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ぼうさい かるた




  この本はタチヨミ版です。

はじめに

タイトルの『ぼうさい』には
『望災』という漢字を当てることをイメージしています。
そもそも人は、死という最大の災いに向かいながら生きています。
『望』の字は遠くをのぞむことを意味しますが、
避けることのできない死に向かうことを
『望災』と勝手に名づけることにします。
できれば避けたい災害に遭遇することを
想定して対処することも『望災』です。
災害にどう望むか?
老いとどう向き合うか?
今をどう生きるか?
身のおき方を考えるヒントになる言葉を並べてみました。
ひらがな七文字に『タマゴロウ』のイラストを加えた
『らくがき七文字』が、いつの間にか1000点を超えました。
その中から32点を選んで、コメントをつけて並べました。
50音には満たない数ですが、
『あ』から初めて、あいうえお順にページを並べてあります。
ストーリー仕立てではないので、
ふと開いたページの言葉で、何かを感じていただければ幸いです。

あすは またくる

とりあえず信じることができそうなのは
明日はまたくるということ
今日を迎えたのと同じように
明日を迎えられるであろうということ

そう思えないときは
先がないことへの覚悟を決めるしかない

明日が来ることを予感できるのなら
その明日の迎え方を常に考えておいたほうが良い

いまをいきれば

今生きていることは間違いない

その今がいつからいつまでのことを指すのか
ふと考えてみる

いつか起こるかもしれないことがらも
思いをはせれば、今のできごとになる
今というときを伸ばしていくと
持っている未来が広がっていく

うきあしだつな

何が起こるかわからないから不安
予想もしなかったことが起こったから不振
本当のことかどうか分からず不信

自分のよって立つところが不安定であると
次への一歩が踏み出せなくなる

しっかりと今、ここに立てば
その先に明日がある

えんがひろがる

ある出来事が起こる前から
ああして、こうして、こうなったというように
さまざまなことが、つながっている

これから先も
ああして、こうして、こうなっていくというように
さまざまなことが、つながっていく

今、していることが、そのまま縁のひとつになる

おこりうること

起こるかもしれないし
起こらないかもしれない

これから起こりうること
さまざまなつながりを意識して予想する

起こるべくして起こったと思えることなら
起こるまえに想像しておくだけで

想定したことがらとして対応できる

きたみちたどる

何がどうなって、ここに来たのか
来た道たどって確かめる

来た道の先に、これからの道
来た道忘れて、この先はなく
来た道たどれば、この先見える



  タチヨミ版はここまでとなります。


ぼうさい かるた(紙本版)

2017年5月21日 発行 初版

著  者:仕掛屋タマゴロウ
発  行:be動詞出版

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仕掛屋タマゴロウ

『らくがき七文字』なるものを1日1枚描くことを務めにしています。

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