spine
jacket




  この本はタチヨミ版です。

 目 次

赤い一本桜

記憶

落ち言の葉

雪解けに咲く

あとがき

赤い一本桜

鈴原 鈴

 桜の木が密集する、東北の城下町で生まれ育ったせいか、東京の桜はいつも独りぼっちで咲いているように見える。私がまだ、たくさんの桜の木が植えてある場所へ足を運んでいないからかもしれない。けれど、ビルの谷間に小さく咲いている桜を見ると、どうも「これは桜ではない」と思ってしまうのだ。桜は集合することで本当の桜になるのであって、都会の独りぼっちで咲いている桜は、まるで強がって一人で生きているように見える。
「ねぇ、今度、お花見行かない? 四人でさ!」
 ポニーテールを愉快そうに揺らしながら、夏希が振り返った。大きい目をきらきらと輝かせ、大学の並木道をスキップするように歩いていく。
「東京で花見って、できんの? 俺、どこも混んでそうなイメージしかないんだけど」
 私と同様、地方から大学進学のために上京してきた中村君は、眠たそうに目を擦りながら春の柔らかい正午の日差しを恨めしそうに空を見上げている。東京で花見ができるのかという彼の疑問に、生まれも育ちも東京出身の夏希は、馬鹿にされたと思ったのか頬を膨らませた。
「場所を選べば余裕で花見できます。名所じゃなくても、ちゃんと綺麗です!」
「混んでるところは勘弁だからな。俺、こっちに来てから人に酔いまくってて、しばらくは人混み禁止にしてるから」
 中村君の言葉に、私は激しく共感した。私の地元に住んでいる人を総動員したほどの人々が、東京では普通のように行き交っている。それぞれの人に心があり、それぞれの生活をしている。そう考えただけでも、田舎者の私は目がまわってしまう。
「中村は近くのアパートに住んでて、徒歩で大学に来てるんだろ? それならまだいい方だよ。電車の通勤ラッシュなんて、地獄みたいなものだよ」
 伸びた前髪の奥の目を細め、笑みを浮かべながら「地獄」と言葉に出したのは、いつも静かで大人しい清水君だった。
「そう! 電車で朝学校に来るのは、本当に辛いんだから。ちょっとした人混みくらい、すぐ慣れなさいよ」
 清水君の言葉に便乗して、夏希は強い口調で言う。人混みにまだ近づけない私は、早く慣れなければと焦りを感じた。別に焦るようなものでもないし、東京に住んでいるのだから徐々に人混みにも慣れていくと思うのだが、折角友達もできたし、人混みが苦手だからという理由で気を遣わせたり、行き先を変更させてしまったりするようなことには、なりたくないのだ。
「そんなこと言われたって、田舎者には辛いんだよ。亜美もそうだよな? 東北人よ」
 私は昼食に何を食べようかという思考にいきつつあったが、いきなり話をふられて現実に引き戻された。
「う、うん。あたしもまだ人混みは苦手」
 夏希に当り障りがないよう、遠慮がちに微笑みながら答えた。
「ほら見ろ。田舎者をいじめるな。罰が当たるぞ」
 勝ち誇ったような顔を夏希に向けて、中村君は夏希を更に挑発する。私は夏希とガイダンスで席が隣になって、初めて知り合った。その後、いつも暇そうに二人でいた中村君と清水君を、夏希がいつの間にか引き込んだのだ。気付くと、いつも四人でいるようになっていた。清水君は頭が良いため、授業で困ったことがあれば三人で清水君を頼る。会話の苦手な私と清水君は、話し上手な中村君と夏希に頼っていた。まだ入学して二週間ほどしか経っていないというのに、中村君と夏希は昔から知り合いだったのではないかと思うほど仲がよい。言い合っているように見えるが、お互い言い合いを楽しんでいるのが見てすぐ分かる。本当に私と清水君は、彼らの明るさに助けられている。
「で、お昼ご飯どうする?」
 二限を終え、私たち四人は並木道をぶらぶらと歩いていたわけだが、昼食をどうするかは、まだ決まっていない。いい加減、そろそろ食べなければ、三限に遅れてしまう。夏希はそれを心配したのだろう。やっと昼食の話題が持ち上がった。
「コンビニまで買いに行くの面倒だし、学食でいいだろ」
 中村君の意見に私も夏希も、清水君も異論はなかった。駅のコンビニまで買いに行くとなると、信号を何度か渡ることになり、時間がかかる。それよりも、安くて早く食べられる学食が一番だ。
「俺、カレーがいい」
 欠伸をしながら伸びをする中村君に、夏希が尋ねた。
「あんた、そういえば今日眠そうだよね。授業中も夢の世界を行き来してたみたいだし。どうかしたの?」
 彼は目を細め、眉間に皺を寄せて不愉快そうな顔で言う。
「昨日、兄貴が友達連れてきて、まったく寝れなかった」
「そう言えば、あんたお兄さんいたんだっけ?」
「大学三年の兄貴がいるよ。もとは兄貴が一人で暮らしてた部屋を、俺の進学で二人暮らしになったから、どうも兄貴に逆らえなくて、昨日は我慢した」
「二人暮らしかぁ。あたしの兄貴は地元で働いてるからなぁ」
 夏希は丸い目をぱちぱちと瞬きさせながら、顎に人差し指を当てた。そして「あっ!」と思い出したように、清水君に声をかけた。
「清水君は? 兄弟いるの?」
「ん? 弟が一人」
 いつもこのような調子で誰かに話しかけられないと、清水君はあまり話さない。夏希を通じてこの二人と知り合った時は、中村君が一方的に清水君に話しかけているだけで、彼は人形のように首を縦に振りながら、静かに話を聞いていた。四人での会話の中に自ら入っていくところを、私はまだ見たことがない。
「へぇ! 弟か、いいなぁ」
「そうかな」
 ぼそりと独り言のように、清水君は返事をした。
「そうだ、亜美は?」
 清水君との会話がまだ終わっていないようにも思えたのだが、話が飛んできて私は目を見開く。
「亜美は、兄弟いるの?」
 心臓が一瞬、止まったような気がした。いや、跳ね上がったような気がした。言葉を発しようとしたが、声が詰まって言葉にならなかった。気付けば、夏希に問いかけられてから、時間が空いてしまっていて、眠たそうにしていた中村君までもが、「ん?」といった疑問の表情で私へと顔を向けていた。「これではいけない」と、自分の中で最上級だと思われるレベルの満面の笑顔を向けて、なるべく明るい声になるよう、私は言った。
「ううん。あたしは一人っ子」
 自分でも驚くほど明るい声が出てきた。間は空いてしまったが、何も問題はなかったと思う。
「やっぱり!? あたしは、亜美が一人っ子だって、最初から思ってたよ! 両親に大切にされてそうだもんね!」
 くじで当たりを引いた時のように、夏希は大口を開けて嬉しそうに笑う。私は「そうかなー」と、それに便乗して笑みを零していた。その時だった。
「亜美ちゃん、本当に一人っ子なの……?」
 夏希に合わせて笑っていた私は、咄嗟に清水君へと目を向けた。いつもは自ら会話の中に入らないはずの清水君は、伸びた前髪の奥から、鋭く目を光らせて私を見ていた。
「……本当に?」
 念を押すように再び尋ねられ、私は笑みを失い、ただ並木道の中央に立ち尽くす。
「え……?」
 どこからか、桜の花びらが足元へと落ちてきた。その花びらは淡い桃色ではなく、どこかで燃えてきたかのように、黒ずんだ色をしていた。彼は怖い顔のまま、黙って私を見ていた。いったい何なのか。どうして彼は、しつこく私に尋ねてくるのか。別に、いいではないか。兄弟が何だというのだ。一人っ子だから、何かおかしいのか? 兄弟がいないとおかしいのか? そんなことはないはずだ。世の中には、一人っ子だって大勢いる。私もその中の一人だ。
「な、なに言ってんの! 亜美なんて、典型的な一人っ子じゃん! ぼけっとしてる感じがさ!」
 清水君の異変に気付いたのか、夏希が私と彼の間を切るように、割って入ってきた。すると、彼は私から夏希へと目をそらし、「そっか……」と呟いた。
「そうだよ!」
 夏希が笑いながら彼に声を張り上げると、彼はまた、話かけられなければ話さない、いつもの彼へと戻っていった。彼から目を離せないまま、私は春の日差しの中、立ち尽くしていた。
「ほら! 中村! なんか喋ってよ!」
 清水君と私のやりとりで、妙な空気が漂ったこの場を、夏希は中村君に盛り上げさせようとした。
「飯! 飯食いに行こうぜ!」
 夏希の意図を酌んだのか、中村君は眠いとぼやいていたにも関わらず、突然いつものように元気になり、並木道を全速力で走り出した。

 五限の授業を終えた頃には、西の空は燃えるような茜色で、東の空からは月が顔を出していた。豊島区に住んでいる夏希と、神奈川に住んでいる清水君は、これから電車で実家へと帰る。歩いて借りているアパートに帰ることのできる私と中村君は、二人の見送りを三日前からはじめた。今日も二人を駅まで送るはずだった。
「俺、亜美ちゃんに話があるから、二人は先に帰ってて」
 大学の門の前で、そう口にしたのは清水君だった。夏希と中村君は、「は?」といった顔で、清水君を見つめている。私は昼食前の並木道での清水君を思い出し、再び気まずさを感じた。話とは、兄弟の話に決まっている。私には分かる。彼は……。
「え!? 俺は徒歩だし、夏希は駅だぜ? どうやって二人で帰れって言うんだよ」
「中村が夏希ちゃんを駅まで送ってから帰ればいいでしょ」
 清水君は無気力そうに言い捨てると、なぜか中村君は顔を真っ赤にした。
「な、なんてこと言うんだよ! それじゃ、まるで……」
「中村! いいからちょっと耳貸して!」
 隣にいた夏希が、中村君の灰色のパーカーの首元を後ろからつかんで屈ませ、彼の耳元に何やらこそこそと呟いた。
「マジかよ」
「いいから、帰るよ」
 小声で二人は話しているつもりかもしれないが、私には二人の会話が聞こえていたし、もちろん清水君にも聞こえていただろう。
「じゃ、お二人さん。俺たち帰るよ! ごゆっくり」
 わざとらしく、笑みを浮かべる中村君に、夏希は背中にパンチを入れ、また小声で話しているつもりで中村君に話す。
「馬鹿! なんで余計なこと言うの!」
 私たちには聞こえている。そのためか、清水君は心底不愉快そうな顔をしていた。
「じゃ、あたしたち帰るね! 二人とも遅くならないようにするんだよ!」
 夏希は中村君を引っ張りながら、駅へと向かって行った。引っ張られる中村君は、時折よろけるため、彼の近くを自転車が通る度に、危なくてひやひやする。帰宅する学生たちの雑踏の中に、彼らが消えようとしていた時、私たちの耳に中村君の声が届いた。
「あの二人できてたのかよ! しくじったわ! 全く気付かなかった!」
 とんでもない誤解だ。夏希も中村君も、誤解している。明日弁解するのが面倒だ。隣の清水君は、呆れたように苦笑いをしていた。
「もう放っておこう。あの二人は。きっと話したってだめだ。理解してくれない」
 彼も二人に説明するのが面倒だと思ったようだ。私もその気持ちはよく分かる。どうせ説明したとしても、「大丈夫! 分かってるから!」と、聞き入れてもらえないのだ。
「そう。話なんだけどさ」
「どうして知ってるの?」
 彼が話し出した瞬間に、私は彼を封じ込めるように言葉を発した。だが、彼の話を切ったくせに、私は続けて話すことができず、間を置いた。
「私が、一人っ子じゃなかったって、なんで知ってるんですか?」
 私の目は、冷たかったのだろうか? それとも、彼を睨んでしまっていたのだろうか? 彼の伸びた前髪の奥にある目は、悲しそうに私を見つめていた。
「……さっきはごめんね。でも、まさか何も言わないとは思っていなかったから、つい……」
 どうやら彼は、私が本当は一人っ子ではなかったことを知っていたようだ。私は白状して、すべてを彼に語った。今更嘘をついても彼は知っているのだから、意味などない。
「あたし、九年前に姉を交通事故で亡くしたの。だから、姉がいた。でも、今は一人っ子」
 私には姉がいた。だが九年前、私が小学五年生だった時、図書館からの帰り道に姉は交通事故に遭って死んだ。中学三年生だった。それから私は突然一人っ子になった。
「ねぇ、なんで知ってたの?」
 彼に問うと、彼は申し訳なさそうに口を開いた。
「読んだんだ。亜美ちゃんが書いた読書感想文」
「え?」
 夕暮れの雲は、風に流されて、煙のように空を流れていく。西の空は、燃えているようだった。私の地元では、こんな毒々しいはっきりした夕陽は見たことがない。校門の隣に咲いていた一本きりの桜は、花を赤く染めていて、まるで血を浴びたようだ。
「高校の図書室にね、全国で入賞した読書感想文の冊子が置いてあったんだ。よく図書室に行ってたから、何気なく手に取って読んだんだ。それで、亜美ちゃんのを見つけたんだよ。きっと、お姉さんのことを大切に思ってたんだろうなって。図書室に行く度に、どうしてもまた読みたくなって、何度も読み返したよ」
 そうだ。私は高校生の時、本と姉のことを絡めて書いた読書感想文が、全国大会で入賞した。その作品を、彼は読んでいたのか。
「名前も出身も同じだったから、大学に入学して亜美ちゃんの名前を見た時、すぐに分かったよ」
 確かに清水君は本が好きそうだと、私は一人で笑っていた。図書室に入り浸るのも、なんとなく想像できる。
「どうして、夏希ちゃんが兄弟の話をした時、お姉さんがいるって、話してくれなかったの?」
「……そんな、簡単なものじゃないんだよ。あたしは今まで誰にでも、姉が死んだってことを言ってきたから、そのせいでいろんなことを言われて傷ついてきたの。『姉の事故現場に、今も姉が悲しそうに立ってる』とか、『同情誘おうとしてる』とか。なら、はじめから言う必要はないと思ったの。姉が死んだことのせいで、あたしが甘えた人間に見られるなら、初めからあたしの過去を話さなきゃいいって、考えたの。姉がいなくたって、あたしはあたしだから」
 今まで中高と馬鹿にされてきた。そのため、大学では姉がいたことを一切隠して生活しようと思っていたのだ。夏希に聞かれて、「一人っ子」と答えたのもそのせいだ。姉のことを話さなかったからと言って、本当の私を見てもらえないというわけではない。ただ、私の過ごしやすい環境に、本当の私を見てもらえる環境にするためだったのだ。
「でもそれって、本当に正しい選択だったのかな」
 清水君は、すっきりとした顔で私に尋ねた。
「夏希ちゃんや中村は、絶対に亜美ちゃんのお姉ちゃんのことを聞いても、馬鹿になんてしないと思うよ。むしろ、真剣に話を聞いてくれると思う。亜美ちゃんが本当に居やすい環境っていうのは、亜美ちゃんのお姉ちゃんのことも理解してくれて、馬鹿にされたり、悲しい思いをしたりして、辛かった過去を知ってくれている人たちに囲まれて過ごすことじゃないのかな」
 私は何も反論できなかった。私は姉のことを話さないつもりで大学に進学してきた。しかし、彼の言う通りだと思った。夏希に兄弟のことを聞かれた時、私は言葉に詰まり、異常な緊張とともに、「本当のことを言った方がいいのでは?」と、少なからず、心のどこかで思っていた。
「……二人に、話してみない?」
 彼はぼうっと考えている私の様子を伺いながら、静かに尋ねてきた。「一人っ子」ということは嘘ではない。今は本当に一人っ子なのだから。しかし、私が「一人っ子」と口にした瞬間、姉の存在は否定されるのではないだろうか。
 確かに、姉は存在していたのに。
「もし話していて気まずい空気になったら、すぐに助けるから大丈夫だよ。必ず、あの二人なら分かってくれるから、大丈夫。安心して」
「……うん」
 私は今まで、姉の存在を否定していたのかもしれない。姉なしでは、私の今までの人生は語れない。姉の死なしでは、本当の私は語れないというのに。
「よし、そろそろ帰ろう。夕陽が綺麗だよ」
 門へと歩き出した彼に続いて、私も後をとぼとぼとついていった。東の空は藍色へと変化し、もう夜になりかかっている。大学の前を、塾帰りの小学生の男の子が走り去って行った。
「お姉さんのことを話したら、楽しい気持ちでお花見に行こう。俺の地元で、いい場所があるんだ。みんなで電車に乗って行こう」
 私へと振り返った彼に、私は大きく頷いた。姉のことを話して、すっきりした気持ちで行く花見は、きっと気持ちの良いものだろう。例え、独りぼっちの桜だとしても、花を見る私が独りぼっちでなければ、寂しさは感じないのだろう。きっと綺麗だと思えるはずだ。私は今まで独りぼっちだったから、強がりと寂しさしか感じ取れなかったのかもしれない。
「でも、酷いこと言うよね」
「え?」
「事故現場に、今もお姉ちゃんが立ってるって。そんなはずないでしょ」
 彼は幽霊というものを、信じない性格なのだろうか。私は首を傾げた。
「亜美ちゃんのお姉ちゃんは、亜美ちゃんの心の中に、一緒にいるのにね」
 彼の一言で、なぜか私は顔が熱くなった。どこかで冷やさなければと思うほど、頬は赤くなっていたはずだ。どうして今、顔が赤くなるのだと、私は自分に何度も問いただしたが、私はこういった症状を、何度も本の中で読んだことがある。
……恥ずかしくて、私は俯いた。

〈了〉

赤い一本桜 あとがき


 『赤い一本桜』をお読みいただき、ありがとうございます。『赤い一本桜』を書きました、鈴原 鈴……ではなく、『春夏秋冬』の編集を担当しています、小桜店子です。今回、諸事情がありまして、鈴原さんの代わりに私が『赤い一本桜』のあとがきを担当させていただきます。
 鈴原さんには、「春」をテーマに作品を書いていただきました。亜美ちゃんをはじめとした登場人物たちは、みんな大学一年生で、春特有の初々しさを感じることができますね。しかし、その初々しさの前には「変化」が伴います。新たな出会いがあると同時に、卒業や転居といった別れも存在し、主人公である亜美ちゃんも、九年前にお姉さんと悲しい別れをしています。春は暖かい季節のような気もしますが、まだまだ初めのころは冬の寒さが残っているように、温かい初々しさの中にも、冷たい感情が渦巻いているのかもしれません。
 けれども、溶けない雪がないように、きっといつかは暖かい春が訪れるのではないでしょうか。清水君が作中で言っていたように、きっと亜美ちゃんの友達はお姉さんのことを悪く言わないはずです。亜美ちゃんの心に暖かい春が訪れるよう、私は祈っています。



  タチヨミ版はここまでとなります。


春夏秋冬

2015年3月8日 発行 初版

著  者:小桜店子 (編著) 鈴原鈴 (著) 爽燕 (著) 藤井カスカ (著)
発  行:身を尽くす会

bb_B_00132361
bcck: http://bccks.jp/bcck/00132361/info
user: http://bccks.jp/user/131691
format:#002t

Powered by BCCKS

株式会社BCCKS
〒141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
contact@bccks.jp
http://bccks.jp

身を尽くす会

身を尽くす会では電子書籍・同人雑誌といった形式で小説雑誌を制作・販売しています。また、会員の相互協力によって、従来の手法では出版が困難な作品の制作支援、著者の知名度向上や作品頒布の促進など、未来の出版文化の振興に貢献することを目的としています。主に制作・販売している小説雑誌は『澪標(みおつくし)』で、船の航路を示す同名の標識が誌名の由来です。澪標が航行可能な道を示した標識であったように、『澪標』も著者と読者をつなぐ道として機能することを願っています。
http://miwotsukusukai.jp

jacket