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冬をタノシモー(上)

Chai編集部

CMC,INC. Tokachi Mainichi Newspaper,INC.



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十勝の雄大な自然を満喫!
新得 霞の滝トレッキングに挑戦!

とかちアドベンチャークラブ



 せっかく雄大な自然を体感できる十勝に住んでいるのだから、楽しまなければ損と、自然を生かした多彩な遊びを楽しめる「TACとかちアドベンチャークラブ」(新得町屈足、野村竜介代表)を訪れ、「霞の滝トレッキング」を体験しちゃいました! 取材/平田幸嗣 撮影/辻博希

取材した昨年12月下旬は、例年に比べ暖かく、あまり凍っていませんでした。水量も多く雪景色の中の滝は、きれいで見ていて飽きません。

霞の滝を目指して
しゅっぱ〜つ!

 TACの冬のメニューは、スキーやスノーボードを担いで山を登り滑り降りる「バックカントリー」、空気で膨らませたそり「エアボード」での遊び、スノーシュー(西洋かんじき)をはいて森を歩く「スノーシューダウンヒル」など、冬を満喫するメニューが用意されています。
 霞の滝トレッキングは、スノーシューかクロスカントリースキーをはいて、新得町トムラウシの森の奥にある「霞の滝」を目指すツアーで、昨年12月下旬に取材しました。

今回、ガイドしてくれた野村さんと佐々木さん(写真左から)

 この日のガイドは、野村さんとTACスタッフの佐々木裕樹さんです。

 午前9時にTACのクラブハウスに集合。そこから、クラブの車でさらに35㎞ほど北へ山の中を走ります。
「この時期にしては雪が非常に少なく、気温もあまり下がらないですね」と野村さん。
 バックカントリーをするには少なすぎ、やきもきする積雪ですが、スノートレッキングには問題なさそうです。

 約40分で、国民宿舎「東大雪荘」の手前、約5㎞ほどの、トレッキングスタート地点に到着しました。ときおり太陽が顔をのぞかせる曇り空ですが、風もなく穏やかな天候で、少し歩くだけで汗ばみます。
 コースは、標高600mほどのところにあり、谷間を歩きますがアップダウンが激しくなく、目的地の霞の滝までの距離は、約750mで片道40分ほどかかります。
 野村さんは「このトレッキングの対象は小学生以上で、歩いて散歩できる人なら大丈夫です」と教えてくれ、スノートレッキングが初めての人でもOKです。

しゅっぱ〜つ!

大きなクマの爪跡に
興奮

 道路わきでスノーシューの装着の仕方、斜面を登るときのポイントなどを教わりスタートしました。野村さんが先頭を行き、川にかかった丸太の安全を確認したりコースを選定して進みました。

川を渡ったり
転んだり

 森の中はとても静かで、ギュ、ギュと、雪を踏みしめる音と川の水が流れる音しかしません。雪上にはシカの足跡やキツネが獲物を捕らえるために掘った雪の穴などがあり、自然や動物の息吹を感じながらゆっくりと歩きました。

キツネが雪の下にいる小動物を捕らえるため掘った穴。ほかにもシカの足跡など野生動物の痕跡がいたるところにあり、息吹を感じられます。
冒険気分!
クマの爪跡がくっきりと残っていました。木に登り山ブドウを食べたのでしょう。かなり上まで爪跡が残っていました。

 次に出てきたのは、木の幹にくっきりと残るクマの爪の跡。「秋に山ブドウがたくさん実っていたので、それを食べるのに上ったんでしょうね」と野村さんが上を指さししながら話し、その先を見ると高さ7〜8mのところまで爪跡が確認できました。別の場所では、もっと大きな爪跡がある木もあり、「この跡からするとかなり大きなクマでしょうね」と取材に同行した、野生動物や自然を被写体にしているカメラマンの辻博希さんも驚いていました。

40分で到着、雪景色の
中の滝にうっとり

 歩き始めてから30分ほどすると木々の間から滝が見え、間もなく目的地の霞の滝に着きました。この時期としては暖かいためか、あまり凍っておらず、2段になっている滝は勢いよく水が流れていました。
 日が差すと水が光り輝き、川や滝の氷も光り輝き美しく、疲れを忘れ何時間もこの場所で過ごせそうです。休憩を兼ねて野村さんが用意してくれた温かい紅茶とラスクを味わい、帰路につきました。森の中を歩いて心地良い汗を流し、トレッキングで身も心もリフレッシュできました。

ウエアラブルカメラで
撮影した映像見られます!

霞の滝トレッキングでは、ハラデンキ本店の協力で、パナソニックのウエアラブルカメラ「HX-A100」を貸していただきました。映像をYouTubeにアップしましたので、ぜひご覧ください。

●YouTubeで「霞の滝トレッキング」と検索

TACとかちアドベンチャークラブ
新得町屈足539 TEL0156・65・2727
http://www.tac-go-go.com/


▼霞の滝トレッキング
所要時間:6〜7時間
料金:1人8,400円
(スノートレッキング後、東大雪荘でのランチと温泉入浴付き)
開催期間:〜3月23日(日)
参加対象:小学1年生以上
最低開催人数:2人
道具:スノーシューやブーツ、ウエア、グローブ、
帽子など必要な道具は無料で借りられます。
※予約時に申し込みが必要です。

霞の滝トレッキングには、東大雪荘でのランチと温泉入浴が付いています。

この本の内容はフリーマガジンChai2014年2月号掲載時のものです。営業時間や価格、消費税等は変更になっている場合がありますのでご了承ください。

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冬をタノシモー(上)

2014年12月23日 発行 初版

著  者:Chai編集部
発  行:CMC,INC. Tokachi Mainichi Newspaper,INC.

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