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「指定方向外進行禁止」です。

chiiiiika

chiiiiika出版



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本書籍について

本書籍は、“Variations”というプログラミング課題として制作された。
モチーフとなるモノの『バリエーション』を無限に生成するプログラム作品を企画・制作することが課題の意図である。
モチーフの基本的な形をモデル化(抽象化・ルール抽出)し、ルールの操作で無限に(制約としては100種類以上)バリエーションを生むことを前提に、シミュレーションを作成。今回はモチーフに道路標識「指定外方向進行禁止」を使用した。モチーフ選定のポイントとしては
・単純なユニットの組み合わせで構成されている
・構成に物理的/機能的制約がある
・フォルムに象徴的な特徴がある
・意味や情報を含むモチーフである
などの点を考慮している。ユニットである矢印の組み合わせや構成をコントロールするプログラムで、モチーフの新しいバリエーションを作る。

今回の“Variations”課題では、基本的なプログラミング技術の習得のほか、プログラミングというデータ処理操作の暴力性と、それによって生まれたものが引き起こす、私たちの先入的概念・感覚に訴えうる要素の発見を目的としている。


一般的な道路標識として、
日本で使用される標識として、
矢印という記号として、
形として、

「おかしい」の基準はどこにあるのか?

普段 当たり前のように認識している標識。
そこに書かれた絵や記号を認識し、意味を読み取ることで
私たちはその状況に対応したり、行動をとったりする。

今回、プログラミングによって生まれた100の「指定外方向進行禁止」の標識の中には、一見ありそうに見えて「おかしい」ものや、一見複雑で「おかしい」のに、実は標識として意味が読み取れてしまうものもある。

そもそも私たちは何を基準に「おかしい」と判断しているのか?
標識として不成立であるから?記号として?造形として?
それとも、標識として提示されているものを見て
標識ではないものを認識してしまった自分に対して?

私にとって、私たちがしているこれらの認識あるいは誤認は
非常に身近で興味深いテーマである。
プログラミングによるデータ処理の暴力性に触れつつ、
私たちの「おかしい」の基準やその曖昧さについて
少しだけ考えるきっかけとして本書籍を提示できればと思う。

「指定方向外進行禁止」です。

2015年7月22日 発行 初版

著  者:chiiiiika
発  行:chiiiiika出版

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