───────────────────────
───────────────────────
この本はタチヨミ版です。
一学期の成績、二学期中間テストの結果が出てしまうと、中高一貫校生は、もうほぼほぼ進級・進学は決定してしまいます。
この時点で、面談で、他校受験をと言われている方は、受験対策に早めに入っておいたほうが良いと思います。
仮に、ギリギリで、進級・進学できそうという方も、あくまでも受験を視野に入れた勉強をしておいたほうが宜しいでしょう。
もう二学期期末テストでの一発逆転しか残されていない状況・状態で、『今まで』のように『保険』をかけない生き方・考え方、勉強の仕方では、うまくいくものもうまくいかなくなるようになります。
『受験がない』中高一貫校で、伸び伸びと、自分のペースで、じっくり勉強ができる環境でもある中高一貫校で、散々甘えて、ツケを貯めて、嫌なこと・面倒なことを後回し、先延ばしにしてきて、『今さら』どうにかしてくれよと、助けてくれよは、甘いです。
今後の社会や世界を考えると、『そう』いった考え、生き方は、厳しい批難、批判を受けることになります。
自分だけが、特別な悲劇の主人公を演じるのは自由ですが、そうやっていることですら、ひねくれている、甘えていると言われる時代です。
そのことをきちんと意識した上で、二学期期末に一発逆転の、起死回生の勉強をするんだと、覚悟して下さい。
『もう』一学期の成績、そして二学期中間テストの結果が出てしまっています。記録されている『これら』を覆すのには、相当の努力と労力が必要となります。
それが、今までサボってしまった、あるいは危機管理できていなかった、ツケ、罰です。
学校、先生は、何も言わないで、最終的に『通告』するだけです。そろそろ、その厳しさに気付いて下さい。
うるさい説教になりましたが、その覚悟があった上での、二学期中間テスト後の勉強の仕方の提案となります。
少ない時間で効果的? 効率よく? 勉強するなんて期待しないで下さい。
むしろ今まで以上に、時間と労力がかかり、苦しい・無駄とも思える苦労をするくらいの気持ちをもって下さい。
特に進級・進学がかかっている3年生は、今まで積み重ねた『悪行・ツケ・借金・罰』が、全て降りかかってくる・返ってくると思って下さい。
そうまで脅しておいての提案となりますが、提案前に釘をささせて頂きます。
やるかやらないかの判断は、最終的に皆さんの『行動』となりますので、『やろうと思ったけど』や『自分的、自分なりにやったけど』程度で、許されると思わないようにして下さい。
最終的に『成績』をつけるのは、『進級・進学の合否』をつけるのは、学校であり、先生です。
私の言っている『一般的な』ことをやったから、やったと自己満足しても、『合格』できるわけでも、『進級・進学』できるわけではありません。
そこを勘違いしないようにして下さい。
ここまで言われるとさすがに『ウザい』かもしれませんが、そのウザさ通りにならないように、してみて下さい。
さて、二学期中間テスト後の勉強の仕方ですが、ここまで来ると、『勉強の仕方』より、まず『自分の状況・状態』の確認を必ずすることが、大前提となります。
進学・進級要綱の読み直しはもちろんのことですが、そこから、自分の今まで取ってきた成績、テストの点数の計算、そして、次回、つまり、二学期期末テストで何点取らなければならないのか、を確認することが、『大前提』です。
それを知らずに、『何となく』期末テストで高得点取ればOKなんて気軽に考える方が、進級・進学できません。
『必ず』確認し、さらには、担任の先生、進路・進学相談できる先生に、聞きに行って下さい。
その際、うるさい小言や説教を言われるかもしれませんが、『それ』は、『罰』だと思って、全て受けて下さい。
そのくらい、積み重ねた『悪行・ツケ・借金』は『罪』なのです。少なくとも、中高一貫校では。
所々うるさい説教が入ってしまいますが、続けます。
その『確認』、そして先生との『相談』を終えたら、次に、『平常点』を見積もって(概算して)下さい。
それもかなり厳しく絶望的な予想で計算して下さい。
昨今の子供は『危機管理能力』が無いといわれますが、その『危機管理』以前の、自分の『今の状況・状態』を軽んじているように見受けられます。
『危機管理』と言われると、『予想できない未来』に対して備えるイメージを、持たれていると思います。
実際は、まず『今現状』の『自分』の『状況・状態』を知ることが、『危機管理』の大前提であることに気付いて下さい。
『危機管理』する前の段階で、自分の状況・状態がわかっていなければ、全く意味をなさないこととなります。
ですので、一学期の成績、二学期中間テストの結果が出た現時点での、自分の状況・状態を、まずは『知って下さい』、それもかなり詳細に、かなり絶望的に。
悲観的すぎると思えるくらいに、追い込むくらいに考えて、初めて、じゃあどうしよう、どうすればと、本気に考えるものです。
少しでも、『なんとかなるや』『どうでもいいや』が入り込めば、進級・進学に赤信号がともります。
この全般編においては、まず、自分の状況・状態を、深く詳細に知ることが前提です。
そんなの知っている、それはわかっている、それ以上のことをと、求める方でも、いえ、むしろ、そういう方ほど、まずはこれを徹底的にやって下さい。
失礼ながら、一学期の成績が出てて、二学期中間テストの結果が出た、今さら『勉強の仕方』を焦って求めるのでは、遅いです。
進級・進学がかかるとなればなおさら、付け焼刃の小技が通用するほど、二学期中間テスト後の勉強は甘いものではありません。
まずはその意識と覚悟をつけるために、自分の現状をよく知って下さい。
また、一教科だけが問題だ、主要科目さえどうにかなればいいなんて思って、簡単に考える方も注意して下さい。
経験則で語らせて頂きますが、そうやって、『その教科』だけが問題と思って、他の教科をないがしろにしたために、進級・進学できなかったなんていうことは、ざらにあります。
進級・進学がかかっているのであれば超真剣に、1年生、2年生でそこまで考えなくても思う方も、来年・再来年、『そう』なるかもしれないということを想定して、少し本気に考えてみて下さい。
私があーだこーだとうるさい説教を言っている以上に、一学期の成績、そして二学期中間テストの結果が出ている、記録されていることは、『ウザイ』、『ムカツク』、『うるさい』ことです。
『それら』が、進級・進学のもとになる以上、切っても切れない、大事な、重要な要素となることに気付いて下さい。
一教育者の立場でこう言うのも、批判・批難を受けてしまうかもしれませんが、中高一貫校において、二学期中間テストまで来てしまいますと、希望や夢に溢れる勉強法よりも、泥臭い、腹黒い、『成績を取る』『進級・進学できる方法』が重要になってくることが事実です。
そのための、下準備が、『自分の状況・状態』を知ることです。
できる限り詳細に、綿密に、客観的に調べて、知って、分析してみて下さい。
皮肉なことに『それ』は学校の勉強以上に、『勉強』となります。
ぜひやってみて、試してみて下さい。
冒頭から身も蓋も無いことを書きますが、『数学』の二学期期末テストにおいて、『高得点』を取ることは不可能に近いです。
というのも、基本的に『優しい』数学の先生は、もともと、定期テストにおいて、数学が嫌いな人でも、『平均点は取れる』あるいは『赤点は免れる』テストを作ってきています。
その積み重ねのテストにおいて、散々サボってきた方が、『二学期期末テスト』だけ、今までのツケを『挽回』できるだけの点数を取るとなると、非情に厳しいのが現状です。
もちろん、他の科目を全く無視して、数学だけを勉強する、いえ、勉強『し直す』覚悟があり、実際に『そう』勉強できたなら、二学期期末テストで高得点を取る可能性はあります。
ですが、これは現実的に難しいことだと思います。
数学の成績・テストを落としている方は、数学以外の教科の成績を落としている方も多く、その教科との勉強の時間、労力を分散させてしまう、あるいは、最悪、数学は落としてでも、他の教科の点数を、成績を上げようと考えると思います。
そんな状況ですので、もし仮に進級・進学要綱において、数学1教科を落としても、進級・進学できるというのであれば、数学は後回しにしても構わないと思います。
ですが、一つ釘をささせて頂きます。
数学1教科を落とすということは、もう『それ』で、他の教科を『落とすことの出来ない状況』であることを覚悟して下さい。
後回しにして構わないというのは、数学を『勉強する』、『勉強し直す』ことで、他の教科の勉強するにあたって、『多大な影響』があるからという場合です。
数学『だけ』が問題だという方は、ぜひ数学を勉強して下さい。
そうした前提のもと、二学期中間テスト後からの勉強の仕方~数学編~を提案していきます。
二学期期末テストまでの数学において、二学期中間テストまでサボッた、サボッてはいないが、『自分なり』に頑張ったが通用しなかった方は、冒頭にも書きましたが、二学期期末テストで一発大逆転の『高得点』を取ることはやはり難しいです。
もちろん、私の書いていることなんて、嘘っぱちだったと言えるように、頑張って高得点を取って頂きたいのですが、二学期中間テストを終えて、ここまできて、『勉強の仕方』を求める方が、そうなるためには、相当の覚悟と勉強量が必要となります。
『今はそう思っている』『そう思った』『そう言われたからあえてそうしてやろうと思った』程度に考えているなら、止めておいたほうが良いと思います。
二学期から習う数学の単元は新しい概念が多く、その実、積み重ねた論理的思考、計算能力が問われる単元となります。
計算能力、特に暗算や速算ができる素養を持っている方は、あるいは、高得点を狙えるかもしれませんが、それでも、相当の勉強時間を必要とすることを覚悟して下さい。
冒頭から説教ばかりで失礼しましたが、二学期中間テスト後の数学の勉強の仕方として、提案させて頂くのは、3点です。
まず、『誠意』を見せるです。
誠意なんて、抽象的すぎるかもしれませんので、もう少し具体的に言えば、『平常点』を稼いでおくです。
授業中寝ないはもちろんのこと、宿題や課題は早めに提出、それが許されないなら、きれいな字で書く、間違えた箇所は赤ペンで答えの解説付きで書いてやり直す、授業中に行われる平常テストなどあれば、その平常テストで満点を取るなど、数学に対する勉強の姿勢を正して、先生に認められるようにして下さい。
少なくとも『これら』をやって、文句を言う・怒る先生はいないですし、不快・不愉快に思う先生もいないでしょう。
やらないよりは、やったほうがいいことですので、ぜひやって下さい。
『そうしたこと』をした上で、『さらに』、期末テストで、『平均点』、あるいは『平均点以上』の点数を取る必要があります。
ここで、二つ目の、『過去のテストの分析』が必要になってきます。
ほとんどの先生がそうだと思いますが、大抵が、簡単な計算問題で3~40点、『少し』難しい計算問題で2~30点で、応用が必要な問題・文章題は多くでも30点分ぐらいだと思います。
そこで、まずこの、簡単な計算問題がどれくらい出されるのか、それらがどこから出されるのかを、過去のテストをもとに分析し、まずは『それら』を完璧に解けるようにしましょう。
その上で、『少し』難しい計算問題ができるようにしておきましょう。
二学期中間テストまでに、数学で点数を落としている方は、まずはここまでを完璧にすることを目標にするのがいいでしょう。
その先を求め始めると、少し点数対時間効率が悪くなると思います。
最後に、三つ目として、この2点を徹底的にやることです。
前の2点のことをないがしろといいますか、適当にやろうと考える方が、二学期中間テストまでに数学を落としてきている方です。といっても過言ではないと思いますが、いかがでしょうか?
徹底して『やる』と決めても、どこかで『なんとかなる』『どうでもいいや』が出てくるのが人間だと思います。
一学期の成績が出て、二学期中間テストの結果が出た今、『もう』追い込まれていることを自覚して下さい。
残りは2回、二学期期末テスト、学年末テストだけだということに気付いて下さい。
全般編で書いたように『自分の状況・状態』を確認しているなら、よくわかっているはずです。
その自覚をもって、数学の『勉強』をして下さい。
『今』やっている範囲や単元が難しかろうが、わからなかろうが、残念ながら、次のテストで出題されるのは、『今』やっている範囲です。
『先出し』の文句や愚痴は結構ですが、それで『後の祭り』に、ならないようにして下さい。
数学の勉強はその傾向が強く出るので、注意して下さい。
わからないことが出たから、終了、次の教科に、ではなく、わからないことが出ても、できることを本当にできるかどうか確認し、さらにわらかないところも、わかるように、わからないならわからないなりに丸暗記してやろうと、いうくらいの気持ちでやって下さい。
冒頭にも書きましたが、二学期期末テストで、数学で、『高得点』を取るのは、難しいです。
タチヨミ版はここまでとなります。
2015年8月29日 発行 初版
bb_B_00138021
bcck: http://bccks.jp/bcck/00138021/info
user: http://bccks.jp/user/132947
format:#002t
Powered by BCCKS
株式会社BCCKS
〒141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
contact@bccks.jp
http://bccks.jp