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吉田育成牧場
清水町熊牛85
吉田哲郎さん(37)
「いい水、いい餌、いい環境がそろえば、いい牛が育ちます。手間をかけて健康な牛を育てることが僕の使命です」。日高山脈のすそ野にある自然豊かな環境で、風通りが良い牛舎で育つ若牛たち。清水町内で「十勝若牛」など肉牛約1250頭を飼う十勝若牛生産組合の組合長・吉田哲郎さん(37)は話します。
「十勝若牛」は生産者とJA十勝清水町が、18年ほど前から生産に取り組む約14カ月肥育のホルスタイン雄。通常の肥育期間は20カ月近いが、14カ月は赤身肉のおいしさが一番ピークになる時期で、きめ細かでやわらかい肉質や牛肉独特のクセや香りが少ないのが特徴です。
現在は町内6農家で飼育し、年間出荷頭数は5000頭ほど。酪農が盛んな清水町で、副産物のホルスタイン雄を活用し成功、軌道に乗ったのは最近。同牧場4代目となる吉田さんは「当初は父親たちがJAと試験的に始めましたが、ここまで来るのは平たんではありませんでした。その頑張りがあって今があるのだと思います」。
近年は、脂肪が少ない低脂肪・低カロリーの赤身肉を求める需要が増え、沖縄や関西圏など牛肉文化が浸透する地域を中心に販路を広げています。また同JAの子会社である「JA十勝清水フードサービス」では加工製造や販売流通を行い、消費者にダイレクトに商品を届けるのも強みの一つ。十勝若牛を使った「十勝清水牛玉ステーキ丼」もヒットし、牛肉消費量の比較的少ない北海道でも認知度が高まってきています。
吉田さんは組合長として営業に回ることも。「消費地で生の声を聞くのはとても貴重で励みにもなります。生産現場からも、もっと若牛の魅力を伝えていければ」と凛としたまなざしを向けていました。
肉のうま味をじっくり楽しめるステーキ重は甘さを抑えたタレで上品な味わい。食べ応えある150g。和食料理長の鈴木善久さんは「若牛は脂っぽくなく、とてもやわらかいので食べやすいお肉です。幅広い世代の方に人気ですよ」。
レストランバイプレーン
帯広市西1条南11丁目19(帯広天然温泉 ふく井ホテル2F)
TEL0155・23・7171(レストラン直通)
営:11時30分~14時(LO)、17時~21時30分(LO) 休:なし P:あり
十勝若牛サーロインステーキ重
(みそ汁、小鉢付き) 1,580円(税込)
最もやわらかいフィレをぜいたくに使い、そば粉などは全て清水町産。他にも〈十勝若牛サガリ丼〉や〈十勝若牛会席コース〉など独自メニューが多彩。「脂身が少ないので和食に最適な牛肉。気軽に若牛を味わってください」と代表の坪井一樹さん。
韋駄天(いだてん)
清水町南2条3-9-2
TEL0156・62・4947
営:11時~14時30分(ランチ)、17時~20時(ディナー)
休:月曜 P:あり
十勝若牛のせいろそば
1,450円(税込)
この本の内容はフリーマガジンChai2015年2月号掲載時の情報です。営業時間や価格、消費税等は変更になっている場合があります。
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2015年9月29日 発行 初版
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