── スーパーアイドルにはある秘密が?
〈読切小説〉
あり得ないぐらい可愛く、かっこよく、ティーンの憧れ、メディアにひっぱりだこのアイドル。女の子ならだれだってなりたいもの。でも、そんなアイドルの裏側には、決して知られてはいけない秘密の闇が。人に恋されることはあっても、恋をしてはいけない。恋愛もビジネスと割り切る彼女の真の姿とは?
ブラックアウト。
ああ、まただわ、でも、すぐに回復するはず。
視界を覆う暗闇の数瞬後、イメージの裏側にチカチカと光が走る。
軽い目眩い。プチプチっていう空電。
きたきた。いつもどおりザザザザッてノイズが降ってきて、突然轟音とともに眩しい光。
浮遊感覚がなくなって、急に身体に体重が戻ってくる。
私の身体は「あっ」って情けない声をだしてしゃがみ込む。
おそらく2秒ぐらいのシグナルロスト。立ちくらみに見えたかどうか……。
「どーしちゃったの二人共、急に固まっちゃって!」
ディレクターのひび割れたドラみたいな声で我に返る。あー、そっか、レース場だここ。
「うーん、大きな音で驚いちゃったね。小島さん、大丈夫?」
爽やかな声は今回の相方、ドリー事務所のアイドル、たっくんこと雄木達也(19)。やさしく手を差し出してくれる。さすがね。
私はその手を取って立ち上がり、頭を軽くふる。頬にかかるピンクの髪を小指ではらい、そのまま少し握ったこぶしを顎に、脇を胸にひきつけておどけたポーズで微笑み120%。得意のキュートボイス「すいませぇん、ほんとびっくり! です! こんな大きな音はじめてっ☆」
私、小島ピナ(18)はジェスプロモーションのちょー可愛いトップアイドル。二歳若い(設定の)ケイやユナもムカつくことにデビューしてきやがったけど、まだまだ私の人気のほうがダンゼン上。負けてらんない。
シャチョーの命令で、今日は(こんなド田舎に来たくもなかったけど)山の中にあるレース場に来てる。
色とりどりのオートバイがめちゃくちゃな爆音を出しながらサーキットを走っていて、まあ迫力っちゃ迫力。でも、私は〝危ないから〟近づくなって言われている。
今もパドックっていうところの仮ブースで、コースを背にしてカメリハしてたとこ。本番じゃなくてマジよかった。
「ここ、ヤバイね。すこし距離をとろう」たっくんは私に小声で耳打ちをして、ディレクターに交渉してくれた。
──「バックにバイクの画欲しがってたみたいっすけど、ウルサクてトークできないっすよ。別撮りじゃダメなんすか?」
なんて、すごいな、あんなはっきり意見できるなんて。ドリーさんとこはマジ強いわ。ウチの事務所じゃ番付きディレクターになんて絶対刃向かえないもんね。
彼はもともとレーサーになりたくてよくここに通っていたバイク少年だったって設定。
どこでどうドリーさんに気に入られたか知らないけれど、ちょっと前に五人組のアイドルグループでデビューして、たまにこうやって単独でゲスト出演している。
レース用の免許も持ってるんだとかで、それでこの番組にも登用されたらしい。私はそのオマケ。男の子向けの番組だから露出度高くね。って依頼でミニスカに肩出し衣装。パンチラも撮りたいねぇーって誰の趣味だよコラ! って思ったけど、まあこれもお仕事。ハイハイ、よい子キャラでなんでもやりますよ私は……。
※サンプルはここまでです。続いてインタビューをご覧ください。
名前:神楽坂らせん / (ふりがな)かぐらざか・らせん
https://plus.google.com/105106999084079383977/
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ご興味ありましたら立ち読みでもどうぞ♪
自画像は仲良しのGoogle+ユーザ、樫津りんご(かしづ・りんご)さんに描いてもらいました。
サイバーパンクSFの旗手ウイリアム・ギブスンの小説に『あいどる』というとっても面白そうな本があるのですが、実をいうとまだ未読なのです。
読まなきゃ読まなきゃと思いつつ、噂だけ聞いてどんなお話なんだろう? と妄想していたら、こんなお話が出来てしまいました。
SF好きな方には一目瞭然、有名なあの話です(笑)
ただ、あちらは読了感がちょっと悲惨なので、私なりにアレンジしてみましたがいかがだったでしょうか。
そうそう、いまSFって一言も言っていないのに、タイトルを言っただけでSFと当てられてしまってなぜだろうと首をひねっています。
ジェイムス・ティプトリー・Jrの『接続された女』
女の子の秘密が知りたい方(嘘)
やっぱSF好きさんむけかなー。ちょっと古典的かもしれませんが。
当初3日ぐらいで書き上がりました。が、『月刊群雛』の掲載待ちをしている間、なんだかんだで3カ月ぐらいちょこちょこと書きなおしたりしていました。
主にGoogle+で告知しています。
家で書いているとアニメやらGoogle+やら積みっぱなしの本の山やらで誘惑が大きすぎてはかどらないので、いっそのこと、とノートパソコンだけもって旅行に出てみました。(いまホテルでこの文を書いています)
でも、ネットにつながっていると結局YouTubeみたりGoogle+したり電子書籍読んじゃったりでやってることはおんなじだったり。ってことに気が付きました。
とはいえ、ネットのない生活なんて今さら考えられません。接続がきれたら思考もすぐにブラックアウト。筆ももちろんピタっと止まってしまいます。どうしたらいいんでしょね(笑)
晴海まどか(はるみ・まどか)先生
M☆A☆S☆H(まっしゅ)先生
小林不詳(こばやし・ふしょう)先生
旅行の成果か、本作に微妙につながる別の近未来ストーリーが仕上がりつつあります。次に載せられたらいいなー。
あと、前作の北海道ネタがもうひとつ、書きたいものはたくさんあるんですけど、遅筆と非力なものでなかなか形になりませんです。でも、が、がんばります。
ネットを捨て、街へでよう!(無理)
NPO法人日本独立作家同盟は、文筆や漫画などの作品を、自らの力で電子書籍などのパッケージにして世に送り出している、インディーズ作家の活動を応援する団体です。伝統的な出版手法である、出版社から取次を経て書店に書籍を並べる商業出版「以外」の手段、すなわち、セルフパブリッシング(自己出版)によって自らの作品を世に送り出す・送り出そうとしている方々をサポート対象としています。
当法人の活動目的は、誰もが情報発信者になれる時代における、作家や作品の知名度向上(Promotion)、作品の品質向上(Quality)、作家と読者のコミュニケーション活性化(Communication)などを促進することにより、多種多様な出版文化の振興に貢献することです。情報交換や交流などを目的としたコミュニティの運営、インディーズ作家を応援するマガジン『月刊群雛』の発行、ウェブメディア『群雛ポータル』によるセルフパブリッシング関連の情報発信、勉強会やセミナーの運営などの事業を行っています。詳細は、公式サイトの[法人概要]をご覧ください。
◆NPO法人日本独立作家同盟公式サイト:
http://www.allianceindependentauthors.jp/
2015年8月20日 発行 初版
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