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松本弦人 まつもとげんと
グラフィック・デザイナー メディア・プロデューサー BCCKS CCO / コンセプト設計・企画・デザイン責任者
コンピュータによるグラフィック・デザインの黎明期から積極的に先端技術を取り入れ、様々なメディアのデザインに取り組む。デジタル作品への関わり方は尋常ではなく『ポップアップコンピュータ』、『ジャングルパーク』、『動物番長』の三本において、企画・監督・デザインを務める。休刊前の『STUDIO VOICE』アート・ディレクター
プリント・オンデマンド出版『一〇〇〇文庫』発行人
東京タイプディレクターズクラブ理事
受賞歴 :
マルチメディアグランプリ
日本ソフトウェア大賞
ADC 賞
TDC 賞
The Best Interactive Awards 他多数
http://www.sarubrunei.com/


四元さんへのメール1
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ざっとですが
ワークショップのイメージは
・BCCKSについて
・個人出版について
・一〇〇〇本、TRMについて
など、個人出版者として、いまいまのオイラの環境を説明したうえで、
・半年かけてこの環境を使った「KCIC本」を出版します
・昨日「鹿児島マテリアル本(現地で考えます)」のための取材を軽くしました(取材素材を使い現場で本を作成)
・どんな本をどのように作っていくかはやりなから考えます。(現地の協力者が必要かもです)
といった感じでBCCKSの制作行程をデモする。
細かくはもう少し考えますが、まずはこんな骨子かと。
四元さんへのメール2
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本とWSについて、現状の考えを整理しました。
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【本タイトル案】
※訪鹿前の暫定です。
『マテリアル鹿児島』
『地域マテリアル cord46』
※46は鹿児島の県コード番号です。あたりまえですが沖縄返還前は最南端県だったんですね。
【WSタイトル案】
「もうひとつの出版 講義&ワークショップ」
ー電子と紙の出版物『マテリアル 鹿児島(仮)』キックオフー
【WS内容】
今回は、12月発行の本を探るための訪鹿であり、WSもその中のひとつの材料と考えてます。なので、参加者に本をつくってもらう的なワークショップにはならないと思いますが、かりに「作りたい本と素材がある」方であれば、公開レクチャー的にその場でつくってもらいアドバイスすることも可能です。それと、参加者に『マテリアル鹿児島(仮)』の素材提案をしてもらうのもアリだと考えてます。
3時間あるので、
・1時間 講義
・1時間 『マテリアル鹿児島(仮)ver0.1』現場編集
・1時間 あなたの本を考える(企画書づくり)
といった流れでどうでしょう。
前日の取材素材(参加者から素材がくればそれも)を、その場で編集し「bccksでの本作り」のデモをかね、本(=メディア)を作り考える現場をお見せできればと思ってます。
※参加者からの素材は今回は難しいと思うので、四元さん周りでいくつか仕込んでもらえますか?
※WS会場ではLANでネットに繋げると嬉しいです
【本の骨格】
●狙い
「拾った写真のおもしろさ」については、ロラン・バルトや椹木野依に限らず、多くの識者が言及しています。まるで近所で拾った見ず知らずのファミリー・アルバムのような、しかし何か見覚えがあるような、そして全体を通しては一貫した何かを伝えようとしているような、そんな本をイメージしています。何かとは無論その地域です。
●マテリアル(素材)
例えば、
・地域のメディア(チラシ、新聞広告、広告ティッシュ、広報誌、書物、メニュー、レシート、契約書類、メール、看板、サイン、etc…)
・地域のインテリア(玄関、食卓、書斎、居間、本棚、床、壁、置物、壁掛け、調度品、絵画、写真、etc…)
・地域のエクステリア(庭、外壁、塀、植木、舗装路(未舗装路)、街路樹、広場、etc…)
・地域の食(食材、食卓、食堂、市場、畑、港、etc…)
・地域の日用品(う~んと、、、)
・etc…
最終的にはもしかしたら新聞広告だけになるかもしれませんし、さまざまなマテリアルになるかもしれません。いろいろ集め、多くを捨て絞り込まれるような作り方が良いかと思います。
●作り方
おそらくは写真がメインの本になるかと思います。ネタの提供や撮影に関して地域の方の協力を得られれば良いのですが、写真の質と方向、何をどう撮るか、など、写真メインの本としてのクオリティーコントロールとのバランスが難しそうですね。
写真は、、、理想を言えば、一貫した表現(参加者の素材と相反しますが)をイメージしています。素材自体を出来るだけつぶさにフラットに見せたいので、べたっとしたストロボで統一できればと考えています。かりに複数人が撮影する場合もストロボ統一にすることである程度トーンコントロールができます。これも暫定ですが、今回のWSでオイラは作るべき本を決め、本を公開編集し、WS参加者を中心に協力者と共同編集をし、といった形で作り方も含めて少しずつでき上がっていいくのがベストかもしれませんが、なかなか難しそうです。
このあたりも今回探ります。
●「マテリアル」ビジュアルイメージ
新事務所とその近辺(青葉台)でのテスト撮影です。
もう少し詰めますが、大旨こんなイメージです。
※東京を撮影してみて『地域AB』的な本もありかなと思いました。
今回であれば東京と鹿児島で、オイラが東京を、鹿児島在住の方が鹿児島を撮影し、共同編集的に作り上げるとか。まあジャストアイデアですが。
2014年5月23日 発行 初版
bb_B_00122042
bcck: http://bccks.jp/bcck/00122042/info
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format:#002t
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STUDIO VOICEを休刊に追い込んだ前科二犯のグラフィック・デザイナー