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この度は本誌を手に取って下さり、誠にありがとうございます。
本誌は株式会社ブックマークスが運営する、勉強カフェ・横浜関内スタジオにて開催されたイベント「電子雑誌をつくろう!」内にて制作及び出版された一冊です。
また、当イベントの理念及びレギュレーションをこちらに掲載致します。「自分も電子雑誌をつくってみよう!」というご参考、そして後押しになれば幸いです。
◆イベントの理念
みんなで「電子雑誌」をつくって、新しいアウトプット&読書体験を楽しもう!
ブログやSNSの発達により、情報を発信することを「楽しい」と感じる人が増えています。また、「いつかは自分の文章・作品を本にしてみたい!」という憧れを抱いている人も少なくないのでは?
というわけで、皆様に新しい「出版」の場をご用意します。
そう、「電子雑誌」をつくってみませんか?
みんなで原稿を持ち寄り、文章やレイアウトに手直しを加え、最後は自分のスマホや端末で読む。
そんな新しいアウトプット&読書体験が楽しめるイベントです。
◆参加概要
・開催日:2017年11月11日 15時~18時
・参加者の皆さまには、開催日までに1600文字以下(原稿用紙4枚以内)の原稿+400文字程度の自己紹介文を持ち寄っていただきます。(※開催日前にワード形式でお送りいただけると、なお可です)
・作品のジャンルは何でも構いません(小説、詩、ノンフィクション、エッセイ、評論、etc.)。また、マンガ、写真集を希望される方は事前にご相談ください(ページ数が分かるとより助かります)。ただし、残虐な描写、性的感情を刺激する行為の直接的表現、個人や組織に対する攻撃を記したものにつきましては、表現の修正および掲載の見送りを求める場合がございますので、予めご了承ください。
・初回につき今回は掲載テーマも自由です。
・掲載作品のすべての著作権は著者自身に帰属します。
また掲載後にご自身の作品をどう扱うかについては、ご自身で決めていただいて構いません。
・本誌は0円で各種電子書籍ストア(Kindleストア、楽天Kobo、BOOK☆WALKERなど)にて配布する予定です。
19年ぶりの日本シリーズ出場に沸いていた横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアムを有する横浜・関内エリア。長雨にしてもあまりにも長い雨の期間を抜けた、秋晴れの空の下で、一風変わった(?)イベントが11/3(金)、11/4(土)の2日間限定で開催されました。それが「関内外OPEN!」。アート、建築、ファッション、食を楽しむ〝街なかフェス〟。設計事務所や写真家のスタジオが開放されたり、映画館のバックステージツアー(参加したかった…。すごく!)が実施されていたり。はたまたお箸や鞄を作るワークショップが開催されたり、と様々なイベントが盛りだくさん。そのイベントの中の一つ、アウトドアヨガに参加してきました。
人工芝が敷かれヨガスタジオとなったのは、JR関内駅から徒歩5分の関内桜通り。神奈川新聞やテレビ神奈川のあるオフィスビル横浜メディアビジネスセンターを始め、いくつものオフィスビルが立ち並ぶ、いわばビジネス街です。平日ならスーツ姿のサラリーマンやOLさんが歩いているであろう道、しかもヨガマットを敷いて寝転がっているのは、車道! アウトドアヨガの体験は初めてではありませんが、さすがに車道でのヨガは初めてです。とはいえ、周辺でも様々なイベントを行っているからなのか街路樹の緑のためなのか、どこかの公園のよう。ヨガをしていても違和感はありませんでした。(通りを歩く人たちは「ん?」という感じでしたが…)
ヨガを始める前に渡されたのはヘッドフォン。実はこのヨガ、「サイレントフェス」システムで行われました。ヘッドフォンをつけ、耳からインストラクターの指示と音楽を聴きながらヨガをするのです。そのため目の前にはDJブースが。おお、なんだかおしゃれだぞ…。頭にヘッドフォンをつけていたら動きづらいんじゃないかなあ、なんて心配も少しありましたが、意外なほど気になりませんでした。ポーズによってはたまに頭から落ちてきそうになるのも、それはそれでご愛敬。耳元で指示が聞こえるため動きも取りやすく、音楽もダイレクトに聴こえてくるので、屋内だったらかなり集中できるかも。しかしながら今回は外(しつこいようですが路上!)。大勢の人が行き交い、話し声や物音が聞こえる中で、自分の世界に集中してというよりは周りの賑やかさを楽しみながらのヨガでした。何より木漏れ日が心地よく、まるで気分は森林浴…。が、途中でこのポーズが”シャバ―サナ=屍のポーズ”ということを思いつき、「道端で屍のポーズをしている自分」というシュールさに思わず心の中で「ぶぶっ」と吹き出していました。
意外な場所で意外な体験。路上でヨガ、いかがでしょうか? もちろん認可された場所で、です。
【情報】
関内外OPEN!
2017年11月3日(金・祝)、4日(土)開催
主催:アーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
http://kannaigai.yafjp.org/
「道路のパークフェス」アウトドア・ヨガ
11月3日(金・祝)11:00~12:00開催
企画担当:otonomori
http://otonomori-wellness.com/
「うわ、最悪!」
「もうダメだ~」
あなたはピンチの時、どんな言葉をつぶやいていますか?
どうしようもないピンチに陥るのは、多かれ少なかれ誰にでもあることだと思います。
でも、その時に頭の中でつぶやく言葉で、事態をプラスに持って行きやすくしたり、冷静に対処できたりしますよね?
以前、SNSでボクの友人たちに、「ピンチの時に頭の中でつぶやく言葉」を質問したことがあります。
さすが、みなさん「ポジティブ思考」「陽転思考」の持ち主。
素晴らしい答をくれました。
・「この問題から学べることは何?」
・「損害を最小にするために、今やるべきことは何か?」
・「どうやってこれを料理しようか?」
・「●●ちゃん、まさにピンチです!」(●●に自分の名前をいれてドラマのナレーションのように客観的に声に出してみる)
・「ピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス ラン、ラン、ラン♪」(笑)
・「ほう! そう来ましたか!?」
などなど。
これなら、冒頭で書いた言葉よりもより前向きで、生産的な対応が取れそうな気がしますよね。
ボクも以前、映画会社勤めをしていた時に、普段では考えられないようなピンチになったことがあります。
未入金のとあるビデオレンタル店(死語!)に売掛金の回収に行くと、オーナーが肩から腕に直接カラフルなイラストを刻まれているお方だったり!
映画館用のチラシを作ったものの、主演(某アカデミー賞俳優)の写真を間違えて「裏焼き」で使ってしまい、チラシ10万枚がゴミ箱直行になったり!
でも、そんなピンチの時に、あせる気持ちの中で
「あ、これ将来の話のネタにしよう!」
なんて、つぶやいてもいたんですよね。
そんなつぶやきに効果があったのか、当時のエピソードを今、あなたに披露できているわけです。
「陽転思考」は、実にたくさんのメリットを、私たちに与えてくれますね(笑)
最後に、「あなたは、ピンチをどんな言葉で乗り越えますか?」
ピンチを味方につけて、よき日々の旅を。
このタイトルを翻訳すると《私の一日を豊かにする》です。皆さんはこの一文を聞いただけで、自分にとって何がそれに当たるのか……を連想し始めているのではないでしょうか?
私が最初にイメージしたことは、個人的に幸せな家庭を持つことや大金持ちになること、仕事が上手く行くこと、好きな人と一緒にいること、友達と雑談していること、お得なイベントが起こることなどです。
アラフォーの私ですが、未だに全てが満ち足りた日は体験したことはありません。これは、生活のなかで理想の自分とのズレを思っているからで、
「嗚呼、もう少し早く出掛けていれば良かったのに」や
「嗚呼、さっきは言い過ぎてしまったなぁ」
などと些細なことですが、実は一日を豊かにする上では、このようなズレを修正していかなければならないと思うのです。
それは、ズレとは、ストレスであり、理想の自分と違ってしまったことが原因かもしれないですし、周囲から期待されていることと自分の考えが違っているからかもしれません。何にせよストレスは健康面でも精神衛生上でもあまり良くありません。
又、これらのストレスの原因の一端は自分でもあります。その対処法はこれまでの自分よりも成長が必要であると自覚しなければならないということです。
誰かが偶然助けてくれたり、恋人が愛情で解決してくれたり、両親がいつまでも守ってくれる。そんな保証は大半の人には一切ありません。自然界の生物として成長し続けなければ、いつかは毎日の生活すら成り立たなくなると確信しています。
というわけで、毎日の成長について考えたいと思います。
鉄は熱いうちに打て、ということわざがありますが、これは鉄が熱く柔軟なうちに形を変えられることを指していて、つまりは「人間も若く柔軟性があるうちに鍛えよう」や「ある物事が世間から注目を集めているうちにその事についてなにかをしてみた方が良い」などの説があります。
ですから、私はこの場をお借りして、未来の自分が豊かになれるように、将来流行るかもしれないアイデアを書き出してみようと思います。
更には、役に立つアイデアを世間に広めることが、将来の自分を含む世界を豊かにすると言えると思います。
それでは、例として幾つか並べてみます。
○人がスマホなどを使用せず、情報を直接外部から受信できる技術。メリット=PCやスマホから解放されます。
○どこでもドア。人類の究極の道具だと思います。大きさも搬送物に合わせて決め、国が設置場所や使用者の管理を行えば、不正や犯罪の抑止力として成り立ち、世界ビジネスになると考えます。メリット=移動が煩わしい人への最高のストレスケアです。
○すごく目が良くなる眼鏡等。メリット=視力5.0とか体験できる。
○自分だけに尽くしてくれるマネージャーロボット。メリット=頼れるもう一人の自分がいれば、楽だと思います。
○自動建設開発ロボット。無人島でもホテルや空港など、ホームポジションや資材などを決められた場所に供給してあげれば勝手に建設してくれるロボット。メリット=人手が不要で、作り直しも楽になりそう。
○地下の自動車運転専用道路。ドローンや自動運転車両だけが通る道路で、コンパクトで安全な輸送が可能になる。メリット=自動運転専用にすることで、アナログ運転車両との相互ストレスを無くし、事故防止とする。
○ドローン使用申請義務化。法律的に、空に飛ばすには、飛ばす地点の報告の義務付けを行い、不慮の事故に極力備える。メリット=国がドローン所有者の責任追求がしやすく、ドローン同士の衝突事故防止となる。
最後に、社会人としていえば、国が安全で、有能な政府が政治を牽引し、国民の要望を反映して継続する事も豊かにする事だと思います。
又、私としては、生活が上手く回っており、毎日のストレスを極力抑え、金銭面でも効率良く生活することが、《私の一日を豊かにする》と考えています。
皆さんも人生設計の目安に一度、《自分にとっての豊かさとは何か?》をまとめられてみては如何でしょうか。
私が漫画の講師をやっていく中で、生徒の漫画を拝見する際、ほぼ9割の方に共通して感じることがある。それは「主人公のキャラクターに好きになるほどの魅力がない」ということ。
昨今の漫画原作のドラマ化が頻発される状況の中、もしそこを狙っていくのであれば、キャラクターの魅力を盛ることは必須である。
漫画家を目指す方がほとんどつまずく壁、「キャラ作り」はポイントさえ押さえれば機械的に作れると言ってもいい。それらを3つに分けて紹介していきたい。
1.キャラクターは「人間」
大前提としてキャラクターは作者の「操り人形」ではなく、紙の中で生きる「人間」。
漫画家の仕事は紙の中で生きる人間を浮き彫りにしてあげること。
よく言う「キャラが勝手に動く」と同義。
作者の言わせたいことを言わせる「操り人形」から脱せないと、読者に見透かされてしまう。
試しに好きな有名人や、知り合い、もしくは自分を思い浮かべて特徴を書き出してみると、かなりの数が出てくるはず。
逆に言うと、それくらい出てこないとキャラクターが人間にならないということ。
そのキャラクターの特徴を最低50個は書き出してみよう。
大事なのは「人間を書いている」という意識で書くこと。
「漫画のキャラクターを書いている」と思っているうちは「人間」を書けないかも。
2.行動原理と信念
●行動原理を持たせる
行動原理とは何を基準に行動するかという、判断基準、価値基準のこと。
行動原理がないとキャラクターに芯がなくなる。
・孫悟空はひたすら強くなりたい気持ちと、仲間思いの気持ち
・ルフィは冒険心と、仲間思いの気持ち
・桜木花道は赤木晴子、流川楓へのライバル心、本能的な闘争心、バスケが好き
・エレン・イェーガーは母親の敵討ち、壁の向こうが知りたい知的好奇心、調査兵団としての使命感、正義感
●信念がある
行動原理をより具体化したもの、行動原理をキャラが置かれた状況に反映させたもの。
信念は行動原理に由来する。
信念を持たせると、共感、憧れが出やすく、応援したいキャラになる。
しばしば信念はセリフとしても出てくる。
・孫悟空「どんな強いやつにも負けたくない」
・ルフィ「海賊王になる」
・桜木花道「全国制覇」
・エレン・イェーガー「巨人を全て駆逐してやる」「昔の自宅の地下室を見たい」
・緋村剣心「殺さずを貫く」
逆に、信念がないキャラは薄く感じて印象に残らない。
3.欠点とギャップ
●欠点、マイナス面を作る
欠点、悩みやコンプレックスを持たせる。
人は完璧な人よりも、少しマイナス面がある方が好きになりやすい。
共感を持たれやすい。
・孫悟空、強くなること以外には興味が無いダメ人間、常識もマナーも知らない
・ルフィ、単純脳
・桜木花道、成績が悪い、モテない、粗暴、恥ずかしいくらい純粋、常識が通用しない
・エレン・イェーガー、喧嘩っ早いが負ける、ミカサという女の子に世話してもらっている
・緋村剣心、背が低い優男、普段は気が弱い
人気キャラには幼児性、低い精神年齢を持っているキャラが多い。
幼児性はチャーミングに見せる効果がある。
●ギャップを作る
〇〇なのに××というギャップを作るのもコツ。
人間心理としておもしろいと感じる。
プラスのギャップでもマイナスのギャップでもいい。
・孫悟空、ものすごく強いのにあとはちゃらんぽらん、幼少期は子供の見た目なのにめちゃくちゃ強い
・ルフィ、少年なのに海賊王になるとのたまう、船長なのにアホ、主人公なのに能力がゴムになるという主人公らしくない能力、麦わら帽子にベスト短パンサンダルというラフな格好なのにめちゃめちゃ強い
・桜木花道、番長的存在なのに晴子に弱い、けんかは強いし運動能力は高いのに器用さが必要な動きはてんでダメ
・緋村剣心、伝説の人斬りなのに背が低い優男、女顔、気が弱い、逆に背が低い優男なのに伝説の人斬り
欠点が問題を引き起こしたり、欠点によって解決が困難になったりして、さらにそれを信念で解決すると、おもしろいストーリーになる。
キャラクターも成長しやすいかも。
以上3つのポイントを意識すれば、魅力的なキャラクターの大半の部分を作れると言ってもいい。逆に言うとこれらを完全に押さえてキャラクターを作れている生徒はほぼいないとも言える。
人気漫画の主人公で、これらのうちひとつ、あるいはそれ以上が欠けているというキャラクターは1人もいない。つまりこれらを押さえれば大きくは外さないというのはもはや真理と言ってもいい。
数年後、実写化にこぎ着けられるくらいの魅力的な主人公を生み出してくれることに期待したい。
2017年秋。プロ野球は、クライマックスを迎えている。10月になると、ごく一部の球団を除いて、公式戦は終了した。ある者はつかの間の休息に入り、またある者は秋季キャンプで更なる鍛錬に励む。
そして、ある者たちには、来季はこのチームに居場所がないことを告げられる。いわゆる、戦力外通告だ。
ある日、千葉ロッテマリーンズのそれに関するニュースが入ってきた。
そこに書かれていた人名を見て、僕はため息をついた。
柴田講平外野手。
やっぱりダメだったか……。
◆
5月中旬の東京ドーム。この日は日本ハムファイターズの主催試合が行われていた。対戦相手は千葉ロッテである。
まだシーズン序盤にも関わらず、両チームには失望が広がっていた。怪我人の多発、主力の不振、期待はずれの新外国人……。お互いにチームの全てが、上手くいってなかった。
とはいえ、ユニフォーム配布デーということもあり、球場の人数はまずまずだった。黄色い特別ユニフォームで日本ハムの応援席が染まる中、レフトスタンドの千葉ロッテ側の応援席も真っ黒だった。ファンの声量は、絶望的な状況でも揺るがない。
この試合は、下位チームどうしの雑な乱打戦でスタートした。2回裏に日本ハムが3点を奪うが、千葉ロッテも3回表にソロホームランで反撃。しかし、3回裏またまたホームランが飛び出して……。慌ただしい試合展開である。
迎えた4回表。お返しとばかりに、ロッテの悩める助っ人・ダフィーがツーランホームラン。ここでも日本ハムの先発・有原はピリッとしない。何とか2つのアウトを奪うも、四球でランナーを一塁に出してしまった。
ここで打席に入ったのが、柴田だった。
柴田は2009年に阪神タイガースに入団。主に代走と守備固めで出場機会はあったが、打撃に課題の残るプレーヤーだった。16年シーズンをもって、阪神を退団。テスト入団を経て、17年シーズンはロッテでプレーすることになった。
いわゆる、苦労人である。
今シーズンもそこまで、打撃成績が良いというわけではない(もっとも、ロッテのほとんどの選手の打率が悲惨なことになっているのだが)。しかし、チームの危機は、控え選手にとっては大チャンス。ここで名を上げて、ヒーローに躍り出たい。
カウントはワン・ストライク、ワン・ボール。有原が次に投じた一球は、少し高めに浮いていた。バッターは見逃さなかった。打球は高々と、弧を描いて黄色く染まった敵のスタンドへと吸い込まれていく。
打球を確認した柴田は、一塁ベースを踏んだあと、右手を思いっきり突き上げた。
彼にとって、それはプロ入り通算2本目のアーチだった。
◆
しかし、スポーツはなかなか思い通りにいかない。
ロッテの投手陣は踏ん張れなかった。日本ハムの打線に何度も捕まり、失点を喫する。結局、6対11の大差で敗れた。柴田の一発は、文字通り空砲に終わった。
そして、柴田が1軍にいれたのも、あの5月の一時のみだった。
33打数4安打 打率1割2分1厘 1本塁打2打点 1盗塁 9三振
……という数字だけが、2017年シーズンの公式記録に残っている。
一瞬のガッツポーズだった。でもどういうわけか、僕はその一瞬を忘れることができなかった。
この原稿を書いている時点で、彼の今後に関するニュースは届いていない。
ただ、僕の願いは一つだ。柴田講平が、もう一度ガッツポーズする瞬間を。そして、そのためのチャンスを与えられんことを。
【著者追記】この雑誌が発刊された11月11日、柴田講平の現役引退が発表された。ガッツポーズの続きは、第2の人生で見られることを心から願っている。
◆末野美文(まつの・みふみ)
バブル時代が目の前で過ぎ去った、まさにロスジェネ世代ど真ん中のジャスト40。
短大では国文学を専攻。卒業後も編集の専門学校に通うなど、編集者やライターを夢見ていましたが見事に失敗。偶然入社した会社で商業施設のテナント運営という仕事に携わり、5回の転職を繰り返した現在、再びテナント運営に関する仕事に就いています。実は一度、ライター職に就いたこともあるのですが、夢と現実って違うよね、と挫折(単に自分の能力不足)。それでも書く仕事への執着が捨てきれないのは、執念深い巳年生まれのせいなのでしょうか……。
興味あるジャンルは映画、漫画、海外ドラマ、等々。映画関連の仕事に就いていた時期もあり。勉強カフェのある関内は、学生時代からよく映画を見に来ていた場所です。あそこには○○って映画館があってねえ……と語り始めるとしつこいので要注意。職場でもオタクぶりがバレつつあり、そろそろカミングアウトかなー、と思っている今日この頃です。
◆永井正敏(ながい・まさとし)
「ちょっといい話/泣かずにいられないつくり話」の研究家。
神戸市生まれ。母の実家が映画館を経営していたため、7歳から映画に熱中。会社員時代は、外国映画のバイヤーと商品企画を7年務める。買い付け作品は計23本で、のべ1200万人に届けた。
「お客様が泣いて喜ぶような商品・サービスを増やしたい」との思いから、映画で得た独自の「感動の技術」を実業界に伝えている。
海外旅行が趣味で、訪れたことのある国は40カ国にのぼる。
好きな食べ物は、牡蠣とモツ煮込み。好きなことば、No oyster,no life.
◆熊谷憲一(くまがい・けんいち)
《何事も一生懸命やると、何かしら成長する》が、最近強く思うことです。
Jリーグのレイソルで知名度を上げた千葉県・柏市在住です。出身地は神奈川県ですが、マンション購入を機に引っ越しました。趣味は健康を気遣うことですが、ジム通い、整体、休日のイベントで歩くようにするといったささやかなものです。未婚で、エンジニアをしているアラフォーです。2017年の3月から勉強カフェに通い始め、どっぷりとイベント参加がライフスタイルの一環になってしまった一人です。宜しくお願いします。
◆浅上えっそ(あさがみ・えっそ)
岐阜県高山市出身(「君の名は。」の舞台の隣町)。
現在、漫画の塾の講師。漫画家を目指している人や、すでにプロとして活躍されている漫画家さんに漫画の技法を教えている。
大学卒業後、上京、漫画アシスタントを経て漫画賞を受賞。プロデビューし、読み切り漫画2本掲載。
その後映像業界へ転職。映像制作会社に就職。DVD制作、映像ディレクター、番組プロデューサー、CM制作、イベント制作、舞台制作、ネット配信業務などを担当。
退社後、ウェブライターを経て漫画講師へ。
現在は、漫画家の経験とライターの経験を合わせて小説を書くことを目標にしている。小説以外の書籍の執筆も検討中。夢は「だめんずに連続でつかまるダメ子ちゃんが一読しただけで論理的思考をマスターし恋愛で成功する本」を書くこと。
飽きたら転職して、その時にやりたいことをやって生きていきたいので、人生を縛られる結婚は選択肢に無い。
◆和良拓馬(わら・たくま)
1988年3月生まれ、神奈川県横浜市出身。大学時代にスポーツ新聞部に入部し、ラグビー部やサッカー部の番記者として、取材で各地を駆けめぐる日々を過ごす。
大学卒業後はしがないサラリーマンを続ける傍ら、2014年秋より電子書籍の作成及び執筆活動をスタート。代表作は「ウマが逢う話」「本日、応援日和」。主な寄稿先は「月刊群雛(GunSu)」「ウマフリ」など。
「インディ・スポーツライター」を(勝手に)自称し、人々がスポットライトを当てないスポーツの面白さや驚きを伝え、暖かく見守り続けて参ります。日本独立作家同盟正会員及び勉強カフェ横浜関内スタジオ会員。また、本書にてうっかり編集長デビューを飾る。
近況ですが、一時期色々あってごっそり落ちた体重が戻ってきました。これからも頑張って、たんぱく質を大量に摂取します……。
2014年12月に開催された「第1回電子雑誌サミット」にて、ライターの古田靖氏は「『当方編集長、それ以外すべて募集』で電子雑誌はできる」という旨の発言をなされていました。
※参照:『電子雑誌なんか簡単だ! ── 第1回電子雑誌サミットレポート』
https://bccks.jp/bcck/131599/info
そんなわけで、遂に僕自身も「当方編集長!」と名乗り、今、このような雑誌を完成させる運びとなりました。「まさか自分が編集長だなんて」と、「頑張れば自分も編集長になれるんだ」という気持ちがちょうど半分ずつあります。
イベント告知や事前準備もありますが、校正やレイアウト、そして実際にスマホで読むというプロセスはイベント当日の3時間で全て行いました。色々ありましたが、3時間で雑誌の骨格がほぼできるというのも、なかなか興味深い収穫であります。
雑誌づくりはコミュニティづくりと表裏一体です。毎度お世話になっている勉強カフェ・横浜関内スタジオのスタッフの皆様に感謝申し上げます。場所や機材をお借りでき、スムースに進められました。何より、コミュニティの下地があるというのも大変大きかったです。
そして、原稿の掲載及び校正にご協力いただいた4名の会員様に御礼申し上げます。次回開催もご検討頂ければ幸いです。僕が手を挙げるタイミングは、いつになるかはわかりませんが…。
イベント終了後、清掃に来た事情を知らない某スタッフが「なんでこの部屋こんなに暑いんですか?」と不思議そうに聞いてきたのが非常に面白かったです。あの一室は、間違いなく雑誌の編集室になっていた、ということで。
2017年11月 「電子雑誌をつくろう!」編集長 和良拓馬
2017年11月11日 発行 初版
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本書は2017年11月11日に、勉強カフェ・横浜関内スタジオで開催されました「電子雑誌をつくろう」イベント内にて制作されたものです。