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  この本はタチヨミ版です。

 目 次

第1回電子雑誌サミットレポート 仲俣暁生・古田靖・堀田純司・鷹野凌


── 電子雑誌なんか簡単だ!〈イベントレポート〉

ハハとムスメ コユキキミ


── ほぼ実話です!! えっ?〈新作読み切り・小説〉


コユキキミさんインタビュー

デリヘルDJ五所川原の冒険 ハル吉


── DJ教育は幼稚園から!〈新作連載第3回・小説〉


ハル吉さんインタビュー

新約幻想ラボラトリー 花笠香菜


── 君を探し続けている。〈既刊サンプル・小説〉


花笠香菜さんインタビュー

異世界構築質問リスト5


── あなたの異世界の「生活力」をチェック!〈新作連載最終回・翻訳創作用ツール〉


神楽坂らせんさんインタビュー

とある精神病者の手記 君塚正太


── 静謐さと現実からの逃避を淡々と描き出す。〈新作読み切り・小説〉


君塚正太さんインタビュー

ワナビ売上げでコロッケを買う 婆雨まう


KDPのプロモの仕方を研究した本です〈既刊サンプル・エッセイ〉


婆雨まうさんインタビュー

井の頭cherry blossom~restart~The Blue Marble くみ/魅上満


── 宙へ旅立とうとしている君を想う〈新作連載第4回・小説〉


くみさんインタビュー


魅上満さんインタビュー

Fと成りうる者 初瀬明生


── 見えないという恐怖〈既刊サンプル・小説〉


初瀬明生さんインタビュー

頽廃のキルケゴール 晴羽照尊


── 踏み出した一歩、そしてそのさきにあるもの。〈新作読み切り・小説〉


晴羽照尊さんインタビュー

ヴェニスンの商店 波野發作


── その朝、少年は突然グレた。〈新作読み切り・小説〉


波野發作さんインタビュー

八 竹島 八百富


── 答えはカレンダーにあった!〈既刊再録・小説〉


竹島八百富さんインタビュー

表紙イラスト 雅日野琥珀


── 創刊の辞を読む小さい女の子。〈新作描きおろし・表紙イラスト〉


雅日野琥珀さんインタビュー

あとがき


日本独立作家同盟について

群雛に参加してみませんか?


群雛バックナンバー


編集後記


感想をお願いします

── 電子雑誌なんか簡単だ!

第1回電子雑誌サミット
レポート

仲俣暁生・古田靖・堀田純司・鷹野凌

〈イベントレポート〉

電子雑誌なんか簡単だ!── 第1回電子雑誌サミットレポート

 2014年1222日にトークライブハウス高円寺パンディットで、「第1回電子雑誌サミット」が行われました。司会は『マガジン航』の仲俣暁生さん、登壇者は『AiR』の堀田純司さん、『トルタル』の古田靖さん、そして私、『月刊群雛』の鷹野凌です。

「雜誌をつくる」ことは、バンドを組むことや劇団をはじめることによく似てる。思い立ったら仲間を集め、コンセプトを決めたら、あとはパソコンとインターネットがあれば「雑誌」はすぐにできてしまう。そんな「インディペンデント電子雑誌」のさきがけである「AiR」「トルタル」「群雛」の発行人が高円寺に集結。創刊のいきさつから具体的な制作手法、プロモーションの仕方から気になる売れ行きまで、とことん話します。
◆『第1回電子雑誌サミット〜雑誌はすでに再起動(リブート)している』 Facebookイベントより
https://www.facebook.com/events/1537667876490058/


 このような呼びかけで、参加者の募集を開始したのが1128日。電子雑誌というテーマで、しかも年末の忙しい時期に、果たして人が集まるのだろうか? という危惧もあったのですが、おかげさまでなんと48時間で50名の枠が完売、当日は立ち見も出るほどの大盛況でした。

それぞれどんな雑誌?

 仲俣さんの『マガジン航』は、2009年10月創刊。発行元はボイジャーで、ウェブマガジンです。「本と出版の未来」を考えるためのメディアとして、電子書籍をはじめ、本や出版に起きている新たな動きを取材し、討議し、その結果やプロセス、問いかけを発信してきました。たくさんの書き手が参加している、オンラインコミュニティでもあります。私も何度か寄稿しています。
http://www.dotbook.jp/magazine-k/

 堀田さんの『AiR』は、2010年7月の創刊。iPadが発表されてから半年後のことです。書き手がいてデザインしてくれる人がいれば、出版社抜きで俺たちだけでも雑誌できるじゃん! という発想からのスタート。堀田さんの呼びかけによって、桜坂洋さん、岡田有花さん、瀬名秀明さん、吉田戦車さん、生協の白石さんなど、かなり著名な方々も参加しています。創刊号は約9000部ほど売れ、原稿用紙100枚の原稿を書いてもらった桜坂洋さんには、レベニューシェアで数十万円レベルのお支払いができたとか。ただし、2014年8月に出した4号目の『Air 4 KDP』は約900部と、号を重ねるごとに漸減しているそうです。
 2010年当時は、著者が出版社抜きで集まって本を出すというだけで、新聞社が取材してくれたりといった話題性があったそうです。要するに、先行者利益です。「最初は一発で逃げ切る予定だったのが、やってみたら面白かったから続けることにしたんです」と堀田さん。ただ、4年で4号。仲俣さんに「どうしてそうなっちゃったの?」とツッコミを入れられ、「(時事ネタを追いかけるなど)ちゃんとやってれば、それなりに稼げてたと思うんです。だけど、そういう週刊誌みたいな世界は、禿げるか、病気になるか、辞めるかになっちゃう。正直、負けてるところだと思ってます」とおっしゃっていました。



  タチヨミ版はここまでとなります。


月刊群雛 (GunSu) 2015年 02月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン ~

2015年1月27日 発行 初版

著  者:鷹野凌(編) コユキキミ(著) ハル吉(著) 神楽坂らせん(著) 雅日野琥珀(著) 君塚正太(著) くみ(著) 魅上満(著) 晴羽照尊(著) 波野發作(著) 花笠香菜(著) 婆雨まう(著) 初瀬明生(著) 竹島八百富(著) くつきちよこ(デザイン) 宮比のん(群雛ロゴ) 晴海まどか(編) 竹元かつみ(編)
発  行:日本独立作家同盟

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日本独立作家同盟

日本独立作家同盟は、インディーズ出版分野で活動する会員相互の協力により、伝統的手法では出版困難な作品の企画・編集・制作支援などを通じて品質向上を図り、著者の育成と知名度向上・作品の頒布を促進し、読者と著者のコミュニケーションを活性化することで、多種多様な出版文化の振興に貢献します。
http://www.allianceindependentauthors.jp/

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