── 注意! あくまでもフィクションです。
〈読切小説〉
雑魚戦闘員と戦っている間に愛くるしい美香ちゃんが敵にさらわれた!
俺はヒーロー。雑魚どもの相手は後回しだ。美香ちゃんを助けなきゃ! 俺は拳銃片手にマシンにまたがり悪党どもを追いかける。マシンに搭載されたお節介な女性ナビゲーターの警告も無視して、俺は拳銃を撃ちまくる! しかし、奴らはためらうことなく先へ行く。
そして、たどり着いたその場所は! どうやらそこは奴らのアジトのようだ。
あえて、軽めのタイトルをつけ、軽いノリのオープニングで始まりますが、落差の大きいエンディングで一気に沈んで下さい。
あの部屋で何が行われ、どうなるか? それらは全て読者である貴方に「一任」しております。ご自由にご想像下さい。
火曜日午前十時。朝から大変だ。
まったく次から次へと雑魚どもが出てきやがるな! お前たちは俺の敵じゃないんだよ!
俺は限りなく出てくる雑魚戦闘員たちを次々に倒すのだが、全くキリがない。コイツらを倒すことは、難じゃないが、これじゃ手足がいくつあっても間に合わない。それに相棒の拳銃も弾がなくなっては役に立たないから無駄撃ちもできない。
「あっ! 美香ちゃん!」
いつでもクマのぬいぐるみを手放さない愛くるしい美香ちゃん。その美香ちゃんが、突然奴らの一人に抱きかかえられ、車に乗せられた。おまけに取り巻きの車が三台もいる。おっと、奴らは一斉に走りだした。いったい美香ちゃんをどこへ連れて行くつもりだ!
えぇい、この雑魚ども鬱陶しいんだよ! まとわりつくな! 美香ちゃんを追わなきゃ! 雑魚キャラの相手はうんざりだ!
俺もマシンにまたがり、美香ちゃんを追いかける。雑魚の相手は後回しだ! 俺が戻るまで、あんまり悪さするんじゃねぇぞ!
美香ちゃんを乗せた車に追いつきたいのだが、目の前の三台が俺を邪魔しやがる。畜生、美香ちゃんの姿が見えない。あんまり気が進まないが、俺は拳銃を取り出し、前を走る車に向かって撃ちまくる。だが、映画やドラマのようには簡単に当たらないものだ。奴らはまったくためらうことなく走り続ける。
「マモルサン ソウコウチュウノ ブキノ シヨウハ キケンヨ。ヒカエルノヨ。」
このマシン、高性能なのはありがたいんだが、お節介過ぎるところもあるのが玉に瑕。マシンのコンピューターが女性ナビゲーターの声で俺に警告してきやがる。こんな状況で安全運転なんてしていられるかよ! 全くイラつくぜ。こっちは、そんな呑気なこと言っていられる状況じゃないんだよ!
まったくコイツらどこに行く気だ? おっと、奴らの車が急に山道に入りやがった。
当然俺も合わせて山道へ向かう。そして、しばらくすると悪党どもの車は大きな倉庫の前で停まった。なるほど、ここがアジトか。
奴ら、俺を待ち構えていやがる。いい度胸だ! さあ、お手並み拝見といきますか。
俺はマシンを降り、首を回し、指を鳴らした。
「最初の相手は誰だ?」
※この作品のサンプルはここまでです。続いてインタビューをご覧ください。
竹島八百富(たけしま・やおとみ)と申します。
やりたいことがいっぱいで、読む、書くという基本的な行動が滞ってしまう日々を送っております。かといって睡眠時間はあまり削りたくないし……。
群雛で活躍されている皆さんの迅速な行動力に日々圧倒されています。なぜ、あんなに速く読んだり、書いたりできるんだろう? なぜ、あんなに速くSNSに投稿できるんだろう? と真剣に不思議に思っています。
ウェブマガで本の紹介や読書レビューを始めましたが、マイペースでゆっくりやっていきますので、お暇なときにお立ち寄りください。
◆代表作:
・『Amazing Short Stories』
・キンドルホラー『厭モノ・怖モノ』
(いずれもKindle ストアで配信中)
・『奇談屋の本』
(BCCKSで配信中)
・『波長』
(Kindleストア、BCCKS、BOOK☆WALKER など十カ所のストアで配信中)
◆メールアドレス:
yaotomi.t@gmail.com
◆公式サイト:
「奇談屋書店」書籍紹介
http://yaotomi.publishers.fm/
「合縁奇縁雛の群れ」読書レビュー
http://hina-report.publishers.fm/
◆Twitter:@yaotomi_san
https://twitter.com/yaotomi_san
◆作家PV:『竹島八百富ムービー』
https://youtu.be/_w7oJz6G_uo
◆ホラー小噺:竹島八百富ムービー【奇談屋の小噺】其の壱
『ねぇ、知ってる?』
https://youtu.be/ScsuR26KEm4
サウナで『一億総活躍社会』のニュースを観ていたとき、一人のオジサンが、「残り三千万人は活躍せんでいいんか?」と発した言葉がヒントです。
調べたら、現在の人口は一億二千六百万人。そっかー、二千六百万人は非活躍者なんだ! おまけに、年金の運用は、二十七年度は●●兆円の損失だそうで……。
なんかね、もう、って感じです。内容は勿論フィクションですが、こんな社会にならないようにという願いを込めての作品です。
日本に住んでいる全ての方に。
初稿は二日ほどで書いたのですが、内容が思ったよりグロっぽくなってしまって、推敲段階でかなり書き直しさらに二日ほどかかりました。
たぶん初稿と今作は別物レベルで違っています。
読者の方が、読み終わった後に自分の将来、子供たちの未来について考え込んでくれるように意識しました。
自分の行動の遅さ。
そのくせやりたいことがいっぱいあって、時間が足りなくなってしまいます。
決して、日本を否定しているわけではありません。
ただ、将来を憂えているのは私だけではないと思います。近い将来、こんなことが起きないように皆さんで明るい未来を創りましょう!
年末年始はじっくり本を読もう!『月刊群雛』はインディーズ作家を応援するマガジン。掲載作家は毎号一般公募、巧拙問わず・ジャンル不問・参加は早い者勝ちの、ちょっと変わった電子雑誌です。
2016年01月号のゲストコラムは、マンガビジネス請負人・菊池健が語る『トキワ荘プロジェクトのこれまでとこれから』です! ほか、珠玉の十篇とインタビューを収録。制作裏話や今後の活動予定もしっかりお届けします。
お求めはこちらのリンク先から!
http://www.gunsu.jp/2015/12/GunSu-201601.html
NPO法人日本独立作家同盟は、文筆や漫画などの作品を、自らの力で電子書籍などのパッケージにして世に送り出している、インディーズ作家の活動を応援する団体です。伝統的な出版手法である、出版社から取次を経て書店に書籍を並べる商業出版「以外」の手段、すなわち、セルフパブリッシング(自己出版)によって自らの作品を世に送り出す・送り出そうとしている方々をサポート対象としています。
当法人の活動目的は、誰もが情報発信者になれる時代における、作家や作品の知名度向上(Promotion)、作品の品質向上(Quality)、作家と読者のコミュニケーション活性化(Communication)などを促進することにより、多種多様な出版文化の振興に貢献することです。情報交換や交流などを目的としたコミュニティの運営、インディーズ作家を応援するマガジン『月刊群雛』の発行、ウェブメディア『群雛ポータル』によるセルフパブリッシング関連の情報発信、勉強会やセミナーの運営などの事業を行っています。詳細は、公式サイトの[法人概要]をご覧ください。
◆NPO法人日本独立作家同盟公式サイト:
http://www.allianceindependentauthors.jp/
2015年12月23日 発行 初版
bb_B_00141201
bcck: http://bccks.jp/bcck/00141201/info
user: http://bccks.jp/user/121026
format:#002t
Powered by BCCKS
株式会社BCCKS
〒141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
contact@bccks.jp
http://bccks.jp