── SNSで活動するウラ垢女子たち
〈小説〉
SNSのウラ垢で数ヶ月活動してまいりました。そこには気軽にやりはじめた女の子、居場所がなくて逃げ込んだ女の子、自我を保つために続けている女の子、様々な女の子たちの本音が渦巻いていました。そんな彼女たちがいる事を伝えたくて書きはじめました。
今回は、思わずウラ垢女子の〝チチテロ〟に会った会社員、隆司の話です。まずは、ウラ垢の女子高生に翻弄される男性の情けない姿をご覧下さい。
SNSは便利なツールですが、援交に使ったり、依存したりする人もいます。その中にはウラ垢(裏アカウント)と呼ばれる人々が存在します。
名古屋市栄の小さな事務所で働いている、葛島隆司(25歳男:独身)がチャットで顧客と打合せをしてると、ふいに〝青シャツの女性〟が表示された。思わず吹き出しそうになりながらも、なんとか両手で口を押さえて、被害を最小限におさえた。それでも口の中の烏龍茶が飛沫となってモニタとキーボードに飛び散った。
女性の画像でも着衣なら隆司もそれほど慌てない。だけどモノが違う。素肌にノーブラ。ボタンが全て外されている青いシャツ。豊かな乳房があらわになっている。そして右側乳房には少し大きめの乳首まで見えていた。
男子たるもの、こんな写真が嫌いなわけがない。むしろ好きだ。大好きだと言ってもいい。だけど今は仕事中。忙しい年末。まわりには同僚がいる。仕事場では見られない。なのに、いきなり表示させるなんて、これはテロだ。チチテロだ!
隆司が、女性の画像を見ながらそんな事を考えていると、隣の席の先輩(26歳女性:独身)がモニタを覗きこんだ。
「隆司くんどうした……。あっ、この写メ……。し、仕事中だから、控えてね」
「い、いや、誤解です。チチ、じゃない。写メがですね、突然表示されたんですよ」
「そんな隆司君の性癖なんて、ちょっとは気になるけど、興味ありませんから」
「いや、いや、いや。性癖とか関係ないです。イキナリなんですよ。イキナリ」
「そう。イキナリがいいの? ま、まだ若いのね。でもその時は優しくして欲しいな」
「じゃ、なくてですね、この写メがイキナリ表示されたんですよ」
「なに言ってるのよ。私の写メあげるから、仕事中くらい我慢しててくれるかな?」
「いや、いりませんよ。いや本当は欲しいですけど、そういう事じゃなくてですね」
「傷つくなぁ。隆司くん。もう私を女扱いしてくれないのね。うっ、うっ、うっ」
「そんな事ないです。入社してからずっと憧れてました。なにか機会があれば……ってそんな事じゃないんですよ。先輩」
「あぁ、面白かった。じゃなにかの機会を待ってるわ。でっ、どうしたの隆司くん」
「先輩酷い。マジ焦りました。じゃなくて、この写メが突然表示されたんです」
そう言いながら隆司はモニタを向けて説明した。
「あぁこれね。〝ウラ垢〟ってやつよ。エッチな女性がやってるのよ」
「自分の裸を晒すんですか?」
「そうね、ほら顔は見えないでしょ。こうして隠してるのよ」
「へぇ~。ホントですねぇ。でもどうしてイキナリ表示されたんでしょ」
「隆司くんの友達が、引用リツイートでもしたんでしょ」
「へぇ~。先輩詳しいですね。さすがなんでも知ってるんですね。尊敬します」
※この作品のサンプルはここまでです。続いてインタビューをご覧ください。
こんにちは。よたかです。既婚者でありながら昨年末の忘年会で〝恋〟をしてしまいました。とても素敵な女性でした。久々の恋心をきちんと保存したくて、彼女を主人公にしたアダルト小説を書いてみたら、きちんと恋心が昇華されました。
書いたアダルト小説を彼女に渡してあらためて告白すると「ありがとう。続きも読みたい」と言ってくれました。こんな気持ちの使い方がある事を知ってちょっと嬉しくなった今日この頃です。
アダルト作品告知のために使っていたアカウントで、何人かのウラ垢女子と知り合って、彼女たちに興味をもったからです。
ウラ垢で活動されている、ウラ垢女子の方々、ウラ垢で女性に罵詈雑言を浴びせてる男性の方々に読んでいただきたいと思います。
ネタは3カ月掛けて集めました。書いたのは1週間でしょうか。
最近長編の新作を書いてないので、Kindleストアでの売上げがだだ下がりです。なんとかしたいので、すぐにでも長編に取りかかりたいと思います。
今回も名古屋ローカルネタなので、他の地区の方にはわかりにくいかもしれませんが、名古屋の地図を片手にお読み下さい。
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NPO法人日本独立作家同盟は、文筆や漫画などの作品を、自らの力で電子書籍などのパッケージにして世に送り出している、インディーズ作家の活動を応援する団体です。伝統的な出版手法である、出版社から取次を経て書店に書籍を並べる商業出版「以外」の手段、すなわち、セルフパブリッシング(自己出版)によって自らの作品を世に送り出す・送り出そうとしている方々をサポート対象としています。
当法人の活動目的は、誰もが情報発信者になれる時代における、作家や作品の知名度向上(Promotion)、作品の品質向上(Quality)、作家と読者のコミュニケーション活性化(Communication)などを促進することにより、多種多様な出版文化の振興に貢献することです。情報交換や交流などを目的としたコミュニティの運営、インディーズ作家を応援するマガジン『月刊群雛』の発行、ウェブメディア『群雛ポータル』によるセルフパブリッシング関連の情報発信、勉強会やセミナーの運営などの事業を行っています。詳細は、公式サイトの[法人概要]をご覧ください。
◆NPO法人日本独立作家同盟公式サイト:
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2016年3月8日 発行 初版
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