この本はタチヨミ版です。
── ラブレターと七不思議? そして真相は?〈連載小説・第2回〉
── テクニックより大切なことは過去のコラムにて〈編集長コラム〉
── マリー・アントワネットが息子に送った手紙〈連載小説・第1回〉
── 手鞠つき羽子遣る程になりにけり(正岡子規)〈表紙イラスト〉
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〈ゲストコラム〉
菊池 健
漫画家支援のトキワ荘プロジェクトでディレクターをつとめる菊池と申します。
今回は「トキワ荘プロジェクトのこれまでとこれから」についてお話します。
トキワ荘プロジェクト(以下トキワ荘PJ)はNPO法人NEWVERYが運営する漫画家支援事業です。
その支援活動の現状をまとめると、次のようになります。
◆コミュニティ事業
この事業は、そもそもトキワ荘PJを開始するきっかけとなった事業で、東京に上京するなどしてプロを目指す若者に、安価なシェアハウスを提供しています。
2015年11月現在、東京・埼玉・千葉に22軒、京都に4軒の一軒家を法人で借り受け、シェアハウスとして、東京で127部屋、京都で16部屋、合計で143部屋を提供しています。
これまで、通算で360人超が入居・卒業し、メジャー誌などにプロデビューしたのが59人です。
住む場所を提供していますが、漫画家を目指す若者たちが、ともに住み、切磋琢磨することが最も価値が高い部分と考えているため「コミュニティ事業」としています。
◆教育・出版事業
漫画家支援を研究する目的で、これまで4冊の書籍を製作・販売しています。
『漫画家白書』『マンガでメシを食っていく!―漫画家のキャリアプラン』『漫画で食えない人の壁』『漫画で食えない人の壁‐プロがプロたる所以編‐』です。全て自社出版で、壁シリーズの2冊はKindleストアで販売もしています。
これらの、書籍で研究してきた内容を踏まえ、漫画家向けの教育事業を行っています。
中でも最も注力してるのは、MANZEMIというシリーズ講座で、通算で延べ1000人ほどの新人・プロ漫画家向けに講座を開催しています。
◆イベント・プロデュース事業
漫画家を支援することを目的に、様々なイベントを行っています。
最も大きいものは、京都で開催する、マンガ出張編集部@京まふです。これは毎年9月に京都で開催される京都国際マンガ・アニメフェアと同時に開催されるもので、関東で年に4回行われるコミティアの出張編集部に次ぐ規模となっており、西日本最大の出張編集部イベントです。
他にも、一般と異なる漫画家事情に合わせて行う「漫画家向け確定申告講習会」や、編集者の未来を占う「堀江信彦・佐渡島庸平トークイベント@阿佐ヶ谷ロフト」、漫画家個人ではなかなか入れない学校に公式に取材を申し入れ、背景写真用の学校内撮影を行う「漫画背景撮影ツアー」などを行っています。
現在は、これらのイベントの経緯や、漫画家支援の内容を進化させる形で、デジタル化後の漫画業界に対応できるプロデューサーを迎えての「MDC:マンガディベロッパーズカンファレンス」を、2015年
タチヨミ版はここまでとなります。
2015年12月22日 発行 初版
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NPO法人日本独立作家同盟は、文筆や漫画などの作品を、自らの力で電子書籍などのパッケージにして世に送り出している、インディーズ作家の活動を応援する団体です。伝統的な出版手法である、出版社から取次を経て書店に書籍を並べる商業出版「以外」の手段、すなわち、セルフパブリッシング(自己出版)によって自らの作品を世に送り出す・送り出そうとしている方々をサポート対象としています。
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