── 人工知能は人間のわびさびを理解できるか?
〈小説〉
【第1問】
AIが人間のわびさび覚えたらヤバくね? もはや人間いらなくね?
(制限時間:1分)
【第2問】
エー博士(田中)を中心に、とあるプロジェクト(ヒント:落語)が始まった。
あんなことやこんなこと(いかがわしいかは不明)を学んだ人工知能「こうはく」(グレー)は、さて何て言った?
(制限時間:15秒)
博士が三人集まって、とあるプロジェクトが発足した。落語「まんじゅうこわい」を人工知能で再現できるか、というプロジェクトだ。
「これがうまくいけば、AIが日本のわびさびを理解できるようになる」
プロジェクト長のエー博士はそう語った。
まずは人工知能の名前だ。博士同士で話し合って、縁起が良さそうな「こうはく」と名をつけた。
次は「まんじゅう」という概念をこうはくに教えてやることだ。大量のまんじゅうに関するデータを、こうはくに入力して学習させた。
「いいですか、落語の[まんじゅうこわい]は入力不可ですよ」
とエー博士。答えを知っていたら困る。
結果、こうはくは、まんじゅうとそれ以外とを高確率で識別できるようになった。
「メインのまんじゅうについてはこんなものでしょう」とエー博士。
次の課題は「なぜまんじゅうを欲しがるのか」だ。プログラム上のこうはくには、人間のような身体がない。味覚も、ものを食べる仕組みもなく、そもそもまんじゅうを欲しがるわけも無いのだ。検討の結果、実際の人間と同様に、身体の制約を設けるのが良いだろう、ということになった。
ロボット関係の技術に強いビー博士を中心に「カラダエミュレータ」をこさえた。
人と同様の大きさの人形のカラダである、カラダエミュレータが、こうはくに接続された。このカラダには、目や耳、口、鼻があって、それぞれ視覚、聴覚、味覚、嗅覚情報を数値データとして感知できるようにしてある。脳にあたるAIプログラムは、カラダには入らなかった。
「脳のカラダの中への実装は、コンピュータの小型化を待ちましょう」とビー博士。
こうしてビー博士を中心に開発されたカラダエミュレータに、博士達は、いろんな食べ物を投入してやった。
投入した食べ物は、「旬」を意識して体内カレンダーを調整した。こうはくの体内カレンダーを「春」にしたら、タラの芽やイチゴ、たけのこを入れる。体内カレンダーを夏にしたらキュウリにトマトにアジ。秋といえばやっぱり秋刀魚。そんなあんばいだ。
カラダエミュレータには体調メーターがあって、調子の良い悪いのバイオリズムが周期的に生じるようにした。
実験では、偶然、調子の悪い時につぶあんを食べることが多く、調子の良い時にこしあんを食べることが多かったようだ。こうはくはこしあん好きになった。こしあんを食べると、こうはくの快メーターの上昇が凄いのだ。
※この作品のサンプルはここまでです。続いてインタビューをご覧ください。
はじめまして、にぽっくめいきんぐです。趣味でスマホアプリを作ってます。
牌を折曲げて消すゲーム「オリマゲドン」を作りました(GooglePlayで「オリマゲドン」と検索)。
文章書きは、昨年12月半ばから始めました。約1週間後の19日に、鷹野編集長と福井先生のセミナーに参加できたのが、まさに「渡りに船」でした。
「何事もチャレンジ!」と、投稿させていただきました。
書き始めたばかりで、右も左もわかりませんが、頑張ります。宜しくお願い致します。
◆公式サイト『にぽっくめいきんぐ』
http://nipockmaking.com/
◆ブログ『にぽブロ』
http://nipock.sblo.jp/
◆Twitter(@mamantick)
https://twitter.com/mamantick
昨年、某著作権委員会に加入。通称「オタク部会」で「どこでもドアは著作物?」等の議論。目覚め。折しもTPPやロゴ等、問題多発。色々考えたら「自分で著作物作っちゃえばいいじゃん」となりました。
ひょんな事から人工知能学会にも入会。AIで星新一賞を狙う北海道のプロジェクトを知り、高校の頃を思い出す。
結果「AI絡みの物語を書いてやる!」なる結論に至り、制作に至りました。
星新一(ほし・しんいち)先生です。
高校時代に星先生の文庫を大量に購入し、ひたすら読み耽っていました。
私と同様、「妄想が好き」な方です。
道を歩いている時、お風呂中、等々、いろんな時につい妄想しちゃう。これ、普通にあると思います。自分の頭の中で妄想して楽しめる人。そんな方に読んで欲しいです。
おそらく、6〜8時間くらいだと思います。
2月号の募集で「空きがあるよ」通知が来た際、急遽書いた第一稿がありました。
これを1カ月寝かせて、電車の中などでちょこちょこ修正していったものが、今回の原稿です。
模索中です。
ブログとホームページは作りました。Twitterもあります。
ブログとTwitterは、人工知能と著作権法とアプリの話ばかり書いているので、作品宣伝はこれらに埋もれます。どうしたらいいでしょうかね(悩み中)。
アプリの時は、レビューサイトにメールでレビュー依頼をする、なんてやり方を試しました。
20カ所くらいは送ったかなぁ? そのうち、紹介して頂けたのは2カ所(自動収集)でした。
私程度のアプリでは、レビューしてもらえません。
レビュアーさんだって忙しいんです。それなりのメリットなり、「これいいぞ!」なりをレビュアーさんに与えられないと、駄目なんですよ。それが現状。
では、そこをどう突破するか? これが今抱えている課題です。
これは、きっと、文章でもアプリでも同じはずですよね?
なんといっても、「物語る力」に乏しいことです。
書きながら、少しずつでも、紡ぐ力をつけていきたいです。
最近読んで良かったのは下記です。
・松尾豊(まつお・ゆたか)『人工知能は人間を超えるか』
人工知能学会入会のきっかけとなった本です。
・福井健策(ふくい・けんさく)『18歳の著作権入門』
難しい著作権をわかりやすく説明。初学者の私からしたら、神レベルにおわす方。
文芸本の紹介ではなくて申し訳ありません……
カクヨムでWeb小説コンテストがあるようですね。長編10万字に応募してみたいです(目標)。
5000字を完成させるのに手一杯なのに、はっきり言って無茶なハードル。
(嫁も3月出産予定。時間取れるか?)
あとは、ショートショートをあちこちに投稿していきます。1月は3つ投稿しました。
アプリは、落ちもの系パズルと、その他企画はあるので、時間が余れば作ります。あと、既存アプリのアップデートですね。
お読み頂き、ありがとうございます! 感想頂けるとうれしいです。
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NPO法人日本独立作家同盟は、文筆や漫画などの作品を、自らの力で電子書籍などのパッケージにして世に送り出している、インディーズ作家の活動を応援する団体です。伝統的な出版手法である、出版社から取次を経て書店に書籍を並べる商業出版「以外」の手段、すなわち、セルフパブリッシング(自己出版)によって自らの作品を世に送り出す・送り出そうとしている方々をサポート対象としています。
当法人の活動目的は、誰もが情報発信者になれる時代における、作家や作品の知名度向上(Promotion)、作品の品質向上(Quality)、作家と読者のコミュニケーション活性化(Communication)などを促進することにより、多種多様な出版文化の振興に貢献することです。情報交換や交流などを目的としたコミュニティの運営、インディーズ作家を応援するマガジン『月刊群雛』の発行、ウェブメディア『群雛ポータル』によるセルフパブリッシング関連の情報発信、勉強会やセミナーの運営などの事業を行っています。詳細は、公式サイトの[法人概要]をご覧ください。
◆NPO法人日本独立作家同盟公式サイト:
http://www.allianceindependentauthors.jp/
2016年3月9日 発行 初版
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