── 小説書きが本気出して書評を書いてみました
〈読切書評〉
Google+のコミュニティへの投稿の再録・再編の自己出版で『らせんの本棚』という書評集を出しています。今回はまだ『らせんの本棚』本誌に載せていない作品の書評を2作分、大げさにパワーアップしてお送りします。小説書きが自作のお話を載せるよりもこの2作品の紹介をしたくてたまらなかったほどの傑作です。どうぞお楽しみに。
お正月号ですね。あけましておめでとうございます。
新年初ですから、今回はいつもと雰囲気を変え、Google+「本が好き」コミュニティ管理人である筆者(私)が2015年に読んで「これは!」と思った2作品の書評をお届けいたします。なお、読んだのが2015年なので、紹介する本は2015年以前発売の本になってしまっています。もう読まれた方は一緒にあの感動を思い出し、そうでない方には「読んでみたい!」と思っていただけるような紹介ができればと思っています。ネタバレには注意しておりますのでご安心のほどを。あ、書評じゃん、つまんなそう、なんて読み飛ばさないで! 書評でもなんとか面白いように鋭意努力した所存です。騙されたと思ってひとつ、いえふたつ、読んでくださいまし。それでは、いきますよー。はじまりはじまり~♪
まず、最初にご紹介いたしますのはこちらです。
あまり知られてないことですが、本にだって雄と雌があります。
雄と雌があるってことは、そう、アレしてコレしてこうなって、新しい本が生まれちゃうわけです。
蔵書家の家にはたいそう沢山の本があるわけでして、その中にはいい感じになってしまった番いの本があったりなんかして、気がつくといつの間にやら本が増えちゃってる。その理由が実はコレなんですね。
数千、数万の蔵書を持つ蔵書家の家の本棚は、ただでさえ本が多いというのに、ほっといただけでも本が増えてしまうわけです。
「ああ、また本が増えちゃった。こまったなあ」なんてつぶやいたことがある人は、この本の読者にピッタリ。
人知れず増えていく本の秘密から、本と共に生きた、愛すべき博覧強記のお祖父ちゃんの驚天動地の人生、そしてその一族の悲喜こもごも、さらには人類の叡智から宇宙の秘密まで一切合切をつめこんだ大風呂敷を、面白おかしいコテコテの大阪弁で語って聞かせてくれます。
いやあ、これは面白いわ! あんまり面白くて、この忙しいのに久しぶりにぶっ通しで読んでしまいました。でもって夜も更けているのに二周目に突入しそう、その前に感想だけでも書いとかなくちゃ! って、感想がパタパタと羽ばたいて飛んでいって仕舞う前に慌てて書いてます。
とまあ、実はこれ、私が「本が好き」コミュニティに投稿した、初読時のレビューです。
※この作品のサンプルはここまでです。続いてインタビューをご覧ください。
名前:神楽坂らせん / (かぐらざか・らせん)
https://plus.google.com/105106999084079383977/
Google+の『本が好き』コミュニティの管理人をしています。自画像は仲良しのGoogle+ユーザ、樫津りんご(かしづ・りんご)さんに描いてもらっています。
キャッチコピーで「小説書きが」と書きましたが、よく考えたら小説よりも実用書やレビュー集を多く出してますね(汗)。
気がつけばけっこういっぱい出しているので、実用書中心にまとめますと、
・『らせんの本棚』 http://rasenbooks.tumblr.com/
Google+の『本が好き』コミュニティからのレビューセレクションを自己出版しています。現在3巻まで出しています。
・『秀丸で傑作を書く!①』 http://hidehon1.tumblr.com/
秀丸エディタというWindows用のテキストエディタの小説書き向けガイドブックを出させてもらいました。
・『ファンタジー世界構築のための質問リスト〈完全版〉』 http://fwbqj.tumblr.com/
『月刊群雛』生まれのファンタジー世界創作ガイド。アメリカSF作家協会テキストの日本語版。好評発売中です!
・『らせん式ドラマロジー入門』 http://dramarogy.tumblr.com/
アマチュア作家さん向けの創作ガイドです。小説の書き方のイロハからイロイロとボリュームたっぷりに詰まっています。
・『yWriterで物語を書こう』 http://ywriter.tumblr.com/
小説書き向けのエディタソフトのガイドブックです。
なんとここまで実用書!
小説の方は、
・『マトリョシカ』 http://maddoc8823.tumblr.com/
・『あいどる・とーく』 http://idletalkbook.tumblr.com/
の2作のみという寂しさ! これはいけませんね。もっと創作の方を頑張らなくては。と、リストを作ってみて痛感いたしました。なお、この2作は群雛文庫にも選出していただいております。そちらもよろしくお願い致します。
そのほか、最新情報などは著者ランディングページ『らせんWORKS』を作ってありますので、そちらをご覧いただければ幸いです。
・『らせんWORKS』 http://rasenworks.tumblr.com/
それぞれためし読みできるようにしてありますので、ご興味ありましたら立ち読みでもどうぞ♪
『月刊群雛』2015年12月号の参加者アンケートに「2015年に読んだ本ベスト3」がついたことですね。
これは絶対答えなくては! と思っていたのに、レギュレーション上12月号は参加できず、枕を涙で濡らす日々でした。泣いてばかりでも仕方がないので、よーしそれならば自分で書いちゃえ! と一念発起して書きおろしたのが本作になります。
なお、Google+の『本が好き』コミュニティでも2015年のレビュー大賞を募集しています。2015年内は投稿可能ですので、ぜひぜひご参加くださいませ!
・『本にだって雄と雌があります』 小田雅久仁(おだ・まさくに)
・『ドミトリーともきんす』 高野文子(たかの・ふみこ)
本と科学と人間が好きな人に。
ざっと書いたのは3日ほどですが、事実関係の確認等で1週間ほどかかりました。
主にGoogle+で宣伝しているほか、最近はランディングページを作るようになったのでそちらを案内しています。
毎回インタビューに新鮮な情報を書いてと言われることです……。あー、ネタがないよう!
今回は文字数いっぱいで取り上げられませんでしたが、あさりよしとお先生の『まんがサイエンス』シリーズが大好きです。面白くってためになります。大人でもきっと楽しめて発見があります。未読の方はぜひ読んでみてください。
創作の方に力を入れねば、といいつつ、秀丸エディタガイドブックのパート②をみりみり書いています。
あ、そうだ、創作といえば以前『月刊群雛』に載せさせてもらった『ふたりのブルベ』の単行本化の話もじわじわ進行中です。こちらも近いうちにお届けできるかも? おたのしみに♪
小説を書くより書評書く方が簡単じゃん! なんて思っていた時期が私にもありました。全世界の書評家のみなさまごめんなさい。
年末年始はじっくり本を読もう!『月刊群雛』はインディーズ作家を応援するマガジン。掲載作家は毎号一般公募、巧拙問わず・ジャンル不問・参加は早い者勝ちの、ちょっと変わった電子雑誌です。
2016年01月号のゲストコラムは、マンガビジネス請負人・菊池健が語る『トキワ荘プロジェクトのこれまでとこれから』です! ほか、珠玉の十篇とインタビューを収録。制作裏話や今後の活動予定もしっかりお届けします。
お求めはこちらのリンク先から!
http://www.gunsu.jp/2015/12/GunSu-201601.html
NPO法人日本独立作家同盟は、文筆や漫画などの作品を、自らの力で電子書籍などのパッケージにして世に送り出している、インディーズ作家の活動を応援する団体です。伝統的な出版手法である、出版社から取次を経て書店に書籍を並べる商業出版「以外」の手段、すなわち、セルフパブリッシング(自己出版)によって自らの作品を世に送り出す・送り出そうとしている方々をサポート対象としています。
当法人の活動目的は、誰もが情報発信者になれる時代における、作家や作品の知名度向上(Promotion)、作品の品質向上(Quality)、作家と読者のコミュニケーション活性化(Communication)などを促進することにより、多種多様な出版文化の振興に貢献することです。情報交換や交流などを目的としたコミュニティの運営、インディーズ作家を応援するマガジン『月刊群雛』の発行、ウェブメディア『群雛ポータル』によるセルフパブリッシング関連の情報発信、勉強会やセミナーの運営などの事業を行っています。詳細は、公式サイトの[法人概要]をご覧ください。
◆NPO法人日本独立作家同盟公式サイト:
http://www.allianceindependentauthors.jp/
2015年12月24日 発行 初版
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