── 超リアルSFノベル! 思わず涙腺が!
寒風吹き荒れる二月上旬。サラリーマンの聖地新橋に全国各地から集まった五人のおじさん。彼らはネット上で知り合った自称『超能力者』ならぬ『超能力っぽい力がある人』。主催者ウルヴァリンの呼びかけのもと、オフ会で初めて顔を合わせる五人。
居酒屋を舞台に互いの超能力のお披露目会。
そして、『超能力っぽい力がある人』同士の悲哀を語り合い結束を固めていくおじさんたち。
果たして、おじさんたちに未来はあるのか! いや、あるのか?(上げ調子)
オフ会……ネット上で知り合った者たちが、オフラインで顔合わせをする催し。
今、ここ新橋で新たなオフ会が行われようとしていた。
なぜ新橋か? それはおじさんたちの聖地だからである。そう、本日のオフ会のメンバーは、皆おじさん。お洒落で気取ったカフェやバーなんぞ場違い。胡坐をかいて、己のおやじ臭を気にせず語り合うことができる聖地、そこが新橋。
主催者はウルヴァリン。もちろん、ネット上のハンドルネームである。オフ会のルールは素性を明かさないこと……これはルールでもあり、マナーでもある。
*
二月上旬の土曜日、午後四時。
ウルヴァリンはスマホ片手に、目印である紫のリュックを片方の肩に提げて待っていた。
そこにメールが一通入った。
『今、東京駅に着きました。そちらに向かいます。』
モリミチからの連絡だ。
また、一通。
『お世話になります。東京駅です。間もなく着くと思います。』
きっとモリミチと同じ新幹線で来たのであろう、大魔王からだ。だが、お互い顔も知らない者同士なので、新橋まではそれぞれの手段で来るようだ。
そのときだ。
「あのぉ。こんにちは……。」
ウルヴァリンに声を掛ける者がいた。
肩には紫のリュック。ウルヴァリンにはその男がオフ会のメンバーであることがすぐに分かった。
「あっ、こんにちは……。ええっと……。」
「ユリゲラです。」
「ああ、ユリゲラさん。ウルヴァリンです。今日はわざわざありがとうございます。」
「いえ、こちらこそ。」
新橋の駅前で、紫のリュックを提げた中年男性二人がハンドルネームで挨拶をする。滑稽ともいえる風景である。
「今、モリミチさんと大魔王さんもこちらに向かっています。間もなく来ると思いますよ。」
「お二人はどちらから?」
「モリミチさんが名古屋、大魔王さんが大阪からです。」
「そうですか。あとは?」
「ええ、仙台からラピュ太さんが来る予定です。ユリゲラさんは、どちらからでしたか?」
「わたしは都内です。でも、新橋に来るのは何年ぶりだろう。もうかれこれ五年以上も来ていないですね。久しぶりですよ。」
※サンプルはここまでです。続いてインタビューをご覧ください。
竹島八百富(たけしま・やおとみ)と申します。
『月刊群雛』2015年02月号で掲載させていただいた『八』という作品に反響があったことが本当に嬉しく思っております。お読み頂いた皆様及び『月刊群雛』に関わる皆様に改めてお礼申し上げます。
さて、今年はアプリと電子書籍の融合をと思って勉強していますが、すでに挫折しそうです。船舶免許も取ろうと思って、こちらも勉強もしていますが、これも挫折しそうです。
な~に、まだ二月! がんばれ、自分! と日々自分を励ましている毎日です。
◆代表作:
・『Amazing Short Stories』
・キンドルホラー『厭モノ・怖モノ』
(いずれもKindleストアで配信中)
・『奇談屋の本』
(BCCKSで配信中)
・『波長』
( Kindle ストア、BCCKS、BOOK☆WALKER など十カ所のストアで配信中)
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映画の『Xメン』を観て、本当に手からフォークみたいなのが出たり、目から光線出たら、日常生活大変だろうなぁ、と思い書きました(冗談です)。
実は、前々から最後の二行を〔新橋〕という場所を使って書きたいと思っていたのです。
あまりいないと思いますが、「超能力っぽい力を持っている人」と、超能力を持ちたいと思っている人に……いねぇか。
構想に一晩。考えている間が最も楽しい時間です。妄想癖でしょうか?
実は今、書いている真っ最中なので、多分トータル二日か三日になると思います。
今年は電子書籍とスマホアプリの融合をしたいと思って勉強中ですが、日々ソフトの更新などでギブアップしそうです。
それでも何とか年内には電子書籍連動アプリを出したいですね。
これは四月号なのでなんですが、二月号の『八』の答えを随時受け付けていますので、分かった方、ご一報下さい。あっ、景品、賞品など特典のようなものは一切ありませんので……、あしからず。
→ yaotomi.t@gmail.com
日本独立作家同盟は、インディーズ出版分野で活動する会員相互の協力により、伝統的手法では出版困難な作品の企画・編集・制作支援などを通じて品質向上を図り、著者の育成と知名度向上・作品の頒布を促進し、読者と著者のコミュニケーションを活性化することで、多種多様な出版文化の振興に貢献します。
http://www.allianceindependentauthors.jp/
2015年3月26日 発行 初版
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