この本はタチヨミ版です。
── 熱狂的なファンを一人でも多く獲得していくこと〈ゲストインタビュー後編〉
── 計算する知性もアナザー社も許せない!〈新作連載最終回・小説〉
── 創りました。世界一安心安全な国。〈新作読み切り・小説〉
── 未来を変えたい人々はこの書を手に取るべし!〈既刊サンプル・哲学〉
── この世は量子的に重なりあう、はかない夢だ〈新作読み切り・小説〉
── あの子はどうして雪原を歩き続けたのか〈新作読み切り・小説〉
── 彼女のご飯の秘密とは?料理×サイコホラー〈既刊サンプル・小説〉
── 夏の夜、僕は部屋のカーテンを引きちぎる!〈既刊サンプル・小説〉
── 謹賀新年。今年も良い作家活動を!〈新作描きおろし・表紙イラスト〉
── 熱狂的なファンを一人でも多く獲得していくこと
〈ゲストインタビュー後編〉
Kindleストアのセルフパブリッシング(KDP)で年間一千万円を稼ぎ、大きな話題になった漫画家・鈴木みそさんへのインタビュー、後編です。前編は『月刊群雛 (GunSu) 2014年12月号』などに掲載されています。
── 『電子書籍で1000万円儲かる方法』の中で、うめ先生が「端から見ると、結局知名度がある人しか売れていないように見えるだろう」と書いてましたが、これって正直、多くの人が感じていることだと思うんですよ。
鈴木みそ(以下、みそ) そうでしょうね。
── まだ無名の作家からすると、うらやましく感じられるのも当たり前の話。でもその知名度は、みそ先生がこれまで苦労して積み上げてきたものです。そこへ辿り着くには、やはり地道にやるしかないんでしょうか?
みそ 何かが普及するまでには、いくつか段階があると思うんですよ。この先、電子書籍が紙と同レベルで普及したら、たぶん紙の書店とよく似たものが売れるようになると思うんです。まだマイナーな人やマニアックな作品でも電子で売れてるのは、普及にムラがあるからじゃないかと。先駆者的なユーザーが買ってる媒体だから、そういうものが望まれているだろうと思うんですよ。そこにチャンスがあった。僕の漫画はそこにウケていった。「実績がないと売れないよね」というのは、どこでもそう。たまに実績なくても売れる人もいるけど、普通はつまらない本が書店でいきなり宣伝もなしで売れないですよね。
── 難しいですよね。
みそ でも、マニアックな本を大手の書店がすごい勢いでプッシュしたら、そこだけで売れる本は存在するかもしれない。そういう意味で電子書籍と一般の書店とは、いまはまだぜんぜん違うランキングになってますよね。これ、初期の揺らぎというか、バラつきなんだと思うんですよ。電子書籍のパイが大きくなっていったら、電子書籍のランキングも書店ランキングによく似た、一般人の好むランキングの形に収斂していくような気がするんです。そうすると、新人が出やすいか出にくいかというのは、紙と同じだろうなと。
タチヨミ版はここまでとなります。
2014年12月30日 発行 初版
bb_B_00130357
bcck: http://bccks.jp/bcck/00130357/info
user: http://bccks.jp/user/121026
format:#002t
Powered by BCCKS
株式会社BCCKS
〒141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
contact@bccks.jp
http://bccks.jp
日本独立作家同盟は、インディーズ出版分野で活動する会員相互の協力により、伝統的手法では出版困難な作品の企画・編集・制作支援などを通じて品質向上を図り、著者の育成と知名度向上・作品の頒布を促進し、読者と著者のコミュニケーションを活性化することで、多種多様な出版文化の振興に貢献します。
http://www.allianceindependentauthors.jp/