の愛です。
ひとえにその愛ゆえに、私は皆さんのあらゆる過ちを顧みず、前を見て歩んでいるのです。
誰かが過ちを犯したときはいつも、私は本人を呼び、声を高めてその人を正します。ですが、私はその人に怒りを示すことはしません。私は誰に対しても怒りはありません。実際、私には怒りという感情はまったくありません。23/11/08
神の行うことには利己心のかけらもありません。神の愛の真の性質を理解することができる人はわずかしかいません。
人間は自分の愛と神の愛を比べようとします。人間は、自分の愛が、自分の好きなものや、いつも自分が楽しんでいるものへの執着に基づいていることに気づいていません。7/10/97
人間として生まれた目的は何でしょう?それは神の愛を体験することです。神の愛を受け取った人だけが、世界に変革をもたらすことが出来ます。
現代社会は不安と悲しみに満ちています。どこを見ても悲しみ以外何もありません。洪水などの自然災害の多くは、大変な惨状を引き起こします。
これらは神によって引き起こされるものではありません。人間の苦しみの原因はすべて人間にあります。29/10/09


愛のアクアポニックス

ポニョ:今回は堅い話を抜きにして、少し寄り道して、あまり日本では知られていないアクアポニックスという自然農法をおいらは今、試行錯誤しながらやっておるが、それを紹介しようとおもっちょる。

ヨシオ:えらい訛ってるでポニョさん。今日は、どこの方言やそれって。

ポニョ:知らんけど広島出身の友達が使ってた。
この農法は魚が出すアンモニアを含んだ水を川砂利に通し、そこで好気性バクテリアが窒素などに変換し、それを肥料にして野菜を育てるという閉鎖性自然農法じゃ。
これは、放射能に汚染された福島でも、更地がない山奥でも、団地のベランダでもどこでも放射能汚染、環境汚染の心配のない野菜が作れるのじゃ。
しかも、土を耕す事も、肥料やりも、農薬散布も、水やりも、雑草取りもしなくていいのじゃ。
それに野菜栽培台を腰の高さにすれば、腰をかかがめてする作業もないので、おいらのような年取った、ぐうたら人間にはピッタリだわさ。

ヨシオ:ポニョが以前紹介してくれたおかげで少しやってみたけど、俺にもピッタリやったな。全然、手間暇かけんでも野菜が出来るもんな。最初は小さいシステムからトライして経験積んでから、大きいのんをやったらええやんな。
ところで、どれくらい小さい規模のやつから出来るんや。

ポニョ:規模にもよるが、最初は5Wぐらいの小さなポンプが一つと3Wのエアーコンプレッサーがあれば、二三匹金魚や鯉を飼い、その水槽の上に屋外であればビニールシートで覆って温室のようにした1から2平米の野菜台を設置すれば、根野菜は栽培出来ないが、ほとんどの青野菜なら育つんじゃ。

ヨシオ:それくらいの規模やったら、電気代もかかれへんし安く上がってええな。

ポニョ:そうや。これでお母さんたちも放射能汚染を心配しなくても、新鮮な野菜をしかも、農薬や化学肥料無しの自然農法で自宅で簡単に栽培できるんじゃ。

ヨシオ:どれぐらい経ったら収穫出来るんや。

ポニョ:レタスだと一ヶ月程で収穫出来るので、三十ほど植えると毎日一束食卓の上にのすことも可能じゃ。

ヨシオ:それはええな。トマトとかも出来るんか。

ポニョ:トマトは腐る程できる。特にトマトは魚が出すアンモニアとバクテリアが作り出す、魚には毒性のケミカルを分解してくれるので、大助かりやで。
トマトは一本必ず植えたらええと思う。

ヨシオ:俺たちみたいな六十過ぎてからの趣味にはピッタリやな。

ポニョ:そうやな。こうして見るといいことだらけじゃろう。おいらも今では三百匹の鯉を育てながら温室で野菜を栽培しておるのじゃ。
それに、一番新しいシステムでは野菜を育てる台もいらないようになってきたんやで。

ヨシオ:ええ!それじゃどこで育てるんや。

ポニョ:プラスチックの四角い筒の中に水槽のフィルター用のポリエステル製のスポンジを入れて魚の水槽から水をポンプで汲み上げて上から流しこむんや。
そして、筒の途中に野菜のタネを入れておくと事前に穴を開けてあるところから芽が出て来よるんや。なんと、ミミズもその中で増えるんやで。

ヨシオ:めちゃ面白いやんか。未来の野菜農場みたいやな。なんかそんな写真をNASAが宇宙ステーション用に開発してるのを見たことあるで。いっぱい四角い筒が吊ってあったわ。多分それのことやろ。
ここオーストラリアでも裏庭にアクアポニックスをやる人が増えてきたね。
大きいショッピングセンターで売っている野菜はいろんな訳の分からん化学肥料やら農薬、最近では遺伝子組み換え食品なんかが出回っているから、口に入れるもんが安全じゃない。

今日、皆さんは、自分が食べるあらゆる食べ物に、化学調味料や他の人工的な物質が含まれていることを見出すでしょう。
これは、ただ、お金を儲けるためです。人々はそのような数多くのいかがわしい物を食べ物に添加して、その結果、病気が増加しているのです。8/10/83


ポニョ:それに輪をかけてオーストラリアはもうとっくにTPPに加入してるんと違うんか。

ヨシオ:そうやな。だから遺伝子組み換え食品にきちんと、どれが遺伝子組み換え食品かどうか記されてないんや。TPP以来もう何にも信用出来ないで。

ポニョ:そうやな。最近読んだ記事にも化学塩にアルミニウムが入ってる。というのがあったな。天日塩や海塩は大丈夫やけど。でも、菓子パンにも表面をパリパリにする為にアルミを入れるって言うてたぜ。
以前紹介した奴らの「人口を勝手に五億人と決めてごめんやっしゃ」計画にもアルミニウムを色んな食品に入れて頭をプーにする。というのがあったけよな。サイババさんは白砂糖は、癌の原因と言うてはるし、辛いのんも甘いのんも危ないから周りは毒だらけや。

ヨシオ:そういう意味でポニョが紹介してくれたアクアポニックスは、誰でも安心して無農薬栽培が出来るからとてもお勧めやね。最近も、あるオーストラリア人の若夫婦が小さい子供を二人連れてインドに大きなシステムを作りに出かけたわ。

ポニョ:インドまでわざわざ行って大変やったな。しかも子供まで連れて。でもわざわざインドまでなんでや。

ヨシオ:あるインドの田舎の村にある孤児院が旱魃になると生野菜が手に入りにくくなるし、入ってもとても高いので、子供たちに野菜が食べさせられないので困ってると聞いて行ったんや。
それで、旦那さんがもともと金持ちの豪邸を、専門に建てる仕事をしてたんやけど、世界に困ってる人が沢山いてるのに、自分の能力を金持ちにだけ使いたくない。と言って行ったんや。

ポニョ:偉い御仁やな。その若造野郎。

ヨシオ:御仁か野郎かどっちかにせえや。褒めてんのか、けなしてんのか分かれへんやんか。
それで、ほとんど電気を使わない手押しポンプなど、小さなポンプ一つだけで水をまわすシステムを半年ぐらいかけて計画してその孤児院で作って帰ってきたんや。

ポニョ:すごい意思の力やな。

ヨシオ:魚も地元の池で捕れる奴を使い、その結果、旱魃になっても生野菜を子供達が食べれるようになっただけではなく、余った野菜をマーケットに持って行って売れるので孤児院の運営がとても楽になった。と言っていたな。

ポニョ:それはよかったな。インドは日本と違い一年中暑いからアクアポニックスにピッタリや。日本で困るのは冬の間に鯉が活動停止し、完全な冬眠状態になってしまいよるから、アンモニアを必要としているバクテリアの餌が無くなり、野菜が育たなくなるねん。
アクアポニックスは、魚がアンモニア出さんとお手上げやからのう。

ヨシオ:何か対策無いのか。

ポニョ:もちろん、水温上げればええねんけど、コストの問題もある。
でも温室の中に魚のタンクを置いておくと、水が冷たくならないから冬眠しない。
それに魚のタンクを温室の中に置いておくと寒い時でも温室の中の空気が一度に冷えず、マイルドになるんや。
暑い時もその逆で、ゆっくり気温が上がり、ゆっくりと下がるんや。
その温室の中に、コンポスト腐敗土を作る大きなドラムみたいなんを設置すると、腐敗する時、熱を出すから燃料費が節約できる。
また、黒いビニール製のブヨブヨした長い袋に水入れて温室の中に置いとくと、昼間に熱貯めて夜に出すから、これまた燃料費節約できる。他にも、いろいろな方法あるで。
でも、必要なのはバクテリアが作る窒素やから、出来るだけ魚の数減らしてバクテリアを増やす方向に、今、長年アクアポニックスをやってる人たちは向かっている。
具体的には、魚のタンクからアンモニアを含んだ水を別のタンクに流す。
そこには、バクテリアが住みやすい住処、例えばポリパイプを小さく輪切りにしたやつとかを沢山入れる。
そして、その小さいタンクを温めてエアーレーションすると、好気性のバクテリアが増えるねん。
タンクが小さいから、光熱費はかからん。
そこで、バクテリアが造った窒素を含んだ水を野菜の苗を植えた棚に流すというわけや。
その棚にも、粘土を焼いた玉が敷き詰めてあって、そこでもバクテリアは増える。
こうしたら、少ない魚で野菜が育つねん。

ヨシオ:あとでもっと具体的に教えてくれる?自分もやってみるわ。なかなか良さそうやな。

ポニョ:さっき、あんたがインドでアクアポニックスのシステムを作って喜んでもらっている話をしてくれたけど、アメリカでもある黒人の人が寄せ集めの材料を使って大きなシステムを作り、ホームレスの人たちに野菜を届ける仕事をしてるんや。

ヨシオ:以前にこのブログでも紹介してけどなんと、食料に困って政府から食料交換券をもらっている人が五千万人もいるって話やないの。

ポニョ:いやそれは券をもらっている人だけで、それを使っている人は、一億人超えるらしいで。
だから、この人が始めたプロジェクトは広く地元社会からサポートされていて、この人が作った野菜を、お金がある人たちが、市場に出回っているものよりも少し高い値段で買ってこの活動をサポートしてるんや。
それに、無農薬、無肥料やし、地域社会にとても喜ばれてるんやで。
ボランティアもいっぱい来てるらしい。

ヨシオ:それは、ええ話やな。嬉しくなるね。そんなことを聞くと。

ポニョ:でも、奴らは政府をあげてこういう自給の野菜を作るのを規制しようとしてるんや。というのも、人にもっと遺伝子組み換え食品やアルミの入った食べ物を食わそうとしているから。
最近も、カリフォルニアの牧場の主人が新鮮な採れたばかりの牛乳を、一般の人に売ったので警察に捕まったで。

ヨシオ:ひどい話や。もうアメリカは奴らに乗っ取られてるから人は普通に生活もできないねんな。

ポニョ:それも、カリフォルニア州の法律では売れるねんけど、国の法律で規制してきよったんや。家で自家菜園も禁止するという動きもあるねんで。

ヨシオ:人が人として住める国じゃないな。最近も、息子のプロバスケットボールチームのアメリカから来たプロプレーヤーが、アメリカは怖い国になってきたからもう帰りたくない。って言ってたで。

ポニョ:もうすぐあいつら、世界中を巻き込んで悪さをし始めよるで。家で鯉に餌をやって野菜を育ててたら、そんな事が世の中に起こるなんて信じられないぐらい平和やねんけどな。
しかし鯉というのは可愛いもんやな。慣れてくればおいらの手から直接餌をパクパク食べよるんじゃ。
しかしいくら食べても腹が満足せんのか知らんが、餌をやりすぎてしもうて死なしてしまうこともある。
やはり、我足るを知る という言葉を座右の銘として人生を歩まないかん。ということを胃の無い鯉に向かって呟いても仕方が無いの。
でも今、目の前で鯉のようにパクパクと大きな口で飯を食い過ぎて、胃炎でしょっちゅう苦しむカミさんも、ひょっとしたら前世は鯉やったかもしれんのう。と思ってしまったのじゃ。
チャクラがまだ胃にある証拠じゃな。今、言ったことは秘密じゃ。バレれば殺されるぜよ。

人は人間社会を全面崩壊の寸前にまで追い込んでいます。人はその知性を使って、土地と大気と水を汚染しています。
また解脱の道具である心を自分を縛る鎖に変えました。人は、教育、法、政治、商売、科学を通して自らを偏見や、教条主義や、国家エゴの中に閉じ込めてきました。

通信技術の発達に伴い、世界はますます小さくなってきましたが、隣人への愛はどこにも見られません。
人類がこれまでに体験した、いかなる革命よりももっと強力で 政治的、経済的、科学的、技術的よりもっと深く普遍的に広まる根源的な革命が今進行しつつあります。
それは霊的革命です。それは、人間の内的視力を研ぎ澄まさせてアートマに関する真実を見ることができるようにします。
その影響は、必ずや人類社会全体を包んで豊かにし、人々を神性という無限の海に向けて流れる求道者たちの中に放り込むことでしょう。
インドはこの霊的革命を先導するのです。
この革命の手段と目的は愛です。
それは世界中の教育、道徳、法律、政治、商業、科学の分野に、愛の泉を呼び覚まします。
それは、父なる神と人類同胞という意識を人々にもたらして同胞に奉仕するよう啓発するでしょう。
どんな人でも、どこにいようが、どのような身分であろうが、また何を信仰していようともこの霊的革命に加わって、人類を無知から解放するための道具になることができます。Prema Dhara

メッシーは綺麗好き。反対やろ

ヨシオ:サイババさんが小学生の頃、変な白人のおっちゃんに大好きよ〜ってキスされた事件があったな。それって、カマラープラムやったんと違うの。

ポニョ:そうや。カマラープラムの駅での出来事やったな。汚そうなおっちゃんに抱き上げられて嫌やったろうな。ほんまに不気味なおっちゃんや。長いこと風呂も入っとれへんで。この人。


ヨシオ:メッシングという名前やな。略してメッシーさんや。

ポニョ:それは良くないわ。汚いっていう意味になるんと違うんか。ちょっと言い過ぎや。

ヨシオ:メッシーさんて呼ぶのは止めよか。今、ロシアでもメッシングが見直されてきて、テレビドラマにもなってるんやで。


ポニョ:結構有名になって来たんやな。

ヨシオ:今ではロシアでは誰でもメッシングのことを知ってるんや。
当代一のテレパシーの使い手。
ヒットラーの東行きは命取りになると予言した男。
スターリンに、赤軍の戦車がベルリンに攻めると予言した男。
ヒットラーに指名手配された男。
想念だけのパワーで銀行からお金を取れる男。
スターリン、フロイドを精神世界に導いた者。
アインシュタインが憧れた男などエピソードに事欠かない有名人になってしまったんや。


それでは、まず最初にサイババさんの御講話から見て行きましょう。

1917年から、ロシアにおいて、主にスターリンによって物質主義と無神論が奨励されました。
しかし、スターリンは反対勢力を完全に抑えることはできませんでした。
ウルフ・メッシングという名の強力なスピリチュアルな人物〔1899−1974年。特殊な能力を備えていたポーランド生まれのユダヤ人で、迫害を逃れて1939年にソ連に亡命した〕が現れ、浄化された意識と、神聖な特質によっての霊識を示したのです。スターリンはメッシングを引きずりおろすことを計画し、メッシングをヒトラーのもとに送還しました。メッシングは祈りました。


「主よ! 私はただひたすら、あなたの栄光を地上に広めようとしているのです。ですから、私はあのような邪悪な人々の戦略を恐れてはいません」
ヒトラーのもとに送還される途中、メッシングはウィーンでアインシュタインに出会い、また、心理学を研究していたフロイトにも出会いました。
フロイトは、メッシングのもつ力に驚き、自分の研究が浅いものであることに気づき、人間のもつ最高レベルの意識を探求することに興味が向きました。
スターリンはフロイトとメッシングに感化されましたが、これまで築いてきた自分のイメージを壊したくはありませんでした。
スターリンは、物質的、無神論的な状態に落ち着くという安易な道を歩み続け、若者たちの心に無宗教を植えつけました。


この体は、明日55歳に至ります。私は今日まで、この出来事を、どこにも、誰にも明かしませんでした。それは1937年のことでした。
この体はその時11歳でした。

私は当時、取り巻きの少年たちのグループと一日中行動を共にしていました。
私はそのころ、カダパ県のカマラープラムにいました。
その日、私は少年たちといっしょにカマラープラムの駅の近くにいました。


カマラープラム駅

ある人物が私を見て、私のもとに駆け寄ってきました。そして、
「アイム ソー ハッピー、アイム ソー ハッピー」
と言いながら、私を腕に抱き、キスをしました。
頬には涙が伝っていました。その男は大喜びで狂ったように踊りながら、「アイ ラブ ユー、アイ ラブ ユー」と繰り返していました。


そのすべてを見ていた私の仲間たちは、こう怪しみました。

「この白人は誰だろう? どうも頭がおかしいようだ。最後には誘拐しようというのだろう」
私たちがそこを立ち去ると、その男はその場に立ちつくしたまま、私が視界から見えなくなるまで、物欲しげにずっと私を見つめていました。
それはメッシングでした。
メシングは、アートマ原理を確認して実感認識するためにインドに来ていました。
メッシングはそれを目的に、さまざまな霊性修行に着手しました。
その結果、メッシングは神のヴィジョンを得ました。

メッシングは、ガンガーや、ヒマラヤで苦行を積む大勢の聖人に会い、自分が切望していたものを勝ち得たことに満足して、自国に戻りました。
自分が探さなければならないものを知り、それを追い求める者だけが、ゴールに達することができます。
ブラフマンの本質を知るものだけが、ブラフマンの本質を認識することができます。
メッシングはずっとアートマを心に想っていたので、自分はその意識に到達したと公言できたのです。

宇宙創造の秘密①翼を下さい


ヨシオ:ここナロジンは全然工場もないし、夜は真っ黒黒助で新月の夜なんかはそれこそ空から星が何千と落ちてくるように見えるで。
よく目を凝らすと人工衛星も星々の間を行き来するのも見える。

ポニョ:人工衛星まで見えるんか。それは半端な見え方と違うな。よっぽど空気がきれいやねんやろな。大阪はその点、星なんか見たかったらプラネタリウムに行かないと、星なんて見れないもんな。

ヨシオ:星がしんしんと音を立てる。という表現があるやろ。まさしくそれや。耳がとても敏感になってくるで。
隣の農家の人の出入りする車のエンジンの音の違いで車種まで分かるようになるねん。
昔、子供達が小さい時にみんなを連れて雑木林によく散歩に連れて行ったことがある。
そして、森の中で三分間ぐらい目をつぶりどんな音が聞こえるか一人ひとり聞いて行くと、子供やから感性がとても鋭く、面白い音を聞く事が出来るねん。

ポニョ:どんな音を聞くのん。

ヨシオ:風が木の葉の間を抜けて行く音とか、その、木の葉が地面に落ちて風に煽られて引きずられている音とか、大人では表現出来ないようないろんな音が聞こえるようやった。
時々、子供を見かけないなと思ったら、屋根の上に椅子を置いて空を飛ぶ雲を何時間も見とる事があったな。
夏には誰も自分のベッドで寝なくて一夏中、外のベランダやテントの中で寝てたな。
カンガルーとか多くの動物が夜行性やから夜になればとても元気で、うちのベランダに毎日音を立てるのが面白いのんかもしれんけど、バンバン跳ねまくりに来よるんや。
もう慣れたけど、めちゃうるさいで。家族八頭ぐらいでいつも来るから賑やかや。

ポニョ:自然の中で育って来たんやな。みんな。

ヨシオ:夜空を見てたら自分はこの宇宙に比べてほんの小さな生き物やな。と思って来る。

ポニョ:でもエゴは宇宙ぐらい大きい人、何人も知ってるで。

ヨシオ:以前も言ったけど、この世界はトーラスと呼ばれる卵形をしてるんやけど、その立てた卵の頂点をホワイトホールと呼び、そこからいっぱい物質が飛び出して来よるんや。
つまり現代物理学で言うところのビッグバーンや。

その昔、宇宙には何も存在していませんでした。
最初は、太陽も月も地球も空も存在していませんでした。
あるのは完全な暗闇のみでした。
原子が組み合わさって、非常に密度の高い硬い物質が生まれました。
その結果 、大量の熱が発生しました。
そして突然、その硬い物質が「巨大な音(ビッグ・バン)」とともに大爆発を起こし、破片が辺り一面に飛び散りました。
これが宇宙創造の原因です。
カーナーダはこのことも体験しました。ビッグバンが起きたときに発生した音が「プラナヴァ」です。
それはオームという音(オームカーラ)であり、「原初の音」です。
このプラナヴァの音は、あらゆるところに浸透しています。
それは、最も小さな原子(パラマアヌ)から生まれました。
この宇宙には、原子以外のものは存在していません。
24-7-02


そしてそれらの物質が重力で空間が曲がっているので、その曲がった空間、それは卵のような形やけど、その淵に沿って赤道まで拡がって行くんやけど、それまでが宇宙の膨張と呼ばれてんねん。
だから、地球はまだホワイトホールから出て宇宙の赤道までのところにいるんや。
だって、地球から見たら宇宙はすごい速さで膨張してるやろ。
その後、赤道を越えると次は収縮し始めるんや。
その時、夜空を望遠鏡で見ると全ての星が自分に向かってくるように見えるねんやろな。
最終的に宇宙卵の一番下のブラックホールから吸い込まれて行くんや。

現代の科学ではビッグバーンからブラックホールまでは研究対象やけど、ブラックホールからホワイトホールまでがどうなっているか知りようがないんや。
大体、ブラックホールに入って検証もできないし。
だから、そこから先は霊性の科学が必要になって来るんや。
だから、霊性は科学を超えたところから始まる。と言われてるんや。

物質科学があるように、霊の科学があります。
霊のやり方があり、霊の専門家がいて権威ある論題があります。
霊性修行によってのみ、物質や心の神秘を知り得て理解することが出来、それを善用出来るのです。OCS


これらの、宇宙創世の秘密は聖者たちによって明らかにされてるんや。
彼らは霊眼によってこれらの秘密を見ることが出来た。
またアカシックレコードにアクセスすることによってもいろんな情報を得ることが出来るんや。

科学者達が大きな岩山を苦労して頂上を目指して登っている。
やっと頂上に着いたと思ったらヨギがそこで瞑想してたんや。
それで、ヨギは科学者達に、えらく時間と金をつぎ込んでここまで来たんはええけど、まだまだ先は長いぜよ。
君たちはやっと半分の道のりを来たのに過ぎない。と言ったんや。
物質を扱う科学では絶対にこの世の全てを明らかにすることは出来ない。
科学で検証出来ないところから霊性が始まるんや。

最近、科学者たちは一つの小宇宙的な力が全宇宙に浸透していると主張して、複雑な実験をしています。
世界には物質とエネルギーという二つの構成要素しかありません。
ひとつが欠ければもう一つは存在出来ません。
科学は、この物質とエネルギーの相互作用、感官が理解できる物質世界を研究しています。
霊性は一人ひとりのうちに存在する力は、同一のアートマであることを教えています。
科学者はこの発見をするのに、何千年も要しました。
ヴェーダンダは、「ああ、愚かな科学者よ!すべては、汝の手の中にあるのだ!」と宣言しています。30/5/95

例えば、その人が、どれくらい犠牲と愛の心を持っているか。それをどうやって検証するんや。
神の存在を普遍性を、人の第六感を霊界の存在をどうやって証明するんや。
そしてそれらが全て愛で包まれていることを全ての人が等しく経験出来るんか。
また、どの人が一番心に平安を持っているか。それをどのようにして測ることができるんや。
つまり霊性は、一人ひとりが自分で体験してそれぞれの道を一歩ずつ歩んで行かねばならないんや。
誰も一足飛びに頂上へ、ヘリコプターで行けないんや。
いくら金を積んでも、いくら権力を欲しいままにしとる人でも無理や。
でも、全ての答えは自分の中にあるんや。
それを自分の中に深く沈潜して見つけ出さないかんねん。
どうやって。
それは、心をきれいにすれば、心の淀んでいる水が澄み始め底の方まで見えてくるんや。
それが霊的修行や。

ここで、宇宙の創造の秘密の一部を紹介して見たいと思う。

私は天地創造の秘密をこの地上や天国にしまっているのではなく、この二つの境目のところにしまっているのです。
あなた方は、それを瞑想などによって目覚めの状態と睡眠状態の間のかすかな隙間から一時的に見ることが出来ます。
神はその創造の二元性を人の身体の中にしまっておきました。
あなたはその二元性のうちのひとつでも見ることが出来ますか?P, 344 ANDI

最初に、この世は四つのユガという時期区分がある。
今、俺たちが住んでいる時代はカリユガという時期区分で、四つのうち一番最後に来る時代やねん。
その前の三つはクリタユガ、トレタユガ、ドワパラユガという名がついてる時代がある。
それで、カリユガが終わればしばらくの間をおいてまた最初のクリタユガから始まるんや。
このカリユガでは、物質を扱う科学技術がとても発達していて、化学、物理学、機械工学、遺伝子を扱う生命学や天文学、例をあげればきりが無いほどある。
そして、これらの中でも遺伝子工学を例に取ればユガ期の変遷をうまく説明できるんや。
ここで、遺伝子工学から見たユガ期の説明をしてみたいと思う。

今の遺伝子工学では人の遺伝子をいろいろと組み合わせて新しい生き物を作ったりするのを世界的に禁止してる。
でも、裏社会の支配者たちは科学者を総動員してそれらを研究しとるんや。
そこで培った技術をモンさんトなどに使ってるんや。
最近では、キャベツとサソリの毒を組み合わせたり、人体実験なんてやり放題や。
そこで、将来、例えば海で働く人が、エラをつけて欲しい。
そうすれば酸素ボンベを担がなくても長時間海の中で働ける。
という要求が遠い将来に社会的にあった場合、時の政府が容認したとする。
すると、半魚人のような人が出て来るんや。
また、空を飛びたい人が翼を付けてもらったり、もっと早く走りたいという人がカンガルーの足をもらったり、そうしている内に、だんだん人間が人間でなくなっていく。
そういう社会にこれからなっていくのが容易に想像出来るんや。
それで、カリユガ期の終わりは、大洪水で全ての文明が水に押し流されるんやけど、そこで生き残った人間もどきが、たくさん住んでいる時代がクリタユガなんや。
それらの人間もどきを創造した科学は大洪水によって失われてしまい、もうその時代には残っていない。
でもカリユガの時代に人口的に創られた変な生き物だけがウロウロしてる時代やねん。

それで、そういう生き物の中に、八百万の神の霊が入ってこの地球に生まれ変わるんや。
というのも八百万の神様もこの地球に生まれ変わりたいという欲望を持っているから。
それが、ギリシャ神話にも、インドの古代神話にも述べられている半人半動物の神さんやねん。
やがて、次のトレタユガ期になって聖書の有名な話であるアダムとイブのような完全なヒトを創造主が地球に送られるんや。

インドではラーマとシータのように。
だから、ラーマが町を歩いていると、今のロックスターのように人気があって、人々が一目見ようと付いて回ったんや。
だってそんな完全なヒトをその当時の誰も見たことがなかったんや。
どの人もいろんな動物や鳥や魚などの遺伝子を取り込んでいたために、誰一人完全なヒトはいなかったんや。
だからそういう完全なヒトをその当時の世の中に満たすために、ラクシャサと言われる半人半動物のような生き物を根絶やしにしなければならなかったんや。
それが、ラーマの一つの使命でもあったんや。

それで、シータが何であなたは、そんなに無慈悲にラクシャサをたくさん征伐されるのですか。と聞くぐらい殺したんや。
その後のドワパラユガでも、どでかい化け物などがまだいたんやけど、ほとんど征伐されたんや
でも、まだそういう遺伝子を持っている人がいてたんや。
あの有名な聖者、マハバラータの著者であるヴィヤーサでさえ魚くさくて誰も寄り付かなかったんや。
そして、このカリユガ期ではほとんどそういう化け物はいないけれど、また遺伝子工学を使ってそういう半人半動物のような生き物を創り始めるんや。
こうして、同じ事が四つのユガ期を通じて何度もこの地球上に展開されるんや。

今日、恐怖が国中に横行しています。
誰一人安全なものはいません。
これら全ての邪悪の原因は満足を知らぬ金銭への欲望です。
悪の傾向はドワパラユガにはじまりました。
今日、悪の傾向は恐るべきレベルにまで達しました。
富への欲望は、嫉妬や高慢などその他の多くの邪悪をもたらしました。14/1/96

宇宙創造の秘密②ギャンブルの為の瞑想

ポニョ:そういや、サイババさんは昔の人は長生きで、身体も大きいと言うてはったな。

ヨシオ:トレタユガ期の人の腕の長さは1,8メートルもあったらしい。その後のユガ期になるに連れて身体も小さくなって行ったんや。

ポニョ:昔は恐竜も巨大やし、昆虫だって昔大トンボなんか、めちゃデカかったで。それってなんでやねん。

ヨシオ:多分それは、地球の大気圏が今よりもっと厚くて酸素もたくさんあり、大気圧も高かったからや。だから、呼吸を通じて身体に取り込んだ酸素が、体が大きくても心臓に無理なく身体の隅々まで送り届けることが出来たんや。

ポニョ:それででかい図体にになったんやな。

ヨシオ:それに面白いのが、霊体が今やったら身体が死んだら抜け出るけど、昔はそうではなかったんや。
例えば、マハバラータの有名な話に武将ビーシュマが、無数の矢を身体に刺さったまま死なずに、その矢が刺さったままの身体で戦場に倒れたので、矢がベッドのようになっていたんや。

だから一見すると、戦場でベッドに寝ているみたいな状態で亡くなったんやけど、亡くなるまでたくさんの人と話したり、太陽が北向きにコースを変えるまで56日間も生きてたんやで。

それは、その時代の人は、身体中の血が無くならん限りは死ねなかったんや。
またその前のトレタユガ期の人は、骨に筋肉や身が付いている限り生命が宿ってたんや。
そして、クリタユガ期の人は、骨が朽ち果てない限り、その骨の中に生命が宿ってたんや。

このカリユガでは、…。

ポニョ:飯が食えなかったら死ぬんや。これは、おいらの経験から直ぐに分かったぜよ。でも、何でこういうことが起こるんやろうな。あの昔見たシンドバットの大冒険の1シーンで骸骨の兵士が立ち上がって闘ってたけど、子供心に怖かったん覚えてるわ。

ヨシオ:それは、クリタユガではさっき言ったようにいっぱい変な生き物がおったやろ。
そのような生き物の姿をとって生まれ変わりたいと八百万の神さん達が意思したからやねん。
こういうふうに言うと、すぐに分かる人もいると思うけど、つまり俺たちがいるこの世界は神様の御遊び場なんや。
プレイグランドなんや。
この世界を創られた創造主が、その子供の心で遊んではるところなんや。
だから、クリタユガでは、神霊がこの世に遊びにやって来て、半人半動物の肉体を取るんや。
神霊の強力な波動が肉体に入るので、骨が残っている限り生命体はその骨の中に留まる事が出来たんや。
ユガ期を経る事によって、その霊力がだんだんと失われて行き、最後は飯が無いと死んでしまうぐらいまでになったんや。

ポニョ:それの成れの果てがおいらや。

ヨシオ:それに、クリタユガの頃は神に近いソウルばかりやったんで、神の元に行くにも瞑想、供儀、苦行、神の御名を唱える、の四つも方法が有ったのにそれもユガ期を経るごとに一つずつ消えていき、今では神の御名を唱えるしか残ってないねん。
でもサイババさんは、これが一番簡単やから、あんたら良かったな。と言うてくれてるねん。

クリタユガの人間は何百年も生きました。
その上、人々の身体は今の時代のように小さくありませんでした。
人々は巨大で、腕は6フィートありました。
人々の命については、クリタユガでは骨が残っている限り身体に生命が留まっていました。
骨以外の部分が崩壊しても,生命は骸骨の中に留まっていたのです。
トレタユガでは、人間の背は低くなり寿命も縮まりました。
生命は筋肉と肉が残っている限り体に留まっていました。
ドワパラユガでは、血液が循環している限り身体に生命が留まっていました。
~ビーシュマは56日間生きながらえました。
今のカリユガでは、身体の中に食べ物がある限り生命は存続します。
食べ物が無ければ人は生きられません。7/9/96

子供が小さい頃、なんで神様が宇宙を創ったの。とか聞いて来よったな。それで俺は、

この世界は神さんがお遊びでいつも楽しく、遊んでおられるところなんやで。
この世の中で、何一つ心配事なんて存在しないねんで。
それは、あんたが自分で作り出してるねんで。
あんたの思いがあんたを幸せかどうかを決めるんやで。
世の中、一見すると悪いことばかりやけど、実は霊的な観点から見るとええ事しかないんやで。
だから他の人が何を言ってきても、いつもニコニコしときや。
悲しんだらあかんで。
全ては、流れ行く雲みたいなもんや。
悲しみは二つの幸せの間にちょこっとあるだけやで。
自分が、肉体や、身体やと思っている限り、悲しみは苦しみは付いて来るんや。
幸せは、どっかの世界に探しに行っても見つからないんや。
あんたの中に幸せはあるんや。それを、生きている間に見つけだすのが人生の目的や。
この世はあんたの思いがそれを創り出しているから、この世のややこしい物事には関わらずに、逃げても良いということではない。
大事なのは、泥池に浮かぶハスのように、根っこは泥のようなこの世のゴタゴタの中で忙しくしていても、あなたの想いは、水に浮かぶ花のようにいつも神様にだけ向けておくことなんだよ。
この世のゴタゴタからどっかに逃避することではないんだよ。
身体を持っている限り、その身体を使って愛をこの世に広げよう。
今この世界で、この生きてる世界をしっかり見据えて生きて、しかも自分はこの身体ではなく霊だ。
しかも、ただの霊ではなく、神霊だ。神さんそのものだ。と分かったら幸せになれるんや。
それが分かったら、身体を使って社会や人様に奉仕も出来る。
というのも、その他の人の中にも自分と同じような、自分自身である神霊、神さんがいてはるから。
つまり、この世界には他の人や他の生き物などいなかったんや。
地球も含めて、この世界にあるもんは、全てが、実は自分自身やったんや。
だから、きつい言葉を言って誰かを批判するということは、実は自分自身を、引いては神さんを批判しているのと一緒や。
また、誰かの悪口や、陰口を言うことも同じ事。
それらの事は、全て自分に返ってくるんや。しかも十倍にもなって。それこそ十倍返しやな。
というのも、全ては自分やからや。
実は、この世には自分しかいないんや。
だから創造主は、神を創り、神の信者をも創って、その信者の目を通じて自分自身を見ようとされたんや。
つまり二元性のスタートや。
世の中の幻がここから始まったんや。
暗黒の宇宙。時間も空間もなく物質もない。分かっているのは至福に満ちた自分がいるっていうことだけ。
自分が自分の存在を確かめよう。自分を自分自身で見てみよう。という思いが出てきた途端、あっという間に宇宙を創り出したんや。

それをしたのが宇宙の創造神ブラフマ。
彼は、自分しかいない。ということを知っているのにもう一人の自分を作って自分自身を見ようとした。

ポニョ:それって無知やないか。

ヨシオ:だからブラフマ神は鈍性の神さんと呼ばれてるんや。
そして、この世を維持するのにいつもいろんなゴタゴタがあって忙しい神さん。マンションの管理人みたいな役のビシュヌ神はいつもバタバタ働いているから劇性の神さんと呼ばれてる。

最後にあのブラックホールで大きい口を開けて待ち構えていて全てを飲み込む神さん。
全てのものを、元の一つであったものに戻す神さん。シヴァ神は人を神と気づかす浄性の神さんなんや。
という事を教えてきたんや。

ポニョ:そんなん子供に言うて分かってくれたんか。めちゃ深い哲学的な話やんか。

ヨシオ:もちろん、そういうことを話す時は子供のレベルになって話すから、もっと分かりやすく言わないとあかんねん。

ポニョ:でも、子供の時からこんな話が聞けてラッキーな子達やな。

ヨシオ:小さい時からこんな霊的な話を教えられ、サイババさんのダルシャンを受け、インタビューにも呼んでもらえた子ども達は、実は前世で神への道を歩んでる途中で何らかの理由で挫折した人やったんや。だから、前世の功徳を持っていると同時に弱点も持ってる。

不浄の傾向は、低い欲望をかきたてるもの、例えば映画などを見たがったり、魚や肉などを食べたいと思ったり、人格を台無しにするアルコール類を飲みたいと思ったり、怒り、迷い、貪欲、自惚れ、欺瞞、憎悪、嫉妬などの念を生じさせます。
そのような不浄の傾向には、栄光、権力、個人的な栄耀栄華を手に入れようとする世俗に関する前世からの欲望傾向、世に名の聞こえた学者となり、同じ分野の競争相手を負かそうとする学問に関する前世からの傾向、美しい肉体、筋骨たくましく、なめらかな肌を愛し、それらが皺や筋肉の歪みで衰えるのを好まない身体に関する前世からの傾向の三つがあり、それらは、あなたを生々流転の浮世の車輪に縛り付けます。
そして、ハートに侵入して次々に悩みを作り出します。
それは、過去の経験を思い起こさせ、快楽を思い出させるので、人はまたそれを味わいたいとの欲望を持ち始めるのです。
心は執着という傾向を持つゆえに、物資と外界に引きつけられ物質のことを絶えず考えるようになり、物資の属性に囚われます。すべてそれは、心に前世からの傾向があるからなのです。
心に前世からの傾向が無い人は、外界の事物によって影響を受けません。DV

ポニョ:ほう。なんやねんその弱点って。

ヨシオ:少ない努力で最大の効果を狙っとるんや。まあ言うてみれば、鋭い直感力を持ってるけど、それに頼ってあんまり努力をしようとしないんや。

インド人のヨギの持つとてもセンシティブな内的視力の直感に基づくヴィジョンにより、宇宙のたくさんの秘密や過去や将来を、彼らの望む範囲内でのぞき見ることが出来た。
現在、イギリス人がインドの支配を捨てて20年以上になろうとしている。
このことは太古の聖者により、インドは西の果てからやって来る奇妙な人種の支配からナンダの年に自由になると5043年前に宣言されている。
どのようにしてこのようなことが5043年前に分かり得ることが出来るのであろうか?
ビハールの地震は、地震の起こる2年前にバルナーシの占星術師により正確に予言されていた。何を基にして、天啓経典や占星術師はこのようなことをやってのけられるのであろうか?
それは現代の科学者がよりどころとしている科学ではない。
それは直感にもとづく霊的体験からである。SSSvol6p210

英知より霊妙なのはバラムです。バラムは力、堅忍、活気です。
それは物質世界を照らし、直感を研ぎすませます。
直感力とは、すべてのものの中にある「意識」を認識する力のことです。UVc9

五人の子供の中でコツコツ努力するのは一人だけで、あとはテストの前になってもあんまり勉強せんと直感で山をかけてテストにのぞみよるんや。でもこれが結構当たるんや。

ポニョ:おいらの知ってるプロのギャンブラーは、ポーカーしかしないけど、世界中のカジノを回って稼いで生活をしとるんや。次のカードが読めるんやて。その人。だから負けたことがないんや。
ラスベガスのカジノもマカオも世界中のカジノが、その人が来ると直ぐに別室に通されるらしい。

ヨシオ:ブラックリストに載ってるんや。

ポニョ:それで、ここで遊ばんとってくれ。金やるからどっか違うとこに行ってくれって頼まれるんやて。だから、少し間を置いたりして世界中のカジノを回っとうるで。一晩で気が遠くなるぐらい儲けるらしい。
でも、ある日、夢にアフロのおっちゃんが現れて、もうギャンブルやったらいかん。と毎日のように言われるんやて。
それで、誰やこのおっさんと思っていたら、ある日サイババさんの写真を見て、あっ。このアフロのおっさんや。俺の夢に来よるんは。と小躍りしながらサイババさんのその当時出ていた本を読みあさったんや。普通、そういう人の前世は、ブラミンで神への道を歩んでいる途中に挫折した人が多いんや。

ヨシオ:そう言えばインドでもブラミンの人はギャンブルが好きやって言ってたな。
だから、前世でいつも瞑想などの霊的修行をしてたおかげで、直感力が鋭く、ギャンブルに強かったんやな。

ポニョ:おいらもそれを聞いて瞑想をしようと思ったぜよ。ほんなら、あくせく働かなくてもちょっと競馬などの賭け事をして金を儲け、悠々自適な生活が出来るやんか。

ヨシオ:瞑想ってギャンブルの為にするもんやったかな。それにポニョはそんな生活もうやってるやんか。

食事を制限することが必要です。
なぜなら、摂取する食事は思いに影響するからです。
喫煙と飲酒をやめなさい。
それらは健康を損ないます。
肉食も辞めねばなりません。
なぜならば動物の肉を食べることにより、動物的な傾向が助長されるからです。
やめるべき第4の悪はギャンブルです。
霊性修行の道を歩む者はこの4つの悪い傾向を避けなければなりません。
食べるために弱い動物を殺すことは罪ある行為です。21/11/95

宇宙創造の秘密③黄金の金卵を知らないか?

ユガ期のことをもう少し詳しく説明すると、クリタユガ、トレタユガ、ドワパラユガ、カリユガの四つのユガ期をセットにして1マハユガと呼ぶんだけれど、それが千回繰り返されると創造神ブラフマの一日が終わるとされているんや。

その時に、この目に見える物質世界や霊界は全て破壊されるんや。

その間、ブラフマ神の元で働いているマヌという宇宙の神が十四人いて、計千回あるマハユガを手分けして一人当たり七十程のマハユガの面倒を順番に見てるんや。

そして驚くなかれ、これが百年間続き、360日x100年=計36000回分が、創造神ブラフマの一回分のお仕事やねん。

時間的に言うと432x10の七乗年かかるとヴィヤーサ仙は述べてる。

 プラナは、宇宙の生成から消滅までの期間は、31,104x10の十乗倍であると述べている。
これはくしくも光が100年間かけて進む距離と同じである。
宇宙での一秒は、地上の十万年にあたる。
宇宙が一度創造され消滅する間に、この物質世界と二つの霊界は(Bhu,Bhuvah,Suvah)36000回にわたって破壊されそして創造されるのだ。
これは、432x10の七乗年と等しいのです。
これらを称して宇宙の一日と呼びます。
そしてそれが百年経たときにこの物質宇宙も霊界も消滅します。
宇宙が消滅した後、時というものも無くなります。
時、空間、物質、等は同時に創造されます。ガルーダプラーナP3

もちろんこの百年とか一日とかの時間の尺度は、俺たちの尺度と違う
というのも相対性理論でも明らかになっているように、重力が時間や空間に影響するからや。

ポニョ:おいらも知ってるぜよ。重力が大きい程、時間が進むのが遅いんやろ。

ヨシオ:そうやな。創造神ブラフマのような神様がいるトーラスあるいは宇宙卵。または、リンガムと呼ばれている核の中心では時間も空間も物質も何も存在しないんや。

でも、俺たちを見守ってくれている八百万の神がおられるところは、ブラフマ神がおられるところよりもっとこの地球に波動が近いところにおられるんや。
そこでは、こちらの一年が向こうの一日分となり、それが360日で一年を形成し、計千年経ってカリユガと呼ばれる時代区分を創るんや。

 宇宙のどこでいつなにが起ころうともそれは、時間と空間が、均等に釣り合って起こるものであって、計算され尽くされたものである。
占星術では、時間というものは日、月齢、ナクシャタ、ヨガ、カラナというものを基にして計算される。
それらは地球、月、太陽の動きと関連している。
天文学的には、8640万太陽年に一度、この目に見える世界は地震などによって崩壊し、新しい世界が創造される。
そしてこの崩壊するまでの一期間のことをカルパといいます。
このカルパが36000回繰り返された後、この目に見える世界や霊界などすべてが崩壊しますが、これがブラフマの創造の一回分の長さにあたります。
時間というものはそもそもこのブラフマ神による創造が始まった時点からどれくらいかを示すものなのです。ガルーダプラーナP34


 ポニョ:神々の皆さん。こちらの地球を映すスクリーンの前に集まってください。もうすぐしたらクライマックスが始まりますよ。今何時でっか。ああそう、まだ午前十一時でっか。地上の時間では2014年の正月を迎えたところやね。でももうすぐやんか。皆さん早よしてや。始まるで。
何?昼の三時過ぎまで待たないと、ウクライナに傀儡政権を打ち立てないって。それはちょっと長すぎるな。ほんなら三時過ぎにもう一度集まってくれますか。ちょうどお茶の時間やから、甘いもんを食べながら見ましょか。
今、三時になりましたよ。皆さん。
今、アメさんから金をもらった狙撃兵が見えますね。ビルの上から、両方の側にライフルを撃ちまくっていますね。混乱さすために良くやる手口やね。
五十トンの金塊を盗んでいます。見たくないですね。もうちょっと後で見ましょうや。
サイババさんが空に現れるクライマックスはまだもうちょっと先やから、忙しい神さんは晩めしが済んで、ゆっくりしてから来はってもええで。
今のところやってるのはあんまり面白くないシーンや。バレバレの嘘つきシーンやから。
これを最後のあがきって言うんでしょうね。醜いね。
まあでも、今夜遅くに待ちに待ったもんが見れるからありがたいね。一晩起きとく価値があるわ。朝方が一番見応えがありそうやな。
ところで、それって地上の時間ではどれぐらいになるんや。こっちの一時間が地上の十五日やから、、、? 計算が得意な商売の神さん。えべっさん悪いけどちょっと調べておいてくれますか?

ヨシオ:何か俺も神さんになったみたいな気がしてきたわ。俺はもうポニョの一人芝居慣れてきて、一日に一回聞けへんかったらなんか寂しいな。

ポニョ:そうやろ。うちの嫁さんもそう言いよるで。
でも、神様の時間とかを考えていると、なんかおいら達、ちっぽけな事でごちゃごちゃ悩んでるなぁ。と思うよな。

ヨシオ:俺たちの想像の域を超えてるよな。でもこういう事を、プレマサイがもっと細かく教えてくれるんやで。人類が今まで辿って来た超古代文明の事とかも明らかにしてくれるんや。
だから今は、ちょい出ししかしはれへんのや。だから俺はこの前、ケチや……

ポニョ:言葉に気をつけや。張り倒されるで。あの汽車に乗ってたおっちゃんみたいに。

ヨシオ:そうやな。神さんもプッツン来るって言うてたな。
それで、話は戻るけどビッグバーンから出て来た物質は宇宙卵を半周した後ブラックホールに飲み込まれてしまうんやけど、これにかかる時間は2200億年かかるんや。
地球は100億年の寿命やから、もうすでに五十億年経ってる。
太陽が赤色巨星になって地球を太陽風で吹き飛ばすまで、あと五十億年しか寿命は残っていないということや。
だから、それまでに地球の面倒を見てる宇宙神マヌは次の地球を宇宙の何処かに用意するんや。
でも、いつも言っているように霊が肉体を取れる地球のような惑星は全宇宙に一つだけ用意されるんや。
というのも、地球に生まれ変わった人の霊の次の段階は、神さんやからやねん。
進化の最終段階が幾つもいらんからな。
ピラミッドのてっぺんは一つで十分やから。
だから、この地球と同じような魂が肉体を取れる惑星で、イルちゃんがいない惑星なんて無いんや。
だから、以前からこのブログで言ってるように、これを宇宙すごろくに例えれば、上がりの一歩手前なんや。
その上がりの前の地球には神の一つ手前の段階にいるはずの人が、動物のような振る舞いをしてめちゃくちゃしている。
というのも、人が牛などの動物を殺して食し、その殺された動物の未熟な霊が人の身体になって生まれ変わって来てるから。
そういう未熟霊たちは自分勝手で、自己中で利己主義で、欲望をコントロール出来なくて人や社会に迷惑をかけまわっとるんや。
だから、地球の大掃除をせなあかんねん。
きれいな三角形の、霊的進化のピラミッドを作らなあかんねん。
だから、そういう大惨事はええ事なんや。全ては実は裏に理由があるんや。
ところで、先ほどユガ期ごとに大洪水になって文明が破壊されると言ったけど、その理由は氷にあるんや。
両極の氷が毎年、温暖化とか言われていても今現在もどんどん厚くなっているんや。
それが、遠心力の影響でくるっと一番スピードの速い赤道に向かって滑るんや。
大津波も実は、津波が襲って来るように見えるけどそうではなくて、大陸の方が海に突っ込んで行くんや。
それがノアの方舟だけではなく世界中にある大洪水伝説なんや。
もっと詳しく言うと、地球の地軸は常に23,5度で変わらないんやけど、硬い地殻と半液体で流動的なマグマの間が古いミカンの皮が中身から離れてゴソゴソなるみたいに動き、それがつるりと滑るんや。
でも、地磁気が働いて普段その二つはしっかりくっついているんやけど、太陽風などによって地磁気が弱くなり、くっつく強度が弱くなるんや。その時につるりや。
だから、太陽風などが地球を襲った時が地球が傾き大津波が襲う前の一つのサインなんや。
だから最近太陽の活動がおかしいやろ。
太陽の両極が入れ替わったなんていう話もあるし、一番、目に見えるサインはオーロラが低緯度の地域で見られた時が危ない。

ポニョ:そういや、最近もイギリスでオーロラが観測されたしな。でも今、カリユガの終わりじゃないやろ。なんでそんな地軸が傾くような事がユガ期のの終わりじゃないのに起こるんや。

ヨシオ:それは、石油や。オイルが採れるとこを地球で見てみ。
中東、イラン、ベネズエラ、メキシコ、インドネシア、リビアのような赤道近くの国々ばかりやろ。毎日どんだけ汲み上げとるか。
すごい量や。
だから、カリユガの終わりに両極の氷が重たくなりすぎて地軸が傾くのを待たなくても、赤道付近が空になり、両極の氷が重い。
それで地球のバランスが崩れ、くるっと地殻が滑って傾くんや。
サイババさんは、オイルを採掘した後、海水を注ぎ込むなりすればバランスは保てるけど、そんな事を人はしよれへん。
だからバランスが崩れたままや。
だから、もうすぐ地球の地軸が傾くと言ってはるんや。
それを、講話で言ってられるのに、そんな大事なことを公言されてるのに、アシュラムで発行されている月刊誌に歪曲された形で載せているんやで。
だから結局、誰もサイババさんが地軸が変わるなんて言ってるのを知らないんや。
まあ、それも神さんの計画の内やろうけど。

ポニョ:原発事故時の政府の対応みたいやな。

ヨシオ:サイババさんは、毎年シヴァ神を祀る日に口から、宇宙の卵であるリンガムを幾つも出されるんや。それは、金色をしているのもあってとても綺麗ねん。
それで、今日この日に私がリンガムを口から出てくるのを目撃した人は二度と生まれ変わることはない。と宣言されたんや。

ポニョ:そんな事を聞いたらみんな見たいやろ。

ヨシオ:それというのも、以前サイババさんは自分自身をシヴァ神だと言われたことがあるんや。もちろん創造主ブラフマ神、世界の維持を司るビシュヌ神、そして全てを破壊するシヴァ神、そのいずれもサイババさんなんだけれど、今回アヴァターとして地上に来られた主な仕事はこの気狂い文明を破壊されることなんや。
罪もない動物を、もの言えぬ動物を、おとなしく平和に生きようとしている動物を自らが食するため、あるいは新しい薬を作るための実験と称して殺し続けているこの文明をこのまま放置されることは絶対ない。
また、ほんの一部の者だけがこの地上の富や権力を握り、食べ物に毒を混ぜ、罪もない人々を家畜のように扱っている者どもが支配する世の中。これらの者どもが、好き勝手にモラルを顧みず、ダルマを踏みにじり、金のために戦争をしかけ、虚偽、虚栄を弄ぶ者どもが支配する世界を根っ子からひっくり返されるんや。

今日、教育の高潔さは、科学的な知識の誤用のために衰えています。科学者は、自然の法則を変えることに尽力しています。
もし木に実がなったとしたら、それは木が注射をされているからです。
もし牛がこれまでより多くの乳を出したとしたら、それは虐殺した別の動物の臓器を餌として与えられているからです。
科学者たちは、動物の局部を牛に食べさせると、牛は強くなって、より多くの牛乳を出すと考えています。
近ごろは、水さえも汚染されています。
汚水こそが、人間が患うあらゆる病気の原因です。
どんな果 物を見ても、虫やバクテリアがついています。
以前、「いちじく」はすこぶる食に適したものでした。
ところが、今では、いちじくにさえバクテリアと汚染物質がついています。
この原因は何でしょう?それはまさに、植物に与えられる汚水です。
人々は、水を浄化し、沸騰させてからでないと、水が飲めません。14/1/07

その地球の大掃除の時、多くの人々も霊界に戻って行き、自分たちが住んでいる宇宙の創造主の元にたどり着くんや。そして、その創造主がアヴァターとして地上で見せたリンガムを出す奇跡を見た人は、そこで自分が帰依して来たサイアヴァターが自分を飲み込んだシヴァ神であると共に、自分がいる宇宙リンガムを創造されたブラフマ神でもあることに気づくんや。

ポニョ:そういうことに気づけば、もう上がりっていうわけやな。

ヨシオ:もうこの世に帰ってくる理由がなくなった人になるんや。

ブラフマンの体験は、さまざまなサーダナを修得することで手に入るものではありません。
神性は、ハートが純粋になって初めて悟ることができるものです。
利己主義や高慢や憎しみに満ちたハートには、神性の余地はありません。24/7/83

ブラフマンの英知を知る者にとっては、ダルマと非ダルマ、徳と悪との対立はもはや存在しません。
徳高い生活を送った者は、死後に高い国へ導かれ、不徳の生活を送った者は低い国へ赴きます。けれども無知を排除し真理を認識することを望む修行者にとっては、死後に赴くであろう高い国も低い国も束縛なのです。UVc8

パンチでモークシャ(解脱)

ポニョ:昨日までのシリーズ「宇宙創造の秘密」に紹介しようとして忘れてた事があってん。

ヨシオ:ポニョでも忘れる事があるのんか。

ポニョ:もしもし、それってすごいイヤミやけど。おいらは忘れんぼで有名やねんで。メシを食って暫らくしてから後に、嫁さんに飯まだか。と聞いたことがあるわ。

ヨシオ:それってひどいな。そろそろ、俺みたいにアルミニウムの粉が、頭の中で許容量いっぱいになってるんちゃうか。

ポニョ:そうやな。知らんかったとはいえ、毒の入ったもんたくさん食べてしもてるからな。

ヨシオ:俺は最近、こんなに塩にアルミが使われてるって知らんかったわ。

ポニョ:アルミを使ったらいつまで経っても塩同士がくっつかなくてパサパサのままやからやろ。でも、アルミは酷いよな。なんか他のもんを使えや。絶対、誰か後ろで糸引いとるで。
アルミやで。アルツハイマーになるんやで。
だからおいらは,死海の塩、とかヒマラヤの海塩とか買うようにしてるんや。

ヨシオ:なんでヒマラヤに海塩があるんや。

ポニョ:それは、ずっと昔にヒマラヤは海の底やったんでそこら中から塩が採れるんや。
それも、半端な塩と違うで。めちゃいっぱい八十種類ぐらいミネラルが入ってるんやで。

ヨシオ:そら、何千万年前いやもっと前の海の塩やろ。それをポニョが食べてるんや。どうりで病気知らずで元気なおっさんなはずや。

ポニョ:今のんは褒めてくれてるんやろ。素直に喜んどくわ。それで、おいらが、忘れてたというのは、…?いっぱい喋ったから、何を忘れたか、忘れたぜよ。……ああそや。ベントフの話や。

ヨシオ:誰やねん。その「弁当の麩」って奴は。

ポニョ:あのな、ベントフという名前の普通の人や。その人が瞑想してるときに霊眼を得て宇宙創生の秘密を垣間見たんや。それを本にしよった。

ヨシオ:すごいおっさんやな。でも何でみんなこのおっさんのことみんなが知らんのや。有名になってもええはずやろ。

ポニョ:ところが、続きの本を書いてる時に、飛行機事故で亡くなりはったんや。

ヨシオ:そうか。賢くて、良い人は早死にするって言うもんな。俺たちは長生きしそうや。

ポニョ:なんでそうなるんや。この人の飛行機事故とおいら達と関係ないやろ。
それで、このおっさんは、…。あのな、この人は普通のおっさんやけどな、おっさんおっさんって呼ぶなよ。ちょっと尊敬気味に呼んだってくれるか。あんた、ほんまにガラが悪いわ。

ヨシオ:ポニョも今、何回かおっさん言うてたで。

ポニョ:そうやったかな。まあええわ。それで、この人は、宇宙は卵の形やて分かったんや。それでホワイトホールから全ての物質が飛び出して来て、重力によって歪められた空間に沿いながら再びブラックホールに吸い込まれ、そのあと真っ直ぐに異次元を抜け中核に戻りその後、またホワイトホールから出て行くんやということを見たんやて。
その上、一生懸命計算して、今地球が宇宙卵のどの辺に位置してるかも断定したんや。

ヨシオ:なんや。それって俺たちが昨日まで紹介した宇宙創造の秘密と一緒やないかい。
いつの間に、このおっさんは俺たちのブログを盗み見しよったんや。

ポニョ:してないっちゅうに。いちゃもんつけやんといてーな。そして、このおっさん、いやこの方は、宇宙卵の中核で人は神さんと融合するんやけど、その神さんは実は自分自身やった。ということが分かるんやて。

ヨシオ:俺たちが学生やった頃、三枝と出目の西川きよしの司会でよく見てたよな。タイトルは、確か…。

ポニョ:パンチでデートやろ。一目あったその日から恋の花咲くこともある。見知らぬあなたと見知らぬあなたが恋におちいる、みなさん一緒に!

ヨシオ、ポニョ :パンチでデート!や。決まったな。いまのんを字だけで読んでる人は残念ながら分からないけれど、ばっちしやったで。

ポニョ:さすがおいら達、長年の付き合いや。…でもあんたに乗せられたぜよ。何を喋ってるかまた忘れたぜよ。そや。思い出した。
今まで神さんはどこじゃ。この世におられるのか。と言って、長年瞑想したり、苦行をしたり、聖地を巡礼したりして色々探したけど、見つけることが出来なかったんや。でもやっと見つけた。
ああ、そこでパンチでデートが出てくるのか。今分かったぜよ。

きよし:はい。ここで今日の、男性に出てもらいましょう。はいお名前は?

ポニョ:ポニョと言います。

きよし:可愛いお名前してはるんやね。お仕事は?

ポニョ:神さんをずっと探しているんですぜよ。

きよし:えらく緊張して訛っていますね。ちょっとリラックスしましょうね。それで、理想としている方はどんな方ですか?

ポニョ:はい。とても優しくて、愛がいっぱいあって、お母さんのようで、しかもお父さんの厳しい愛もあって、それでいて全ての人を包み込む包容力もあって、何事にも動ぜず、いつもニコニコし、東に困ってる年寄りがいれば大丈夫だと言い、西に重い荷物を担いでいるおばあちゃんがいれば助けて、雨にも負けず、風にも負けず、夏の強い日差しにも…。そんな人を私は探している。

きよし:はい。そこまでで結構です。緊張しすぎて少し精神に異常をきたしておられるようですね。宮沢賢治の詩がぐちゃぐちゃになっていますよ。
それでは、果たしてこのカーテンの向こうに、あなたの理想としている方が、あなたがずっと探して来られた方がおられるでしょうか?パンチでデート!ジャーン。カーテンが開きました。

ポニョ:なんですか。この人。おいらが、何んでもう一人座ってるんや。この人がおいらがずっと理想としてきたお方やったんか。それっておいらやったんか。ずっとずっとおいらが何遍も生まれ変わって追い求めてきたお方が、実は、おいら自身やったんか。なんたるちーや。

きよし:はい。大興奮してますます訛っておられるようですね。でも、とても気に入ってもらえているようですね。それでは、あなた達、末長く一緒にいてくださいね。
パンチでモクシャ(解脱)でした。

ヨシオ:あの〜いつの間にこのテレビのタイトル変わったんでっか?

ポニョ:というような事を、瞑想をする事によって開眼しはったんや。それ以外にも、ホログラムと宇宙の関係なども説明してるんや。

ヨシオ:ホログラムって、光を当てると物が三次元に見えるやつやろ。それが、宇宙創生と何の関係があるんや。

ポニョ:実は、宇宙はマイクロコズムの中にマクロコズムがあり、また逆もしかりなんや。

物質に関する科学によって学ぶことが出来ず、ウパニシャッドによって理解することが出来る多くのことがあります。
科学がこれまで発見したことはごくわずかでしかありません。
霊性はマイクロコズムの中にマクロコズムがあることを肯定します。31/5/91

つまり、この広い自分たちが住んでいる宇宙の中に自分たちがいてるのと同時に、我々の心の中にも宇宙があるんや。

ホログラムを形作っているフィルムを、バラバラに破り、一つひとつの小さなかけらになったフィルムに光線を当てても、フィルムが破れる前の状態と全く同じ全体像が浮かび上がるんや。

この現象は、この宇宙そしてそれを形作っている一つひとつの素粒子の関係と同じなんや。
だから、それを霊眼で看破したベントフは、どの科学者が突き止められなかった真理にたどり着いたんやで。

人は、どうすれば原子の力を理解することができるでしょうか。
原子は、肉眼には見えませんが至る所に存在しています。
私たちが飲む水、食べる食物、語る言葉、聞く音、すべての物に原子が浸透しています。
人間は、原子の上を歩き、原子を食べ、原子を飲んでいるにも関わらず、原子の神秘を理解することができません。
人は、科学者だけが原子の性質を探ることができると考えています。
原子のプロセスは、非常に神聖です。
このことを正しく調べることによって、人は神を理解することができます。
24-7-02


ヨシオ:どんな科学者でもまだたどり着けていない真理の高みに登れたんか。すごい人やな。このおっさん。俺も、ちょっと真面目にこの人の本を読んでみようかな。

ポニョ:この人の本は、絶版になってたんやけど、最近題名を『高次意識界へのガイドツアー』と変えて復刻版が出たんや。

科学者と科学技術者たちは、利己的な興味や名声を追い求め、社会と国家の安全と幸福にはまったく注意を払わず、自然のバランスを崩して社会全般に災害や損害や苦痛を招いています。
 たとえば、海水には地球で必要とされる10年分以上の空気が含まれています。
空の一回の雷は全世界で必要とされる電力のゆうに20年分を放出します。
一箇所に巨大なダムを建設して莫大な量の水を貯蔵することで、その土地の地盤が沈下し、その結果、シーソーのように別の土地の地盤が上昇します。
科学者と科学技術者による、鉱物、雲母、石炭、石油といった油を掘り出すための各種鉱山等の天然資源の無分別な開発は、五大元素の不均衡と汚染を引き起こし、地震や噴火といった大災害をもたらします。
工業、工場、自動車などの急激で過度の増加は、大気汚染と共に、好酸球増多症、喘息、聴覚障害、肺炎、腸チフスなどの発病の増加を招きます。
しかしながら、科学それ自体は悪くありません。人間に必要なのは、思慮分別をもって科学を正しく使うことです。SSSVol.25

ヨシオ:でも、惜しかったな。こんなに真理の高みまで登りつめた人が急死するなんて。

ポニョ:いや。もうそこまで知ったから上がりになったんちゃうか。

ヨシオ:神さんもちょっと恥ずかしがりのところがあるから、自分の事あんまり知られたくないんやろな。
そう言えば、サイババさんのそばで長い間おられたゴーカク博士が面白いこと言ってたで。

ある日、詩人でもあるゴーカク博士が、サイババさん自身についての詩をステージの上で読んだんや。
読み終わって、サイババさんの祝福を得ようとして、ふと見るとサイババさんは、顔を真っ赤にして怖い顔をしておられたんや。
それで、何か気分壊された事を言ってしまったんやろか、と思ってその時のことをずっと気になってたけど聞くことが出来なかったんや。
でもある日、思い切って聞くことにした。
あの〜。サイババさん。ちょっとお聞きしたいことがあるんですが。
何だね。言ってみたまえ。
以前、私があなたの事を詩にしてステージで読みましたよね。その時、どうしてあんなに赤くなって怒ってたんですか。
ああ。あの時のことか。あれは、実は怒ってたんじゃない。お前が、あまりにも私の心の深いところまで沈潜しないと作れないような、私の本質を突いた詩を作ったので、私は思わず興奮して赤面してしまったのだ。
のちに、その詩を俺も読んで見たけど、サイババさんが愛で持ってこの世を楽しんでいるという内容の詩やったんや。

ポニョ:ほんまや。神さんって恥ずかしがり屋さんやったんや。これは面白いこと聞いた。
子供みたいにこの世を楽しんで遊んではるのが神さんなんや。

ヨシオ:この世に実は、何も真剣になって怒ったり、人の悪口を言ったり、批判したり、するような事は一つも無いんや。
全ては、神さんがコントロールしてはるんや。何が起こっても、どんな災難が降りかかっても、それは全て神さんがお造りになられた子供たち。つまり私たちのためを思ってやられておられるんや。あるいは、起こるべきことをそのまま、自然に起こるようにほおっておきはるんや。
自分たちは、神さんの子供やから、神さんは自分達のことをとても愛して下さってるんや。
決して見捨てるようなことはされない。
これから、いろんな事件や災害が降りかかろうと、何もうろたえたり泣き叫ぶことはない。
自分たちがこの世でしなければならない事は、真剣になってやらないといけない唯一の事は、以前から何度も言ってるように、神さんや仏さんを心に据えて何があっても感謝の気持ちでこれからの大災難の時代を乗り越えることや。

ポニョ:何があっても。、神さんと一緒やったら大丈夫やもんな。

ヨシオ:ポニョは、それと食べもんも一緒で無いと困るやんかな。

ポニョおいらは、そんな贅沢なもんいらん。小芋と、オクラと、そうやな。オクラやったら天ぷらにした奴や。それにお蕎麦も好きやし、何と言っても保存の効く干し椎茸もあれば出汁も取れるし、それと…。

人間は、神を愛することによって、無限の力を得ることができます。
しかし今日、人々は愛の原則を理解するための努力をいっさいしていません。
人間の愛は、無限にして永遠の甘露のごとき神の愛に比べれば、一個の原子のようなものに過ぎません。
人間が、愛の原則を理解してもいないのに、すべてを知っていると考えるのは、愚かさと無知の故です。
人間は、愛の目でものを見、愛の耳で聞き、愛の感情を培わなければなりません。30/5/99

私はグジャラート地震の被災者たちのために、トラック何台分もの米や豆などを送りました。中には、「スワミ、どうしてそんなに多額のお金をかけて、グジャラート州に救援物資をお送りになるような手間をとられるのですか?最初から地震をお止めになればよかったではありませんか」と尋ねた人々がいました。
私は答えました。「愛しい者よ、人間は地震が起きたことに関して自らを反省しなければなりません。過度に富を追い求めるあまり、人間は地球のバランスを崩しています。だからこそ地震が起きたのです。それが自然の掟(おきて)です」と。SSS Vol.34C3

今日、科学者たちは新しい発明に興味をもっています。
科学技術の進歩もまた、自然界のバランスを崩しています。
その結果、地震が起こったり、必要なときに雨が降らないという事態が起きています。
科学は必要な範囲内で活用すべきです。
科学には制限があり、限度を超えると危険です。SSS Vol.34 C3

ピアなハートでUFOのチケットをゲットしよう

ポニョ:おいらが過去の記事で面白いと思ったのは、サイババさんに交代する前のあんたの守護霊が何で黒いスーツを着てるマン イン ブラックやって事や。
死愛映画、黒スーツを着てウロウロしとるよな。
あんたの守護霊はその手の回しもんと違うか?

ヨシオ:なんでやねん。それは、こっちが聞きたいわ。昔から、その黒スーツの守護霊おっちゃんは普通、2人組で出て来てくれるんや。
サイババさんを知るまでは夢の中に出て来てくれて人生の大事な場面や局面、転換期になるといろんな良いアドバイスをしてくれるから、変な人達ではないのは確かやな。

彼ら(UFO)は多くのいい活動をしている。P40サイババ世界の危機を救う”

ポニョ:そら、あんたの守護霊やった人やからもちろん変な霊では無いのんは決まってるけど。でも、UFOを見た人とかに後でこの事を誰にも言うなとか言いに来る人も黒いスーツ着た2人組やで。

ヨシオ:サイの帰依者の友人でオーストラリアの空軍の無線技師がいるんやけど、そいつがタウンズビルというところにある軍の施設で働いている時に、休みを利用して山歩きに同僚と行ったんや。
それで、小高い山の上から下の方に見える湖を眺めてたら突然UFOが湖面の上に現れたんで、同僚にUFOや。と言って指を指したんや。すると不思議な事にそのUFOは、俺のダチが指した指先に合わせて動くんや。
それで、ダチは面白くなって指先を上下左右に動かしてUFOを三百メートル程離れたところから遠隔操作して遊んでたんやて。
同僚の人もそれを見てびっくりしてた。
その後、家に帰るとすぐに黒スーツの2人組がやって来て今日体験したことを誰にも言うなって言われたんや。
でも、アジア人ぽくて喋り方もロボットみたいなちょっと人間らしくなかったって言ってたな。

ポニョ:その黒スーツはどうしてあんたの友達の家が何処か知ってるんやろな。

ヨシオ:それだけではなく、その事件の後しょっちゅうUFOを見るし、家にも光の球が入って来たり、車について来たりとても恐ろしくなったんでサイババさんにどうにかしてくれよ。と頼んだんや。
すると、ババは夢に出て来られて両手にたくさんのUFOを抱えられて、これらは
僕の玩具や。怖くないよ。と言われたんや。それ以来UFOを見なくなった。

ポニョ:おいらも一人でバイクに乗って北海道を一周した時に八雲町というUFOが見れる町に一週間程滞在したことがある。
小林さんという設計士の方の家に毎日お世話になって面白い話を色々聞かせてもらったんや。そこでは、UFO何て全然珍しくなくて誰でも夕涼みがてらに自衛隊のミサイル基地に行くと夕方にUFOが見れることが多いんや。
町長さんの家にもETが壁を抜けて入って来たのでとても驚かれたと言ってたな。
その町長さんの家族の一人が精神的に耐えられなくなったので岩手の方へ移られたそうや。
おいらも夜中に小林さんに教えてもらったスポットで待っているとバスケットボールサイズのUFOが二つ飛んでくるのを見たな。それらが四つになったりして分裂するんや。
もっと、面白かったのはイタリアからの消印があるわけの分からん字で書いた手紙が小林さん宛に来ていて、最後にローマ字でサヨナラさんと書いてあったんや。
小林さんはサヨナラさんと言って挨拶する人は親しいほんの一握りの人にしかしないのに、どうしてその事をイタリアの手紙の送り主が知っているのか不思議がっておられたな。

ヨシオ:ほんまに不思議な話やな。

ポニョ:このブログの読者の知り合いの方も二三年前にUFOに乗られたことがあって窓から外を見ると全ての大都市が水に覆われていたと言ってたんやて。
まるで、矢追氏のプエルトリコのレポートみたいやな。

ヨシオ:ああ知ってる。テレビでも見たけど本にもなってるよな。「宇宙人は人類の滅亡を知っている」というタイトルやったよな。なんでも、アメリカ軍の秘密基地があるプエルトリコやニューメキシコでETとアメリカ軍が一緒になって何かをしてるっていう話やったな。

ポニョ:そうや。おいらがその本をあんたに貸したったのにまだ返してもらってないで。

ヨシオ:ああ、すまん、また返すわ。
その中で俺がまだ覚えてるのんは、貧しい素潜り漁をしてる漁民の人がもうすぐ子どもができるんやけど、奥さんが検査に行ったらお腹の子供が先天性の病気にかかっていて、出産しても一生障害者となって生きなければならないと宣告されてたんや。
そんな時、漁港からオンボロ、ボロ糞バーゲンのビートルで家に戻る時に車と一緒に走るET見えたんで慌てて車を停めて外に出てみると、上空にUFOが現れてビーム光線が出て来てUFOに吸い込まれたんや。
そして、UFOの中で世界の大都市が大洪水にあって水に覆われたのを見たんや。その後UFOの中でETにあんたの子供は私たちが治療したよ。健康な赤ちゃんが産まれるから安心しなさいって言われて元のオンボロ....

ポニョ:もうええってボロ糞バーゲンは。いくら奴らの会社やと言っても臭いダジャレはやめよ。

ヨシオ:しばらくして健康な赤ちゃんが出来たけど、とてもETに感謝されてたな。

ポニョ:そんなふうにしてUFOに誘拐されて大洪水のヴィジョンを見せられた人は沢山いてるんや。
グロエリの連中が地球規模の大洪水になってもその影響を受けない高地にあるコロラド州デンバー空港の地下に秘密基地を作ったり、デンバーを将来奴らの中心的なベースしようと画策して会社の本社機能を移したり、これまた、高地であるユタ州のソルトレイクの郊外に大金をかけて裏からメールを読めるエヌエス英の基地を作ったり、デンバーやその周辺の土地をイギリスの王室が買いあさって宮殿を建てたりしてるのは偶然では無いんや。そういう、地球規模の大変動があるってETから情報を得て知っていて準備してるんや。

ヨシオ:面白いな。俺が住んでいる町も実はUFOがよく目撃されるので有名な町やねん。新聞やテレビにも紹介されてたんや。
そう言えば町の標高は実はこの辺りで一番高いんや。
多くの農家の人が夜になったら光が飛ぶのを見てるしミステリーサークルも出来るんや。
それだけではなく、ある日近くの農場の人が家に突然来て、俺はETからメッセージをもらったよ。もうすぐしたら世界中から人びとをUFOを使ってこの場所に沢山連れてくるんやって。
サイババさんも俺にも将来オーストラリアはとても人口が増えるって言われたな。

ポニョ:おいらも一度でいいからUFO に乗りたいと思っていたんや。
どこで、チケットが手に入るんやろか?チケットぴあに問い合わせてみようかな。
そういや、UFOに連れて行かれた人にETは、私達は人の光の量を測っている、つまりピュアなハートを持っている人々を探しているのです。と言われたんやて。

外宇宙からの帰還―UFO第三種接近遭遇-サイエンス・ドキュメント-1979年-レイモンド・E-ファウラーより

ヨシオ:ピュア ハート フォー ぴあチケットか。それがUFOに乗れるためのチケットを手に入れる条件ってわけやな?

ポニョ:その時、ちょうどその人はハンバーグを焼いてたんやけど、ETが肉食はあなたに良くないって言われたんや。

ヨシオ:肉食すると霊体を動物的なレベルに下げ霊体の波動が荒くなるもんな。

ポニョ:つまり、その人からアートマ(神)の光の顕現する量が減るってことや。
ニューメキシコにある秘密基地エリア51の地下に沢山のUFOを見た人もいるけど、そういうデンバーの地下施設も含めてババが空に現れたりしたらそれも奉仕のための基地になるねんやろな。そういう事を分かってETの連中も今グロエリの手先のアメリカ軍と一緒になって働いてるんやろ。

ヨシオ:面白いな。恐怖の人口削減の為の施設が人に奉仕する施設に一晩で代わるって。
先の事を知ってるETにグロエリが利用されてるんやろな。

ポニョ:未来の事を知ってる連中にはグロエリも逆立ちしても勝てないよな。

ヨシオ:俺たちが何回も言っているように今やらなくてはならない事は、一人ひとりの生き方を神聖化する事なんや。
その為に神の御名を唱えたり、肉食をやめたりして清く正しく嘘などつかないようにして生きて行きましょう。
サイババさんは天変地異の前に帰って来られるんや。その時にどれくらい自分のハートが浄化され清められているかが、一人ひとりに問われるんや。
その時にジタバタしてももう遅い今が試験中なんや。
テストの問題はもう配ってある。
今は答案用紙に書き込む時なんや。

ポニョ:ババが出て来られた時は採点の時か?

ヨシオ:そうなるやろな。でも、大元の神さんが出て来られるので全ての人が救われるんや。
ババはあの悪魔のような人達を私が救わずして誰が救うのですか?と言われたことがある。
全ての人々が神の愛によって救われるんや。
だから、全ての人が神を愛する時代がやって来るんや。

ポニョ:という事で、新しい話題をしようと思ったんやけどスペースが無くなったわ。

ヨシオ:今日はポニョが喋りすぎるからや。

ポニョ:あんたもやないの。でもこういう話は朝まで喋れるぐらい好きやな。

あなたの心ハートもつねに純粋で、明るく、至福に満ちています。
しかし、心は欲望によって汚れます。
ですから、愛を培い、心をつねに純粋にしておきなさい。
そうすれば、あなたは人生のいかなる瞬間においても至福に満たされるでしょう。
しかし、あなたは、至福の内なる本質を忘れてしまい、つねに、悩みと不幸に浸っています。”

昔は、今とはずいぶん様子が違っていました。
帰依者の数は少なかったのですが、彼らは皆、純粋な帰依者たちでした。
最近では、帰依者の姿を装った利己的な意図を持ったペテン師たちが多すぎます

“純粋なハートは真理を映し出す最高の鏡です。
それゆえあらゆる修行はハートを浄化するためのものなのです。
ハートが純粋になるやいなやすべての真理が一瞬の内にハートに映し出されます。
あなたが本当に純粋であるならば宇宙に存在するすべての真理があなたのハートに顕れ出ることでしょう。”

科学者のC調言葉に御用心

ポニョ:以前、サイババさんの伝記を書かれたカスツーリさんの話が少しでたよな。息子さんが亡くなられて落ち込んで夫婦でババのところに来られ、その後娘さんが誰と結婚されるか予言された後、実際その人とアシュラムで結婚式を挙げられたんやったな。

ヨシオ:そうそう。それでババのお父さんにいろいろ頼まれて、これを買って来るようにとか、お金はいつ支払うようにとか、細かい指示を与えておられたな。

ポニョ:このあと、教授の地位を辞したあとババのお供をずっとされて、月刊誌を発行されてババのメッセージを世界中に発信されたり、通訳をされたり、さっきも言ったように伝記も書かれるという大きな役割をされたんやったな。

ヨシオ:ババのお母さんのイシュワランマさんの伝記も書かれたな。大活躍や。
でも、最初はいろいろババのことをマジックと違うか?とか思って疑っておられたんや。

ポニョ:そら、大学で科学的な事を色々教える仕事をしてたら疑うことが身につくのは当たり前や。人類学に興味を持っておられたんやろ?

ヨシオ:特に、猿と人の間に位置するミッシングリンクという類人猿に興味を持たれてたみたいやね。というのも、世界中の人類学者がその現代人と猿の間に存在していたであろう類人猿の化石が見つかっていないので、推測の域を出てないんや。
それで、ある日、ババにミッシングリンクについて聞かれた事がある。
するとババは、類人猿の模型を手から出されてカスツーリにプレゼントされたんや。
その類人猿は主に木の上に住んでいて、危険な動物から身を守っていたんやけど、やがてゆっくりと地上に降りて来て人類の祖先となった、と言っておられたな。

ポニョ:その模型をもらったカスツーリは嬉しかったやろな。
ババは何でも答えてくれるから便利やな。そう言えば、太陽についても宇宙天文学者は、今だに実は太陽に大きな穴が空いていることに気付いていないな、なんて言われていたな。
何でも、太陽の内部が熱くなりすぎると、その穴から高温のコロナが吹き出て温度を逃がして、太陽が熱くならないようにするんやて。


ヨシオ:面白いな。ババはこれからもっとすごい発明や発見が科学の分野で繰り広げられるであろう。だから、今までの発見されたり発明されたりしたことで人間は得意になってるけど、これから発明されるすごい物に比べたらちゃんちゃら可笑しい話や、なんて仰っていたな。

ポニョ:テスラや、いろんな人類に役立つ科学が今まで既得権益者によって潰されて来たから、ゴールデンエイジになればそういう枠が吹き飛んで、まさに科学や文化の百花斉放になるんやろな。

ヨシオ:人類全体が花咲く、科学や文明のルネッサンスや。すごい時代が俺たちを待っているんやな。
そのカスツーリさんの話に戻るけど、科学者であるのでババの奇跡を直ぐには受け入れられなかったんや。
だから、ある日ババはこんな面白い奇跡をカスツーリに見せられた。

サイ:カスツーリさん。僕の体温を測ってくれますか。体がなんだか火照っているんだけど。

カス:ババ、大変ですよ。41度もあります。大丈夫ですか?

サイ:普通の人であれば今、僕がやっているように話したり歩いたり出来るのかな。

カス:無理です。スワミ。

サイ:そうだよね。では、もう一度体温を測ってくれるかい。

カス:あっ何ということだ。平熱に戻っているじゃないですか。何か体温計に細工してあるのかな?

サイ:カスツーリさん。君は何か欲しい物があるかい?

カス:欲しいものですか?そうですね。今、雲一つなく日が照りつけていてとても暑いので、さっと雨なんか降れば嬉しいですね。

サイ:雨だけでいいのかい?それだけなの、と言って笑われた後、空に向かって、「雨よ降れ」と言われた途端、雲一つない真っ青に澄みきっていた空から、大粒の雨がババやカスツーリがいる周りだけ降り始めたのだった。でも、その外側は日が照っていたのだった。
ババは、カスツーリに「これを見てごらん」と言って石を拾いカスツーリに投げられた。
カスツーリはそれを手で受けてよく見ると、何と砂糖菓子に変わっていた。

ババは、「ああそうか。僕が石を拾ったから、もともと砂糖菓子だったのを僕が拾って君に渡したって疑っているんだ。じゃあ、君がどんな石でもいいから拾って来てごらん。」と言われた。
カスツーリは、そこから少し離れたところへ行って石を拾い、サイババさんに手渡した。
ババは直ぐにそれをカスツーリに投げ返して、「見てごらん」と言われた。すると、その石はお菓子になっていたのだ。
カスツーリは驚いて手の中のお菓子をもう一度見ると、次は元の石に戻っていたのだった。
そして、河原に座って砂の中から大理石の神像を二つ出されたあと、驚愕しているカスツーリに向かって、「何でもいいから欲しいものを言ってごらん、出してあげるから。」と言われた。
カスツーリはいろんな食べ物をリクエストしたがそれが全て出て来た。

最後に、「何かあったかい食べ物をお願いします」と言うと、ほっかほっかの揚げ物が出て来た。
科学者であるカスツーリに、これ以上、ババの奇跡が神聖なものであるという証拠は要らなかった。この日以降、カスツーリは残りの人生をババとともに歩み始めたのだった。

ポニョ:誰でも、こんなふうに自分が望んだ物が次から次へと出て来たら、疑う心なんて吹っ飛んでしまうやろな。参りました!って感じやな。

ヨシオ:実は、俺がアシュラムに居てる直ぐ前に、カスツーリさんが亡くなったんやけど、そのカスツーリさんが俺の夢に来られたことがあるんや。
その頃、俺は誰がカスツーリかも知らんかったし、顔の写真も見たことが無かったんやけど、夢の中で、足の無い霊が何百人か終わりの方が見えないぐらい長い列を組んで一列に並んで俺の方に向かってやって来るんや。先頭にいて足の無い霊はインド人の年寄りで、メガネをかけてたんや。

ポニョ:めちゃ不気味やな。それって。

ヨシオ:そうやろ。だから俺はそうや、ガヤトリマントラを唱えたらその波動でこの霊たちも消えてしまうやろ。と思って唱えようとしたんやけど、最初のオームは口から直ぐに出て来たんやけど、ガヤトリマントラの次の言葉が出て来ないねん。
それで、何度もオームと言ってたらやっと全部唱えられる事が出来たんや。それで、その列を組んだ霊たちは俺の目の前まで来てたんやけど、マントラを唱え終わって、彼らと一緒になった途端とても平安な気持ちになってそのまま熟睡したんや。
それで、朝目を覚ますと、息子と母が大丈夫か?と言って心配そうに俺を覗き込んでいるから、朝の挨拶は、大丈夫かではなく、お早うやろと言ったら、昨晩あんたが寝付いた時に突然、ものすごい大きな声でオームを何度も唱えてたと思ったら、調子っぱずれのガヤトリマントラを寝ながら唱えてたで。と言われたんで、俺は夢の話をしたんや。
すると、掃除のおばちゃんが入って来て、あんたらラッキーやね。今日、サイババさんがインタビュー呼んでくれはるから用意しときや、と言ったんや。
俺は、その日に一度にいろんな事が有ったので頭が混乱してたんやけど、その日にババが俺たちをインタビューに呼んでくれたんや。
後日、サイババさんの本を読んでたらカスツーリさんの写真が載っていて、俺は、アッこの爺ちゃんやんけ。俺の夢に出て来たんは。と言ってびっくりしたことがある。

ポニョ:不思議な話やな。なんで一列に並んで来られたんやろな。霊の世界って面白いけど不思議やな。でも科学者って論理的やけど、とても疑い深い人間が多いな。

ヨシオ:科学者ってなんでも、直感でものを考えたり、判断したりする俺たちと違うタイプの人たちなんかな。ババは科学ってアルファベットで言えばCや。と言ってられる。

ポニョ:違うやんか。科学はScienceやからSや。cを発音せえへんねん。

ヨシオ:そうではなくて、以前トーラスの話をしたやろ。

ポニョ:神様がこの世界を創造された時に、全ての物質がオームの音と共に出て来た、って話やろ。そして、卵型のリンガムが宇宙の形としたらそのてっぺんから出て来て卵の表面を通り、下のとんがっている所、つまりブラックホールから入って行ってくるくると循環するっていう話やったな。

ヨシオ:科学は、その霊力が物質化した部分しか扱わないんや。だから、物質が出て来る前とブラックホールに吸い込まれてからの事は分からない。
でも、霊的修行をしてるヨギなどはその全てが心眼で見通すことが出来るんや。
ジャイナ教の友達も言ってたけど、ジャイナ教の聖典には違う星々にある山脈の名前まで書いてあるって言ってたな。

ポニョ:それって凄いよな。

ヨシオ:霊性は科学が終わるところから始まると言われているんや。
だから、トーラスのように完全な循環型の卵の形をした目に見える外側だけを研究し探求するのが科学なんや。

ポニョ:ああそうか。それでトーラスの外側の部分だけしか取り上げられるないので科学はCなんか。真ん中が抜欠けとるもんな。
科学者のC調言葉に御用心。

ヨシオ:なんでここでサザンの桑田が出て来るねん。

今の科学者たちはさまざまなものを考案しています。
二階建ての飛行機が空を飛んでいます。
しかしながら、科学技術による大きな進歩と共に、人間の生活の質もまた大きく失われています。”

“今日、教育の高潔さは、科学的な知識の誤用のために衰えています。
科学者は、自然の法則を変えることに尽力しています。
もし木に実がなったとしたら、それは木が注射をされているからです。
もし牛がこれまでより多くの乳を出したとしたら、それは虐殺した別の動物の臓器を餌として与えられているからです。
科学者たちは、動物の局部を牛に食べさせると、牛は強くなって、より多くの牛乳を出すと考えています。
近ごろは、水さえも汚染されています。”

“科学者と科学技術者たちは、利己的な興味や名声を追い求め、社会と国家の安全と幸福にはまったく注意を払わず、自然のバランスを崩して社会全般に災害や損害や苦痛を招いています。”

“一箇所に巨大なダムを建設して莫大な量の水を貯蔵することで、その土地の地盤が沈下し、その結果、シーソーのように別の土地の地盤が上昇します。
科学者と科学技術者による、鉱物、雲母、石炭、石油といった油を掘り出すための各種鉱山等の天然資源の無差別な開発は、五大元素の不均衡と汚染を引き起こし、地震や噴火といった大災害をもたらします。
工業、工場、自動車などの急激で過度の増加は、大気汚染と共に、好酸球増多症、喘息、聴覚障害、肺炎、腸チフスなどの発病の増加を招きます。”

“最近、自然が災害という形で反旗を翻しているのをよく目にします。
それは人が自然の資源を強奪する際に、あらゆる限度を無視しているからです。
豪雨、干ばつ、地震、洪水は人間の貪欲に対する反作用です。
科学の進歩を理由に、科学者たちは世界の幸福を考慮する事なく、ますます利己的になっています。科学者たちは、自然を報復へと駆り立てているのです。 25/5/95”

カスツーリさんの自伝が日本語で出版されています。
愛の神-Loving-God-カスツーリ
また、サイババさんが直接述べられた幼少時代から青年時代にかけてのお話も日本語で出版されています。
His-Story-サイババの少年時代-ヒズ-ストーリー

宇宙一周を一秒で回れる旅は如何?

ヨシオ:ババは宇宙を一回りするのは難しい事ではない。一秒で出来るって言われた事がある。

ポニョ:それは無理でしょう。光の速さで飛んでも何千億光年もかかるんやから。

ヨシオ:ババは宇宙にある原子が生まれてから消滅まで2200億光年かかるとおっしゃっている。
でも、想念の速さは光の速さより速いんや。

たとえ人間が光の速さで動いたとしても、ヴィシュヌ神の周りを回って礼拝するためには、2200億年もの歳月がかかります。
いったい誰がそんなに長く生きることができるでしょう? 
カリユガの邪悪な影響により、人間は2200億年はおろか、100年すらも生きることができませんところが、ヴィシュワ スワルーパ(Viswa Swarupa=宇宙の姿をした神)の周りを1秒で回ることが可能なのです。
それを可能にするのは愛です。
愛の速度は非常に速いので、全宇宙を1秒で一回りすることができます。
光の速度を測ることはできるかもしれませんが、愛の速度を測ることはできません。
しかし人間は、そのような超越的で無限の愛の周囲に障壁を張り巡らし、それを取るに足りない目的のために使っています。”


科学はビッグバーンからブラックホールまでの物質が肉体の目で見える範囲の事を扱うのに対して、霊性はブラックホールからビッグバーンまでも包括してるんや。だからもっと範囲が広いし、どうして物質が出来たかという理由や、消滅するのはどうしてなのかをも説明出来るんや。

ポニョ:科学って確かに目で見えるいろいろな現象を分析、解析したりしてそれらを推測して証明して行ってるやろ。でも、もうそれらの研究対象である物質などはそこにあるという前提条件があるもんな。
どうして、そこにあるのかという理由などを考える事など、それは哲学の領域やなどと言ってしないもんな。
おいらが、昔から不思議やと思っていたのは、宇宙にあるものは一部を除いて全て対になっているやろ。
例えばオスとメス、ネガティブとポジティブ、善と悪、マイナスとプラス、陰と陽、光と影、のように対になってあるのかって事や。生殖にしてもどうしてオスとメスが交尾しなくては子孫が出来ないのか。どうして、オスとメスともう一つ何でもええけど、カスとかハスが集まって生殖が行われないのか不思議やった。

ヨシオ:何やねん。そのカスとかハスって。ポニョの世界では三つの性があるっていう意味か?

ポニョ:ちょっとだけ例えばという例を何か出しただけやんか。

ヨシオ:ああそうか。ポニョの事やからまた変な事を考えてるんかなと思ったわ。

ポニョ:違うっちゅうに。

ヨシオ:それやったらええけど。
この宇宙を見てみると創られたものと、創ったものの二つしかない。

ポニョ:簡単に言えば創造主と創造物やろ。

ヨシオ:そう。だからこの世界は二元的な世界やねん。
創ったものと創られたもの。
神様と帰依者
ネガティブとポジティブ
見るものと見られるもの。
プラスとマイナス
オスとメス
これらは元々一つやったのに、お遊びでそういうふうに分けられてしまったんや。


ポニョ:ということは、自分達が生きている間にその二元性に惑わされずに全てが実は一つだということを気付くのが人生のゲームって事なんやな。

ヨシオ:創造主は人を創られて、人が住んでいるこの二元性の世界にどれだけ惑わされて泣いたり笑ったりしながら人間が自らの本当の自分、つまり、自分は世界とそれを創造した者を含む全てを包括する「私」だったんやと気付くゲームを見て楽しんでおられるんや。

ポニョ:ということは、おいら達は神さんのお遊びのゲームの駒みたいなもんなんや。

ヨシオ:俺たちはその大元に戻る為に生まれて来てるんや。
それ以外の世の中に関わっているゴチャゴチャな事は二の次なんや。はっきり言ってどっちでもええ事に俺たちは巻き込まれてるんや。
だからババはいつも幸せでいなさいよ。何もこの世で悩むものや憎むものなんて何にも無いんだよ。
姿と形は違うだけで実は全てはあなたなんですよ。
この世で事業が倒産しても、愛する人に先立たれても、大学入試に落っこちても、恋人に振られても大した事はないんですよ。
パッと気持ちを切り替えて自分がこの世に生まれて来た本当の理由が分かれば、あなたを悩ましている全てのこの世俗の事柄は、ちっぽけな実はまぼろしやって分かるんや。
生まれて来た時は泣きながら裸で一人で生まれて来た。
死ぬ時にはこの世で生きて来た時に貯めてきたお金や歩んで来た人生で一緒になった愛する人や、愛する物など全てのものは何も死後の世界に持って行くことは出来ないんや。
一人で棺桶に入らないかんねん。
俺は一人で棺桶に入るのは怖いし寂しいから誰か一緒に入ってくれるお方はいませんかと頼んでも、自分が愛を持って大事に育てた子供でさえも一緒に入ってくれへん。ペットの猫でも棺桶の蓋をする前に逃げ出してしまうやろ。
だからそういう人生のはかなさに棺桶に入ってからではなく、人生の早いうちから気が付いて、自分の身体から魂が抜け出す時には幸せな気分で笑いながら死んでいかなあかねん。

ポニョ:生まれる時に泣きながら生まれ、死ぬ時には笑いながら死ぬ。
そうありたいよな。
でも気持ち悪いよな。歯抜け爺いが臨終でガハハハッて笑ったら。
家族の人達は気味悪がって慌ててまだ死んでないのに棺桶に詰め込んで蓋をしてしまいよるやろな。

ヨシオ:そうやろな。ポニョの家族やったらやりそうな事やな。
話は戻るけど要するにポニョが言いたい事は、霊性によって初めてそういう事が説明できるって言いたいんやろ。
さっきの宇宙を一秒で回れる事だって同じ事なんや。
オームカーラというマントラがあるやろ。それはAUMと静寂の四つのパートで出来ているんや。
このマントラは以前紹介した最強のマントラのガヤトリマントラの元のマントラなんや。
このマントラを精緻にしたのがガヤトリマントラなんや。
だから、このマントラを知っていれば実は他にないも要らないぐらいのマントラ中のマントラなんや。
このマントラの最初のAはブラフマンの音で何もない所から、発生してくる音でアーカーラと呼ばれている。
それは、宇宙卵、リンガムで言えば中核から宇宙卵の天頂まで立ち上って行くエネルギーに例えられる。
そして、それが宇宙卵の天頂に達した時ビッグバーンとともに二番目のウーカーラと呼ばれる段階に入る。この段階から物質化が始まるので目に見えるものが発生する。そして、ここからが科学の領域なんや。
科学は、目に見えるものや、見えないものを五感で認識出来るもので証明しようとするから、無理があるんや。目に見えないものこそが、目に見えるものの根っ子に存在するものなのに、逆に霊的なものや現象を五感を通じて理解しようとするから逆なんや。

ポニョ:簡単に言えば、大きな岩の上に計りを置いてその岩の重さを計ろうとしてるんやな。

ヨシオ:そういう事やな。霊力が物質化された時点から消滅するまでを扱うのが科学やからな。そういう中央部分が欠けている科学がCで霊性が完全なOという事が分からん連中がババのとこに来て、科学者立ち合いの元でババの奇跡を試験しようとしてるんや。
本当はババはその手の科学者自身を一瞬にしてネズミにでも変えられるんやけどな。

ポニョ:それは困るやろな。ミッキー科学者になってしまう。

ヨシオ:なんやねんそれって。でもそういう事をしても、その科学者は疑問が疑問を生むだけで、決してその科学者自身に神への帰依の心が湧いて来るわけではない。そういう奇跡を見せて人の心を変えられる事は、ある一定の霊的レベルの準備の出来た人にしかされないんや。

ポニョ:それが、カスツーリさんて訳や。そのあと、すぐにババの事を100%信じられるようになられたもんな。

科学者は実験を行いますが、霊性の求道者の神性体験が実験室で為されることなどあり得ません。言葉を超えている神性を伝えることが、どうして出来るでしょうか。
人の理解を超越している神性をどのように想像すれば良いのでしょう。
推理と五感を超越している神性をどうやって研究し、実験によって証明出来るのでしょう。
科学は実験に基づいており、宗教は体験に基づいています。
科学では分析し(アナライズ)、宗教では悟る(リアライズ)のです。STPSp52”

ヨシオ:その次に来るのがムーカーラと呼ばれているブラックホールから卵の中核までの区間やねん。そこでは、全てのものが一つになってしまう。宇宙物理学で言えばブラックホールの途轍もない引力で全てが吸い込まれて光でさえ出て行くことが出来ないんや。そして小さく押し潰されてやがて第四番目の段階である宇宙卵の中核に戻って行く。
そこは、時間も物質も空間も無く、至福に満ちた唯の純粋意識があるだけなんや。

ポニョ:そしてまた、宇宙卵のくるくる回りが繰り返して行くって訳なんやな。
ということは、AUMと唱える事によって宇宙を一周してきたことと一緒なんや。

ヨシオ:その通りや。だから、自分の身体を宇宙に見たててオームカーラをすればとても効果があるんやで。

“人の身体には蓮の形をした六つの神経センターがあります。
六つの蓮の花の一つひとつの花びらが、それぞれの文字と音を持っています。
その蓮の花びらが動く時、それぞれの花びらは異なる音響を発します。
あなたはそれは何によって動き、誰がそれを動かすのかと疑問を持つでしょう。
そうです。
花びらを動かす力は意識的な意思や努力無しに生じる原初の聖音、どのようなものとも区別出来ず、比較することもできない響きなのです。
それはプラナヴァ(オウム)です。SIP4ー6”

例えばAという音から始める時に背骨の真ん中ぐらい、丁度おへそと一緒ぐらいのレベルに宇宙のリンガムの中核があると想像してそこからスタートして頭のてっぺんに持って行くんや。
次のUはビッグバーンやから頭のてっぺんから四方八方に広がって、自分がその宇宙の球体の面に沿って行くって想像するんや。
そして、Mの音で、また身体の中の背中の真ん中にある中核部分に背骨を伝って吸い込まれて行くと想像するんや。
最後に、静寂で時間も空間も物質も無い背骨の真ん中程にある中核部分で自分は至福と純粋意識を持った神そのものとなるんや。
だから、中核部分から出て行って頭のてっぺんに着くまでに唱えるアーカーラとブラックホールに入ってから中核に着くまでに唱えるムーカーラの時間を一緒にするのが好ましいんや。
その中間であるウーカーラは、その人がどれくらいこの物質世界に執着や好みを持っているかによって長さを変えてもどうもない。
大事な事は、瞑想の時も一緒やけど背骨を真っ直ぐにしなければいけないんや。
でないと霊力が背骨をきちんと伝って来ないのでこのマントラを唱えても御利益が無くなるんや。
理想的には地面に直角なんが一番ええんやけどな。

ポニョ:それで、一回分のオームカーラが終わったんやな。それを、毎朝21回唱えたら御利益があるって聞いたけどな。

“オームカーラを21回唱えると、スダルシャナ・チャクラ(ヴィシュヌの円盤)と呼ばれる聖なる武器があなたの頭の上に作り出されます。そしてそれは頭上に留まり、残りの一日の間あなたを守護します”

ヨシオ:最初は充分気をつけて、注意深くAUMを唱えて行けばだんだん慣れてきて意識しなくても上手く唱えれるようになって、心の宇宙旅行が出来るんや。だからババは一秒間で宇宙を一周出来るって言われたんや。

ポニョ:それって、ちょっと大げさやと思うで。なんぼなんでも、きちんとオームカーラを唱えるには、十秒はかかるんと違うか。一秒はちょっと無理やな。

ヨシオ:大丈夫や。数を数えたるからちょっとオームカーラを唱えてみ。行くで。スリーツーワンゼロ。

ポニョ:A……U………

ヨシオ:ゼロ点一秒、ゼロ点二秒、ゼロ点三秒……

ポニョ:ちょっとあんた人を馬鹿にしてるやろ。何がゼロ点三秒や。そんなんやったらなんぼでも遅く出来るやんか。

ヨシオ:神さんは時間の長さをいくらでも調節出来るから真似してるんやんか。

ポニョ:あんたと付き合わられへんわ。ホンマに。

その昔、宇宙には何も存在していませんでした。
最初は、太陽も月も地球も空も存在していませんでした。
あるのは完全な暗闇のみでした。
原子が組み合わさって、非常に密度の高い硬い物質が生まれました。
その結果 、大量の熱が発生しました。そして突然、その硬い物質が「巨大な音(ビッグ・バン)」とともに大爆発を起こし、破片が辺り一面に飛び散りました。
これが宇宙創造の原因です。カーナーダ(古代の聖者です)はこのことも体験しました。
ビッグバンが起きたときに発生した音が「プラナヴァ」です。
それはオームという音(オームカーラ)であり、「原初の音」です。
このプラナヴァの音は、あらゆるところに浸透しています。
それは、最も小さな原子(パラマアヌ)から生まれました。
この宇宙には、原子以外のものは存在していません。”

“死ぬための準備ができていない者は不幸な運命に遭遇します。
人生の最後の時を迎えたときにオウムのマントラを唱えることができるように熱心に修行しなさい。
誰であれ死に際してプラナヴァ(オウム)を唱えるものは私に達するとクリシュナは言いました。息を引き取る時にオウムを繰り返して唱えなさい。
至高の神を常に思い 起こすことは、あなたの今生と来世での幸福を至高の神に委ねる力を持つのです。SIP4ー5”

“人間が生まれてきた究極の目的は、自分の本性を悟ることです。
本当の自分を悟ることが不死への道です。人生はこの世と神の間の架け橋です。
アートマ(神なる自己)と対話するための唯一の手段はプラナヴァ(オーム)という言語です。純粋で永遠なるアートマが入っている、肉体という骨と肉から成る衣服を着ているせいで、人は自分の幸福は物理的な環境の中にあるものと想像しています。
これは妄想です。

夕陽と満月の間で愛を叫ぶ

ポニョ:以前オーストラリアのあんたのところに寄せてもらった時に驚いたのが、立派なアクアポニックスセンターがあった事や。

ヨシオ:俺も知らんかった。灯台下暗しやな。日本ではまだ知っている人は少ないけどオーストラリアでは誰でも知っている農法やねん。

ポニョ:そのセンターに一緒に行ってびっくりしたのは、たくさんの違うシステムがあってレベルがとても高かったな。

ヨシオ:俺はオーストラリアに居てるのにこんな素晴らしい農法を知らず、逆にポニョに教えてもらった。農薬や肥料を使わず、雑草抜きも必要としないやり方はぐうたら人間の俺にはピッタリや。
ポニョ:おいらは、アメリカのプレッパーのサイトで見つけたんや。アメリカでも結構盛んやで。

ヨシオ:ここでは裏庭でアクアポニックスをしている人がたくさんいて、大きな温室を建てて本格的にやっている人が多いな。俺も今度、温室を建てようと思ってるんや。そうしたら一年中野菜を育てれるやろ。

ポニョ:あんたのシステムは100トンのタンクの中で鯉を飼ってるんやろ。それって、単純に計算しただけで五百平米の野菜畑が出来るで。そんな大きな温室を建てるんか。

ヨシオ:最初は百五十平米ぐらいの温室を建てようと思ってるんや。もう許可も得てる。

ポニョ:アクアポニックスは砂漠の真ん中でも、寒地でも熱帯でも山の中の平地が無い所でも作れるから良いよな。日本でもイギリス人の人が来てプロモーションしてるけどなかなか広まらないな。

ヨシオ:日本やったら理想的やねんけどな。だって団地の狭いベランダにでも置けるし、水も同じ水を循環させる閉鎖的循環農法と言うんやろ。だからビニールで囲ったら放射能の心配がない野菜が自分で作れるし、しかも無農薬でついでに魚の鑑賞も出来る。一石三鳥ぐらいの効果があるで。

ポニョ:オーストラリアではアクアポニックスに使う魚を育てて食料となるけど、菜食のおいら達は鯉やったら観賞用として育てて売れるもんな。それに結構タフな魚で素人でも飼える。

ヨシオ:俺の知っている人だけでも周りに五六人はアクアポニックスをやってるな。

ポニョ:あんたの農場の周りって、だだっ広いところやったな。平らで。

ヨシオ:問題は、人々が木を切りすぎたので、地下水が増えて地下水脈のレベルが上がってきて地上に地下水が溢れて来るんや。普通に考えたらそれでええやんかとなるけど、ところがオーストラリアの地下水って海水の七倍以上も塩が含まれているので、地下水が引いた後の土地って塩だらけで何にも育たないんや。

ポニョ:いわゆる塩害やな。それは困った問題やけど、人がつくったカルマやな。でも塩に強い作物って無いんか?

ヨシオ:俺の友達も百万坪近くの農場が塩害にやられていて使えないので、俺も色々と探したんや。それで見つけたんやで。キヌアって知ってるやろ。

ポニョ:ああ。南米のボリビアかどっかで作ってるプチプチした歯ごたえの小さいやつや。

ヨシオ:そう。それは塩害の土地にでも育つという話を紹介したんや。だってキヌアはここよりもっと酷い塩だらけの所でも育ってるんや。それでここが州で最初のキヌア実験栽培地になったんやで。

ポニョ:それは良かったな。でもキヌアはアクアポニックスでも育つんかな。

ヨシオ:いや無理やろ。キヌアが育つところは結構乾燥地が多いからな。アクアポニックスは水をたくさん使うのでキヌアが根腐れを起こすやろな。

ポニョ:でもええ話やないの。成功したらええな。キヌアって肉よりタンパク質が多く入っているんやて。ベジタリアンにピッタリやな。グロエリが嫌っている作物やから栄養たっぷりなんやろ。それより、あんたの家の倉庫にモーターパラグライダーがあったけど、昔それで飛んでたんやて。
おいらも自然が好きでオフロードバイクや川下りにパラグライダー、山登り、ハングライダーとか色々やってたけどな。

ヨシオ:昔の事やけど、以前も紹介したリシケシュの湖で空に浮かんでいるおばちゃんの話をしたやろ。俺のところに居候してた日本語の先生から聞いた話やねんけどな。
実はその先生が日本からパラグライダーを持って来ていて、週末になったら何処かへ飛びに行きよるから俺も教えてもらったんや。

ポニョ:パラグライダーって面白いもんな。おいらも一時期病みつきになったわ。

ヨシオ:俺も仕事でNZによく行ってたし、ついでにそこでライセンスを取って飛び始めたんや。結構上手くなって上昇気流もつかめるし、海岸の近くで飛んだら風が安定しているから、後ろ向きに飛びながら海岸の崖の上のベンチに腰掛けたりしたこともあったな。バリ島まで飛びに行ったことがある。ファイブスターホテルが崖っぷちにたくさん建ってるやろ、そこに海風が当たって上昇気流が出来、それに乗ってホテルの前を海を見ながら飛んだこともあるな。

ポニョ:新婚さんの部屋を覗き見しながら飛んだんか。あんた意外とやらしいな。

ヨシオ:そんなこと誰も言ってないやろ。みんなベランダに出てきて手を振ってくれたわ。
でも、ここは山も無いし海からも遠いので小さなエンジンにプロペラを付けて家の前から飛んだな。その頃、モーターパラグライダーのライセンスが無くて俺がオーストラリアで一番最初やった。
家の前から離陸して三分ほど飛ぶと大きなパン工場があって、そこの煙突から熱い煙が出てるんや。それを利用すれば五分ほどで高度千メートルほどエンジンを使わなくても上昇出来るんや。

ポニョ:いわゆるサーモリングと言って上昇気流の中をクルクル回って気流と一緒に飛ぶんや。気持ちええやろな。

ヨシオ:でもないんや、三百メートルぐらいまでは上昇気流の直径がだいたい二十から五十メートルぐらいしか無いので、とても小さく回さないといけないので神経を使うんや。というのもそれを一旦外すと、上昇気流の周りは下降気流がすごいスピードで下向きに吹いているから、あっという間に硬度を落としてしまうし、乱気流でパラシュートも潰れやすいので危険なんや。
でも、高度五百メートルまで行くとどこを飛んでも上昇気流の中みたいな感じで、ゆっくりと上がって行くので落ち着ける。
ただ、ウエッジテイルという世界最大の鷲がこの辺りに生息してるんで、そいつらのテリトリーに入ると全速力で巣から飛び立って襲いに来よるんやで。動物園でその鷲を見た時はなんや、そんなに大きくないなと思ったけど、翼を広げると二m以上もあってカンガルーの子供や羊などを簡単に捕まえて空を飛んでいけるんやで。

ポニョ:なに〜。世界最大の鷲に襲われる?メッチャやばいやんか。本当に襲われたんか。

ヨシオ:一回や二回と違うで。何遍もや。最初はピーピーとヒヨコみたいな可愛い鳴き方をして俺の横二mぐらいまで接近して来るんや。俺は全てはババやと思っているから、ババさん俺はあんたの友達ですよ。知ってるでしょう。襲わないでね。それにしても可愛い鳴き声やね。全然そのいかつい顔に似合わないですよ。今度鷲を創られる時は、鳴き方をゴワ〜とかギャオウ〜とかその雄姿に相応しい鳴き方にしませんか?なんて鷲を相手に冗談を言ってたんや。

ポニョ:野生の鷲に冗談言ってどうするねん。ほんまにあんたらしいわ。でもそんな近くまで接近されて怖くなかったか。爪とかも凄いやろ。

ヨシオ:飛んでる野生の鷲を至近距離でみれる機会ってないから、よく見ておこうと思って観察してたんや。素晴らしい美しい鳥やったな。爪は見えなかったけど、クチバシは鋭いし小刻みに羽を動かして風に乗ってるんや。羽ばたかなくて長ーく俺と同じところにいとけるんや。感動したな。鷲は上昇気流をつかまえる名人やからな。
そうしたらスッとグライダーの上の方に飛んで行ったんや。上を見上げると鷲が俺のグライダーの向こうに影になって映ってるんや。そして五十メートルぐらいのところから突然翼を小さくたたんだかと思ったら、急降下してきてグライダーにぶつかり、その足でグライダーを掴もうとするんや。それで大きな穴が出来たんや。
俺はこれはやばいやんかと思って鷲の中にいてるババに、ババさん一体何をするんや。家に帰って修理せなあかんやんか。とか文句を言ってたら、再びドスンや。大きな鳥やから大揺れや。
それで、すぐにビッグイヤーというテクニックを使って急降下し、三百メーターほど降りると鷲は、ワシ知らんと言って巣に戻って行った。

ポニョ:穴が出来てもよく飛べたな。普通やったらグライダーのエアー圧が少なくなって潰れるで。

ヨシオ:大丈夫や。予備の落下傘をいつも持ってるから。今まで六百時間ぐらい飛んでるけど、一回も事故もしてないんや。それで、次のフライトではそこを避けて違う空域を飛んだんやけど、また違う鷲がやって来て同じように襲われたな。だからもう鷲の攻撃には慣れてしまったな。鷲が来たらすぐに方向転換すると、攻撃しないってわかったしな。でも、おかげでグライダーはつぎはぎだらけのボコボコや。


ポニョ:まあ、ようあんた、まだ生きとるな。俺やったら一回襲われたらもうやめるけどな。

ヨシオ:それで、俺の住んでる町って五千人ぐらいしかいないやろ。俺が何度も鷲に襲われるのを町の人が見てるんや。それで鷲に襲われたパラグライダーパイロットと、変に有名になってしまって新聞に何回も記事が載ったな。それで俺もこれではいかんと思い、グライダーに大きくLove All Serve Allとペンキで描いてあっちこっち飛んでババの、メッセージの宣伝マンみたいな事をやったな。俺の記事とかをプッタパルティのサイカレッジに送り、今度のスポーツフェスティバルでモーターパラグライダーのパフォーマンスをババの前でやったらええで。ババは喜ぶで。俺が機械やグライダー寄付したるからしないかという手紙を書いたら、俺の助けなしに本当にあいつら自分たちでパラグライダーのパフォーマンスをババの前でしよった。

ポニョ:その写真おいらも見たで。インドでもモーターパラグライダーやってるって知って驚いたな。

ヨシオ:俺のいるところは上昇気流があっちこっちから出て来るので、とても高度を稼ぎやすいんや。だから一回飛んだら、上昇気流を捕まえながら上がったり降りたりしながら100kmぐらいの距離は軽く飛べるな。もちろん高度が落ちてきて上昇気流が掴めない時はモーターのエンジンをスタートさせて上昇気流を探すんや。

ポニョ:おいらは山飛びばかりやったけど、エンジンを担いだ方がサーモリングが上手くなるな。毎回簡単に100kmやて。日本じゃ考えられないよな。

ヨシオ:それでいつも遠距離バスの時刻表を持っていて、バス停の近くに着陸してバスに乗って帰って来るんやけど、バスの運ちゃんにこの大きな羽がついている機械は何やって聞かれるんやけどこれで空から今降りて来たところやと言っても信じてくれなかったな。
風向きによってはバスが来ないところに飛んで行ってしまうので、家内が子供達を連れてよく来てくれた。それで、ババのメッセージが描いてある大きなグライダーがあっちこっちの田舎町の空を飛ぶので、着陸すると人がたくさん寄ってきて質問責めになったな。
ババの話は余り聞かれなかったけどな。今から二十年前、俺が四十歳の頃の話や。

ポニョ:フーン。すごい冒険談やと思うで。それでベストフライトはどんなんやった。

ヨシオ:ベストなフライトと言えば昼すぎから飛び始めて夕方まで飛んでいたんや。
それで太陽が西の地平線に沈むのを空から見ていたんや。俺は夕陽を見るのが好きやねん。空の色がだんだん宇宙の色になって行くやろ。高度は地平線が丸く見えてたから約千五百メートルぐらいやったかな。
すると東の地平線から満月が昇って来たんや。
全然予期してなかったので驚いたな。そうやった。今日はグルプニマの日やった!と思い出したんや。
俺は沈む夕陽と昇ってくる満月の間の空間にいて、その神の創造した世界の美しさに見惚れていたんや。
夕陽が沈むに連れて周りの空の色が赤から紫そして群青色に変わって行く。片や満月は昇って来るに連れて空の色が暗くなってコントラストがはっきりし、その月のパターンまで見えて来る。なんて素晴らしい世界、美しい世界に俺は生まれたんやろうって思ったな。地球を独り占めしてるみたいな気になった。
その時、自分は神様に生かされている。守ってもらっている。愛してもらっているって心底から実感して涙が止まらなくなったな。
下を見ると嫁さんの車が俺の機体を追いながら、おもちゃのように走ってるのが見えるんや。
子供たちが窓から手を振っているのも見える。そうか俺をみんなで迎えに来てくれたんや。
なんという幸せな人生やろ。
スワミありがとうって何回も叫びながら車の横に着陸するまでバジャンを歌い続けたな。
それが、俺のベストフライトやった。その時ババと一緒やと実感出来たな。
そしてそれが俺の最後のフライトやった。
自分でこれ以上のフライトは経験出来ないと分かったから、もう飛べなくなったんや。

美しいものは、悦びが形を顕したものです。美しいものがあれば自分も嬉しく思います。
美しいものには永遠の悦びがあります。美しいとはどういうことでしょう。
この世界が物を美しくしているのでしょうか。それとも美しさははじめから物の中にあるのでしょうか。
これまで私たちは、あらゆる物がどれほど儚く移ろいでゆくか見てきました。
移ろいゆく物が、一体いつまで美しいままでいられるのか。よく考えてみて下さい。
永遠のものだけが本当に美しいのです。ただ一つの永遠の存在、それは神です。
神だけが本当に美しいのです。この世界で神より美しいものはありません。
神を信じる者にとって何より大事な務めは、神の美しさからあふれ出る蜜を吸うことです。
神は美しさに満ちています。
この神を自分の中に取り入れ満たすには、良い特性を身につけなくてはなりません。
この徳を高めるには、自分の中に巣くっている欠点や弱さを滅ぼさなければなりません。

ヨシオの空の散歩です

最後のお別れの旅を雲の上でしよう

ポニョ:パート1にスペースの関係で入れなかった記事を掲載します。相棒がお袋さんを連れて空の旅に行った話です。

やがてヨシオの子供達も大きくなって来て、大学に行くために家を離れる時がやって来た。今住んでいる農場とパースの距離は往復五百kmもあり、よくカンガルーが突然飛び出して来るので、それを避けようとして事故を起こし、死亡事故事故が相次いでいる。子供達が次々とパースの街に巣立って行くのは良いけれど、子供達の行き帰りの車の運転が気になっていた。特にオーストラリアの田舎では制限速度が速くて、普通120km/時で車を飛ばすし、車道にはガードレールや中央分離帯が無く、道路のアスファルトが夏に溶けないように、道路沿いを影で覆うように植林してあるので、少しでも運転に気を抜いて道を逸れると木にぶつかって死ぬ事故が絶えなかった。それで、多くの農家の人達は自家用飛行機でパースへ行き来していた。パースの街の中に僻地の人たちの為に安価で利用出来る飛行場があり、とても便利だった。ヨシオもパイロットのライセンスを取り、飛行機を買うことにした。近所の何軒かの農場の人も家の横に滑走路を作っていた。オーストラリアでは飛行機の値段は安くて、二人乗りの中古機なら小型車と同じくらいの値段で買えた。しかも程度が良い飛行機がたくさん売りに出ていた。しかし、四人乗り以上の飛行機だと値段も高くなって来るので、ヨシオは家族で乗れる四人乗りの飛行機を、自分で制作する事にした。
毎日少しずつ、コツコツと家のガレージでグラスファイバーを使って製作し、八ヶ月後ようやく初飛行にこぎつけた。政府の検査官がやって来て、半日ほどかけて検査し、おめでとう。合格です。安全に飛んでオーストラリアの空を楽しんで下さいと言って帰って行った。
巡航速度は220km/時で、燃費は一リッター当たり13kmも飛ぶというエコ飛行機だった。例え、飛行中にエンジントラブルに巻き込まれても、周りは農場ばかりでどこにでも着陸出来るスペースはあるし、滑空率も、12:1とよかった。ガソリンもハイオクが使えるうえに車のように税金もかからず、車検も無く、とても経済的だった。それに自分で作った飛行機は自分で整備が出来るという規則があるので、維持費もとても安くついた。つまり、自分で飛行機を作って乗る限りはオーナーが全て責任を取って下さい。というシステムだった。国や自治体が国民を子供扱いせず、一人ひとりの命は各人の責任で守るというやり方は、煩雑な色々な法令や条例を作らなくてもよく、役人の数を少なく出来るのだ。言ってみたら最大公約数の政策だ。つまり、基本的な事を国が決めたら、あとは、全てあなたの責任ですよ、というわけだ。逆に、最小公倍数の国は、一から十まで国や自治体が責任を取って人々の管理をしている。だから、国や自治体が決めた細々な約束事を守って下さい。という政策だ。
果たして、どちらが良いのか人によって判断は違うだろうけど、ある時、大きなワニのいる川のほとりで日本人旅行者がワニに近づき、腕を食いちぎったニュースが話題になったことがある。その川岸には、別にワニがいるから危険だとか、柵があって人が水辺に近づくのを禁止しているわけではないが、ワニがいる時は、地元の人は誰も川行かないし、ワニに近づかないのだ。でも、腕を噛みちぎられた日本人旅行者は柵もなく、注意書きの立て看板も無かったので、ワニに近づいたと言っていた。そして、看板を立てていなかった政府を相手に訴訟すると言っていた。ワニが危険かどうかも分からないような大人を生み出す教育を、国を挙げてしているのが日本の現状なのだ。敗戦以来、もう二度と、ゼロ戦のような優れた飛行機を作り出す天才が現れないように、金太郎飴のような同じ顔をした子供がたちが、学校からトコロテンのように押し出されて出て来る教育を裏で誰かが日本に押し付けているのだ。そして、そういう教育をとことん推し進めて行くと、国民が法律や条例でがんじがらめになり、誰かの手先となった政府のこっぱ役人共が、国を支配するようになるのだ。挙げ句の果てには知らぬ間に自分の子供達が赤紙を受け取り、他国に戦争に行くことになるのだ。
話は飛んでしまったが、ヨシオも早速パースまで飛んでみた。まず、2000mまで上昇し、そのあとガソリンを節約するために1500回転ぐらいでエンジンを回してグライダーのように滑空すると、ほんの約30分程でパースの飛行場の上空に着いた。管制塔の指示に従って飛んでいると、窓の外にジャンボがすぐ近くに飛んでいた。車で行き来する事と比べると、とても楽だった。嫁や子供たちは離陸して、ものの10分もしないうちに寝息を立てていた。東洋子もパースにいる娘にしょっちゅう会いに行けるし、昼前に家を出て、娘と昼ごはんを一緒に食べ、夕方には帰って来るという芸当が出来た。また、嫁が子供達の誕生日のために作ったケーキも届けることが出来た。最初の一年間だけでも、六十回以上も往復した。
ある日、娘たちも連れて東洋子と四人で、旅行者もあまり訪れないような僻地にある、家から五百キロメートルほど離れたエスペランスという海辺の街に一泊二日の小旅行に出かけた。その頃、東洋子の認知症は目に見えて進んで来ていた。ヨシオは多分、これが母との最後の旅になるかもしれないと心の中で思った。そのエスペランスという町の郊外には、ピンク色した不思議な湖があるのだ。ヨシオは、それを空から東洋子に見せてあげたかった。家の近くの飛行場を飛び立ち、しばらくの間、高度三千メートルほどの高さを保って飛んでいたが、低い高度のところに突然、雲がたくさん出来始めたのが見えたので、高度を落として雲の下を飛ぶことにした。ヨシオのパイロットライセンスでは、地上が見えないほどに覆われた雲の上を飛ぶことは出来ないのだ。
ヨシオは、上空から雲の切れ目を見つけておいたので、そこをめがけて飛行機をゆっくり降下させた。しかし、雲の近くにまで達すると周りは雲だらけになっていて、どこが切れ目か分からなくなってしまった。四人であっちだとかこっちだとか言ってどこを見ても同じように見える雲を指差していたが、ふと自分達の飛行機が雲に写っている機影を見ると、三重の丸い虹が飛行機の周りに出来ていた。まるで、飛行機から出ている虹色のオーラのようだった。
その不思議な光景に、少しの間四人で見とれていたが、そうしている間にも雲の量も増えてきたので、新しい雲の切れ目を探す為にもう一度高度を少し上げた。すると少し離れたところに大きな雲の切れ目が見つかり、そこをめがけて降下していった。そこは、ちょうど大きな雲と雲がぶつかっているところで、雲の厚さはゆうに五百メートルはあっただろう。その大きな二つの雲で挟まれた、大きな雲の壁の間の細い隙間を、飛行機が雲の中に入ってしまわないように気を付けながら、ゆっくりと降下して行った。それはまるで白い幽玄境を旅しているようだった。四人ともその壮大な雲の美しさと大きさに圧倒され、息を飲んで見とれていた。その自然の造形物に比べれば、ヨシオたちの飛行機がまるで小さな蚊のように思え、自然に比べると自分たち人間は、なんて小さな存在なんだろうと、その飛行を体験した者たちを謙虚にした。
その荘厳な、この地上のものとは思えない光景を目の辺りにして、機内の誰もがしばらくの間、一言も言葉を発する事が出来なかった。やがて、雲の切れ目から下を覗くと、雲に挟まれた細い長い地上が見えてきた。おもちゃのような車が見え隠れし農家も見えはじめた。下界は少し小雨が降っているようだ。時折、飛行機のフロントスクリーンに水しぶきがかかった。やがて雲の下に出た。風向きは雲の上と全く逆だった。雲の上では、GPSによると地上速度が三百キロメートルで飛んでいたのに、雲の下では向かい風になり、その半分の速度を示していた。管制センターがパースとエスペランスを結ぶ定期便にヨシオたちの飛行機の高度と場所を無線で教えているのが聞き取れた。あちらこちらの雲からタオルを絞ったように、雨が雲下から吹き出していた。円柱状に吹き出している雨があれば、カーテン状に薄く拡がって降っている雨もあった。あと小一時間ほどで目的地に着くはずだったが、ヨシオは出来るだけ雨を避けようと、雨のカーテンのような帯びの間をジグザグ状に飛行をした。プロペラに雨が当たると傷みが早くなるのだ。やがて遠くの方にピンクレイクが見えてきた。その湖の上空は雲が切れていて、そこから明るい太陽の光が差し込んでいた。水の色がピンクなのは、塩湖に特殊な藻が発生して湖面がピンク色に見えるのだ。東洋子や娘たちは、その不思議な自然が織りなす不思議なキャンパスのパステル画を見て、声をあげて喜んでいた。エスペランスはもうすぐだった。知り合いの飛行場が見えてきた。空の雲は強風に吹き飛ばされたようで、晴れ渡っていた。その飛行場の滑走路はとても細くて短く、横風が強いと少し神経を使わなくてはならないので緊張した。滑走路の狙い通りのところに車輪が着く寸前、カンガルーが二頭滑走路を横切った。機内では悲鳴に近い声が上がった。でも、ヨシオは少しフレアーをかけてカンガルーを避け、無事に着陸することが出来た。フレアーを掛けた分、少し多めに滑走路を使ったがまだ充分な距離が残っていた。機内からは拍手がした。ナイスランディングと東洋子は言った。
ヨシオは、もうすぐすれば何も分からなくなってしまう母親に、オーストラリアの雄大な景色をプレゼント出来た嬉しさと、満足感でいっぱいだった。
娘たちが船に乗って島巡りをしている間、船が嫌いな東洋子を連れてヨシオは知らない街をゆっくりと散策した。オーストラリアのどこにでもあるような、田舎の素朴な店々を覗いて歩いた。人々はとても親切で、どの店に入っても暖かく接客してくれた。東洋子は、つたない英語を使って、孫や嫁にお土産物を買っていた。とても幸せそうだった。時が二人の間をゆっくりと流れて行った。そして、これがヨシオが思っていた通り、母との最後の旅となった。

ポニョ:雲の上でさようならが出来るって幸せなお母さんやったな。お袋さんが昔、あんたの親父さんと一緒にいつもモーターバイクを乗ってたから、また乗せてあげようと思って中古のバイクを買ったんやったな。

ヨシオ:お袋が、頭も少しはっきりして調子が良い時に俺は、尋ねたことがあった。
「昔三人でオートバイに乗って淀川沿いとか大川沿いの道をぶっ飛ばしたよな。覚えてるか。」
「うん。そんな事あったな。面白かったな。」
「またバイク乗ろうか?」と言ったので一台中古の大きなバイクを買ったんや。
それで、お袋にフルフェースのヘルメットをかぶってもらって、二人乗りで100キロ以上出してパースの夜の街をブッ飛ばしたことがあってん。
でも、問題はコーナーでバイクを傾けた時にお袋は反対側に身体を傾けるんや。
もうめちゃバランスを取るのが難しかったけど、でも、コーナーリング入る前にお袋は俺の身体をしっかりと掴むねん。親父と乗ってる時もこんな風にしてたんやな。バイク乗るのん慣れとるわ。と思った。お袋に昔の喜びを少しでも味わえさすことができて俺もとても嬉しかった。

ポニョ:俺もバイクに乗るけど、パッセンジャーが重心を反対にかけると、めちゃコーナリングが難しいよな。でも、ちょっと無茶したな。アルツハイマーの患者さんをバイクに乗せるって。おいらやったら絶対せえへんわ。危ないぜよ。

ヨシオ:嫁さんも、こんな危ないこと二度とやったらあかん。ようやるわ。アルツハイマーの患者をバイクに乗せて。こんな無茶やる人世界中であんたしかおれへんわ。見てみ。お母さん、寒かったから鼻汁いっぱい出てるやんか。かわいそうに。と言って怒られたんや。
それで、これが最初で最後のお袋とのバイクの二人乗りやった。

何よりもまず、自分の母親を愛し、母親の言うことを聞くべきです。
母親を幸せにして、初めて人生は幸福で平安に満ちたものになるでしょう。
母親が泣けば、皆さんは必ず人生で苦しむことになります。
母親を幸せにするなら、皆さんの一生は幸福で満たされるでしょう。15-1-08

母親に対する名誉と尊厳を守って初めて、真の息子と呼ばれる資格を与えられます。
母親の愛を獲得できなかった人の人生は浪費にすぎません。ですから、私たちはまず第一に、母の愛を得るに値するようにならなければなりません。
母の愛を言葉で説明しつくせる人などいません。母親の意志の強さがあってこそ、息子は人生で成功を収めます。
ですから、人は自分の母親を敬い、愛するべきなのです。母親には最高の地位を与えなけれなければなりません。
それができる人だけが、真に国をリードしていくことができます。神々は崇めても崇めなくてもかまいませんが、母は必ず神として崇めなければなりません。
決して自分の母親の愛を忘れてはなりません。母の愛は最高です。
子どもの中にある神聖な思いは、唯一、母の愛によって発達します。気高い性質を備えた母親のいるところには、必ず平和と繁栄がもたらされるでしょう。
自分の母親の愛を無視して人々の愛を切望するのは愚かなことです。それゆえ、人は母を崇め、尊ぶべきです。経験によって母の愛を知ろうと努めるべきです。
母親を尊敬し、母親の愛を獲得して初めて、人は真の意味で人間と呼ばれることができます。
この世には母親より偉大な神はいません。残念なことに、今、人々はこの真理を忘れ、さまざまな場所に神を探しに行っています。
目に見えない神を切望する代わりに、自分の目の前にいる生きた神に、礼拝し、奉仕すべきです。
これをしないで、神の聖なるダルシャンを得ようと、苦行や聖地巡礼、礼拝や儀式といったさまざまな行いを始める人がいますが、それは無駄 です。
まず自分の母親の愛を勝ち取らずして神の恩寵を勝ち取ることはできません。
人は自分の母親の愛を勝ち取るために一生を捧げるべきです。母の愛にはつねに私心がありません。私たちはそのような愛を育めるようにならなければなりません。
どこに行こうとも、何を見ようとも、母の愛という祝福があってこそ繁栄を得ることができます。
母の愛を勝ち取れないまま神の恩寵を勝ち取ることを望むことなどできますか? そんなことは出来ません。ですから、まず第一に、自分の母親の愛を勝ち取れるよう努力しなければなりません。6/5/05
人には皆、母親がいます。母を喜ばせることなく、その愛を受け取ることもない人は、真の息子ではありません。
母を敬うことは、子どもの最大の義務です。あなたが朝起きて真っ先にすべきは、母の足に触れて礼拝をささげることです。
この尊い習慣は、常にあなたを守り、あなたにあらゆる種類の富を授けます。6/5/03

神さんて意地悪やな

ヨシオ:俺は、このプロジェクトに関わってもう長い間経つけど、今は五番目の段階にいてるんや。

ポニョ:それまでの四つの段階って何やったんや。

ヨシオ:サイババが帰って来るよの本のPart1にも載ってたように、俺は小さい時から神様を探してたんや。それでやっと見つけたんが三十歳過ぎてからやったんや。それが第一段階。
二つ目は、地軸が傾いて津波が来るって知ってるからそのための準備をする場所を見つける事や。

ポニョ:あんたの亡くなった親父さんが、あんたが生まれた時に夢を見られたんやろ。地球の地軸が傾いて大津波が来たあと、朝が来て世界が平和になるって。だからあんたの名前が、世界の世に、水を表すさんずいへんに朝と書いて潮やったな。それでヨシオって読めるもんな。

ヨシオ:その夢の事を直ぐ、後産で苦しんでいる俺の母に興奮して親父が言ったんで母もその事を余り覚えてなくて、何十年も経って俺がこのプロジェクトについて母に説明してる時に、母がアッ思い出した。世潮のお父さんも同じ事言ってたで、って言って教えてくれたんや。
それまでは、世界の潮流というのが俺の名前の意味やって思い込んでいた。変な、新聞の解説欄みたいな名前やなって。

ポニョ:親父さんもあんたが生まれてから、すぐに亡くなりはったしな。そして、サイの組織の偉いさんがあんたとこにやって来て、サイババさんのメッセージを伝えに来てくれたんやったな。

ヨシオ:その時には、少し驚いたな。だって一人は統括世話人でもう一人はナショナルコーディネーターやったから。二人ともサイの組織の中では有名な人やし、なんで俺を探しに何千キロメートルも離れたところからわざわざ来られたんやろって。それも、ババがわざわざ俺の持ってる写真を見たいって言われているのでインドへそれらの写真を持って行って下さいって言われたんや。三つ目は、いろいろとその為の準備をする事。

ポニョ:その時にサイの帰依者の青年をサイババさんがよこしてくれたんやったな。

ヨシオ:三年間も無休、無給で働いてくれたな。そして四つ目がこのプロジェクトを世に知らしめることやった。

ポニョ:ババが1997年の12月11日に知れ渡ると言われたんやろ。そして、その日にテレビやラジオ、新聞に雑誌などが一度にやって来たんやったな。

ヨシオ:俺が一番毛嫌いしてるマスゴミを相手にせないかんて、なんかのカルマやろうけど、俺たちはエゴをやプライドを持った釘と一緒やから神さんが叩いてそれを低くしてくれはるんや。
だから、叩かれるのはええ事なんや。神様の仕事をしたらたくさん叩かれて当たり前や。

ポニョ:釘って叩かれるもんや。叩かれて文句言う釘は釘と違うって星やんもいつも言ってたな。

ヨシオ:だって、神さんは俺たちに与えてくれたこのプロジェクトも要らないし、この地球や人類だってお遊びで創ってられるから、遊びに飽きたらいつでも潰したりされる。
また、違う人類や文明を何処かの星で創られて遊ばれる。ただそれだけや。
俺たちはただ、これらの事を通じて自分のエゴやプライドなどを少なくなるようにすればええんや。
それが、この世に生まれ変わった主な理由であって、俺たちは何もこの世に起こるいろんな事件や出来事に必死になったり、悲しみにくれたりする事なんて何にも無いんや。
ただ神様から離れ離れになってるという思いやエゴを無くして行けばええんや。

ポニョ:そのために神様の名前を唱えるって大事な事やと分かるな。自分は神様と違うぜよ。その証拠においらの名前は、田中や、神田や、いや阿部や。俺がこういう事をしてるんや、これは俺の物や、とか言ってるエゴを無くして行くって事やな。

ヨシオ:この世にあるもの、目に見えるものや見えないものも含めて全て名前がついている。それらは、全て神さんが創られたものなんや。神さんが俺たちの後ろにおられて全てをコントロールされているんや。だから、本当は自分というエゴが入る隙間なんて無いんや。

ポニョ:それで話は元に戻るけど、今は五番目の段階って言う訳やな。日本の人々にそういう事をお知らせするんや。

ヨシオ:ババは俺にサイの組織から離れたところで働きなさいと言われたんで、俺は何処にも属していない。だって、こんな俺たちがしてるプロジェクトをサイの組織がしたらカルトグループみたいになるやろ。だから距離を置かないといかんねん。
それに、サイの組織では俺たちが信じているような天変地異のような事は起こらないというのが公式見解なんや。
ババも実際公式にはそんなメジャーな天変地異は起こらないと言っておられる。

ポニョ:神様が言われているようなメジャーな天変地異って地球そのものの破壊ぐらいの規模やろ。いや、それさえも小さいかもしれんけどね。
でも、なんで今までいろんな人たちに未来の地図なんかを物質化しはるんや。
ババは意味のないことを絶対されないで。
それで、次の段階って何や。

ヨシオ:グロエリの連中が悪さをしたり、自然災害が起こったりして、少しの間世界は闇に覆われる。これが六番目や。

ポニョ:ということは七番目がいよいよババの出番やな。イヨー!千両役者、待ってました。

ヨシオ:そうやな。世界中の空に現れたりするのを全ての人たちが目撃するんや。そして、世界の全ての人々がババの人類史上最も凄い奇跡を体験して神聖化されるんや。その時に今、俺たちのブログを読んでおられる人たちは、ババのことを何も知らない人や、誤解している人たちの水先案内人になって神様の方に導いて行くお仕事が待っているんや。

ポニョ:そのために、あんたが、十年以上もかけてSai's Messages for Yhe Golden Ageという本を作ったんや。

ヨシオ:もちろん、その時にはサイの組織が中心になって人々の啓蒙活動をするやろな。俺たちもその時にはサイの組織の一会員になる時かもしれんな。まあ、この後もいろんな段階があるけど今日は長くなったからこれまでにして、過去記事の再掲載をするんやろ。

ポニョ:と予定してたけど、誰かさんが話すぎてスペースが無くなってきたんで今日はちょっと、本の中で紹介出来なかったサイババさんのエピソードを一つほど、紹介してくれるか?

ヨシオ:誰かさんって誰やねん。もちろんええよ。それじゃある帰依者の方がサイババさんのイジメにあった話をしようかな。

ポニョ:面白そうやな。愛の化身の神さんでもイジメをされるんや。

ヨシオ:その婦人はサイババさんにいつも料理を作られていました。
ある日、ババはその婦人を夜中にそっと起こしてこう言われました。お母さん、僕、少しお腹が空いちゃったからパンのようなものでも焼いて欲しいな。と。
その婦人は眠い目をこすりながら、それじゃすぐに作ってあげるからねと言われて台所に入り三つのパンを焼いてババに渡しました。
ババは台所にある小さい箱の上に座りながら美味しそうにそれらを全て食べられたのでした。
悲劇は、次の朝に起こったのです。
ババは朝に起き出してくると苦しそうな表情をされて、胃を押さえていました。
そして、帰依者達がババにどうされたんですか?と聞くと驚くべきことを言われたのでした。
あの婦人が僕を夜中に叩き起こしてパンを三つも食べるよう言ったんだ。僕は断ったんだけど、無理やり食べさせられてお腹が痛いんだ。とその婦人を横目で見ながら言われたのです。
そこにいた全ての人々の糾弾するような眼差しがその婦人に向けられました。
そして、ババを子供のように思って大事に世話をされている年配の帰依者が、これだからあなた達がアシュラムに来るとババが身体の不調を訴えられるのです。欲しくもない物をババに無理やり食べさせるなんてとんでもない話や。その婦人を批判しました。
そして、周りにいた人々も口々に罵ったのです。

その婦人はひどく打ちのめされて、精神的にもズタズタになり、人々に言い訳もせず部屋の隅で泣きながら荷物を片付けて家に帰る用意を始めました。
人々がいなくなり、その婦人が一人でカバンに荷物を詰めこんでいるときに、ババが走ってやって来ました。そして、こう言われたのです。

あれ〜。帰っちゃうのか。どうしたの。ちょっと悪ふざけをしただけなのに。お母さん、あんた泣いてるの。涙が出てるよ。ほら、僕の手の甲に一粒落ちてきたよ。
そうか、怒ってるんだ。分かった。このババは悪い子だ。お仕置きをしようかな。と言って自分のほっぺたをきつく叩かれたのです。
婦人は慌ててそれを止めようと手を押さえたのです。
ババは、お母さんが笑ってくれたら僕は、自分でお仕置きしないよ。だから笑ってくれる?
と言いました。お母さんは、作り笑いだったんですが、少しニコッとしました。
ババはそれを見て、お母さんが笑ってくれた。と言って笑いながら幸せそうに走り去られたのです。
実は、その当時マンディールには多くても、五十人ほどの人しかいなかったのでその婦人が食事をいつもババに給仕しているのを嫉妬している人も数多くいたのです。
そういう嫉妬の想念をいつもその婦人に向けられていたのを、ババが一芝居打つことによって人々の中から解放され、その婦人をネガティブな波動の攻撃から救われたのでした。
このように、神様が何をされても、あるいは何もされなくても、それはその人の為なのです。
一見すると神様は、不都合な事や、帰依者を差別的に扱っているように見える時があります。
また人生に於いても、突然の親しい身内の人の死に直面したり災害にあったりします。
でもこれら全ての事は神様があなたがこれらの困難を乗り越えて強くなって欲しいと願って与えられているのです。
一度神様に心をお預けすれば後のことは全て面倒見てくれるのです。
決してあなたが耐えきれない程の災いを与えることは無いとババも言っておられます。
あなたが体験するいろんな事はあなたの為に神様が愛で持って準備された事なのです。
それゆえ、神様は愛の化身と言われているのです。
何が起こっても常に笑顔を忘れずその困難を乗り越えて行きましょう。

神は愛の化身です。
神は、神の愛によって全人類を守護しています。
皆さんに愛がありさえすれば、それで十分です。
そうすれば、皆さん全員が一つに結ばれるでしょう。
言葉や行動によってお互いの間に距離を作るべきではありません。
すべての人を愛によって自分の近くに引き寄せなさい。
そうすれば、あなた方は皆、神のそばにいられるようになるでしょう。
あなたが愛を込めて他の人を見るなら、神も愛を込めてあなたを見ます。
どんな状況に置かれたとしても、決して怒りや嫉妬、偽善や虚栄を示してはなりません。
他の人に怒りや憎しみをもって接してはなりません。
あなたの愛を感じることによって、他の人々の中の愛も増大します。
あなたが他の人に愛をもって接すれば、その人もあなたに愛を示すでしょう。
これに対して、もし怒りを示すなら、その人もあなたに怒った態度をとるでしょう。27/1/07”

“あなたが愛しているのはせいぜい一人か二人でしょう。
もし、あなたが愛そのものとなるなら、あなたは無限となり、すべてを愛せるようになります。
ですから、愛する者になるのではなく、愛そのものとなりなさい。
神は愛の化身ですから、あなたは愛を通じてのみ、神を悟ることができるのです。
月は月の光でのみ見ることができる様に、あなたは、愛を通して愛そのものである神を体験し、その結果、至福を享受出来るのです。STPS2p239”

“自分の中に優しさがないから、どこかに愛の化身を求めにいくのでしょう?
もしあなたが優しい心を持っていたなら、愛の化身は私たちの前に下に上に家の中に外にと、いつも私たちと一緒にいるはずです。
その人自身が自らの内に持っているものを外に探しに行きますか?
あなたがそれを持っていないからこそそれを探しに行くのでしょう?17/2/96”

“さあ皆さん、私のうちに、あなた自身を見なさい。
なぜなら私は、あなた方全ての内に私自身を見ているのだから。
あなたは、私の生命であり、私の息吹、私の魂…あなた方は皆、私の化身なのです。
私があなたを愛する時、私は自分自身を愛しているのです。
あなたが自分自身を愛する時、あなたは私を愛しているのです。
私は私自身でいられるように、私自身から私を分離したのです。私は私自身でいられるように、私自身から私自身を分けて、この世の全てのものとなったのです。
私は私自身になりたかった。
私自身 、それは至福の化身、愛の化身…それが、本当の私であり、私はそれになりたかったのです。
どうすれば私は至福の化身、愛の化身になれるのでしょうか。
どうすれば至福を得て、それを与えることが出来るのでしょう。
私は誰に至福を与え、誰に愛を与えることが出来るのでしょうか。
それゆえ私はこのようなことをしたのです。
つまり、私は私自身から私を分かれさせて、この世の全てのものとなったのです。

イルカの子はいるか

ポニョ:あんたのところに滞在させてもらって一番面白かったのは、あんたの家族と一緒に北の方に旅したことやな。

ヨシオ:俺たちもポニョが一緒に来てくれたので、良い思い出ができた。それに、ポニョは食事係をやってくれたやろ。だから嫁さんも助かってたな。

ポニョ:毎回、カレーばっかりやったけどな。でもあんたの子供達はよく食べるな。びっくりしたぜよ。

ヨシオ:あの頃はみんな育ち盛りやったから。でも一台の車に8人も詰め込んだ長旅やったけど面白かったな。片道28時間も運転したけど。

ポニョ:遠かったな。五千kmは走ったやろ。帰りは内陸の道から帰ったから、ガソリンスタンドも五百km毎にしか無かったで。でも、24時間開いてたな。それに一週間があっという間に過ぎたな。最初の目的地は、野生のイルカのダルシャンを受けに行ったよな。

ヨシオ:そうそう、モンキーマイヤーというところに行ったな。大昔からアボリジニ達が野生のイルカと友達付き合いしていて、エサをやったりしてるから今でも毎日イルカの家族が決まった時間に海岸近くにやって来て、人の膝までの浅い波打ち際で餌をねだるんや。

ポニョ:家族総出で来てたな。子イルカが可愛かったな。

ヨシオ:あるサイの帰依者の方がそこに着いた朝に夢を見たんや。その夢では自分はイルカの子供になっていて、サイババさんの顔をしたお母さんイルカと海の中を自由に、お母さんイルカに守られながら幸せに生き生きと泳いでいた夢やったんや。
そして夢から覚めた後も、その幸せやった感覚を覚えていてしばらくの間テントの中でボーッとして起きれなかったんやて。
その後イルカを見にモンキーマイヤーに着き、波打ち際でイルカが来るのを他の観光客と一緒に待っていたら、後ろに立っていた見知らぬ観光客がその人に突然、「知ってるかい?母イルカはどんな事があっても自分の子イルカを守って離れないんだよ。いつも一緒なんだよ。」って言ったんや。

ポニョ:それは、びっくりするよな。その日の朝、自分が母イルカであるサイババさんと一緒に泳ぐ夢を見たとこやもんな。

ヨシオ:その人は、突然その見知らぬ人からそのように話しかけられて、その見知らぬ観光客の中におられるサイババさんが自分に言われたって分かったんや。それで、至福の気持ちになってしばらくの間涙が出て来て止まらなかったって言ってたな。

ポニョ:ババは、全ての人に中におられるからその観光客を通じてメッセージを伝えられたんか。感動するよな。でも、あそこの海岸に立ってイルカ達が来るのを待っている雰囲気って、アシュラムでサイババさんが出て来られるのを待っている時の事を思い出すよな。まるでイルカのダルシャンやったな。

ヨシオ:ああいう野生の生き物と人の交流っていいよな。

“私は私を憎む者をも愛します。
私は私に対する悪い宣伝に耽る人さえ愛します。
私は誰のことも敵とは見なしません。すべての人は私のものです。
私は母親のように、皆さん全員に気を配っています。
私の愛は一人の母の愛ではありません。私の愛は千人の母の愛です。
サイの愛は千人の母の愛です。
ひとえにその愛ゆえに、私は皆さんのあらゆる過ちを顧みず、前を見て歩んでいるのです。
誰かが過ちを犯したときはいつも、私は本人を呼び、声を高めてその人を正します。
ですが、私はその人に怒りを示すことはしません。
私は誰に対しても怒りはありません。
実際、私には怒りという感情はまったくありません。”

ポニョ:そこからしばらく車で行った海で、ジンペイザメと一緒に泳いだのも良い思い出やったな。サメでもジンペイザメはプランクトンしか食べないので近くまで接近しても大丈夫やけど、世界最大の魚だけあってめちゃ大きかったな。日本でも水族館で見れるけど野生のジンペイザメと一緒には泳ぐ機会はないな。

ヨシオ:マンタレイもいてたな。水中で宙返りをしてた。サンゴ礁もきれいで、クイーズランドのグレートバリアリーフは船に乗って暫く行かないと辿り着けないけど、俺たちが行ったコーラルベイは目の前にサンゴ礁が広がってるから便利やったな。

ポニョ:でも、走っている途中にグロエリの絵っシュロんのレーダー基地やら、エヌエス英の施設があったな。もうええ加減やめて欲しいよな地球をグチャグチャにするのんを。ウクライナの件でもロシアを悪もんにするのに必死やし皆んなマスゴミに騙されているし、都合が悪いもんがいたら直ぐに練炭自殺に見せかけて殺してしまうし、本当に地球のお邪魔虫みたいな連中やな。

ヨシオ:でもお邪魔虫がいなかったら神の化身が出てくる一つの理由がなくなるんや。だからお邪魔虫も神さんから見たら一つの神さんが創られた劇の重要な役割をしてるんや。だから嫌ったらあかんで。無視しとき。ポニョはポニョのやらなあかん事だけやってたらええんや。

ポニョ:そうかな。その旅の時はあの連中の事をすっかり忘れてたけどな。でもあんな大きな施設を見たらムカッと来たんや。それにあんな美しい自然を壊して嫌な奴やぜよ。反対に海の中ではたくさんの魚やジュゴンやイルカやジンペイザメが仲良く生活しているのに…。ナマコも大きいしゴロゴロいてたわ。あんな大きなナマコを初めて見たな。あんたがたくさん捕まえてきて雑巾を絞るみたいにしたら、ナマコの中から水がピューッと飛び出してきてみんなで水鉄砲みたいにして遊んだな。
でも、おいらが一番楽しかったところはカリジニというとこやった。何と言っても一見普通の荒野やけど、近くに行くと突然急峻な谷があって幅が五mから二十mやけど五十メートルぐらいの深い谷があちこちに出来ているってすごいよな。

ヨシオ:幅の狭いとこやったらカンガルーでも充分飛び越せるよな。それに谷の底からスレートのような瓦の形をした岩重なっていて谷の側面を覆っているので、誰でも高いところまで登れるしな。

ポニョ:面白かったのが、五つの谷が一箇所に流れ込んでいて小さい湖を作ってるんやけど、一つの谷を三時間ぐらいかけて歩いて下り湖を泳いで渡ると、また違う谷を歩いて遡って歩けたな。

ヨシオ:しかも、谷の底から上を見ると細い空がクネクネと見えて、きれいやった。


ポニョ:谷の壁を誰も何の装備もなくても登って上まで行けるって面白かった。
でも、あんたが登ってる途中で落下したやんか。ちょうど下を歩いていた息子さんの上に落ちたから良かったものの、そうでなかったら死んでたで。あんな高いところから落ちたら。

ヨシオ:ああ、危なかったなあれは。もうちょっとでモークシャやったな。滝の横を登っていて岩がツルツルやったんや。ちょうど息子の上に落ちて良かったな。

ポニョ:何の偶然もないけど、息子さんと一緒に大きな鋭い角だらけの岩の間でひっくり返っているの見て、うわ〜って叫んだぜよ。息子さんも、こんな危ないところに僕が大きくなって子供が出来ても絶対自分の子供を連れて行かない。と言って怒ってたで。

ヨシオ:でもこの前会った時に、また今度カリジニに一緒に行こう。あの時は面白かったな、なんて言ってたで。

ポニョ:あそこは、神さんが創られた自然の遊園地みたいなとこやったな。まだ時々夢に出て来るぐらい面白かったぜよ。でも、おいらはババの夢をあまり見ないけどな。

ヨシオ:さっき紹介したババの帰依者のように、よくサイババさんが夢に出てくる人もいるな。あるサイの学生さんが言ってたけど、その人はバジャンの歌い手さんなんやけど、ババが夢で美しいバジャンを歌っておられたので、ババさん。是非その美しい歌を教えて下さいと頼むと、夢の中で教えてくれたんや。でも途中で、これ以上教えたら君が起きたら歌を忘れてしまうだろう。だから一度起きてノートに書き留めてもう一度寝なさい。その時にまた夢の中で続きを教えてあげるって言われたんやて。

ポニョ:それで、本当にそうなったんか。

ヨシオ:もちろんや。そのバジャンのタイトルも言ってくれてたけどインド語やから聞き取れへんかった。でもきれいな旋律やったな。

ポニョ:それはすごい話やな。

“あなたが私のことを思ったからといって私があなたの夢に来るわけではありません。私があなたのことを思ったときにのみ、私はあなたの夢に来るのです。”

夢の中でライオンに追いかけられるなら、あなたはすぐに目を覚まし、目覚めのレベルに戻って来ます。夢の中で生じたことは、あなたを目覚めさせる力を持ちます。
そのように目が覚めている時、あなたがそれを夢と見做すならば、神の恩寵によってあなたは目覚めの世界から、突然に英知の世界に導かれるかもしれません。
怖いライオンの夢を見て、人は夢の世界から目覚めの世界へ返りました。
あなたが目覚めの世界を夢とみるなら、その時、英知の世界は夢からの覚醒に当たります。
それゆえ、聖者や賢者達は私達に目覚めよ、起きよ、悟れよ、と呼びかけて来たのです。"

ヨシオ:俺も似たような話があって、今まで何回か夢の中でババのテストを受けてるんやけど、その時も回答用紙に書き込んでいたら試験官であるババが横に来られて、あと二分十二秒で君の奥さんが起こしに来るからそれまでに回答し終わるようにと言われたことがある。

ポニョ:それで、本当に奥さんに起こされたんか?

ヨシオ:ああそうやったな。その時に回答用紙に全部書き込めたかどうかは覚えていないけどな。
ポニョ:ほんまに面白い夢を見るな。

ヨシオ:ある夢なんかは、毎週末に子供を連れてよく行くバザールの中にあるイタリアンレストランで二度と食事をしてはいけないと言われたことがあったな。

ポニョ:なんでか理由を言われたんか?

ヨシオ:いや、言われていないけど、でもその夢の後、そのキッチンをサッと覗いたんや。すると壁にゴキちゃんの子供がいっぱいウロウロしているし、コックはくわえタバコで料理を作っていたな。

ポニョ:そらあかんわ。不潔なレストランやんか。よく行ってたなそんなとこ。

ヨシオ:一見はOKなんやで。子供たちはそこのスパゲティが好きで安かったしな。

ポニョ:ババが本当の親って分かるよな。そんな話を聞くと。

ヨシオ:ババは、俺たちの事を一から十までお見通しなんや。本当の俺たちのお母さんお父さんやから…。ある女性が、ババに私の足をそんなにきつく抱きしめないで下さい。痛いじゃないですか。と言われた事があるんや。でもインタビュールームではその女性はババから離れたとこに座っておられたし、ババの御足にも触れられていなかったんやけど、その女性はごめんなさいと言って泣いておられた。ババはニコニコして見ておられたな。

ポニョ:どういうことやねん。それって。

ヨシオ:その人は、家の祭壇にババが椅子に座っておられる御写真を飾っておられて、毎日礼拝の度にその御写真の足をギュッと抱きしめるように自分で想像しておられたんや。

ポニョ:ああそれで、ババはそんなにきつく私の足を抱きしめないでね、と言われたんやな。その女性とババしか分からん会話やな。それって、ひょっとして嬉し泣きなんかな。

ヨシオ:当たり前やないの。ポニョは時々訳の分からんコメントをするな。

ポニョ:訳の分からんコメントをしてこめんと。

ヨシオ:あのな。付き合いきれんな。ババはこんなふうに一人ひとりの中にいて導いておられるんやけど、とても愛でいっぱいなんやで。
コダイカナルに行かれた時も、一人ひとり学生がバジャンをババの前で歌う機会があって、みんな喜んで歌ったんやけど、ある学生はちょっと音痴で音が外れるんや。それでババはその学生を呼ばれて、「あの〜君、今度から君の心の中にいる私にだけ歌ってくれますか?」なんて言われたことがある。

ポニョ:その学生が傷つかないように優しく言われたんやな。おいらやったらいつもストレートやから、「君、音痴やね。聞き辛いから今度から一人でお風呂に入っている時にだけ歌いなさい。」なんて言ってしまいそうやな。

ヨシオ:そういうふうに言われたら傷つくよな。ポニョババでなくて良かったにゃ。
でも、ある時子供がババにガネーシャの絵を描いて手渡した時に、こんなふうに言われたな。
そのガネーシャの絵は誰が見てもとても下手くそなんや。それで、ババは長〜い間それを見ておられてから、その男の子に「あの〜今度からガネーシャの絵は描かないでね。」と言われたんや。

ポニョ:ババもなんて言って良いか考えておられたんやな。それってめちゃ可愛いやんか。長い間下手くそな絵を見てられるって。

ヨシオ:ババはいつまでも子供の心を持っておられる愛がいっぱいの神さんなんや。ダルシャンで私がゆっくり歩いているのも、君たちが私の姿を良く見れる為なんだよ。このプーナチャンドラホールの舞台のカーテンが閉まれば、私は本当は舞台の上を一人で走り回りたいんだ。なんて本心を言われた事もあるな。

ポニョ:可愛いな。ババは。本当に子供の心を持ってられる。

子供は神の申し子と言われています。
子供のうちは、憎しみや怒りや嫉妬に駆られることはありません。
イエスは、子供にはどこにも悪いところが無いのだから、子供は神のようだと言っています。
子供のうちは、心にも身体にも何も悪いところはありません。
悪い心からおこる悪い感情が無いから、子供は美しいのです。
大きくなるにつれて、子供達に少しずつ悪い性質が身についてきます。
そうなると、子供の持っている美しいものが失われてしまいます。
悪い心は、悪い言葉と悪い行いとなって、子供の美しさを無くしてしまうのです。
人の持っている美しさは、少しずつ無くなっていきます。”

ヨシオ:昔ババと駆けっこをして遊ばれたヴィジャヤクマーリさんがババに、最近はもう昔のように走り回ったりされないんですか?と聞くと、いつまで経っても子供のように振る舞うって可笑しいだろう、って言われたことがある。

ポニョ:ということは、そういう事をやりたくても出来ないって言うか、やられないんやな。

ヨシオ:例のウルフ メッシングにも、私は神さんなんだけれど人の身体を取った限りは人のように振る舞わねばならないんだよ。と言われたことがる。

ポニョ:おいらも、お腹が空いてないように振る舞おうと思ったけど、お腹の虫が正直やからグルグル言って鳴いてるよ〜ん。何かの振りをするっておいらには無理だよ〜ん。正直にしか生きれないよ〜ん。

ヨシオ:それが、ポニョの良いところだよ〜ん。

私はどんな難しい問題も解決する能力を持っていますが、それをあたかも持っていない振りをしているだけなのに、それを見て私が単に奇跡を行う人で、それ以上の存在ではないと見るのは大変愚かなことです。”

“信じようと信じまいと、スワミには頭のテッペンからつま先まで、利己心のかけらもありませません。スワミが何をし、何を言おうとも、それはあなたのためなのです。
スワミはなぜ、時たま厳しくするのでしょう。
それも皆さんへの愛なのです。
スワミは皆さんを調べて変容させるために、厳しいふり、深刻なふりをするのです。
もしスワミが、皆さんはスワミのものであると思っていなかったとしたら、なぜ、スワミはわざわざ皆さんを正さなければならないのでしょうか。
みなさんはスワミのものであるからこそ、間違っている時に正すのはスワミの義務です。
私が話しかけないと皆さんが悲しくなるのは、皆さんが私の言葉を尊重しているからなのです。”

高級霊も欲しいインタビュー

ヨシオ:俺は、アシュラムにいた頃、日本人の団体が次から次に来たことがある。そして、アシュラムにある俺の部屋に詰めかけて来るので話をしたんや。というのもその頃、青やんの本が売れてサイババブームになっていて、ババの事を知ったばかりの人ばかりやったのでババの話に飢えてたんやろな。そういや、当人の青やんも来てたな。

ポニョ:あの頃、日本語の本もそんなに無かったしな。

ヨシオ:そこで俺がいつも話したことは、あんた達がここに来てババのダルシャンを得たということは、あんたの身体だけがダルシャンに出ているんではなく、あんたたちの身体の上に何百というあんた達を見守ってくれて導いてくれている守護霊やら、家族の霊が一緒に付いて来てダルシャンを受けてるんやで。
ババから見たらあんたらの背中の上に一人ひとりの帰依者の上にたくさんの霊が積み重なって手を合わせているのが見えるんやで。と言ったんや。
というのも、俺の友達でマレーシアから来た医者がいてババの話を聞いて是非インドに行って、ババに会いたいと思うようになったんや。それで行く用意をしようとすると、最近亡くなったその人のお母さんが夢に出てきて、息子よ。ババはお前が考えているようなお方ではないのだよ。もっともっと上の方から降りて来ておられる方なんやで。今のお前では例えババ様に会っても、あの方のほんの少しの栄光しか垣間見れないであろう。そしてお前はあの方を誤解し失望したりしてしてしまうであろう。お前には、まだ早い。もう少しあの方の言っておられることをしっかり学んでから行きなさい。と言われたんや。
面白いのは、そのお母さんは亡くなるまで敬虔な仏教徒で、ババのことは全然知らなかったんや。なのにババについて、彼はとてつもなく高いところから来られているお方と形容されていることや。
ポニョ:という事は、この世でババの事を知らなくてババと縁がない人でも、あの世に行くとババの栄光が見れて、ババのことを知る事が出来るってことやねんな。

ヨシオ:だって、お母さんが信仰していた仏様も実はババやからな。
ババが何度も行っておられるけど、俺たちはこの肉体の身体じゃないんや。だから肉体的にババに会うという事はとても大切なことやけど、それ以上に大切な事はババを神様を心の中に据えるってことやねん。
俺は昔、瞑想を始めた時にババに抱きつきババの中に溶け込んで、ババと一体になるイメージを浮かべるようにした事がある。そして、ババと一体になった後、愛という光そのものになりそれが世界中、いや宇宙全部を包んでしまうイメージを創るんや。
その日の夜、ババが夢に出てきてこう言われた。素晴らしい瞑想の方法や。それをもっと続けなさいと。
ババが一旦心の中に据えることが出来ると、毎日の生活が神聖化されて行く。何か悪い有害な写真や絵が見えても、何やこの映像は!ババどう思う?ひどいな。こんなに人類が落ちぶれてしまってるんや。
そうやな。ラーマの時とえらい違いや。今の時代にシータのような女性は見つからんやろ。とかいう会話をババとするんや。
そういうふうに毎日ババと話しながら生活していたら、絶対に間違った道に足を踏み入れなくなる。

ポニョ:それって、大切やな。今、ババは一時的にあの世に引っ込んでおられてこの世にその肉体は無いけど、また戻って来られたら世界中がババ一色になる。それでゴールデンエイジが始まるとババは仰っているけれど、そのババも96才で今度は本当にいなくなる。次はプレマサイまで待たなければならない。だからそれまでに自分の中に神様を据えるようにしたいな。そうしたらババがいなくても寂しくなくなるもんな。

ヨシオ:今のこのカリユガの悪が猛威を振るっている時に、自分の霊性修行だけしていても、世界中で人々がポニョが教えてくれたように、アルミが混入してる塩を食べさせられたり、毒の入っているワクチンを接種されたり、遺伝子操作で作られた食べ物に含まれている毒を食べさせられたり、アスパルテームのようなダイエットコークに腐る程入っている脳が溶けるような毒を飲まされたり、罪のない動物たちが殺されて食されている時に決して至福の気持ちにはなれない。
世界中の生き物や人々が皆、幸せにならないと自分だけ神を体験して至福を味わうなんて利己的やと思う。
もちろん神の方を向いて生きて行けば世界は小さくなって行く。でもその大元の神が世界が酷い状態なので、ダルマの世界を再び打ち立てるために来られているんや。自分達もその一翼を担うようにしなければならないと思って、俺たちは記事を書き始めたんやったな。

ポニョ:だから、もう一度ババがサッチャサイババで来られてダルマを世界中で復興されてから本当のサーダナつまり霊性修行に励めるってことーダナ。
インタビューの話がえらく飛躍してしまったな。でもこれは大切な事や。ところであの例のアシュラムの近くにある、星やんが柿をババからもらった願望成就の木の近くに洞窟があるって言ってたよな。

ヨシオ:そうそう。今は危険やから多分塞いでしまっているんやろうけど、少し割れ目があってそこを降りて行くと大きな部屋みたいな洞窟がある。そこに小さな机とその上にインク壺とバガヴァッドギーターというクリシュナの時代の聖典が置いてあるんや。

ポニョ:その洞窟の中でババは、高級霊たちと地球や人類の運命について話し合ったと言っておられたな。

ヨシオ:つまり、霊たちにインタビューを与えておられたんやな。以前も記事にしたけど、ババの部屋に光り輝く七人の仙人たちがやって来てババと輪になって長い間話されているのを目撃されたことがあるな。まあ俺達には理解出来ない世界やな。
実はムーンロカという月にある地球の引力から離れたところに、もう地上のカルマから自由になった魂が住んでいる世界があるんや。
そこの住人は、地上のカルマから自由になったとは言え、地球に住んでいるもの達へ大きな愛を持っているんや。それで本当は生まれ変わらなくてもいいんだけど、人類や生き物の為にグルとなったり、先生となったり、政治家や哲学者、科学者や芸術家になったりして俺たちの為に生まれ変わってくれてるんやで。

ポニョ:それじゃ、今まで歴史に名を残している偉人や聖人と言われている人は、ムーンロカから来ていたんやな。そうか。ムーンから来てたのか。ロッカから来てるのかと不思議やったけどそうやったんや。

ヨシオ:どこから、がロッカからになるって苦しいよな。ポニョしか分からんな今のダジャレは。それで、その高級霊達は地球でのミッションが終わった後、今度は完全にババと一体になってもう帰って来ないと言ってられたな。

ポニョ:ガンジーもそうだ。と講話で言われてたな。彼が暗殺される時、ババは部屋から出てきたり入ったりウロウロされて謎めいた行為をされていたな。それも、やはりガンジーが暗殺されるのでいろんな霊がババのところに来てたんやろな。

ヨシオ:本当に魑魅魍魎の世界やな。俺たちが住んでる世界は。面白いな。というわけで結婚出来なかった男の話の続きです。

ポニョ:もう結婚出来たやんか。でも、良かったよな。ババは人の心を普段変えない。と言っておられたけど、変えられることもあるんやな。初めて聞いたぜよ。

ヨシオ:帰依者の為にならどんな事でもされるんやな。
ババも自分の神の力を御自分の為に使われないといっておられるんやけど、そうすることが人々の為であるんやったら、それを使われることもある。面白いのは、自分の言った言葉を守るために他の人を使って自分の身体を癒されたことがある。

ポニョ:具体的にはどういうことやったんや。

ヨシオ:ババが毒蛇に噛まれたときに、カスツーリさんにちょっと手をクルクル回してくれるかと言われて、カスツーリさんが言われた通りにクルクル回すとカスツーリさんの手からヴィブティが物質化して出てきたんや。それを食べられて治ったことがある。

ポニョ:なんや、それって御自分でやってるのんと一緒やんか。おもろいなでも。

ヨシオ:また別のケースでは御自分で癒されたこともある。それは、マンディール(礼拝堂)の工事中にババが高いところで、工事人に指示を与えておられたんやけど、足を滑らせて落下し頭を打たれるという大怪我をされたんや。
皆が駆け寄り大丈夫ですかと言ったんやけど、皆に身体を担がせて自分の部屋に戻られたんや。そして誰も部屋に入ってはいけないと言われてしばらくの間、戸を閉められて部屋に閉じこもられた事がある。
そしてしばらくしてから部屋から出て来られたんやけど、もう普通のババになっていて頭の傷も、もうすでに半年も経っている傷跡のようになって治っていたんや。

何で僕は結婚したらあかんねん

ポニョ:今日から何回かに分けてインドのビジネスマンの帰依者の話を紹介します。これは、ラジオサイに八年前に紹介された話ですが、最近すまブロさんが素晴らしいきれいな日本語で、触りの部分を紹介されていましたね。http://ameblo.jp/smanalo/entry-11885340629.html

ヨシオ:俺も関西弁の翻訳やったら上手いねんけどな。今回も俺のええ加減翻訳で悪いけど楽しんで下さいね。

ポニョ:あんたはいつも直感で訳すからな。

ヨシオ:今回の主人公は商売人やから、俺たちが使い慣れてる大阪弁で翻訳出来るから楽チンや。

ポニョ:なんで商売人やったら大阪弁で喋らなあかんねん。東京の商売人も大阪弁で喋るんか。でもあんたは商売の中心、天神橋筋商店街で育ったから許したろ。この話はあんたにぴったりやもんな。

ヨシオ:というわけで早速行きまひょか。
この商売人は兄弟で貿易会社を経営してはるんやけど、規模が大きいわ。1,2000人もの人を雇っておられるんやで。

ポニョ:なに〜?大きな会社やないの。いくらインドは人件費が安いと言ってもこれだけの人を雇えるって大きな会社やろうな。

ヨシオ:でもこの人、占星術師に自分の運命を見てもらったら1960年の6月14日に亡くなる運命らしいねん。24才以降の生命の反応が感じられないと言われてるんやで。それで気になって、とても有名な占星術師に何人か見てもらったり、手相見に見てもらったりしても、その運命の日以降に生きることは出来ないと、言われているんや。

ポニョ:一人だけの占星術師に言われたんやったら、なんやこの占星術師は、嘘つくなとか何とか言えるけど、どの占星術師に聞いても同じってやばいよな。

ヨシオ:それに、インドの占星術師はハンパやないで。めちゃ当たる確率が高いんや。俺のようなええ加減な適当人間と違うからな。

ポニョ:そらあんたと比べたら、誰でもきっちり人間になるよな。

ヨシオ:何やねんそれって。それだけではなくて、その人は三男なんやけど、お父さんが亡くなったので長男がビジネスをコントロールされてるんや。そして、縁があって次男の奥さんの妹さんを嫁にもらおうと婚約されてるんや。ところが、長男さんは自分の二人の弟たちの奥さん同士が姉妹ということになると、弟夫婦同士が結束が強くなるのでその結婚に反対されてるんや。

ポニョ:ちょっと、そこのところが理解出来ないんやけど。何であかんねん。

ヨシオ:インド人の家庭は結構嫁さんが強いんや。それで将来、弟夫婦が結託すれば自分の立場が弱くなると心配されてるんや。それで、チッダムバラムさんて言う名前の弟さんに、誰か違う娘を探して来いと言われたんや。

ポニョ:それはちょっと無茶苦茶で御座りまするがな〜。もう婚約もしてるんやろ。

ヨシオ:それってまた仁鶴カルカルか?ほんまに無茶苦茶やな。誰でもそう思わ。だから、チッダムバラムさんは嫌だ。と言ってお兄さんの要求を断られたんや。ところが、お兄さんは態度を硬化させて裁判所に結婚を取りやめるように弁護士を使って働きかけたんや。その結果、少なくとも向こう五年間は結婚出来なくなってしまったんや。

ポニョ:訳の分からん兄貴を持つとこれや。弟の幸せより自分の商売の方を優先しとる。えらいカルマをつくっとるなその兄貴。

ヨシオ:そうやろ。でも、そうこうしているうちに、運命の1960年6月14日が近づいて来たんや。

ポニョ:というと、あと何日間残ってるの。

ヨシオ:たった5日間や。それで、同じように大きな商売をしている友達がいて、サイの帰依者なんやけど、一度俺のグルのサイババさんに会いなさいと勧めてくれたんや。でも、その時にはもう既に運命の赤い糸がチッダムバラムさんの首を絞め始めていて、食べ物を食べることは出来ないし、熱もあって身体も弱って来てたんや。

ポニョ:それって、すごいよな。星の位置が悪いとか、星から発する悪い波動とかで人の命まで奪ってしまうことが出来るんやろか。

ヨシオ:そうかもしれんな。俺もインタビュールームでババに九つの宝石が付いてる指輪を出してもらったことがあるけど、インド人の友達は、それは九つの惑星から出ている悪い霊的波動を中和する、聖なる指輪やで。と言われたな。だからそういう事ってあるんやろうな。

ポニョ:その九つの宝石が付いてる指輪をあんたはインドに行く前にずっと探していて、宝石店巡りをしてたんやろ。でも、あんたはババからその指輪を受け取れへんかったんやろ。

ヨシオ:オーストラリアではどこの宝石店に行っても売って無かったな。インタビュールームで俺はババの真横に座っていたんやけど、ババが目の前でその九つの宝石が付いてる指輪を物質化し、俺の目の前にそれを差し出したんや。でも、俺はババの目を身近で至福に包まれながら、じっと集中して見ていたんで、指輪なんてどうでも良かったんや。この世の物なんて何にも入りません、みたいな気分や。それでババはしばらくして、この指輪のもらい手はいないと言われて、みんなに見てご覧と言われて他の人に渡されていたな。後でお袋に、何でもらえへんかったんや、と言われたな。

ポニョ:当たり前やんか。神様からのプレゼントやのに、惜しいことしたな。

ヨシオ:そうかな。でも、インタビュールームでババの真横にいてると、何にも欲しいものって無くなるで。神様のすぐ横に座ってるんやで。いつでも手も握れるし足にも触れることが出来る。抱きしめてもらえることも出来る。なんでそんな時に指輪を欲しいと思うねん。俺は、そっちの方が不思議や。

ポニョ:う〜ん。そうかもしれんな。分かるような気がしてきたぜよ。でも、おいらは貰うぜよ。ただやもんな。

ヨシオ:そんなレベルの問題と違うやろ。

ポニョ:ハイハイ。それで、さっきのチッダムバラムさんの話に戻るけど、あと5日の命やけど友達がサイババさんに会いに行けってアドバイスしてくれたんやったな。

ヨシオ:そうや。それで近くの街にサイババさんがたまたま来られるって聞いたので、行ったんや。そこには十二三人の人しか来てなかったんや。それで、ババがある帰依者の家から出て来られてチッダムバラムさんを見つけられた途端、すぐにチッダムバラムさんの手を引いて家の中に入って行かれたんや。
そしてチッダムバラムさんに君の命は終わらないので心配しなくてもいいよ。と言われたんや。
チッダムバラムさんは何も質問もしていないのに、いきなりそういう事をババが言われたんでとても驚かれたんや。ババにどうしてそういう事を知っておられたんですか、と聞くと、この頭は全ての事を知っているんだよ。と言われたんや。

ポニョ:そら驚くよな。いきなり自分が心配していたことを言われたんじゃ。

ヨシオ:チッダムバラムさんは、それにスワミやヨギって年寄りのおっさんかなと思っていたんやけど、ババがとても若くてハンサムな青年だったのでびっくりしたと言ってたな。

ポニョ:その時、ババは幾つぐらいやったんや。

ヨシオ:若干34才やったんや。
そして、「君の結婚の話はどうなってるの?」と聞かれたんや。チッダムバラムさんがお兄さんと結婚の事でもめてるって、本当に親しい人しか知らないのでとてもびっくりして、
「どうして僕の結婚の事について知っておられるんですか?」と聞いたら、
ババは「さっきも言ったでしょう。この頭は何でもお見通しなんだよ。」と言われたんや。それで、お兄さんとのゴタゴタを説明して、
「だから結婚出来ないんです。」と言うと、
「誰がそんな事を言ったんだね。」と言われたので、
「裁判所にストップをかけられてるんです。」と言うと
「そんな事は忘れて結婚しなさい。」と言われたんで、チッダムバラムさんは
「裁判所の事は忘れてもいいのですか?それに結婚するといろんな問題も出て来るんです。だって、僕のお兄さんは議員だし、首相も知り合いなんです。だから、僕が結婚するとお兄さんはいろんな手を使って僕を刑務所に放り込んでしまいでしょう。」すると、サイババさんはにっこりと笑いながら
「そういう事情なら、君の結婚式をプッタパルティで執り行いましょう。私が、君の結婚式を執り行ってあげるよ。」と言われたのです。でも、チッダムバラムさんは
「スワミ。あなたは僕のお兄さんの事を知らないのでそんな事を言えるんですよ。彼は僕が結婚するって分かればアメリカまで追いかけてきて、結婚式をさせないでしょうね。それに…」と言い続けるのを遮り、僕の頭を愛情いっぱいにポンポンと叩かれてこのように言われた。
「君の今まで言ったいろんな心配事は何にも起こらないよ。君は僕の事を何にも知らないだろう。そのような心配事は忘れて私に任せなさい。」と言われたんや。
それで、チッダムバランさんは「それじゃあなたの言う通り、プッタパルティで結婚式を挙げさせてもらいます。」と言ったんや。

お前らだけで逃げるなよな

ポニョ:サイババさんが結婚式を執り行うことを約束してもらって良かったな。でもお兄さんが強硬に反対してるから難しいやろな。インドってお兄さんが絶対的な権力を持ってるからな。

ヨシオ:そうやな。ババのお兄さんのシェシャマさんも家族のみなんなが尊敬していてほとんどの事を決めておられたな。ババもシェシャマさんと話される時は顔を見られなかったんやて。

ポニョ:それぐらい、お兄さんって尊敬されてたんやな。その分大きな責任も負っておられるもんな。それから、この話はどうなるか早く知りたいな。さあ、進めてくれるか?

ヨシオ:ババはこの後、ケララ州の知事さんに招待されていて行くつもりやったんや。それで、ババはチッダムバラムさんも誘われたんや。ここから、チッダムバラムさんの話に入ります。

ババは突然僕に「ところで明日、私たちはトリバンドラムに行くんだけど着いて来るかい。」と聞かれたんで「はい。」と言うと「じゃあ今日は帰って明日に、旅の用意をして戻っておいで」と言われた。
あくる日、サイババさんとトリバンドラムに旅立ち、そこでケララ州の知事さんの家にみんなで滞在することになったんや。その数日後、カンヤクマリという海辺にある聖地に行った。
チッダムバランさんはその時の様子を、
ババは、岩場のところから海の方へ向かって歩き出しました。とても、急で危険なところで、みんながここは何人も人が亡くなっている所だから、カスツーリさんも一緒になってババが海に行くのを止めようとしたんだけれど、ババは海に向かって歩を進め始めたんや。
僕は、カメラを持っていたのでカスツーリさんが写真を撮れば?と言ってくれたんですが、もう夜の七時近くなっていてだいぶんと暗くなっているし、フラッシュもカメラに付いていないので、ババが海に入る様子をカメラで撮るのをやめたんです。
でも、僕たちの会話を聞いておられたババが「君は私の事をまだよく分かっていないようだね。カスツーリが言ったようにシャッターを押してごらん。」と言われたのですが、僕はすぐに「あなたは、スワミかもしれませんが、だいぶん暗くなって来ているので写真を撮ることは出来ませんよ。」と反論すると、ババは「言われたように撮ればいいんだ。」と言われたのでフイルムを一枚損したなと思いながらシャッターを押したんです。
後で現像してみると、周りが暗いのにまわりの景色が美しくきれいで、まるで昼間のような景色を背景にしてババが写っていたのには驚きました。
それでシャッターを押した後にすぐに大きな波が襲って来たのです。とても大きな波でサイババさんの半身が見えなくなってしまうほどでした。
僕たちそこにいた全員が、この大波によってサイババさんが波にさらわれてしまったんではないかと心配したんです。
それで、波が引いた後ババの元へ行くと、ババは笑いながら「君たち、自分の命の方が大切なんだね。だって、みんな私をおいて逃げて行ってしまったじゃないか。」と言われたのです。
僕はスワミに「だって今来た波はとても大きくてそれはそれは巨大な波でしたよ」と言うと、ババはゆっくりとローブを二三cmめくり上げると。足の周りには大きなダイアモンドが沢山ついているネックレスが有ったのです。ババは「海の神様が私に敬意を表しにやって来て、これを捧げようとしているのに無視出来ないでしょう。君たちは波に飲まれると思って海の神様から逃げようとしたじゃないですか。」と言われたんです。
僕たちは、スワミに許しを乞いました。そのネックレスは知事にプレゼントされましたが、後で大きなダイアモンドがいくつ付いているか数えると、全部で108個も有ったのです。

その後、近くの砂丘の丘に行きました。皆で輪になって座るとババは、今から海をここに呼びましょう、と言われて砂を少し掻き出されました。そこは丘なのになんと水が湧いていたのです。
ババはこの水の味はどうだいと言われたので、少し口に含むと塩辛くて本当に海の水でした。
そして、砂の中からロケットなどいろんな物を出された後、「この場所は何が重要なのか知っている人はいるかい。」と聞かれました。それで、みんなでこの場所はカンヤクマル女神様がお祀りしてあったところで、その女神様の像の鼻には巨大なダイアモンドが付いていて、夜になれば灯台の光ほど眩しく輝き、船が灯台と間違えて座礁して難破したのでその像を取り除くことになったと聞いています。でもその時にその巨大なダイアモンドも無くなったんです。と言うとババはそのダイアモンドを見せてあげようと言って砂の中から取り出されたんです。
それは、本当に巨大で明るく何千ワットの電球にも相当する程の輝きを放っていました。
ある人がそれを私に頂けませんかと頼んだのですが、ババはこれはその当時の王様によって盗まれ、王様が亡くなった後、地面に埋められたのだ。これは、元あるところに戻さねばならないのだ。それが自然の掟なのだ。と言われました。

翌朝、みんなで別の海岸に行きました。スワミはビーチが大好きで長い間、そこで一日中みんなで遊びました。ババは、アラティに使うお盆の上にハンカチをかけられました。そしてそのハンカチを取ると美味しそうなミルク菓子が出て来たのです。
それを皆で分け合って頂いた後、もう一度ハンカチをかけて取ると違う食べ物が出て来ました。
そういう事を何度かしながら神聖な美味しい食べ物を頂いた後、ババは誰か魔法瓶を持っている人はいないかと尋ねられました。
僕は一つ持って来ていて、誰か他の人も持って来ていましたのでスワミに二つ手渡すと、ババは軽く魔法瓶の側面を叩き蓋を開けると熱いコーヒーが満杯入っていたのでした。
それから、しばらくしてサイババさんを車にお乗せして僕はあちこちへお連れする機会が有りましたが、いつも必ずタンクは満タンにして予備のガソリンも常に用意をしておくように言われていました。が、その時はババがどこも行かれないという事だったので満タンにせずプッタパルティに行きました。
ババは満タンにして来たか。今から突然マドラスに行くことになったのだ。と言われました。僕は実は満タンではないのです。と答えるとババは「人生には、何が起こるか分からないんだよ。君はいつもその為の準備をしておかなくてはならないんだ。いつも計画通り事が運ぶとは限らないんだからね。」と注意されました。
その当時、プッタパルティに行く道は大変でした。小さな小川を二十以上も渡らなければならなかったのです。それに水の中には隠れ岩などがあり、そういうものにぶつかると車は簡単に立ち往生してしまいました。
その当時、スワミは緑色のドッジという車になっておられましたが、最後にチットラヴァティ川を渡る時は牛に車を引かせて渡ったものでした。
ババをお乗せして、マドラスに行く途中にあるガソリンスタンドのガソリンは二箇所とも空でした。それで別のところに行こうとしたのですが、道を間違えてしまいガス欠で荒野の真ん中でスワミをお乗せしたまま立ち往生してしまったのです。
スワミは、これからどうするつもりだね。と聞かれましたので、ガソリン輸送トラックが通りかかるのを待つしかないです。と言いました。いや、近くのバス停からバスに乗って街に行き、ガソリンを買って帰って来ますと言って車から出るとババも一緒に出て来られました。
そして、車のガソリンが空で、それを買うところも近くにないんだね。本当にガスケツなのかどうか見てみようと言われてタンクを叩き、キャップを外してタンクの中を覗き込まれました。そして僕にもう一度キーを回してごらん。君のガソリンゲージの見間違いかもしれんよ。と言われたのでもう一度キーを回して見ると何と、満タンになっていたのでした。
それで、僕はスワミにこのゲージは壊れていますね。満タンになっています。と言うと、この車は新車だからそういうことはないよ。キーを回してエンジンをかけてごらん。と言われたのでキーを回すとエンジンがかかったのです。
以前、海岸で魔法瓶を叩いただけでコーヒーが出て来た事が有ったけど、今回は一度タンクを叩かれただけで、ガソリンを満タンにされたんです。
ババは、こういう事はこれっきりだよ。今度から不測の事態にも対処出来るようにいつも準備を怠らないようにしなさいと言われたのでした。

なんで突然気が変わったんやろか

長兄は何の用でやって来たんだ。と聞きました。僕は、この度結婚することになり、日にちも決まったので家の長である長兄にも参列して頂きたいと思いこうしてやって来ました。と言うと、長兄は何を今更抜かしてるんだ。俺がお前の結婚式を裁判所命令でやめさせてるを知った上での言葉か?よし分かった。お前の結婚式をやめさすために、お前とお前のスワミを牢屋にぶち込んでやる。と言ったのです。
僕は、お兄さん、僕たち兄弟のお母さんやお父さんはもうこの世にいません。だからお兄さんが僕にとっての両親なのです。なのに、このような吉祥をお兄さんではなく一体誰に申し伝えればいいのでしょうか。僕は、お兄さんに道理も通らず、ひどいことを頼んでいるんでしょうか。
僕があなたに頼んでいる事は、家の長として僕の結婚式を取り仕切り、参列し祝福して頂きたいだけなんです。それが悪い事なんでしょうか。
お兄さんは、俺はお前が結婚する事に何も反対しているわけではない。俺が選んだ花嫁と結婚すれば盛大な結婚式を俺が執り行ってやる。でもこんな風に俺を怒らせるような真似をすればお前を警察に突き出すぞ。と言ったのです。それで僕は諦めてとぼとぼと家に帰り始めました。スワミ、僕はあなたに対して100%の信仰心を持って今回お兄さんに結婚式の事を告げました。でも結果はこんな酷いことになってしまいました。やはり、お兄さんには結婚式が終わってから伝えた方が良かったのではないでしょうか。と落ち込みながらお兄さんの家のゲートを開けて通りに出ようとすると、突然お兄さんが戻って来いと言って呼び戻されました。
僕は、この上まだひどい事を言われるんではないかと内心ビクビクしながら戻ると、お兄さんは俺はお前にさっき何を言ったのだったかな。と聞かれたんです。
それで先程お兄さんが言った言葉を繰り返すと、そうやったな。確かにそう言った。でも、それは大きな間違いや。お母さんもお父さんも亡くなったので、俺がお前の幸せな結婚を望まないといかんのに、逆に俺はお前の結婚の邪魔をしようとしてあれこれと画策してしまった。
なんで、俺がこんなひどいことをお前にしてしまったのか、さっぱり分からん。と言いながら涙を流し始めたのです。
そして、なぜ、俺がお前の結婚に反対したんだろうか?お前が幸せになることにどうして、邪魔をしようとしたんだろうか?と言って声を詰まらせたのです。
僕は、本当に耳を疑いました。ほんの数分前には結婚式をやめさすと言って、とてもひどい言葉を使って僕を脅していた人が、次の瞬間には愛や情けに満ち溢れたお兄さんになってしまっているのです。何という変わり様なんでしょうか。
僕も涙が出て来て、お兄さんにもう過ぎ去ったことはいいじゃないですか。それより、亡くなったお父さん代わりになって僕の結婚式に出て祝福して下さい。と言いました。
お兄さんは、今から俺は家長として皆の陣頭指揮を取り、お前の結婚式を家族のしきたりに基づいて盛大に執り行う用意をしよう。と言ったのです。
それで直ぐに部下を呼びつけ、お前は弟が結婚式から家に戻って来たら、家のしきたり通りに盛大な披露宴を準備するのだ。と命じました。
その部下は、ボスが弟の結婚式に断固反対しているのを知っていたので、そのボスの変わりようにひっくり返らんばかりに驚いていました。

そして結婚式の為に、なんと七十台もの車が列を組んでプッタパルティに向かったのでした。
もちろんお兄さんもその中にいました。
僕は、花嫁のお父さんと車に乗っていました。義父は、道中、小川を横切ったり狭い道やデコボコの道を通らなければならないので不平を言いました。
自分の住んでいる町の近辺にはたくさんのヨギやスワミがいる。こんな遠くで不便なところに来なくてもスワミなら沢山いるのに。と。
僕は、もちろんそのコメントに対して気分を壊しましたが、長い道中において義父と議論したくなかったので、ただお義父さん、サイババさんは普通のスワミではありませんよ。あなたはまだ彼の事を何も知らないのでそんなことを言えるのです。彼の事をそんな風にすぐ結論づけずに会ってから、コメントを言って下さい。と言いました。
もちろん義父は僕の言ってることに同意していませんが、この結婚式が終わった後、皆で彼が礼拝する神様を祀ってある寺院にすぐ行くぞ、言いました。
というのもそこは、プッタパルティに近いし、そこに行くのが彼の夢だったからでした。
やがて、車列はプッタパルティに着きました。
途中、七十台もの車列と大型バスが村を走り抜けるのを見ていた村人たちは、大変大きな結婚式が執り行うのに違いない。自分たちも参席して食事を頂こうと普段はババの事を快く思っていない村人たちがお互い誘いあってやって来ました。
なんとその数1500人でした。というのもこのような寒村で、いつも質素な食事しかしていない村人たちにとっては、結婚式での豪華な食事は夢のような豪勢な食事だったからです。
ところが、以前にも述べたように食事係の人はたかをくくって、たった三百人分しか用意していませんでした。
ババは台所に入って来られて、こんなに少ししか食事の準備をしていないのか。私が何度も千五百人から千八百人分を用意しておきなさいと言いつけておいたはずだ。
担当の人は震えて泣いていました。ババは仕方が無い、もう人々は席に着きお腹を空かせたまま長い間待っている。これ以上待たすことは出来ないので取り敢えず給餌し始めなさい。と言われました。
すると、何と不思議なことに全ての人々に充分に行き渡るくらい給餌しても、まだその日の夕食の分に回せるほど、残っていたのでした。
ババは花嫁に首飾りをプレゼントしました。そしてその後、花嫁のお父さんにこちらに来る時に車中で花婿と何を話していたのですか?と聞かれたのでお父さんは、すみませんスワミ。そういうつもりで言ったのではなくて…とモゴモゴ言っていると、いやその会話では無く、この後何処かへ行くとか言ってなかったですか?と聞かれたので、はい、私の礼拝している神様の寺院にみんなで行く予定です。と言うと、ババは私がその君の神様をここに呼んでおいたよ。と言われて花嫁の首飾りを見せるとその神様の像が付いていたのでした。
ババは参列した一行に5日ほどここに滞在するように言いました。というのも皆にインタビューを与えれるからです。その一行の中には、家族だけではなく、会社の関係者も多く含まれていましたが全員ババにインタビューをもらって、とても満足して嬉しそうに帰って行きました。その中にはもちろんお兄さんも含まれていました。

ポニョ:それって凄いよな。だって三百人全員インタビューに呼ばれるんやで。
五日間で三百人やから、一人当たりザッと計算すれば10分ぐらいになるな。

ヨシオ:ものすごく恵まれているよな。シルディババの時も会いに来た人は列を作り、ババは順番にインタビューを与えておられたんや。

ポニョ:おいら達のように、1980年代の信者はババの元に行ってもなかなかインタビューに呼んでもらえないので、しびれを切らして帰って行く人が続出していたな。その点、あんたは毎年九月十八日に呼ばれていたしめちゃラッキーやな。

ヨシオ:でも、一度、ババを自分のハートの中に据えてしまったら、インタビューは要らなくなるんや。

ポニョ:ババはインタビューではなく、インナービューを求めなさいと言われてるもんな。でも、やっぱりババと個人的に話がしたいのは人情やで。

ヨシオ:だから先ほども言ったように、ババを友達として心の中に据えるんや。というかババはずっとポニョと友達になりたいな、話しかけて欲しいなと待っておられるんやで。

ポニョ:母親の子宮から生まれてから、この世界でいろんな人に出会って別れ、また出会うけど本当は神さんが生まれる前からいつも一緒にいてくれてはるんやもんな。

ヨシオ:俺は五人の子供を育て上げたけど、一人ひとりの子供にいつもこのように言い聞かせた。お父さんはあんたらの肉体的な親や。だから肉体的に一緒にいる間はこうしていろんな面倒を見れる。でも学校に行ってしまったらお父さんは、あんたらが何をしているのか先生に聞かないと分からない。先生もあんたらの心の中まで分からない。でも、神さんだけはいつもあんたらと一緒で、いつも見守り、導いてくれておられるから、決して神さんの事を忘れたらいかん。心の中の神さんを生涯の親友として話しかけながら人生を送りなさい。

ポニョ:そんな風に小さい時から言い聞かされて育ったらおいらみたいにええ子が出来るやろな。

ヨシオ:おいらみたいには余計や。インタビューの話に戻るけど、ババは俺たちのような肉体的な身体を持っているものだけにインタビューを与えられるんではなくて、目に見えない霊体にもインタビューを与えられるんやで。

ポニョ:それって面白いな。時々、ババが宙に字を書かれるような仕草をされるけど、誰かがババさん一体何をしてるんですか。と聞くと、君たちでは見えない霊たちとコンタクトを取ってる。と言われたことがあるな。

お前も息子の結婚に反対するなよ

ポニョ:でも、今紹介させてもらっているチッダムバラムさんは本当に祝福されているよな。前世はシルディババの帰依者やったんや。あんたもそうやったな。あんたのお母さんもシルディババに料理を作って捧げたことがあるって言ってたな。

ヨシオ:その話をすると長くなるのでやめとくけど、俺は前世はババにとても近いとこにいたので、この生は肉体的にはババから遠く離れた所でも良いので、ババのお仕事をさせて下さいと頼んだんや。その代わりそれが終わったらあなたのところに行きたいって。

ポニョ:それで、ババはよろしいと言って約束してくれたんやな。

ヨシオ:俺は別にババが肉体的から離れてこの世におられないから寂しくて、サイババさんがまた戻って来るよと言ってるわけではないんや。
そうではなくて、ババが俺たちに約束された事がまだ成就されてないので戻って来られるよ。ババは絶対嘘をつきませんよ。彼は真理の化身です。真実そのものの神さんですよ。と言いたいんや。ババは、今このような状況をわざと作り出し、帰依者や世界の反応を見て喜んでおられるんや。
俺たちがどれくらいババの事を信仰しているか、ババの言葉をどれくらいリスペクトしているかテストをされているんや。

ポニョ:今、ババが肉体から離れられて、ババは自分たちの心の中にいるからどうして帰って来るなんて望んだり、言ったりするんや。ババがあんたの心の中にいないからそんな事を言うんや。ババは今、目には見えない宇宙に偏在する神となって私たちの為に働いておられるのが分からんのか?という人もいるけど、そういう人こそババの事を本当に分かっていないって丸分かりやもんな。

ヨシオ:人は人。俺たちはババが帰って来ますよ、と発信するだけで人がどう言おうが関係ない。批判もしたらいかん。その人を批判して人差し指をその人に向ければ残りの三本は自分の方を向いとる。とババも言っておられるしな。というわけで今度は本当にチッダムバラムさんの話に戻ります。
この方はお兄さんと大きなビジネスをされていて、スリランカにも事業を展開されているんや。それで、お兄さんも結婚式以来、サイババさんを自分のスワミと認められていて、事あるごとにサイババさんにいろんなアドバイスをもらわれるんや。
それで、今回もスリランカに行く前にアシュラムまでわざわざ行ってババに許可をもらったんやけど、家に帰ってからババが夢に現れて行ってはいけないと言われたんや。
それで、弟のチッダムバラムさんが一体どっちやねんということで、もう一度ババに聞きに行かれたんや。
ババは、実は事情が変わった。スリランカで雇っている運転手が支店長から解雇を言い渡されて逆上し、その理由を支店長から聞くと君のお兄さんである社長からの通達だからという嘘を言ったので、お兄さんが行くとその運転手がお兄さんを殺すつもりだから行かない方が良いのだ。と言われた。
でも、君ならお兄さんの代わりに行ってもいいよ。と言ってヴィブティを物質化して口に入れてくれました。
そして、何も悪い事は起こらないから、私の言葉を信じて行くのです。と言われたのです。
ここからチッダムバラムさんに語ってもらいましょう。
スリランカに着きホテルに投宿すると、朝方、運転手が三人のギャング達を連れて僕を殺しに来たのです。そして、散々悪態をついたので、本当の話をしましたが聞きいられず兄の替わりにお前を殺すぞと言ったので、僕のマスターであるババに二分間だけお祈りさせて下さいと頼んだんです。そして、その運転手と悪党の前でババに最後のお祈りを始めました。ババに話が全然違うじゃないですか?あなたを信じてスリランカに来たのに殺されようとしているではないですか。と言って泣きながらお祈りを始めました。
すると、涙が僕の足を濡らし始めました。そっと目を開けるとなんと運転手が泣きながら僕の足にひれ伏しているではないですか。
そして、運転手は俺は何ということをしでかしているんだろう。今まであなた方兄弟に雇っていただいて、しかも給料もボーナスもたっぷり頂いていて、あなた様を本当はお守りせねばならない立場であるのに、逆にこんなふうにしてあなたをひどい目に合わせようとしてる。俺をぶってください。気が済むまで殴って下さいと言って泣いていたのです。僕は頭がクラクラして一体何が起こったのか分かりませんでしたが、運転手にもういいよ。過去は忘れよう。と言いました。するとあなたのグルであるサイババさんが私をこんな風に変えさせてくださったのです。本当に悪いのは支店長です。あいつが嘘をついてあなた方兄弟をひどい立場に追い込み、自分は何処かに逃げてしまったのです。あいつこそコテンパンにやっつけなければなりません。と言いました。そして、俺はあなた様をこれからずっとお守りします。と言いました。後ろでそれを聞いていたギャング達は目を白黒して一体何が起こったのか理解出来ない様子でしたが、僕を尊敬の目で見てくれていました。
運転手が帰った後、支店長がそっと様子を伺いに窓の隙間から覗いているのが見えました。そして、驚いた様子であなた様はまだ生きておられるのですか。と尋ねたので、生きてて悪かったな。と言うとちょうどそこに帰ったはずの運転手が戻って来たのです。
そして、この野郎!お前がチッダムバラムさんを陥れたんじゃねーかと言って殴りかかろうとしましたが皆に止められました。
スリランカに9日間滞在しましたが、その運転手は僕の汚れ物の洗濯までしてくれて一から十まで面倒を見てくれたのです。
インドに戻りババのところに挨拶に行きました。ババは何も知らないふりをされて、スリランカはどうだった?と聞かれました。
僕は、あなたの神聖さとその力に驚くばかりでした。と答えると大笑いされていました。

ポニョ:神様の神聖な力ってすごいよな。全てをコントロールされるっていつも口では言ってるけど、こんなにもすごいパワーなんや。

ヨシオ:ババはこのチッダムバラムさんにこんな事を言われたことがある。
人があなたを襲って刺そうとしてくる、その人はあなたのカルマによってそうしようとしているのです。
あなたはその攻撃を避けることができるかもしれませんが、カルマの結果を永遠に逃れることはできません。本来は逃れる手段はないのです。
けれども、もしあなたを襲って刺そうとしてくる相手の中にスワミを見てその人にナマスカール(足に触れて敬意を表する)をするなら危険は過ぎ去って確実にカルマそのものがキャンセルされます。
ポニョ:ヘェ〜。それって面白いよな。この世には何も偶然は無いって事やな。なるべくしてなるカルマの法則か。面白い世界や。眉間にシワを寄せていろんな事を考えたり、心配したりすることがアホみたいに思えてくるよな。

ヨシオ:それではこの辺で、このチッダムバラムさんの話を終わりますが、最後に幾つか最近のエピソードをチッダムバラムの言葉で紹介します。

サイババさんは以前僕にこう言われた事がありました。
私は、お前に何が起ころうと、とことん守ってあげよう。そしていつ、どのように何をすればいいのかを教えよう。
当初、スワミにお会いした頃に、サイババが神だなんて受け入れるのを躊躇していました。でも徐々にババは全てをご存知であると理解出来て来て、全てを彼の意思に従って生きて行こうと思うようになり始めたのです。
というのも、彼が何をしようとそれは自分の為に良かれと思ってベストの事をして頂いていると分かって来たからなのでした。
以前は、サイババさんが言われたことをいろいろと分析したりして飲み込めないし、受け入れられない事も有ったのですが、今では立てと言われれば無条件に立つし、座れと言われれば座るようになりました。
また、最近では全てにババが宿っておられると感じるようになって来ました。
その事はババは何度も言っておられるんですが、この世に生活して囚われてしまうと往々にして忘れてしまいますよね。だから、毎日の生活の中で出来るだけ外の世界の事より、内に深く沈潜して神の事を思うようにしているんです。

ここで、僕がスワミをお乗せして車を運転している時に、サイババさんが他の人と話されている内容を皆さんに少し紹介したいと思います。
☻あなたは動物を殺してはいけないとおっしゃっているけれど、例えばコブラが噛みつきに来たらどうしますか?

サイババ:もし、君がコブラに噛まれるって思ったら殺しても良いけれど、でも全ての中に神はいるんだ。だからスワミがコブラの中にいると思ったら殺してはいけない。

☻でも、コブラは噛みつきますよ。

サイババ:もし君が、サイババがそのコブラの中にいるって事を信じるならば、コブラは噛みつかないのです。

僕の子供も大きくなり結婚の話まで出て来ました。でも、息子が自分で選んだ結婚話に、僕は反対だったのです。
でも息子は親のいう事を聞かなかったので、僕は腹が立って二年間息子と口も交わしていないのです。
そんな時、ババがホワイトフィールドにおられると聞いてお会いしに行きました。後で聞いたんですが、その時、偶然息子も来ていたようです。
そして、アシュラムではちょうどバジャンをしているところで、大勢の帰依者たちは歌っていました。
すると、突然バジャンの歌声が止まり、ババがマイクを握って何かを話そうとされていました。
バジャンを止めてまで何かを話されるってとても珍しいのでしっかり耳を傾けて聞いていました。
ババは、このような事を話し始められたのです。
人は表面上良い子ぶって自分はサイの帰依者だと思っている。
そして、私は何も気付いていないとでも思い込んでいる。
彼らは、私が全てを知っていることを知らないようだ。
そのような帰依者は、自分の家庭内において自分の子供たちと、どのようにすれば平安に暮らせるのかも知らない。
そのような者は、どのように(人生を)調整しながら生きて行く様を全く分かっていないのだ。
と言われたのです。

その者とは僕の事だったんです。それがすぐに分かりました。僕は、スワミの言葉に打ちのめされました。スワミは続けてこのように言われたのです。

人生において、いろんな事が起こるけれど、それは全てカルマの法則に基づいて起こるのだ。
だから、誰もそれが正しいとか間違っているとか言えないのだ。
真の帰依者は自分の家庭に調和をもたらすことに全力を尽くさなければならないのだ。と言われて立ち去られたのでした。
僕はとてもショックでした。その後サイババさんは人を介して、息子さんに話しかけてあげなさいね。というメッセージをくれたんです。

ポニョ:優しいね。サイババさんは…。やっぱり愛の化身や。涙が出てきたぜよ。

ヨシオ:俺の最初のインタビューで、ババは俺にもメッセージをくれたんや。
俺の方を見ながら、神様は愛そのものなんだよ。愛の中に浸って生きて行くんだよって…。

カルマを取ってくれるのがカルマヨガか?

ポニョ:いくら自分の心の中におられる神さんの声を聞こうとして耳を澄ましても、聞こえてこない事があるな。

ヨシオ:神さんの声を誰でもそんな簡単に聞けるというわけではないんや。
昔から、今年は雨がよく降るでしょうか?とか、豊作でしょうか?とかいろんな事をそういう神のお告げとか、霊の囁きを聞ける巫女さんなどを通じてメッセージをを得ることが出来たんや。

ポニョ:そういや、学校で卑弥呼が未来の出来事を占うのに亀の甲羅を火にあぶり、乾燥して出来たひび割れのパターンを読んでいろんな事を占ったという話を日本史の先生がしていたな。
実は日本史の授業で覚えているのはそれだけやねん。

ヨシオ:古代史って面白いもんな。ババは人類の歴史は君たちが思っているよりずっと古いし、もっとアドバンスのテクノロジーを持っていたと言っておられる。

ポニョ:そういや、ヒラニヤカシプは地球の自転の速度を変えたり、地軸の角度を変えたり、北極星まで旅をしたりしたんやろ。
ババはバガバッドバヒニの中で、各ユガ期は大洪水によって終わる、と言ってられるから古代の超文明も大津波で押し流されて今では跡形も残っていないんやろな。

ヨシオ:でも、オーパーツと呼ばれる古代の超文明の遺物が世界中から掘り出されている。

ポニョ:オーパーツって今の科学では説明出来ないような機械の一部やら、クリスタルの頭蓋骨やら高度な科学技術を持った掘り出した物やろ。

ヨシオ:実際、俺たちが今住んでいる地球には何度も何度も高度な文明が栄え滅んで行った痕跡が世界各地にあるんや。だって、人類の歴史は四つのユガ期が順番に回ってやってくるんやけど、今俺たちの生まれたカリユガ期の前にもたくさんのユガ期があったんや。

ポニョ:つまり、今までたくさんカリユガ期のような時代を人類は経て来ているって言いたいんやろ。世界中にそういう巨石文明とかあるもんな。どうやってあんな大きい岩を切り出して巨大な構築物を造ったんやろな。

ヨシオ:特に俺が面白いと思ったんは、南米にある岩をくりぬいた用水路やねん。その用水路は巨大な岩の中を直角に二回も曲がってるんや。どのようにしてそんな大きな岩の中の岩をくり抜けるのか現代の技術を使っても不可能なんや。だってその用水路は人が入れるような大きさではないんやで。

ポニョ:不思議な事があるんやな。そういやヴィジャヤクマーリさんがバトラナードゥ寺院にババと行かれた時、ババが昔は人は空を自由に飛んでこの寺院に行き来していた、と言われた事があるけどナスカの地上絵なんかも空から見ないと描けないやろ、あんな大きな何十kmもある絵なんて。だから、昔は人が空を飛んでいたんやなって分かるよな。

ヨシオ:それって、ババが再降臨された時にされるパフォーマンスやな。昔は普通にそういう事が出来てたんやな。

ポニョ:今でもそういうことが出来る人って実はいるんやろな。だって、以前記事にして紹介したけどあんたの家に居候していた先生が、リシュケシュの湖の真ん中で神への賛歌を十メートルぐらい空中に浮かびながら歌っていたって言ってたな。

ヨシオ:そういうふうに、神を思う気持ち、想念の力が物質で出来ている肉体を空中へ浮かばせる力になるんやろうな。

ポニョ:昔、ババに神聖な力が入って行く時にもババもよく宙に浮かんでおられたな。

ヨシオ:ああ、そういうエピソードが幾つかあったよな。座っておられた木の板ごと宙に浮かんでおられた時もあったな。

ポニョ:そうそう、ラマナマハリシが亡くなった時も宙に浮かび御足からバケツ一杯分のヴィブティを出されたエピソードも有ったよな。

ヨシオ:大元の神であるサイババさんがこの世に降臨される前に、露払いをする為にいろんな高級霊や天使たちが事前にこの世界に生まれ変わって来ていて、色々とお仕事をされていたんや。
そして、これからもそういうアドバンスソウルと言われる魂が、ゴールデンエイジを迎えたら世界中の人々をアヴァターの手足となって導いて行くんやろな。
それで、ババが来られる前と言っても百年以上も前やけど世界中でそのような高級霊や聖者がやって来ていろんな素晴らしいメッセージを、人類に伝えたり空中浮揚やテレパシー物品移動などのパフォーマンスをしたんや。
当時、世界中にスピリチュアルブームを巻き起こしたんや。

ポニョ:おいらも写真を見たことがあるけど、真っ赤に焼けた石炭を頭の上に乗せたり、満員の講演会場で人々の間を空中浮揚して飛び回ったり、舞台の上で一メートルもある刀を身体を突き刺したり、身体を刀が突き抜いてもあのおっさん死ななかったで。レントゲンでもちゃんと刀が写ってたもんな。

ヨシオ:そういうパフォーマンスやら、シルバーバーチや日月神示、お筆書きのような霊能力者や霊媒を介したメッセージも盛んやったな。

ポニョ:いろんな、いわゆる霊能力者と言われる人がたくさん世界中に生まれ変わって、来るべき大元の神さんの御降臨に準備をされているんやな。

ヨシオ:そういう霊能力者によるパフォーマンスや霊界通信のようなメッセージで、いろんな人が霊的に目覚めて霊的な啓蒙活動を始められたな。
そういうのがあるのと無いのとでは全然違うよな。霊的叡智の満ち溢れたババのメッセージを初めて聞いた時に、受け入れ方が早いし良く分かるよな。

ポニョ:以前、神への道は大きな神さんが創られた山を登る登山みたいなもんや。一歩一歩が霊的修行や、なんて記事を載せたよな。だから、そういう露払いに来られた高級霊たちの言葉に耳を傾けて霊的世界に入って行った人はその山登りの五合目ぐらいまで登ることが出来るもんな。

ヨシオ:シルバーバーチのメッセージを研究していた友達がいて、シルバーバーチは大元の神さんへと導く役割をしていたと言っていたな。だから、Silver Birchって白樺の木のことやけど、略してSBつまりSaiBabaのSBと同じや。と気付いて今はサイババさんの帰依者になってられるんや。
蛇足やけど彼はいろんな霊媒師が霊界にいる偉人の名を使って私はニュートンです。とかソクラテスですとか言っている霊媒は注意しなくてはいけない。と言ってたな。内容で勝負するのが本当の霊媒師らしい。

ポニョ:でも、ババは降霊会のようなものに出て自らを神のように振る舞うのは、レベルの低い霊が悪さをしてるから関わらない方が良いと言われているよな。

ヨシオ:そうやったな。人が死ねば肉体から離れて霊界に旅経つけど、この世に束縛を持っているものは、まだこの地上でウロウロしとるからな。それに、そういう連中は肉体の束縛を離れたので、一段階だけ人間より高いレベルにいるので、いろんな人が出来ないことが出来たり、見えないものが見えたりするんや。だから人から見たら神のように振る舞えるんや。

ポニョ:でも、ムーンロカのような高いレベルの霊界に旅立った者も生まれ変わってきたり、人類のために働いたりされているんやろ。

ヨシオ:ババジのようなヨギは何百年も生きて、時々自分の肉体を物質化して人の前に姿を現す聖者もいるし、霊たちの人類への働きかけは数え切れないほどあるよな。

ポニョ:そういうヨギや聖者の霊的な教えを学んでいる人って、ババの教えに接しても理解しやすいやろな。

ヨシオ:逆に事前に、そういう霊的な知識を持たずババを神の化身と認めてその霊的な山登りをしている人は、俺はヘリコプター登山って言うんやけど、一気に七合目まで登れるので、ちょっと酸素が薄い分、酸素切れになって少しお休みする人がいてるな。ババの教えはとてもレベルが高いからな。

ポニョ:もちろん、ヴィジャヤクマーリさんのように前世では神に近かった人は、すぐにババの事を神の化身って認められてたな。逆にあんたが言ってるように、これも記事にしたけどババがインタビューを与えたシンガポール人の人にあんたはまだここに来るのが早すぎる。もうちょっと世俗的な欲望を満たしてから来なさいなんて言われて、現金をプレゼントされていたな。

ヨシオ:人の身体だけみると、みんな目があり、手があってそんなに違いは無いけれど、霊的な目で見るとえらい違いやもんな。動物に近い人がいっぱいいてる。星やんはそれをいつも言ってたな。

ポニョ:うわ〜なんやこの人、まるっきりアニマルや!なんて大袈裟やったな。


ヨシオ:俺もいろんなサイの帰依者の人を見てきたけど、あんなに繊細で傷付きやすくて、ババに対して愛がいっぱい持ってる奴っていないで。

ポニョ:とにかく、ババ以外の話にはあまり興味がなかったな。もちろんおいら達に合わしていろんな話もするけれど、すぐにババの話に話題が戻ってたな。

ヨシオ:この世界で生きて行くのはあいつは無理や。日本のサイの組織でもっとしっかり頑張って欲しかったけど早く逝ってしまったな。

ポニョ:あいつがいてたら日本のサイセンターの人達も、すごいババの話が聞けたのにな。惜しいことをした。でもプレマサイの時代にマイソールで生まれるってババから言われてるし、次に生まれた時はこんなややこしいグローバルエリートが跋扈して嘘いっぱい垂れ流している世の中ではなく、真理、ダルマが世界を支配している世界やからあいつにはピッタリや。

ヨシオ:まだ覚えてるわ。あいつの口癖。こんなひどいことが世の中に起こっているけど、それもババがお許しになられているんですよね、みたいな事ばっかり言ってたな。

ポニョ:またこんなこともよく言ってたで。地球の女神様が悲しんで泣いているのが皆さん分からないんでしょうかね。仏様は毎日泣いておられますよ、なんて言ってたな。

ヨシオ:あいつにはこのカリユガの悪が一番ひどい世界では耐え切れんかったやろな。俺は、あいつが喜びそうなバジャンを作ってやったことがある。だってあいつ、いつもバガワーン ババ〜のバジャンしか歌わんかったやろ。もちろんメチャ思いがこもってたけどな。
それは、こんなバジャンやった。これを歌ってあいつ泣いてくれたんやで。

ポニョ:神さんの事やったらいつも泣いてるやんか。星やんは。

ヨシオ:そうやったな。まあ黙って聞けや。

良心のささやきが聞こえますか〜?
御仏の心の痛み分かりますか〜?
物質文明花盛り
カリユガの悪のその中で
真理の叡智を求めて
私は御仏求めます
波阿弥陀仏唱えます
(サイナータバガワーンの曲で)

ポニョ:星やんが好きそうな歌詞やな。それにひきかえ、インドに行って帰って来た時は生き生きしてたよな。朝まで喋ってもまだ元気やったで。三日間続けて徹夜したこともあったな。

ヨシオ:それでだんだん寝不足で霊体が体から離れそうになって、いろんな魑魅魍魎の世界が見え始めるんや。ヨギみたいなやっちゃ。俺は、オーストラリアにいるからそんなにあいつと会う機会は無かったけど、心の中では俺の心の一番深いところまで降りてきて会話できた奴やったな。

ポニョ:ババからもあんなに祝福してもらってるもんな。直接手紙をもらったり、あいつのババの写真からヴィブティが出過ぎて額のガラスがバジャンの最中に割れた事もあったな。

ヨシオ:ババもあいつのおかげで四六時中一緒に付き合わないかんかったから、大変やったやろな。いつも、ババと話しをしてたで。

ポニョ:ババを自分の中に持っていたな。そんなふうにおいらもなりたいな。

ヨシオ:あいつにはババがいつもいるから、霊媒やらサイキックな人やら巫女さんのような人は必要なかったな。
ネパールに行くと雨が止み、空が澄み渡った後、虹が二重にも三重にもできる時がある。日本でも空気がきれいな時、二重の虹ができるよな。
その二重の虹が出来た時に人々は寺院へ押しかけるんや。するとそこには若い少女の巫女さんがいて霊が取り憑いて霊媒になり、人々にいろんな助言をするんや。

ポニョ:ほう。面白いな。二重の虹が出る時でないといかんのけ?

ヨシオ:空気がきれいな時でないと二重の虹が出ないやろ。そんな特に霊媒になるんやろうな。
それで、人にあなたの盗難物は今、そこのバザールのどの店で売られているとか、息子や娘の結婚相手の相談やらをやってくれるんや。

ポニョ:星やんも、そういう事出来てたで。

ヨシオ:あいつは、あなたには変な霊が憑依してるとかというパターンが多かったな。
星占いやら手相を見るのが好きやったな。

ポニョ:あいつの前世は完全なブラミンやで。だって、全然結婚願望もないし禁欲生活なんて普通に出来てたからな。ネットでは性文化が蔓延っていて、目があんたみたいにギラギラしている人がたくさんウロウロしているような世の中で禁欲って難しいやろな。

ヨシオ:あんたみたいには余計やろ。ということで、初めの話題に戻るけど心の中の神さんの囁きを聞くにはどうすればええんやろなっていう話しや。

ポニョ:それがメインの話やったな。忘れてた。

ヨシオ:ババは、このカリユガでは神の御名を唱えるのが一番有効な霊性修行やと言っておられる。というのもポニョの周りを見まわしてみ。ひどい災害や事件ばっかり起こっているやろ。
テレビで放映されてるニュースも嘘だらけや。だから、誰でもそういう非真理に影響を受けるから神の御名を唱えないかんねん。

ポニョ:神の御名は真理そのものやもんな。でも、一日中サイラムって言うのんは難しいで。おいらやってみたけど一時間が限度やな。

ヨシオ:だから、以前俺が言ったように、クリシュナダスさんのような神の御名を何度も唱えているような曲を朝一番に何回か聞くと、それが耳に一日中残るから良いよって言ったやろ。

ポニョ:おおそうやったな。そんな事あったな。ずっと昔の事やから忘れてたぜよ。

ヨシオ:あのな、簡単に忘れんなよ。でも、もしそれが難しいのならババはカルマヨガをしなさいと言ってられる。

ポニョ:カルマヨガってバガバッドギータの第二章やったかな。確か三章もそんな事書いてたな。
やるだけやって行為の結果を神様にお預けしなさいっていうヨガやろ。

ヨシオ:まあそういうことやけど、だからと言って何をやってもええって言う訳ではないんや。自分の良心に基づいてダルマをせなあかんねん。それも、以前チッダムバラムさんの話にあったように、常に注意深くどんな状況になってもそれに対処出来るように、物事を進めていかなあかんねん。

ポニョ:ああ、結婚話を兄貴から反対されていた人やな。ガス欠になった時にババにそのような事を言われて叱られてたな。

ヨシオ:それに、そういうふうにやっても過去生のカルマで全く思い通りの結果にならない場合があるやろ
。だから結果については、もう行為をした後は忘れることや。だって自分が蒔いた種が回り回ってまた自分に戻って来ているだけなんや。それが、良い結果であればハッピーに受け入れたらええけど、悪い結果でもそれをハッピーで受け入れなければならないんや。
それを、自分の思い通りにならないからと言って、コネを使ったり賄賂を使ったり、ひどい場合にはヤーさんを使って脅したりして自分の欲望を人は叶えようとするやろ。それがまた新しい悪いカルマを作ってしまうんや。

ポニョ:自分の欲望を人に迷惑をかけながらゴリ押ししてやる人がいるよな。

ヨシオ:だから俺が言いたいのは、神様を友達として普段からどんな小さな事でも心の中の神さんに尋ねたらええねんけど、神さんは俺たちが自分の英知を使ってどれだけ上手くやれるか見たいんや。だから、いちいち全ての質問に答えてくれないんや。

ポニョ:神さんに質問しても、答えてくれないけど優しく見守ってくれてはるんやな。ババは御講話で二羽の鳥がいる。一羽は食べ物を探したり、さえずったりして毎日忙しくしている。
もう一羽の鳥はいつも一緒にいて相棒を黙って見守っているって。それで、いつも見ている方の鳥が実は本当の自分なんやて。

ヨシオ:プッタパルティのアシュラムで外国から来ている帰依者の為に週に一回、EHVホールで講話をされていた俺の知り合いがいるんやけど、何をするにも、どこへ行くのにも肉体をとっているババの許可を得てからしかされないんや。
ババは、お前がお腹が空いた時には、私の許可を取らずに食べるのにどうしていちいち小さい事を私に聞きに来て、私の邪魔をするのだ。自分の頭があるやろ、と言ってと叱られていたな。

ポニョ:要するに自分の心の中のババに聞けばええんやろ。肉体のババは一人だけやけど、心のババは全ての人の中におられるもんな。

ヨシオ:でも、心の中のババに聞いても何も言ってくれない時の方が多い。どうしても答えを聞きたいときは声に出して頼むんや。そして、そのあと半時間ほど心の中でお願いした後、もう一度自分が知りたい事を精査してみると自然に答えが浮かんで来るんや。それが神さんのささやきやねん。

人々は、公園や海岸のベンチに静かに座っている時に、良心のささやきに耳を貸さないために非常に価値のあるものを失っています。彼らは、一人きりになるのを恐れ、静寂でいることを何か忌まわしい物のように見なして避けています。しかし、自分自身の真理を見つけるのに一人で静寂にしている時にのみそれが可能なのです。”

“想念は、正しいことも間違っていることもあるでしょうが、直感の促しは真理以外の何ものでもありません。想念はほとんどの場合、感覚的で世俗的な性質を持っています。一方、直感は内なる声、つまり良心のささやきであり、神聖なるものです。”

“真理は純粋で汚れのない心から、良心のささやきとして聞こえて来るのです。”

“人間の内面には良心というものがあり、つねに正しいアドバイスをささやき、正しくない行動を止めようとします。人間はこの良心の声をほとんど黙らせてきましたが、それは神の声であり、その声を黙らせることはできません。”


ポニョ:でも普段の生活で、三十分もかけていちいち神さんに聞いてたら日が暮れてしまうよな。

ヨシオ:だから、さっき言ったカルマヨガをすればええんや。自分の良心に基づいて行為をし、ダルマの道を踏み外さないように、注意深く結論を出して一歩一歩人生を歩んで行くんや。
そうすることによってどんな結果が待ち受けていても、それがどんなに耐え難い結果で有っても、それを神さんからの贈り物やと思って有難く幸せな気持ちで受け入れるんや。

ポニョ:それが、カルマヨガか。酷い結果やったら受け入れるのんて難しいやろな。

ヨシオ:でもババは、一度私の帰依者になればあなたが耐え切れられないぐらいの試練は、神は与えませんから心配しなさんな。と言っておられる。

ポニョ:それやったらええけどな。でもさっきも言ったように大きな過去生からのカルマを持っていた場合はどうなるんや。ひどい結果が待ってるんと違うんか?

ヨシオ:その場合は、有効期限が切れた薬みたいに、薬を飲んでもそれを飲んだ本人は気が付かないようにして、その人のカルマを返すことを神の恩寵でやってくれるんやて。

ポニョ:それって最高やないの。大元の神であるサイババさんやからこそ、そんな凄い約束が出来るんやな。なんか嬉しくなってきたぜよ。

ヨシオ:と言ってもポニョは大したカルマを持っていないけどな。ポニョはどこから見ても善人の塊やないの。

ポニョ:そうかな。まあ海千山千のあんたと違うことだけは確かやな。

ヨシオ:あのな!せっかく褒めたったのに返って来た言葉がキツイやないの。

夕刻の三十分か一時間を、自分の問題を熟考するために取っておきなさい。そうすれば、問題の解決策を見出すことができるでしょう。もし四六時中心配ばかりしていれば、あなたは時間を無駄にし、問題は解決できないでしょう。”

"アシュラムにいる時はスワミに直接聞くことが出来ます。アメリカにいる時は答えを求めて祈り、そのあと客観的に探求すれば、30分で答えが得られるでしょう。何が正しいか判っている時は質問せず、実行しなさい。それが自信であり、神の力なんです。
全ての人間関係を横に置いて判断をしなさい。どの人がそれに関係しているかではなく、それをする事が正しいかどうかを考えなさい。"

結局椅子取りゲームに勝ったのはどっちやねん

ポニョ:カルマヨガって誰でも出来るみたいでも難しいよな。特に自分が予想していない結果や好ましく思っていないような状況になったら受け入れられないよな。

ヨシオ:でも、そう状況に自分を追い込んだのは、実は自分なんや。そのような不快な状態になるってことを以前の行為、と言ってもそれが前世での行為であったかもしれないし分からない。
それになぜそうなったのかを分析してもその時の自分では判らない時が多い。

ポニョ:つまり、なるべくしてそんなふうな不利な状態や気分を害する状態になっているって事やからあれこれ詮索しないで受け入れなさいよ、という事やな。それって難しいよな。

ヨシオ:カルマには宇宙のカルマ、例えば小惑星が衝突するとかで地球が破壊される。あるいは太陽が赤色矮性になって膨張し、地球が飲み込まれて全ての生物が消滅する、とか。
また、地球や社会や国のカルマがある。これは自分の国が何処かの国を植民地化して収奪しその富を収奪したりすると、次の戦争で自分の国土が破壊されたりひどい事になる。
もちろん、個人のカルマは説明しなくてもポニョが知っている通りや。ババは、地球や国のカルマ、社会のカルマを支払う時に、そこにいる人が巻き込まれるのは普通だ。と言っておられる。
もちろんその時にその国に生まれてそこで生活していたらそれにまきこまれるけど、でも本当は自分が生まれる前に何才何ヶ月の時にそんな事になるって分かって、そこに生まれ変わって来ているんや。

人は欲に限度を設けるべきです。人間の行いが本末転倒しているために、今日、自然災害が起きているのです。
皆さんはグジャラート州で起こった地震による惨害を知っていますね。
何万という人が命を落としました。このようなことが起こる原因は、人が過度の欲望を心に抱いていることにあります。
神は自らが創造した宇宙の完全なバランスを保っています。神の創造物の中で、大地と海はバランスが授けられています。
ところが、人間は地球の天然資源を無分別に採取して、石油を採掘しています。毎日何万トンもの魚介類が海で捕獲されています。
このような天然資源の無差別な収奪が地球のバランスを失わせ、人間の生活を破綻させています。心の不安定さ(カムパム)から解放されたとき、初めて人は地震に悩まされることがなくなります。SSS Vol.34C3


私はグジャラート地震の被災者たちのために、トラック何台分もの米や豆などを送りました。
中には、「スワミ、どうしてそんなに多額のお金をかけて、グジャラート州に救援物資をお送りになるような手間をとられるのですか?最初から地震をお止めになればよかったではありませんか」と尋ねた人々がいました。
私は答えました。「愛しい者よ、人間は地震が起きたことに関して自らを反省しなければなりません。過度に富を追い求めるあまり、人間は地球のバランスを崩しています。だからこそ地震が起きたのです。それが自然の掟(おきて)です」”

ポニョ:この世で起こる酷い事件や戦争や自然災害も含めて、そういうもので犠牲になる人たちは全て神様の計画の中に織り込み済みっていう訳やな。
だから、そういう災害や事件を事前に読み取れる人は、もしもし、あなたこのままだと危ないですよ。もうちょっと行くと肥溜めがあってどっぽんですよ。身体中ウンチだらけになりますよって伝えるだけでええんや。説得する必要はないってサイババさんが言っておられるよな。

ヨシオ:あゝクサ〜臭って来た。今、まだ日本に肥溜めなんてあるんか?ポニョのバーチャルリアリティの世界だけやろ、

ポニョ:おいらは、肥溜めにはまった事あるで。足だけやったけどな。もう時間が経ってる肥溜めやったからそんなに匂いはしなかったで。逆にウンチが発酵した甘〜い香りがしてた。

ヨシオ:ええ加減やめとけって。その話題。日常生活でも、子供達が二十歳を過ぎ成人式を迎えたら親の義務はほとんど終わりや。もちろん、伴侶を探したり、病気になれば世話をしたりせないかんけど、いろんな事を自分で決めて行動することに干渉したらいかん。
今、ポニョが言ったようにそんなんしたらこうなるから、危ないよとか言って、警告するだけで充分なんや。

ポニョ:ババがいつも言っておられるけど、この世で起こる全ての事象は、カルマの法則に基づいて起こっているので、第三者がそれが良いとか悪いとか言う権利は人には無いってことやな。
何か悪い事のように見えても、カルマの法則があんなふうに作用しているぞ、って思えばええんや。
でも口でそう言っても、実際パレスチナで虐殺されている子供やマレーシア機の犠牲者を見てたら、可哀想でそんなふうに思えないし言えないよな。

ヨシオ:だから、大元の神さんがこの世界に来られているんや。俺たちはこの世俗の世界に肉体を持って生活しているので、いろんなことに囚われていて真理が見えないことが多いけど、微かな体をとってこの世界とあの世界に生きているヨギや聖者達には、この世界で起こっている不正義や、不道徳、非ダルマ、暴力、虐殺、非真実などが俺たちの千倍以上も耐えられないことなんや。
俺たちは、ひどい事件などを見たり聞いたりしても、しばらくしたらチャンネルを回して高校野球の決勝戦を見て喜んでいるやろ。でも、ああいう神に近い神聖な魂の持ち主は、この世で狂ったように吹き荒れている虚偽や非ダルマの嵐に耐えきれないんや。彼らのとっては一分一秒が、拷問の日々のようなもんやねん。


真の社会は、利己心のない人々の集合体です。
理想的な社会は人間的な価値を尊び、すべての住民がモラルを守っていきている社会のことをいいます。
社会の中に非ダルマや非モラルが蔓延ると、その国全体が崩壊します”

ポニョ:まるで星やんと一緒やそれって。繊細なんやな。て言うか他人の痛みが分かるんや。地球の女神様の痛みや苦痛が理解出来るんやろ。

ヨシオ:その通りや。だからそういう聖者たちの祈りに応えて、大元の神様がこうして地上に降臨されたんや。この世で蔓延してる非ダルマや虚偽を一掃しないと、聖者達はサーダナが出来なくて神の方へ向くことが出来ないんや。

ポニョ:だから、この世界で人や生き物が苦しみに出会っている間は、いくら霊性修行をしても至福の気持ちになれないって言うんやな。

ヨシオ:カルマヨガの話に戻るけど、ババは帰依者が耐え切れないほどの苦痛を神の恩寵で与えることはないと言っておられたという話をしたよな。
逆に言えばその人は神の恩寵を得ることが出来ないと、耐えられないぐらいのカルマを持っているってことやねん。このようにたくさんカルマを持っている人でも、このカルマヨガを実践出来るんや。

ポニョ:それじゃ、おいらみたいにあんまり悪いカルマを持っていない求道者はどうなるんや。

ヨシオ:なんでポニョがあんまり悪いカルマを持っていないって分かるんや。

ポニョ:この前あんたがおいらに、ポニョは善人の塊やなんて言ってたやんか。

ヨシオ:そうやったかな。心にも無い事を言ってしまったんか。善人でもカルマを持っている人はおるで。でもまあポニョ君はカルマが無い事にしとこか。
そういうポニョのような過去生からの悪いカルマをあまり持っていない人が、全ての行為を神に捧げ、ダルマに基づいて行為をし、生き物も殺生せず愛で持って生きているんやったら、その人が無執着で行う行為は、全て神がされている行為と変わらなくなるんや。つまりサイババさんがアヴァターやから、ポニョは小さいアヴァターやな。

ポニョ:あの〜もしもし。おいらはサイババさんより大きいですが。

ヨシオ:そうやな、特にお腹がポッコリ出てるとこなんかはな。
話を戻すけど、そういうレベルの高い魂の人はもう自分の為やとか、金を儲ける為やとかというこの世俗の世の中で自分の為にやらなくてはいけないものが無いんや。
その人がやってることは全て自分以外のものの為なんや。

ポニョ:つまり、無私の行為って事やな。それらの行為を神に捧げればパーフェクトなんや。

無私の行為を行うこと、行為の結果をすべて神に捧げること、各人の内なる神に奉仕し、内なる神性に気づくことによって人は実践的知識や経験にもとづいた知識を養うことが出来ます。”

“愛は無私の行為によってのみ知ることが出来る。”

ヨシオ:そうやな。だから、その人の行為の結果が失敗したように見えても、成功したように見えても、その人には関心は無いんや。どっちに転んでもその人にとっては良い事って知っているんや。だから全てが良い事になるんや。もともと、その人がやってる行為自体が、その人が自分でやっていると思っていない、神様が自分の身体を使ってやっているって思っているので生き方が淡々としている。
その上、行為の結果に対して一切何も期待していないし、どちらに転んでもそれは神様の意思だと信じているからいつもハッピーなんや。そういう意味で、その人が何をしてもそれは神様がやっている事と同じになるので、ポニョは小さいババやって言ったんや。

人生においては、一切があなた自身の思いと前世の行為の反映に過ぎません。
あなたは誰も自分の行為や思いに気づくまいと考えて、うまく周りの人々を偽ります。
けれども、あなたの内なる神は、あなたの考えも感情も行為もすべてご存知です。
神はあらゆる場所におられます。神には何も隠し事は出来ないのです。
いつの日か、あなたは自分の行為の結果に直面しなければなりません。
これは至上の真理です。あなたは、誰かを自分の困難の原因と考えて、その人を非難しますがそれは完全な間違い です。
良いことであれ悪い事であれ、人生であなたが体験することすべてはあなたの行為が原因です。”

ポニョ:確かババは、クリシュナがアルジュナにお前のようなレベルに達した帰依者には自由を与えなければいけないと言われたよな。それって、このように全ての行為を神に捧げて、結果を放棄することが出来る帰依者について言われたんやろな。

ヨシオ:神の帰依者にもいろんなレベルの人がいるけれど、一歩づつ霊的階段を登っていけば誰でもそんな高いレベルのヨガが出来るようになるんや。

ポニョ:それってセヴァに似てるよな。セヴァって日本語で奉仕って訳すけど、本当はもっと深い意味があるんやな。だって今言ったことってセヴァと一緒やろ。例えばホームレスの人に食事を配っても自分が満腹になる訳でもないし、それに今日のおかずは俺の好みやとか、俺の嫌いなキュウリが入っているとか言われてもそれは配る人ではなく食べる人の問題やから。
神様に捧げているからその人に食べていただいても、食べられなくてもありがとうの気持ちが湧いてくるしな。セヴァってカルマヨガの中でもとても高いレベルのヨガって感じやな。
先ほどクリシュナがアルジュナに自由をあげるって言ったけど、どんな自由をあげたんやろうな。
ヨシオ:そのアルジュナのような高いレベルの人は、何をしても自分を勘定に入れないんや。その人がやること考えること、思うこと全てが他の人や生き物の中におられる神様への奉仕なんや。だからその人が自分の意思だと思っているその意思自体が神様の意思と一つになるんや。

ポニョ:ということは、その人と神様は同じになるっていうことやな。おいらのような小さいアヴァターになるんや。

ヨシオ:だから、そういう高いレベルのカルマヨガが出来る人は、四六時中ババと会話をすることが出来る。だって、その人の思いや想念はババと変わらないから、その人の心はババしかいなくなるんや。

ポニョ:以前、神様と椅子取りゲームしましょうという記事を出したけど、あんたが言ってることはその椅子取りゲームで神さんがずっと椅子に座ったままの状態なんやな。
でも、実はその椅子にずっと座っている神さんはエゴが無くなった自分っていう訳や。
セヴァっをする事によって、そのような高度の幸せに満ちたカルマヨガを少しの間だけ垣間見ることが出来るんや。だから、ババはおいら達にセヴァをするように勧めておられるんや。

ヨシオ:普通に生活している人は、毎日の生活に追われるやろ。学生さんやったら受験が控えているとか、サラリーマンやったらいついつまでに仕事を終えやないかんとか、事業家やったら手形の切れる期限が迫ってるとか、主婦やったら来週からパートに出ないと家計のやりくりが出来ないとかいろいろあって神様の方を向こうと思っても世俗的な事で忙しい。
ババがセヴァをすることをお勧めになる理由は、ポニョも言ったようにセヴァって自分の時間が取れる時に出来るやろ。カルマヨガの最高の幸福感を味わえるしな。

ポニョ:おいらもセヴァに行った時に幸せな気持ちになるぜよ。ホームレスの人に暖かい食事を届けてありがとうと言ってくれたらなんか嬉しくなるよな。

ヨシオ:そのように行為の結果がすぐに分かるセヴァもあれば、分からないセヴァもある。結果がすぐに出て来ないセヴァはとても難しい。それに、ホームレスの人に食事を届けるセヴァはエゴとかが入る余地はないけど、例えばリンゴの木を孫のために植えるなんてセヴァは自分の為にする行為ではないものの、自分の孫のためにというところで自分、つまりエゴが入って来る。
だから全く自分の事を勘定に入れなくてしかも奉仕をしてもすぐに結果が見えないセヴァは難しい。誰でもが出来るセヴァではない高度のカルマヨガやな。まあ、セヴァの話を始めたら切りが無いのでまた別の機会にしよか。

ポニョ:そういや、あんたの子供の名前もセヴァやったな。

ヨシオ:末っ子やけどな。その名前をつけてえらい損したわ。おかげでもう二十歳にもなるのにまだ世話がかかるんや。セヴァをいつまでもせなあかん。めちゃ大食いで。一日六食も食べるんや。

ポニョ:六食は多いな。でも育ち盛りの時はおいらもそれぐらい食べてたな。豊橋に住んでいる時に満腹亭という飯屋によく通っていたんやけど、ある日お腹が空き過ぎて大盛りの焼きうどんを食べてる時に一緒に割り箸の一部も噛み切って、えらい硬いうどんが入ってるなとか思って噛み砕いて呑み込んだことがある。そして短くなった割り箸を飯屋の親父に見せたらえらい笑われたな。

ヨシオ:そういう芸はポニョしか出来んな。

ポニョ:そうやろか。ところでそのさっきあんたが言ってた高度のカルマヨガって、なんか特別な名前は付いてないんか?

ヨシオ:あるよ。アーナシャクティーヨガって言うんや。

完全に利己心が無く、行為の結果を全く考えず、完全に集中して有能な仕事をし、しかも執着や欲望を待たず、全ての行為を神にささげる時、それがアーナシャクテイーヨガの実践です。アーナシャクテイーヨガはブッデイヨガよりはるかに優れ、中々凡人に出来ることではありません。しかし私達は、アーナシャクテイーヨガの境地に達する努力を放棄してはなりません。全力を挙げて努力し神の御加護があれば、一見不可能なことに見えることも成し遂げられます。6/86

“クリシュナはアルジュナに必要とされる忠告をすべて与え、アルジュナの捨てたエゴを受け取ったあと自らの意思のままに行為する自由を与えました。アルジュナの意思は完全にクリシュナのものとなったからです。このようなレベルに達した弟子には自由を与えなければなりません。”

ガネーシャさん静かに歩いて下さいね

ポニョ:今日は、ガネーシャ神の誕生日ですので象さんの頭を持たれたガネーシャ神のお話をします。

ヨシオ:ガネーシャはヴィナーヤカとも呼ばれているな。胡麻団子や白い草を捧げてお祝いするんや。

ヴィナーヤカ チャトゥルティーの日、人々は特別料理としてクドゥムルとウンドラッルーを作ってヴィナーヤカに捧げます。
これらは少しも油を使わずに蒸して作るという意味において特別で独特な料理です。
ゴマと米粉とジャッガリー〔ココナッツ黒糖〕を混ぜ、団子状にし、蒸してヴィナーヤカに捧げます。皆さんはこのような供物を作る目的を調べるべきです。
ゴマは目に良いのです。油を少しも使わずに蒸して調理した料理は消化器官に良いのです。
このような料理を食べる人には血圧と血糖の問題がなくなり、ずっと健康と幸せを満喫できるでしょう。
油を使って火で熱する調理法は、ジャタラーグニ(消化の火)に対して有害です。そうした料理はさまざまな病気を引き起こします”

ポニョ:おいらもインド人の家に招待された時、ゴマ団子を頂いたけど美味しいよな。日本のお菓子の中にあんこが入っているゴマ団子があるけど、元々はインドから来たんやろうな。でも、白い草を捧げるって聞いたことがないな。それに白い草って見たことがないぜよ。

ガリカー(白い草)でヴィナーヤカを礼拝しなさい。
ヴィナーヤカに供えた草を食べれば消化不良から解放されるでしょう。
ペットに犬を飼っている人たちはこのことをよく知っています。
犬を草むらに放すと、犬は白い草を探して食べます。
このわけは何でしょう? 白い草は犬の消化器官に役立つのです。
このことから、ヴィナーヤカに捧げられた供物はすべてのものの健康を保証することがわかります。10/9/02”


ヨシオ:白い草って見かけないよな。でも、漢方薬で片白草 三白草という草を使っているし、ババが言われたように消化にええんやろうな。

ポニョ:おいらはいつも胃炎になるから、自分にピッタリな草なんや。ところであんたの家の玄関先に大きな等身大の木彫りのガネーシャ像があるな。あれはインドで買ったんか?

ヨシオ:そうやねん。ホワイトフィールドにババがおられた時、家族でバンガロールに滞在していたんや。その時に通りを歩いていると、ある店の前にあの大きなガネーシャ像が置いてあるのを見つけたんや。そしてその前を歩くとビビンと感じたので直ぐその店の人と交渉して買ったんや。

ポニョ:ほんまに直感人間やな、あんたは。何がビビンや。

ヨシオ:ほんまやで。言葉で説明出来ないけれどビビンと感じる時ってないか?

ポニョ:あるかもしれんけど、そんな風にすぐに行動に移せへんわ。おいらがビビンと来て買うのは食料品売り場の前を歩いている時だけやけどな。みたらし団子の前を歩いたり、オクラの天ぷらの前を通るとビビンと来るな。

ヨシオ:ポニョのビビンと俺の言ってるビビンと少し違うと思うねんけどな。まあええわ。

ポニョ:同んなじやって。それで、あんたとこに泊まらせてもらった時に朝の三時頃、あんたはいつもそのガネーシャ像の前で大きな声でルッドラムを唱えてたな。

ヨシオ:ババは帰依者たちに神様の像を物質化して与える時に、親指程の小さい神像を与えられるんや。というのも、もしそれ以上の大きさのものを与えると、聖典に則ってきちんとその神像に礼拝をしなければいけないからと言われたことがある。

ポニョ:それで、毎朝やってるってわけか?大変やな。小さい神像やったら楽やのにな。

普通の家庭では、神像の大きさは5センチメートルを超えてはならない。
それより大きい神像を持っている場合はきちんと手順を踏んだプージャやナイヴェーダを毎日しなければならない。
これが私が人々に小さい神像を与える理由なのだ。”

ヨシオ:買った時は、そんな事をババが言ってられてるのを知らなかったんや。知ってたらそんな大きいのを買わへんわ。でも、おかげで早起きが出来るようになって良かったな。

ポニョ:あのね夜中の三時はちょっと早すぎるで。おいらが泊まっている時に、そのガネーシャ像のある玄関に続く部屋の扉が開いたり、閉まったりする音で目が覚めたで。もうちょっと静かに戸を開け閉めしてくれないと、家族中が目を覚ますやんか。

ヨシオ:そうやろ。うるさいなほんまに。しかも早朝に。俺も困ってるんや。

ポニョ:どういう意味やねんそれって。あんたが自分でやっといて。

ヨシオ:俺じゃないねん。ガネーシャが催促しとるんや。玄関先から出て来て戸を開け閉めしよるんや。

ポニョ:なに〜。ガネーシャの亡霊か!

ヨシオ:ガネーシャは既に神霊やんか。何を言ってるねん。そのガネーシャの霊がウロウロしとるんや。その戸を開け閉めしてもまだ俺が寝てたら俺が寝てる二階まで上がってきて、俺の眉間にある第三の目のところを優しく撫ででてくれるんや。ものすごく愛がいっぱいある手やで。その手のフィーリングは愛の塊と言うしか形容の仕方が無いな。それで俺が渋々起きて礼拝に行くっていうわけや。冬なんかここは内陸やからとても冷えるで。

ポニョ:ガネーシャがベッドの側まで来て起こしに来てくれるんか。それは驚き、桃の木、山椒の木やな。まるで霊界に住んでるみたいやな。そう言えばあんたの家でバジャンをしている時や、礼拝をしている時に大きな音が家のあちこちからするなって思っていたんや。ホーンテッドハウスみたいや。

ヨシオ:そうやろ。この家の横に大きな岩があるやろ。その前に丸い岩を幾つか集めて四角の形にしてあったりして、ここはアボリジニの聖地なんや。アボリジニの神聖な土地なんや。以前にも記事にして紹介したやろ。

ポニョ:おお、そんな事があったな思い出したぜよ。なんでも家の建築中の時に大工さんが家の下で働いてたら、誰もいないはずの家の中を誰かが走り回ってる音が聞こえたり、あんたの娘さんが、夜中に枕元に置いてあるキーボードを誰ががカチャカチャと叩いてうるさいから触ると濡れていたり、あんたの嫁さんが大きな足音がするのを夜中に聞いたり、本当に霊の集会所みたいな家やな。

ヨシオ:この場所に引っ越してきたその日の夜に、ババが夢に出て来たって以前記事にしたよな。ババが家族全員をアボリジニに紹介したって話。

ポニョ:そうそうコーヒーをそのアボリジニの人に差し上げなさい、と言われたんやったな。それと、サイキックな人があんたの話を聞いて遠くからやって来て裏山に野宿してたけど、毎晩アボリジニの霊がやって来てその人を叩き出したんやろ。それと、あんたのペットやった大きな蛇が夢の中であんたに挨拶に来て、その蛇の頭を祝福すると突然アボリジニに変わったっていう話もあったな。

ヨシオ:蛇のボブ君の話か。あの夢の後、ボブ君が屋根の上で死んでたってことも言ったよな。

ポニョ:多分、次の生は、人になって生まれ変わって来るんやろな。今までこの土地を護って来てたんやろな。寒くなると冬眠を家でさせてくれって、玄関先でとぐろ巻いて待ってるんやろ。

ヨシオ:あいつは家族の一員やったな。応接間で長〜くなって寝てたりして知らない人が見たら驚くで。俺たちが家族で出かける時も何処からともなく出て来て送りに来てくれたな。話題は元に戻るけどガネーシャが夜中に待っているから、仕方なしに朝早くからガネーシャ像の前でヴェーダの詠唱をしてるんや。

ポニョ:それで寝坊して起きて来なかったら、ガネーシャさんがベッドまで起こしに来るんや。面白いなそれって。本当にガネーシャさんが家の中をウロウロしているのが見えたら可愛いやろな。

ポニョ:ちょっと、ガネーシャさん。そんな大きなお腹を揺らして夜中に家の中を歩き回ったら、家中の人が目を覚ましますよ。音を立てないようにゆっくりと歩いてくれませんか?

ガネーシャ:いや、それは無理なんだ象。一歩一歩、歩く度にこの長い鼻が左右に揺れて弾みがつくので、どうしてもこんな歩き方になってしまうのだ象。象のように四つ足だったら上手く歩ける象。それより、お前もヨシオと一緒に朝からヴェーダを唱えた方がええ象。身体中の細胞がリフレッシュになる象。

ポニョ:いや、おいらは朝と言っても三時では早すぎますので遠慮しておきます。それでは、相方のヴェーダを楽しんで下さいね。

ガネーシャ:うん。そうする象。毎朝それが楽しみなんだ象。

ポニョ:それより、ガネーシャさんはどうして、身体がそんなに大きいのに小さいネズミさんの上に乗っかってウロウロされるんですか。弱いものいじめをしているみたいですよ。

ガネーシャ:わしは弱いものいじめをしない象。ワッハッハ。ネズミさんはいつもウロチョロしてる象。感覚がウロチョロしておるからなのだ象。ネズミさんというのは、人々がわしに到達するには感覚をコントロールしなくてはならない、というシンボルなんだ象。だからネズミさんの上に乗っかっておるんだ象。

ポニョ:そうだったんですか。でも、その大きなお腹では本当にネズミさんも重そうで可哀想ですね。ガネーシャさんは知っておられると思いますが、お腹をへっ込めようとしてダイエットコークを飲むと余計に太ってしまうんですよ。

ガネーシャ:わしはなんでも知っている象。アスパルテームという化学物質をあらゆる食品にわざと入れて悪さをしとる奴がおる象。ついでに脳細胞も溶ける象。お前もお腹がポッコリ出て来とるから、わしの弟子になれる資格はある象。一緒について来れば良い事がある象。

ポニョ:いや、お誘いは有難く受け取りますが、もう少しこの地上でやり残した事がありますので、次の機会にお願いします。

ガネーシャ:それではまた会おう象。

というような会話になるんかな。

ヨシオ:はいはい。久々に出ましたポニョの一人会話。でも、ポニョがやり残してることって美味しいものの食べ歩きをすれば叶うんと違うんか。

ポニョ:そうなんかなぁ。うん、そうかもしれん。それ以外に考えられへんわ。

ヨシオ:ポニョは何を一人で納得しとるんや。

ポニョ:あゝそうや。ガネーシャについて少し気になったババのコメントを思い出したぜよ。
おいらの知っているサイの組織で頑張ってる人に、お前はガネーシャのレベルにまでしか行けない象。と言われたんや。それってどういう意味だ象。

ヨシオ:象はもうやめておこう象。俺の知り合いもそういう事を言われたって言ってたな。それはこういうことやろう。つまり、ガネーシャって全ての障害物を取り除き、神々の中でも一番最初に礼拝する地位を持ってる神さんやろ。だから、ガネーシャ神を礼拝している人は自分が一番素晴らしい神を礼拝していると思い込んでいる人がいるんやろな。
それと同じようにババの事をやってる人の中にも、特に組織で頑張っている人の中には、ババが大元の神さんやから、ババが一番や、なんて思っている人がいるんやろ。
他に色々神さんを信じて頑張っている組織もあるけど、俺たちが一番やなんて思ってる人っているやろ。

ポニョ:おるおる。おいらの知り合いの中にもそんな人はいてる。気持ちは分かるよな。だって人って自分がやってる事や信じていることが一番良いって思いたいもんな。

ヨシオ:もちろんババは大元の神やけど、ババのその人に対するコメントはそういう意味ではなく、ババもラーマもクリシュナもガネーシャも同じ神さんやって言われたんやろな。

"アートマの原理としてすべての中に住む神は、特定の名も姿ももちません。
しかし、人々が様々な名と姿を神にあてはめるのです。
ガナパティ(註:ガネーシャ神の別 名)を崇める者は、ガナパティを偉大だと考えます。
シヴァを崇める者は、シヴァに勝るものはないと考えます。
サイの帰依者は、サイが最も偉大であると考えます。
すべてはひとつと語る帰依者もいます。
実際、すべての名と姿は同じ神に属しているのです。
帰依者がどのような姿の神を崇めようと、神は帰依者の祈りに応えます。
それゆえ、それぞれの者は、自分が崇める神の姿が他の姿をとる神々に勝っていると考えてしまうのです。
ある姿の神が他の姿の神々よりも優れていると考えることは、無知の証です。
大切なのは、あなたの祈りが単なる言葉に留まらずにいることです。
祈りは、行動に移されなければなりません。
言うは易し、行なうは難し、です。行動に移されるものが、真の祈りです。"

ヨシオ:ガネーシャについてある時、ヒスロップさんがババにこんな事を質問されたことがある。

ババ様、ガネーシャ神は本当にいるんですか?あんな格好をされている神さんがいるんですかって。するとババは、この世界には隙間がないぐらい色んな霊で満たされておる象って言われたんや。

ポニョ:ということはおられるって事なんや。

ヨシオ:ヒンドゥー教で祀られている全ての神々は霊の世界に存在してるって事なんやろな。
でも、ババは御講話でシバ神をこの世で見た人はいないと言っておられたから、霊の世界にだけその御姿を見れるんやろな。

ポニョ:でも、ガネーシャ神はあんたの家の中をウロウロされてるで。姿は見れねど気配はするや。あんたの家は、なんか霊界とこの世界の接点みたいな、霊界の入り口みたいなとこやな。

ヨシオ:そうかもしれんな。一人で居る時も、周りにいつも何かがいるっていう感じはすごくするな。土地の形も三角形やし。風水から見ても霊が集まりやすい場所なんやろな。

(ガネーシャが兄弟のムルガと世界一周の競争をしたが、ガネーシャは両親の周りを一周しただけだった。しかし、両親であるシヴァ神とパールヴァティを全世界とみなしたのでガネーシャが勝ちをおさめたというお話をされてから、)
"

森羅万象は、自然と主という二つの力によってのみ動いているのです。
それゆえ、そのような両親のまわりを一周することは、全世界を勝ち取るのに等しいのです。
このようにして、ヴィナーヤカは、どんな礼拝を行うときも真っ先に礼拝されるという特別な地位を手に入れました。
罪深い行為の前には障害物を置いてもらい、賞賛に値する行為からは障害物を取り除いてもらえるように、人はヴィナーヤカに祈らなくてはなりません。
人間が救いを見出すのは、神を愛し罪を恐れているときのみです。
しかし、最近では誰も罪深い行為を恐れていません。
その結果、神への愛も存在していません。
人は、これからは罪深い行為を用いないという決意をもってヴィナーヤカを礼拝します。
若者たちの幼いハートは、放っておけば舵のない船のように動きまわります。
若者たちは凧のように飛んでいってしまいがちです。
若者たちは野放しの想像や光景を頭に描いてそれに浸っています。
私たちの大学の学生たちは、母性の具現である未来の母親となる可能性を秘めています。
ですから、そのような想いにふけるべきではありません。
なぜなら、子どもは、母親が善良であるときにだけ善良になるからです。
嫁が善良であれば、嫁ぎ先の家族全員が善良になります。
私たちは皆、善良な性質を育てるよう努めなければなりません。
皆さんが得ている教育は、お金を稼ぐためのものでも、仕事に就くためのものでもありません。徳を身に付けるためのものです。徳があれば座はあります。
徳がなければ座はありません。ですから、大小にかかわらず、どんな仕事を始めるときにも、その前に障害物を取り除いてくれるようにヴィナーヤカに平伏しなければなりません。"

“重要なのは、永続的な効果を得られる可能性の高いヴィナーヤカへの礼拝の内的意味を知ることです。
命の通っていない像への礼拝の意義は、その像の容姿に現されている微かな霊的存在への黙想へと導くことなのです。
アートマ(真我)の悟りはこのようなプロセスによって生じます。7/10/97”

ネズミさんにもお願いしましょう

ポニョ:昨日のガネーシャの話は面白かったな。

ヨシオ:ポニョは人ごとやから面白いかもしれんけど、夜中に起こされる俺にとっては大変やで。
ポニョ:全てはええ事なんや。受け入れなさいって記事にもしたよな。言ってることとやってる事が違ったらあかんねんで。

ヨシオ:うるさいわ。俺がガネーシャになってポニョを夜中に叩き起こしたろか。ポニョやったら布団を頭から被って出て来ないやろ。

ポニョ:それ以前にあんな大きなガネーシャの像なんて買わないよーだ。

ヨシオ:そうやろな。ビビンが悪かったんや。でも俺が聞いたガネーシャの話で面白かったのが、ホワイトフィールドにあるサイカレッジでガネーシャのお祭りのためにガネーシャの像を毎年造ってたんや。
粘土は近くの湖から取ってきてそれをプラットホームの上に乗せて、主にアートクラスの学生が中心になって造っていたんや。
でも、問題はガネーシャのお祭りの日になると、粘土を焼いていないので、像のあっちこっちがひび割れて、とても醜くなるんや。
それで皆で相談して、こんな醜いガネーシャの像をお祭りに使うのは良くないと考えて、その年は既成の像を店で買うことにしたんや。

ポニョ:その年って一体いつ頃の話なんや?

ヨシオ:七十年代やったな。それでガネーシャの像を買おうとしたら、ババから電話がかかって来て、昔から各家庭でガネーシャの像を造るのがインドの伝統行事だから、今年も自分たちで作りなさいと言われたんや。

ポニョ:七十年代にはババから直接電話がかかって来て、そんな指示をもらってたんか。考えられへんな。めちゃラッキーやぜよ。

ヨシオ:それで早速、湖から粘土を持って来て、プラットホームの上に置き、アートクラスの学生たちがババからの直接の指示だからということで張り切って造り始めたら、どこからともなくネズミが一匹部屋に入ってきてプラットホームの下に逃げ込んだんや。

ポニョ:ネズミって昨日の記事にも有ったけど、ガネーシャの乗りもんなんやろ。それって、ええ事やんか。そのまま居てたら面白いのにな。

ヨシオ:そうやねん。学生たちもガネーシャの乗りものが来たって喜んでたんや。それで当初、店で買い求めるつもりやったから、時間がもう余りなくて突貫で造り上げたんや。

ポニョ:どれくらいかかったんや?おいらはガネーシャ像の写真を見たことがあるけど、結構大きな立派なガネーシャ像やった【絵】。

ヨシオ:もう、ええっちゅうに。同んなじギャグばっかりじゃ嫌がられるで。学生たちは約五日で造り上げたんやで。

ポニョ:それはすごい。よく頑張ったな。

ヨシオ:そして、お祭りの当日ガネーシャ像をプラットホームから持ち上げようとすると、五日前に逃げ込んだネズミが、またプラットホームの下から出て来て、何処かへ逃げて行ったんや。

ポニョ:五日間もその下におったんやろか。何を食べてたんやろな。学生たちも驚いたやろな。

ヨシオ:そうやねん。みんなガネーシャの像を造っている間中ネズミが像の下に居てたって、カレッジ中にその話が伝わったんや。そしてお祭りも無事に終わり、ある日ババが学生たちにガネーシャのお祭りはどうだった。と聞かれたんで、みんな上手く行きました。ありがとうございました。と言ってババに礼を言うと、ババは「私は一匹のネズミに、君たちのところへ行くように言ったんだが来ましたか?」と聞かれたんや。


ポニョ:それはすごい。ネズミさんに行くようにババがアレンジされたんや。本当になんでも全てをコントロールされているんやな。今の話、オチが最高やったな。ババらしいわ。
でも昨日の記事の中で少し腑に落ちなかったのが、なんで小さい神像やったらきちんと礼拝を捧げなくてもよく、五センチ以上の大きい神像やったらしきたりに則ってプージャや礼拝をせなあかんねんやろか。サイズが違うだけでどっちも同じ神像やのに。

ヨシオ:それは以前に記事にしたけどバッテリーの容量と出力の関係や。それを載せている過去記事から少し引用すると…。

ポニョ:二三日前の記事で少し気になったのがあって、言いそびれてたけど、サイババさんは病気のような状態になっておられたんや。それで、皆はもう死なれるんじゃないかなと心配してたんやったな。

ヨシオ:実際のところ、半年以上ゆっくりされていて、親しい信者の人にババは、サマディになりたいって言っておられたんや。

ポニョ:サマディって体から離れるってことやろ。まだ、二十四五歳の頃やったんと違うのん。ちょっと早すぎるやんかな。

ヨシオ:これも、いつものババのお遊びや。だって、同じ頃にカスツーリさんに、君は、僕の伝記を将来書く仕事があるよ。って言われてたから、サマディなんてなるわけは無いけど、少しは思っておられたかもしれん。

ポニョ:でもいくらお遊びでも、なんでそんな長いこと療養されてたんやろな。

ヨシオ:これだけは、後世の「アヴァターの傾向と対策」を分析する専門家がいろいろと論文を書くやろうけど、今、俺が言えることはバッテリーの容量と出力の関係かな。

ポニョ:なんやねん突然。このブログはユアサバッテリーのホームページと違うで。

ヨシオ:俺が言いたいことは、ババの霊力が帰依者が増えるに連れてどんどん増えて行くにつれて、ババの身体の中にある霊体を調整していくって事やねん。だって、普通の人間の肉体に入っている霊体はその人間の体を動かして、毎日の生活を送って行くのに十分な容量を持っているけど、神の化身のように莫大な霊力を保持して行くには、容量はとても小さすぎるんや。

ポニョ:ああそれで、バッテリーの容量と出力の関係って言ったんか。なんか分かったような気がしてきたぜよ。だから、あんたが言いたいことは、その容量を大きくする為に療養しないといけないと言う事やねんやろ。というのも、その肉体に入っている霊体では神の大きな霊力を受け入れることが難しいからや。

ヨシオ:人間の身体の内にある霊体も、実は、俺たちが食べる食料で維持されてるんや。
その食料の、波動が荒い部分は肉体の栄養となって身体を維持し、その食料の精妙な部分である霊体を、俺たちの霊体が、自分の中に取り込んで霊体を維持してるんや。
クリタユガ期、トレタユガ期、またはドワパラユガ期では、人の体も今の何倍も大きかったし、霊界との繋がりも強くて、半神半人みたいな霊体か肉体か分からん用なモンスター人間がたくさんいてたけど、このカリユガ期では、人は食料を身体に取り込まなかったら三週間以内に死んでしまう。もちろんその中の霊体も体からすぐ離れてしまう。
昔やったら、神のような強力な霊体が入っていたから、肉体が死んでも骨が朽ち果てるまで、霊体が骨の中に残っていて、一見、骨やけど実は生命力がその中に宿っていたんや。

ポニョ:以前、そのこと記事にしたよな。その中に想念のパワーが入っていて人をも殺すことが出来るんや。それに、ガイコツ踊りのシンドバット虎の目大冒険の話もあったな。

ヨシオ:でも今では、そんな神さんの巨大で強力な霊体を入れれるような器を人は持っていないので、少し療養して英気を養っておられたんやろな。

ポニョ:霊体だけでは無いやろな。だってババはシヴァラトリの日に、身体を磁石化したので足が地面にくっついて歩くのが難しいて言われたやろ。肉体だって大変やで。そんな強力な霊力を持っていたら。

ヨシオ:サイババさんのように神の力を全て持って来ておられるアヴァターは、肉体の中に入り込むと色々と不都合が出て来るんや。だから、霊体だけやったら、いくらでも大きな霊力が入ろうが簡単に調整出来るけど、肉体は少しの調整期間が必要になってくるんや。

ポニョ:でも、本当はババが意思すれば、一瞬のうちに身体を調整して大きな霊力が入るようにされることだって可能やろ。

ヨシオ:もちろんポニョの言う通りや。でもババは、こういうふうに言っておられる。一度、人の身体をとってこの世界に来た以上、この世界の法則に従う、と。

ポニョ:つまり、おいら達が、もし、大きな霊力を身体に取り込むんやったら、いろんな不都合が肉体に起こるけど神の化身やからと言って、それを、避けて通りません。と言うておられるんやろ。だから、子供の時にも、大きな霊力が入る時に、なんか気狂いみたいになったりして、大変な目に遭われたんやったな。

ヨシオ:その通りや。ババは、肉体をとるってとても面倒臭いことや。と言ってられる。本当は、人の身体なんか取らなくても、いろんな事が出来るし、そっちの方がやり易いんや。でも、人に、神さんを愛してもらって、親しんでもらう為に、人間の身体をとって、人間のように振る舞って、わざわざ大変な道を選んで歩んでおられるんやで。だから、ババは療養中に親しい帰依者に,サマディをしたいとおっしゃたんや。だって、身体を離れて、霊体だけになった方がもっと楽にいろいろ出来る。だから、ババがやっておられる事は、頭のてっぺんから足の先まで、一点の曇りもない無私の愛そのものなんや。ババがやっておられること全ては、愛なんや。だから、愛の化身と呼ばれているんや。

ポニョ:ババは、そう言うたら、私がこうして皆さんの前を歩いてダルシャンを与えているだけでも、あなた達の為にとてもいい事なのに、あなたの為にしているのにそれを分かっていない。インタビューばかり望んでいる。と言われたことがあるな。

ヨシオ:今回も、肉体から一時的に離れられているけれど、それは、大きな神の計画の一部なんや。というのも、これからサイババさんは、世界中の空に現れたり、全ての人のハートに直接話しかけたり、また、何千、何万と身体を分けて人々の前に現したり、山脈を持ち上げられたりされると予言されている。

ポニョ:それって、すごい霊力を使うやろな。

ヨシオ:だからやねん。肉体を離れられた一つの理由は。来るべき、人類の歴史上、比類なき奇跡が連続して俺たちの目の前で展開されるんや。
だから、そのためにも、いろいろと制限のある肉体を投げ捨てられて、霊体だけとなって神の無限の霊力を全人類の目の前に現されるんや。今まで、いろんなアヴァターがこの世に生まれ変わって来てくれたけど、これほどすごい力を人類に示されるアヴァターは初めてなんや。
そういうことを理解すれば、今こうしてこの時代に生きているって事が、どれほどラッキーなのかが分かるはずだ。

ポニョ:すげ〜。寒イボが立ってきたぜよ。おいら達は本当にすごい時代に生きてるんやな。なんか、めちゃ嬉しくなってきたぜよ。

ヨシオ:それではポニョが興奮して寒イボが立ってきたところで、サイババさんの話に入ります。
以上、過去記事から引用しました。

ポニョ:つまり神像が大きければそれだけ霊力を蓄えられるので、しっかり礼拝をしていかないかんということやろ。小さければ、毎日しなくても少し神様のことを思っただけで、霊力が補充されて行くので大丈夫なんや。

ヨシオ:大きい神像にはそれに見合った霊力を送り込む礼拝をしないと、霊的な効果が望めないし、御利益も得ることは出来ないんや。俺は、デリーにあるシルディの寺院に行ったけど、そこには大理石で出来た巨大な、鉄人28号のような大きさのシルディの像が安置してあったんや。御足に触れさせてもらったけど、すごいバイブレーションで、頭の中が真っ白になるほどやった。その時お袋も御足に触れたけど、お袋は俺より霊的に繊細な分、その神聖な影響を受けて、涙がちょちょぎれるぐらい出てたな。もう腰が抜けてしまって、しばらくの間立って歩くことも出来ないので、その場に息子と三人で座ってバジャンを聞いていたな。その頃、俺たちはシルディババの事を知らなくて、サイババ寺院があるって聞いたので行ったんや。すると祭壇で待っておられたのは初めて見たシルディババの像やったんや。

ポニョ:でも、それを見てお袋さんは、以前見たことがあるって泣いておられたんやったな。前世の記憶が蘇った瞬間やったんや。以前に霊力が物質の中にしっかりチャージ出来ると、その物体を浮かすことも出来るっていう記事も載せたことがあるな。

ヨシオ:ああ、確かそんな事も話したよな。インドのある寺院の神像はそんなに大きくはないけれど、人々の霊力が入っていて24時間一年中、宙に浮かんでいるんや。

ポニョ:そういや、ババがマドラスのシルディババの寺院の中にある神像に霊力を注いだ時に、その神像は宙に浮いたよな。霊力ってすごい力をもたらすことが出来るんや。おいらも少し欲しいな。

ヨシオ:その話をし始めると切りがなくなるのでまたの機会にしよか。

ポニョ:なんやせっかく乗ってきたのに。

マントラの力やヤントラの力よりも強力なのは、清らかなハートです。
信仰は、神の御座であるハートから生ずるものでなくてはなりません.
今日、私が教えた5つのマントラをあなたの不断の同伴者とし神への信仰を強めなさい。
それによってあなたは必ず神我顕現を得ることが出来ます。
神への不動の信念によって、霊力は強化され甘美な至福を享受することが出来ます。
疑ってはなりません。人生において何事を成し遂げるにも、神への信念こそ肝要です。
信念が無ければ、ごく平凡なことでさえ成し遂げられません。21/7/86

現実の生活において、人は生と死の秘密を理解できずにいます。
多くの人が、死の特性を発見しよう、死後何が起こるのか、死の背後にある神秘とは何かを見出そうと試みましたが、答えを見つけることはできませんでした。
そのため、深い探求心を授けられていた者たちは、すべての生き物の奥底には一つの力が存在し、その力は神から来ているという結論に至りました。
彼らはその力を神と名づけたのです。そして、神の力が存在すること、そして、それは人間の理論を超えており、宇宙にみなぎっていると結論づけました。
その力は何なのでしょう? 人は目に見えないものをどうやって認識できますか?
そのようなものを信じるべきなのでしょうか?

世界が愛に見れるメガネが欲しいな

ポニョ:この前は、せっかく乗ってきたのに途中で話が切れたけど、霊力の話題やったな。

ヨシオ:霊力というのは想念の力と結びついているんや。その想いがきれいで純真な心から出てようが、悪い思いから出てようが関係ないんや。霊力ってまるでナイフみたいなもので、お医者が持てばメスとして使われたり、シェフが持てばそれを使ってポニョが好きな美味しい料理を作ってくれる。でも悪意を持った人が使えば悪魔儀式のようなものに使って、人を呪い殺したりすることが出来るんや。

ポニョ:以前も記事にしたけど、ブラックマジックとホワイトマジックの違いやな。バリ島のサヌアという村やったかな、そこでホワイトマジックの行者の元で修行していたオーストラリアの女性が、自分の身体から魂を抜け出している間に、その行者と敵対関係にあるブラックマジックの行者に魂を豚の中に入れられて元の身体に戻って来れなかった話やったな。

ヨシオ:その事件は新聞にも載ったし、結構当時は有名な話やったな。人は誰かを陥れたい時、ブラックマジックの使い手に頼み、マジックをかけられた人は、それを防ごうとしてホワイトマジックの使い手に助けてもらうんや。このように霊力って道具みたいなもんやな。

ポニョ:ヒラニヤカシブも人類きっての霊力の持ち主やったんやろ。だって地球の自転のスピードを変えれたし、北極星まで行くことが出来たんやもんな。

ヨシオ:神さんが創られた創造のドラマでは彼は何度も生まれ変わって、カムサなどの神に敵対する悪役を演じているけれど、本当の彼の仕事は天国に入ってくる魂が、天国に入るのに相応しいかどうかをチェックする天国の門番やったんやで。

ポニョ:ああそうやったんや。だから、それだけのパワーを持ってるんやな。でもなんでそんな素晴らしい仕事をしてたのに悪もんになってるんや。

ヨシオ:ああいう仕事をしていたら、自分も早く神さんのところへ行きたいと思うのが人情やろ。だから神さんが門番に、私の元にたどり着く為に、私の敵になり悪もんの役になって少なく生まれ変わるか、良い人で普通の人生を歩んでたくさん生まれ変わるか、どっちを選択するか聞かれたんや。それで、悪者になっても神さん自身に殺されるんやったら嬉しいです。早くあなたのところに行きたいって言ったんや。

ポニョ:それで、神さんの創られた劇の中で悪もんの役をしてるんか。本当に、この世界は全て神様がお創りになられた劇なんやな。

ヨシオ:だから、この世界は本来は全ては善なんや。全てが愛、愛、愛で出来ている。一見恐ろしい事件や、おぞましい出来事が起こっているように見えるけど、全てはなるべくしてなっている、起こるべくして起こっているんや。

ポニョ:世界が全て愛、愛、愛で出来てるって見るのんて難しいよな。そんなメガネが有ったらええな。いつもかけて歩きたいな。でも最近、久々にあるニュースを聞いてカリが来たんでツイートしたんや。それは、イギリスのモンサントの社員食堂に出入りする業者は遺伝子組み換え食品を提供してはいけないんやて。それにその会社の前CEOは自分の子供にオーガニックミルクを飲ませているけど、モンサントが開発した飼料を食べさせて、二割多くミルクが出ている牛のミルクを飲まさないんやて。腹が立って、こんな世界においら達は住んでいるんや、腹立つ。みんな怒ろうぜ!とかというツイートをしたけど、後で落ち着いてよく考えたら腹立ったらいかんな、クール アンド カームで行こうと思って削除してしもたわ。
でも、ビルゲー出るツや、グロエリの宣伝売女ガガがやってる例のバケツで水をかぶるキャンペーンも、悪魔の洗礼の儀式やろ。ガガが持ってる洗面器はバケツと違って底が丸いやろ。あれは洗礼で使う容器と一緒の形なんや。それにそのキャンペーンで集めた金のほとんどは最終的にその難病を治療する薬を開発している会社に行くんやろ。
その会社は、胎児から採った細胞を使っていろんな薬を開発してる悪魔の会社やで。腹立てへんか?

ヨシオ:ポニョはすぐに感情的になるもんな。俺も熱くなりやすいけど。

ポニョ:話は戻るけど、そういう霊力を得たいがためにドラッグを使うのが一時期流行ったよな。その事も記事にしたっけ。

ヨシオ:ババはそういうのは良くないって言われているな。その事についての過去記事を少し引用してみよか。

霊的体験をするのにドラッグを使ったり、天才ばかりを集めて交わらせて優秀な人類を創るとか、特殊な染色体を持ったものだけで特別なグループを作るとか、そういう血統を持っているものだけで世界を征服するとかは全てイルちゃんが実際やってる事なんや。
ヒットラーのやってた優生学とか聞いたことがあるやろ。そんなことも全て繋がってるんや。
これらは全部、昨日説明した事、つまり霊が肉体や物質世界をコントロールしているという霊的法則の大原則を無視して、それとは反対の、ドラッグとか、血筋とか、染色体とか、松果体とかをなんとかすれば霊的な体験をしたり霊的な力を得ることが出来るという危険な考えと結びついとるんや。
こういう間違った思想を元にして、全く霊的な法則のABCを分かっていないイルちゃんたちが、世界を混乱に陥れているんや。
昔、スタニスラフ・グロフという人がLSDを使って至高体験を得る方法というのを研究し、それに感銘を受けたニューエイジ世代と言われる若者が影響を受け、薬の力を借りて霊的な体験をするということが、一時期ヒッピーなんかを中心に拡まったんや。
インドでもハッシッシのようなドラッグを使って、霊的体験をさそうとするヨギもいてるが、これはさっきも言ったように身体の機能を感覚をマヒさせ、霊体が肉体から出易いようにするだけの話で、霊性修行によってなし得る行為を薬物によって同じ体験をさそうとするものなんや。
そのため薬物を使えば誰でも肉体から半分抜け出ることが出来るので、霊的体験をしたように感じ、いわゆる至高体験の大安売りになってしまったんや。
サイババさんは、これらのドラッグを使って得られる霊的体験は良くないと言っておられる。というのも霊性修行によって五感をコントロールすれば、自分は肉体ではないということが実感出来る。それは霊性修行における自然のプロセスやねん。
ところが、ドラッグを使って、まだ感覚のコントロールも出来ていない人が、例えば性的欲望の強い人の霊が身体から離れてしまうと、そういう周りにウジャウジャいてる霊的レベルの低い霊たちの波動の中に取り込まれてしまう事になってとても危険なんや。
たとえ、肉体から離れることによって霊界を垣間見れたとしても、その人が持っている低いレベルの欲望を持っている低級な霊がやって来て悪さをされるか利用されるだけなんや。
というのも、そういう欲望をいっぱい持っている低級な霊たちは自分の欲望を満足さそうとして、似たような欲望を持っている人の身体を乗っ取ろうといつもチャンスを伺ってるんや。
このような体験は真の霊的体験とは程遠いことなんや。
みんなは間違って霊的能力をつけるということは、テレパシーとか、浮揚力とか、トランスポーテーションとか、予知能力とか、マインドリーディングとかの能力をつける事だと思っているけれど全然違う。本当の霊的体験とは神を体験すること。
瞑想も一緒。神を体験することが瞑想なんや。
それに、ドラッグなどを使って自分は霊的体験をしても、次からドラッグを使わないとそういう体験は出来なくなるから、結局その人の霊的進歩を遅らせてしまうことになる。
また正しい方法で霊性修行をしてる人でも、五感をコントロールし霊性修行が進むに連れていろんな霊的能力が自然に身についてくるけど、これらの霊的能力を無視しないと終着駅つまり神さんの元にたどり着く前にこれらの霊的能力に魅了されてしまい、そこに留まってしまって途中下車をしたのと同じことになってしまうんや。
霊性修行を正しくしている人はそういう超能力と言われているものに興味はないし、得たいとも思っていない。彼の唇は、神の御名を唱えるのに忙しいんや。
だから、ラーマクリシュナパラマハンサはそういう霊的能力を用いて奇跡などをするグルから離れておきなさいとアドバイスをしたんや。つまり、その修行によって奇跡をする能力を身に付けたグルたちは途中下車した人たちやから。
だから、ラーマクリシュナの信者の人は奇跡をするサイババさんのことを、そういう類のグルだと勘違いしている人が多いんや。
でもサイババさんはそうでは無い。神の化身が執り行う奇跡は修行によって得られたものではなく、生まれながらにして持っている生得のものなんや。
それは、神が化身として降臨された時にくっついて来るもんなんや。
だから、神の化身であったクリシュナが村を守るために大きな岩山を持ち上げたり、ナラカという地球に衝突することになっていた小惑星を破壊したりしたこと、そういう事全てが、人類のために神様がお遊びでやっておられることなんや。
さっきも言ったように霊的な能力とは、日々の生活で如何に愛そのものである神を体験でき、そして、その体験した愛を自分の周りの人々に広めて行くことなんだけれど、そうすることによって自分自身の神聖さがどのようなものか、つまり本当の神の愛を体現しているかが自らの行為によって試されるんや。
そういうことが出来る人、自分が体現した神の愛を周りの人々に与える能力を持った人のことを霊的能力が高い人と言うんや。
つまりその人の見かけは普通の人やけど、神の化身と一緒なんや。
その人は生き神さんになったんや。
神さんと融合するのに身体を脱ぎ捨てるまで待つ必要は無い人なんや。
そういう人は、いろんな霊的能力を持っていても決して見せびらかしたりしないし、それを自分のためには使わない。
そういう人の毎日の生活の一つひとつが愛で溢れているし神を体現している。
また瞑想をしていても、瞑想の後に嫁さんと口喧嘩したり子供を怒鳴り散らしてたら瞑想をしてる意味がない。
愛がいっぱいで、いつもポジティブな生き方をし、ニコニコ顏の似合う人になりましょう。

"真の瞑想とは、あらゆる場所{や人}の中に神の存在を認め、その意識を、私たちの行う小さな一つ一つの仕事の中にまで、表現することです。PN"

髪の毛が無くなれば世の光になれるんか?

ポニョ:ルッドラムのチャマカム第十一章は、神様からこれらの数字を使っても良いですか、という許可を得るお祈りだ、なんて「サイババが帰って来るよ。Part1」にいちびって書いたけど、おいらが時々遊びに行くすまさんのブログにこれらの数字は、DNAに関する数字だよ。ということが書いてあったで。

ヨシオ:ほう。それは知らんかったな。さすがすまさんやな。よく調べておられるわ。俺も、なんでこんな中途半端な数字ばっかり並べてあるんかなと思ってたんや。もちろん深い意味はあるんやろうと思っていたんやけど、やっぱりそうやったんやな。道理で、このルッドラムを唱えていたら身体の細胞の一つ一つが躍動するはずやな。

ポニョ:おいらも、このルッドラムを唱えていたら自分の意識のレベルが一つも二つも上に行くような気になるな。というわけで、そのすまさんの記事を引用しますね。

http://ameblo.jp/smanalo/entry-11921157595.html
パート1に入っている「認知症も癒すヴェーダの力」シリーズに、チャマカムの11章は神から数字を使う許可を得るお祈りで占められていると書かれていますが

最近チャマカムを唱えていて、この11章ってすごく不思議だなと思いました。

1章から10章までは富や知性、食べ物、幸運などありとあらゆる具体的なものを祈り求めているのに、最後の11章になって数字に関して望むものを列挙しています。
(略)
この部分の英訳を直訳するとこうなります。

これらを私にお授けください。
1、3、5、7、9、11、13、17、19、21、23、25、27、29、31、33
4、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、48


なんですかそれは。意味不明すぎ。と思いました。

もちろん各数字には固有の意味があり、例えば数字の1はプラクリティであるとか3は三つのグナを表すとかいろいろあるのですが、

なぜここでこうした数字が出てくるのかについて面白い解説を見つけました。
サシダラン博士によると、これらの数字は生命と知性の進化を可能にするアパあるいは水を形成する高分子鎖を表し、アパとはDNAの窒素塩基対以外のなにものでもない。

1から33までの数字はミトコンドリアDNAの3万3000塩基対を表す。

4から48までの数字は4800万のDNA核塩基を表している。

ふたつのDNA塩基のセットは、人間の生命の進化発展と人類の幸福の維持をもたらすために結びつく。

帰依者がこれらの数字の恩恵を祈るとき、実は人類の安寧と幸福の維持をもたらすすべてのDNA塩基を授かることができるように祈っていることになる。

だそうです。

私は人生で初めて塩基という言葉を使いましたので、正直理解できてないです。

この解説が正しいかどうかもわかりませんが、とにかく壮大ですよね。。。

(参照:https://sites.google.com/site/mathematicsmiscellany/mathematics-in-chamakam)
引用終わり

ヨシオ:ということは、ポニョのチャクラの位置が胃袋からハートや喉仏にあるチャクラに昇って行くってことやな。

ポニョ:そういう事になるんかな。でも、いつも唱え終わったらお腹が空くけど…。

ヨシオ:それやったら、全然チャクラの位置が変わってないやんか。何が、意識のレベルや。ポニョがえらい難しい事を言い始めたなと思ったらこれやから。ガクンって来るな。大体、胃袋から上にチャクラが昇れば、お腹が空くっていう感覚が感じられなくなるで。

ポニョ:それは、おいらには永遠に無理な話やな。でも、最初の頃、唱え始めた時には、身体中が熱くなって汗だらけになってしまったけど。あれは自分の汚れた細胞が、シヴァ神のレベルで振動する時に起こる身体の自浄作用やったんやろか。今はスイ〜スイ〜と泳ぐみたいな感じで最初から最後まで気持ち良く唱えられるで。それに、唱えている最中にババの教えや、霊的な事柄についての答えがフット浮かんで来る事もあるんや。

ヨシオ:それはええな。俺もそんな風に感じていたな。なんか、身体から魂が離れてしまうようなフィーリングやろ。でも、ババはヴェーダを唱えているサンスクリット語がペラペラのブラミンの坊さんでさえ、頭の中は世俗的な事を思ったり考えたりしてる。と言っておられたから、ルッドラムを唱えている間は、世俗的な事は思わんと出来るだけ自分が唱えているヴェーダの意味に集中したり、眉間にある第三の目の位置に集中して唱えた方がええんやろな。


ポニョ:そうやな。おいらも唱えている間中いろんな想念が湧き上がってくるな。以前にも記事にしたけど、ルッドラムを唱えているとシヴァダンスと言われる原子の動きが、自分の身体の中で活発になるって分かるよな。

ヨシオ:そうやな。俺の場合は一日三回唱えているけど、毎回唱える度にシヴァダンスをしてる宇宙意識と一体になるっていう感じがするな。良い贈り物をサイババさんからもらったなって喜んでいるんや。最初覚え始めた頃は、毎日何度も朝から晩まで繰り返し聴いてたから、夢の中までルッドラムを唱えてたな。今も、一人の時とか気が付いたら頭の中でルッドラムを唱えている時があるな。

ポニョ:あんたのとこに、寄せてもらって一緒に働いているけど、あんたはよく一人で、大きな声でクリシュナとかラーマとか言って叫んでるな。周りに誰もいないから良いけど、都会やったら気狂い扱いされるやろな。

阿修羅の特質を変容させて、甘露の如く純粋なものにすることのできる神の御名は実に万人にとって、世界にとっての平安の天国であります。
御名を途切れることなく繰り返し唱えること、その御姿と御名を熱烈に愛すること、それこそがバクティ(神への愛、帰依)という呼び名にふさわしいものです。
バクティとは、最高の愛が、そしてもっとも純粋な愛(プレマ)が、神に向けられていることを意味します。至高の平安 
P.99”

ヨシオ:ババは毎日神の御名を唱えるのが、このカリユガの時代では一番効果がある霊性修行やと言われているけど、本当に心の中から唱えたら時々大きな声が出てしまうんや。

ポニョ:横におったらびっくりこいたで。突然大きな声出すんやもんな。

ヨシオ:ヴィヤーサというマハーバラータという大叙情詩を作った聖者が、いろんなその当時聖音だけだったヴェーダを編纂して書物にし、聖音をそれぞれのヴェーダに振り分けた時に、幾つかの音が余ったのでそれらの余ったラとかマの音を、全ての人類の為に共通の音として、ラとかマとかをくっ付けて神の御名にしたんや。だから、そこらへんの、ポニョとかヨシオとかいう名前とは訳が違うんや。

ポニョ:なんで、おいらの名前がそこで出て来るんや。でも、この前も言ったけど、ただ単に唱えてても飽きてくるよな。あんたは、クリシュナダスさんのハレクリシュナの歌を聴いたら頭の中にその歌が一日中残るから、それに合わして唱えたらええって言ってたよな。おいらも最近始めたけど、確かに良い方法や。

ヨシオ:俺が住んでいるところはポニョも知ってるとおり、誰も周りにいないし、隣の家まで少なくとも五百メートルや一キロメートルもある。だから、大きな声で神の御名を唱えても平気や。気持ちがええで。すごいバイブレーションを持ってるからな。一度、ポニョも大きな声で歌に合わせて一日中大きな声で唱えてみ。俺の言ってる意味が分かると思うで。これは経験せな分からんけどな。
唱えている途中、突然至福のフィーリングが心の底から湧いてきて、涙が出てきて止まらなくなる時が一日に一回ぐらいはあるな。そんな時、身体中の細胞が音を立てて崩れてしまうような感じがする。自分が溶けて無くなっていくみたいやな。

このアヴァターがこの世界で悪魔を退治し始めたら、誰もこの世界にいなくなってしまうでしょう。
私はそれゆえ出来る限り、一歩一歩あなた方を霊的に高める為に来たのです。
この素晴らしい機会を逃すことなく,あなた方の人生の目的を果たさねばなりません。
後で後悔しても始まりませんから。
その方法は簡単です。ただ神の御名を唱えることです。p256ANDI”

ポニョ:ヴィベカナンダの師匠であるラーマクリシュナ パラマハンサも、一日一回は神を体験したい。と言っておられたけど。そんな感じなんかな?パラマハンサは、その日の夜になっても、その日にまだ女神様のヴィジョンを見れてなければ、とても悲しくしておられたそうやな。

ヨシオ:そのようにして毎日、神様を体験できれば人生が神聖化されるよな。別に何処か等別なところに神様を探しに行かなくても、自分の心の中をほんの一センチほど覗けば、そこにいつも神さんがおられるんやもんな。ちょっと覗いてね。いつも待ってるよ。と言って首を長くして待っておられるんや。

ポニョ:その、神さんをおいら達はいつも無視して生活してるんやな。

ヨシオ:前にも言ったけど、何かやる前にいつも神さんと話す癖を付けやらええと思うで。買い物をしている時も、「ババさんこれどう思う?私に似合うかな?買って帰ろうと思うんやけど?」とか聞けば、「前にも似たようなものを買って全然着ずにタンスにしまったままやんか。」とか言ってくれるで。その自分の心の声を聞いて毎日生活することが出来れば、それが霊的な自信につながり、霊的に満足して行けるんや。霊的に満足した人は、他の人にも自分が体験した満足感を分け与えたいと思って、いろんな困っている人や助けを求めている人の光となって、世の中を明るく照らしていける人になって行くんや。

ポニョ:そういう人は、神さながらの人になるんやな。おいらみたいに、頭の毛が少なくなっている人は、その人の存在自体が世の中を明るく照らすことが出来るんや。

ヨシオ:ちょっと違うけど、ポニョがそれでハッピーやったら、今日のところはそれでええ事にしとこか。

神の御名が如何に強力であるか、自分自身で探求しなさい。
~一切は神から来ました。普通の人は、全てのものの根源をさかのぼって見極めるという基礎的な探求をしません。
しかし、科学者でさえ今やこの基盤を発見しようと研究に励んでいます。
実際、神の御名は全宇宙の基盤です。
御名とは、如何なる者をも等しく神と見る手段です。
それゆえ神を認識し、御姿のヴィジョンを拝する最善の方法は御名の憶念です。2/3/92

至高の神の御名が如何に甘美で神聖であるかを、言葉によって表現することは不可能です。
あなたが帰依の心でもって唱える神の御名は、その熱意に比例してあなたに恵みを授け歓喜を与えます。
声を合わせて、神の御名を唱えるように努力しなさい。
今日、空、風,火、水、地という世界の五大要素は汚染されています。
清らかな水、澄んだ空気を得ることは出来ません。
耳にする音も汚染されています。
大地も汚染されています。
カリユガはカルマシアユガ(不浄の時代)になりました。
これらを清めるためには至高の神の御名を唱えるのが唯一の手段です。
今日の人々は、多くの時間をテレビやビデオ映画を見ることに費やします。
このような時代に生まれた子供達はテレビ時代の申し子といっても差し支えないでしょう。子供たちは幼い時からテレビタレントのように振る舞い、人目を引くことを好き勝手にしたがります。それは両親の責任です。3/3/92”

来た来た来はったえ〜

ヨシオ:ブログなんて俺には関係ない世界と思っていたんやけど、こんなにたくさんの人に俺たちが書いた記事を読んで頂いて嬉しいです。一ヶ月限定が三ヶ月、そしてそれが、半年まで伸びたけどなんとか毎日記事をアップできて良かったな。ポニョが助けてくれたおかげや。

ポニョ:俺は、ただあんたから話題を引き出そうと相方をしていただけや。ほとんどの記事はあんたが書いたんやからご苦労さんでした。でも、お袋さんの介護で毎日忙しいし、コンピューターとかネットとか携帯が嫌いやったあんたをどうやって説得しようかなって少しは考えたな。そんな時、こんな言い方をしたら失礼やけど、すごいタイミングでお袋さんが亡くなられたもんな。

ヨシオ:お袋が逝ってなかったら、毎日記事をアップなんて到底考えられへんわ。それに、実はポニョにも言っていなかったけど、ババがこういう仕事があるからしっかりやれってメッセージをもらってたんや。

ポニョ:ほう。それは初耳やな。どんなメッセージやったんや?

ヨシオ:ババが夢に出て来られて、俺に金の指輪をくれたんや。指はめてくれたんやけどピッタリで、ありがとうと言うと、また、二つも物質化して俺にくれたんや。それは、一つはスマートフォンの形をしていて、もう一つは同じような形やけれどもう少し大きいねん。

ポニョ:それって、iPadの事と違うんか?

ヨシオ:そうや。それで、これらを使って仕事をしろって言われたのが分かったんや。俺は、そんなん使ったことがないし困惑してたんや。あくる日の俺の六十才の誕生日に、長男が家に来てiPhoneをくれたんや。お父さんこれ使ってと言って。その後すぐに、他の子供達も金を出しあってiPadを買ってプレゼントしてくれたんや。

ポニョ:そんなことがあったんか。知らんかったな。でも、ネットは使えないんやろ。

ヨシオ:町に出た時に使うんや。そして、それらをもらった後すぐお袋が突然亡くなり、バタバタして葬式が済んだ時にポニョから連絡が入ったんや。普通やったらそんな話は断ってるけど、ババがもうこんな仕事をやれってメッセージをもらってるし、iPadやiPhoneももらっているので、やるっきゃない、という感じやったな。

ポニョ:半年もいろんな警告やババの教えや、グロエリの悪巧みを発信して来たから、もう充分やろ。あとは、ドンと来た時の為に準備をするだけやな。
電子本Part1にも載せたけど、地軸が傾く原因は、太陽ストームが地球を襲って地磁気が弱くなり、その結果地殻とマントルの吸着力が弱くなってツルリと地殻が滑るっていう話やったな。

多くの自然災害は人為的なものなのです。
地震、火山の噴火、戦争、洪水、飢饉や他の災害は厳重な自然の乱れの結果です。
それらの乱れは人の行為の帰結なのです。
人は、未だに人と自然の関係を完全に理解していないのです。”

地球は一つの球です。
球を安定な状態にしておくには、バランスをとらねばなりません。
今、限度も無く天然資源を消費し、地球のバランスが崩れば地軸が傾くのです。"

ヨシオ:時々ソーラーストームが地球を襲うけどな。

ポニョ:そうやな。エドガーケイシーこのように言ってるしな。

「その変動だが、われわれの見るところ、これらは1958年に始まり、大異変と両極の移動が織り成す変化をもって終結するのである。…」(378-16)

「…北極南極に異変が起き、それが熱帯地方の火山噴火を早め、両極の移動を起こす結果となるだろう。…」

「その変動だが、われわれの見るところ、これらは1958年に始まり、大異変と両極の移動が織り成す変化をもって終結するのである。…」(378-16)

「…北極南極に異変が起き、それが熱帯地方の火山噴火を早め、両極の移動を起こす結果となるだろう。…」

地球は、磁石と一緒やから、磁石が北を指すことで分かるように地球自身の作る磁場がある。この地球磁場を地磁気というんや。
それが、ソーラーストームで弱められて…

ヨシオ:ツルツル、ツルリンコ、やな。

ポニョ:なんや、ツルリンコって頭の毛があまり無いからって、余りからかわんとってくれるけ。

ヨシオ:ポニョの髪の毛の事なんて一言も言ってないやんか。

ポニョ:でも、ババの言われていることって、いつも理解出来るって云う訳ではないもんな。まあ何れにしても、ブログの役割は終わったと判断したので電子本にだけ記事を載せています。

ヨシオ:ババがもうすぐしたら、空に現れたり、影分身の術を使って世界中に同時に現れたりしたら、たくさんの人々がこの俺たちのブログを読まれたり、電子本を読まれたりするのは目に見えているんや。だから、今の間に電子本を充実させてるんや。

ポニョ:おいらも、その合間を縫って相棒のところでアクアポニックスのシステムを作りに来ています。この事についても、ババからメッセージをもらったんやな。

ヨシオ:そうやねん。あれは家族中で驚いたな。ババが夢の中でダルシャンを与えてくれたんや。そして、俺にノンハイブリッドの種を沢山買いなさい。と言われたんや。
その時、ちょうどポニョからアクアポニックスの事を聞いていたんで始めようとしていた時やったんやそれで、ババはそれをやるには金がいるから受け取りなさいと言われて、くれたんや。
目が覚めてすぐに嫁さんが街に行く用事が有ったので、ついでに銀行口座に入金があるかどうかチェックしてくれるかと頼んだんや。すると、驚き、桃の木、山椒の木やないけど大金が入っていたんや。送金先を調べたら、二十五年ほど前に俺が人助けだと思って立て替えていた金が有ったんや。それを二十五年分の利息を付けて返金してくれてたんや。すっかり忘れていた金やったから驚いたな。

ポニョ:それを使って大きなアクアポニックスのシステムを作ってるんや。種もたくさん買ったしな。

ヨシオ:とにかく、人生の全てをババに委ねたらいろんな神の仕事が舞い込むから面白いよな。人生が楽しいな。

ポニョ:おいらも、そのおこぼれをもらって嬉しいぜよ。これからも、よろしくね。

ヨシオ:こちらこそ。これからが、本番やで。いろいろ起こるで。人類史上最も素晴らしい神の奇跡がこの地球の全ての場所で見れるんや。自分たちが実は、孫悟空のように神の手のひらにいてたって分かる時が来るんや。

近い将来、サイの栄光は世界中に広まるでしょう。
それは千倍にもなって大きくなるでしょう。
その理由はサイの使命が本質的に善に基づいているからです。
どのような汚らわしさもありません。
すべての行為は純粋な動機から出ています。
サイのすべては真理にもとづいています。
サイのすべての活動は誰か他の者に頼らず執り行われています。
それでいて、すべては何の問題も無く、粛々と進められています。
収穫が終わると籾取りが始まります。
風は籾殻を吹き飛ばし、籾のみを残します。
この例えのように残った籾とは真の信者のことなのです。
そして信仰心の定まらぬ者は籾殻となって吹き飛んでいくのです。
これが真の信者かどうか選り分ける過程なのです。SS12/93p333
世界は神の身体です。その身体に癌ができれば取り除かねばならない。
利己主義の増大に対して物質的反動とある種の調整作用と整理が起こる。p129サイババ世界の危機を救う。
高度な物質生活の追及が社会を荒廃させた。P244(同)
知識や発明の才や富ではなく、人格が力となる賢明な知恵が国々の会議で尊重されるだろうP258(同)
アバターは最近、将来の世界地図を物質化した。そして地球表面にいくつか環境調整変動が起こるだろう。そしてそれに伴い人口が減少するだろう。といった。P259(同)
ゴールデンエイジが到来するでしょう。
私が天空を横切り大空を講堂に使うときが来るでしょう。P400(同)    
今後、全世界は必ずプラシャンティニラヤムに集まります。
プラシャンティニラヤムは心身の病を癒す神聖な治療殿堂となります。23/11/91
神の栄光は日増しに高まり、皆さんに喜びと至福をもたらします。
まもなく地球上からあらゆる不安が根絶されます。
今日、私たちは至る所で暴力行為を目にします。
しかし、何が起こっていても、それはある意味ですべて皆さん自身のためです。
だれもが神聖な思いをもつようになります。
すべての人が神の至福を味わうでしょう。
まもなく国中が平和と幸福を味わいます。
困難も苦しみもなくなります。
皆さんは苦難に遭うのではないかと考えて、恐れにうちひしがれています。
実際には、悲しみや苦しみといったようなものは存在しないのです。
どうしてそれらが皆さんを悩ますことなどできるでしょうか?16/3/03
困難はやって来るかもしれませんが、それらは最終的には幸福を引き起こします。
ごく近いうちに、この世のすべての人が理想的な生活を送るようになります。
愛は力で得られるものではなく、その「源」から自然に生じるべきものです。
力は恐怖を引き起こし、愛を減少させます。
自分の中から自然に神聖な思いを湧き上がらせましょう。
自分の喜びを他の人と分かち合いなさい。16/3/03
まもなく、全ての国々が一つになるでしょう。
全世界は一つになるでしょう。
カーストや宗教や国籍という狭い考えは消え失せ、全ての人が一つになって神聖さを体験するでしょう。全ての人が愛の思いを深め、お互いを兄弟姉妹と考えるようになるでしょう。21/10/07
私はこの人間の身体を2020年以降も存続させます。Life of Bhagavan Sri Sathya Sai p235 1971
アヴァターが歩むどの一歩も、その足跡もすでに決定されているのです。23/11/68
すべての人類が調和に満ちて生きるという時が近づいています。
その時期は、人々が思うよりも早くやってくるでしょう。
それは、誰も想像できないくらいです。
それは、人の理解を超えています。
私が今言えることは、そのときの美しさは、すべての人が見る夢よりも、もっと素晴らしいということです。SSS Balvikas9/1995vol15p9
全世界は今日、心配事や恐れで苦しんでいる。
しかしすぐにその黒い雲は追い払われ、幸せな時代が全世界に訪れるのを、あなたが見届けられることを私は保証します。SSvol11chap28
もし変化があるとすれば、それは宇宙的規模の変化であって、地域的な変化ではない。それはあらゆるところで起こるのだ。MBAIp18
ゴールデンエイジのサインは、サイの栄光が全世界に広まり、何千もの信者が増えることです。SS12/1993
ごく近い将来にあなたたちは神の栄光が日に日に増し、あなたに喜びと祝福が授けられるのを知ることになるでしょう。すべての不穏さはこの地上から消え去るでしょう。16/3/03
やがて、日がたてば今スワミの真実に気づいていない者でさえも、私を体験し、後悔の涙を流しながら私のもとへ戻ってくるでしょう。非常に近い将来こういうことが起こるのだ。スワミは現在こういうことを起こるのを制止しているが、しかし一旦それが起こることを私が許せば、全世界がプラシャンティニラヤムになるであろう。vol15Chap55

神への旅はパスポートは要りません

ポニョ:ババがスマホとか、iPadを夢の中で出してくれた話が面白かったな。

ヨシオ:ババが下さったから愛パッドと愛ホーンやな。今までそんなもんを触ったことがなかったから、息子達からもらった時にドギマギしたな。

ポニョ:あんたは、コンピューターとか嫌いやもんな。携帯も持ったことがないやろ。

ヨシオ:昔から、電話って好きじゃないんや。だって、俺はお前がトイレに入っていようが、来客中であろうが、本を読んでいようが関係無く俺と喋れ!みたいな感じやろ。

ポニョ:そんな風に電話の事を思っているって世界中であんたぐらいやろうな。確かに言われてみればそんな傲慢な機械やな。特に、みんなが携帯を持ち始めてどこにいようが何をしていようが関係無く呼び出されるもんな。

ヨシオ:それだけじゃない。その人の電話番号をみんなが知るようになるし、裏からその人に知られないように盗聴することだって出来るってポニョが言ってたやないの。

ポニョ:日本の警察だけではないけれど、会議の時には携帯を持って入ったらあかんねん。スイッチをオフにしていても盗聴出来るし、カメラを通じて周りの様子を見ることだって出来るんや。
それに、GPS機能が付いているのでその人がどこにいてるのかもすぐに分かるんや。

ヨシオ:いわゆる誰かが監視出来るように、作られているんやな。ババは、もし君たちが携帯を持っているんだったら、井戸に投げ捨ててしまいなさい。と御講話で言われたことがあるな。

"今、どこを見ても、人々は映画やテレビ番組を見たり、映画音楽を聴いたりして時を過ごしています。
その上、性別や社会的な地位にかかわらず、ほとんど誰もが携帯電話を使っています。
人々は携帯電話で誰かと話すことで多くの時間を無駄にしています。
見ず知らずの人とさえ話をしています。
娯楽メディアの激増と分別のない携帯電話の使用のせいで、人は自らの価値を失ってしまいました。携帯電話の悪用で、人は頻繁に深刻な問題に陥っています。
特に若い世代がそうなっています。
携帯電話は、ほとんどの場合、適切な使い方をされるよりは、悪用されています。
私は皆さんに、特に青年男女に対して、自分の携帯電話の番号を人に教えないよう忠告します。
人に教えると大きな危険に直面することになるからです。
携帯電話の使用は避けるようにしなさい。
たとえ携帯電話を買ったとしても、分別なく人に番号を教えてはなりません。
中には絶えず何時間も携帯電話で話をし続けている人たちもいます。
これはまったく間違っています。そうすることで、皆さんは罪を犯すことになります。
一度人に携帯電話の番号を教えてしまえば、人はあなたに電話をかけてきます。
あなたは最初はそれを嬉しく思うでしょうが、しばらくすると、相手は頻繁に電話をしてくるようになります。
それによって不必要な接触がなされるようになります。
最終的に、電話の相手はあなたを誤った方向へと引き込み、あなたの人生を駄目にしてしまいます。
初め、相手は「私はあなたの友人だ」と言ってきますが、友人関係はだんだんと恋愛関係を築くことへと通じていきます。
あなたは惑わされ、ついには厄介な問題に陥ることになるのです。
ですから、そうした不必要な接触に付け入る隙を与えてはなりません。
いつも神の御名を黙想しているか、良い本を読んで時間を過ごすようにしなさい。"

ポニョ:でも今では、もう生活の一部やから若い人はそんな事は出来ないやろな。あんたも、スマホやiPhoneをもらったぐらいやもんな。あんたとスマホってイメージが合わへんわ。

ヨシオ:そうやろ。家族や友達がびっくりしてるな。突然iPadの前に座っていろいろやってるから。
ポニョ:でも、息子さん達からのプレゼントがババの意思だって事が分かったから、子供達が驚いていたやろ。

ヨシオ:実は、ババが出て来られた夢をもっと詳しく言うと、最初に金の指輪をババが物質化して指にはめてくれたんや。その後、プラスチックの子供のオモチャのような、人参の形の指輪をくれて、それを俺の顔をやんちゃ坊主みたいに意味ありげに笑いながら指に入れてくれたんや。それで、俺はババに何やねんこれ。プラスチックの人参が付いてるオモチャの指輪なんか付けて、俺が世間様の間を歩き回らないかんのけ。とか、文句を言ってたんや。すると、ババがその人参の指輪にフッと息をかけると二つの大きな指輪に変わったんや。
一つ目の指輪には小さいスマホが付いていてそれがだんだん、普通のスマホの大きさにまで大きくなったんや。もう一つの方も、小さいスマホみたいなのが付いている指輪が大きくなり、iPadになったんや。

ポニョ:それは、おもろいな。でもどうして人参がスマホやiPadになったんやろな。

ヨシオ:俺も、そこんとこが分からんかったんやけど、子供達がいるところでその話をしたら、ええ?どうしてお父さんはそんなババのトリックが分からないの?と言ってバカにされたんや。

ポニョ:と言う事は、子供達の方があんたの夢の中でババがされたトリックの意味を、解く事が出来たって事か?

ヨシオ:とにかく、あいつらはとても直感が鋭くて直ぐになんでもサッと分かるんや。トランプの神経衰弱ゲームをしてもメチャ速いで。

ポニョ:そうなんや。前世は霊性修行を途中で辞めてしまった、ヨギかなんかやって言ってたもんな。それで、そのトリックの謎は解けたんか?

ヨシオ:ああ、子供達の説では、お父さんはiPadやスマホを使ってこれから、ブログに記事を書く仕事が待ってる。今のところは、まだ始めていないけどその仕事がババが意図したように上手くお父さんが成し遂げるとババはその人参の指輪をダイヤモンドの指輪に変えてくれるはずや。と言ってたな。

ポニョ:どうして人参がダイヤモンドの指輪になるんやろ。

ヨシオ:俺も、不思議やから聞いてみたんや。すると子供達はお父さんがこんなに鈍いって知らんかったな、これは面白い。って言うんや。俺は答えを言え、と言うと人参って英語でキャロットやろ。だからダイヤモンドの重さを計る単位であるキャラットと発音が似てるやんか。ババはいつも、言葉で遊ばれるやろ。だから、キャラットの代わりに人参の指輪をくれたんやんか。と言ったんや。

ポニョ:ババがいつも言葉で遊ばれるって事を、知らないと分からない英語のダジャレやな。

ヨシオ:そうすると、しばらくしてポニョからそろそろ俺たちの事を世間に知らせる仕事を始めるぜよって連絡が来たんや。それまでに、苦労して使い方をいろいろ子供達に教えてもらっていたんや。俺の性には合わんなこういう機械は。メールとかスカイプは便利やけどな。

ポニョ:でも、今の若い人は長い間スマホとにらめっこしてるで。出口王仁三郎が大峠の前にはたくさんの人が、小さいテレビの画面みたいなものを持って歩いているって言ってるけど、本当にそのようになっているよな。

ヨシオ:そうか、王仁三郎がそんなこと言ってるんか。時は、近いってことやな。俺の子供達の中では一番末っ子がフェイスブックとかなんか、やってるな。小さい自分たちのバスケのコミュニティを作ってるようや。まあ、俺には理解出来んけどな。でも面白いって言ってる。

ポニョ:その、スマホをプレゼントしてくれた息子さんって、あんたと一緒にババのところにパスポート無しで行った男の子やろ。

ヨシオ:ああ、そうや。嫁さんはその頃、三人のチビの面倒を見ていたので、お袋と二人でインドに行こうとしていたら、ババが夢に出て来たんや。夢の中で、俺とお袋がインドのアシュラムから離れようと、白いまん丸っぽいタクシーに乗ってアシュラムから離れようとしていたんやけど、ババが俺たちを見送りに来てくれていて、俺たちの方に向かって片手を振っておられたんや。でも、もう一つの手は俺の長男の手を握っておられたんや。

ポニョ:ということは、長男をインドに連れて来い、わしがインドで面倒見るって事かな。
それに、その丸っこいタクシーってインドによくあるアンバサダーという車のタクシーやんか。

ヨシオ:俺は、インドに行ってからインドのタクシーがアンバサダーやなんて知ったんや。それで、急遽息子を連れて行くことにしたんや。まだ六才になったばかりやったな。息子のパスポートは無かったけれど、嫁さんのパスポートに息子の写真も付いていたので、これで行けるやろって思い空港に向かったんや。

ポニョ:それは、無茶な話やな。普通、お母さんと一緒でないとそのパスポートは息子さんのトラベルに使えないで。

ヨシオ:俺は、そういう情報に疎いんや。ババが意図したらなんでもOKやと思っていたから、とにかく空港に連れて行ったら、案の定、出入国管理官に出国を止められたんや。

ポニョ:そりゃ当たり前やろ。無茶やるなあんたは昔から。

ヨシオ:でも、俺は「この度はただの観光旅行と違うんや。神様に会いに行くんや。子供のチケットも買ったし出国させてくれ」と頼むと、「後で誰がこの子を出国させたか分かると私が大きな面倒に巻き込まれる。それに帰国した時にも大きな問題だ。パスポート無しでは多分この子は再び入国出来ないだろうな。罰金も二百万円近く払わなくてはいけないようになる。それでも良いのか?」
と言われたので、「構わん。神様が面倒見てくれているので大丈夫だ。俺には神様が付いているんだ。」と言うと、「私は長い間この仕事をしているが、あんたみたいな人は初めてだ。それではどこに行くのか知らんが無事に帰って来いよ。パスポート無しで。」と言ってハンコを押してくれたんや。

ポニョ:聞けば聞くほど無茶苦茶やな。その管理官はよく出国させてくれたな。ところで、エコノミークラスのチケットしか持っていないのにファーストクラスに案内されたんやて?

ヨシオ:そうなんや。客室乗務員にこれはなんかの間違いや。俺たちはエコノミークラスのチケットしか持っていない。と言うと黙ってニコニコしながらファーストクラスの席に案内されたんや。

ポニョ:それはババがやられているとしか考えられないな。ところでインドに入国する時は大丈夫やったんか?

ヨシオ:いや、やはり入国管理官に止められたな。この子のパスポートはどこやって。それで、無いって言うと、どうやって出国出来たんや。信じられない。と言ってブツクサ言いもって俺のパスポートをチェックしてたんや。そして、パスポートの中にババの写真を見つけたんや。そして俺に、お前は中国のパスポートを持っているけれど、中国人の中にもサイババの帰依者がいるのかと言われたので、神の信者に国籍は関係ないだろ。その神に会いに行くんや、と言うとオームサイラムと言って入国許可のハンコを押してくれて、両替所まで親切に連れて行ってくれたんや。

ポニョ:ババもいろんな信者を抱えておられるけど、こんなに手間がかかる帰依者の面倒を見るのは嫌やろな。

ヨシオ:ババが俺たちが出る直前に夢に出て来られたからやんか。ババはいつもギリギリやからな。俺のせいと違う。

ポニョ:多分あんたの帰依心と試されたんやろ。パスポート無しでも子供を連れて来るかなって。

ヨシオ:そういうことなんやろな。ババは帰依者たちの帰依心を試して面白がられるという、いけずな性格を持ってられるもんな。覚えてるか?ヴェンタカタギリの王様の亡くなられたお母堂が王様に言われたアドバイスを。

ポニョ:ああ覚えているぜよ。ババが何か望みは無いか?と聞かれた時、亡くなったお母さんに会わせて下さいって頼まれたんやったな。それで、肉体を持たれたお母さんが壁からスッと出て来られて王様である息子さんに忠告をされたんや。

私の祖母は1947年に亡くなり、スワミが初めてヴェンカタギリを訪問されたのが1950年のことです。

そのとき父はスワミに、亡くなった母親に会わせてくださいとお願いしました。

祖母の名前はラトナンマです。スワミが「ラトナンマ、おいで」と仰いました。

すると祖母が、夢のようなぼんやりしたものや幽霊なんかではなく、生身で壁から姿を現したのです。

祖母は本当に生前と同じように見えました。私たちは彼女の足に触れました。

祖母は父に「この方はあなたが崇拝しているラーマ様ですが、クリシュナ様のような特質をお持ちです。神の囲いから離れるかどうか確かめるためにあなたをだまそうとなさいますから、気をつけなさい。この方から離れてはなりません」と伝えました。

数分後に 祖母はゆっくりと出現した場所へ帰っていきました。

ヨシオ:このようにババって騙そうとされるんやったな。これはカリユガって一人ひとりの中に善と悪があるから、その悪にどれだけ一人ひとりが打ち勝っていけてるか神さんが試されるんやろうな。ということで、俺も、パスポート無しでも世界旅行が出来ることを証明したな。

ポニョ:そんなん証明しても何の意味も無いやんか。

ヨシオ:少なくとも、神さんと一緒やったらなんでも出来るっていう事の証明やんか。

ポニョ:あんたしかそんな事しないやろな。むちゃくちゃや。

ヨシオ:むちゃくちゃかな?全てを神に委ねたらなんでも出来るんや。

“どうやったら限りある人間の力を限りない神の力に変えられるのでしょう?
その為には、すべてを神に委ねるのです。SGc2”
“あなたの力は宇宙の中にあり、宇宙の力はあなたの中にあります。
皆さんは誰か他の人を偉大な人間だと思っています。
けれども、あなたより偉大な人間など存在しません。
あらゆる力と可能性はあなたの中にあるのです。
引力と磁気エネルギー、電流、光、火、エックス線も生まれつきあなたに備わっているのです。
すべての人はコンピュータであり、発電機であり、光源であり、無線局であり、あらゆるニュースも私たちの中にあるのです。20/5/95
人間の肉体が特別なのは、神の力の80%までがそこに内在しているからです。
動物の体には15%位しか存在していません。
人間は自らを高めて神と一体となることができますが、動物は、決して生まれ持った状態から自由になることは出来ません。CWSSBJp270
人間は、ほんの小さな存在であっても、神の大きな力とつながり、一つになれば、果てしない力、どんなことも出来る力が生まれます。SGc2”

人生のお荷物って何やろか?

ポニョ:いくらババに全てを委ねるって言っても、パスポート無しで普通は飛行場に子供を連れて行けへんで。もし、万が一本当に断られたらどうするの。

ヨシオ:その時は、ババが子供を呼んでおられないと理解して、連れて行くのをキャンセルすれば良いだけの話やんか。子供を一人でタクシーで家に帰らすだけや。

ポニョ:帰らすだけってあんた、なんでもそんな簡単に飄々と物事を決めれるな。

ヨシオ:俺なんか、家族の中ではまだこれでも、お父さんはいろんな事にこだわりすぎや、なんて言われるんやで。何でもっとシンプルに生きられないのかって。

ポニョ:一体どんな家族やねん。おいらが以前オーストラリアのあんたの家族のところにお世話になった時に、一週間ほど北の方に車で旅行をしたけど、確かに変わっている家族やったな、って思ったぜよ。だって子供が五人も狭い車の中に閉じ込められて、オーストラリアの単調な外の景色を眺めながら五百kmに一回のガソリンスタンドでの休憩以外、ずっと車に24時間乗りっぱなしでも、誰も文句を言わんと喧嘩もせんと座っていたな。全然子供っぽくなかったで。

ヨシオ:時々、子供達が自分の友達の家とかに遊びに行って帰って来た時に、なんであんなに兄弟姉妹同士喧嘩するか分からないな。とか言ってたな。うちの子は兄弟喧嘩を一度もしたことが無いんや。一番下のチビが劇性で、今バスケをさせているけど、小さい時から10才歳上のお兄ちゃんに何かして負けた時には、悔しくて泣いてつっかかって行きよった時はあったけどな。それ以外別にないな。

ポニョ:みんな家の中にいてるかどうか分からんぐらい静かやもんな。それも、コンピューターを与えてないからコンピューターゲームもさせていないし、携帯もない、テレビも見せてないし、映画館にも連れて行ってない。普通じゃないで。一体何を部屋でしてるのかなと思って覗きに行くと、みんな本を読んでいる。それもラーマヤーナやマハーバラータ、バガヴァッタム、ヨガナンダの本も読んでたな。

ヨシオ:子供の時からそういう環境を親が与えると、子供もそういう色に染まって来るな。だから、インドの事はよく知ってる。前世では全員インド人やったと思うな。カレーが好きやし、ご飯を出してもカレーにはご飯よりもチャパティが合うんや、とか言ってチャパティを自分で焼いて食べるし、子供達同士でヴェーダの話をしてるし、ほんまに親から見ても変な子供やで。

ポニョ:それに何と言っても、生まれた時からサイババの帰依者って凄いよな。菜食やし。チーズの中にもレネットという、硬化剤が牛の背骨から取ってきてるから、レネットの入っていないチーズを選んで買って来るんやろ。出汁も、もちろん鰹節や鳥なども使わないし、徹底してるよな。ほんまに、めちゃラッキーな子供達や。

ヨシオ:以前子供達全員を連れて、乗馬に行ったことがある。そして、俺たちが出かけている間に、そこの乗馬のインストラクターが、俺たちが菜食とは知らなかったので、近くで遊んでいた次男にソーセージを食べさせたんや。それがきっかけで次男はひどい下痢を一週間もしてたな。

ポニョ:食べ物って怖いよな。おいらが行った時もその話を次男さんがしてたな。ソーセージの思い出がよっぽどショックやったんやろ。トラウマになってたんやろな。乗馬に行ってトラ馬って冗談にもなってないけど。

ヨシオ:とにかく、毎日一緒に生活していて思うのは、子供特有の自分という、エゴを出して来ないな。何か美味しいものをテーブルに出しても、先ず他の兄弟や親とかが食べるのを見てから手をつけるし、おもちゃとか買ってきても、小さい兄弟から先に遊ばすし、先ほども言った下のチビは俺より大きくなって、バスケのプロリーグで十五才の時からやってるけど、試合に負けても勝っても飄々としとるな。バスケってただのボールを鉄の輪の中に入れるスポーツやのに、なんでみんなあんなに熱くなるか分からんなとか言ってるな。

ポニョ:さめとるな。でもそういう態度を取るって人生では大切やもんな。人生では大事な分岐点ってあって、そこで重要な決定を下さなあかん時があるやんか。そんな時に、全てを神さんに委ねたらどっちに転んでもハッピーになるよな。

ヨシオ:実はそれが幸せな人生を送る秘密なんや。その人生の分岐点に於いて、そこで自分の好き嫌いや、欲望、を持って来ると、その分岐点で自分にとって好ましくない方に行くと、悲しんだり、失望したり、怒ったり、はたまた自分の思い通りの方向に向けるために賄賂を使ったり、コネを使ったり、脅したりして画策したりするやろ。でも、神様に委ねたら、人生の分岐点で、どちらに転んでもそれが神様がすでにお決めになられた事であって、神様がこの宇宙を創造される前から、例えば自分がその場所で、その時間に交通事故に遭って不具になっても、それが神様から与えられた自分へのプレゼントなんやと思うとハッピーになれる。この程度の被害に抑えてくれたんや。これで過去生からのカルマを支払わせて下さったんや。ありがたい事や、と理解すればそんな一見ひどい交通事故もラッキーな一件に思えるようになるんや。

ポニョ:そうか、どちらに転んでもそれが神の意思だと分かれば良いわけや。

ヨシオ:その神の意志が自分の望む意思と同じだと思えば、それが最高の霊性修行となるんや。つまり、この世で一見ひどい事件や災害などが自分に降りかかって来ても、それをたんたんと、飄々と、まるで自分がその災いを喜んでいるように振る舞うことが出来るんや。

ポニョ:ということは、人生で何が起きてもその人は勝利者になれるんや。そしてその人は、神様から自由をもらった人になれるんやな。それがクリシュナがアルジュナに与えたことなんや。今回はよく分かった。でも、実際そのようにトライしようと言っても、言うは易し、やるは難しで、難しいよな。

ヨシオ:昔、子供も少し大きくなったんで、嫁さんも一緒にババのところへ連れて行ってあげようと思い準備を始めた事があったんや。ところがその当時、幼子を四人も抱えてインド旅行をするって大変な事でだって聞いていたので、嫁さんはスーツケースの中にありとあらゆるものを詰め込んだんや。俺は、全てインドで買えばいいから少ない荷物にしようと言ったんやけど、初めてのインド旅行で緊張していたんやろな。いろんな予防注射をせなあかんとか言ったり、あれもこれも要るって言って、てんやわんやで大きなスーツケースを幾つも抱えて旅立ったんや。ところが、マドラス空港に着いても、スーツケースが一つも到着ラウンジのベルトコンベヤーから出て来ないんや。空港に問い合わせると失くしてしまったとの事やったんや。俺は、ババが隠されたなってすぐ分かったんや。これはババのテストやって分かったんや。面白かったのは、ホテルにチェックインした時に何にも荷物は無く、手ぶらでたくさんの家族が来たもんでホテルの人も驚いていたな。

ポニョ:それは驚くよな。

ヨシオ:そして、一ヶ月以上もインドに滞在してたけど、オムツなど必要なものは現地で調達して無事に過ごせたな。そして帰って来る時に、マドラスエアポートの管理事務所にもう一度行くと、全てのスーツケースを預かってくれていた。

ポニョ:ババがやりそうな事やな。ということは、旅の為に詰め込んだ物を一つも使わずに帰って来たんやな。

ヨシオ:嫁さんは、今回良い修行をババのおかげでさせてもらった、と言ってたな。旅は荷物が少ない方が楽だって事を。それ以来余り何事にも動じなくなったな。

ポニョ:タフになるよな。そんな経験すると。神様に人生を委ねれば委ねるほど、人生での荷物が少なくなるんやろうな。

"あまりに多くの欲望のために、わたしたちは真理を知ることができないのです。
私達はこの長い旅、即ち人生の乗客にすぎないのです。
荷物が少なく気楽なことは旅を楽しくします。
一旦あなたが欲望といった荷物を減らしたならば、不安が無くなるでしょう。
苦しみも喜びも心が原因となっています。
自由または束縛の責任はあなたの心にあります。"

“今、人間のハートは、怒りや憎しみ、貪欲、妬み、虚栄心といった悪い性質の巣窟になっています。
こうしたネガティブな性質を追い出すことができるのは、愛だけです。
欲望、怒り、貪欲、妬みといったようなものは、肉体への執着と食習慣から生じます。
ですから、人は肉体への執着がないかどうかよく調べ、欲望を抑えなければなりません。
「荷物を少なくして身軽になれば、旅は快適なものとなる」と言われています。
人生という旅を快適なものにするために、欲望という荷物を減らしなさい。
肉体への執着は、少しであれば、あってもかまいません。
なぜなら、人生という旅は、肉体の助けがあってこそ始められるものだからです。
家族や友人と生活していれば、肉体への執着を手放すのは不可能です。11/8/2000”

ヨシオ:自分が持ち運びしないといけない人生の荷物って何かなと、一度紙に書いてリストアップして真剣に考えてみることも、必要な事かもしれんな。本当は大した荷物なんて無いんやって分かる。

ポニョ:神様の方に向かって歩み、神さんと一緒になる、それが自分たちの本当の人生の目的やもんな。

ヨシオ:俺も、十年以上介護をして来たし、子育てもして来た。でもそれが俺の人生での目的ではない。それらはただ、俺のエゴや欲望を無くしたり、少なくしたりして、神さんの方に歩み易い様にする為に、神さんが下さった贈り物なんや。たとえ、事故か何かで人を傷つけても、それも自分が人様に謝る機会を与えてくれることによって、自分が謙虚になれるから、ええ事なんや。人生で起こる全ての事は実は、全て自分にとって人生の唯一つの目的の為に良いことなんや。

ポニョ:その目的とは、神様の元に行くことなんやな。そういう風に人生を考えれることが出来たら、そら人生の荷物も少なくなるよな。人は、亡くなった家族へ執着をしたりして苦しむけど、それらも実は自分にとって良い事なんやって分かるようになるんやろな。
ところで、この前の記事でパスポート無しで入国出来たけど、出国する時はどうやったんや?

ヨシオ:インドから出る時は、どうやってインドに入ったとか聞かれたけど、全然問題なく出してくれた。出国させてくれへんかったら、息子をあんたに預けるから面倒見といてな。息子はインドが好きやしと言ったら笑ながらハンコを押してくれたな。オーストラリアに入国する時も、罰金なんか取られずに、逆に、パスポート無しで世界をウロウロ出来たな。ウエルカムバック トゥ オーストラリアと言われて入国審査官に感心されたな。

“如何なる者をも憎まぬものこそ、至高の神が愛しく思う信者です。
どんな人をも憎まず、悪い仲間には近づかず離れていなさい。
邪悪な人と付き合えば心が汚れます。悪い人と付き合ってはなりません。
心は束縛の原因ともなり解脱の原因ともなります。
心を神に向け無執着をつちかいなさい。
心を俗世間に向けるなら、執着心が増大します。
欲望は人生という旅に不必要な荷物です。
欲望を完全に捨てきることは不可能なことですが、せめて欲望を最小限にとどめなさい。
人ー欲望=神です。
欲望を、食べ物、衣服、家等の生活の維持に必用なことのみに限定しなさい。
過剰の欲望を持てば心が落ち着きません。
どのような仕事であれそれらを神への捧げものとして行うならば何ひとつ悩み事は湧き上がりません。
これが真の霊性修行です。11/4/94”

あんたの顔は見飽きたな

ポニョ:息子さんを連れてインドに行った話しの続きやけど、その後どうなったんや。

ヨシオ:プッタパルティにあるサイババ小学校に入れようとして、息子を連れて学校に行ったんや。受付の人に、、ババが夢に来られた話をしたら、それはあんたの言う通り息子をインドに連れて来たらババが面倒を見てくれるってことやろな、と言ってくれたんや。そういう事なら入学を許可しましょうという話になったんやけど、確認の為にババに手紙を出して下さい。ババがダルシャンでそれを受け取られたら、入学手続きをします。手紙の内容は、私は自分の子供をババの学校に入れようと思いますが祝福して下さい。という短い手紙を書きなさい、と言われたんや。それで手紙を書き、ババに渡そうとダルシャンに行くと、ちょうどケララ州のお祭りであるオーナム祭の時やったから、人がやたら多くて俺が座ったところはずっと後ろの方やったんや。それでこんな遠いところまでババは普通やって来ないから手紙は受け取ってもらえんやろな、とか思っていたら俺の顔を見ながら、俺のいる一番後ろの列までわざわざ手紙を取りに来てくれたんや。俺は、めちゃ感激して直ぐに事務所に直行し、ババがわざわざ来て手紙をとってくれはったで、これで、OKやろと言ったら、いや、保証人がいる。インド国籍を持っている保証人を誰か探して来なさい。と言われたんや。俺は、インド人の知り合いは一人だけいるけれどな、というとじゃあその人に頼めば良いじゃないですか。それで入学手続きをしましょう。ところで、誰ですかそのインド人は?と聞いたので、サイババさんや。と言うと呆れた顔をされたな。他にいないんですか?と聞かれたので、それ以外の人で俺が知っているインド人はあんたぐらいしかおれへんな。と言うと、それは困ったな。私は保証人になれないので誰か他の人を探して来なさい、と言われてもどこにも探しようがないので諦めたんや。

ポニョ:それは残念やったな。もうちょっとで入学出来たのに。

ヨシオ:でも、俺にとっては当時、ただ一人の息子やったし、お袋の可愛がっていた孫やし、嫁さんも息子を異国の地に手放したくなかったし、これで良かったんやと思う。というのも、そのすぐ後にババがインタビューに呼んでくれたけど、息子の手を握って自分の前に立たせて、息子の将来の事とか話をしてくれたんや。でも、その時に息子がインドのサイババスクールに入学するなんて一言も言っておられなかったので、連れて帰ることにしたんや。

ポニョ:そうか。あんたも子供に執着するんやな。でもインドに出発直前になってババが夢に現れて、息子さんと手をつないでいる夢のメッセージは、あんたがどれだけババに帰依心を持ってるか試されたんやろな。パスポート無しでほんまにインドまで息子を連れてやって来たんで、あんたは テストに合格したんと違うか。それに、あんたみたいなー家庭で子供が育ったら、別にインドのサイババスクールに行かなくても、真っ直ぐ神を見て育つ子供が出来るやろな。

ヨシオ:インド滞在中に一つ面白い事が有ったのは、息子がアシュラムにいる間に、ババが息子の夢に来られたんや。そして、お前はインドラのお城からここに呼んだんや、と言われたんや。そして、息子がインドラのお城の中を歩いていると、城の中をいろんな有名な聖者やヨギが歩いていていたんやけど、ババに呼ばれたから、そこから下界に下って来たんやて。するとアシュラムのゲートの横にババが立って待っていてくれたんや。

ポニョ:何か将来、息子さんにはババのお仕事が待っているかもしれんな。

ヨシオ:実はババは、俺にも同じ事を言われたんや。

ポニョ:インドラの城から来たってか?あんたらはインドラファミリーやねんな。

ヨシオ:そうかもしれんな。息子はババの学校に入らなかったけれど、ババがインド以外で一番良い学校や、と言っておられたシュタイナースクールにもう入学していたし、学校にも結構馴染んていたんや。普通に考えたら別に何処かの学校に転校さす理由なんて無いんや。でも、俺の親方であるババが夢に出て来られたから息子をインドまで連れて行ったんや。

ポニョ:なんやねん、その親方って。よく考えたら、インドに行っても寮生活やろ。まだ六才の子供やで。ちょっと早いのんと違うか。トイレに行ってもトイレットペーパーは無いで。水と手でお尻を拭くんやで。そんな事いきなりあんたの息子にやってみろ、と言っても出来るんか。

ヨシオ:ところが、長男はとても従順でどんな事でも俺の言うことを聞くんや。今はもう三十才越えとる大人やから、自分というものを持ってるし頑固なとこもあるけど、それでも俺の言うことはよく聞いてくれるな。

ポニョ:シュタイナースクールに行ってたし、ユニークな子供が出来たんと違うか。

ヨシオ:そうやな。記事にもしたけど、俺の家の方針はどんな事があっても嘘はつかない、というのが家のきまりなんや。だから、どんな小さな嘘でもつくと親として責任を取るために俺は24時間絶食するんや。もちろん子供達と一緒に食卓に座るけど、料理には手をつけないんや。

ポニョ:それって、あんたにも拷問みたいやけど、子供にとっても父親が自分のせいで食事が出来ないので苦しいやろな。ご飯が喉を通れへんで。

ヨシオ:そこが味噌やねん。自分のせいで父親が食事が出来ないので、良心の呵責に苦しむやろ。これからは絶対に嘘を付きませんからお父さんもご飯を食べて下さいって泣きながら頼むんや。可愛いで。そんな時。

ポニョ:あんたもいけずやな。子供が泣いているのを見て喜んで。

ヨシオ:2回目に嘘をつけば48時間絶食で、3回目やったら72時間や。

ポニョ:それはきついな。五人も子供がいてるから痩せてしまうで。

ヨシオ:実は俺は、時々一週間ぐらい絶食する時があって、メシを食わなくても平気やねん。逆に絶食してる時の方が頭が冴えるし、身体も調子がええんや。子供には内緒やけどな。おかげで子供は嘘つかないようになったんや。今まで全員合わせても、嘘をついた事は十回以内と思うで。特に長男は生まれてから、今まで一回も嘘をついたことがないんや。

ポニョ:それはすごいな。

ヨシオ:だから、あいつの言ってることは信用出来るんや。俺との信頼関係はとても強いものを持ってるな。先日、新婚ホヤホヤの娘婿が、お義父さんの一番大事だと思う家庭での教育方針は何ですか。と聞いてきたので、真理を守ることや、と言ったんや。と言うのも夫婦や家族の間でお互い嘘をつき合って嘘を隠していたら、どのようにしてお互いの間に愛を育むことが出来るんや。だから、夫婦の間は一切嘘をつかない、子供にも嘘を付かせない、そうすると良い家庭ができる。別に天国に行くことを望まなくても、そういう真理を守り神を愛する家庭を築けば、自分がいる家庭自体が天国と同じになるんや。

ポニョ:家が小さくて借家でも、お父さんの給料が少なくてお母さんがパートに行って生活を支えていても、子供達も昼間働いて夜は定時制に通っていても、お婆ちゃんが認知症になってみんなが支えやなあかんかっても、家族のみんなが真理を守り、神を愛していれば、その家庭自体が天国になるんやな。ええ事を聞いたわ。そういう家庭が世界中でどんどん増えて行ったらええよな。
“全世界において、家庭と家族は社会の基本となる構成単位です。
家庭がより善くなれば、世界全体がより善くなるでしょう。
この現象世界では、人々がどこからどのような喜びや満足感を引き出してこようとも、家庭に喜びがなければ、家庭はまさに地獄となってしまいます。
本来、家庭は天国です。
家庭を天国として維持していくことが女性の義務です。19/11/96”

ヨシオ:今の世界は、金、金、金の社会やからな。金を持っていたら幸せも買えると思っている人が多いけど、実はそうではないんや。虚偽と見え張り、虚栄と限りない欲望を満たす生活を送っていても、それは最後は虚しいだけや。いつまで経っても幸せはやって来ない。毎日、鏡を見る度にシワが増えて行くだけなんや。そしていつかは頭を打って自分がやって来た愚かさに気付くけどな。その時は、頭に大きなタンコブが出来てるやろな。

“あなた方は金持ち達は、とても幸せであると考えて、あなたも多くの富を得ようとします。
金持ちは食べ物が十分にあっても食欲はありません。
金持ちは、他人に権力を振るえても自分は病気に怯えています。
金持ちは召使いがたくさんいても、平安に暮らせません。
ですから、美徳と良い理想を持ち、帰依と献身の心を持って生活することが豊かな生活だと見做しなさい。
優れた人格を持つことが豊かだといえるのです。
真理を固く守ること、欲望の自制、信愛、無私の奉仕、これらは人格形成に不可欠の要素です。良心の指示に従いなさい。そうすれば決して道を外すことはありません。SSSVol11

金持ちといわれている国の人々に精神的な平安はありますか?
彼らは恐れ、緊張、心配事、不満足というものをその国から追い出しましたか?
そうではないでしょう?
金持ちというのは、これらを追い出すことに関心がないのです。SSSvol6p125

裕福な人に、幸せですかと尋ねると、どんな答えが返ってくるでしょうか? おそらくその人は、次のように答えるでしょう。私には平安はありません、と。

ポニョ:でも、大きなタンコブが出来るまで、この世俗のものを追いかけて人は、人生を無駄にするんやな。ところで、以前寄せてもらった時に、あんたの家に卓球台があったけど何処かにしまったんか?

ヨシオ:あれは、長男がいつも使ってたんや。息子の世俗的な欲望に、父親として付き合った時の名残かな。実は俺も昔、少し卓球をやってたから、ちょっと息子に練習をつけたったら、すぐに俺を負かすぐらい強くなったので、町の卓球クラブに連れて行ったんや。すると、数カ月でみんなを負かすくらい強くなったんや。まだ小学生の頃やったな。それで、州の大会があるので連れて行くと、いきなり州の高校のチャンピオンに勝ったんやで。

ポニョ:小学生がか?それはめちゃ強いやないの。周囲の人は驚いていたやろ。

ヨシオ:俺が一番驚いたな。それで、一二年間卓球練習用のロボットを買ったりしてトレーニングに励み、州の代表として全国大会に出場したんや。すると、全国大会でも大活躍したんで協会から推薦されて東京にあるバタフライ卓球道場に一ヶ月間留学して、元世界チャンピオンの伊藤選手とかの指導を受けてたな。

ポニョ:長男さんが、卓球がそんなに上手かったんとは知らなかったな。今度、手ほどきをしてもらおうかな。

ヨシオ:いや、もうスピンボールを打ちまくって、若いのに腰痛になって辞めよったな。でも、卓球道場にいてるとき、福原愛ちゃんと試合をしたって言ってたな。相手がまだ自分より小さい子供やからボレーの球ばっかり打って返したら、球筋が高すぎて背が届かず打てないやろうとか言って、いちびって遊んでたら負けたと言って笑ってたな。

ポニョ:愛ちゃんって可愛いもんな。あんたの息子さんより年下やもんな。そうか、そんな事があったんや。

ヨシオ:周さんという中国の女子のナショナルチームのコーチが、息子の試合を見てくれていて、オーストラリアにいてもこれ以上上手くならないから、中国に連れて行くって言ってくれたんや。そこで五六年鍛えればオリンピック選手になれるだけの素質があると言ってくれたんや。でも、そこまで熱を入れたくないやろ。所詮ピンポンやんか。なんでオリンピック、オリンピックと言って必死になるか分からんな。

ポニョ:でも、子供が望んでるんやったら、親としてサポートしたったらええやんか。

ヨシオ:息子も、そろそろ卓球は飽きてきたな。腰も痛いし普通の中学生に戻りたいって言ったんや。その後、サッカーに熱を入れてたな。

ポニョ:それで今は、何をしてる人になったんや。

ヨシオ:薬剤師になってるんや。しかも、どの西洋の薬には副作用があるから自分では飲まないな。お客さんにもあまり勧めないので、逆に客から人気があるんや。性格もあっさりして、直感力が強く、人を見ると直ぐにその人のことが分かるから、逆に余り深く付き合ってる友達はいないな。一度、彼女が出来たから結婚するとか言って、目が顔の三分の一ぐらいある飛び切り美人のイラン人の彼女を紹介してくれたけど、やっぱり性格が合わないってやめたみたいやな。五才も年上やったし。

ポニョ:それは惜しいことをしたな。年上の女房って可愛がってくれるで。

ヨシオ:そうなんやろな。でも、息子は五人兄弟の長男やし、いつもリーダーシップを取る方やったから、年上の彼女は合わなかったんやろ。性格もきつそうやったからな。でも、俺はその彼女と気が合ったんや。俺ととても似てたな。バハイ教徒といって、イランなどで広まっている宗教なんやけど、全ての宗教の大元は一緒や。とか言って宗教の融和を説いているんや。だから、イスラム諸国では排斥されてるな。それで、七人兄弟の末っ子で看護婦になりたいって勉強してたな。

ポニョ:あんたのストーリーを記事にしようと調べている時に分かったんやけど、五島列島から来たあんたのおばあちゃんも、七人兄弟の末っ子やったで。しかも、看護婦になるのが夢やって。そのイラン人の彼女と同んなじやんか。

ヨシオ:そうやろ。お袋からその話は聞いてたな、彼女は性格もしっかりしていたしな。俺のお婆ちゃんの生まれ変わりかなって思ったな。

ポニョ:それは大いに考えられるな。

ヨシオ:そうかもな。おばあちゃんは結婚当初、中国で暮らしていたけど、妊娠するや否や子供は日本で産むんやと言って、日本に帰って来て以来、戦争のドタバタに巻き込まれて一緒に生活してないもんな。戦後すぐ、どっちも死んでしまったし。

ポニョ:あんまり、縁のないカップルやったんやな。だから今世でも縁がないんやろか。

ヨシオ:でもババは、長男の前世はイスラム教徒やったと言われたな。その当時の名前も教えてくれたで。それで、イスラム教徒の人にその名前を言うと、その名前が付いている人は、イスラムの宗教的な行事を執り行う人やなんて言ってたな。

ポニョ:まあ色々回りまわって、人って生まれ変わって来るんやな。ええ加減、神様も同じ魂が何度も生まれ変わって来るんで、飽きて来たやろな。

ヨシオ:アヴァターが来る目的は、ダルマを復興する為に来たとか、聖者の祈りに応えて来たとか、はたまた、人類の危機を回避さすために来たとか言ってるけど、本当の本当は、ポニョが言ってるように、同じ魂が何度も生まれ変わって来るのを見飽きたから、モークシャ(大成就)の秘密を皆の前に明らかにして、ポニョのような見飽きた魂をもう生まれ変わらん用にさそうとしてるだけかもしれんな。

ポニョ:おいらは神さんから飽きられてるって訳なんか。面白いな。つまり、おいらのようなテストに何度も落っこちて、及第点を取れない生徒にテストの答えを教えてくれる試験官がアヴァターなんやな。面白いな、その発想って。そんなふうに考えたら、逆に神さんに意地悪出来るな。ババの教えを横目で見ながらわざと無視して、この世の楽しみを味わいながら、何遍でも生まれ変わったらババに嫌がられるやろな。

ヨシオ:そんな事をわざとしなくても、ポニョは今まで何遍も生まれ変わって来てるやんか。悪いカルマもそんなに持ってないし、美味しいもんだけ食べて喜んでるだけの人生やんか。そろそろ、そんな人生は終わりにしようぜ。

“生まれたばかりの赤ん坊は泣き声を上げますが、成長した大人は微笑みながらこの世を去るべきです。
どうして赤ん坊が泣くのか知っていますか。
赤ん坊が泣くのは、これから待ち構えている長くて骨の折れる問題だらけの人生、という不幸が目の前に横たわっているからです。
人は誰もが何度も何度も生まれ変わるのです。だから赤ちゃんは泣くのです。"

“ただ一回限り、今世のみを生きなさい。
あまりにこの世の魅力にとらわれてしまって喜びと悲しみから成るこの世に繰り返し生まれ変わるべきではありません。
すこし身を引いて、世間に巻き込まれることなく、この世はすべて神をディレクターとする劇であると気づきなさい。
でないと、あなたはあまりにもこの世間に巻き込まれ、逃れることが出来なくなってしまうでしょう。
この世を犠牲、奉仕、あなたのハートを広げ、心をきれいにする修行の場とみなしなさい。
実はそれこそがこの世の持つ価値なのです。2-62 SIP”

老体に鞭打ってアクアポニックスを始めよか

ポニョ:あんたの長男さんの話が面白かったな。なんやかんやと言っても、あんたの話を聞いていると、家庭での教育が大事やなと思ったぜよ。確かヒロトって名前やったよな。どんな漢字なんや?

ヨシオ:昊人って書くんや。天国からの贈り物っていう意味なんや。

ポニョ:珍しい字やな。日ってんと、か。

ヨシオ:なんやねん、その日ってんとって。

ポニョ:いや、日に天やろ、それから人のとやから日ってんとやんか。

ヨシオ:ポニョはしょうもないこと言うなよ。でも、英語ではHirotoって書くやろ。だからオーストラリアでは、ハイロートとか、ヒーロートって呼ばれとるな。

ポニョ:オーストラリアではいじめられなかったか?

ヨシオ:サイババスクールに行かしていたら、そんなにイジメとかないやろうけど、普通の学校に行くといろいろあるで。でも日本的なジメジメしたいじめって無いな。でもいじめられるのも、程度によるけど、将来誰かがいじめられている子を見た時に、その子の気持ちが分かり、同情心を持てるからええ事なんや。それにいじめられた方がタフになるしな。俺は、いじめる側やったけどな。俺の代わりに子供が俺のカルマを取ってくれてるんやろな。

ポニョ:あんたの子供が、あんたの代わりにカルマを支払ってくれてるんか。そんなアホな。でも、オーストラリアって昔は白豪主義の国やったから、あんたらみたいなアジア人は差別されへんか?
ヨシオ:別に感じたことが無いな。昔、俺が来てしばらく経った頃、アジア人の移民が増えて来て英語が話せない人がたくさん出てきたので、「英語を話せなかったら死ね」とプリントしてあるTシャツを着て歩いている若い男の子を何人か見たけどな。でも、すぐに二世三世の時代になればみんな英語がペラペラやし、すぐに社会に馴染むな。でも俺たちが住んでいる町は白人ばかりで、アジア人は医者とか歯医者、会計士、レントゲン技師ぐらいやねん。それでアジア人といえば専門職についている賢い人達、というイメージを地元の人は持ってるな。それでみんなからアジア人は尊敬されてる。面白いのは、子供達が白人社会の中で育ったから、街でアジア人の人を見ると、あっ知らないアジア人が歩いてる。とか言って興奮しよるねん。大学生になって大きな街に移り、大学のキャンパスの中を、たくさんのアジア人がいたので驚いて、カルチャーショックになっていたな。

ポニョ:いっぱいアジア人がいるってか?自分達がアジア人って忘れてしまうぐらい、白人だらけのとこで育ったんやな。

ヨシオ:ここにはアボリジニもいてるけど、町の人口の五%ぐらいやねん。いろいろ差別されてるみたいやな。失業率や自殺率も高いし、アル中になってる人も多いんや。俺がこの街に移ってきた時に、ババに何かアボリジニの助けになるような仕事をくれたら嬉しいけどな、とか言ってお祈りしてたら、アボリジニの若い子が、俺たちのバスケのチームに入れへんか、と誘われたのがきっかけで、たくさんのアボリジニの友達が出来たな。俺の事をいつも兄弟!と言って呼んでくれるんや。

ポニョ:前にも言ってたけど、子供達にアボリジニの文化を教えるために、砂漠の真ん中にあるアボリジニの村へ行って、ディジャリードゥとか、いろんなアボリジニの文化を学んだんやろ。

ヨシオ:白人の観点からアボリジニを見ると、劣等人種みたいな見方をしてしまうようになるやろ。だから、アボリジニの文化を尊敬さすために連れて行ったんや。日本も戦争に負けて、今でも暗記だけ得意な子供が、良い成績を取れるというわざとアホな子を育てる教育をしてるし…。金太郎飴のような同じ顔をした学生が、わんさか出てくる教育を、戦後一貫してイルミナティから強制的にさせられてるやんか。だから、親がしっかりと正しく子供達に真理を教え、神への愛を持った子供を育てる教育をせなあかんねん。子供は家で過ごす方が学校にいてる時間より多いからな。親がしっかりせなあかん。親とか家の人が気を付けて育てないと、すぐに変な方向に子供は行ってしまう。

ポニョ:日本は経済面でも新帝国循環と言って、日本人が一生懸命真面目に働いて貯めた金で米国債を買わされて、その金を使って外資やヘッジファンドなどが、日本のキャノンやトヨタなどの優良企業の株を買い付け、日本から生き血である利益を吸い取ってるんや。キャノンなんかひどいで、もう半分以上の株を買われてしまってるんや。だから経営者が、働く人の面倒を見るという、日本の伝統的な、ババも褒められている日本式経営が出来なくなり、その代わりババが批判されているアメリカ式の経営に変わりつつあるんや。吉川元忠という大学の教授が、そのカラクリを暴露した「国富消尽」という本を出版した途端に亡くなられたけどな。今流行りの練炭を使った自殺もどきではなかったようやけどな。

ヨシオ:新帝国循環か。つまり、自分の金で自分の国の企業が第三者に買われてしまう魔法のようなトリックに、日本は嵌められてしまっているんやな。腹が減ったタコが自分の足を食べるようなもんやな。

ポニョ:ソニーも乗っ取られて大きな損を出しているし、内部保留金は人々のために使われないで、投資に使われてしまうし、元々日本人の金やったのに、外資に化けてしまって企業は買収されるし、その買収された企業は低い法人税しか払わなくても良いか、または全く払わなくても良いのに、普通の人は消費税を支払わなあかん。そのようにして、富が一方的に一極に集中するような仕組みが出来上がってるんや。しかも、奴らは消費税を最終的に30%に上げるのが目標なんやで。
ヨシオ:それはひどいな。竹中、小泉の時にブッシュに400兆円も貢いだもんな。買った米国債を売りませんって約束したらしいで。日本が不況から出れないわけや。こちらでは、食料品には消費税がかからないけどな。いずれにしても、このカラクリは一部の陰の支配層だけが儲かる仕組みになっているからな。そういう社会のカラクリを学校では絶対に教えないから、俺たちが子供達に教えないといけないよな。

ポニョ:でも、ある高校の社会科の先生が9/11はアメリカのやらせで、でっち上げ事件やって教室で教えているらしいで。日本も捨てたもんやないな。嬉しいぜよ。食べ物や水、ワクチンなどにも毒を入れとるしな。青森のある町は日本美人がたくさん住んでるので有名やったんやけど、そこの町の女の子は子宮頸癌ワクチンを射つのを強制されたんやて。100%の女子生徒が注射されたんや。誰も断れなかったんやて。

ヨシオ:それって日本中の若い女性を不妊にしようと企んでいるワクチンやろ。ひどい世界になってきたな。俺たちは家庭を守り、子供を守る義務があるけど、世界を陰で操っている者共のカラクリを見破り、家族を護るのは難しいよな。特に国、社会、学校ぐるみでやられたら大変やな。それに学校でどんな友達と付き合っているかによって、子供も影響されるもんな。

ポニョ:おいらが何処かで聞いたアメリカのインディアンの子育てについての教えやけど、こんな事を言ってるぜよ。

批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりするようになる。

敵意に満ちた中で育った子は、誰とでも戦うようになる。

ねたまれて育った子は、何時も何か悪い事をしているような脅迫感を持つ子どもになる。

心が寛大な人の中で育った子は、がまん強くなります。

いつも励まされて育った子は、自信を持つ子になる。

ほめられて育った子は、感謝する子になる。

正義を守る家庭で育った子は、正義心を持つようになる。

思いやりのある中で育った子は、信仰心を持つ子になる。

人に認めてもらえる中で育った子は、自分を大事にするようになる。

仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけるようになる。

うろ覚えやけど、確かこんなんやった。

ヨシオ:ええこと言ってるやないの。特に、最後の仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけるようになる。ってとこが好きやな。普段から、愛がいっぱいある仲間に恵まれたら、世界を見た時も、全てに愛が見えるんやろな。友達って本当に大切やな。
ポニョみたいに、美味しいものをいつも食べさせてもらった子は食い道楽になりますよ、も付け加えないとな。

ポニョ:何でやねん。それってポニョの子育ての教え、第一条やな。でも、人類を啓蒙するような教えでは無いような気がするな。その点サイババスクールはすごいよな。

ヨシオ:世界一の学校や。神さんが創設されたからな。俺はサイババカレッジに見学に行った事があるんやけど、そこで学生の論文なんかを読んだり、図書館に行ったりしたけど、経済を学んでいる学生は、ババが日本式経営を褒めておられたので、ホンダやトヨタなどの経営についての論文を書いていたな。今回紹介したインドへ行った話も、たまたま俺がインドに行く前にババが夢に出て来られたので、息子をプッタパルティのサイババ学校に入れる手続きをしようとしたけど、本当はウータカマンドのサイババスクールに入れたかったんや。

ポニョ:ウータカマンドって略してウーティーと呼ばれているとこやろ。なんでそんな田舎の学校に子供達を入れようとしてたんや。

ヨシオ:そこは、暑い南インドの中にあっても、標高がとても高い山の中にあって、夏でも涼しいんや。イギリスの植民地時代の避暑地やったとこやねん。

ポニョ:南インドの季節はホット、ホッター、ホッテストの三つのシーズンしかないっていうもんな。

ヨシオ:それに俺たちは山の中が好きやし。そこに家族全員で移り住もうと考えてたんや。でも、ババからオーストラリアで仕事をもらったから、まだこんなオーストラリアの田舎におるけどな。

ポニョ:考えてみたら、長い事やってるよな。何年ぐらいになるんや。

ヨシオ:そうやな、こちらに引っ越してきてかれこれ、二十五年やな。でも、そろそろクライマックスが近づいて来てるけどな。実は、ポニョには言ったけど今年の後半からややこしい事が起こると睨んでいるんや。だから、ブログも立ち上げ、電子本も出版してババが来られるための梅雨払いをしてるんや。

ポニョ:後半と言ってもそろそろ十月やな。あっちこっちで火山が噴火したり、地震が起きたり、世界情勢にも目が離されなくなってきたり、ややこしい世界になって来たな。

“最近、自然が災害という形で反旗を翻しているのをよく目にします。
それは人が自然の資源を強奪する際に、あらゆる限度を無視しているからです。
豪雨、干ばつ、地震、洪水は人間の貪欲に対する反作用です。
科学の進歩を理由に、科学者たちは世界の幸福を考慮する事なく、ますます利己的になっています。
科学者たちは、自然を報復へと駆り立てているのです。”

ヨシオ:でも、ポニョが来てくれたおかげで、アクアポニックスのシステムも大分出来て来たな。ババからもらったお金で、ノンハイブリッドの種もたくさん買えたしな。最初は、ノンハイブリッドて何か知らんかったんや。

ポニョ:今、ほとんどの種は、ハイブリッドシードと言って一度種を巻いて食物を収穫したら、収穫物から種は取ることが出来なくて、また、種屋さんからタネを買わないといけないシステムになっているんや。

ヨシオ:取れても発芽しなかったりするんやろ。自殺種子って言うんやってな。

ポニョ:人口削減の為に創設された奴らの会社、モンサントの遺伝子組換え植物やな。金儲けのための化け物植物や。ラウンドアップというベトナム戦争で使った除草剤を元にして作った農薬と一緒に売ってるんや。

ヨシオ:そんな植物を口にしてるって、大丈夫なんかなって思うよな。特に、妊婦さんや子供さんは。自然じゃないもんな。

ポニョ:こんなに自然を金のためや、悪意を持った目的のためにいじくってたら、まあいつかどっかで、大きなしっぺ返しが人類全体にやって来るやろな。でも、あんたにババがノンハイブリッドシードを買えと言われた意味は大きいで。それらの種は将来役に立つやろな。ヘチマの種まで買ったもんな。今、おいらが手伝っているアクアポニックスのシステムを使って、たくさん野菜などを育てて種を取る仕事をしたら良いと思うで。それらの種はゴールデンエイジのためにとって置いたらええな。

"科学者は無制限に自然を探求、開発して、自然災害の原因となる恐るべき不均衡を作り出し、人類を危険にさらしています。
この事に関して科学者を責めることは出来ません。
識別心を用いること無く、科学の発見を無分別に運用する人間こそ責められるべきです。
彼らは、天然資源を過剰に撮り尽くせば如何なる結果が発生するかについて、深く考えることをしません。
~自然は人間よりも一段上のレベルにあり、その自然を保護するために自然の開発には限度を設けなければなりません。
人間が無思慮に自然に干渉するならば、自然は人間に逆らい問題が生じます。
自然を守るために欲望に限度をもうけねばなりません。
自然が人間に対して不利益をもたらさぬように十分に配慮しなさい。
この点に関して、科学者達は彼らの発明が社会にもたらす有害な影響については無関心です。"

ヨシオ:俺は、そういう農業について余り詳しくないから、ポニョが担当してくれるか。

ポニョ:何を、ほざいてるんや。ババがあんたに言われたんやから、あんたが頑張らないかんやんか。おいらは助けるだけや。まあ、でも二人で頑張ろうぜ。

ヨシオ:明日の予定は、野菜栽培台の設置とペンキ塗りやな。それから、粘土を焼いた玉、クレイペブルを入れたり、川砂利を入れるんやったな。そのあとは、システム全部を覆う温室を作らないかんし、それに一度、水が循環するか試さないといかんし、配管もあったな。やることが多すぎて大変じゃ。

ポニョ:おいらが設計したこのシステムは、オーストラリアへ来てから学んだシステムなんや。CHOP(Constant height One Pump)システムと言うんやけど、60Wのポンプ一台で全てが上手く回るからエコノミーやな。今回は120平米ぐらいの広さの野菜畑を作ってるけど。でもこのペースでやってたら、あと二ヶ月はかかるぜよ。時間はもう余り残されていないからな。明日からスピードアップするぜよ。

ヨシオ:俺には向いてないな、この仕事は。俺は記事を書いてる方が楽やな。今、電子本Part1の英語への翻訳を始めたしな、ちょっと忙しすぎるわ。

ポニョ:ブツクサ言ってないで、行動あるのみや。以前、あんたは何万枚ものたくさんの毛布を運んだやろ。その時の事をを思い出せよ。

ヨシオ:あの時は、まだ三十代やったんやで。今はもう還暦過ぎてるし…。でも、最近ババが夢に出て来られて、私とお前が一緒に働いたらこの世界で出来ないことは何もないと言われたな。でも見てみ。あの川砂利の山を。全部で二十トンって言ってたで。大きなダンプで持って来よったんや。どうやって運ぶんや。システムまでそこから五十メートルもあるで。

ポニョ:システムを作っているところには重機械が入れないからな。バケツで一杯づつ野菜の栽培台まで運べばええんや。筋肉が付くで。一輪車でもええけどな。おじん軍団、頑張るぞ!

ヨシオ:ポニョだけ頑張れや。今頃やっと分かったわ。なんでポニョがいつもお腹空いてるのかが。ポニョは肉体労働者やもんな。

ポニョ:あんたも仲間に入れたるぜよ。デカイ図体して。さあやるぜよ。

“肉体と自然界に繋がっている行為と、人間の内面に繋がっている感情、神に繋がっている悦び、この三つが一つになるとき人間と自然と神が一つに出会うのです。
この世界、自然は行為をする場所だと言っていいでしょう。
自然は人間に、行為を聖なるものにすることによって最高の目標に達する機会を与えてくれます。~数え切れないほどよいことをしていれば深い悦び、つきることの無い幸せな感情を、一度か二度味わうことが出来ます。
そして数え切れないほどの良い感情を味わうことによって、はじめてアートマの永遠の悦びに達することが出来るのです。
ですから良いことを沢山しなさい。
皆さんは良いことをするという目的のためにこの身体を授かったのです。
~どんな見返りも期待せず様々な行為をする、奉仕の道、結果に捕らわれずに仕事をする道を歩むのです。SGc31

人生の目的は、ただ食べる為に生きたり、役立たずで地球の重荷になる事や、獣の様に感覚の“奴隷になることではありません。
きつい仕事を避け、脂肪で身体を膨らし、巨大な身体を持て余している怠け者の群れに加わる事によっては、何の恩恵も得ることはできません。
また人は、神から戴いて消費し楽しんでいる、全ての贈り物に対して感謝の気持ちも持たず創造主を無視し、また知性と識別力を使わず宝の持ち腐れにしてはなりません。
自然は、「これは、私のものだ。あれもそうだ。それも私の身内のものだ。」などと言いながら自然を喰い物にする者共を罰します。自然は、自然界の掟を破るものたちを厳しく罰します。GVc12

愛のブラックホールってあるんか

ポニョ:バケツで川砂利を運ぶって思ったより大変やな。

ヨシオ:俺が言った通りやろ。二十トンもあるねんで。バケツいっぱい入れたら、一杯二十キロはあるやろ。だから、単純に計算しても五十杯で一トンやから、千回も五十メートルの距離を運ばないかん。いや、往復やから百メートルや。二人やから一人当たり五百回や。

ポニョ:ということは、五十km歩くのと一緒やな。一週間かけたら運べるやろな。一日、七十回往復や。

ヨシオ:一日八時間働いても五分に一回の計算になる。五分に一回はきついやろ。しかも休みなしや。それに、この川砂利は採石場から直接持って来たから、ダストが付いているから洗わないといけないってポニョが言ってたやろ。どうやって洗うんや。

ポニョ:アクアポニックスは閉鎖型循環式農法やから、変なものがシステムに入らん方がええんや。それに、砂利を洗う水も普通の水道水を使うとバクテリアの住処となる砂利の表面に、塩素がくっ付くからバクテリアが住めなくなるんや。だから、塩素を抜いた水か、雨水、井戸水がええな。

ヨシオ:いろいろ大変やな。二三回運んだだけで、手のひらに豆が出来たわ。それに、カネのバケツの持ち手が重すぎて壊れたしな。あと497回往復せなあかん。頑張るしかないよな。ポニョも腰をいわさないようにな。

ポニョ:ああ。明日からは、あんたの軽トラックを使って運ぶようにしよか。バケツに砂利を入れ、それを軽トラに積んで運ぼう。そうしないと時間がかかり過ぎるぜよ。でないと、ババの降誕祭である十一月の二十三日に終わらんぜよ。

ヨシオ:期限をババの降誕祭にしたのは、以前に記事にもしたけど、ババから去年の五月一日に、五百日以内に大きな変化が地球内部で起こる。というメッセージをもらったんや。それ以前にも、俺が身体を離れた時にアカシックレコードを読む機会があって、八月に大きな動きが地球の深部で起こり、116日後にそれが地上にいろんな影響を及ぼすと書いてあったんや。

ポニョ:書いてあったんや、ってアカシックレコードって本みたいになってるんか。

ヨシオ:いや違う、いや、やっぱりそうかな。

ポニョ:一体どっちやねん。

ヨシオ:俺が読んだのは、大きな本や。長さがそうやな、幅一メートル半で、たてが一メートルぐらいの本の形をしていたな。俺は宇宙空間に浮かんでいたんや。周りは、綺麗な星々が輝いていた。足の下にも星たちが見えたな。変な感じやった。でもその本の前に立っても何も書いていないんや。ただ、その本の表面は紙ではなくて、白いアクリルのような物やったな。中に蛍光灯が入っているように、表面全体が白く光ってるんや。そして、どこからともなく声がして、お前がそのページを読むことを許可する、といわれたんや。それでそのアクリルの本を見てたら、突然ボッと音がして衝撃を受け、そのページに書かれている全ての情報が、一瞬の間に頭に入って来たんや。とてもたくさんの情報で、一度に頭の中で整理しきれない程やったので、今覚えているのは、116日と八月に地球の深部で大きな変化があるってことなんや。それ以外のことも、しばらくの間覚えていたけど、いつの年かも含めて全部忘れてしまった。認知症が始まったのかな。

ポニョ:そんな訳がないやろ。カレンダーを調べたら、その大きな変化が今年の八月の一日に起こったとすると、116日後はババの降誕祭のあくる日やな。もし、八月三十一日に起こったとすればクリスマスの日や。

ヨシオ:今年のクリスマスは木曜日やろ。ババの日も木曜日やもんな。ノストラダムスは、木曜日の夜、人々が礼拝に向かう時に、空にこの世のものとは思えない程の美しいしるしを見るだろう、と言っているしな。その頃にババが空に現れるかもしれんな。

ポニョ:という事は、それまでに色んなゴタゴタが起こる、ってことになるかもしれんと思い、今、こうしておいらがあんたのとこに来て、いろいろ手伝っているんや。

ヨシオ:もしそれが今年やったら、降誕祭までにやり終えないといけない事が多すぎるな。でも、やれるだけやって、後は、神様にお任せしよか。だって、アクアポニックスにしても、電子本の英語版にしても、俺たちの為ではなくて、誰かの役に経てばええな、と思ってやってるからな。と言ってもそれらの仕事は、神様に捧げる仕事やから、回り回ってそれが俺たちのエゴを無くすのに良い事なんやけど。

ポニョ:でも、夜は疲れてすぐに熟睡出来るからええな。毎日、気持ちがええな。あんたは、夜もいろいろ書いたりして大変やけど。

ヨシオ:記事は日記みたいなもんやから、大したことはない。その日あったことや、頭の中に入っているババの話を足してチョイと書けば終わりやからな。でも翻訳はちょっと時間がかかるけどな。それに昨日から、新しいヴェーダを覚えようとテープを聞き始めたしな。ちょっと長いけど、同じフレーズが何度も出てくるので、覚えやすいと思う。ポニョもやるか?

ポニョ:おいらは逆に同じフレーズが出て来ると、それが一回目か二回目かわからん様になって来て、何度も繰り返したり、スキップしてしまったりするから苦手やな。チャマカムを唱えている時も、いまだにフレーズを跳ばしたり、繰り返してしまう時があるぜよ。

ヨシオ:俺は、ポニョみたいに文を見て覚えないので、そういう事は無いけどな。最初から普通のスピードで唱えているテープを何度も聞くと、そのヴェーダが一つの歌のように聞こえて来るから、自然に全てのフレーズが頭に入って来るんや。俺の場合は、耳から入った方がヴェーダは覚えやすいけどな。でも、人それぞれ違うんやろな。

ポニョ:ババから仕事をもらって、こんな地球の果てのようなところで、何十年もあんたら家族は生活してるけど、そうでなかったらインドのウーティに移り住んでるって言ってたよな。

ヨシオ:ババがよく行かれるコダイカナルも避暑地で、夏は涼しいな。マイソールの辺りの山脈の中に点在している村やったら、どこに住んでもええな。ウーティには、二十年ほど前にサイババスクールがあったんや。だから、子供をそこに入れるのにええなって思ったんや。

ポニョ:「奇跡が生まれる」っていう本があるけど、ウーティにババが行かれて、そこにある古い洋館にいつも泊まられるって書いてあったな。

ヨシオ:そうやったな。あれはオーストラリアのハワード マーフェットさんが書かれたんやったな。あのご夫妻は、実は前世でシルディババのお父さんが、舟渡しの仕事をしていた川でよく遊んでいた、二人の男の子達やったんやで。

ポニョ:へえ〜。それは初耳やな。前世はインド人やったんか。今世はオーストラリアの白人に生まれ変わったんか。よっぽど仲がええ友達同士やったんやろな。

“生まれたばかりの赤ん坊は泣き声を上げますが、成長した大人は微笑みながらこの世を去るべきです。
どうして赤ん坊が泣くのか知っていますか。
赤ん坊が泣くのは、これから待ち構えている長くて骨の折れる問題だらけの人生、という不幸が目の前に横たわっているからです。
人は誰もが何度も何度も生まれ変わり生まれ変わります。
だから赤ん坊は泣くのです。
人生は「私は誰か。」という質問で始まり、一生が終わる前に「私は神である。」という答えを見つけなければなりません。STPSp249”

ヨシオ:そうやったんやろな。ある時二人のうち一人が川で溺れたんや。それを、もう一人が気付いて助けた事があるんや。

ポニョ:そういう風に前世からの縁があったんやな。ところでどちらが夫でどちらが妻になったんやろな。変な質問やけど。それと、親友同士やったら次の生では夫婦になるんか?それも変な質問やな。

ヨシオ:ポニョはいつも変な質問するな。そういうカルマを持ってるから生まれ変わるんやろ。彼らの前世の前世は、夫婦やったかもしれんし、それぞれ個別のケースによって違うから、神さん以外、誰も来世はどんな人や関係になって生まれ変わってくるか分からんやろな。大体の想像は出来るけどな。

ポニョ:ところで、その本に書いてあったけど、その古い洋館にハワードさんたち一行がババと宿泊された時に、夜中にハワードさんは何か悪霊に首を締められたらしいで。それで朝になってババにその話をすると、ここにはまだ悪い奴がまだおるからな。と言われたんや。ハワードさんは自分の部屋のすぐ上の階に、神さんであるババがおられても、こんな事が起こるのかと思って驚いたと言ってたな。

“神が内在しているにも拘らず、人間はまるで悪魔の影響のもとにあるかのように振る舞います。何よりもまず、人間は、自分が神の火花であり、いかなる悪霊であれ自分を支配することはない、と悟るべきなのです。
神は、あなたのハートに住んで“いるのです。
ハートはただ一つの座席です。
そこにあるのは、ただ一人のためのみの場所です。
それゆえ、他の誰でもなく、神のみがあなたのハートに座るべきなのです。9/10/02”

ヨシオ:ババは言ってみれば光を放つランタンみたいなもんやねん。そこに人々だけではなく、虫けらも何でも引き寄せられて寄って来るのは当たり前やんか。だって神様は愛そのものやから。どんなものでも引き寄せることができるんや。この宇宙で、この果てし無く広大な宇宙で、それを創造された神さんだけが、言って見ればプラスの極で、残りの俺たち全部は創造されたものであるから、マイナスの極に属しているんや。だから、プラスの極に引かれて当たり前なんや。まるで、大きなブラックホールに吸い込まれるようなもんや。

ポニョ:でも、おいら達も、愛をたくさん持てば他の人を引き寄せることができるやろ。

ヨシオ:もちろんそうや。だから、神に近い聖者の元にはたくさんの信者たちが寄り集まって来るんや。

ポニョ:ということは、神様が大きなブラックホールで小さい愛を持っているおいら達が小さいブラックホールってわけか。面白い。そういや、ババはダルシャンで帰依者に祝福を与えようと近づいたら、その近くにいる人も同時に祝福を得ることが出来る、なんて言われたことがあるな。そしてそれはまるで、母牛が子牛に乳をあげようとしている時に、同時にその母牛の膨らんだ乳房から血を吸っているダニのようなものだ。と言われたよな。

ヨシオ:俺たちも、ババからいろんな祝福をもらっているけれど、実はお前たちはダニだったんだ。なんて言われないようにしようぜ。

ポニョ:それって、ひどいよな。そんなことを言われれば落ち込むぜよ。

ヨシオ:ポニョは本当に単純やな。ポニョが本当にダニだったら、そんな事を言われても落ち込む訳は無いやろ。ダニって人に自分のものを分け与えずに、ただ、人や神さんから取る事だけを考えている人のことを言われてるんだってばよ。ポニョとは全然違うやんか。安心しろや。

“人間は7段階、神より低いレベルのところにいる。
悪霊と呼ばれているものたちは、6段階神より低いレベルのところにいる。
神のオーラはそのすべてのレベルに降り注いでいる。
それゆえ悪霊たちは人間より少しばかり多くの力を持っている。
それらの力を用いて、彼らは自らを神のようなような力があると見せかけて、振舞っているだけなのだ。p 294 ANDI”

赤面症も癒す愛のハグ

ポニョ:ウーティの植民地時代に建てられた悪霊の出る洋館に、ババが滞在された話をしたけど、あんたが言ってたサイババスクールってその洋館を改造して設立されたんと違うんか。

ヨシオ:多分そうやろ。25年ぐらい前に、もう百年以上も経って古くて危ないからと言って、立ち退きになったんや。それ以来、ウーティにあったサイババスクールはプッタパルティに併合されたんや。

ポニョ:でも、よくあんな悪霊がウロウロしてさまよっている洋館を、寄宿舎付きの学校にしたよな。子供が怖がれへんのかな。おいらやったら、絶対そんなとこへ行くのんは嫌やな。

ヨシオ:ガヤトリマントラを唱えたり、ヴェーダを唱えると浄化されて、悪霊も居づらいねんやろな。どっかに行ってしまったんと違うか。王仁三郎も何処かの家を買う時いつも、幽霊屋敷のような悪霊が取り憑いている評判の悪い家を買ってたな。その方が安くつくとか言って。

ポニョ:それで、実際お化けが出て来たらどうするんや。

ヨシオ:幽霊が出たら知らせろ。俺が捕まえたる。とか言って家の中をドタバタ探してたな。

ポニョ:ほんまかいな。怖くないんかな。

ヨシオ:マハーバラータの中に、森の中で幾晩か過ごさなくてはならない時があって、パンダヴァ兄弟たちは順番に夜になると、焚き火をして夜の番をしてたんや。でも、毎晩妖怪が襲ってくるので、たまらずクリシュナに来てもらって、一緒に夜の番をしてもらったら、クリシュナがいる時だけ妖怪が来ないんや。それでその理由を聞くと、君たちが妖怪を怖がっているから、自分たちの想念で恐ろしい妖怪を作り出し、それらと意味もなく戦っているんや、と言われたんや。

ポニョ:という事は、おいらのように怖がりな人のところに幽霊がやって来るんやな。でも、怖いという想念がそんな妖怪を創り出すって昔の人の想念の力って半端じゃないな。

ヨシオ:自分が口に出していう事と思っていることが一緒で、しかもそれに行為が伴っているから、その人が思った事は言霊のようになって実現するんや。その点、今の人は思いと言葉と行為がバラバラやから、霊力や想念の力が弱い人だらけやけどな。

ポニョ:逆に、そうしないと生きていけないような状況が現代の社会やからな。騙され利用されるやろ。それにインスタント食品とかばかり食べてるから霊力も無いし、生きてるしかばねみたいな人が街をウロウロしてるな。悪い霊が取り憑いているような人もたくさんいてるし。

ヨシオ:この世界は、全て反響、反映、反応なんや。自分に降りかかってくる災いは、実は全て自分が作り出しているんや。だから、いつも良いものを見て、聞いて、良い行いをしましょうと、サイババさんが言われているんや。悪霊も自分に自信がなく怖がりの人のところに来るんや。


嫌悪は怒りより危険です。
それは神を体験することを妨げる多くの邪悪な性質を呼び起こします。
人は本来100年間生きることができますが、これらの邪悪な性質のために人の寿命は短くなっています。
このような邪悪な性質が完全に制圧されれば、人は永く幸せな人生を謳歌することができます。
たとえ大きな事故に遭遇しても命を失わないでしょう。
人は自分自身の邪悪な性質の反射と反応と反響によって苦しめられています。
欲望と怒りと嫌悪は人間の性質ではなく、獣の特質です。
自分にこれらの邪悪な性質に支配されることを許せば、人は獣になります。
人は絶えず自分は人間であって獣ではないと自分自身に言い聞かせるべきです。
このようにして、人は獣の性質を抑制することができます。不幸なことに、今日の青年は過大な欲望を抱いており、結果的に自分たちの将来を悲惨なものにしています。10/9/02

自分がしてもらった良いことには、たとえ小さなことでも感謝をすべきです。
感謝の気持ちが欠けていれば、あなたの人生はまったく無駄なものとなります。
良い性質を育てなさい。
どこへ行こうとも、良い思いをもって行動し、すべての人に奉仕しなさい。
たとえ自分に敵対する人に出くわしたとしても、挨拶をすべきです。
そうすれば、相手も同じように返してくるでしょう。
反対に、もし不遜な態度で話しかければ、相手も不遜な態度を示してくるでしょう。
全人生は、反応であり、反映であり、反響です。
もし良い結果を手にしたいのであれば、良い生き方をするようにしなさい。
一生懸命頑張って、よく勉強すれば、一番のランクの成績を取ることができるでしょう。
しかし、もしあまり勉強しないなら、どうやって良い点数を取ることができるでしょうか?
あまり勉強もせずに良い点数を取れば、人々はあなたがテストでカンニングしたと疑うかもしれません。
あなたが良い点数を取ったのは立派な答案を書いたからだということは、あなたの良心が証明してくれます。
ですから、良い行いをして良い状態を体験しなさい。
そうして初めて、人としての生は意味のあるものになるのです。
人として生を送りなさい。
神に守護を祈る必要はありません。あなたの善良さがあなたを守ってくれるでしょう。
あなたの善良さが、あなたの人生の真の支えなのです。7/3/08

ポニョ:そうか。おいらは昔からほんまに怖がりなんや。お岩さんの映画を見た時、夜中にトイレに行けなくて、おもらしをしてしまって怒られたな。

ヨシオ:怖がりが、そんな映画を見に行くからや。だいたい、ホラームービーとか好きな人は、霊的レベルが低いってババが言っておられるで。ナルトぐらいにしておき、その方がポニョに合ってるわ。

ポニョ:でも、サイババスクールの子は映画とか見に行ったらいかんねんやろ。あんたの子供が通ってたシュタイナースクールもそうやったな。聞いた話やけど、サイの学生が夜に寮を抜け出し、塀を乗り越えて映画を見に行ったんやけど、ババは全てをお見通しやから、彼らは退学になったようや。

ヨシオ:サイの大学でも、小学校でも色んな生徒はいてるな。サイババスクールで大げんかがあって殴り合いをして、歯が折れた子がいたな。それで、ババは殴った子を叱るのかなと思ってたら、そうではなくて、両方の言い分を辛抱強く聞かれていたな。そして、君が殴ったのかい?けんかをしたらダメだよ。彼は、君の兄弟なんだ、暴力はダメだよ、愛と調和が大切なんだよ、と優しく教えを説いておられたな。

ポニョ:普通やったら、殴った子だけを叱るけどな。歯が折れたんやろ。よっぽどきつくパンチをしたんやろな。

ヨシオ:子供やから、手加減するって知らんかったんやろ。

ポニョ:あんたぐらいやろ、喧嘩慣れしてるから手加減して人を殴るのは。

ヨシオ:昔の話はやめようぜ。俺がウーティのサイババスクールに子供を入れたいなと思ったのは、サイババさんがウーティを訪れたら、必ず子供達と長い事時間を過ごされるんや。例えば、ホールで全校生徒の出し物を見られたり、スップラバタムも時々、子供達と一緒にされるんやで。とにかく学校の規模が小さいので、いろんなとこや行事の度に、ババとスキンシップが出来るんや。

ポニョ:それはすごいな。めちゃラッキーな子供達やな。

ヨシオ:それだけではなく、赤面症で人前で話せない子供がいれば、その子に自信をつけさせたりもされるんや。

ポニョ:それって、どのようにしてされるんや?

ヨシオ:全校生徒の前で、ある赤面症の子供をババが呼ばれて、発表させたんや。君はサンスクリット語が分かるよね。少しこの舞台で話してごらん、と言われたので、その子は顔を真っ赤にして話し始めたんや。ところが声が小さくてすぐ側におられるババにしか聞こえない声で話しているんやけど、それもだんだん蚊の鳴くような声になって来て、手や足は震えだし、遂に何も言えなくなって黙ってしまったんや。それを見ていた生徒や先生は、その子が可哀想で見ていられなかったんや。どうなるんかなってみんなドギマギしていると、ババはその子の手を取って自分の元に引き寄せ、身体全体が震えている子を長い間、強く抱きしめられたんや。

ポニョ:うわーっ。おいらもやって欲しいな。おいらは赤面症じゃないけど。

ヨシオ:ポニョは、赤面症ではなく、面の皮が厚い厚面症やな。ちょっとそういうポニョの症状では抱きしめてもらわれへんやろな。そして、抱きしめてもらった後、その子はみんなの前で再び話し始めたんや。でも驚いたことに、まるで別人みたいになっていて大きな声で顔も赤くならず、足も震えることなく自信満々に話し始めたんや。

ポニョ:そら驚くよな。突然変わるんやもんな。みんな感激したやろな。神の神聖な力って計り知れないよな。

ヨシオ:またある生徒さんは、小さい時から聡明で、友達を助けたり、先生のお手伝いをしたり、自発的になんでも出来る子で、先生方の間でも評判になっていて、とてもスペシャルな魂の持ち主やな。とか先生方の間で言ってたんや。すると、ババがその子を壇上に呼んで、砂糖菓子を物質化して自らの手でその子の口にお菓子を入れて食べさせていたんや。

ポニョ:ババが自らそういうことをされたんか。その子はよっぽど、高いところから来た霊なんやろな。

ヨシオ:またババは、その時子供がたくさん座っているところにおられたんやけど、突然一輪のバラの花をある男の子をめがけて投げられたんや。その子はその花を受け取ったんやけど、友達も先生も含めて、どうしてこの子にババが花を投げられたのか、ずっと謎やったんや。でもその子が大きくなり、地域の奉仕活動のリーダーとなって活躍していると聞いて、先生方はなるほどと思ったんや。

ポニョ:その子の将来の事もババはお見通しやもんな。その子がどんな人になるか分かってその花を投げられたって、粋な話やんかな。でも、それだけババと近い関係を持てるってすごい学校やな。あんたがそこに子供を行かせたいって理由が分かるぜよ。

ヨシオ:そうやろ。それだけではないで。子供が病気になったら、温野菜を食べさせなさいとか、スパイシーな食べ物を与えてはいけないとか、特別に柔らかくしたライスを与えなさいとか、微に入り細に入り生徒さんの面倒を見ておられるんやで。そして毎日、粉にしたナッツ、椰子砂糖、塩などをスプーン一杯子供達の口に入れてあげなさい。育ち盛りの子供はこのようにして、タンパク質などを取らないといけないって言っておられるな。

ポニョ:キメの細かい痒いところに手が届くような子育て方法を指示されるんや。子育てって本当に大切やもんな。

子供が道を外すのをそのまま見過ごす親は、いつか必ず報いを受けます。
カリユガにおいて、子供を好き勝手にさす事が流行となりました。
親は、そうしないと子供達が家出するか自殺するかと恐れるのです。
そのような劣等な人格の子供に何が起ころうと、それが何だと言うのですか?
親は今日、この種の道徳的勇気を持ち合わしていません。
そのような親は子供達に関する悪いニュースを耳にし続け、絶望の内に死ぬのです。31/3/96

今日、親たちは自分の子供たちに制限のない自由を与えており,それが大きな災難となって降りかかっています。
もし子供たちを小さい頃からコントロールしなければ、大きくなってからコントロールするのは不可能ですSSIB1993p109

サイババさんはサンタさんだった

ポニョ:この前の記事で紹介してくれた、ババの学校の赤面症の男の子が、ババに抱きしめられた途端、人が変わったように堂々として、自信を持って話せるようになった話が感動的やったな。
ヨシオ:神の化身であるサイババさんが行かれるところには、このような感動的な話がいつも付いて回るな。何と言っても、この宇宙を創り俺たち人間を創られたお方が、あのような無限の愛を持たれたお方って考えただけでも嬉しくなるよな。

ポニョ:ウーティのサイババスクールの話で、おいらが知らないエピソードとかをもう少し紹介してくれるか。特に、おいらが興味がある食事について何か言っておられるか?

ヨシオ:嫁さんがポニョの好きなオクラの天ぷらを揚げてるから食事の話をしたくなってきたんやろ。ポニョは単純やからな。実は、俺はこれらの話をスンニャ ルーパというウーティのサイババスクールで、1991年まで先生として働いておられ、その後プッタパルティのサイババスクールで2000年まで働いておられた人が、ラジオサイで話されてるのを聞いたんや。ババは新鮮な物、調理したばかりのものを食べさせなさい。と言っておられるな。生野菜とかフルーツ、特にマンゴーはお勧めや。おかゆの中に毎日違う材料を入れて、工夫をするのも子供に良いと言って喜ばれるんや。ミルクは全乳ではなく、お湯を半分混ぜなさいといわれてるな。また、小麦とライスをバランス良く食べさせたり、ギーも使っているな。水につけて発芽させたばかりのスプラウトをサラダに混ぜて子供に食べさすのも良いらしいな。。また、ナッツ類を一晩水に浸して柔らかくして、それを明くる朝、食べさせるのも勧められてたな。でも、浸した水は捨てるように言われたな。

ポニョ:なに!おいらは水も一緒に、毎朝アーモンドと一緒に飲んでいるぜよ。それはあかんのか。

ヨシオ:リンガム水は、身体に良いからリンガムを一晩水に浸して、その水を病人に飲ましたりするけど、アーモンドを浸した水は捨てるんや。

ポニョ:知らんかったぜよ。今度からそうするぜよ。話を聞いて良かったな。

苦行で得る力は我々の摂る食物と生活習慣を見れば分かる。
今日の我々の摂る食物や生活習慣は、上辺だけのものとなっている。
我々が摂る加工食品は、瞑想をきちんとできなくさせている。
それゆえ我々の霊的修行は無益なものになってしまっているのだ。16/4/96

調理していない食物、木の実、果物、発芽している豆類が最良の食べ物です。
これらのものを少なくとも一日に一度は夕食などで食べなさい。
それによってあなたの長寿は約束されます。
ココナッツの実や、ココナッツ水、発芽した豆類、生か少しだけ火を通した野菜や青菜類が健康に良い食物です。SSVol15p115~7

ヨシオ:俺は、週に二三回、キヌアを水に浸して柔らかくして、カレーと混ぜたりして頂くんやけど、キヌアのような食物は水に浸すと発芽するやろ。その時に毒素が出て、その毒素が水に溶け込むって聞いたことがあるな。

ポニョ:キヌアは、鳥とかに食べられないように毒素で自分を守ってるんやな。ところでおやつなんかもあるんか?

ヨシオ:もちろんや。子供は、甘いのんが好きやもんな。毎週木曜日は、ババの日に因んでおやつの日になっているんや。子供達は指折り数えて、おやつの日が来るのを楽しみにしてるんや。もちろんババが来られている時は、その日がおやつの日で、ババは子供達の目の前で、キャンディやら、おもちゃ、筆箱、色んな色のペン、ネックレス、日記帳やイヤリング、ハンカチなども物質化して一人ひとりに与えられるんやで。

ポニョ:ババが来られたら、クリスマスのサンタさんが来たようなもんやな。子供達はめちゃ喜ぶやろうな。

ヨシオ:ただ物を与えるだけではなくて、その子を褒められたりされるな。良い子にしていたね。とか言って。愛の化身やからな。

ポニョ:それだけ、愛を神様から直接いただいたら、本当に良い子が出来るやろな。

人は、身体を維持するために、何らかのものを食べなければなりません。
時々、あなたは悪夢を見たり、瞑想中に悪いものを見たりすることがあります。
これは、清らかでない食物をとった結果です。
あなたは、調理をする前に、食材が神聖な手段によって得られたものかどうかを調べなければなりません。
そうであるときに初めて、食物は食べるのに適したものとなるのです。
食事を食べる前に、神聖なマントラを唱えなさい。
そうすれば、あなたのハートには、神聖でないものが入ることはありません。

ヨシオ:でも、ババは不幸な家庭に生まれた子供も、たくさん面倒見ておられるんや。ある兄弟なんか、お母さんがガンで亡くなり、その後お父さんがその子たちを学校に連れて来て、寮に入れたんや。その兄弟は毎日お母さん恋しさに泣いていて、先生もどうして慰めていいのか分からんかったんや。するとある日、塀を乗り越えて学校から逃げ出してしまったんや。もちろん、遠くまで逃げられないので、捕まえて来て学校に連れ戻したけれど。その後、ババが二人を特別にインタビューに呼び、そこで何があったのか分からないけれど、二人は突然元気さを取り戻して、普通の生徒に戻ったんや。兄弟は、ババが千人の母親に値するって分かったと言ってたな。また、その兄弟は、将来僕たちも先生になるって言って、今大学の教育課程で学んでいるんや。

ポニョ:ジワーッと来るええ話やな。そら、そんな若い時にお母さんをガンで亡くしたら毎日泣いてしまうよな。でも、ババが本当のお母さんって分かったんやろな。ひょっとしたら、インタビュールームで、ババがその子たちの亡くなったお母さんを呼ばれて、対面させたのかもしれないで。

ヨシオ:ババがよく使われる手やもんな。だんだん、ババがやられることが読めて来たよな。

ポニョ:あの例の、ヴェンタカタギリの王様にも頼まれて、王様と王様の亡くなられたお母さんと対面させたし、また友達が亡くなり落ち込んでいた女の子にも、亡くなった友達を霊界から呼ばれて対面させたし、アメリカ人の男の子にも、ガンで亡くなったお母さんを対面させたよな。

ヨシオ:ポニョはよく覚えているな。還暦を過ぎても頭がくっきりハッキリ、ピッカピカやんか。

ポニョ:ピッカピカまで行ってないやろ。まだ半分以上、いや、三分の二ぐらい、いや五分の四ぐらいは髪の毛が残っているぜよ。

ヨシオ:そうやな、それぐらいあるかな。でも時間の問題やけどな。あまりシャンプーを使うと毛が抜けるって聞いたで。日本人はこまめに頭をシャンプーで洗うから、世界で一番年寄りになって髪の毛が少ないらしいで。特に合成界面活性剤の合成洗剤のシャンプーを使うと、必ず頭が禿げてかゆくなるから、俺はシャンプーを使わないんや。固形のオーガニック石鹸を使ってるんや。髪の毛専用の。

ポニョ:そんなんがあるんか。おいらも使おうかな。どこで手に入るんや。

ヨシオ:俺は、通信販売でアメリカから取り寄せたけど、まとめて買ったからポニョに幾つかプレゼントするわ。長持ちするで、毎日使っても二ヶ月は持つな。とにかくシャンプーはやめとき。毒が入っているのと一緒やって聞いたで。

ポニョ:この世界では、何も信用出来ないからな。サンキュー。有難くいただくぜよ。持つべきものは友人やな。さっきの話に戻るけど、悪さをしたり規律を乱したりした子は叱らなあかんのやろ。サイババスクールでも。

ヨシオ:もちろんや。ババは後でまとめて叱るのではなく、その時にその場で叱りなさい、と言っておられるな。でも、叱ると言ってもポジティブに叱りなさい、と言われているな。

ポニョ:ポジティブな叱り方ってどんな叱り方なんや。

ヨシオ:ただ、罰を与えるだけではなく、今度からこのようにしたら、他の人に迷惑をかけることがないよ。とか今回は、君が遅れて来たために皆に迷惑をかけたけど、君も誰かに待たされたらどう思う?嫌だろう。だから今度から早めに起きるんだよ。とか、次に、明日に繋がるような怒り方をするんや。しかも先生は、生徒に罰を与える時にこういう間違いを君たちは犯したけれど、どんな罰を受けなければいけないか、自分たちで考えてご覧。と言って自分たちで、自分たちが受けなければならない罰を考えさせるんや。

ポニョ:それって、いいよな。ねぼすけして朝ごはんの時間に遅れたので、罰としてキャンディを朝ごはんとして食べます。とか決めれるもんな。

ヨシオ:誰が朝飯にキャンディなんかを食べるんや。それは、罰と言えないやろ。でも、こうしてババの学校で素晴らしい教育をされているけど、子供達の教育で一番大切なのは、お母さんなんや。ババは、子供にとってはお母さんが最初の先生や、と言っておられる。女の子の中には大学で教育課程を終了して先生になる人も、ならない人もいるけど、でもほとんどの女の子は母になるやろ。ババは、お母さんって土のようなもので、子供の人生全てに渡って、子供のために養分を与える存在でなければならない、と言っておられるな。特に、妊娠している母の想念がお腹の中の胎児に大きく影響するんや。

ポニョ:いわゆる、胎教っていわれているな。マハーバラータに、こんな話があるな。アルジュナが、身ごもっている妻に、敵の迷路陣の中にどういうふうにして入って行けるかを説明していたんや。すると、クリシュナが話の途中でやって来て、こんな話を身ごもっている女性にすると良くない。お腹の子供がそれを聞いているからやめなさい、と。それで、生まれた子供が大きくなって戦争で敵の迷路陣に入って行く方法を知っていたので、入って行って戦えたのはいいけど、出る方法を知らなかったので、その陣の中で殺されたんや。

ヨシオ:このように、お母さんが聞いたことも、お腹の中の子供にも大きな影響を与えるんやな。

ポニョ:ちょっと今自分で迷路陣の話をしていて気付いたんやけど、もしクリシュナが、途中でアルジュナの話を止めに入っていなかったら、息子さんは迷路陣から出る方法を知っているから殺されなかったんと違うんか。クリシュナが殺したようなもんやんか。

ヨシオ:そういう事になるんかな。でも、全てが神さんの筋書き通りに世界は進んで行くんや。でないと、亡くなった息子さんは、英雄たちが赴く霊界の世界に入れなかったんや。それに、その息子さんは、結婚したてやったんやけど、奥さんのお腹の中にいてる胎児の中に、また入って生まれ変わってきたんやで。

ポニョ:摩訶不思議な世界やな。ということは、自分の息子が自分って事になるな。何でもありの世界やな。

ヨシオ:パクリシットという、探す人、という意味の名前をもらって生まれ変わって来たんや。というのも、赤ちゃんの時からクリシュナを探してたんや。

ポニョ:あっ、その話知ってるで。なんでも、お母さんのお腹の中にいる時に、敵が放ったミサイルのような強力な矢がお腹にいる自分に向かって飛んで来た時に、どこからともなくクリシュナが現れて、その矢を破壊して守ってくれたんや。それ以来、命の恩人であるクリシュナを探し続けていたんやったな。

ヨシオ:そうやったな。また、乳飲み子を抱えているお母さんが、誰かと喧嘩をした後に、自分の子供に乳をやったんやけど、その子は死んでしまったという話もあるな。

ポニョ:つまり、喧嘩していた時のお母さんの悪い想念が、ミルクを毒に変えたってことか。それはすごい話やな。酒好きなお母さんの子供も、お腹の中にいる時から酒の味を覚えて、酒好きな人になるとか、お母さんが妊娠している時に好んで食べるものを、子供も嗜好するっていう話は聞いたことがあるけどな。

ヨシオ:ポニョもお腹の中に入っている時に、お母さんがたっぷり栄養のある美味しいものを食べておられたんやろな。オクラの天ぷらとか、お蕎麦とか。

ポニョ:そんな話をしてたら本当に腹が減ってきたぜよ。晩飯にしようぜ。オーストラリアにもオクラが売ってるって知らんかったな。大きいオクラやなこれは。ではいただきま〜す。

ヨシオ:ちょっと、食前のマントラをまた忘れてるでポニョは。いつまで経っても一緒やな。

太古には、身ごもった婦人はプラフラダ、サティアヴァンらの聖者の物語を聞くのがつねでした。
子供は、母の胎内にいる時からそのような物語に影響されて育ちました。
ロシアやその他の諸国の経験は、人の摂取する食物が心の状態に影響することを明らかにしました。
例えば妊娠中の母親がりんごジュースを好んで飲んでいたなら生まれた子供もりんごジュースを好みます。
至高の神の御名を唱えれば、神聖な響きの波動が周囲の大気に吸収され、その結果その場の大気の浄化に役立ちます。3/3/92
  まず第一に、視覚と舌をコントロールしなさい。
皆さんは、悪いものを見ることによって、多くの罪を犯しています。
そして、必ずその結果 に直面しなければなりません。
皆さんが悪いことのために感覚を使えば、皆さんに生まれる子供たちも悪い心を持つようになります。
ですから、悪いものを見ず、悪いことを聞かず、悪いことを語らないようにしなさい。
昔の人々は、身ごもっている婦人が悪いものを見たり聞いたりしないように注意を払っていました。
彼らは妊婦に、神の神聖な物語を話して聞かせ、良いものを食べさせ、善い知らせだけを伝えるようにしていました。彼らがそうしたのは、母親が善い感情を持っていれば、生まれてくる子供もまた善い心を持つようになることがわかっていたからです。
両親が犯した罪は、間違いなく子供たちにも影響を与えます。5/7/01

年寄りをゴミ捨て場に連れて行っていいのか

ポニョ:何回かに分けて、サイババスクールの話を紹介して来たけれど、神の化身が直接学校に来られて生徒たちを、そして先生たちも指導されるって本当に恵まれているよな。

ヨシオ:ババが来られた時は、泊りがけで来られるんや。ウーティは夜は寒いから、暖炉にマキをくべて火をつけるんやで。暖かい暖炉の前でみんなで座って、ババと話をするんや。

ポニョ:ババと一緒に暖炉の前で座るんか。夢みたいな話やな。

ヨシオ:そこでババは先生方に、小さい子供達はベッドメーキングが出来ますか?何人ぐらいの子供が出来ないのですか?とか、具体的な数字も聞かれるんやで。

ポニョ:すごい細やかやな。

ヨシオ:また先生達に、みんなが見ている前で子供たちを叱らないようにしてあげてねとか、もし叱る場合は、場所を移して人が見えないところで叱りなさい、とか言われるんや。
そして先生方同士の意見が合わない時には、絶対に子供達の目の前で、言い合ったり、もめたり、競い合ったりしないように、厳しく言い聞かせておられたな。

ポニョ:そら、生徒の目の前で先生方がもめるって最悪やもんな。

ヨシオ:ババは、この世界の全ての争いを、私は今すぐにでも止めることが出来ますが、それを敢えてしないのです。人々が、自分のブッディを使って解決させるようにしているのです。と言われたことがある。

ポニョ:ブッディって、英知とか知恵とかの意味やったかな。それって当たり前やな。世界のもめ事は神様のプレゼントって訳なんや。でも、神さんしか全世界の争い事を今すぐにでも止めることが出来るって言えないよな。そのコメントはすごいぜよ。

ヨシオ:先生方はババがこのようなコメントをされるのを聞いて、少しずつ良い先生になって行かれるんやろな。
ババは、もし同僚が助けが必要なぐらい大変そうに見えたら、何か手伝ってあげましょうかと、聞きなさい。そして、いや、なんとか出来ます。と断られたら、自分の事だけをしっかりやっていたら良い。と言われたな。

ポニョ:でも、カルナという太陽神スーリヤの元から来た勇者がいたやろ。本当はパンダヴァーズの五人兄弟の長男であるダルマジャのお兄さんやけど。その勇者が、ドロウパティが悪者に辱めを受けている時に、何もしなかったから良くないって言って、ババが言っておられるで。

ヨシオ:目の前で、悪がなされている時はその人にそれは良くない事だ。という忠告をすれば良い。先ほどの例でも一緒や。ヘルプしよかと言って、相手が聞くかどうかは、相手次第なんや。ボールを投げた後は、もう自分の問題では無くなるんや。どうしても、問題がこじれてややこしくなりそうな時は、それらを全てババに捧げたら良い。このように、この世界で生きて行くのに、いろいろとゴタゴタに巻き込まれそうになるけど、もっと単純に、飄々と生きて行く事が、この世で幸せに生きる知恵なんや。今の人々は、他人の問題に首を突っ込みすぎるんや。だから関係ない他人のカルマにまで足を踏み入れて、自らを泥沼の中に陥れてしまうんや。もっと淡白に生きた方がええな。

ポニョ:それって、まるであんたの嫁さんやんか。あの人タンパクの化身やな。だからおっぱいが大きいんや。

ヨシオ:なんでやねん。タンパク質が多いからって言いたいんか。ポニョの頭の中のニューロンの配線はグチャグチャやな。どこがどう繋がっているのか分からんわ。
俺がババのコメントで印象に残ったのは、ババは小学校三年生までは、教室で話すのをやめなさい。とか黙りなさい。と言ってはいけないと言われたことやな。

ポニョ:おしゃべりは歓迎なんか?それってちょっとクラスがうるさいことないか?

ヨシオ:小学三年生までは、話す能力を付けてくる時期なので、どんどん話させなさい。いろんなトピックを与えて話す力を付けさせなさい。と言われたんや。

ポニョ:おいらは、話し始めるのが遅かったので、学校に行っても静かに隅の方で聞いていた生徒やったな。逆に、女の子はたくさんの喋りがいて、とてもうるさかったな。姦しいって、三人の女という字を書くやろ。ほんまにその通りやぜよ。

ヨシオ:でも、学年が上がって行く度に、少しずつ話す力をコントロールさせなさいと言われている。

ポニョ:コントロールと言っても、どうふうにするんやろな。

ヨシオ:俺が初めてシュタイナースクールに行った時、先生は子供達を静かにさす時には、静かに!とか、黙りなさいとか言われないんや。どうするんかなと見ていたら、何も話さずに、目で子供達をコントロールされてたな。それでも子供がまだ騒いでいたら、何も話さずに、ただその子を指で指しておられたな。すると、その子は、静かになったな。

ポニョ:それって、難しいぜよ。特に、目だけで子供をコントロールなんて、おいらが行っていた学校なんかやったら、誰も先生の言うことを聞かなくなるぜよ。

ヨシオ:なんや、ポニョは、ええとこの学校で育ったんやなかったのか。御曹司やなんて言ってたやないか。

ポニョ:御曹司は御曹司でも、下町の御曹司なんや。ほっといてんか。人の事を言えるんかあんたも。ウジ虫で遊んでたくせに。

ヨシオ:俺は、最初から柄が悪いとこで育った、って言ってるやないか。一言も、ポニョみたいに下町の御曹司やなんて言ってないやんけ。

ポニョ:そらそうや。大体、あんたみたいな、いかつい顔をした人が御曹司やなんて言ったら、そんな冗談は御曹司なさい、なんて言われるで。

ヨシオ:それって、およしなさいやろ。おんぞうしなさいって言わんで。今のダジャレはちょっと苦しかったな。9割の人は分からんで。でも、ポニョにしたら上出来やから80点あげよか。

ポニョ:それくらいのダジャレで80点は嬉しいな。おいらの学校の先生は厳しくて、どんなに頑張っても60点以上くれなかったけどな。ババの学校でも先生は厳しくせなあかんねんやろ。もちろん愛を持ってやろうけど。

ヨシオ:ババは、先生はみんなのお手本にならないといけない、とおっしゃているな。例えて言えば、タンクの水がきれいだったら蛇口から出て来る水もきれいなはずだ。とおっしゃった。つまり、先生がきちんとして素晴らしい先生やったら、生徒も良い生徒が出来るっていう意味や。

ポニョ:ところで、サイババスクールの先生って、お給料をもらっているんか?

ヨシオ:何人かの先生たちは、給料は要りません。この仕事を神に捧げる奉仕としてやります。とか言われたんやけど、ババはそれはいけない。政府が決めたガイドラインに沿って給料を支払うので受け取りなさい。と言われてる。というのも、もし、先生方が給料を受け取らなかったら、政府がサイスクールを誤解して見るようになるから、と言っておられたな。

ポニョ:誤解ってババが強制的に働かせているとか、変なカルトのグループに間違えられたりするからやろな。ババは神さんやけど、きちんと政府が定めた法律に従われるんやな。

ヨシオ:この前に紹介した話しの中に、ウーティの学校を閉校して、プッタパルティの学校に併合したって言ったよな。あれも、せっかく設立した学校でも、政府の法令に従って百年以上も経っている建物で古くて危険なので、移るように決めたんや。このようにババは国や地方政府が決めた法律に従われるんや。

ポニョ:神さんが創られた創造の法則やけど、化身としてその中に降臨される時は、自らが創られた法則に従われるってことやな。それってまるで、政治家が法律を作り、その法律に従ってフィー魔キャンプに入れられるようなもんやな。

ヨシオ:ポニョの例えは的が外れるな。三本の矢って、的を射る事が出来ないのんか?

ポニョ:あんたのも、外れているやないの。

ヨシオ:というわけで、先生の話に戻るけど、ポニョはリシケシュてとこ知ってるやろ。そこに、サイババスクールが出来たんや。

ポニョ:知ってるもなんも、メチャ有名なとこやんか。あのビートルズもそこで瞑想を習ってたガンジス川のほとりにある、聖地やろ。そんなとこにサイババスクールが出来たんか。ええやないの。
ヨシオ:最近の事やないのに興奮するなよ。もう、十五年ぐらい前の話や。それで、そこでの先生の宿舎やけど、ババはきちんと政府の基準を満たしたものを建てなさいと言われたので、バルコニーがあり、部屋も家具付きでとても住みやすいんや。

ポニョ:おいらたち夫婦をそこで用務員として雇てくれへんかな。一度、腰を下ろして、二三年ぐらいゆっくりとそんな聖地に住んでみたいな。

ヨシオ:俺も一度は行って見たいとこやな。ババはいつもの言葉遊びで、先生というのはcollection of facts ではなくconnection of love をしなさいと言われた。

ポニョ:つまり、先生というのは、この世俗的な事を教えたりするだけやなくて、どのように愛を育むかを生徒に教えなさいと言われたんやな。

ヨシオ:えらいポニョにしたら高尚な意訳やんか。

ポニョ:あんたも、意訳だらけやんか。

ヨシオ:でも、それが人々の医薬になるからええやんか。

ポニョ:それが本当の…せえの

ポニョ、ヨシオ:いい訳!

ポニョ:今のんは、決まったな。おいらの知っているプロの翻訳家はこんな事を言ってたぜよ。英語の文を一度、自分の中に飲み込んで自分の言葉にしてから日本語にするんやて。でないと生きた日本語になれへんと言ってたな。

ヨシオ:そうかもしれんな。俺はそのようにしか出来ないけど。それとババは、目上の人を尊敬しなさいって言っておられるやろ。もちろん、先生方の間でもそれは守らなあかんねん。例えば、校長先生が早く出世した若造でも、その若造校長は年配の先生に従わなければいけないんや。

ポニョ:今どこでも、若造が偉そうにしてる職場が沢山あるけど、この言葉を聞かせたいな。
こういう、ババの直接の教えってもっと広まって行くんやろな。特に、ゴールデンエイジになれば、教育指導要綱は全てババのお言葉になるんやろうな。

ヨシオ:そうなるし、そうなるべきやな。ここ、オーストラリアでは年寄りは邪魔者扱いされてるんや。もう社会のクズのような感じで。俺がお袋のお世話をさせてもらっている時に、近所のおばさんが、あんたとこのお母さんをいつになったら、ゴミ捨て場に連れて行くんや、と言ったんや。もちろん笑いながら冗談やけど。俺は、聞き間違えたんかなと思って、もう一度頭の中でその言葉をテープレコーダーの再生ボタンを押すように、何度も繰り返して聞いていたんや。すると、やっとその意味が分かったんや。つまり、いつ老人ホームにお袋を入れるのかって意味やった。

ポニョ:それってひどいな。傷つくよな。

ヨシオ:それが、普通の感覚やねん。老人を尊敬しない社会は、自分を大事にしない社会なんや。だって、やがて自分も老人になるもんな。だから、こちらでは、年取ると、ほとんどみんな老人ホームに入るんや。金持ちは、5スターホテルのような、劇場まで付いているホームに入り、貧乏人は収容所みたいなホームの入るんや。俺の二人の息子が老人ホームでバイトしてるけど、ひどいホームは老人を物扱いするって言ってたな。
俺が知っている老人ホームに入っているおばあちゃんはこんな事を言っていた。ある日、家に居てたら遠くに住む一人息子が久しぶりに訪ねてきて、お母さん、もう一人で自分の面倒を見るなんて大変やから、そろそろ老人ホームに入ろか、と言って息子が全ての手続きをして、ここに連れて来られたんや。そして、家を処分して金を持ったまま帰って来ないんやて。そのおばあちゃんは、まだ頭もしっかりしてるし、歩けるし、健常者と一緒やのに、鍵が二重にも付いている、自由に外に出れない、収容所みたいなとこに住んでたな。

ポニョ:でも、まだバスが来ないバス停がないだけマシやんか。

ヨシオ:その点、俺が属していたアボリジニのバスケットボールチームやけど、年下の子は自分より年上の人の言うことをよく聞いていたで。年上の人たちを、誰でもおじさんって呼ぶんや。白人の若い子が、そんな言葉を使ったのを聞いたことがないな。ここはポチの国やから、裏社会の連中がわざと家族制度を破壊してるんやろな。支配しやすいようにな。現に子供が21歳になったら家の鍵を親が与えて、一人前になったから自由を与えるパーティを開くんや。

ポニョ:それって逆やんか。親から自由になるんやったら、家の鍵を取り上げて出て行かさないといけないのに。

ヨシオ:神様の意思に逆らうと、必ずしっぺ返しがやってくる。世界中で今、ダルマが土足で踏みにじられている。ダルマはダルマを守って生きるものを守護するが、ダルマを踏みにじるような社会や国を正されるんや。だって神さんはダルマの化身なんやから。

“真理あるところに怒りは存在しません。真理が苦痛を負わせることはありません。真理に根ざしている人が暴力を振るうことはありません。それどころか 、その人は非暴力は自分のダルマであるとみなします。~自己のダルマに死ぬことは幸せであるが、他人のダルマを行なうことは危険である。STPS2p134”
ダルマを復興する為に、アヴァターが人間の肉体をとってやってきたのです。
神があなたの目の前にいてそのための作業に従事しています。
そうであるのに、あなた方はなぜ永遠の生命や解脱について議論しているのですか。
君たちの人生は始まったばかりです。
まず最初に、今世でのあなたの人生の目的が何であるか見定めなさい。
神ご自身がダルマを育むために降臨しているのです。
君達も私と同じ作業に従事するのであれば、それは神を礼拝することになるのです。
そうすればあなたは、神に奉仕し、神の帰依者と自分自身に奉仕することになるので、神の身近にいる者となり、神に愛される者となるのです。CWSSBJp75

神は時代から時代へと生まれ変わり、ダルマが衰退するときはいつでも、悪を滅ぼし、正しき者を守ります。真理は支持されるべきであり、非真は滅びるべきです。
ダルマ(法)は守られるべきであり、不法は滅びるべきです。23/11/99

神さんと背比べしよか

ポニョ:おいらが来て、手伝っているから良いけれど、こんな大きなアクアポニックスのシステムを一人で作ろうと思ったら、時間がかかるよな。

ヨシオ:メルボルンの郊外で、一から全て自分で設計してアクアポニックスを始めた方がいて、最初は、いろいろ不安でラジオを聞きながら温室を建てたり、野菜栽培台を作ったりしていたけど、だんだん一人で、静かに仕事をしていたら、心の声が聞こえ始めて来て、そに声に従って仕事をしたら全てが上手く行ったと言っておられたな。その人は、お金が無いので仕方なく、一人でなんでもやっていたんやけど、今になって振り返ってみれば、心の中から聞こえてきた声に従って、一緒に仕事をしていた時が、人生で一番幸せな時やった。と言ってた。今は、野菜を売って生活されてるんや。その点、俺は都会育ちで今だにキャベツと白菜の違いもわからんぐらいの、野菜音痴やからな。
ババにノンハイブッドシードを買いなさいと言われた時も、何でっかそれは?という感じやったな。それをどこから買うかも知らんし、どうやって種を保存するのかも分からへんし、困っタネって感じやったな。大体、どの種をオーダーして良いのかも分からんし、それでポニョが来てくれたんやな。助かった。

ポニョ:嫁さんも連れて来るつもりやったけど、うちのアクアポニックスの面倒を見なくてはいけないので、おいらだけ来たけど、あんたの嫁さんが気を使ってくれてオクラの天ぷらをしょっちゅうしてくれるから嬉しいぜよ。

ヨシオ:オクラは、インド人に結構人気があって、オクラカレーにして食べとるな。だから、どこの八百屋さんでも売ってるって嫁さんが言ってたな。

ポニョ:それに、大きいオクラやしな。安いし。でもあんたのアクアポニックスのシステムが完成したら、オクラなんて嫌ほどできるぜよ。

ヨシオ:それは、嬉しいな。でも、出来るまで時間がかかりそうやけどな。それはそうと、今日の朝、何時ものようにガネーシャの前でヴェーダを唱えて、外に出ると朝陽がちょうど地平線から顔を出すとこやったんや。それで、朝陽を見ながらガヤトリを唱えていたら、大きなカンガルーの家族がすぐそばにいてたんや。唱えて終わっても全然逃げないし、唱えている最中もおとなしくして聞いているし、とても浄性な生き物やな。

ポニョ:おいらも働いている時に見たぜよ。背はおいらより高かったんで、少し怖かったな。でも、一緒にいてる奥さんが子供をお腹の中に入れてて可愛かったな。あんたとこのペットみたいなもんやな。ここに住んでるんやろか。

ヨシオ:昨日、森の方からライフルを撃つ音が聞こえて来てたから、誰かカンガルーを密猟してるんやろ。それで、家族で逃げて来たんと違うか。

ポニョ:こんな平和な田舎にいても嫌なことがあるもんやな。密猟やて。嫌やな。簡単に生き物を殺すなよな。それにしても、でっかいカンガルーやったな。

ヨシオ:ババの背は小さいやろ。ある時、コダイカナルで背の小さい学生がいて、ババがちょっと君、こちらにおいでと言われて、ババの横に立たされたんや。それで、一緒にいてる他の学生たちにこの子と私とどちらが背が低いと思う?と聞かれたんや。
それで、ババの方が少し高いです。と答えるとババは、私の方が小さいよ。だって、私はこの世に存在する全ての中に入れるぐらい小さいんだ。そして、どんなものより大きいんだよ。と言われたんや。

ポニョ:それは、当たり前やんかな。神さんやもん。でも、神さんと背比べって面白いな。ババの背は小さいもんな。

ヨシオ:ババの弟さんに招待されたことがあるって以前言ったやろ。弟さんの方がババより背が低かったな。でも、面白かったのが、ハーレムドロッターズというアメリカの、ショーバスケットプロチームが、プッタパルティに出来たスポーツスタジアムの、こけら落としに来た時に、バスケットボールの選手が一列に立って並んでいるところを、ババがダルシャンを与えられたんや。バスケの選手って背が高いやろ。ババがその前を歩かれている時、一人ひとりの顔を見て歩かれたんやけど、顔を真上にあげて、めっちゃ背が高いな〜。と驚いた顔をされて歩かれていたのが面白かったな。

ポニョ:そうか、スポーツスタジアムも出来たんやったな。おいらも長い事、アシュラムに行っていないから変わったやろな。

ヨシオ:俺も、長い間行っていないけれど、ショッピングセンターなんて出来たって言ってたな。驚くよな。昔、俺が初めて行った頃、小さい店が幾つかボランティアの学生とかで運営されていただけやったもんな。マンゴージュースを買っていつも飲んでた。

ポニョ:美味しいよな。あのマンゴージュースは。あんたがジュースを飲んでいた時に、そのジュースのカップをめがけてお猿が木の上からウンコをして、カップの中にウンコが上手く入ったんやろ。その事を記事にしたけど、面白かったな。

ヨシオ:ちょうど飲み始めようとしたとかやから、腹立って面白くなかったわ。上を見たら、ハハーしてやったりというような顔をして、俺の表情を猿が覗き込んどるし、めちゃムカついて、俺は、インドのサイババさんのアシュラムやからこうして大人しくしてるけどな、こら、猿!わしを舐めてけつかんのか?わしは天満の張って言うんや。ここが大阪やったら、ただじゃすまんぞ。クソ猿。お前なんか猿汁にしてケツから食ってしまうぞ、と言ったら逃げて行きよった。

ポニョ:あんた、ベジタリアンと違うかったんか。そんな啖呵きっても、インドの猿には効かへんやろ。

ヨシオ:でも、時々、こうして啖呵を切らないと俺のアイデンティティーが、ババの中に埋れてしまいそうになるんや。

ポニョ:それってええ事やないの。何を言うとるんや。でも、さっきの話やけど、サイの学生たちはババの元でいろんな奉仕活動をする機会があってええよな。

ヨシオ:彼らのハイライトは、ババが少数の学生だけを選ばれて、夏に、コダイカナルに連れて行かれる旅行やろな。なんと言っても、ババと一緒で、とても近いし、いろんな素晴らしい思い出がたくさん出来るやろな。俺が知っているだけでも、素晴らしい話がいっぱいあるで。

ポニョ:ちょっとここで紹介してくれるか。

ヨシオ:そうやな。こんな話がある。コダイカナルに行く時は、学生たちがバスに乗ってババが乗られた車の後を、他の信者たちの車と一緒に着いて行くんやけど、時々交通渋滞とかに巻き込まれて、バラバラになってしまうんや。そして、時間も予想外にかかって食事が取れなかったりする時があるんやけど、ある時、前から一台の帰依者の車が戻って来て、ババが思ったより時間がかかって、学生たちがお腹が空いているのでこれらを持って行って食べさせなさい、と言われたんです。と言って、たくさんのスナック類を届けてくれたんや。その人によると、ババは学生たちのバスと離れてしまった。と何度も言って気遣われておられたんや。

ポニョ:本当に、心底から学生たちを愛しておられるって分かるよな。

ヨシオ:そして、コダイカナルに着いたのが九時を回っていたんやけど、着くや否や、ババが学生たち一人ひとりに、バスの旅はどうだった。疲れたろう。とか行って慰められるんや。そして、すぐにダイニングルームに、連れて行かれて食事の準備をされるんや。

ポニョ:神の愛は母の愛って言うもんな。幸運な奴らやぜよ。

ヨシオ:ある日、ババも一緒に学生たちが乗っているバスに同乗して、山の頂上にある宿舎に向かっている時に、それまで冗談などを言って学生たちを楽しませていたババの顔の表情が、突然シリアスになったんや。それで、みんなどうしたのかな、と思って、ババが見てられる方を見ると、二人の年配の女性が重そうな木の束を頭の上に乗せて、坂道を苦しそうに歩いて登っていたんや。ババは運転手に、バスをその女性たちの横に停めるように言いつけ、扉を開けて下車し、その女性たちと話を始められたんや。家族の様子を聞かれたり、生活はどうですか、大丈夫ですかとかいろいろ話されていたんや。そして、学生たちにその重い木の束を担いであげなさい、と言われて、運ばさせたんや。そして、女性たちと別れる時に、一人当たり、500ルピーの金をプレゼントされたんや。女性たちはいきなり、サイババさんからこんなに祝福を受けて、感激して泣いていたんや。

ポニョ:500ルピーって大金やで。そら誰でも、泣いちゃうよな。聞いただけで、涙が出そうになったぜよ。

ヨシオ:また、学生たちにボートハウスの近くで出店を出している麦わら帽子を売っている子供から帽子を買ってくるように言われた。その子は孤児で金に困っているんだ。と言って学生たち一人ひとりにお金を渡されたんや。それで絶対値切ってはいけない。言い値で買いなさいと言われたんや。それで皆でボートハウスに行くと子供は店をたたんで帰るとこやったんや。それで子供を追いかけて麦わらを売ってくれるように頼んだらその子は驚いたんや。というのもこの十五日間、一つも帽子が売れなかったんや。子供は普段は20から25ルピーで売っているけどシーズンも終わりだから15ルピーでいいよと言ったけど、ババに言われた通り最初の言い値で買ったんや。全員で20人ほどいたから、子供はとても喜んだんや。一人の学生が子供に君はサイババって知ってる?と聞くとおもむろに財布を出して中から古い新聞の切り抜きを見せたんや。学生がその古い新聞の切り抜きを見るとババの写真やったんや。その子は僕は彼を毎日礼拝しているんですと言ったんや。学生たちが、ババが全てを御存知で、毎日その神聖な愛を全ての人々に分け与えておられるのを目の前で見て、感激して、みんなで同じ麦わら帽子をかぶってババと記念写真を撮ったんや。

ポニョ:おいらも、今度、その麦わら帽子を売ってる少年のところで一つ買ってあげようかな。

ヨシオ:それは、一体いつのことやねん。その帽子売りの少年は、ポニョが来る時まで、まだそこで出店をしていると思ってるんか。

ポニョ:その同じ帽子が欲しいなと思っただけやんか。だっておいらはその記念写真を見たことがあるんや。みんなとても楽しそうやったで。

ヨシオ:この世の中を生きていて、一番楽しい時は、もちろん自分が神様と一緒にいつも居てるって分かる時やけど、自分が人様の役に立ってるって分かる時も心がウキウキと楽しくなるな。

ポニョ:子供時代の楽しかった時の思い出や、幸せだった頃の事を思い出しても、心は少しウキウキとしてくるけど、でもそれは長続きしないよな。昔は昔。思い出は思い出だけやもんな。今、自分が生きているこの時点で、自己犠牲を伴った奉仕をして、それが報われた時の方が、はるかに思い出だけのウキウキより幸せ度が大きい。

ヨシオ:そして、その奉仕を神に捧げる奉仕とみなせば、更に幸せ度が増すんや。だって、神様に捧げると言っても、全ては神さんやから、神さんは何も要らないんやろ。誰かに何かをあげても、それは神さんのものを右から左に移しただけや。だから、結局神さんに捧げる行為は、自分のためになるって気付くんや。そうすれば、その奉仕には自分がしてあげたというエゴが消えてしまう。
ポニョ:昔、先輩からスーツをもらったことがあって、学校のパーティとかでそれを着て行くと、先輩が、誰かに、あのポニョが着ているスーツは俺がやったんや。とか言って、いつまで経っても言われるので、それを着ていくのが嫌になったな。

ヨシオ:人ってそんなもんなんや。一度、人にあげたり、お世話をしてあげたりしたら、忘れないといかんねん。いつまで経ってもその事をについて、うじゃうじゃ言われたり、思われたりしたら、してもらった方が、ポニョみたいに嫌になるよな。

ポニョ:この話はうっとうしくなるから、やめとこ。それより、もっとサイの学生の話を聞きたいな。

ヨシオ:それじゃ次もこの続きをしよか。

犠牲には満足が伴います。
実際、犠牲には至福が伴うのです。
今日の実利主義の人々は、犠牲の有用性を疑問視します。
人間は自分のことしか考えないので、飢えている乞食に対してさえも、一握りの食べ物を与えることすらしません。
飢えた人の空腹を満たしてあげることができたとき、私たちはどれほど大きな幸せを味わえることでしょう!
おなかをすかせた人々に食物が与えられるとき、あなたは喜びを感じずにおれるでしょうか?
人間社会においては、心の狭い利己主義がはびこっています。23/11/99
真我の悟りは犠牲を通じてのみ獲得することが出来ます。
しかし中には喫煙や非菜食をやめることができない人々もいます。
もし、このような良くない小さいことでさえ犠牲にできないのであれば、どのようにして犠牲の精神を培うことができるのでしょうか。17/2/89
霊性修行の最高で最良の方法は犠牲であることを、常に心にとめておきなさい。
あなたは、時間、お金、資質、エネルギーを犠牲にしなければなりません。
礼拝では少なくとも一枚のバジルの葉を神に捧げなさい。
このように「人は犠牲によって不死を獲得する」のです。
犠牲は霊性修行です。愛は犠牲によって表れます。
犠牲の伴わない愛は、無意味であり、まったく利己的なものです。
あなたは肉体感覚や肉体への執着を犠牲にしなくてはなりません。
邪な思いと悪い感情を犠牲にしなければなりません。
犠牲を払うことがあなたの本質です。
犠牲は人間に授けられた神聖な特質です。
実際には、あなたは犠牲を払うことで何か特別で高尚なことをしている訳ではありません。
あなたは自分自身のために犠牲を払っているのです。
「人の身体は犠牲を払うために作られている」のです。
礼拝やバジャンといった活動は、奉仕や犠牲より劣ります。
神の愛は信愛であり、それは犠牲として表現されなければなりません。
~「犠牲から得られる実践的な英知は、解脱への唯一の道である。」と言われています。
これは心を超越したプロセスであり、肉体によって行われる活動をも超越しています。
このようにして初めてあなたは、至福という成果にたどり着くことが出来るのです。STPSp159

才能はサイのうものだ

ポニョ:大きなブッシュダニに噛まれたけど大丈夫か?

ヨシオ:これは、お母さんダニ。

ポニョ:突然ダジャレか。

ヨシオ:そんなダジャレを言ったのはダレジャ。

ポニョ:あのね、もう記事に突入してるんやろ。こんなアホな会話をしてたら、いつものおいら達になってしまうやんか。あんたの嫁さんがおいらに、あんたが、この前セアカゴケグモにも噛まれたって言ってたで。

ヨシオ:何やねん、そのゴケグモって。

ポニョ:知らんのか。ここにたくさんいてるやないか。背中に赤い線が入っている蜘蛛や。

ヨシオ:レッドバックスのことか。ああそうか。あの蜘蛛、嫁はんが旦那を食べて後家になるんや。だから、後家蜘蛛っていうのかな。そういや噛まれたな。この辺りいっぱいいてるからな。でも、ゲッコーという平べったい尻尾を持っているトカゲがセアカゴケグモを好物にしとるで。あいつが来たら、その辺にいてるセアカゴケグモは一週間ぐらいでいなくなるな。天敵やねんやろな。俺はおでこを噛まれて、熱が出たな。うちの倉庫の天井にたくさんいて、蜘蛛の糸を一本スーッと地面に垂らしとるんや。それで地面に仕掛けた巣に獲物がかかったら、さっと天井から降りて来て仕留めよるんや。だから、帽子をいつもかぶってるんやけど、帽子の上に降りてきたんや。そのまま帽子のつばを伝って来て、でこちんを噛まれたな。

ポニョ:それでどうもなかったんか。

ヨシオ:一週間ぐらい顔全体が腫れて西川のりおぐらいのサイズになったな。でも、すぐ治った。でも、噛まれたところは、穴が空いたみたいになった。第三の目の近くやったら、ついでにもっと大きい穴を開けてくれたら良かったんやけどな。

ポニョ:あのな、第三の目って霊的な目やって言ったんはどこの誰やったかな。それに、西川のりおってまだ居てるんか。古い人の名前が出てきたな。今回のダニはどうやねん。熱が出てないんか。

ヨシオ:少し、休んだら大丈夫やろ。でもダニに噛まれて、頭に毒が回ったんやろか?少し目眩がする。ポニョがハンサムに見えてきた。

ポニョ:あのね、君。あんたの娘さんがボランティアで、救急隊員してるんやろ。普通、そんな大きなお母さんダニに噛まれたら、救急車で病院に運ばれるって言ってたで。親指ぐらいの大きなダニやったで。生まれて初めてそんな大きなダニを見たぜよ。

ヨシオ:俺は、昔から何度も噛まれているから、免疫ができてるんや。でも、こんな大きいのは始めてやったな。最初は、なんで、こんなでっかいハエが足にへばりついているんかなと思った。俺のカルマを取ってくれとるんやろな。

ポニョ:娘さんは、死亡するケースもあるって言ってたで。なんでも、NSW州では統計を取り始めてすでに20人が亡くなったらしいで。軽く見たらいかんぜよ。オーストラリア全体やったらもっと亡くなっているやろな。

ヨシオ:俺は、ここに来た時、そんな危険な虫がいるって知らなかったから、子供達を連れてよく森の中へ出かけたな。そして、かくれんぼをしたり、缶蹴りをして遊んだ。下の息子が何か身体について取れないし、痒いと言った時も、ちょっと蚊に刺されたんやろとか言ってたんやけど、だんだん酷くなってきて、病院へ連れて行ったらブッシュダニやったんや。それで、手術してダニを取った。

ポニョ:手術せな取れないのか。大変じゃの。

ヨシオ:小さい虫が皮膚に噛み付いているから、普通やったら指でつまんで撮ろうと思うやろ。でもそうすると、ノコギリのような長い歯だけちぎれて、身体に残ってしまうんや。厄介なのは、その歯がまだトカゲの尻尾のように生きていて、自分でどんどん皮膚の奥にまで入って行くんや。それで、炎症を起こして化膿し、死亡するんやて。それに、最初噛まれた時に、ダニが自分の毒を注入しよるしな。やっかいな虫や。無視できない。でも、俺は、そんな事知らんかったから、お腹の周りにまだ十年や二十年前のダニの歯が入ったままやねん。手術して取るのんが面倒くさいし、お風呂に入って身体が温かくなった時に、少し痒みがあるぐらいや。

ポニョ:そんな古い歯をお腹に持ってるんか。あんたはやっぱり普通の神経の持ち主と違うな。

ヨシオ:ダニの小さな歯が二本や三本身体の中に入ったまま生活していても、どうってこと無いやんか。すぐに死ぬわけではないし。それより、心臓麻痺で明日の朝、ベッドの上で死んでるかもしれんから、今のうちに神さんの事をしっかり思っておく方が大切や。いつ逝ってもええようにな。まあでも、ダニに噛まれるより噛まれない方が、ええのんは決まっているけどな。

ポニョ:特にこの時期は、春めいて暖かくなってきて、ワイルドフラワーが咲き始める季節やから、みんな野山に出かけるもんな。おいら達も、夕食後出かけたけど、多分その時に噛まれたんやろ。まだ腫れてるけど本当に大丈夫なんか。

ヨシオ:ノコギリの歯が身体に入っていなかったら、痒みも10日程で無くなる。普通はワセリンとかを、たっぷりダニがへばりついている上から塗って、ダニを窒息死さすんや。そしたらダニを取ってもノコギリ歯が一緒にくっついて来るんや。でも俺は、それは面倒臭いのでハサミで挟んで引っ張って取ったら、上手く取れた。時計の針と反対に回しながら引っ張れば良い、なんて言ってるけどな。

ポニョ:まだ血を吸う前やったから、お腹がペタンコダニやったな。

ヨシオ:実はその日の瞑想中に、夜に靴下を履かないと、体に良くない、というメッセージをもらってたんや。でも、俺は面倒臭がりやろ。メッセージを無視してたら、足を噛まれてこの様や。

ポニョ:そういうメッセージってどんな風に来るんや。

ヨシオ:そうやな。例えて言うのは難しいけど、ポニョは料理が好きやろ。何かを台所で料理をしていて、火をつけ忘れたまま外出したする。そして、外出先で、あっ!火をつけたままやったんと違うかな。どっちやったかな?と思うやんか。そういう感覚やな。

ポニョ:結構ストロングなフィーリングなんやな。

ヨシオ:それは、人によって違うんや。例えば車に乗ってドライブに行く。車の中で何かお菓子を食べている。あるいは缶ジュースとかコーヒーを飲んでいる。その飲み終わった缶やお菓子の袋を窓を開けて外に捨てるか?捨てないやろ。その時に、ポニョの良心が捨てたらいかんと言ってるんや。そして、ポニョはそれに従うんや。その時の良心の囁きって結構大きく聞こえるよな。

ポニョ:でも、その囁きが蚊の鳴くような声で聞こえず、それに従わない人は外にポイやな。で、そんな人は、人ではなく豚のカテゴリーなんや。

ヨシオ:それは知らんけど、というわけで良心の囁きが瞑想時には、とてもはっきり聞こえるんや。というのも世俗の物事に囚われている身体と心がその時に、コントロールされているから。早朝に迷走すると、とても良い。

ポニョ:ババも、この世は劇の舞台のようなもので、君たちはその劇を演じている。そしてその劇のディレクターである私は、舞台の後ろで君たちが自分の役を演じているか見守っている。ある人は、セリフを忘れてしまって、バカみたいに舞台の上で何を言っていいのか分からず口をパクパクして、観客に笑われている。私は、そういう役者に舞台の後ろから、台本を小さい声で読んで教える。君たちが瞑想をすると、その神のその台本を読んでいる囁きが聞こえるはずだ。と言われたことがあるな。

生きとし生けるものはすべて、舞台の上で劇をする俳優です。
彼らは色々な役を演じます。
その舞台裏で役者たちに指示を与えるのが神です。
指示を与える者は、舞台には登場しませんが、一切を心得ています。
もし彼が俳優たちと一緒に舞台に上がり、指示を与えるならば、劇は劇でなくなってしまうでしょう。
それゆえ、指示を与える神は舞台の影でスクリーンの後ろに立ち、全ての俳優たちに指示を与えるのです。そのように、神はこの世の物質世界というスクリーンの背後にいて、あなた達に指示を与えます。
あなた達は常に神の声を聞こうと耳をそば立てて、神が与えるごく些細な指示をも捉えようと、熱心に気を配らなくてはなりません。
もしあなたが劇の筋書きやセリフを忘れ、つまり今生での役割を忘れ、スクリーンの後ろにおられて指示を与えようとしている神を無視して、舞台の上でぼんやりと立っていたなら、観客はあなたの間抜けさを嘲笑し、劇を台無しにしたと非難することでしょう。
この世という舞台の上で、人としての役割を演じる俳優は最初に劇の筋書きを覚え、次にスクリーンの背後にいて指示を与える神に注意を向けることです。
この集中と自覚は瞑想によってもたらされます。DVJp49

ヨシオ:俺たちは、神さんが与えてくださった自分の役割を、恥ずかしくないようにきちんと演じて、人生を終わりたいよな。

ポニョ:でも、人によってどれくらい自分の良心が聞こえるかが違うのは、その人が、エゴや欲望をどれくらい持っているのか、によって変わって来るもんな。人が動物から生まれ変わって来て、どれくらい動物的な獣性を、人として生まれ変わることによって、徳を積みながら無くして行っているかによって違うからな。だんだん、そういう獣性がその人から、消えて行き神の神聖火花がその人の内側から輝き始めた時に、人はいつもあんたの嫁さんみたいにニコニコしてハッピーで、いろんな才能も開花して行くんやろな。

ヨシオ:うちの嫁さんがいつもニコニコしているように見えるのは、元々ああいう顔やからやねん。でも、今ポニョが言ったことは、とても重要な事なんやで。時には、ポニョの英知の光が出てくる時もあるんやな。驚いた。

ポニョ:なんで驚くんや。いつも光が頭からピッカピカしてるって、からかうやんか。

ヨシオ:ババがある学生が、すごく良い成績を取ってゴールドメダルをもらったので、褒めておられたんや。すると、その学生は、あなたからこの才能を頂きました。ありがとうございます。とババに謙虚に礼を言ったんや。するとババは、私はお前に才能なんてあげてはいない。と言われたんや。

ポニョ:ええ?何でやねん。その学生は、もちろん自分で一生懸命努力したやろうけど、神さんから才能をもらえなかったら、そんなゴールドメダルなんて取れないのんと違うんか。

ヨシオ:ところが、違うんや。なんでかと言ったら、それはもうポニョが答えをさっき言ったやんか。だから俺はポニョは英知の光が出て来てるなって褒めたんや。

ポニョ:それは、いつも出て来てるから、どの英知の光か分からんようになってしまったな。なんて言ったっけ。

ヨシオ:ババは、このようにその学生に言われた。神はお前に才能なんてあげないのだ。お前の才能は実は、神そのものなんだよ。と。

ポニョ:ああ、そういうことか。そんな事をおいらは言ってないぜよ。

ヨシオ:ポニョは自分が言ったことをすぐに忘れるな。さっきこう言ったやんか。
「人が動物から生まれ変わって来て、どれくらい動物的な獣性を、人として生まれ変わることによって、徳を積みながら無くして行っているかによって違うからな。だんだん、そういう獣性がその人から消えて行き、神の神聖火花がその人の内側から輝き始めた時にハッピーになる」って。

ポニョ:言ったな。そう言えば。そんな事。でもそれと、神が才能とどういう関係があるんや。

ヨシオ:ポニョは自分で言ったことを分からんと言ってるのけ。才能というのは、元々どの人にも同じように持っているや。それは神そのものやから。でも、ポニョが言ったように、一人ひとり、動物から生まれ変わった時期も違うし、人に生まれ変わった回数も違うし、生まれ変わってもどれだけ徳を積んだのかも人によって違う。それに、生まれ変わる前の動物の違いによっても、性格や傾向も変わってくる。
だから、その人がどれくらい神に近いかは、つまり、どれくらい神自身である才能を開いているかは、人によって変わってくるんや。
だから、さっきポニョがいみじくも言った、一人ひとりの神聖火花をその人の内側から徳を積んで輝き始めさすのが、人としての義務なんや。

ポニョ:ほお〜。そんなすごいことをおいらが言っていたのか。知らんかったぜよ。多分、おいらの中の神聖火花が、何かと混線してショートして、火花が飛び散ったのかもしれないぜよ。多分そうや。だっておいらそんな事、普段から考えたことがないぜよ。才能は神さん御自身なんや。そうか。分かったぜよ。

ヨシオ:だから、その自分がすでに持っている才能を、逆に人類や生きとし生けるものに使わず、自分だけのためや、自分の名声を上げる為にだけ使うのは罪なんや。だって、その才能は神さん御自身であって、その神さんは全てのもののために、私を使いなさいと言っておられるんや。

もしあなたが大きな仕事が出来るような才能を持っていたなら、それを神の栄光を讃え、人類を高める為に使いなさい。vol4p, 190

ポニョ:ということは、死ぬまでに出来るだけ、自分の中に元々持っている才能を、人としての徳を積むことによって引き出し、その才能を神様御自身であるとみなして、世のため、人のために使って行けばいいんやな。

ヨシオ:そうすることが、世のため人のためではなく、回り回って結局は自分の為なんや。だから、自分は人より偉いとか、人より才能があるなんて言って、偉そうに出来る理由って一つも無いんや。
あなた自身を債権者と見なして、あなたの富や才能を他の人のために使いなさい。
いろいろな機会をとらえて他の人を助けなさい。
哀れみ深くありなさい。SS31996p, 267

ポニョ:おいらは昔から、理解のスピードが人より少し遅いやろ。だからお前は才能が無い、のろまや、なんて言われて、バカにされた時があったけど、逆に人より才能がある奴の方が、他の人をバカにしたり、他の人より自分が賢く見えたりするので、その分、エゴが膨らみ、神から離れてしまう、という意味でハンディキャップを持ってるな。

ヨシオ:そういう事やろな。ポニョも色々昔から苦労したんやな。あんたは馬鹿正直なとこあるもんな。

ポニョ:バカは余計やろ。

ヨシオ:自分の才能を自分が獲得したと有頂天になって、人の頭の上でのさばり、人をバカにする輩は世の中に腐る程いるけど、この世界には、本当は自分のものなんて一つも無いんや。死んでからあちらの世界に持って行けるものは、生きている間にどれくらいたくさんのものを、神様と見なして、それらを愛して来たか、その神への愛だけが、手荷物としてあの世に、そして、また再び生まれ変わっても、それらを手土産として持って来れるんや。
だから、神への愛を持っている人が、神の祝福や奇跡を体験出来るのであって、逆に神の奇跡を体験した人が、神への愛を持てるというわけではないんや。

ポニョ:何度も、サイババさんの奇跡を目の前で見ても、神様を疑っている人を知ってるな。ババはそういう人のことを聖書のトーマスに因んで、疑い深いトーマスと呼んでられるな。科学者なんか、その奇跡をここではなく、私たちが管理する施設や部屋の中でもう一度やってくれたら、それを奇跡と認めましょう。なんて失礼な事を言ってるもんな。

ヨシオ:逆に星やんのように、生まれた時から、神を探し、神を愛してる人もいるしな。でも、神さんからみたら、どっちも可愛い自分の子供やもんな。

神は宇宙の舞台監督であり、脚本家であり、俳優です。
神はあなたの姿をとって演じてさえいるのです。
神は批判する者であり、批判される者です。
神は泣く者であり、泣かせる者でもあるのです。
それらが神の本質ならば、一体誰が神について何か断言できるような事を言えるのでしょうか。23/11/87

この世という舞台には、様々な登場人物がいます。
人々は、それぞれの役割をきちんと演じることを学ばねばなりません。
監督である神の指示通りに従った時にのみ、その、演技を完成させることが出来ます。
人生という劇において、登場人物が神の指示に背いてなす行為は何であれ、その人を価値のないものにし、孤独にさせます。エゴと執着という二つの要因が、人が監督の指示に背かすのです。PD32

朝、目を覚ました時、至高の神によってあなたに割り当てられた役割りを演じる舞台劇に登場した、と思いなさい。
その役を上手く演じて神に褒められるように祈りなさい。
夜、眠りに着く時は、舞台を降りて自分の演ずる役割の衣装を着たまま楽屋に居ると思いなさい。
なぜなら、おそらくあなたの役は未だ終わっていないので、衣装を脱ぐことを許されていないからです。
おそらく、あなたはまた翌朝舞台に立たねばならないでしょう。
何も心配はありません。
彼の意思に従いなさい。
彼はすべてを知っています。
彼が劇を書いたのです。
そして、彼は劇がどのように終わるのか、どのように続いて行くのかを知っています。
あなたはただ、与えられた役割を演じて退出すれば良いのです。OCSp12

渚ドライブは楽しいな

ポニョ:インドの大きなお祭りの一つナヴァラトリ祭が始まったな。

ヨシオ:9日間に渡って、三人の女神さんを祀るんやったな。

ポニョ:シヴァ神のお妃パールバティ女神、を最初の三日間お祭りして、そのあとヴィシュヌ神のお妃ラクシュミ女神、そして最後にあんたの女神さんである、サラスワティ女神さんやったな。

ヨシオ:インドでは多くの地域で、これから9日間の間、断食をするんやで。

ポニョ:それは、おいらにはちょっと無理やな。胃酸が出過ぎて胃に穴があいてしまうわ。

ヨシオ:俺は、今年いろんなことが始まるって言ってたやろ。これらの三人の女神さんは実は、母なる地球なんや。神さんの創造物である地球そのものなんや。それを、女神さんに例えてお祭りしてるんや。

ポニョ:それじゃ、人類が今の世界で地球環境を破壊し、多くの国や地域で鉱山や油田などから、地球の資源を収奪し、母なる地球であるこれらの女神さんを汚している、その汚されている当人さんたちをお呼びしてお祭りする9日間なんやな。そんな事を聞いたら、真剣に礼拝しないと、女神さんからひどいしっぺ返しが来そうやな。

ヨシオ:大丈夫や。女神さんである、母なる地球のお祭りしている間は、彼女らも忙しい。問題はそのお祭りが終わる十月以降かもしれんな。

ポニョ:木曽の御嶽山も爆発したで、何が女神さんは忙しいや。お祭りをしてもらっても、人類に対する怒りは収まっていないぜよ。

ヨシオ:もちろんそんな事で、収まるようなもんやないよな。人類は母なる地球に、どれだけ今までひどい事をして来たか。ババは、人類が環境を破壊しているけど、それらの行為は母なる地球の力と比べたら大した事はない。母なる地球は、全ての創造物を破壊して、もう一度初めから創造することだって簡単に出来る。母なる地球が人類に対して我慢出来ないことは、暴力、虚偽、虚栄、嫉妬、怒り、などの非ダルマが地球中に、はびこっているのが許せないと言っておられたんやて。

ポニョ:本当に、そうやなって思うぜよ。もう一度リセットしないと、本当にひどい世界になっていると思うぜよ。英米の嘘つきたちは、世界をぐちゃぐちゃにしてるし、肉食のために動物たちを殺しまくっているしな。目を覆いたくなるような、悪魔崇拝に関わっている猟奇事件もしょっちゅう起こっているし、人類はこれまでになく悪くなりました。ってババが言っておられたけど、本当にその通りやな。

“哀れなことに、人間だけが今の世で自らの価値を失ってしまいました。
何の価値もないまま人生が費やされています。
その為、人間は動物より悪くなってしまいました。”


ヨシオ:他人事やないで、俺たちも人類の一員として、連帯責任があるんや。だから、ゴタゴタした時には、誰も逃げることは出来ないんや。大なり小なりみんなが影響を受けるやろな。

ポニョ:聞くところによると、インドでも環境汚染が進んでいて、もう半分以上の川の水が飲料水として相応しくないんやて。

“今日、呼吸する空気、飲料水、耳で聞く音、摂取する食物、全てが汚染されています。
あらゆるものが汚染されているゆえに、人の健康は悪影響を受けています。
また、人の心も汚染され、人は病気になりやすいのです。
静かで清らかな生活をするように、熱心に努力しなさい。21/1/94

今、食べるものも、飲む水も、吸う空気も、すべてが汚染されています。
人間自身もひどく汚染されています。
それは、自分のマインドを悪い感情で満たしているからです。
悪い感情とは、悪い欲にほかなりません。
当然、人間には欲があるものですが、欲には限度がなければなりません。”

ヨシオ:それはひどいな。インドにある川って全部で900って聞いたことがあるけど、その半分やから450河川てすごいよな。きちんと水質管理が出来てないんやろ。人口が多いからな。

ポニョ:だから、ババはまだ自然がたくさん残っている自然保護地域などに行かれるのが好きなんや。

ヨシオ:そういや、ババがウーティやコダイカナルに学生を連れて行かれた時は、よく野生動物を見に行かれたな。象に乗って自然保護区のエコツアーを楽しんでおられた写真もあるな。ケララの海岸沿いに運河があって、椰子の木がそこら中に植えてあって、絵葉書を見ているみたいでとても綺麗なんだけど、ババはそれらを見てとても喜んでおられたな。

ポニョ:湖にボートを浮かべて、のんびりとされている写真があるよな。

ヨシオ:その時のボートに乗った旅がとても楽しくて、親しくしておられた帰依者に手紙を出されたな。

ポニョ:でも、ババは何をされている時が一番ハッピーなんやろか?

ヨシオ:今の質問と同じ質問を、ある学生がババにしたんや。するとババは、私の教えを君たちが実践することだ。とおっしゃってたな。

ポニョ:ババは、人類全体にダルマ、信愛、非暴力、平安、真理の教えを垂れて、新しい黄金の時代を人類にプレゼントするために降臨されたんやもんな。

ヨシオ:ババが言われたことは、全て俺たちの為に良い事なので、フォローしなければいけないんや。ある日一人の学生にババが、「少し頼みがあるんだけど聞いてくれますか?」と言われたんや。それで、その学生がババがそんな事を言われるのは聞いたことがないので驚いてもちろんですとも、スワミ。と言って身を乗り出してスワミの方へ行くと、ババは「今日帰ったら、魚を二三匹食べて、明日の朝ここにまた来なさい。」と言われたんや。それで、その学生は菜食やし、なんて返事したらいいのか分からんかったんや。それで、返事が出来ずに黙っていたんやけど、しばらくして、いや、それは…と言うと、ババは、「私は普段、人に頼むってことはしないのに、こうして君に頼んでいる。どうして私のいうことを聞けないのか。」と言われたんや。

ポニョ:いきなり、魚を食べろって言われても苦しいよな。

ヨシオ:クリシュナが病気に臥せている時に、誰かの足に付いているちりを食べれば、治るんだけどと言われたんや。近くにいた人はそんな自分の足に付いているチリや垢なんて、神聖なクリシュナに捧げることは出来ないと躊躇していたんやでも、その話を聞いたゴピーたちは、急いで自分たちの足に付いているチリなどを集めてクリシュナに捧げたんや。ババは、それらの行為が本当の帰依や。と言っておられた。

ポニョ:そうなんや。だって考えたら、このおいら達の生きている世界は全て、神様が自分の想像力を使って創造された一大劇場みたいなものやもんな。だから、足のチリであろうが、魚であろうが、神御自身頼まれたり命令されたりしたことは、100%フォローしなくてはいけないんや。ババがその人に一見無理難題を言われているように見えるけど、実は、その人にとって良かれと思って,言われてるもんな。魚の件もその人の帰依心を試されたんやろな。

ヨシオ:昔、アデレードにしばらく住んでいたことがあって、アデレードの南にアルディンガというところがアルディンガ。

ポニョ:どこかで、聞いたなそのノリは。

ヨシオ:そこの海岸では、車が直接波打ち際まで乗り入れることができて、誰でも道路じゃないので運転出来るんや。

ポニョ:北陸の方にも渚ドライブが出来るところがあるで。

ヨシオ:そこで、俺は、その頃まだ小さかった子供達を膝の上に乗せて、一人ずつ車を運転さすんや。子供達は自分でハンドルを回して、とても喜んでいたな。でも実は、ハンドルの下の方は俺が握っていて、急ハンドルや、無理なハンドリングで危ない時は、俺が事故が起こらないようにコントロールしてたんや。

ポニョ:そら、そうするのんが親として当たり前やもんな。

ヨシオ:ババと一緒に人生を歩むって、それと同じ事なんや。一見、人々は自分の行動や行為を自分の判断で決めているって思うけど、実はその人が決めた事が、その人にとって良くないと神が判断された時には、ハンドルを少し動かして調整されるんや。実は俺たちは、俺の膝の上で自分で車を運転してるって思っていた子供達と一緒なんや。

ポニョ:なんでも、神さん抜きで決めて、自分の人生を自分で歩んでいると思っていたけど、それはああ勘違い。の世界やな。全ては、ババがされているんやな。ババは全てを知っておられるし。おいらも、こんな話を聞いたことがある。ある女子学生のお母さんが大やけどする事故で亡くなって、その女子学生はとても落ち込んでいたんやけど、ババが直接その学生に、もしあなたのお母さんが助かっても盲目になって、大変苦労する人生となってたでしょう。彼女は、その事故で亡くなることになっていたのです。あなたは、自分の母親一人を亡くしましたが、代わりにここに、何千もの母の愛を持った私がいるではないですか。と言われたんやて。

“私は私を憎む者をも愛します。
私は私に対する悪い宣伝に耽る人さえ愛します。
私は誰のことも敵とは見なしません。
すべての人は私のものです。
私は母親のように、皆さん全員に気を配っています。
私の愛は一人の母の愛ではありません。
私の愛は千人の母の愛です。
サイの愛は千人の母の愛です。
ひとえにその愛ゆえに、私は皆さんのあらゆる過ちを顧みず、前を見て歩んでいるのです。
誰かが過ちを犯したときはいつも、私は本人を呼び、声を高めてその人を正します。
ですが、私はその人に怒りを示すことはしません。
私は誰に対しても怒りはありません。
実際、私には怒りという感情はまったくありません。"

“私はあなたにとっては母であり、あなたの母にとっても母であり、あなたの父にとっても母であり、あなたの妻にとっても母です。
私の愛は、千の母の愛であり決して変わりません。”

ヨシオ:それは、感動的な話やな。さっきの学生の話やけど、そのあと、その学生の家族と一緒にババにインタビューに呼ばれ、記念に家族全員とババと写真を撮ろうとカメラを構え、シャッターを押したけど、フラッシュがつかないんや。何度もトライしたけど、ダメだったんで写真に収まろうと並んでおられたババに、残念ながら、私の不徳の致すところにより、フラッシュがつきませんでした。と言って謝ったんや。そして、外に出ると、ちょうど写真屋がいて家族全員とスワミの写真を撮ってくれたんや。ババは、その学生に、全ては良いことなのだ。フラッシュがつかないことも…。そのおかげで、こうして、君は私と並んで一緒に写真におさまることが出来ただろう。と言われたんや。

ポニョ:魚を食べなさいと言われて、ハイ食べます。と言えないと、テストは不合格なんや。ババが言われることには、全て理由があるし、無駄なことは一言も言われないんやな。おいらが、ベジタリアンになる前は、あんたのお母さんと一緒で、エビの天ぷらが大好きやったから、ババにその学生と同じ質問をされたら、魚の代わりにエビやったらあきませんか?と聞いて、OKやったら、昔の行きつけの、牧落の心々庵の天ぷらを久々に食べに行こうかな。

ヨシオ:ババは、ポニョには絶対そんな事を頼まれないやろな。

人ははスワミ の命令を無視しています。そのようなことで、どうしてスワミを得られるとでもいうのでしょうか。
スワミの命令というものはスワミ自身よりも重要で価値がある。
という認識に基づいて行動するように努めれば、スワミは容易に彼らのものとなるでしょう。
節度のない無駄話をし、傲慢な態度を取り、よこしまな目で見、悪い行為をする。
そのようなことをしなければ、悪意に満ちた汚れた心は存在できません。
健康的でない、望ましくない思いが心に浮かんだとしても、それは過ちではありません。
あなた自身がその悪い思いでもって行動を起こさぬ限りは。PD31

若者は躊躇することなく神の命に従うべきです。
神の指示に対して、疑いを持つこと、異議を申し立てること、背くこと、非難することが決してないようにしなさい。神の指示を厳格に守ることは、全託と呼ばれます。
これを育めば、人生における成功は必須です。stps2p180

もしあなたが、神の命令に従わなければ役に立ちません。
それは神のもので、これは自分のものという思いを断ち切りなさい。
そのような思いを持っている者は半分、盲目と同じなのです。
それ故、神のもの、私のものというパートナーシップのような関係を神との間で築いてはなりません。
神と信者の関係は神聖な関係なのです。8/4/96  

バースデープレゼントをありがとう

ポニョ:世界中の火山が噴火しそうな気配やな。あんたの説によると、八月に地球の奥深いところで、大きな動きがあり、それが地表に三四ヶ月程かかって影響するって言ってたもんな。バブルが弾けて、小さいバブルがブクブクと水の中から水面に出て来ている感じかな。そして大きい泡が十二月ぐらいに浮かんでくるんや。なんかお風呂に入っている時にオナラをしたら、そんな泡がぷか〜て浮かんでくるよな。そして顔の近くで破裂したら、いや〜な匂いがお風呂中に漂って、息ができなくなるんや。

ヨシオ:ポニョは、俺から見たらいつも食べ過ぎやな。俺の倍ぐらい食べてるから、消化不良を起こしてるで。普通、芋とか豆類を食べると、腸の中で発酵しておならは出るけど、臭くはないんや。でも、ポニョの場合は…。

ポニョ:サイババさんは、おいらぐらいの年になれば、食べる量を減らしなさいと言っておられるけど、おいらにはちょっと無理やな。

ヨシオ:あのね、前回の記事では、神の命令には従いましょう。というのがテーマやったやろ。だから、そういう、ババの教えを発信している者が、それを守らないのは、ちょっと感心出来ないな。大体、ババは「年を取ると、食べる量を減らしなさい」と言われたのには科学的な根拠があるんや。お腹いっぱい食べると、それが消化されて身体から出て行くまで、なんとフルマラソンを走るのと同じ量のエネルギーを身体が使うんやで。だから、年を取ると食べる量を控えないと肉体の方が付いて行かないんや。

何をする場合も度を超さないように。
皆さんのすることが限度をわきまえた、正しいものであれば何の害もありません。
度を超えたものは、たとえ悪気が無くとも皆さんの害になります。
例えばあまり物を食べ過ぎると、消化に悪いし、心にも好ましくありません。
それと同じで、あまりものを考えすぎるのも心に良くないのです。
執着も同じです。
あまりに強い執着は、心の病の一つです。
ただし限度をわきまえていればそれほど危険ではありません。
車に乗る人の安全を守るためにブレーキがあるように、感覚器官も、肉体の持ち主を守る為に適度に抑えることが必要です。SGc19


ポニョ:フルマラソンを走り切るだけのエネルギーか。それは大変な量やな。だから、腹一杯食べた後、もう何も出来なくて眠たくなるのかな。身体のエネルギーを消化に使いすぎて。

ヨシオ:その通りや。それに、食べた後、眠たくなってすぐ横になったりすると、ある種のタンパク質が頭の中に形成されるんや。それが、認知症の大きい原因の一つなんやで。だからババは食事の後は二十分ほど歩きなさいと言っておられるんや。そうすると、足の筋肉を動かすやろ。そうすれば、頭の中にそのタンパク質が形成しないんや。俺はお袋が認知症になったから、本を沢山読んで調べたから知ってるねん。

ポニョ:だから、毎食後、散歩に行ってダニに噛まれるんやな。

ヨシオ:ダニは余計やろ。もう噛まれたところは治ったわ。

瞑想中に眠気をもよおす原因は、食物の不消化であることが多いのです。
食べ過ぎ、過度の運動による疲労、睡眠不足などによっても眠気が生じます。
ですから普通は、瞑想の修行をする者は昼寝をすべきではないのですが、前の晩に眠りが足りない時は、昼寝を少し取るのも悪くありません。
本当に空腹を感じるまでは、食事を摂ってはいけません。
食事の量は控えめにしなさい。
腹が四分の三満たされたと感じたら、それ以上食べないように。
つまり、もう少し食べれると思っても、そこで止めるのです。
このようにすれば、胃袋を正しく振る舞うように教育することができるのです。
運動のし過ぎも好ましくありません。
歩くのも度を超えてはなりません。
眠気が覚めるまで歩くのは良いのですが、眠気を追い払ったあとに、瞑想に入ることは出来ないことも忘れてはなりません。JV

ポニョ:あんたの言う通り、夕食の後、あんたら夫婦と付き合って散歩に行く習慣が付いたけど、消化も早くなったし、調子がいいぜよ。日本に戻っても、続けようかな。でないと認知症への道まっしぐらやもんな。でも、ちょっと気になったのは、今、あんたのお袋さんの洗面所を使わせてもらわせているけれど。お袋さんが愛用しておられた歯磨きは、しっかりアルミニウムが入っている奴やったで。

ヨシオ:その歯磨きは、お袋が好きでいつも使ってたな。日本から取り寄せてるやつやろ。

ポニョ:そうや。薬用つぶ塩歯磨きや。花王が出してるやつやな。塩が固まって、ガチガチにならないように、アルミを混ぜるんや。別にアルミでなくてもええんやけど、裏社会の連中は、人々を認知症にさして、薬で儲けるのが目的やから、今では全ての塩にアルミを入れてるんと違うか。アラントインクロルヒドロキシアルミニウムって長い名前のアルミやけどな。歯磨きの成分に書いてあったわ。

ヨシオ:ポニョがそういう事を教えてくれるまで、俺は何にも知らんとそういう毒を、家族に消費させてたんやな。それが、お袋の認知症の一因ってのは間違いないな。しっかり使っていたからな。飯の後も、うたた寝してたしな。

ポニョ:おいら達も気を付けやなあかんぜよ。ということで、今度から頑張って少食にトライするぜよ。あんたみたいに一日一食はきついけどな。でも、こんな事をのんびりと、言ってられない時代が近づいて来てるな。あんたが言ったとおり、今年はいろいろありそうやな。御嶽山は大惨事やな。たくさん人が亡くなったし、シチリア島も火口ではないところから、噴火して子供が二人亡くなっているし,カリフォルニアのマンモスマウンテンも、火山性の地震がたくさん観測されているし、もちろんイエローストーンや、カムチャッカ、インドネシア、それに大きなカルデラ湖である十和田湖でも群発地震が始まってる。桜島や、世界中の火山がアクティブになって来てるな。地震も昔と比べたら信じられないぐらい多くなってるし。

ヨシオ:ナラバトリ祭が終わったぐらいから、もっといろいろ出てくるやろな。そして今年の末ぐらいから本格的に始まると思うで。それまでに、俺たちのアクアポニックスのシステムを作り上げようぜ。

ポニョ:そのために、おいらはここに来たんや。でも、ここんところ、天候が悪くてはかどらなかったもんな。今日も雨が降ってるし。

ヨシオ:まあおかげで、記事がほぼ毎日書けるし、翻訳の方も第三章まで出来た。

ポニョ:それで、今日も、おいらのリクエストに応えて、サイの学生の話をしてくれるのか?

ヨシオ:そうやな。ヴィジャヤ サイという学生が、俺がアシュラムに行ってた頃やから、八十年代から九十年代にかけて、必ずババに指名されてスピーチをし、その後に歌も歌うんや。とても才能のある学生で、セミプロ級やったな。今でも、その才能を生かしてババのアシュラムの仕事やら、同窓会の仕事、また自分で会社を起こしてヒーリングなどをして、社会のために活躍されているんや。そして、そのヴィジャヤ君が、初めてババの元に訪れた頃は、まだニキビ面やったんやけど、霊的にはかなり上の方に行っていて、ババにダルシャンで君はどこから来たの?とか、名前はなんて言うんだいとか、もう神様ならそんな事を聞かなくても知っておられる事を、聞かないで、もっと、君は肉体ではないのだ。アートマなのだ。というような事を話して欲しいな。とかマセガキっぽい事を心の中で思っていたら、ババが、その君のにきびは、こうすれば良くなるよ、と言って懇切丁寧に教えられたんや。

ポニョ:それは、面白い。本人は、身体のことなんて二の次や、宇宙を統べる神様に相応しい会話を自分にして欲しいと思っていたのに、ニキビの治し方を教えてくれたんか。それってガクって来るよな。

ヨシオ:ヴィジャヤ君は歌がとても上手くて、話すのも上手いんや。それで、ババに、さっきも言ったようにいつも指名されてスピーチをするんだけど、いつ指名されるか分からんので、いつもそのスピーチのための準備をしなくてはならないんや。

ポニョ:まるで水商売みたいやな。

ヨシオ:何を言ってるんやポニョは。そしてどんな事をスピーチするのかを書いた紙をポケットに忍ばせていて、いつババに指名されてもそれを見て、話せる準備が出来ていたんや。でも、ババは紙を見ながら話すのをあまり好んでいないって知っているので、いつもそっとズボンのポケット入れていたんや。まあそれが、彼のスピーチの自信の元になっていたんやな。

ポニョ:どっかの首相の原稿みたいに、漢字の横にフリガナをふってあったり、大きな印字で書いてあったり、ここで拍手が来る。とか、ここで水を飲む、とか書いてあったんやろな。

ヨシオ:幼稚園じゃあるまいしそんなん書いてあるわけはないやろ。それでその日も指名されて用意したスピーチの紙をポケットに忍ばせたまま、まずババの御足に触れて挨拶をし、演壇の前に立って、話し始めようとし、そっと手をポケットに入れると紙がないんや。それでどっかで落としたんかなと思ってその辺を見回すと、ババがその紙を手に持って、意味ありげに笑いながら、紙をひらひらさせておられたんや。

ポニョ:なに〜。ババがスリのようにすっとポケットから、足を触れている間に抜かれたんか。めちゃ早技やんか。手が早いな。それで、そのヴィジャヤさんはどうしたんや。ババの元へ行って紙を返してもらったんか。それがなかったら、スピーチが出来ないもんな。

ヨシオ:いや、ババがそのまま話しなさい。って言われたんで話さなければならなかったんや。でも、いつも話す前に、サンスクリットで、詩を唱えたりするんやけど、その間中、何を話したら良いか考えていて、頭の中はいっぱいやったんや。それで、時間を稼ぐために、もう一度ババのところに行って御足に触れ、話し始めたんや。

ポニョ:それって、すごい緊張したやろな。たくさんの人の前でいきなり準備していていたスピーチの紙を神さんにすられ、何にもなしで話さないといけないって、大変やで。おいらやっったら、膝がガタガタになるな。

ヨシオ:ババはヴジャヤ君に自信をつけてもらおうとされてたんやろな。でも、紙ではなく手に書いて用意をしたんやけど、それもばれてダメだと言われた。仕方なしに、何も準備なしに話し始めると、何とか最後まで話し終えることが出来たんや。でも、次の機会では、突然、ババがヴィジャヤ君が事前に用意していないトピックを、話さそうとして、サナタナサラチの編集長からトピックを決めさせたんや。

ポニョ:つまり、ヴィジャヤ君が話すトピックは何が良いか、サナタナサラチの編集者の方が決めて下さい。「信仰と帰依心」ですか。いいトピックですね。ハイ、ヴィジャヤ君。君が皆さんの前で話すトピックが決まりましたよ。「信仰と帰依心」です。それでは、スタート。って感じやな。おいらやったr、ションベンちびるやろな。

ヨシオ:ええ年こいてちびるなよ。それで、話し始めたんやけど、ババが後ろから小さい声で助け舟を出してくれるんや。ドロウパティの話をしろ。とか象の王さんのガジェンドラの話もしろ、とか言って。そのおかげで、だんだんスピーチに自信が出来てきて、素晴らしい話家になれたんや。

ポニョ:ええ話やな。おいらは、使い捨てオムツを履いていかないと無理やろな。やっぱり。口ベタやし。でもすごい面白い話やったぜよ。

ヨシオ:ヴィジャヤ君の事を、ババが気に入られておられるだけあって、とても心が真っ直ぐな青年なんや。ある日、みんなの前で大きなチョコレートを物資化して配られたんや。そして、どうして私が今日、このようにチョコレートを物資化してみんなに配っているか分かりますか、と聞かれたんや。誰も、その質問に答えられなかったんや。ババは、実は今日、旧暦でヴィジャヤサイ君の誕生日でした。と言われたんや。それで感激しているヴィジャヤ君に、ババ自らチョコレートのブロックを割って与えられたんや。ヴィジャヤ君はそれを手に持っていると、ババがちょっとそれを貸してと言われたので渡すと、三回息を吹きかけられたんや。すると、なんとそのチョコレートのブロックと同じ大きさで同じ形のエメラルドに変わったんや。そこにいた誰もが、そんな大きなエメラルドを見て驚いていると、それを手から手に渡して皆が見れるようにされたんや。そして、そのエメラルドがヴィジャヤ君の手に戻ってきたので、ヴィジャヤ君はこの大きな宝石が誕生日プレゼントだ、と思って大事に握りしめていたら、ババはもう一度、ちょっとそれを貸してと言われたので、手渡すと、また、三回息を吹きかけたら、元のチョコレートになった。それを見ていた皆が大笑いしたんや。そして、そのチョコレートをヴィジャヤ君に手渡され、そのあと何事も無かった様に、別の方にいる他の学生たちと話し始められたんや。ヴィジャヤ君は、返してもらったバースデーチョコレートが、手の中で溶け始めてネタネタしてきたので、少しかがんで、皆に見えないように、口の中に入れたんや。すると、違う方向に向いて話しておられたババが突然、ヴィジャヤ君の方を向いて、チョコレートをエメラルドにするので出しなさい、と言われたんや。それを見ていたみんなは、大笑いしたという、ババはやはり意地悪でした、という話でした。

神もまた、時にはあなたに困難を課します。
しかし、それはただあなたのために、それがあなたにとって良いことであるからこそするのです。
喜びも悲しみも神の贈り物です。
それらは神の恩寵です。
だれにも神のリーラ〔遊戯〕を理解することはできません。1/3/03朝

フードマントラは長すぎる

ポニョ:木曽の御嶽山の爆発やけど、たくさん人が犠牲になったぜよ。同じ山を愛する仲間として、ご冥福を祈ります。大事なことは、これから、世界中の火山が噴火し、メガ地震が起こり、地殻変動が起こる。地球の大掃除が始まるんや。ゴールデンエイジに向けての産みの苦しみが待っている。御嶽山はその前触れや。警告やぜよ。

ヨシオ:世界情勢がどうとか、こうとか、そんな事を言ってられない時がすぐ近くまで来てる。人々を騙して自らの安泰、利益の事しか考えていない一部の輩が、大騒ぎして神様がいたんやって涙を流す時がやって来るんや。

ポニョ:早く来ないかな。待ち遠しいな。また例のヴィジャヤサイ君の話の続きを聞きたいな。

ヨシオ:その前に、ババが面白いコメントをされている記事を見つけた。俺たちが、ババが戻って来るよと、情報を発信し続けているけど、その理由の一つが、神がアヴァターとして降臨されて、帰依者の数が増えるに連れて、その使う霊力が増えてくるけど、肉体を持っている限り、その肉体の持っている霊体を調整しないと、アヴァターとしての使命を果たせなくなる。だから、そのアヴァターとしての生の各段階で、肉体にある霊力を調整するために静養されたりされる。だから今回も身体から離れられて霊体だけになり、肉体の持っている制限から自由になられる為に、肉体を脱ぎ捨てられた。って言って来たよな。というのも、もうすぐババが予言されているように、霊力をたくさん使われる大きな奇跡が見れる神聖な時代がやってくるんや。

ポニョ:その話は何度も聞いたけど、肝心のババの記事って何やねん。

ヨシオ:この記事はカスツーリさんが書かれた本、「イシュワランマ選ばれた母」の中で見つけたんや。ちょうど、ババがバンガロールで静養されている時の話で、カスツーリさんがババと初めて会った時期なんや。
その頃、ババの近くにいた、スッカンマさんと、ラジャ セティさんに、Swami confessed that He was in the process of remoulding His physical frame so that it might withstand the Divine Energy stirring within, for He had to embark on His Avataric Tasks.と言われたんや。

ポニョ:つまり、今まで、あんたが言って来たことと同じ事を言われたんやな。この事は、以前記事にして詳しく説明したよな。

ヨシオ:とにかく、全てが彼の計画通りに世界が動いている。ポニョがこの世界の不正や虚偽に気付いて腹立たしくなる気持ちはよく分かるけど、もっと大きいところで神さんは解決されるんや。何にも心配しなくても、ポニョは自分のやらなあかん義務だけしっかりしていたら、全ては上手く行く。

ポニョ:そういう事やな。でも、なんでも、おいらが気付いたことは、暴露して行くぜよ。というわけで、ヴィジャヤサイ君の話をしようじゃんかぜよ。

ヨシオ:何やその言葉は。横浜弁と土佐弁のチャンポンじゃんかぜよ。先ずは、ポニョの好きな食べ物の話から入って行きます。
ババは人に応じて違ったダイエットをしなくてはいけないので、美味しいご馳走が出されても、学生たちがそれを食べようとすると、君は糖尿の傾向が有るのでこれは食べてはいけないとか、君は高血圧だから、これを控えなさいとか言って、口に運ぼうとしたその人の好物を取っていかれる時があるんや。ヴィジャヤサイ君は、そういうことをババがされるのをたくさん見て知っていたので、食事の時には、ババからいつも遠く離れたところにわざと座るようにしてたんや。その日の夕食には、ラドゥという彼の大好物である美味しいスイートが出されたのを見て、ヴィジャヤサイ君は喜んでフードマントラを唱えて、いざ食べようと目を開けるとラドゥが消えていたんや。それで、周りに座っている人たちに聞いても、誰も、彼のラドゥを取ってないんや。で、その時誰かに名前を呼ばれたので行くと、ババの近くに座っていた人が、ババがわざわざあんたのラドゥを取りに、あんたのところまで行かれたんやで。と言ったんや。

ポニョ:なが〜いフードマントラを唱えている間に、さっと来て好物のラドゥだけ取って行かれたんか。楽しみに食べようとしてたのに、ショックやったやろな。でも、フードマントラって神にこの食べ物を捧げます。って言ってるから文句言えないよな。でも、食べ物の恨みは、三代続くぜよ。

ヨシオ:そんなに続かないっちゅうに。また、ババが何らかの理由でヴィジャヤサイ君に怒っている時があって、プッタパルティのマンディールで、バジャンを歌おうと、少し歌い始めた途端、ババは席を立って何処かへ行かれたり、お顔を覗きこもうとすると、目を閉じられたり、徹底的に無視された時期があったんや。
ヴィジャヤサイ君は、これは、ババの自分に対するテストやからと思っていたんやけど、ある日、何とかしてババを笑かそうと考えたんや。それで普段は歌わない、とても甘い感じのメロディーのバジャンの曲を選択し、ババの前で歌い始めたんや。すると案の定、ババは大きく目を開いて、どうして君がこんな曲を歌うんだ?と怪訝な表情をされたんや。ヴィジャヤサイ君はやった!ババが罠に引っかかった。と思い、突然曲の途中から、いつものテンポの速い歌に切り替えて歌ったんや。すると、今までヴィジャヤサイ君を無視されていたのに、ババは大笑いされて、一件落着となったんや。

ポニョ:ババを罠にかけて、笑わすなんてすごいガキやな。根性があるぜよ。聞いたことがないな。そんな話は。

ヨシオ:そうやろ。俺も驚いたな。ヴィジャヤサイ君も、今から振り返ったら凄いことをしてしまったな、なんて言ってた。それが出来たのも、ババが自分を無視されたのも神の愛から出た行為であって、決して本当は怒っていないてことを知っていたからなんや。

ポニョ:そこまで、ババの愛情を深く理解されていないと、絶対に出来ない行為やな。星やんも、以前記事にしたけど、ババから無視されていた時期があって、もう辛抱たまらんから、ダルシャンで目の前を歩いてあられる、ババの足に飛びついて抱きしめ、どうしてこんなにあなたの事を愛しているのに、僕を無視するんですか?僕のどこが悪いか言ってくれないと、黙っておられたら分からないじゃないですか。僕が一体何の罪を犯したのか分からないんですけど、許して下さい。それまで絶対に、この御足を離しません。と言って泣きながらババの足に食らいついていたな。

ヨシオ:こんな芸当も星やんしか出来ないよな。まるでヴィジャヤサイ君と正反対にいるみたいに見えるけど、神への信仰心は同じレベルやな。

ポニョ:ババもこの世に降臨されて、こういう帰依者に会えて、内心とても喜んであられるやろうな。
ヨシオ:そうやな。俺もそう思う。彼らは人類のお手本や。俺たちも、ああいう帰依者になれたら良いよな。

この世の人生で手にすることの出来る真の価値のあるただ一つで永遠のもの、それは神の愛です。SGc3
何より大事なのは神から愛されているかどうかです。
自分は神を信じ、愛しているつもりでも神が愛してくれなければたいして遠くへ行けません。
それではどうすれば神から愛されるようになるのでしょうか?
その答えはバガバッドギーターの帰依の道を説く章に見られます。
帰依の道とは、いつも神と一つに繋がっているということです。
どんな時もゆらぎの無い心で実践することを帰依の道は教えています。
強い決意を持ち、暮らしの中でひたむきに教えを実践すること、そしていつも悦びに満ち足りていることです。SGc3

私は賞賛も嘲笑も、尊敬も軽蔑も、怒りも幸福も、超越しています。
私には、徹頭徹尾、一つの属性があるのみです。
それは私の愛です。
私は私を憎む者をも愛します。
私は私に対する悪い宣伝に耽る人さえ愛します。
私は誰のことも敵とは見なしません。
すべての人は私のものです。
私は母親のように、皆さん全員に気を配っています。
私の愛は一人の母の愛ではありません。
私の愛は千人の母の愛です。
サイの愛は千人の母の愛です。
ひとえにその愛ゆえに、私は皆さんのあらゆる過ちを顧みず、前を見て歩んでいるのです。
誰かが過ちを犯したときはいつも、私は本人を呼び、声を高めてその人を正します。
ですが、私はその人に怒りを示すことはしません。
私は誰に対しても怒りはありません。
実際、私には怒りという感情はまったくありません。23/11/08

神の行うことには利己心のかけらもありません。
神の愛の真の性質を理解することができる人はわずかしかいません。
人間は自分の愛と神の愛を比べようとします。
人間は、自分の愛が、自分の好きなものや、いつも自分が楽しんでいるものへの執着に基づいていることに気づいていません。
人を引きつける力やその逆の力は、対象物それ自体の中に本来備わっているものではなく、個々人に関係のあるヴァーサナー(過去の印象に基づいた欲求)に備わっているものです。7/10/97

人間として生まれた目的は何でしょう?
それは神の愛を体験することです。
神の愛を受け取った人だけが、世界に変革をもたらすことが出来ます。
現代社会は不安と悲しみに満ちています。
どこを見ても悲しみ以外何もありません。
洪水などの自然災害の多くは、大変な惨状を引き起こします。
これらは神によって引き起こされるものではありません。
人間の苦しみの原因はすべて人間にあります。29/10/09

世俗的な愛は彼の執着する心の反映でしかないために、月日が経つに連れてだんだん冷めてくるものなのです。
しかし神の愛は、絶えることなく不変です。
それは、永遠にして神聖、無私のもですが、誰でもこれを理解できるというわけではありません。
人は自分達の欲望が満たされなければ、この愛を誤解し、神を非難さえします。17/7/97

神様はシンバルがお好き

ポニョ:晴れ間が出て来て、少し仕事がはかどって来たから、アクアポニックスのシステムも、全体像が見えて来たな。

ヨシオ:ババの降誕祭までには完成しそうやな。今まで、急ピッチでして来たから、少しテンポを落としてもええな。

ポニョ:このままのペースで進むと今月末ぐらいには、屋根は出来ていないけど、最初の野菜を植えることが出来るので、今からタネを蒔いて、芽を出さしておいた方が良いやろな。

ヨシオ:そうか、それは楽しみやな。実は、実験用の小さいシステムではプチトマトが大きくなっているし、大豆やほうれん草、レタスも育って来ている。でも、まだ鯉が小さいし、水温もそんなに高くないので食いつきも良くないし、ペーハーの値が高いんや。それに、雨水が直接、屋根から鯉のタンクに入るので、雨が多かった今年は、タンクが水で溢れそうになっている。

ポニョ:少し、システムを稼働さす前に、他のタンクに水を移し替えた方がええな。水が多すぎる割には、鯉が小さいし、数も少ないからペーハーの値が落ちないんや。弱酸性が鯉にも野菜にも一番ええねんけどな。それでは、今日もヴィジャヤサイ君の話に移ろか。おいらは、それが毎日楽しみになって来たんや。このヴィジャヤサイさんという学生さんは、とても面白いもんな。ババを笑わせようとして、バジャンの歌を変えるって聞いたことがない。ところで、どのソングに変えたんや。

ヨシオ:オームナモバガバテ バスデ〜バ〜ヤに変えたんや。そして、そのバジャンに突然変わったのでババは、少し驚かれ、シリアスな顔をして十秒間ぐらい我慢しておられたんやろな。でも突然、我慢しきれずに、吹き出して大笑いをされたんや。

ポニョ:神さんも、笑いを我慢しきれないことってあるんやな。

ヨシオこのヴィジャヤサイ君はとてもシンプルな青年で、シンプルな二つの欲望を持っていたんや。一つは、ババが講話をされる時に一度でいいから、ババの通訳をしたいのと、ババの車を運転したいという二つやねん。

ポニョ:めちゃシンプルな欲望やな。でも、普通の人には実現さすのが難しい欲望やな。

“神は一つの国や社会のために来られたわけではありません。
神がこの世に来られたのは、すべての人類のためです。
各自はそれぞれの欲望の程度に応じて神から得ることができます。
各自の行為に応じて、行為の果実を得ることができます。
それ故、何か事をなす前にそれが正しいか間違っているかを考えねばなりません。
その行為によって、誰かを傷つけることがないかどうかを検証しなくてはなりません。
これは肉体的な快楽に執着している者にとっては簡単なことではありません。
すべての苦悩は身体と世俗的な欲望に関係しているのです.8/1996p,218”

ヨシオ:それで、ある時、コダイカナルに行く途中、例のサイスクールのあるウーティに寄り、そこでババが講話をされることになったんや。でもアニールクマールさんは急用で家に帰られたので、誰か代わりに通訳をしたい人は、と聞かれたので、ヴィジャヤサイ君が名乗りを上げたんや。でも、彼の出身地の言葉はテルグ語ではないので、ババの講話を通訳しようと思っても難しかったんや。それで、ババがヴィジャヤサイ君が、少し困っているのに気がついて、ヴィジャヤサイ君が知っている話や詩を引用して、それらを中心に話されたんや。講話が終わってから、そこにいた人々がヴィジャヤサイ君がとても上手く通訳したので、感心してたんや。

ポニョ:でも本当は、ババがコントロールされてたんやな。でも、さすがババやな。どのようにして、ババがヴィジャヤサイ君が知っている話や詩を知っておられたのか、それは神さんしか出来ない芸当やな。それで、車の運転の方はどうなったんや。

ヨシオ:ババは、それはお前に任せられない。お前が運転したのを保険会社が知ると、保険がおりないって冗談を言われたんや。

ポニョ:学生やしな。まあ、それぐらい運転がまだ下手くそっていうわけやな。

ヨシオ:歌の話に戻るけど、ババがダルシャンの時にヴィジャヤサイ君の前を通り、今日、お前が歌ってスピーチもしろと合図を送られたんや。でも、ヴィジャヤサイ君は、その日、喉が腫れていて声が出なかったので、ババに喉を指差して、歌えないとジェスチャーをしたんや。するとババは二三回大きく手を回されて、大きなキャンディを物質化されて、ヴィジャヤサイ君に手渡され、噛み砕かずに舐めなさい。そうすれば、お前は今日歌えるって言われたんや。それで、大きなキャンディをしゃぶっていたんやけど、大き過ぎてなかなか全部溶けないので、もう五曲ぐらいバジャンが終わり、ババが次はお前の番だと合図を送られても、口の中のまだ溶けずに残っているキャンディを、口を開けてババに見せたりして、二人でアタフタしてたんやけど、やっと、演壇に立ててスピーチと、歌を終えることが出来たんや。それで、意気揚々と元の座っていた場所に座ろうと思ったら、後ろから、みんなが詰め寄って来ていて、ヴィジャヤサイ君の座るスペースが無くなっていたんや。仕方なく、少し離れたところにスペースを見つけて座っていると、ババがヴィジャヤサイ、もう一曲歌えと言われて、マイクが回って来たんやけど、座っている場所からは、ハーモニウムやタブラから遠くて聞き取りにくいんや。案の上、歌い始めたのは良いが、音を取るのが難しくて少し外れそうになったんや。でも、ババがミニシンバルの演奏を始められたので、群衆は大喜びで手拍子をして、曲を無事に歌い終わることが出来たんや。そして、周りの人々が、ヴィジャヤサイ君に、あんたが歌っている時にババが一緒にシンバルを演奏して下さった。なんてラッキーな奴だと言って、喜んでくれたんや。それで、ヴィジャヤサイ君はババに感謝しに行くと、ババは、お前が音を外しそうになったので、私が急いでシンバルを演奏したんだ。そうすれば、みんな私の方に集中して、お前の音が外れた歌に誰も気付かないからな。と言われたんや。

ポニョ:それって、感激もんやな。その、ヴィジャヤサイ君は俺も聞いたことがあるけど、とても歌も上手いし、話すのも上手やから、その名声が落ちるのを防ぐために、ババが自らシンバルを演奏する事によって、守られたんやな。帰依者を守るためなら、どんな事でもされる愛の化身や。

ヨシオ:しかも、ただ座って小さいシンバルを演奏されていたんではなく、椅子から立ち上がり、自ら身体を動かしながら、男性の方を向いたり、女性の方に身体を向けたりして大サービスをやったんやで。

ポニョ:帰依者を思うその優しい心。千の母の愛、汚れ無き、全き純粋の愛、その愛の塊であるババに愛してもらう人って、ババと同じく、純粋な愛の心を持っているんやろな。神様から、おいらもそんな風に愛してもらいたいぜよ。

ヨシオ:人がどれだけ神様を愛しているかは問題ではないんや。自分が神様からどれだけ愛してもらっているのかという方が大切なんや。というのも、後者はババの教えを実践している帰依者の証拠なんや。でないと、それだけの愛を神様からもらえない。

ポニョ:つまり、自分は神様を愛しています。と言っても、その神様がそうか。そんなに私の事を愛してくれているのか。では、私の帰依者だったら、少なくとも、私の四つのやってはいけない教えを守るのです。とババが言われても、いやそれは、自分には少し無理です。家内が菜食ではないので、家では肉を食べざるをえないし、タバコや酒、ビールをやめろって言われても、急には無理だし、ギャンブルも、会社の付き合いで、競馬や賭け麻雀やゴルフをしなくてはいけないし…。でも、あなたの事を愛しています。って言ってるようなもんやもんな。

ヨシオ:神さんは自分の言葉を無駄にはされない。いくらその人に教えを垂れても、聞く耳を持たず、それを実践するような人では無かったら、初めから、その人とは話すことなどされないんや。だから、先ほどから、言っているように、どれくらい自分が神様を愛しているかは、口先だけではなく、その人が神様の教えをどれくらい実践しているかによるんや。

ポニョ:そら、いくら口であなたを愛していますと言っても、神さんの言うことを守らなければ、その神さんをリスペクトしてない、と言う事は、実際は愛していないのんと一緒やもんな。
家で、お父さん、あなたのことをとても愛しているけれど、あなたの言うことを聞きませんので宜しくって言ったら、家から出て行けって言われるよな。

ヨシオ:この、ヴィジャヤサイさんのように、ババからとても大事にされている人って、もちろん前世から持っているもんも大きいけど、共通している点があるよな。それは神様を心から愛しておられて、子供のような純真な心を持っておられるな。そして、自分の良心の囁きが聞こえるんや。次に、紹介するエピソードは、本当に今言ったことを証明している話なんや。この話をラジオサイのプログラムで、聞き手の方に話しておられたんやけど、途中から聞き手の人が黙り込んで質問をしなくなったんや。プログラムの最後に、聞き手の人は話を聞いている間に、胸が熱くなって涙が出てきて話せなくなったと言っておられたな。

ポニョ:もったい付けんと、早よ話してや。イライラして来たぜよ。

ヨシオ:それは、コダイカナルでの事やったんや。ババが少しヴィジャヤサイさんを皆の前でからかわれたので、ヴィジャヤサイさんは少し傷ついて、部屋に戻って泣いていたんや。そして、泣きながら、以前ババのことを思ってもその愛が叶えられず、その悲しみを歌った歌を作った人がいて、その歌の一節を思い出して、泣きながら歌っていたんや。すると、自分の後ろで、自分が歌っている歌と同じ旋律だけれど歌詞を、神さんと一緒で楽しいよ、と変えて歌っている声がしたので、目の前にある鏡を見ると、ババが映っていたんや。ババが、後ろにそっと来て、傷ついて泣いているヴィジャヤサイさんの部屋に、わざわざ慰めに来られたんや。そして、ヴィジャヤサイさんが歌っていた歌の本当の意味はこうなんだよ。と言って、一行ごと、一節ごとに解説して教えて下さったんや。そして、その歌は、実は最後には神様と一緒だと分かって幸せだ、という歌詞で終わるという事を、教えてもらったんや。

“欲望とむさぼりを戒め、いつも満ち足りていて、神の愛を受け取ることが出来るように努めましょう。
ただ神様を愛しているだけでは足りません。
どうすれば神様から愛されるか。
どうすれば神の恵みを得られるか。
どうすれば“欲望とむさぼりを戒め、いつも満ち足りていて、神の愛を受け取ることが出来るように努めましょう。ただ神様を愛しているだけでは足りません。どうすれば神様から愛されるか。どうすれば神の恵みを得られるか。
どうすれば神の愛をじかに得られるか。
それを良く理解せねばなりません。
神は自分のものだと言って泣いたり叫んだりしても何もなりません。
おまえは私のものだと言ってもらうように願うべきです。SGc23”

“だれが創造主ですか?
あなたは自分の意志で生まれてくることができましたか?
いいえ、できませんでした。
それは神の意志です。
神があなたに体を授けました。
神への奉仕と神への崇拝に体を使い、体を神聖にすべきです。
世界に理想を示すべきです。
すべての人の平安と幸福のために働きなさい。
他の人にしてほしいことを、他の人にしなさい。
苦しみたくなければ、他の人の苦しみを和らげるよう努めなさい。
あなたの平安と幸福を他の人と分かち合いないなさい。
全ての人の幸福を祈りなさい。

アフロはファッションかクッションか

ポニョ:ババの再降臨が近づいて来たぜよ。いろんな人に、ババがメッセージを送られているようや。ある人なんかは、夢の中で、プッタパルティのサマディの前に座って、ババに礼拝をしていたら、白い大理石にひび割れがし始め、それが大きく広がってきたと思ったら、目の前にババが立っておられたんや。年は六十を過ぎたぐらいの二十年以上も前のババの御姿やったらしい。

ヨシオ:そうか。俺たちだけではなく、いろんな人々がババからメッセージをもらってるんやな。ということはババが出て来られる時が近いな。

ポニョ:ある人の夢では、ババが、もうすぐしたら神聖劇が始まるよ。それを楽しんで見るんだよ。と言われた帰依者の人もいる。

ヨシオ:それは、楽しみやな。神聖劇か。確かにそうやもんな。幾人かの人々から、どうして記事をブログに載せないのか?とお叱りを受けてるけど、もうすぐしてババが再降臨されたら、日本、いや世界中の人たちが、この俺たちの記事を見るから別に今の時点でブログに記事を載せて、たくさんの人に見てもらう必要はないんや。それにもう充分、ババが帰って来るというメッセージや、グローバルエリートの陰謀を暴露した記事を発信して来たしな。それより、まだこうして余裕のある間に、出来るだけ、まだ余り知られていないサイの記事を、たくさんのアップするのが大切なんや。

ポニョ:とは言っても、熱心な方が、たくさん電子本を読みに来てくれておられるで。数あるBccksの本の中でも一二を争うぐらいの人気本になってる。

ヨシオ:それはありがたい話やな。いつも俺たちの拙文を読んで頂いているお方に本当に感謝いたします。では、今日もポニョが好きなヴィジャヤサイ君の話をしよか。

ポニョ:ハイ、待ってました。なんか、毎日二つか三つの話を聞かないと、夜、寝つきが悪くなって来たぜよ。ババの話を聞くのが癖になって来たのかな。

ヨシオ:ええ癖やないの。こうして、毎日、神様の話をしたり聞いたりしてると、心が浄化されるよな。ところでポニョは、ここんとこ、天気が悪かったので、外での肉体労働をしてなかったからやろ。だから少し太ってきたんと違うか。ババは、昼間にしっかり身体を動かして疲れたら、夜はよく寝れるって言っておられるからな。

ポニョ:今日は、バケツ八杯分しか砂利を運ばれなかったからな。でも、砂利を洗うのが大仕事やな。あんたがバケツの底に穴をいっぱい開けて、そのバケツに砂利を入れ、大きな水タンクにそれを浸したり出したりして洗うんやけど、水と砂利でが入っているバケツ一杯分で、三十kgはあるやろな。

ヨシオ:腰をいわしたらあかんから滑車を吊って、バケツが半分の重量になるようにしてるけど、まだ重いよな。でも、とてもええエクササイズやな。

ポニョ:もうすぐしたら、二人ともキン肉マンになってしまうな。というわけで、今日の話はどんな話やねん。

ヨシオ:太り過ぎたらあかんで。という話から入って行こか。実は、ヴィジャヤサイ君は巨漢なんや。ババは彼の事を脂肪がたくさん付いているので、ショックアブソーバーと呼んでいるんや。ある日、ババがヴィジャヤサイ君があまりに太って来ているので、君は、食べてばかりで全然エクササイズをしないから太り過ぎだ。私を見たまえ。昔から体重は108パウンドに、保っているんだ。ところで君の体重は、何キロなんだい。と聞かれたんや。

ポニョ:そんなに太っているから、この前の記事で、フードマントラをヴィジャヤサイ君が唱えている間に、甘いものをババがお皿から取っていかれたんか。

ヨシオ:ヴィジャヤサイ君は、ここしばらく体重を計っていないので、自分の体重を知らないんです。90キロぐらいかな。いや、95キロかもしれない。とか言っていたら、ババがわざわざ体重計を持って来られて、この上に立ってご覧。と言われたんや。ヴィジャヤサイ君は、本当は自分の体重を知りたくないので、渋々乗ったんやけど、片足を体重計から、半分ずらして体重計に全体重がかからないようにしたんや。すると、すかさずババが両足をきちんと体重計に乗せなさい。と言われたんや。

ポニョ:ほんまに、おもろい子やな、このヴィジャヤサイって子は。神さんの前でズルするか?

ヨシオ:仕方がないので、観念して体重計の数字を見たくないので、天井を見ながら乗ると、ババは、97キロもあるやないの。だから言ってるでしょう。食べてばかりで、運動をせず、いつも、体重を増やすことばかりしてるって。本当に良くない。と言って叱られたんや。

ポニョ:ババはまるで、本当のお母さんみたいやな。体重計まで持ってきて帰依者の健康の心配をされるって。本当に優しいよな。でも97キロはちょっと太り過ぎやな。ショックアブソーバーというあだ名が本当にピッタリやな。

ヨシオ:この、巨漢のヴィジャヤサイ君も入れて、三人ぐらいの学生がいつもババの追っかけをしていたんや。ババはいつも裸足だけど、時々何処かへ出かけられる時に、つっかけを履かれるんや。それで、いつそれを履かれるか分からないので、ヴィジャヤサイ君たちはいつも持って歩いていて、ババがそれを履かれそうになると、急いで持って来るんや。そういうふうに、いろんな機会を捉えて、ババの追っかけをしていたんやけど、ある日、ババの方に向かって数人で競争しながら走って行くと、勢い余ってババにぶつかってしまったんや。

ポニョ:それは危ないな。いくらヴィジャヤサイ君が脂肪が身体にたっぷり付いていて、ショックアブソーバーというあだ名でも、ババはとても小柄やからな。

ヨシオ:しかも、その時は、勢いよく走ってきたそのままのスピードで、ババに頭突きをしてしまったんや。それも周りの人達にも聞こえるぐらいの大きな、ゴンという音がしたんや。

ポニョ:なに〜!それは、ひどいやんか。そんな話、今まで聞いた事が無いで。可哀想にババさん。
ヨシオ:でもババは、何も言われずに、周りにいた学生たちが口を開けたまま、言葉もなく唖然としている中を、自分の部屋に入って行かれて戸をすぐ閉められたんや。

ポニョ:めちゃ、痛かったんやろな。ババはいつもそんな事故があっても、声を出されないんや。覚えてるか?マンディールの工事中に、高いところから落下されて、頭を打って血だらけになった話を。その時も、痛〜い。とかうわ〜とかという声を一言も出されずに、周りの人に自分を部屋に運ぶように言われて、鍵を中からかけてしばらくの間出て来られなかったで。

ヨシオ:そう言えばそんな事を記事にしたよな。その時は確か頭が割れて血だらけになるぐらいひどい怪我やったな。そして、しばらくしてババが部屋から出て来られたら、もう頭の傷口がきちんと縫合されていて、傷跡も半年前の傷のように完治してたんやったな。
そして同じように、今回も学生たちが心配そうに部屋の外で待っていたんや。そして、ババに思いっきり頭突きをしたヴィジャヤサイ君を皆が責めていたんや。ババが出て来られたら、めちゃ怒られるで。とか言って。すると、ババが何事も無かった様に出て来られて、ヴィジャヤサイ君に君、さっき私とゴッチンしたけど、君の頭は大丈夫ですか?と尋ねられたんや。ヴィジャヤサイ君は、僕は大丈夫だけど、ババ様はどうもありませんか。どうもすみませんでした。さっきは。たんこぶは出来てませんか?と心配そうに尋ねると、私は君の頭と違ってクッションがあるから大丈夫だよ。と答えられたんや。

ポニョ:アフロヘアがクッションになってたんか。そのコメントはババしか言えないコメントやな。こんな時でも笑いを取ろうとされるって、よっぽど性格がクールでないと出来ないで。本当はめちゃ痛いはずやで。自分の事より学生の事を心配されるって、流石に愛の化身やな。でも、アフロのクッションと、脂肪たっぷりのショックアブソーバーがぶつかっても大丈夫やなんて、シャレにもならないよな。

ヨシオ:ババはそのあと、ヴィジャヤサイ君に今度から気をつけなさいと注意されていたから、やっぱり痛かったと思うで。

ポニョ:そらそうやろ。ゴンって周りに聞こえるぐらいの音がしたんやもんな。

ヨシオ:また、学生たちがババに押し寄せたり、部屋にババが入られたりした時に、学生たちがババと一緒に入ろうと、急いでドアを閉めたり開けたりするので、ある日、ババが指をドアで挟まれた時があったんや。ババはいつも通り何も大きな声で叫んだりされないので、学生たちは、全然その事に気が付かなかったんやけど、後で、ひどく腫れてきたんや。半年後ぐらいに、その時の事を、冗談混じりで話されるんやけど、その時になって初めて、学生たちが事実を知るんや。ババは、ある学生の不注意で私が指をドアではさみ、指がひどく晴れた事を皆がその時に知ると、どうなるでしょうね?と言われたんや。

ポニョ:優しいな、こんなに優しいハートフルな神さんが、おいらの神さんなんやと思うと、嬉しくなって来るぜよ。そういや、ババが腰の骨を折った時も同じケースやな。学生がスツールの上に立って仕事をしているときに、ババがへやに入って来られてたので、その学生が緊張してスツールからひっくり返って落ち、鉄のスツールがババの腰に当たったのが原因やったんやけど、その話も随分後になって明かされたな。また、降誕祭で山車に乗っておられたんやけど、山車を運転していたドライバーが突然急ブレーキをかけたので、ババが手すりに付いている金具で深く腕を切り、血だらけになった事もある。でも、ババはそのまま何事もなかったようにパレードを終え、山車から下りられる時に、ローブから大量の血が滴り落ちているのを、誰かが双眼鏡で見つけて大騒ぎになったんや。

ヨシオ:そんな話もあったよな。ババご自身は神の化身で、人の姿を取ってこの世に来られているけれど、この世界に住んでいる七十億人の人間の中で、ただ一人、支払うべきカルマを持っていないんや。カルマを何も持っていないババが、そういう事故に遭ったりするのは、自分の身体を傷つけることによって、帰依者のカルマを取られたり、世界や地球のカルマを取られるんや。この広大な宇宙を創造されたババがされるどんな小さな事でも、実は大きな意味があるんや。俺がアシュラムでこんな話を聞いた事がある。ババが以前シャワーを浴びておられる時に、石鹸を踏んでひっくり返り、骨を折られたことがあるんや。ババは近くで心配している帰依者に、こうする事で一つ、世界の大きなカルマを取った。もうこれで、第三次世界大戦は無くなったよ。と言われたそうや。

私は賞賛も嘲笑も、尊敬も軽蔑も、怒りも幸福も、超越しています。
私には、徹頭徹尾、一つの属性があるのみです。
それは私の愛です。
私は私を憎む者をも愛します。
私は私に対する悪い宣伝に耽る人さえ愛します。
私は誰のことも敵とは見なしません。
すべての人は私のものです。
私は母親のように、皆さん全員に気を配っています。
私の愛は一人の母の愛ではありません。
私の愛は千人の母の愛です。
サイの愛は千人の母の愛です。
ひとえにその愛ゆえに、私は皆さんのあらゆる過ちを顧みず、前を見て歩んでいるのです。
誰かが過ちを犯したときはいつも、私は本人を呼び、声を高めてその人を正します。
ですが、私はその人に怒りを示すことはしません。
私は誰に対しても怒りはありません。
実際、私には怒りという感情はまったくありません。23/11/08

さあ皆さん、私のうちに、あなた自身を見なさい。
なぜなら私は、あなた方全ての内に私自身を見ているのだから。
あなたは、私の生命であり、私の息吹、私の魂…あなた方は皆、私の化身なのです。
私があなたを愛する時、私は自分自身を愛しているのです。
あなたが自分自身を愛する時、あなたは私を愛しているのです。
私は私自身でいられるように、私自身から私を分離したのです。
私は私自身でいられるように、私自身から私自身を分けて、この世の全てのものとなったのです。
私は私自身になりたかった。
私自身 、それは至福の化身、愛の化身…それが、本当の私であり、私はそれになりたかったのです。
どうすれば私は至福の化身、愛の化身になれるのでしょうか。
どうすれば至福を得て、それを与えることが出来るのでしょう。
私は誰に至福を与え、誰に愛を与えることが出来るのでしょうか。
それゆえ私はこのようなことをしたのです。
つまり、私は私自身から私を分かれさせて、この世の全てのものとなったのです。PD27

鹿はなぜ泣くの

ポニョ:ババが降誕祭のパレードで、山車に乗っておられる時に、腕から血が吹き出していてたなんて誰も知らなかったやろな。

ヨシオ:ババは、タオルでその血を拭いたりされて人に分からないようにされていたんやけど、そのタオルは血が絞れるぐらいやったんや。

ポニョ:普通の人やったら失血になって、気絶してしまうやろな。それを最後まで誰にも気付かれずにパレードを終えられたんや。すごい感覚のコントロールやな。

ヨシオ:またある時にも、アメリカの帰依者がババがシャワーを浴びた後、髪の毛を乾かすのに便利だろうと思って、ドライヤーをプレゼントしたんや。早速それをババが使われていたんやけど、インドって停電になったりするやろ。それで、ドライヤーが停電で止まったんや。ババはドライヤーの熱い空気が出るところを覗いていたら、突然電気が通じてドライヤーが動き、ババの目を焼いて失明されたんやで。

ポニョ:なに〜!ババの片方の目は失明していたんけ?知らんかったな。

ヨシオ:ババは、周りの人が是非手術して下さいと、頼んでいたんやけど、一つの目だけでこの世界を見るには十分だ。と言われてそのままにしておられているんや。

ポニョ:でも、ドライヤーの吹き出し口を至近距離で覗くか?なんかおかしいで、それって。

ヨシオ:この前も言ったように、この地球上で人類は七十億人もいるけど、ババを除いては、その全員が何らかのカルマを持っているから、必然的にこの世に生まれ変わっているんや。でも、ババだけは、何のカルマも無く、人類やこの地球に生きとし生けるものの為に、人の姿を取ってこの地上に降臨されたんや。でも、帰依者のカルマを取るためや、地球のカルマ、例えば以前も言ったけど、ナラカという、太陽の周りを大きく楕円形の軌道に乗って回る小惑星を破壊されて地球を救われたり、国や地域が持っているカルマを破壊されることもある。そういう事の為に、自らの肉体を傷つけられる事はしょっちゅうされるんや。でも、決して誰々を助けるためにとか、何々のカルマを取るためにやられている、なんて言われないんや。例え言われても、その人の奥さんにに言われたりした事はあるけど、ほとんどの場合、誰の為に怪我や病気をされたか分からないんや。ババは、アヴァターがこうして地球に降臨して、全然ありがたく思わない事は罪だ。と言っておられたけど、本当にその通りなんや。実は、俺たちの見えない、知らないところで、大きな仕事をされているんや。ドライヤーの話にしても、ポニョの言った通り、突然止まったドライヤーの吹き出し口に、目を近付けるなんてとんでもない事やろ。誰もそんな事をしない。それに、百歩譲ってババが知らずに目を近づけたとしても、突然、熱風が出て来たら、普通は直ぐにドライヤーを手放すか、ドライヤーの角度を変えるやろ。それを目が焼けるまで、熱風を目に当てたままにするって尋常ではないやんか。

ポニョ:そうやな。普通やったら絶対そんな事をしないよな。とても不自然や。だから、誰かのカルマを取る為にわざとそうされたんか。それしか考えられないよな。今回は多分、この事を講話の中でアメリカの帰依者からもらったヘアドライヤー、と言っておられるから、アメリカという国が持っていたカルマを取られたかもしれないな。でも、そういうことを何も言われないって、ババさんらしいな。優しさの化身やもんな。

9年前のある日、私は頭を洗ったあとに髪を乾かしたいと思いました。
アメリカ人の医者の一人が私に愛を込めてヘアドライヤーをプレゼントしてくれたので、私はそれを使おうとしました。
そのとき停電になりました。
そして、私がちょうどドライヤーに目を近づけて見ていたときに電気が復旧しました。
その結果として、突如、熱風が私の目に当たり、網膜を傷つけたのです。
私は少しもうろたえませんでした。
この広い世界を見るにも片方の目で事足ります。5/7/03

ヨシオ:しかも、ほとんどの場合カルマを取ってもらった帰依者も、ババが自分のカルマを取って行かれた事に気づかないんや。

ポニョ:でも、死んで霊界に行ったら分かるやろ。死ななきゃ分からない、の世界やな。

ヨシオ:こういう風に直接、自分の身体に誰かのカルマを取り込む以外にも、ババは帰依者を救う為に、ありとあらゆる事をされるんや。昔、メキシコシティーで大地震があって、たくさんのビルが倒壊したんやけど、ある高層マンションも、隣のビルにぶつかって倒壊したんや。隣のビルはどうもなかったんやけど、倒壊した方のマンションには、たくさんの犠牲者が出たんや。そして、そのマンションの最上階にババの帰依者の家族が住んでいたんやけど、全ての家族が無傷やったんや。

ポニョ:どのようにしてそんな奇跡が起こったんや。不可能やろ。倒壊したビルの最上階に住んでいたのに。

ヨシオ:ところが、そのマンションが隣のビルにぶつかった瞬間に、最上階の部分だけがちぎれて、隣のビルの屋上に乗ったんや。

ポニョ:なに〜。それってダルマさん落としのゲームみたいやんか。ほら知ってるやろ。木のカナヅチで積み上げてある丸い木を下から一つずつ横から叩いて、取って行き、最後に一番上のダルマさんが下まで無事に降ろして行ったら勝ちなんや。

ヨシオ:あったな。そんなゲーム。俺もやったことがある。いつも途中でダルマさんが落っこちて、上手くいかなかったけどな。

ポニョ:それと一緒のことが起きたんやろな。神さんがダルマ落としゲームをされてたんやろな。他の階にいて犠牲になられた方には、申し訳ないけれど。

ヨシオ:たくさん亡くなったからな。ということで、今日もヴィジャヤサイ君の話をしよか。今日は鹿の話から始めよか。ポニョがホワイトフィールドでインタビューに呼ばれた時に、ゲートをくぐったところに、鹿が何頭かいるのを見たやろ。

ポニョ:うん。鹿だけやない。他にもウサギや小鳥のような色んな生き物がいて、さながらに、ミニ動物園みたいやったな。ババが、バナナをあげたりして面倒を見られておられんやろ。

ヨシオ:ある日、その中の一頭の鹿の目から、涙が流れ落ちているのをヴィジャヤサイ君が気付いたんや。それでババに、あの〜。スワミ、あの鹿が泣いていますけど、と言うと、ババは、彼の時間が残されていない。鹿としての生が終わりに近づいている。と言って、その鹿にバナナを食べさせていたんや。ババが言われた通り、その日の晩にその鹿は死んだんや。

ポニョ:以前、誰が、どのくらい生きるか、いつ死ぬか、もうその人が生まれる前から決まっているって記事にしたよな。その人が、不摂生しているから、寿命が短くなったとか言うけど、実は、その人が不摂生することも、すでに織り込み済みなんやって。生まれる前に、もうすでに自分の命日が決まっているのに、人は自分の死を恐れるって滑稽やな。

ヨシオ:ババは死を恐れるな。と言っておられる。その人が一生の間に何回、息を吸って吐くか、その人の生涯における心臓の鼓動数まで知っておられる。また、何度、その人が一生の間に嘘をつき、人を傷つけるか、また、何回、神のことを思って胸をときめかすのかも知っておられる。ポニョが言ったように、全ては神様によって織り込み済みの事なんや。だから本当は、ガンを宣告されて自分の死に直面しても、ジタバタする必要なんてないし、身内や友人の突然の死に接しても、全く泰然とした態度を取らないといけないんや。

ポニョ:そういう態度を取るって難しいよな。執着心って誰でも持っているから。でも、淡々と、飄々と、その人の行為は、まるで水の上に書いた字のように、書いては消えて行くように、スゥ〜っとクールに人生を送れば良いなって、以前も記事にしたことがあったな。

ヨシオ:ポニョはよく覚えているな。確かにその通りやな。神様に近い帰依者って、そういう人なんやろな。神の帰依者の神に対する思いって、神様を束縛するって言うやろ。神様は帰依者の召使になるって。俺は、それは一体どういう事なんかなと思っていたら、こんな話をヴィジャヤサイ君が言ってた。ダサラ祭の日に、プーナチャンドラホールに入りきれない程の人々が詰めかけていた時に、ババは、学生たちと一緒に緞帳が閉じられている舞台の上におられて、ダルシャンを与えようと椅子から立ち上がろうとされてたんや。でも、ヴィジャヤサイ君たち学生は、こんなにも近くババと一緒にいることが出来る機会は余り無いので、ババに、心からもう少し僕たちと一緒にここにいて下さい。とお願いしてたんや。ババは、ホールに集まっているたくさんの人々が、私が行かなかったらカエルになってしまう。つまり、ハスの花の近くにいながら、その蜜の味を味わえない。だから、今からホールで待っている人々にダルシャンを与えないといけないのだ。と言われたんや。でも、ヴィジャヤサイ君達が、もう少し僕たちと一緒にいて下さい。と頼むと、ババは、君たちのそうした祈り、願いがどれ程の力を持っているのか君たちは知らないだろう。私は、その君たちの純真な祈りの力によって、この椅子から立てないのだよ。と言って、そこに二十分近く座っておられた。ババは、少しだけダルシャンを与えたら、すぐに帰って来るので行かせて欲しいと、言われたんや。そして、ダルシャンを与えにカーテンを開けて人々の前に出て行かれると、ババをを待ちわびた人々がババが出て来られたのを見て、大きな拍手をしたんや。ババは、会場を一回りして舞台の上に戻って来られると、ヴィジャヤサイ君達に、彼らはカエルからミツバチになった。遠路遠くからやって来て、私の神聖な蜜を味わった。と言われたんや。

ポニョ:帰依者の神への祈りって、それほど神様を束縛出来るんやな。本当はすごい力を持っているんやな。だから、ババは心から神に祈りなさい。それは神に必ず届くから。と言われているんやな。

カルマを支払い、奉仕や霊性修行を行う上で、あなたは様々な困難に出合います。
しかし、それはあなたが生きているこの世界では自然なことです。
この世界には善と悪、喜びと悲しみ、光と影といったように二面性を持っています。
それらのことにあまり重きを置かないようにしなさい。
あなたに降りかかるものを、あなたの義務として神への祈りと共に受け入れることです。
そしてその結果については神の御手にゆだねなさい。SS11/1996


ヨシオ:俺も祈りの力って、このようなすごい力があるって知らなかったので、今度からしっかり祈るようにしようと心を新たにしたんや。あるオーストラリアから来たプアーな失業中の帰依者が、ババに何が望みだと聞かれて、毎日、札束を数えるのが仕事のような生活をしたいな。と言ったんや。すると、彼はオーストラリアに帰るとすぐに仕事が見つかり、毎日、銀行のカウンターで札束を数えている仕事をしてるんや。

ポニョ:なんやそれって。彼がババに言った意味は、毎日札束を数えるのが仕事になるぐらいリッチになりたい、っていう意味やろ。人の札束を数えてどうするんや。

ヨシオ:ババに祈ったり、お願いしたりする時は、正確な言葉で、きちんと意味が通じるように、正しいセンテンスで言わなければ、このようになってしまうんや。だって、神様の話されることは全て真理で、言霊そのものなんや。だから、その神様に何かお祈りや、お願いをする時は、言葉自体がマントラだと思って話さなくてはいけないんや。二年以上も失業中の俺の友達も、ババに、何か良い仕事を与えて下さいと頼んだんや。するとババは、四月に良い仕事があるから、その仕事をすれば良い人生が待っている。と言われたんで、四月になるのを心待ちにしていたんやけど、やがて五月になり六月を過ぎてしまっても、何の仕事も見つけられなかったんや。でも、その人は、正式な仕事に付くまで四月に開設されたサイババブックショップの奉仕をしていたんや。でも、ババが約束してくれた良い仕事に付けなかったので、失望して奉仕活動もやめてしまったんや。俺は、ババの言われた仕事って、今あんたがしている奉仕活動の事やで、と言ったんやけど、こんな事をしていたら金もなく結婚も出来ない。僕が望んでいたのは、高給がもらえるような仕事なんや。と言っていた。ババは世俗的な仕事など、何の興味もない。神の目から見たら、その帰依者が神に近づく為の仕事のみが、有益な仕事なんや。だから、その奉仕活動に身を捧げたら、必ず生活の面でも面倒見てくれるし、良いパートナーも必ず見つけてくれるんや。それが、神さんの帰依者に対する仕事、義務なんや。帰依者が神の方に一歩近づくと神様は十歩近づいて下さるんや。それが、真の帰依者と神様の関係なんや。

ポニョ:神様に自分のエゴや欲望を捧げずして、どうして神の方に近付いて行けるのか?それが問題や。

ヨシオ:なんで、それが問題やねん。ポニョは俺と居てたら、日本語が変になってきてるんと違うか。きちんと話さないと、変な望みを神様が叶えてくれはるで。

ポニョ:それは、論理的ではない。

ヨシオ:今度は宇宙大作戦のスポックか?ポニョと話していたら、こっちが精神分裂になりそうやな。

あなたが何をするにせよ、それはあなたの自己自身の満足の為であり、他の人の為ではありません。
そしてその自己とは神であることを理解しなさい。
あなたは人生という劇で自分の役をうまく演じなければなりません。
スワミが演出家であなたが俳優です。
願望成就を祈ってはなりません。
神と共に、そして神とのみ在るようにと祈りなさい。
そうすれば、他のすべてがあなたに与えられるでしょう。
常に謙虚で礼儀正しくありなさい。STPSp250

暑さと寒さ、損と得のように対立する様々なものは、他のすべてのものと同じように、それぞれが世の中に役立っています。
どんなものも目的があってこの世に生まれたのです。
そのすべてを、自分の人生のために、自分の成長の段階にふさわしく、正しく活かしていくことが大切なのです?SGc2

想定外も想定内なのだ


ポニョ:昨日の会話で少し疑問があるんやけど。帰依者が純粋な心で神様にお願い事をすると、神様でも帰依者に縛られるっていう話があったやろ。プーナチャンドラホールに何万人もの人がババを一目見ようと集まって来ているのに、あのヴィジャヤサイ君が、もう少しここにいて下さいって頼まれると、ババが少しの間ダルシャンに行かれずに舞台裏に留まっておられたよな。でもホールでは何万人もの人が来てくださいとお祈りされているんやろ。ババは一体どっちのお願いを聞けばええんやろか。

ヨシオ:それは、錆びた鉄と磁石の関係なんや。神様は磁石で、帰依者は鉄なんや。磁石は鉄をくっつけるやろ。でも、鉄が錆び付いてしまったら、磁石と言えどもくっつけることが出来ない。それと一緒で、あのヴィジャヤサイ君は錆が全然無い鉄なんや。だから、彼の願い事はストレートに神に届くんや。ところが、俺たちのように、多かれ少なかれ、欲望やエゴを持っていると、それは錆びた鉄のようなもので、神に届かないんや。

ポニョ:ということは、ホールに集まっている何万人もの人のお願いより、ヴィジャヤサイ君のお願いの方がババに届くって事なんか。

ラーマは100%純然たる磁石でした。
これがラーマがとてつもない弓を扱うことが出来た理由です。
シータもまた純然たる磁石でした。
磁石は錆びてほこりだらけであれば、一片の鉄も引き寄せません。
鉄片や鉄の棒も、長い間磁石にくっついていれば磁石になります。
これはヴェーダの詩節「ブラフマン知る者は、ついにはブラフマンになる」の意味するところです。
あなたは、人生という鉄は世俗の欲で錆させてはいけない、ということを理解しなくてはなりません。
さもなければ、人生は崩壊して終わってしまうことでしょう。STPS2p196

ヨシオ:だからババは、量より質やって言われてるんや。数人の目覚めた聖者のような人がいるだけで、世界を変えることが出来るんや。

ポニョその人たちの神に近い波動が、他の人たちの霊的波動を上げるんやろな。だから、ババは私は真の帰依者を探しているって言われているんやろうな。あんたが一番最初に、インドに行った時も、プーナチャンドラホールに何万人もの人がいるのに、あんたの願いを叶えてくれたんやったな。

ヨシオ:あれは、少し焦ったな。まさかあれだけ人がいるのに、俺の心の中を読まれて願いを聞いてくれるって、夢にも思わんかったな。それ以来、心の中にババがいつもいるって分かったから、悪いことを思ったり考えたり出来なくなったんや。あれからしばらくして、ババがホワイトフィールドにおられる時に行った時も、同じような体験をしたな。

ポニョ:ホワイトフィールドの話は、おいらも聞いたことがないな。いや、あるかな?ちょっと忘れたぜよ。

ヨシオ:あれは、ババがサマーコースで講話をされている時やったんや。カレッジの講堂の中で話されていて、俺はインドに着いたばかりやったんや。もちろん外から中の様子は見えないけど、拡声器で話されている事は聞けるんや。でも、俺は声だけではなく、お顔も見たいなと思い、講堂の周りをあちこち歩いて中の様子を見れる窓を探し出し、そこから覗いたんや。すると、ババが一生懸命話されているのが見えたんや。俺は、ババと会うのが久しぶりやったし、とてもお元気そうだったので、嬉しくなり、ババさん。お元気そうで何よりです。また、のこのこやって来ました。よろしくお願い致します。と挨拶をしたら、その瞬間、講話をストップされて、こちらを見られて手を上げられたんや。俺はまた、ババの邪魔をしてしまった。とちょっと後悔したけど、とても嬉しかったな。

ポニョ:おいらも、何回かホワイトフィールドのサマーコースの時に行ったけど、ダルシャンは有ってもインタビューは無かったな。近くのガラス工場の宿舎に泊まらしてもらって、歩いてダルシャンに行ってた。でも、ダルシャンに行っている間に、お猿が部屋に入って来て、荷物をすっかり荒らされたな。お猿はとてもやんちゃやけど、サイの学生さんたちは規律正しく振る舞っているので、見ていても気持ちがええよな。

ヨシオ:いつも、規律正しいというわけでもないんや。もちろん、俺たちの目から見たら素晴らしい学生さんばかりやけど、ババから見たら規律がなっていない、と言って叱られるんやで。以前紹介した、ウーティのサイババスクールの先生が、ババに、先生は生徒にどうすれば良いのですか?と聞かれたんや。するとババが、今何て言ったのですか?もう一度、しっかりとしたセンテンスで質問し直しなさい。と言われたんや。それで、ババ様、先生として、生徒を指導して行く上で、まず最初に何を一番注意しなくてはならないのですか?と聞き直すと、ババは、生徒が先生に正しいセンテンスできちんと質問をさすことを、教えなくてはなりません。とおっしゃったんや。

ポニョ:ババの基準はとても高いからな。いつも、100%完璧なものを望まれるもんな。

ヨシオ:ヴィジャヤサイ君も言ってたけど、ある時、ババがホワイトフィールドのカレッジに行かれた時、とても怒っておられたんや。規律がなってないって。それで、いつも学生たちに話しかけられたり、一緒になってリラックスされるんやけど、その時は十日間以上も誰にも話しかけられないし、学生たちに与えられるダルシャンも無かったし、講話もされないんや。その時、ヴィジャヤサイ君は、ホワイトフィールドのカレッジの講師をしていて、ババからこんな事を頼まれたんや。学生達は規律に欠けている。私は、そのような事を受け入れられない。君が私の代わりに学生たちに話をしてくれないか。規律はとても大事だというテーマで、と。それで、ヴィジャヤサイ君が学生たちの前で話を始めたんやけど、最近までヴィジャヤサイ君もそのホワイトフィールドの学生やったし、ババが一言も話されない時の学生たちの気持ちが自分の事のように分かるし、辛かったんや。でも、ババの言いつけに従わなくてはならないので、ババの前で、規律について話し始めたんや。でも、話がだんだんババは愛の化身だ。帰依者が心から許しを乞えば、どんな大きな過ちを犯しても許して下さるのだ。それに、ババは決してNoとは言われない。帰依者が心底からババに頼めばYesと言ってくれるのだ。と自分も泣きながら、ババに、あなたは、バターのようです。僕たち学生が、あなたに許しを乞い、心から間違いを悔い改めれば、あなたの心は溶け始めるでしょう。お願いです。黙ってないで、話して下さい。と言ったんや。それを聞いて、学生たちも全員、泣きながらババに神への賛歌を歌いもってお願いしたんや。ババは突然、想定外の成り行きにとても困惑されていた様子で、ヴィジャヤサイ君、一体これはどうなっているんだ。って顔でヴィジャヤサイ君の顔を見られていたんや。でも、しばらくしてから、皆に話し始められたんや。

あなたは、私の恩寵がなければ進歩することが出来ない、というかもしれません。
しかし私のハートはバターのように柔らかいとは言え、あなたの祈りにある程度の温かさがあるときにのみ初めて溶けるのです。
あなたが何らかの規律ある努力、何らかの霊性修行をするのでない限り、恩寵が注がれることはありません。
切実なる願いと、目標が達成できない苦悩こそが、私のハートを溶かす熱なのです。
これこそが恩寵を勝ち得る為の苦行なのです。SaiBaba&Psychiatrist

神はその人の受けるにふさわしい程度に応じて恩寵を授けます。
神は愛の権化です。
悪い属性は、神の恩寵を実感認識する事を防げます。
欠陥は人の方にあり、神が悪いのではありません。21/8/94

ポニョ:ババでも想定外の事があるんやな。面白い。でも、本当は、想定外も想定内の事なんやろな。だって、ババはヴィジャヤサイ君がそう言う事を言うだろうと想定して、話すように言われたんや。それがきっかけで、ババが学生を許そうと計画されてたんやで。多分。でも、そうだと分かっていても、実際その場面にいれば、おいらも泣いてしまうやろな。このヴィジャヤサイ君って本当にとても心が優しい感じの子やな。優しい子って言ってるけど、おいらより身体はごっついけどな。97キロやったっけ。

ヨシオ:でも、こんなでかい図体してても、ババの前で劇を披露する時は、主役になったりするんやで。アディシャンカラの物語を演じた時も、シャンカラチャリヤの役を演じたんや。ババは昔から演劇が大好きで、何度もヴィジャヤサイ君のリハーサルに来られて、振り付けとかに手を加えられるんや。

ポニョ:ババは小さい時から、歌やダンスが得意やもんな。ババのおじいさんも、ラーマヤーナの物語のお芝居をよく演じておられたよな。

ヨシオ:でも、ババの振り付けが、普通と違うのは、シャンカラチャリヤの歩き方は、そんなに早くなかったよ。もっと、こういうふうにして、シャンカラチャリアはゆっくり歩いてたから、そうするように、とかラーマが着ていた服はこんなんだった。とか、神様なのでその当時の事を何でも知っておられるんや。

ポニョ:そらそうやんかな。実際、時空を超えてその場におられたし、ババ御自身がラーマとかクリシュナやったから、役を付けるって言っても、めちゃリアリティがあってエキサイティングやろな。この場面では、ラーマはこのようにして弓を引いたんや。とか、クリシュナが手綱を引くときにはこうされてたんやとか、全部知っておられるもんな。

ヨシオ:ババはもちろんなんでも知っておられるけど、インドで、クリシュナは色男だ。だって水浴をしてるゴピーたちの服を盗って、何処かに隠した助兵衛野郎や、って話があるんやけど、ババは、あの時はクリシュナはまだ子供で、そんな色男とか助兵衛だとか言われても、何も知らんガキやったんやで。と言い訳されているのが可愛いいな。

ポニョ:後世で、無邪気な子供がやったことを誤解されたら、誰でも少し弁解したくなるよな。時空を超えて生きているものにとっては、その辺が辛いとこやろな。

ヨシオ:何が、時空を超えて生きているものにとっては、辛いや。神さんは、誤解されても何にも気にしてられないわ。それに、辛いことなんて何にも無いんや。お腹が空いても、誰かさんみたいにビービー言われないよ〜だ。

ポニョ:おいらはビービーなんて言う前に、お腹の中に食べ物を入れてるわ。でっかいダニに噛まれて血を吸われて、ビービー言ってる柄の悪いおっさんよりマシだよ〜だ。

あなたはマーヤーにより自分を体と同一視して『私』と言う。
しかし、それはあなたの本当の自己ではない。
あなたは体ではない。
自分と体を同一視している限り、あなたは個別の存在(ジーヴァ)のままだ。
いったんマーヤーから覚めれば、あなたはデーヴァ(至高の自己)と一体の存在となる。
それゆえ、体への執着を捨てよ。人間の体は人形のようなものだ。
しかしながら、人は体を道具に自分のあらゆるカルマ〔行為〕をなさねばならない。
人にはカルマをなすという権利があるのみだ。
全世界はカルマゆえに動き続けている。私はその宇宙劇の監督である。7/10/05

心は、身体の感覚器官と結びつかないうちは害を及ぼしません。
たとえて言えば、心は想念の劇場を持っているようなものです。
その劇場自体は何も害を与えません。
しかし、心が身体をそそのかして自分の劇場に連れて行くと、それが映画になり、登場人物になり、そしてそれを見て人は感情的になり、またそれがその人の概念になり、そして結局のところ人は平安を失います。
心を身体と結びつけさせてはいけません。
身体の感覚は、身体の保持に必要とすることのみに限定させておかねばなりません。
心も真理、集中、平安、愛、祝福といった五つの心の作用につなぎ止めておかねばなりません。
心をこのようにつなぎ止めることができれば、すべてはうまく進み人々は幸せで平安になれるのです。CWSSBp55

皆でバジャンを歌おう

ポニョ:ババが、学生たちが規律が無いので、しばらくの間、無視されていたな。学生たちは、それがとても辛くて泣きながらバジャンを歌ったんやっけ。それは何の歌やったんや?

ヨシオ:オ〜マ〜 サイマ〜という曲や。聞いたことがあるやろ。

ポニョ:もちろんや。学生たちがいつも歌ってるやんかな。定番や。メロディもええし、おいらが好きな曲や。I keep feelingもええで。

ヨシオ:俺もその曲のメロディが好きやったから、日本語バジャンを作ったんや。確か…

♬神の御名、甘く、心溶かせる
唇にサイラム、まるで甘露のよう
It's a sweeter and sweeter as a days goes by
私の心、サイに溶け込む
My Sai and I, My Sai and I
サイと一つ、愛に溶け込む♬

こんな、歌詞やったな。この曲、よく家のバジャンで歌ったな。

ポニョ:あんたとこは、毎週ファミリーバジャンをやってるんやな。おいらも参加させてもらって楽しませてもらっているけど。

ヨシオ:ババの帰依者になって以来、一回も欠かした事がないな。みんながいない時も、一人で九曲歌うんや。また、何処かに出かけている時も、出かけ先で歌うんや。俺は、シヴァバジャンが好きやけどな。パワーもあるし、アップテンポやしな。歌ってても、なんかリズムに乗ってくるやんか。

バジャンにはとても大きな至福が伴います。
バジャンで体験する至福は他では体験できません。
それゆえ、バジャンを歌うことは不可欠です。
あなたのバジャンを誰かが聞いているかどうか、気をもむことはありません。
歌っていることの幸福感に集中しなさい。
たとえ誰も自分の歌うバジャンについて来なくても、がっかりしないように。
あなたは自分のために歌っているだけで良いのですから。1/1/08

ポニョ:そうやな。シヴァソングはリズムに乗りやすいよな。特にあんたみたいな、大きな声の人に合ってるな。パワーもあるし、ピッタリや。でもあんた、昔、日本にいる時にカラオケ通いをしてたんやろ。演歌みたいに小節を利かしてバジャンを歌ってるで。バジャンは演歌やないんやから…。カラオケで「花と龍」をよく歌ってたんやろ。

ヨシオ:どこから、「花と龍」が出て来るんや。でも、このヴィジャヤサイ君はとても歌が上手くて、最初にババの前で歌われた時に、ババはとても喜ばれたんや。どこでそんな歌を学んだんや、とかいろいろ聞かれておられたな。定番はクリシュナのソングやて言ってたな。

ポニョ:クリシュナの歌ってスローテンポで、心を入れて歌わないといけない曲が多いよな。玄人向きやな。

ヨシオ:ババは、長い歌詞がある歌より短いシンプルな歌をスイートに歌いなさい。そして、そのフレーズを繰り返しなさい、と言われたんや。

大勢の人がバジャンに参加しにここに来ています。
その人たちは皆、シュラッダー(固い信仰)とバクティ(信愛)をもっているのでしょうか? 
その人たちは皆、ムクティ(解脱)を得るのでしょうか? 
いいえ、まったくそのようなことはありません。
その全員の中で、祈りが神に届くであろう人はわずか十人にすぎません。
集団でのバジャンは、バジャンに参加している大勢の人の中で、せめて何人かの愛は神に届くであろうという願いをもとに催されました。
バジャンには、集団全体の神への愛を育むことも意図されています。
集団で歌う修行を始めたのはグル・ナーナクです。
「ずいぶん多くの人がいっしょに歌っていますが、神はそのすべてを聴いているのですか?」と誰かが尋ねると、ナーナクは「少なくとも一人か二人の愛が神に届くことは可能だ。
全員を守護するにはそれでこと足りる」と答えました。
だからこそ、私たちはサマシュティ・バジャン(地域での讃歌)を催すべきなのです。
サマシュティ(地域)はヴィヤシュティ(個人)で成り立っています。
多くの個人が集まってグループを作るとき、個人のプシュティ(力)は増します。
神はただの遊びで創造物を創造したのではありません。
神は創造物すべての一体性を明らかにするためにそれを行ったのです。
一体性は創造物の根底にある原理です。
一体性には、すべてに内在する愛の原理を促進することが意図されています。1/5/08

ポニョ:そうやな。時々、ヒンドゥ語の長いバジャンは着いて行きにくくて壁壁するよな。

ヨシオ:そして、ヴィジャヤサイ君が、とても歌や話すことに才能があるので、バジャンを歌って人々を楽しませなさい。それが君の奉仕だ、と言われたんや。

ポニョ:それだけ、才能があるっていうのは、前世で音楽家やったかもしれないな。

ヨシオ:多分そうやろな。俺の末っ子も、前世は俺の親父やったんやけど、ギターが上手かったんや。最近亡くなった山口淑子、別名、李香蘭の楽団に入るためのオーディションに呼ばれて行ったけどんや落ちて帰って来たってお袋が言ってたな。それで、俺の末っ子が初めてギターを見た時、目が輝いていて、ギターを持ったまま離しよれへんねん。誰も教えてないのに一人でギターばかり弾いてたな。音感も抜群やし。

ポニョ:親父が生まれ変わって息子になるって面白いよな。

ヨシオ:それも、前世では九人兄弟の長男やったんやけど、今回は末っ子やから、思いっきりみんなに甘えとるな。みんなから世話してもらって、楽ばっかりしとるで。

ポニョ:長男が末っ子になるって面白いよな。カルマの法則ってそういうふうに働くんやな。歌も上手いねんやろ。

ヨシオ:ギターも上手いし歌も上手いな。

ポニョ:おいらは、バジャンを歌っていても、時々音を外すけどな。時々、バジャン会に出かけても下手なリードシンガーが歌うバジャンには着いて行くのが嫌になるよな。

ヨシオ:ババはそういう音を外したりリズム感が無い人は、公共の場で歌わず、風呂場で歌いなさい。リードシンガーとして歌ったらダメやと言ってられるな。

ポニョ:はっきりとした指示やな。

ヨシオ:でも、歌の上手いヴィジャヤサイ君にも、その歌はもう公共の場で歌うなって言われたことがあるんやで。

ポニョ:ババはいつもパーフェクトを要求されるからな。

ヨシオ:その歌は、ヴィジャヤサイ君が初めて歌う歌やったんや。それで、タブラプレーヤーとリズムが合わずに、タブラプレーヤーの人にそのことを言おうとしていたら、持っていた歌詞を書いた紙が、風で吹き飛ばされて、歌詞が分からなくなってしまい適当に歌ったんや。するとババがその歌は、もう公共の場で歌うなって言われたんや。でもババは、本人に直接言うと傷つくのでヴィジャヤサイ君に言わしてたな。

ポニョ:それって、なんかええかっこしい見たいやな。

ヨシオ:そうしないと、神の化身自らがその人に、あんたは音痴やから歌ったらいかん、なんて言うと傷つくで。ある日、ババがバジャンコーディネーターのヴィジャヤサイ君に、あの学生にリードシンガーをやらしてはいけないと言われたんや。それで、バジャンの前にその学生にそれを告げたんや。もちろんババからの指示やなんて言ってないんや。でも、バジャンセッションの時に、その学生がババに自分も歌ってもいいのか直接聞くと、ババは歌いなさい。と言われたんや。その学生は喜んで、ヴィジャヤサイ君にその事を告げたんや。ヴィジャヤサイ君は驚いてババの方を見るとババは、その学生に歌わすなというサインを出したんや。それで、今日は遠慮して下さいと、その学生に言うと、ババは歌っても良いと言われたんや。それで、もう一度ババの方を見ると、ダメだというサインを出されたので、その学生にダメですと言って歌わせなかったんや。それで、バジャンセッションが終わってから、みんなから、お前は神であるババがお許しになっているのに、お前の了見でその学生に歌わさないって、なんと大きなエゴを持っているんやと、批判されたんや。ヴィジャヤサイ君は、あの時はとても困った。自分にとって大きなテストやったな、と言ってたな。

ポニョ:それは、困るよな。でもババがヴィジャヤサイ君に言われたことを守らなければいけないし、その学生は直接ババから歌っても良い、という許可をもらっているし、おいらがそんな状況に置かれたら、ババに一体どっちやねんハッキリしてくれないと困るやんか。と大きな声でみんなの前で聞くやろな。

ヨシオ:ポニョはいつも、ストレートやから絶対にこういう事をババは頼まれないやろな。

ポニョ:だって、神の化身に、あんたは音痴やから歌うな、と言われて、自分では音痴ではないと思っていても、神の耳で聞いたら音痴に聞こえるのか。そうか、もっと精進しよう。と思うだけやんか。なんでババに直接言われて傷つくか分からん。それこそが、大きなエゴやんか。

ヨシオ:もちろんそうやけど、全ての人が、ポニョみたいにシンプルに生きていないんや。だからババは、その人を傷つけないようにいつも考えて行動をされるんや。

ポニョ:でも、最初に言ったけど、どうして学生たちに規律がないと言われて、10日以上も話されないんや。それって学生たちが傷つくで。それに、ババのところに行って、可愛がってもらった人は誰でも体験するけど、ババが一定程度、注意を向けられた人は、少ししてからと言っても、人によって違うけど、ババに無視されるケースがたくさんあるで。それって、人を傷つけているんと違うんか。

ヨシオ:もちろん、ババに無視されるって、とても辛い事やろうけど、ババはその人のために良かれと思って無視してられるんや。だって、いつまで経っても肉体のババが神であると思うのは、霊的には、まだ幼稚園のレベルなんや。だから、肉体をとっている神を信仰するレベルから、一段上のレベルに行ってもらおうとされて、そういう行為をされるんや。

ポニョ:そうか。心の中にいるババに目を向けれるように、肉体のババがその人を無視するんやな。

ヨシオ:それに、学生たちを無視されて悲しませているけど、本当はババの方が学生たちと交流出来なくて、もっと悲しんでおられるんやで。

ポニョ:そうなんやろな。

ヨシオ:ババがされたり、言われたりする事は、一点のエゴや欲望の陰りがないんや。全ては、その人のために良かれと思ってされるんや。ヴィジャヤサイ君が、歌い手として、そしてスピーカーとしてとても重宝されていたので、ヴィジャヤサイ君も連れて行くことにしたんやけど、ヴィジャヤサイ君は、ババが行かれないところに断固として行かない。ババの元から離れないと言い張ったので、みんなはヴィジャヤサイ君を説得するようにババに頼んだんや。ヴィジャヤサイ君は、僕の才能はババの為にだけ使いたいんです。ババだけを喜ばせたいので、こうして歌を歌ったりしてるんです。ババ以外の誰かを喜ばすために歌いたくありません。と言って動こうとしなかったんやけれど、ババが、私を信じなさい。私の言うことを聞くと、きっと、いい事があるよ。それを信じるのです。と言われたんや。それで、仕方なしに行ったんや。しばらくしてババが、私の部屋に来なさい。そして、私のベッドの足元で寝ても良い、という許可を出して下さったんや。
それは、全ての学生たちが夢に見るような特権やったんや。

人は神の恩寵という助けによって、人生において何でも成就することができます。
絶対的な信仰心をもって神の課すあらゆる試練に立ち向かい、自分の義務を果たすなら、必ず成功します。
皆さんは海外の帰依者の信仰の深さを知っていますか?
海外の帰依者の多くは、プッタパルティに来て、小さな宿舎で暮らします。
それでも、とても幸せです。
ひるむことのない信仰心の結果であるその幸福感を表現することは、だれにも不可能です。
もし、あなたにそのような神への強い信仰心があったなら、あなたがどこにいようとも神はあなたの面倒を見るでしょう。22/8/07

あと十三年でゴールデンエイジやて

ポニョ:実は、何回か前の記事にサッチャサイババがもう一度この世界に現れる。という事を宣言された大事な御言葉を入れておいたんや。ここでもう一度付けとくわ。ー
それは、1998年11月28日に言われたんやけど、
「世界が全てサイの組織になり、サッチャサイが全ての人の心に宿る。」と言われたんやで。

ヨシオ:本当や。俺はさっと読み流してたから気が付かんかったわ。
サイババさんが、全ての人の心に宿るにはどうすればいいねんやろうか。
もちろん、今のように地道にサイの活動を続けて行けば、ゆっくりとやけど人々の心にサイの教えを植え付けて行くことができる。でも世界中の全ての人の心にサッチャサイババを宿らすには、大変な時間がかかるやろうな。
そして、サイババさんは昨日の記事でも紹介したように、こんなことも言っておられるんや。

私は、皆さんの前で宣言します。全世界はこれから18年以内(2027年以内)に一つの家族のようになるでしょう。
近いうちに、バーラタ(インド)は世界の霊性のリーダーとして高名を博し、バーラタの文化と霊性は世界の隅々まで広がるでしょう。
14/2/09

つまり、あと十三年以内に世界中の全ての人々の心にサイババさんが宿るということや。

ヨシオ:今のペースで行ったら十三年ではなく、百三十年かかっても無理やろうな。

ポニョ:そういうことや。という事は、何かがこの十三年以内に起こるということや。

ヨシオ:素晴らしい世界になるための産みの苦しみが待っているんや。

ポニョ:十三年ってあっという間やで。今年午年やから、未年の時やな。

ヨシオ:ゴールデンエイジと未年が何の関係があるんや。

ポニョ:いや、ゴールデンエイジの幕開けの干支って何かなぁと一瞬思ったんや。

未年の皆さん!あけましておめでとうございます。今年から、千年至福の時代の幕開けです。
今まで裏世界で悪さをして世界を混乱に陥れてきた者共から自由になり、人々が本当に明るく幸せに生きていける時代がやってきました。
今年は未年です。未年の皆さんが、新しいゴールデンエイジの幕開けを飾ってくれるのです。本当におめでとうございます。
これまで、世界中にじゃぶじゃぶに発行された汚れた米国債や米ドルを未年のあなたがムシャムシャ食べて、世界を綺麗にしましょう。
今年からは、全ての人があのアフログル、ペテン師グルと言われたサイババさんを心にいつも抱いて、生きて行くのです。
あれ〜?ちょっとおかしいで。そんなん、いきなりアフログルが世界の全ての人々の心の中に宿るなんて無理やと思えへんか?それもたった、十三年で。

ヨシオ:もう俺あんたの一人芝居に免疫が出来てしまって、何にも感じないようになってしまったけど、これっていい事なんやろうか。
もちろん、何かが起こらん事には、俺たちのアフログルが全ての人々の心に宿るなんて到底無理の屁の河童や。だから、さっきも言うたように、産みの苦しみが待っているんや。あんたさっきから一体俺の話の何を聞いてんねん。

ポニョ:その苦しみを経験しないと、人は神の方へ向かない。ということやろ。

ヨシオ:それも半端な苦しみではない。世界中の人の心にサイババさんが宿るための苦しみやからな。
だから、最初にポニョが紹介してくれたサイババさんの御言葉は、とっても深い意味を持ってるんやで。それを、16年前に、また5年前にも違う形で言うてはる。

ポニョ:それだけやないもんな。今まで、いろんな機会に悪魔のような者共が悪事を働いていることも含めて、人類に警告されて来ておられるんや。

ヨシオ:このブログでもたくさん紹介させてもらったね。もう一度、その一部をおさらいしてみましましょう。

まもなく、全ての国々が一つになるでしょう。全世界は一つになるでしょう。カーストや宗教や国籍という狭い考えは消え失せ、全ての人が一つになって神聖さを体験するでしょう。全ての人が愛の思いを深め、お互いを兄弟姉妹と考えるようになるでしょう。

私自分自身が空を飛び、大空を駆け抜けるだろう。すべての人はそのことを同時に見るだろう。


あなた達は、壮大で卓越した仕事を成就する為に生まれてきたことを、知らねばなりません。あなた達は神の子であり、英雄的な行為をなすためのカリの時代の戦士なのです。溢れんばかりの慈悲と神の愛の具現者であり、世界中に神を知らしめることを決意した魂たちなのです。

未来についてはあなた方にはよく分からないかもしれませんが、私には私の意図した計画が実現するのがはっきりと見えています. 私の神聖さを無視している連中も私の元にひれ伏すようになるでしょう。

間もなく、私の神聖さはすべてに知れ渡るようになるのです。私は意図的に私の神聖さが世界に広まるのを遅らせています。しかし、一度、私が私の真の姿を顕現すれば、すべての世界がプラシャンティニラヤムになることでしょう。

あなた方は、これからすぐ間もなく、スワミが今まで明らかにしてこなかった栄光を見ることになるであろう。そうなれば多くの人々がやってきて立錐の余地もないぐらいになるであろう。

神は人類に地球を破壊する事を許しています。人類は、完全な挫折を体験しないと神の方には向かないのです。

今、世界の抱える諸問題はより奇怪な姿をとり、より大規模になってきました。それはもはや個人的な問題でも無く、限られた地域の問題でもありません。規模は世界的であり、すべての人類に影響を及ぼします。人間は且つてないほど悪くなりました。彼らは、過去の歴史において用いた以上の知性と技術を、残虐な行為に使っています。その者たちは他の人々に苦痛を与えるのを喜んでいるのです。

今日どうして人口が爆発的に増大しているかと言えば、それは人々の誤った行為のせいである。動物や魚が殺され食されると、それらの魂は、人となって生まれ変わってくるのである。

邪悪と信愛という二つの要因は、どのアヴァターの降臨にもなくてはならないものなのです。このように、神の計画には霊妙な秘密が隠されているのです。

悪魔的人間は人間の守るべき道徳律を無視し、恥ずべき感覚の悦楽を追い、エゴと慢心に満ちて利己的な目的の為に他の人を傷つけることをなんとも思いません。彼は傍若無人に罪深い行動をし続けます。自己中心が彼の息吹であり執着は彼の背骨です。このような利己的な人を称して悪魔と言います。

今日の世界は争いばかりです。人間と悪魔を区別することが出来ません。動物から進化した人間は、神性に向かって歩まなければならないのに、また動物に逆戻りしています。

全世界のすべての国々がバラタ(インド)を尊敬するようになる日が来るのを、あなた方は見届ける日が来るでしょう。この身体があなた方の前に存在している間に、サッチャサイの名を崇拝する声が全世界に響き渡るのを聞くことでしょう。

サイババは最近、将来の世界地図を物質化した。そして地球表面にいくつか環境調整変動が起こるだろう。そしてそれに伴い人口が減少するだろう。と言われた。


ヨシオ:このような大事なことを、ひょこっと講話の合間に言われるんで、サイの講話を読む時は目を皿のようにして、文章の合間まで読み切れるぐらい真剣にサイババさんが言っておられることを読み取らないかんねん。

ポニョ:何と言っても、全知、全能、全在の宇宙の創造主である無相の神さんが、人の姿をとってこの世に来てくれてはるんやもんな。

ヨシオ:もちろん普通の人が、サイババさんがそんなにすごい神の化身とは直ぐには理解出来ない人がたくさんいるのは、自然なことや。

ポニョ:それに輪をかけて、強烈なアンチサイババキャンペーンも繰り広げられた。
無料の病院。無料の教育。そして、人間の価値を高める教育。神への信仰。非暴力の勧め。人としてなすべき義務。常に真理を掲げ、自らも真理に生きる。
何が身の回りに起こっても心に平安を保つ。社会に、弱者に奉仕する。無料で水資源が不足している地域に水をおくる。
そういったものや教えが、今、世界を裏から支配しているものがやろうとしている事と、全く逆なんや。
だから、奴らが支配しているマスゴミやネットで、大アンチサイババキャンペーンをしてもそれは不思議ではない。
実際、それらの嘘のキャンペーンを信じてサイババから離れて行った人も多い。でもそういう人達は、また慌てふためいて後悔しながら戻ってくるんや。
サイババさんが実は、やっぱり神さんやったんや〜。と再び気付いた時の信仰心は、ジェットコースターみたいに一度、底まで落ちれば落ちるほど上の方に上がるんや。

ヨシオ:だから、揺るぎない信仰心を持つこととなる。全ては、いい事なんや。
イギリスから一時期、DBという一人のミュージシャンが毎年のようにクリスマスにアシュラムに来て、サイババさんの前でピアノなどを演奏するんや。
サイババさんもとても幸せそうに毎年そのコンサートを聞いておられるんやけど、ある日サイババさんはそのミュージシャンに、将来私はお前に特別な使命を与えるよ。と言われたんや。
その特別な使命って何のことかさっぱり分からんかったんやけど、ある時を境にサイババさんは今までのように、そのミュージシャンに注意を向けられなくなったんや。
そして、それまでサイババさん一筋で来ていたそのミュージシャンの人は、耐えられなくて反サイババキャンペーンの片棒を担ぐようになったんや。
それまでと打って変わって、あらゆる手段を使ってサイババさんをペテン師呼ばわりしたんや。
実は、それがその人の特別な使命やったんや。

秒読み段階に来たゴールデンエイジ

ポニョ:なんと、神様って奥深いんやろうか。おいらが車で足を轢いた坊さんが行き着く、究極の世界やな。

ヨシオ:その人の強烈なアンチサイババキャンペーンを信じて、たくさんの人がサイババさんから離れたんやけど、さっきも言ったようにジェットコースターが高く上がるためにはこういう事も必要なんや。

ポニョ:人を落として、後で上がらす役割の人か。

ヨシオ:サイババさんがやられている全てのことは、俺たち人類のためになることしかされへん
それが一見ネガティブに見えてても、いい事なんや。神さんにとっては良い事も悪い事も無いんや。

人は失敗すれば、落胆して失望します。けれども神の意志は超越的なものです。
あなたがすべきことは、ただ神の意志に委ねることだけです。
そのことが良いことであれ、悪い事であれ、人生に何が起きようと、それは自分にとって最も良い事だと思い、喜んで受け入れることなのです。
神からの贈り物として受け入れなければなりません。そうすることが真の英知であり、信愛なのです。実際あなたは自分にとって何が良いのか知りません。
神のみがその人にとって、最善の時、理由、内容、方法を知っています。
すべては神の意志、すなわち神意により起こります。このことを知り、それを心から信じ、ひとたび神の意志に全託するならば、得意になったり利己的になったり、高慢になったり、落胆して落ち込んだり失望することも決してありません。STPS

全てのものは、それら自身がそれぞれの道を辿って、山の頂上にある一つの目的地に向かって歩んでいて、その道の途中で正しい道を指し示し導いて行く為に、ディレクターが俳優として出演するのがアヴァターや。

ポニョ:昔、ヒッチコックの映画をよく見たけど、時々あのおっさん、映画監督のくせに自分自身が俳優の振りしてワンショットだけやけど映画にこそっと出てたよな。アヴァターってそれと一緒やろ。

ヨシオ:神さんって人に例えると子供に近いねん。て言うか子供と一緒や。いつも遊んではるんや。でも今回のアヴァターはヒッチコックのちょい出演と違うで。今回はメインキャラクターで出て来られるんや。俺たちは、その真打を見て楽しめるんや。一等席でな。

ポニョ:これから始まる人類史上最高の映画に皆さんをご招待致します。
この映画は、皆さんも出演者です。主なストーリーは、最初にこの世を裏社会からコントロールしてる者たちが世界でいろいろ悪さをします。
そして、この世界は闇で覆われた暗黒の時代となります。もちろん世界経済も崩壊します。
その場面で皆さんの方にカメラが向いた時に、この世に神や仏はいないのか〜。と嘆き悲しむ演技をしっかりして下さい。
その後、メインキャラであるサイババさんが、空に現れることになっています。そうです。世界中の空です。そこで、皆さんは先ほどと打って変わって明るい顔をして喜びあふれる演技をして下さい。
カメラを向けた時には、用意しております霧吹きで事前に顔を濡らして、嬉し涙で狂喜しているように振る舞ってください。
そして次はこの映画のスペクタクルシーンです。ここでは、地軸の傾きによる地球大掃除の大津波です。このシーンで生き残る役の人は船で故郷を離れ、中国の内モンゴルに避難します。そこでナレーターの人が、「今、出口王仁三郎の予言が実現しようとしてる」と言います。
そこでは、日本政府が中国から買った一都市に百万人住めるゴーストタウンのうちの一つに向かいます。その時には、新天地に向かう希望に燃える思いと、故郷日本を後にする複雑な思いを顔に漂わして下さいね。その辺の表情が難しい方は、ディレクターに指導してもらって下さい。
次のシーンは、いよいよゴールデンエイジです。そこであなた達は、お互い助け合い、愛に満ちた表情でニコニコして下さい。もう全ての屠殺場が閉鎖になっているはずですので、食事のシーンでは野菜やご飯だけを食べるようにして下さい。
もちろん、ゴールデンエイジで生活している人は、全世界の空に現れたサイババさんを神様と認めてる人ばかりですので、サイババさんの教え通りお酒や煙草を摂らないで下さい。
また、ギャンブルも御法度です。
尚、この映画の封切りは十三年後です。それまでに今まで説明した全てのシーンを撮ります。
それでは、用意はいいですか。まず最初のシーンはソチオリンピックでロシアが大きな騒動を起こしたくない事に乗じて、国際金融資本マフィアがウクライナで悪さを始めるシーンです。
ウクライナを押さえれば、目の上のたんこぶであるロシアが落ちるのは時間の問題です。でも、ロシアはそうはさせまいとするでしょう。
大きな騒動が起こるのです。黙示録の予言の始まりです。
この後の場面に出られる方は、事前に食事を抜いておいて下さいね。
世界経済同時崩壊で貨幣価値が暴落し、食料を手に入れられない人々が食糧配給を受けに長い列を作るシーンですから。
腹をすかした子供が泣く場面も撮りますのでその時には少し可哀想ですが、お尻をツネツネして泣かして下さいね。
それでは、カメラを回しますよ。みなさん用意はいいですか?ではスタート!

ヨシオ:今回の一人芝居長かったなぁ。でも俺、自分がその気になったで。ポニョはホンマに噺家に向いてるわ。お尻ツネツネは余計やけどな。

ポニョ:一人芝居やって、あんたに褒められたん初めてやな。

ヨシオ:サイババさんは、また数千もの身体になって世界中に散らばって現れるて言うてはるで。

ポニョ:そんなんが実現したら、それこそすごいやろな。

ヨシオ:俺たちがこのブログで、いろいろサイババさんがこんなすごい事を言うてるで。と言ってもそれはあんたのグルであって私には何の関係もないという人もいてると思う。

ポニョ:だからこそ、星やんの純金になったメガネの話や、いろんな物質化の話やら、奇跡の話を紹介してきたんぜよ。

ヨシオ:これからゴールデンエイジまでの十三年間の間、人類が今まで経験したことのないようなすごいことが世界中で起こる。人類が新しい段階の人類になるんや。

創造主である神を愛し、神を思い、神の御名を唱え、神の御教えを守り、神への道を歩む者たち
それが、本当の人類と呼ぶに相応しい者!
全てのものの中に神を見て、奉仕をし、神に全てを捧げるという強い覚悟をもって生きていく者たち。
それが本当の人類と呼ぶに相応しい者!
愛のオーラで世界中を包み込み、生きとし生ける全てのもの、口をきけないか弱き生き物に対して愛情を捧げる者たち。
それが本当の人類と呼ぶに相応しい者!
真理を自らの息吹とみなし、ダルマを自らの命とみなす。その自らの生き方を通じて世界を真理とダルマの世へと導く者たち。
それが本当の人類と呼ぶに相応しい者!
自らの命も顧みず、神へ捧げる仕事を第一義に置き、そして社会、家族、最後に自らの事を為す者
それが本当の人類と呼ぶに相応しい者!
身寄りのない者、弱い立場の者、病いに伏せっている者に同情を寄せ、自己犠牲を厭わず力になろうとする者たち。
それが本当の人類と呼ぶに相応しい者!
それが俺たち目覚めた魂達の真の生き様なのだ。

ポニョ:十三年という期間はあっという間やで。

ヨシオ:俺が、お袋を介護して来た期間と変わらんもんな。
この間に、人の意識のレベルが飛躍的に高まるんや。お袋が、亡くなる一時間前に俺にこう言ったんや。「こんなに高い霊的レベルにまで連れてきてくれてありがとう。」

「もうすぐしたらサイババさんが帰って来はるで。」と。

実は、サイババさんを神と認めるだけでとても高いとこにきてるんやで。
その上、サイババさんの教えを守って生きて行けばもっと高いとこへたどり着けるんや。
そのとても高い霊的なレベルの境地は、この世で得られるどんな幸福感や満足感にも勝るんや。
お袋は、亡くなる寸前には霊が身体から離れかけていたのでとてもサイキックになっていて、その事を俺に伝えたんや。

ポニョ:サイババさんが帰って来る。か.....。もうすぐや。そうなったら、世界中の人の心の中にサイババさんが宿るんや。

ヨシオ:俺たちはネットを使って、その露払いの仕事をさせてもらってるんや。
ポニョ:そう言えば、大事なこと言うのんを忘れてたぜよ。大津波の時に、サイババさんが山脈を持ち上げて人々を助けられるんや。

ヨシオ:それってどこの山脈や?

ポニョ:インドのブルーマウンテン山脈や。

以前、ゴヴァルダナギリの丘が小さな少年によって高く持ち上げられた時、牛飼いの少年少女たちはクリシュナが神だと気づきました。
今日、ゴヴァルダナギリのような丘ではなく、山脈全体を私が持ち上げるのをあなた方は目にすることでしょう。
その時が来るまで我慢強く私を信じて待つのです。
P 22cap5SSS,Vol3

短期間のうちに、すべての人間社会が一体となり、次のヴェーダの祈りの中で尊ばれている理想に沿って、平安と一体性のうちに生きていることに気づくことでしょう。
共に生きよう、共に成長しよう。共に知性を育もう。互いに仲良く暮らそう。
私は、黄金時代はとても近いと断言します。
バーラタ(インド)、そして、全世界で、個人の対立、不和、同胞への憎しみは、過去の遺物となるでしょう。10/10/05

終わりに

「サイババが帰って来るよ」Part4に最後までお付き合い下さいまして有難うございました。
母、東洋子が昨年のサイババさんのお誕生日の一日前にこの世を去りました。早いもので一周忌を迎えました。それまでの十数年間、毎日、介護に明け暮れてきました。
介護と一日二回の散歩とヴェーダの詠唱。家内は食事の世話係でした。お風呂に入るのが楽しみでした。亡くなる一日前も、お風呂場でお湯を入れて入浴の用意をして待っている家内が、「ようこそお風呂屋さんへ。私が番台を預かっている女将です。」と言うと、「あんたがお風呂屋さんの女将さんやて。違うやないの。」と久しぶりに大笑いをしてくれました。介護の現場には、いつも幸せそうな笑みを浮かべる母がいました。
そして、突然の死。
幼少期から、亡くなった父とのコミュニケーションが出来るという能力を使って、臨終を迎えて冷たくなり始めた母の手を握りながら母に話しかけました。

母は、「ごめんな。世潮。突然逝ってしまって。びっくりさせて本当にごめん。分かるやろ。もう身体に戻って行きたくなかったんや。本当にごめんな。」と何度も謝っていました。

俺は、「謝らんでもええやんか。良かったな。自由になれて。サイババさんの事だけを思って行きや。新しい旅立ちやな。長い間ご苦労さんでした。不自由な身体の中に入っていて大変やったやろ。俺の面倒もいろいろ見てくれてありがとうな。」と言ったんや。
でもその後、心の中にポッカリと大きい穴が空いていることに気がつきました。
もちろん全ては神さんがやっておられるということも知っているし、全ては神さんだってことも知っています。
でも、現実を受け入れるには少し時間がかかりました。それほど、今になってみれば介護をしてるんじゃなくて、させて頂いてた事が理解できました。
それぐらい、俺にとっても介護の日々は幸せな日々だったのです。
特に、散歩に行ったときに座った、いつものベンチでのとりとめのない会話。そこで、母の綺麗で純粋な、神様のような子供の心に何度も触れることができて、とても幸せになることが出来たのです。
母を亡くした寂しい思いで沈んでいた日々に突然舞い込んできたブログを立ち上げる話。
昔からの親友ポニョが、そろそろ地球の大掃除が始まるから、おいら達の出番やで。ブログを通じてあんたや星やんの話を世界に公開して、来るべき大変動の時代に精神的準備をしてもらう時が来たで。と連絡が入りました。俺が生まれ育った故郷、日本。良い思い出もたくさんある。俺は日本と日本の人が大好きや。その為に何か出来ることがないかなぁ。と考えていたので、6ヶ月だけという期間限定で、ブログを始めることにしました。そして、それを自主製作本にしたり電子本などにすれば、いつでも日本の人たちが、俺たちが体験した神様からの真の情報に接する事ができる。というのが当初の狙いでした。それが、もうかれこれ一年を超えました。
途中で一ヶ月ほどアクアポニックスのシステム作りに時間を取られて記事が抜けましたが、それ以外、毎日記事を更新する事が出来ました。毎朝、大きなガネーシャの神像の前で礼拝をするのですが、その時に、その日の記事のトピックが頭に浮かんで来ました。
そういう事が一年以上も続いているのですが、毎日、記事を書いていても自分の手をババ様が動かしているように思います。自分が書いているのではなく神様が自分の身体を使っておられる。それを読んでおられるのも神様。全ては神様。人の中に神様を見、いや、生きとし生けるもの全ての中に神様を見て人生を送れるようにすれば素晴らしい人生を送れるようになれると思います。俺は、ババ様にインタビューに呼んでもらっても、何も聞きたいことも無いのですが、一度だけあなたが俺のこの身体を使って、何か西オーストラリアでプロジェクトをされているんですか?と聞いたことがありますが、全てが神だと実感すれば、何かを神様に聞くことなんてあるんでしょうか?最近嫁さんもルッドラムのナマカムとチャマカムの詠唱を、ノートを見ないで一人で出来るようになりました。嫁さんはあまり夢を見ない人なんですが、その少し前、珍しく夢を見たんです。それもババ様が出てくる夢でした。それは大きな教室のような部屋に、たくさんの人たちと一緒にルッドラムを唱える練習をしていたら、ドアを開けて誰かが入って来ました。そしてその部屋にいた人たちに向かって、ルッドラムを暗記して一人でも詠唱が出来る人はいますか?と聞かれました。そして何人かの人が出来ます、と言うと、それではその人たちはこちらに来てください。高い霊的レベルのところへ行きましょう。と言ってその人たちを連れて行かれました。嫁さんはまだ完全にルッドラムを覚えていないし、少し詰まる所もあるので着いて行きませんでした。ドアが閉まった後、何気なく壁にかけてある鏡を見たら、そこには自分の代わりに、ババ様が映っていました。その鏡のババ様はとても幸せそうに笑っておられました。
そして、目が覚めたそうです。ルッドラムを唱えれるようになれば、高い霊的レベルに昇れるっていう事なんでしょうか?すごいですね。嫁さんは俺と一緒に全ての人の中に神様を見る修行をしているんですが、全ての人の中に神様を見るっていうことは、自分が神様だと気付く為のステップだったんですね。鏡に映った自分は神さんだった。なんて素晴らしいメッセージなんでしょう!皆さんも、この本の主要なメッセージである不二一元の教えを実践して、私達と一緒に神様の方へ一歩一歩歩んで行きましょう。本当にここまで読んで頂きまして有難うございました。
皆様と、俺たちが持っている知識や情報や体験を少しでも共有することが出来て嬉しく思います。神様の御加護がありますように。そして、世界の生きとし生けるもの全てのものが幸せになりますように、心からお祈りを致しております。
最後にBccksのスタッフの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。有難うございました。サイラム

愚痴太郎:ババさん、今年も出て来られなかったですね。お色直しのお嫁さんは、出て来るのが遅ければ遅いほど綺麗な姿で出て来られますよね。待つのは楽しみ。待たせるのは意地悪。ごめん。言い過ぎた。
2014年12月 張 世潮

サイババが帰って来るよPart4

2014年3月6日 発行 初版

著  者:張 世潮
発  行:ポニョ出版

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ポニョ

アクアポニックスという魚を使った自然農法をやりながら、千年至福の時代を待ちわびております。

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