2017年夏、茨城大学から14名の学生がブルネイ・ダルサラーム大学での1か月の英語研修に参加した。本書には、かれらのフィールドワークレポート及び体験談を収録する。留学や旅行、ビジネスのためにブルネイ・ダルサラーム国を訪れる人や外国に興味のある人にぜひ読んでもらいたい。

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2017年8月18日(金)~9月16日(土)、茨城大学の14名の学生がブルネイ・ダルサラーム大学での短期英語研修に参加した。茨城大学は、ブルネイ・ダルサラーム大学と2016年に学生交流協定を結び、今回が茨城大学からの初めての派遣となった。4週間にわたる研修で、参加者達はUBDが提供する英語の授業を受講しながら、モスクや水上集落、マングローブ林、クアラ・ブラロン野外調査センター、サゴ工場見学などへのフィールドトリップに参加し、現地の社会・自然文化に対する理解も深めた。本書には、UBDでの短期英語研修に参加した14名のフィールドワークレポート及び体験談を収録している。これらが、今後ブルネイに留学、旅行、ビジネスで行く人々にとって有益な情報源になればと考えている。なぜなら、次に述べるように、それが本書を出版することにした目的だからである。
本書を出版するに至った経緯
ブルネイってどんな国なのだろう?
引率をすることになった私も実はよく知らなかった。そこで、学内の図書館やオンライン書店で本を探してみた。結果、いまいち役立ちそうな本が見つからなかった。
「あんまり参考にできる本や情報がないな~。ガイドブックもマレーシアのおまけみたいに最後にちょこっとしか紹介されていないし…。こんなに情報がないなら、せっかくブルネイに行くんだから、自分達が情報を発信してもいいのかも!じゃ、ブルネイについての本を書くことを研修の課題にしたら面白いかも!」
このように考えたことがこの本を出すことのきっかけだった。
出版をするために
研修の参加者には、本書を出版する目的を次のように伝えた。
①現地の情報を収集し、それをまとめることにより、ブルネイへ行くための事前学習とする。
②ブルネイに関する書籍は現在きわめて少なく、Amazonで販売されているものとしては、海外旅行ガイド 12冊(その中でも「マレーシア」の一部として扱われている)に留まっている。社会貢献の一環として、参加学生の目線からの情報を共有することを目指す。
③次年度以降に参加する学生に向けての情報共有として配布する。
(参加者に配布したシラバスからの抜粋)
本書の構成
本書は1)フィールドワークレポートと2)ブルネイ体験談の二部で構成されている。
1)フィールドワークレポート
フィールドワークレポートは、参加者達がブルネイの文化、社会、教育、経済、観光などの情報をまとめたものである。これらの情報は、参加者達が実際にブルネイで収集した。
レポートは次の手順で執筆した。
①出発の前に、まず自分達が興味を持つブルネイの文化、社会、教育、経済などに関する情報を収集し、事前研修で他の参加者と共有した。情報収集のためにすでに出版されている書籍やインターネット上の情報を用いた他、マレー語を扱ったグループでは学内のマレーシアからの留学生にマレー語を教えてもらった。
②ブルネイ滞在中は、UBDの留学生支援サークルのバディの協力のもと、現地の情報を収集した。
③帰国後は、執筆したレポートを参加者同士で読み合い、原稿を推敲した。
2)ブルネイ体験談
研修終了後、参加者達は研修の体験談を執筆した。フィールドワーク同様に参加者同士で原稿を読み合い、推敲した。
研修に参加した学生達の生の声をぜひ堪能していただきたい。
最後になるが、研修の実施及び本書の出版にあたり、UBDの国際課のスタッフ、留学生支援サークルのバディ、茨城大学国際交流課のスタッフに多大なる協力を得た。ここに感謝の意を表したい。
瀬尾匡輝
茨城大学
全学教育機構国際教育部門
講師
加藤 優季(教育学部1年)
=bill=
=coin=
*為替レート2017年10月30日時点
・ブルネイ・ドルは、ブルネイの通貨単位。
・ブルネイ・ドルはシンガポール・ドルと等価で固定されている。
・B$1=B¢100
・硬貨は、1、5、10、20及び50セントがある。
・紙幣は、$1、$5、$10、$20、$25、$50、$100、$500、$1000及び$10000がある。
・B$20が市場に出回るのは珍しく、日本札でいう二千円札のような感じである。
・お金に描かれている人物は、現国王であるハサナル・ボルキア(マレー語:Haji Hassanal Bolkiah Mu'izzaddin Waddaulah)である。
・B$500のみ現国王の父、オマル・アリ・サイフディン三世(マレー語:Haji Hassanal Bolkiah Mu’izzadien Waddaulah)
佐々木 康介(人文学部2年)
ブルネイ人の多くはイスラム教徒であるため服装には男性と女性でそれぞれ特徴が見られる。しかし男性の普段の服装は、Tシャツやポロシャツ、パーカーにズボンといった日本でも見られるような服装をしている人が多い。また女性も普段は、ヒジャブと呼ばれる髪を隠す布は巻いているが、衣服は動きやすいシャツやトレーナー、ズボンはくるぶしまで隠れるものを履く人が多いように感じた。ただし普段においても、男性女性ともに上着だけは伝統的な衣装を着用したりすることは一般的なようである。一方、伝統的な男性の衣服は「バジュ・メラユ」、女性のものは「バジュ・クルン」と呼ばれ、公式な場で着用される。
一方、観光客としてブルネイを訪れる際には、どのような服装を身につければ良いのかという情報も付け加える。まずほとんどの場所で観光客に服装の制限はないと言って良い。しかしブルネイを訪れたら必ず行きたいと思われるモスクでは、服装に気をつけなければいけない。特に女性は長袖長ズボンは必須であり、男性も半ズボンは控えた方が良いだろう。私たちが訪れたモスクでは女性に、肌を覆う衣服を貸してくれたが、あまりに露出度が高いと入場を禁じられる場合もあるため注意したい。もう一点気をつけることがあるとすれば、年中暖かいブルネイでは室内の温度が非常に低く設定されているところが多い。そのため、室内で羽織れるような上着を1枚持っておくと便利だと感じた。


<音楽>
この動画【クリックするとYOUTUBEに飛びます】は私たちがブルネイの伝統楽器を演奏している様子である。一番手前にあるものが「グリンタンガン」、後列で手を使い叩いて音を出しているものが「ダラブッカ」という楽器である。これらに、アコーディオンやマラカスなどを足して演奏を行った。ちなみに、UBDではこれらを様々な場所に赴き演奏を行う活動をしているサークルがあり、私たちも彼らから演奏の仕方を教わった。

<ゲーム>
これはブルネイで伝統的に楽しまれるゲームの一つ、「チョンカ」である。プレイヤーは二人で、それぞれに7つの小さな穴と一つの大きな穴が陣地として与えられる。最初の段階で14個の穴それぞれに7つの石が入れられており、ルールに従い石を移動させ、自分の陣地の大きな穴に入った石の数で勝敗を争う。とても頭を使うゲームである一方、待っている時間も長いのが特徴である。

<水上集落>
ブルネイの観光スポットでもある水上集落(カンポン・アイール)には、今もなお1万5千人ほどの人々が実際に生活をしている。しかし以前は4万人以上の人が暮らしていたが、それに比べればかなり減っている。その理由は陸地のほうが暮らしにおいて便利になり、引越しを始めた人が増えたからである。ただし水上集落には、小学校や病院、警察署、消防署、モスク、レストランまであり、さらには電気や水道も通っており施設は十分に整っていると言える。ボートに乗って水上集落を見て回るツアーもあり、生活感のある暮らしぶりを見ていると、そこは陸地となんら変わりのない場所のようにさえ思えたほどである。

<名前>
ムスリムの方の名前には日本の姓名とは違った規則があるのも興味深いところである。UBDで知り合った学生の多くは呼びやすいニックネームを持っているが、本名を聞いてみると想像以上に長いものであった。男性は(自分の名前)+(bin)+(父親の名前)、女性は(自分の名前)+(binti)+(父親の名前)という順番で並んでいるのが一般的であるそうだ。
<Car Free Day>
Car Free Dayは日本で言うところの歩行者天国である。しかし歩行者天国と違う点は、そこで多くの人がサイクリングをするということだ。ブルネイ人の多くはロードバイクを所有しており、毎週日曜日の午前6時半から11時まで、首都バンダルスリブガワンの定められた範囲を颯爽とサイクリングをしている。また、観光客も自転車をレンタルすることができるため、ブルネイを訪れたら体験することをお勧めする。

自動車は路肩に止まり、車道を自転車が通行する。
また観光客用には、屋根がついた二人でこぐ自転車も用意されている。
<Islamic Holiday>
国民の多くがムスリムのブルネイでは、”Islamic Holiday”と呼ばれる、いわゆる祝日がある。それらはイスラム暦に準じて決められるため、毎年日付が異なるのも日本とは違う点である。祝日によってどのように過ごすかは変わるようだが、ほとんどは家族と過ごすことが多いという。またクリスマスは存在するが、公的な場所で祝われることはなくムスリムの人以外が各自の家でお祝いするそうだ。
さらに”Islamic Holiday”とは違うが、金曜日の11:00~14:00はお祈りの時間のため、飲食店や銀行は一時的にシャッターを閉めるため、買い物や食事をする際には注意が必要だ。これと関連して休日という点で面白いところは、ブルネイの休日は土曜日と日曜日ではなく、金曜日と日曜日であることだ。休日が連続しないのは、私にとって1つの異文化体験であった。
鐘下 航平(人文学部2年)・吉田 翔(人文学部2年)・伊東 杏奈(教育学部2年)・佐藤 響(教育学部3年)
Malay Technology Museum ★★★☆☆(3.2)
マレー技術博物館は、写真OKの博物館。3階にわたって、水上生活や民族に関するものが展示されている。1階はブルネイで有名なモスクや金品、水上集落に関する油絵が展示されている。どれも美しい!私が驚いたことは、ブルネイにも竹とんぼにあたるおもちゃがあったことだ。2~3階は模型とともに水上生活や民族について学べる作りになっている。実際に昔のブルネイにタイムスリップしたような気分になるくらい、船や民族、家が忠実に再現されていた。
Maritime Museum ★★★☆☆(3.0)
海洋博物館は、マレー技術博物館の隣にあるので歩いて行ける。ここでは、ブルネイが海上貿易の中継地点であったことから、海にまつわる歴史が学べる。携帯もバックも持ち込み不可なので、建物の中の写真は撮れない。当時に使われていたであろう食器や土器が展示されている。周辺国との繋がりについても分かる。薄暗い展示室を抜けると、ガソリンスタンドで有名なシェルの模型があった。その他にも船のジオラマがあった。
Sultan Omar Ali Saifuddien Mosque ★★★★★(4.7)
施設がとても広い。池に隣接しており、その池には王室御座船のレプリカがある(そこからモスクの全体写真がとれる)。イスラム教徒ではない人はモスクの中に入れる時間が限られているが、綺麗なモスクはいつでも堪能できる。モスクの中に入るときに女性はヘジャブと羽織物を着て入場しなくてはいけない。中は広くて天井も高い。訪れた時間のせいか、お祈りしている人は少なめだった。実は金色のものはすべて純金でできているとか…!
Istana Nurul Iman ★★★★☆(3.8)
セキュリティが厳重で、用がない限り入ることができない。屈強な警備員が門の外で守っている。門の外からしか楽しめないが、巨大な門や整えられた庭先の木や花々の写真を撮ることはできる。私たちはたまたま王子の帰宅に居合わせ、門の開く瞬間を見ることが出来た。中は広大な敷地に大量の車や豪華な建物があるとか。
Tamu Kianggeh ★★★★☆(3.7)
水上集落に行くボート場に隣接した朝市のような集団店舗である。ドリアンや現地の食べ物の匂いがすごい。中には大量の鳥や生魚を売っているところもある。ドリンクが1ドル程度(日本円で約80円)で買える。しかし、民芸品はやや高い。子供も多い。
Chinese Temple ★★★☆☆(2.6)
中華を感じる赤い建物。至るところにお線香がある。お釈迦様?はガラス張りにされているが、顔の部分だけガラスが空いている。壁や柱には金色の漢字で何か書かれている。壁には中国の歴史のような、漢文の挿絵のような絵が描かれている。
Royal Regalla ★★★★☆(3.8)
王様の生い立ちが分かる博物館のようなところだ。靴を脱いで入場しなくてはいけない。入口からもう豪華で、金銀キラキラしたものが並んでいる。中に入ると、王様の生い立ちの写真や、結婚式の道具など、ゆかりあるものが並んでいる。王宮の中のレプリカや実物が楽しめる。APEC参加国のお土産も豪華で金銀が多い。絵画も多く展示されていて、若い頃のイケメンな王様や今の渋い王様が楽しめる。お土産コーナーは充実している。
Kampong Ayer, Proboscis Sighting and Mangrove Forest Tour ★★★★★(4.9)
1ボートにつき20ドル(日本円で約1600円)の安さ。ボートの乗り心地は思ったより悪くない。まず水上集落を抜けてマングローブ林へ。珍しい鳥や動物、特にワニが多い(ゴミも多い)。果てしないほどマングローブ林が続き、根っこがよく見えた。奥へ進むと、プロボシスモンキー(日本名でテングザル)がマングローブ林から見えた。手足が長く、何匹も綱渡りのように動き回っていた。解説もしっかりしていて、リアルなジャングルクルーズに感じた。水上集落は、見た目は古くて汚いが、町にすんでいる人と変わらないらしい(政治関係、医者、先生など)。きちんと警察、消防、学校も揃っている。
Jame'Ash Hassanil Bolkiah Mosque ★★★★☆(4.4)
以前訪れたモスクに比べて規模は小さいが、とても豪華。噴水や庭園が綺麗。中に入ると、やはり女性は黒マントを羽織る(へジャブは大丈夫だった)。廊下を上がり、モスクへ。男性と女性に分かれている。モスクの中は静粛で、天井は空洞になっており周りをアラビア文字が飾りのように描かれている。小学生くらいの子も一人でお祈りしていた。絨毯はここのモスクが描かれていて、ベルギー産。写真撮影は固く禁止。監視カメラとモスクの人が厳重に監視している。
Sago Factory ★★★★☆(3.6)
大学からバスで一時間のところにあり、周りは森である。小さな小屋のようなところでサゴは作られる。まず、サゴのもととなる木を薪状にする。切られた木の破片は梨のような瑞々しさがある。その薪状のものを専用の機械で粉々にして、水にさらし、乾燥させると粉状のものが出来上がる。粉にお湯をいれながら混ぜると、ノリ状のサゴが完成する。サゴは寒天のような味がするが、塩辛をつけると、まあまあ良い。木に生息する幼虫を食べることもできて、生でも揚げても○ 揚げた方がもちろん美味しい。現地の人は揚げ幼虫を毎日、生幼虫を毎月食べるそう。
Jerudong Park Playground ★★★★★(4.9)
15ドル(日本円で約1200円)払えば遊園地内の乗り物は無料で楽しめる。バーコードのついたバンドを腕に身に着ける。園内は遊具によってエリアが決まっている。日曜日のお昼に限らず人は空いていたので、待ち時間を気にせず楽しめた。ジェットコースターやフリーフォールは日本にあるものと変わらないが、空中ブランコやターザンなどは日本ではあまりないと思うのでスリルがあった。いくつかのアトラクションはビーチサンダルをはじめ肌の露出が多い履くものを禁止しているので、スニーカーなどの靴で行くことをオススメする。お祈りの時間になると、一斉に遊具が止まり、スタッフがお祈りをするため、けっこう待たされた。夕方から夜になると涼しくなるので、入場客が増えた。Water Parkは完全にプールだが、ブルネイの人は水着ではなく服で水に入るので、濡れてもいい装備をして入るべし。
Empire Hotel ★★★★★(5.0)
宿泊するとなると敷居が高いが、ホテルの前に広がるビーチと夕日を見るだけなら無料で入ることができる。建物自体も大きく豪華で、階段や照明、トイレまで見とれるほど綺麗である。外に出ると、日が暮れて気温がちょうど涼しくなるころで心地よい。夕方6時過ぎくらいになると、見事なサンセットが楽しめる。ヤシの木を背景に撮ると、まるでポストカードのような写真が撮れる。インスタ映えすること間違いなし。
Handcraft centre ★★★☆☆(2.8)
ここではブルネイの伝統工芸品が多く展示され、ほとんどが売り物になっている。入り口付近の銀製のオブジェや置物はお高いが、奥に入っていくと籠や染め物、キーホルダーなど、普段使いができて且つお財布にも優しい値段のものが売られている。買うだけでなく、Window Shoppingするだけでも楽しめるくらい、色とりどりの手作り雑貨が鎮座している。中には、ブルネイの伝統衣装ソンコックが売られている(お値段は様々)。
Hiking ★★★★★(4.8)
川沿いの熱帯雨林の中をハイキング。熱帯雨林なので、空気が湿っており足場も泥で不安定だった。滑りやすい木の階段をしばらく登り続けると、キャノピーウォークができる鉄筋の建物が表れる。まさかの、定員が決まっており、高さよりも建物の揺れや構造のもろさに恐怖を感じた。一番高いところでは、雄大な熱帯雨林が一望できて感動!頑張って登って良かったと思えるくらいの景色だった。汚れてもいい靴、服装が望ましい。
The Mall ★★★★☆(3.8)
大型ショッピングモールの1つである。UBDから車で15分のところにあり、たくさんの店が入っている。日本のショッピングモールと変わらない構造で、中が吹き抜けとなっており、1階から4階まで見渡せる(The Mallは地下1階まである)。日本のお茶屋のような”OCHADO 茶の道”や100円ショップのような”KOHARU”などのお店もある。4階はフードコートになっており、ブルネイ人御用達の”Jolibee”を食べている人が多かった。
Times Square ★★★★☆(3.8)
こちらもUBDから車で15分のところにある大型ショッピングモールである。The Mallに入っているお店も多い。しかし、The Mallと違って映画館が隣接しており、8ドル (日本円で約640円)払えば映画が見られる。階数は3階しかないが、周辺に多くのお店が並んでいるため、広範囲で買い物を楽しむことができる。
木下ちはる(人文学部2年)
娯楽といったら欠かせないのやはりテーマパークではないだろうか。ブルネイには、東南アジア最大といわれる行楽地が存在する。それが”Jerudong Park Playground”だ。日曜のお昼そして天気は快晴、という絶好のお出かけ日和にも関わらずそこまで混雑している様子はなく、なんともいえないB級感が漂っていた、というのが筆者の個人的な第一印象だ。
王族によって建設されたこの遊園地は、かつては今よりも多くのアトラクションが存在し、かつそれらを無料で楽しめたらしい。現在(2017年9月時点)は、入場料は大人ひとり15ドルだが、園内全てのアトラクションを自由に楽しむことができる。ここで驚くのが開園時間である。なんとこの遊園地、月・火・水は終日閉園しているのだ。開園しているのは木曜日の16:00~23:00、金曜日の15:00~23:30、土・日の10:00~23:30とかなりイレギュラー。いったいどの客層をターゲットにしているのか少し疑問に抱くところもある。
まず園内に入ると、目に留まるのが噴水だ。日中は程よい涼しさを演出し、夜はライトアップされ適度なロマンチックさを醸し出す。
園内は、遊具によりいくつかのエリアに分かれている。ごくシンプルなジェットコースター、フリーフォールなどの絶叫系から、バイキングやちょっとしたウォータースライダーなど日本とあまり変わらないものが多い。遊園地には定番の観覧車やメリーゴーランドもある。
ここでは、日本では珍しいと思われるアトラクション(エリア)を3つほど紹介する。
1つ目は体ひとつで挑む型のものだ。一般的に空中ブランコ、ターザンと呼ばれる。楽しむ前にまず、体重・年齢等を確認し、同意書を書き、ベルトやヘルメットを装着しなければならない。その後は、ワイヤーでつながれ空中に放たれるだけだ。私は空中ブランコを体験したが、高所までジリジリと吊るされ止まり、ワイヤーを外され体が落下し始めるまでの、静止するあの数秒がたまらなく恐ろしかった。二度と乗るまい。
2つ目がJUNIOR BUMPER CARだ。ただのゴーカートではないかと思うのも開始の合図が鳴るまでだ。ゲームが始まると車が一斉に縦横無尽に走り始める。暴走・衝突お構いなしだ。乗車の際には、頭や首を痛めないようにご注意を。
3つ目がウォーターパークである。このエリアで遊ぶには、別途時間指定の入場券を入手する必要がある。ここは言ってしまえば屋外の市民プールのようなところだ。童心に帰ることができる。我々が入場したのが21時頃でかつ雨が降っていたため、年中夏のブルネイとはいえ正直寒かった。服はもろずぶ濡れになるため、行く際にはタオルや着替えを持っていくことを強くお勧めする。
遊園地内で興味深い掲示を発見した。”BREAK FOR PRAYER TIME”とある。つまり、ブルネイはイスラム教の国であるため、お祈りの時間になると遊具が一斉に停止するのだ。その瞬間は我々がアトラクションに乗った瞬間に訪れた。なんで動かないの?点検長くない?と日本人がざわついていると園内が静まり返り、遠くの方から聞きなれた男性の声(お祈りの音楽)が聞こえる。現地の人にとっては日常であるが、我々にとっては新鮮だった。異文化を身をもって感じたひと時であった。
こうして我々はジュルドンパークを1日中満喫した。宗教が娯楽のなかにも生活の一部として溶け込む、ブルネイの人々の日常を味わえる場所であった。
高田 美菜(人文学部2年)
市場で見つけた伝統工芸品を紹介します!ラタンという、東南アジアを中心とする熱帯雨林地域のジャングルで自生する木で作られたものが多いのが特徴です。どれも手作りで、素材に温かみがあり、ブルネイやブルネイ人のあたたかさが伝わってきます。柄や大きさ、模様も様々あり、1つ1つに個性があります。自分のお気に入りを見つけたり、家族、友人などのお土産にいかがでしょうか。
Piggy bank
木で作られた貯金箱。中のお金を取り出す時は、木を切って取り出すという点は、日本の豚さん貯金箱と一緒!でも切ってしまうのはもったいないですね。
Tekiding / Rattan bag
ラタンで作られている小物入れ/バッグ。写真の通り、色や模様、大きさが様々で、自分の好みや用途に合わせて、お気に入りの1点を見つけてみては?
Wooden spoon
木製のスプーン。市場で売っていたものは$5.90(=日本円で約500円)。
(!豆知識! ブルネイではスープをスプーンですくって食べるのがマナー)
Nyiru
ラタンで作られたお米を洗ったり、食べ物を天日干しする際に使用する道具。ラタン(日本名:籐)は、通気性が良く、硬くて丈夫なため、多彩な用途で使うことができます。
Rattan ball
セパタクローというブルネイの伝統的なスポーツで使用される籐製のボール。セパタクローとはボールを足で蹴り、ネットをはさんだ相手コートに返す、ボールを床に落とさないようにするなどといったバドミントンと同じようなルールのスポーツです。
小笠原 悠梨花(教育学部1年)
☆MEE HOON☆
日本では一般的にビーフンと呼ばれているもの(東南アジアでよく目にする米粉から作られた細麺)。家庭で料理をする際には、2分ほど茹でた後、肉や野菜、卵などと炒めます。
スーパーでは1袋BN$1.20ほど(日本円で約100円)と低価格で手に入れることができ、日本で買うよりも断然お得なので、お土産におすすめ♪
☆SAGO(Ambuyat)☆
サゴとはサゴヤシの木のデンプンから作られたものです。粉の状態のものにお湯を加え練ることで、半透明で無味の水まんじゅうのような状態に変化します。ブルネイの人々はこれを箸に絡ませ、ソースにつけて食べます。この料理名がAmbuyatです(Tutongというところにサゴ工場があるのでぜひ訪れてみて下さい!そこでは、どのようにサゴが作られるのかを学ぶことができます。貴重な体験ができること間違いなしです。)。
☆ブローチ☆
イスラム教徒の女性はヒジャブをつけていて、このブローチはヒジャブを固定するために使います。「ファッションアイテム」というよりは、「なくてはならないもの」という認識の方が強いそうです。日本人はヒジャブの代わりにセーターやリュックなどのアクセントに使えますね。
☆輸入菓子☆
様々な国から輸入されたお菓子、飲み物を買うことができます(写真左は私がお土産として買ってきたもの。)。
・G7コーヒー:ベトナム土産の甘い練乳入りコーヒーです(ここで再会できるとは思っていなかったので嬉しかった!)。インスタントなので、うっとりするようなベトナムコーヒーの味が簡単に再現できます。
・Tim Tam:オーストラリアのチョコレート菓子。日本でも購入することができますが、ブルネイだと半額以下でした。日本では見かけない味だったのでまとめ買いしました(写真に写っているものはほんの一部。)。
・Kuih Mor:日本でいうスノーボールです(写真手前と奥)。止まらないおいしさ。値段は1つBN$8ほど(日本円で約700円)でした。味はプレーン、ピーナツ、チョコなど。
・Chips More: ダブルチョコ、ヘーゼルナッツ、バタークランチなどの味がありました。たくさん入って、しかもおいしいのでお土産にすれば喜ばれること間違いなしです!ただし賞味期限に注意。気にせず買ってきたら、二か月も過ぎていて、味が落ちていました(ショック!!)。
ブルネイという国は、周囲をマレーシアに囲まれています。そこで、ブルネイの人々は、マレーシアにたびたび遊びに行くそう。その理由は様々です。
・物価がブルネイに比べてとても安いから(つまりショッピングをしに行く)。
・家族に会いに行くため。
・リラックスのため。
・大抵は、ブルネイ国民の休日となる金曜日・日曜日もしくは長期休暇に行く。
・交通手段は主に車だそうですが、大家族だったりすると、バスを借りて行くこともあるとか。
・人気の町は「Miri」と「Sarawak」。
・言語も同じなので(マレー語・英語など)、気軽に行けますね。うらやましい!
岸本 和樹・黒崎 魁斗(工学部3年)・安藤 諒太(工学部2年)
今回の一か月のブルネイ短期留学にて体験した交通の情報、またはブルネイに滞在している現地の方々から頂いた情報を駆使して、ブルネイの交通についてまとめていく。本稿では日本からブルネイに行き、無事帰ってくるまでの間での交通機関を交通手段別に紹介していく。
まず初めに日本からブルネイに行く航空機について紹介したいと思う。今回私たちが搭乗した飛行機はマレーシア航空で成田空港からクアラルンプール国際空港を経由して、ブルネイ・ダルサラーム空港へと向かった。関東圏からブルネイに行くためには必ず経由をしなければならないのだが、一番早く行くことができるのがシンガポール経由で、比較的価格のお手頃なのがクアラルンプール国際空港経由である。しかしクアラルンプール国際空港を経由すると8時間以上の乗り換え時間を要するようになるが、私たちはあえてクアラルンプール国際空港をお勧めしたいと考える。クアラルンプール国際には飲食店、バー、ファストフード、お土産ショップが充実しており、比較的時間をつぶすことができる上に、とても美しく居心地の良い空港であった。
次にブルネイ・ダルサラーム空港はあまり大きな空港ではないのだが、とてもシンプルで分かりやすい空港だった。今回、マレーシア航空を利用したのだが、マレーシア航空といえば事故を思い浮かべるという人もいるかもしれないが、比較的安全運航でサービスもしっかりしている航空会社だと感じた。
次にブルネイでの交通手段について紹介する。まずブルネイには電車がなく、空港から市街地もバスまたはタクシーまたは自家用車での移動が一般的である。
ではまず初めに、ブルネイの車事情にについて紹介する。ブルネイには電車がない影響で圧倒的に日本より高い自動車保有率であることが分かった。今回お世話になったブルネイ・ダルサラーム大学ではほとんどの学生が自動車を保有していた。自動車を利用する人が多いせいか高速道路やバイパスのような大きくスピードを出すことができる道路が多いことが分かった。バイパスは基本的に速度制限が100km/hなのだが、実際に走っている車は150km/hやそれ以上のスピードを出していく車も見受けられた。またブルネイは宗教により飲酒が禁じられているため、飲酒運転という概念がなく、飲酒運転を取り締まる基準がないため、飲酒運転をする人がいるという話を聞いた。そのほかのブルネイの道路の違いは、電線が少なくとても景観が良いということと、信号がとても低い位置にあり、青になるまでの時間を数えてくれるという機能を持っていた。
また交差点はロータリー式の交差点が多いという印象があった。そのため歩行者が大きな道路を渡るのがとても困難であることが分かった。
次に比較的小さな道路の横断歩道について紹介する。道幅の狭い道路の横断歩道では、次の写真のような自動車のスピードを強制的に落とさせるように膨らんでおり、歩行者の安全が守られている。しかしこれを見ておらずスピードをだして、この横断歩道を通ってしまうと、自動車がジャンプする勢いでまるで競馬をしているようになるので注意が必要だ。
このような車社会であるが、渋滞はほとんど発生せず、渋滞が起きるときは国王が乗った車が通る際に、一時的に交通規制するためにおこるためだけである。国王の車はブラバスという会社の車を使用している。
また国王が乗った車は次の写真のような白バイに先導されて移動する。
次にガソリン代について紹介する。ブルネイは石油産出国でオイルマネーで様々なものが潤っている。2017年9月1日時点でガソリン代が1リットル当たり0.310ドルと日本円で約30円になっており、非常に安いことが分かった。またガソリンスタンドとしてはshellが大きなシェアを持っていた。
次にブルネイのタクシーについて紹介する。タクシーはブルネイ国内にはあまり復旧しておらず、50台程度しかないという現状である。ブルネイ・ダルサラーム大学から市街地までは個人タクシーであれば1500円から2000円で、パブリックだと5000円ほどととても高額になっている。またブルネイの人の情報だとメーターを使っていない、または観光客には高く請求するということが起こりうるので、あまりタクシーはお勧めはできないというのが現状である。またAndroidの携帯で使えるアプリとして「Dart」というアプリがある。このアプリはブルネイ発の乗車予約アプリで、タクシーの予約を行うことができるので、タクシーを利用する際は黄色が象徴の「Dart」の利用をおすすめする。
次にバスについて紹介する。こちらがブルネイ市街のバスの路線図である。
空港から市街地への路線と、市街中心部内の路線が充実している。しかしバスの頻度はそこまで多くなく、1時間に3本ほどである。バスは1ドルで乗車することができ、補助員にお金を払う形になっている。バスにはマイクロバスと大型バスの2種類があり、バスを利用する際は、ターミナルに行くと便利である。
次に自転車について紹介する。ブルネイには自転車が普及して、ママチャリのようなものではなく、保持者のほとんどがマウンテンバイクやロードバイクで道路の路側帯を優雅に走っていた。また毎週日曜日の午前中は健康に気を付けようという目的で、一部道路で車の通行を禁止して、自転車を使用しようという時間帯があり、その時間帯にはたくさんの自転車が走行している。また次のような2つの自転車を並べたような自転車もあった。
最後に船について紹介する。ブルネイでは船が電車の役割を担っていると自分は考える。ブルネイは水上集落が有名なので、たくさんの船がある。安価で短距離を移動できる手段である。レインフォレストへ行く際にも、1つのボートにあたり10ドルほどで移動可能でレインフォレストに行くことでクロコダイルや猿にも出会うことができる。
船乗り場では、大勢の人が船の時間まで待っていた。
これは実際に船に乗った時の様子である。またブルネイの離れ島であるテンブロングへも船を乗り継いで3時間ほどで到着する。
上村 涼(理学部1年)
ブルネイのショッピングモールについて
ブルネイには日本のイオンモールのようなショッピングモールが多数あった。
The Mall、Times Squareなどそれぞれのショッピングモールに名前がついており、それぞれがとても広く、いつ、どこのショッピングモールに買い物に行っても買い物客でにぎわっていた。またどのショッピングモールも冷房が利いていて、外と中との温度差で眼鏡が曇る日もあった。
ショッピングモールではファストフード店が多く、買い物客はドリンクを片手にショッピングを楽しんだり、フードコートでおしゃべりを楽しんだりしていた。
Jollibeeとお茶道OCHADO
それぞれのショッピングモールには必ずと言っていいほどあるお店がある。
それがJollibeeとお茶道OCHADOだ。
まずJollibeeはフィリピン発祥のファストフードチェーン店で、マクドナルドのようなものである。ブルネイにマクドナルドやケンタッキーはあったのだが、ブルネイではJollibeeが多く普及し、Jollibeeのほうがおいしいと言っていた。セットメニューでも高くて6~7BD(ブルネイドル)と安く、ソフトクリーム一個0.8BDと、とても安いのでぜひ1度行ってみてほしい。
*1BD≒80円
そしてもう一つ、お茶道OCHADOというお店がある。読みは「おさどう」ではなく「おちゃどう」である。ブルネイには日本の文化が多数流れており、たこ焼きやお寿司などがあり、お茶道OCHADOもその一つで日本のお茶が置いてあると最初は思っていた。が、実際売っていたのはカフェオレやミルクティーなど普通のドリンクが売っていた。中でもKORIシリーズというものがあり「飲むパフェ」のようなもので、カロリーは高そうだがとてもおいしかった。
ショッピングモールのゲームセンター
ブルネイのショッピングモールには日本のアーケードゲームが置いてあった。マリオカートや鉄拳など日本でおなじみのゲームがあった。世代はひとつかふたつほど前のものだったがしっかり動いており、遊びに行った時もたくさんの子供たちが遊んでいた。入場ゲートで1BD渡すと2枚コインがもらえ、1プレイ2枚必要なので日本と同じようなレートで遊べる。
ブルネイのその他の娯楽
ショッピングモールにゲームセンターがあるといっても毎日通えるわけではない。そうするとブルネイの人たちは何を暇つぶしにしているのだろうか。
まず一つはUNOである。留学期間中、バスを待ったりする時間に僕らはよくUNOをしていた。ブルネイには日本と違ったルールがあり、全く同じカードであれば「スキップ」と言いながら自分が出せるというルールである。+4カードがスキップで飛んできたときは大惨事である。
もう一つはビリヤードである。まず驚いたのは学校内にビリヤード台があった。日本ではあまり見られない。休み時間やウェルカムパーティーなどでよく遊んでいる姿を見た。次に驚いたのが小さくはあるもののバディの家にビリヤード台があったことだ。ほかのブルネイの人から見てもその人はお金持ちらしいのだが、それでも驚くだろう。そのバディの家には他にも卓球台やホッケーもあった。
日本ほど携帯ゲーム機が普及していないのか、ブルネイの娯楽は自分たちで体を動かすものが多かった。
大間 くるみ(教育学部2年)
英語で話していると思いきや、いつの間にかマレー語で会話をしてまたいつの間にか英語に戻っているbuddyたち。二つの言語が飛び交う会話を目前に、初めは唖然としてしまった。
いつ英語を学ぶの?どうやって使い分けるの?
なんで2言語あるの?私は疑問と驚きが多くあった。
【ブルネイでの言語について】
ブルネイでは、英語はマレー語と同じくらい使われ、大学内ではすべて英語が使用される。また、近年では幼稚園の年頃である4歳頃から英語学習がスタート。そのためほとんどの若者は英語を話すことができる。
一方で、ナイトマーケットに出かけると、英語が伝わっていないなという印象を受けた気がする。しかし、一か月間ブルネイに滞在して特にマレー語が話せなくて困るようなことはなかった。UBDの生徒によると英語とマレー語は話す相手によって使い分けているそうで、親戚や家族、従妹内ではマレー語を使うことが多いと言っていた。
しかし、現地の言葉で話すことで相手の表情も自然とにこやかになるのは検証済み!
簡単に使えたマレー語をいくつか紹介していきたいと思う☺
―PHRASE/FOR GREETING―
【基本形】Slamat+時間を表す単語=あいさつ
おはよう
*pagi=朝(morning)
こんにちは(12:00-14:30)
*tengah=真ん中(middle), hari=日(day)
こんにちは/こんばんは(14:30-19:00)
*petang=午後(afternoon)
おやすみなさい
*malam=夜(night)
また会いましょう!またね!
*jumpa=会う(meet), lagi=再び(again)
- POINT -
実際にはこれらの挨拶はあまり耳にする機会はなかった。UBDの生徒によるとマレー語で挨拶することは非常に稀であり普段は英語で挨拶をすることが多いそうだ。しかし、現地の言葉で挨拶ができると話のネタになり会話が弾むこと間違いなし♪
―PHRASE/FOR SELF-INTRODUCTION―
私は〇〇です。
Nama saya ~~.
*nama=名前(name), saya=私(I)
日本人です。
Saya orang Jepun.
*orang=~の人
*私たちの知っているオラウータンの語源は
orang(人)+hutan(森)=森の人!
日本から来ました。
Saya dari Jepun.
datang=入ってくる(come),
dari=から(from)
はじめまして。
Apa khabar.
【初めましての挨拶編】
Sinpa nama?
*あなたの名前は?
⇒ Nama saya ○○.
Dari mana?
*どこから来たの?
⇒ Saya dating dari Jepun.
Apa khabar.
*はじめまして
―USEFUL EXPRESSION―
これは辛いですか?
Ini pedas ke?
これはいくらですか?
Ini berapa?
トイレはどこですか?
Di mana tandas?
ありがとうございます。
Terima kasih.
どういたしまして。
Sama-sama
―WORDS―
家族
父 Ayah (アヤ)
母 Emak (ンマッ)
兄 Abang (アバン)
姉 Kakak (カカッ)
祖父 Datuk (ダトゥッ)
祖母 Nenek (ネネッ)
人称代名詞
私 saya
あなた anda
彼/彼女 dia
彼ら mereka
指示語
これ ini
それ itu
ここ sini
そこ situ
あそこ sana
*『ありがとう』はどんなシチュエーションでも使うことができる魔法の言葉!ムスッとした表情でドリンクやクレープを作っていた店員さんでさえ、受け取るときに”Terima kasi”と一言お礼をするとすぐににこっと笑顔になりながら、”Sama-sama”と返してくれました☺
この写真はお店の人と仲良くなって撮った写真
その後何度かお店の近くに行くとすぐに気づいて手をふってくれました(^^)
―MALAY SONGS―
音楽でマレー語を楽しんでみるのも面白い☺
私が一か月の間に出会った音楽たちを紹介します。
【リンクをクリックするとYOUTUBEに飛びます】
“Happy Birthday to You” in Malay
UBDのbuddyたちが私たちの仲間の誕生日があるたびにマレー語の誕生日ソングを歌ってお祝いしてれました(^^♪
簡単だしすぐに覚えられちゃいます♡
Kau lihamku – Man Bai
この題名の意味は”You’re my inspiration.”!
Buddyの美しい声と素晴らしいウクレレの伴奏と共にこの曲の雰囲気を味わって聞いてみてください(^^)/
Saya Sayang
私たちが初めて覚えたマレーソング!
「愛する気持ち♡」
Buddyの家に遊びに行く途中のバスの中で教わりみんなで大合唱しました☆彡
なんとこの曲は日本でもNHKみんなの歌で1962年8月9月に放送されていたそうです。
Dari Mata – Jaz
最近のラブソング!
Buddyたちおすすめのマレーソング
私も大好きになりました☝
K-pop, J-pop, 洋楽のお次に聞いてみてはいかがですか?☆
吉田 翔(人文学部2年)
本稿をご覧いただいているということは読者がブルネイ・ダルサラーム国に少なからず興味・関心を抱いているか、渡航を検討しているという前提のもとで、私の現地での経験をもとに食文化・交通・言語・公衆衛生・治安といった渡航前の懸念について簡単にではあるが可能な限り払拭できるように努めたいと思う。
まず食文化についてだが、ブルネイ食はマレーシアやインドネシア、中国といった近隣諸国の影響を強く受けている。代表的な料理としてはシパイシーに味付けされた鶏肉とご飯から構成される、Nasi Katokやサゴという木から得たデンプンから作られるゲル状の主食、Ambuyatなどがある。料理の味付けについては基本的に甘いか辛いかの両極端である。
飲料としてはココナッツをはじめ、様々なフルーツジュースをみることができるだろう。ブルネイは比較的物量が豊かなため基本的に欲するものはすぐに見つけることができると思うが、国教がイスラム教であるため豚肉やアルコール飲料は手に入れることはできない。また公衆の場で飲酒をするのも御法度だ。
次に交通についてであるが、基本的にブルネイには公共交通はないものと思って頂いて構わない。路線バスは主要な道路には通っているが本数が少ないため非常に不便である。また鉄道やそれに代替するものはない。ブルネイで一般的に交通手段として使われるのは自動車である。首都の中だけでも様々な観光施設は点在しているため、徒歩や自転車で観光するのは決してお勧めできない。ブルネイ国内を見て回るのなら、有効な交通手段の確保が最重要課題だ。
3点目として言語の懸念を払拭しておきたい。既にブルネイについてある程度下調べを行った読者ならブルネイの公用語はマレー語であることは承知していると思うが、現地に行くにあたり、一からマレー語を習得する必要はない。なぜならブルネイは英語教育が広く普及しているため一般人相手でも英語が通用するからだ。たとえ英語に自信がなくとも相手はこちらの意をくみ取ってくれようとするので自信を持って積極的に会話にのぞむとよい。
最後に公衆衛生や治安についてだが、ブルネイは東南アジアの中では比較的裕福であるため治安は良好である。しかし絶対に安全ということはないので夜間の出歩きはやはり控えるべきだ。
さらに道路や施設など人里にも猿や犬などの野生動物が闊歩しているため不用意に近づくことや餌を与えることは禁物である。
衛生的な面としてはやはり特筆すべきは水の事である。これは海外一般に言えることだがブルネイにおいても蛇口から出る水は洗面やシャワーに使う分には申し分ないが、飲料水として利用することはお勧めしない。飲み水はスーパーなどにおいて安価で購入できるので、必ず安全なものを飲んでいただきたい。市場での買い物にも注意が必要だ。私の実体験として市場で果物を購入したところ、中から寄生虫が出てきたこともあったので、たとえ売り物とはいえ日本とブルネイの衛生観念には大きな乖離があることを常に念頭に置くべきである。また東南アジアというとどうしても感染症というイメージがあるが、ブルネイ国内において公衆衛生は非常に良好なためその心配はないので安心していただきたい。しかし当たり前の事ではあるが日本で売っているような常備薬はないので、渡航の際には懐に忍ばせておくと心強い。
ブルネイには日本では決して味わうことのできない新しい世界が広がっている。壮大なイスラームの世界観と長い歴史と伝統の東洋文化の融合体であるブルネイ文化は我々の心を大きく引き付ける。まだ見ぬものを恐れるのではなく、ぜひあなた自身の目でその世界を見て、神秘の王国ブルネイを肌で感じてもらいたい。
佐藤 響(教育学部3年)
私がこの留学プログラムを知ったのは、たまたまFacebookで宣伝していたのを見かけたからだ。最初「ブルネイ・ダルサラーム国」と聞いた時、正直どこの国なのか調べないと分からなかった。しかし、大学で英語を勉強していたこと、自分が全く知らない国に1か月も滞在できることに興味が沸いて申し込み、無事プログラムに参加することができた。人生で初めての海外留学を、貴重な大学3年生の夏休みに経験するなんて思ってもみなかったので、期待と不安が入り混じった複雑な気持ちだった。
ブルネイに来て1週目が体力的にも精神的にも辛かった。自分で意識していなくても相手に気を使ったり、ブルネイの環境に適応しようと努めようとしたり。風邪をひいて口内炎ができて、カルチャーショック以前にヘルスショックを受けてしまった。それでも毎日の授業や、週末のフィールドトリップを楽しむことができた。
授業に関しては勿論All Englishで、英語の4技能を伸ばすための工夫が施されていた。私は、この英語の授業を受けて英語を伸ばすというよりも、英語学習のモチベーションを得ることに重きを置いていたので、発見や気づきを大事にして授業に臨んだ。だから、先生の話すイギリスよりの発音や、単語のチョイス(アメリカ英語とイギリス英語の微妙な意味の違い)に興味を持って休み時間に調べることで知識を得ることができた。また私が大学で専攻しているものの中に「英語教育学」があるが、英語教育学の授業で学んだこととの関連が見え、習った知識が実践されている現場を見ることもできた。例えば、Speakingの授業でのアクティビティやWritingの授業でのスクラップブック作成は、工夫と改良をすれば日本の英語の授業に生かすことができると思う。
フィールドトリップは、日本で経験できないような活動が多く、時に予想をはるかに上回るくらい衝撃的な体験もした。私が一番印象に残っているのは野外活動で豊かなブルネイの自然に触れたことだ。水上ボートでマングローブ林、その周辺に住むワニや鳥やサルなどの野生生物、熱帯雨林を間近で見た。野生の動物は動物園で見る動物よりのびのびと生活しているし、原生林は写真で見たことがあっても、その場の空気や雰囲気は味わうことができないのでとても貴重な体験ではないかと思う。今でもハイキングのときに感じた熱帯雨林のじめじめした空気とぐちょぐちょの足元の感覚は忘れられない。この他にも、幼虫を食したことや私服でプールに突っ込んだことは今後経験することがないと思うので、一生の土産話として大事にしていきたい。
実は、ブルネイに留学する前に「ブルネイに行ったら何か変化して日本に帰ろう!」と目標を立てて毎日を過ごした。変化したことの中にブルネイの印象がある。出国前は、なんだかよく分からない謎の国、だったが帰国時には、国土は小さいけれど文化と自然と驚きに満ち溢れた面白い国!と説明することができるようになった。しかし、そのような変化よりも、私は改めて「人間と関わることが好き」と気づくことができた。このプログラムに参加している茨大生は学部も経歴も出身地もバラバラで、彼らと話していて自分に持っていない魅力や強みを感じた。ブルネイの学生も日本の学生と大きく違う考えや生活をしているのを知り、自分には知らないことが多いことに気付いた。私はいつも人から知的好奇心を駆り立てられ、そういう人との交流を大事に生きてきたいと強く思えた。ブルネイに来た目標は最初とずれてしまったが、総じてこの時期(3年の夏休み)に行ってよかったと思える留学だった。
木下 ちはる(人文学部2年)
ブルネイでの短期語学研修を終えてもう1カ月以上過ぎた。それにも関わらず、気が付くと毎日のようにブルネイでの写真を見返してる自分がいるし、大学内でヒジャブを身に着けているイスラム圏の学生を見ると、えも言われぬ郷愁にかられてしまう。ブルネイで過ごしたこの夏は、私にとってそれくらい大きな思い出となっているのだと思う。
そこで今回の語学研修を通して感じたことを、文化的な面と語学的な面から振り返ってみたい。
海外に行くのは、記憶が定かでない頃にグアムに行った家族旅行と、高校の研修旅行で台湾に行ったのに次ぎ、3回目であった。ただ、今までの数日間の旅行とはまた異なり、1か月間という比較的長い滞在を経験して、外の世界に出ることの重要性を改めて感じた。
例えば、ブルネイに行く前は、イスラム教徒は、毎日民族衣装を身に着け、毎日同じ時間にお祈りをして、豚肉は決して食べてはいけないなど、しなければならないこと、してはいけないことの規則が厳しく、毎日自由のない生活をしているのではというイメージがあった。実際行ってみると、もちろんお祈りの習慣や食に自分たちと異なる文化はあれ、それが驚くほど人々の生活の一部としてなじんでいたのだ。女性のほとんどはヒジャブを身に着けていた。一方で男子学生は民族衣装や帽子を身に着けている日もあったが、比較的自由であった。スニーカーや帽子、アクセサリー等で自分たちと同じようにオシャレを楽しんでいた。現地の学生の話によると、お祈りは祈れる人が祈れる時間にすれば大丈夫、くらいの寛容さがあったし、服装やお祈りの制限の程度は家庭によって異なるそうだ。
ショッピングに出かけたり、観光地を訪れたりして日本と異なり興味深いと思ったのは、どんな場所にもたいてい国王の写真が飾られていたことだ。大学や博物館などの伝統的な建造物にあるならイメージするのは容易いが、ショッピングモール、マクドナルドなどの飲食店、ゲームセンターにまで飾られていたのだ。日本国民にとって天皇陛下が特別な存在であるのと同様に、ブルネイの人々にとっても国王は、自分たちとはまた異なった感覚で特別な存在であることがうかがえた。
このように、外の世界に出て自分の目で見聞きすることで新しい発見が多くある。異文化を感じること、異文化でありながらも自分たちの文化と共通する部分があることなど、すべてが新鮮だ。
ブルネイは、公用語はマレー語となっているが、たいていの人は英語も母国語と同様に流暢に話せる。これは、高校生のときに、母国語である中国語とそうではない英語を器用に使い分ける台湾の学生と交流をし、強い衝撃を受けたことであった。今回の研修でも言語の壁が自分にとって課題の残るものであった。もちろん中学生の頃から英語を勉強しているわけだから、自己紹介程度の簡単なあいさつや一方的に考えを述べることはできる。しかし、会話の内容をだいたいは理解することはできても、自分が言いたいことをうまく英語で伝えることができないし、丁寧に頭の中で訳そうとしてしまうため、ちょっとした冗談を会話の中で理解することができなかった。向こうの学生と仲良くなってきて、もっと自分のことを知ってもらいたいと思うにつれ、このもどかしさや悔しさが強くなっていった。こんな言いたいことがあるのに、ちょっとふざけたことも言いたいのに肝心の言葉が出てこない、と自分自身に腹が立った。同じテンポの会話についていけない寂しさもあった。それをフォローしてくれたのがバディ(現地の学生)だった。知らず知らずのうちに困った顔をしていたのかもしれないが、単語を強調してゆっくり話してくれたり、簡単な英語に置き換えてくれたり、UNOなど難しいコミュニケーションを必要としないゲームに誘ってくれたりした。言いたいことのうちの半分も伝えられないような英語力であったが、必死に理解しようと楽しませようとしてくれた。そのおかげで少しではあるが、英語でコミュニケーションをとれるようになったと思う。
1カ月という短い期間では、劇的に英語力が伸びるということは残念ながらない。ただ、言葉が違う相手ともっと話せるようになりたい、という気持ちがこれからの英語の勉強の意欲を掻き立ててくれた。
今回の研修をこんなにも充実したものになったのは、何かを変えたいと思い切って応募した自分の勇気もあるが、それを支えてくれた親、一緒に行った茨大の先生や仲間、そしてブルネイ・ダルサラーム大学の先生やバディたちに他ならない。かかわってくれたすべての皆様に感謝して終わりにしたい。Terima kasih!
小笠原 悠梨花(教育学部1年)
成田空港からクアラルンプール経由でブルネイへ。日差しは強いものの、今まで訪れたことのあるベトナムやシンガポールのような嫌な蒸し暑さはありませんでした(日本の夏より過ごしやすかったように感じました。)。美しい景色と青い空が印象的な国です。
街に出て思ったこと
その1)ブルネイは人がとても温かい!目が合うとニコッと笑顔を向けてくれる。みんな穏やかで心が広い感じがしてとても居心地が良かったです。移住したい、、、。
その2)困ったトイレ事情。なぜか公共のトイレであってもトイレットペーパーがないことが多いです。出かけるときには常に、水に流せるティッシュもしくはトイレットペーパーを持ち歩きました。また、必ずトイレの床が濡れているので、衣服が汚れないように注意(トイレ内のホースは日本でいうウォッシュレットらしい。)。
その3)会話はマレー語と英語のミックス!英語を勉強しに行ったので、私たちには英語で話しかけてくれましたが、現地の人同士の会話では、自然な感じで両言語が混じり合っていました 。「混乱することはないの?」と聞いてみましたが、ずっとそういう風に会話してきたから混乱することはないらしいです。おもしろい。おかげでマレー語に興味を持ち、帰国後、独学でマレー語の勉強を始めました。次に訪れる時は、ブルネイらしく英語とマレー語を混ぜて会話をしたいと思います(文字はアルファベットでローマ字読み。文法が複雑ではないので、頭に入りやすい言語だと思います。特徴は前後の単語を滑らかにくっつけて速く発音する点。)。
その4)食事について。日本人の口に合います(甘いもの、辛いものが多め。唐辛子に注意。)。料理や肉、飲み物に関するマレー語を覚えておいたら、市場に行ったときに看板の意味が理解でき、役立ちました♪(「サテ」という、網で焼いた肉の串がおいしかった!)
飲み物が安いのも南アジアのいいところです。(フレッシュではない。次の写真)
その5)観光におすすめなのは、モスクとマングローブ林とジュルドンパークという遊園地です。クルージングはリアルジャングルクルーズでした!ワニがいたりサルがいたりトカゲがいたり、大自然を満喫できました。ジュルドンパークは安くて、ほとんど並ばないのに1つ1つのアトラクションのクオリティが高く、1日中楽しめました!
その6)エンパイアホテルのビーチから見た夕日が最高!(夜は雷雨が多いので、晴れた夕方はとてもラッキー)現地の友達がサプライズで連れて行ってくれたのですが、とてもロマンチックな時を過ごすことができました。ゆったりと静かに、夕日が沈んでいくのを眺めている時間は本当に幸せでした、、、。このまま時間が止まってほしいと何度思ったことか。世界一素敵なプレゼントをもらいました。
佐々木 康介(人文学部2年)
私が今回のブルネイ短期英語語学研修旅行で体験した宗教や文化の違い、また価値観や物の考え方など全てが新鮮で、研修に行く以前と以後では様々な点で自分自身が変化したと感じています。その中でも私にとって大きな経験を二つ述べていきたいと思います。
一つは、「外国人」になるという経験ができたということです。特にブルネイでは日本の観光客の方などを目にする機会はほとんどなく、自分が日本人だということを強く感じることができました。一つ例を挙げると、フードコートのような場所で「soto」と呼ばれるラーメンのようなものを食べていた時、私はいつものように麺をすすりながら食べていました。しかしブルネイの友人は音を一切立てずに噛むようにして食べていたため、私が尋ねると、ブルネイでは音を立てて食べるのはマナーが悪いとみなされるとのことでした。その時に、「ではさっきまで彼は私をマナーが悪いと思っていたのか」という疑問が浮かび上がってきました。そこで、音を立てずに食べた方が良いのか聞いてみると、私はブルネイ人ではないからどのように食べても全然気にしないとのことでした。この体験から自分が外国人として見られていることを感じたと同時に、その立場になった時に自分が相手の文化に合わせるべきか、自分の文化を維持するべきなのかを考えさせられる機会になりました。
もう一つは、UBD(University of Brunei Darussalam)の学生の勉学への意欲や将来の目標、同じ大学生とは思えないほどの意識の高さを目にして、自分を見つめ直す機会となりました。一ヶ月間私たちのお世話をしてくれたUBDの学生の中には、もう一年勉強したいという理由で自ら留年を選択した人や、将来自分の会社を設立すると明確に目標を決めている人がいて、夜遅くに帰宅した後そのまま課題に取り組む姿を目の当たりにしてきました。さらにある学生が、ブルネイでは大学を4年間で卒業するだけでは一人前と思われないと言っていたのも印象的です。4年間だけでは社会で本当に活躍するには時間が短すぎるというのです。日本では4年間で卒業し、新卒で就職するというコースが自然であり、言葉を強めればそれが当然とも言われるような社会であるように感じます。しかし、彼らのように本当にやりたいことと真剣に向き合うとなると、4年間では足りないのかもしれないと思います。私は彼らと出会ったことで、当たり前を当たり前と思わないものの見方を学ぶことができ、今後の将来設計にとても貴重な経験ができました。
一ヶ月という短い期間でしたが学ぶことは多く、ブルネイで過ごした毎日が刺激的で自分を見つめ直すことができました。また自分の英語力に気づくことができたことや、異文化交流では最低限の知識は必要ですが、一人の個人として接することの大切さなどを学ぶことができました。これからの大学での勉強や将来の自分の目標をしっかり見つめ、行動していかなければいけないと考えさせられた一ヶ月間になりました。
高田 美菜(人文学部2年)
<Class>
UBDでの英語の授業は、speaking, listening, reading, writing1,writing2の5種類で、どの授業もゲームなどを通しながら楽しく英語を学ぶことができました。
特に印象に残った授業はwriting2の授業です。先生から与えられた文に対し、時や場所を加えたり、関係代名詞を駆使したりして文章を長くしていくというゲームをしました。4チームに分かれ、単語の多さと正確さ、文の面白さを競い、1番ポイントの高いチームが他チームのチョコを取るというゲームで、食べ物がかかっているということもあり、皆よりエキサイトしていました(笑)。The girl met the man.というたった5単語の文を修飾語や接続詞を巧みに使って、制限時間2分の間に、最終的には各チーム30単語以上の文を作り上げました。正確さもきちんと先生がチェックしてくれたので、楽しみながら正しい文章を書くという能力を伸ばすことができました。
また、この授業では英語でポストカードを書いて、ブルネイから日本へ送りました。手紙やポストカードの書き方を、例を見ながら習いました。先生が冗談で「面白くないと思ったら、ポストカードを窓から外に放り投げるよ。」とおっしゃったので、内容を英語でより面白くするためにはどうすればよいか考え、少し大げさな表現を使って書きました。私は実家の母へ書いたのですが、母はあまり英語が得意ではないため、なるべく簡単な文で、挿絵なども入れ、わかりやすいように工夫しました。後日ポストカードを読んだ母から「英語はなんとなくしかわからなかったけど、挿絵があったからわかったよ」というメールが届きました。ともかく、喜んでもらえたようなのでよかったです。
<Field trip>
このプログラムには、フィールドトリップも数多く組み込まれていて、様々な場所を訪れることができました。
熱帯雨林のクルージングでは、ブルネイがあるボルネオ島でしか見ることができないと言われているテングザルを見ることができたり、ワニが数メートル先で泳いでいたりと、身の危険を感じながらも、日本ではできない貴重な発見や体験ができました。
また、モスクを訪れた時もとても印象に残りました。無宗教と言われる私たち日本人にとって、あまり馴染みがなく、厳格なイメージがあったイスラム教に触れたのは、私にとってとても新鮮で、今まで触れたことがなかった宗教を知ることができ、とても勉強になりました。モスクの中に入り、お祈りをしている様子を見ましたが、小さな子どもも熱心にお祈りしていました。バディーの話では、ブルネイではイスラム教と言っても家族によって厳しさに差があり、毎日お祈りをする家族もあれば、そうでない家族もあったりとするようです。そういった同じ宗教内でも宗教に対する意識が違うことも興味深いと思いました。
<Memories>
約1ヵ月の滞在で沢山の思い出を作ることができました。
ジュルドンパークという遊園地に皆で行ったことがとても思い出深いです。入園料15ドル(日本円で約1200円)でパーク内の乗り物が乗り放題という破格の値段で、ジェットコースター、バイキングなどといった定番のアトラクションを楽しむことができました。ジェットコースターは、発車前に安全レバーの確認がなく、驚きましたが、無事楽しむことができ良かったです。夜からの雨で、ほとんどのアトラクションが止まってしまい、観覧車に乗れなかったのは残念でした。また、パーク内にはウォーターパークというプールやウォータースライダーがあり、皆で私服のまま、雨に濡れながら全身びしょ濡れになって夜10時頃まで遊びました。久しぶりに童心に帰って楽しむことができました。
エンパイアホテルのビーチで見た夕日が、ブルネイで見た景色の中で1番綺麗で、印象に残りました。夕日を見に行きたいと何度かバディーたちにお願いしていましたが、天候やタイミングが合わず、なかなか行けずにいました。その日は夕方から皆でショッピングモールに買い物に行くことになっていましたが、買い物の前に、バディーたちがサプライズで行くことを告げずに連れて行ってくれたので、より感動しました。だんだんと海に沈んでゆく夕日を眺めるのはとてもロマンティックで、時を忘れるようでした。
~今後参加される皆さんへ~
今回のブルネイへの短期語学研修は、私にとって充実したものとなりました。
バディーという私たちのお世話をしてくれる現地の学生がいるので、安心して楽しむことができる点もおすすめです。バディーは皆気さくで優しい人ばかりです。バディーたちと仲良くなって沢山コミュニケーションを取るべきです。私は言葉が通じないことを恐れたり、恥ずかしがったりして、現地の学生よりも、日本人の学生と行動を共にすることが多かったので、あまりバディーたちと英語で話さなかったことを後悔しています。せっかく留学して語学を学ぶなら、積極的にバディーたちと話し、英語でコミュニケーションを取ることが1番英語能力の向上に繋がると思いました。
1ヵ月の留学で25万という安さも留学を決めた大きな要因の1つでした。しかし、その値段以上の価値のある経験ができたと思います。参加を迷っている方もぜひ参加してここでしかできない体験をしてください!
鐘下 航平(人文学部2年)
今回のブルネイ研修は、私にとって、非常に充実したものとなりました。主な目的である英語の学習はもちろん、ブルネイ人との交流、ブルネイ観光など、日本では到底体験できないような、多様で貴重な経験をさせてもらいました。特に印象に残ったのは、エンパイア―ホテルで見たサンセットです。
バディーたちや茨大の皆と見たこの夕日は、日本でいつも見ている夕日とは全くの別物でした。何より太陽が大きかったです。いつでもそのシーンを思い出すことができるほど、感動しました。
また、ブルネイには多くの種類の動物がいました。大学の中にはかわいい猫や
ごみをあさりに来るサルたち(日本のカラスのような存在)が
熱帯雨林にはボルネオ島固有種のサルや
きれいな野鳥たちが、また、その近くの川の中には小柄なワニがいました。
次に、私が今回の旅で副目的としたことについて書きます。それは、フルーツです。
私がブルネイで食べた主なフルーツは、ドリアン
パパイア
ランブータンです。
ドリアンを初めて食べたのは、ナイトマーケットに行った時でした。ナイトマーケットには、様々な屋台がありました。商品は安く、おいしいものが多かったです。しかし、ドリアンは違いました。ドリアンは臭いことで有名ですが、「実際そこまでではないだろう」と思っていました。僕は自分の甘さを痛感しました。とにかく臭かった。例えるなら、漬物が腐った臭いに、ニンニクなどの重い臭いを足した感じです(あくまで個人の感想)。加えて、臭いが強いので、周囲に残ります。ドリアンの持ち込みが禁止されている場所が多いのは確かにわかります。味はおいしいだろう、と期待していましたが、そうでもなかったです。たぶん二度と食べないと思います。自分が食べたドリアンは、身が白いドリアンで、それは安いものです。おいしいのはオレンジ色に染まったドリアンで、臭いも控えめで、甘さが非常に強くなっています。また、パパイアは大学から支給される食事にほぼ毎回ついていました。甘すぎなく、食べやすいフルーツです。ランブータンは、簡単に言えばライチの劣化版です。最後に、ドラゴンフルーツは、ブルネイでは食べませんでしたが、日本で何回か食べた経験から言えば、リンゴです。
そして、今回のブルネイの研修の中で、自分の中で認識が変わったものがあります。
それは英語に対する認識です。研修に参加する前の英語への認識は、自分はまだ話す機会をあまり持っていなかったので、「コミュニケーションツール」としての英語という認識ではなく、「勉強するもの」としての英語といった認識でした。実際、多くの日本人がそうなのだと思います。受験のための英語、日本の英語教育の問題ですね。また、個人的見解ですが、日本人が英語を本気で学びたいと思った時には、すでに言語習得の黄金期である10歳はとっくに過ぎているため、身につきにくく、挫折してしまう人も多いのではないかと思います。そんな日本の受験英語ばかりを学校で習ってきた私は、英語がコミュニケーションツールだということを分かっていませんでした。加えて、自分は「書く」・「読む」英語については自信があったので、正直、話すことについて軽く見ていましたし、リスニングに関してはきれいに発音された試験内での英語が私の基準でした。しかし、実際にブルネイ人に話しかけられても、アメリカ英語との発音の違いと、ただ私のリスニングの能力不足で詳しく聞き取れなかったり、言いたいこと、確認したいことがあるのに、それを話せなかったりと、ブルネイに来てから最初の頃はずっとそのような感じで、とてもやるせない思いをしていました。分からないところは友達に確認する。自分から何かしらを発信できないことがこれほど辛いとは思いませんでした。しかし、時間が経つにつれて、ブルネイ人たちと仲良くなっていき、英語に少し慣れていきました。また、ブルネイ人の友達ができて、個人的に家に招待されもしました。その友達とはいまだに交流を持っており、その方は日本語学習にも意欲的で、相互に語学力を高めあえる存在です。加えて、主目的であるブルネイ・ダルサラーム大学での英語の授業は、自分の中の英語の授業への考え方を粉々に壊してしまいました。日本の授業では感じられないわくわく感がそれにはありました。たしかに日本の授業で習った文法や単語、イディオムも自分にとって大切な知識で、有効な授業でしたが、喜びや楽しみの感情があったかと聞かれると、自信をもって首を縦に振ることはできません。しかし、同大学での講義は本当に楽しくて、日本の学校でも採用してほしい授業方法だと思いました。
このように、ブルネイでの1ヶ月間で僕の中での英語が、テストで点数を取り、学校を卒業するための英語から、コミュニケーションツールとしての、言語としての英語に進化しました。この変化は、お金で変えられないほど価値の高いものだと思います。正直のところ1ヶ月はあまりに短く、英語を話せるようになるにはもっと時間が必要ですが、何にも代えがたい最高の1ヶ月間になりました。これからは英語を話す機会を増やし、不自由なく会話ができるようになりたいです。私はこの研修をとてもオススメします。少しでも英語に興味があれば参加してみてください。海外での経験は絶対あなたの人生の糧になります。
黒崎 魁斗(工学部3年)
私のブルネイ研修は、航空機内でマレーシア人と会話をした時から既に始まっていた。
会話、と言っても私は英語が上手く喋れる事も出来なければ聴き取る事も出来ない。だからこそ、この研修に参加したのだから。
偶々航空機内で隣にいたマレーシア人に声をかけられたときは、既に頭が真っ白になった。それでもなんとか相手がマレーシアの人であること。ブルネイには私と同じ研修目的で来ていることは分かった。しかし分かっただけで会話は続かない。だが彼はとても親切で、喋れない私相手にボディーランゲージを駆使したり、単語だけを使い私に色々伝えようとしてくれていた。
この時私は初めて英語が喋れないことの苦痛をその身をもって味わった。それと同時にこのブルネイ研修で英語をしゃべれるようになりたいと強く思った。
そして本当の意味で始まるブルネイ研修。最初はバディの方々や彼らが通う大学の先生の人達と簡単な英語のコミュニケーションを行う。
もうこの時点で限界でした。
いやいやいやいや、ちょっと待って。これでも僕は中高の英語教育とセンター試験のリスニングを乗り越えてきた人なんだよ? リスニングが苦手云々言う前に耳掃除でもすべきだったんじゃないか?
と、表面上無言で取り繕っても、内心とても焦っていた。このままじゃあ終始無言のまま観光するだけで研修が終わる! とか危機感で溢れていたぐらいだ。
しかし、そこで僕はマレーシア人と話したことをすぐ思い出す。僕はただ英語が喋れない自分に落胆しているわけではなかったと。すぐに思い出す。
実は、私はマレーシア人である彼に別れ際に英語でこう伝えていた。
「英語が喋れない私に声をかけてくれてありがとう。話をしてくれてありがとう。これからの研修での大きな自信になりました。お互い研修頑張りましょうね!」
その言葉は彼と話している最中、必死で単語や文を調べてやっとの思いで喋れた英文だ。いきなり伝える文面にしてはかなり不格好だが、それでも彼は笑顔で「ありがとう」と言ってくれた。
その瞬間、僕は英語で話せていることに喜びを感じた。もっと他の人達と英語でしゃべってみたい。もっと笑って話してみたいと。そう思った。
結局この研修では高所恐怖症に対抗してみたり(負けた)、虫を食べたり、普通に観光したり、誕生日迎えたりと色々あったが、英語で喋れる喜びを肌で感じたこと、なんとなく求めていた語学能力が、欲しい物になったことが一番得たことだと思う。
聴き取る力は初期に比べて大分身につき、バディとの会話もそこそこ出来ていたので自分の定めた研修の目的は達成していることに満足している。
安藤 諒太(工学部2年)
私はこれまでにないほどの大きな荷物と不安を抱えていた。今回、英語研修で滞在したブルネイは、私にとって初めての海外であった。
私がブルネイ行きを決意した理由の一つに、ブルネイは親日であるということがある。日本の一般人にとっては馴染みのない国であるが、多くの要人が行き来しており、また過去に経済協力をしていたこともあり、意外と安心できるのではないかと考えたからである。
しかし、一番の理由は、経済的に豊かであるということである。経済的に豊かであると治安もよいということもあるが、「石油によって栄えた王国」というのを見てみたいという好奇心が私を動かした。
ブルネイ国際空港に到着したとき、空港の開放感に驚かされた。真っ白な床に、一面ガラス張りの壁。その近未来的な内装は、オイルマネーによる急速な発展とその豊かさを物語っていた。
豊かさを物語っているものはそれだけではない。自動車の所有率が高いことは事前に知っていたことだが、実際に見たものは想像以上だった。家の庭には多くの車が立ち並んでおり(もちろん、家も庭も大きい)、大学生のほとんどが自動車で登校していた。これは大学の立地やガソリン代が安いことも理由ではあるが、それだけではなく国民の多くが豊かなのであるように感じた。その理由は車種である。私は車にはあまり詳しくはないが、軽自動車が並ぶ日本の大学とは比べ物にならない数の高級車が並んでいた。その中には日本車も多くあった。
私がもともと食にはうるさいというのも理由の一つではあるが、食べ物ついて気になることがたくさんあった。
まずは、日本食についてである。どこのショッピングモールに行っても、複数の日本食店やカフェがあった。寿司屋がたくさんあることは想像しやすいが、それ以上にたこ焼きが多くあったことには驚いた。ショッピングモール内のチェーン店だけではなく、市場の屋台でも当たり前のように売っていた。興味本位でチェーン店と思われるたこ焼き屋でたこ焼きを買ってみた。日本で売っているものに比べ、ソースが甘く、違和感があった。しかし、日本をイメージしてかワサビ味もあり、おいしく食べることができた。
しかし、それ以上に印象に残っているお店がある。お茶道(OCHADO)という名前のカフェである。
もう名前を見た時点から衝撃を受けたのだが、商品もなかなかインパクトのあるものであった。ハンバーガーやカルボナーラ、フライドチキンなど名前からは想像できないフードメニューや、不可思議な飲み物がたくさんあった。おそらく、緑茶をつかったミルクティーのようなものを飲んだのだが、不思議な味がした。
そしてとても甘いのである。はじめは口に合わなかったが、通っているうちに忘れられない恋しい味になってしまった。
次に地元の料理について書いていく。たこ焼きと飲み物の話から想像がつきやすいかもしれないが、食べ物の味付けは全体的に甘いのである。飲み物から肉料理まですべて甘い味付けであった。しかし、スパイスのきいた料理も多く、大体の料理は甘いか辛いか、またその両方かなのである。私は大の甘党であり、そして大の辛党でもあったので、とてもおいしく食べることができたのだが、口に合わない人は多いのではないかと感じた。
私がその中でも一番気に入ったのは、ナシゴレンである。
ナシとはお米のことで、ゴレンには焼くという意味がある。それはチャーハンみたいなものであるが味は全く異なり、やはり、甘めの味付けとスパイスが特徴である。おいしいのはもちろんであるが何よりも安いことが大きい。2ブルネイドル(約170円)ほどで食べることができる。ひとことでナシゴレンといっても、使う具材の種類によって様々なメニューがあった。イスラム教の国であるので、豚肉はもちろんないのだが、鶏や羊などの様々なお肉や、エビなどが入ったシーフードのメニューもあった。そのほかにも、ナシゴレンパッタヤというメニューもあった。
これはナシゴレンに薄焼き卵が乗っているというものである。とてもシンプルなものであるが、ナシゴレンの濃い目の味付けと薄焼き卵が絶妙な相性なのである。
そのほかにもおいしい食べ物はたくさんあったが、気になる方は市場などでいろいろ試してみるとよいだろう。値段も安いので、日本での一食分のお金があれば、たくさん試すことができるだろう。
次に紹介するのは、サゴという伝統的な食べ物である。サゴという木を粉状にしてそれを水で練り上げたものである。その工場に行ったのであるが、そこではサゴ以上に衝撃的なものを食べた。それは、その木から出てくるサゴワームと呼ばれる、芋虫である。長さ三センチほどで太さが二センチ弱のその虫を生きたまま食べたのである。ゴムのように固く、噛み切ることが難しく、お世辞にもおいしいとは言えない味がした。説明するのが難しく、何よりも思い出したくないので、興味のある方は、ぜひ自分の目と口で確かめてほしい。
このように食べ物に関するものだけでも、様々な体験をすることができた。知らない国に行くことは、自分の世界を広げることのできる有意義なものとなるのは間違いないだろう。私のように海外に行ったことのない人も、ほかの国に行ったことのある人も、ブルネイという国を体験してみてはどうだろうか。
上村 涼(理学部1年)
8/18(金)その日に公開された映画『打ち上げ花火下から見るか横から見るか』を水戸駅映画館で見た後、水戸駅南からバスに乗り成田空港へ向かった。
この真ん中のピンクの髪が僕である。後から周りに第一印象を聞くと、「やばい人がいる」や「この人と留学するのか」など、まぁいいものではなかった。
そして成田を出発し、ブルネイに到着した。
まずブルネイはイスラム教の国でイスラム教には髪を染めるのはよくないというのがある。なのでこの髪の毛で行くのは多少なりとも不安があった。それと同時にどういう反応をされるのか気になるところもあった。
ブルネイに到着して少し話しているときにバディの一人に「Your hair is so good!」と言われた。その時に結構髪を染めていても抵抗なく受け入れてくれる国なんだと感じた。逆に日本人の方が受け入れてくれないように感じる。なぜなら日本では遠くから見てヒソヒソしたり、ジロジロ見て終わるところを、ブルネイでは自分から話題にあげてくれるのだ。その後、学校では先生や、買い物中には店員さんに髪の毛について話しかけられ、その度に「きれいだね」や「私ピンク好きだからうらやましい」など(※もちろん英語で)言われ、温かい国だと感じた。またピンク色はブルネイでも人気の色らしく、ヒジャブ(※イスラム圏の女性が頭に巻いている布)も半分くらいの人がピンク色を使っていて、話しかけてくれた理由の一つにこれがあったのかもしれない。
そしてもう一つ、イスラム教の人は受け入れても神聖なモスクに立ち入れるのか。
結論から言って入れた。
入るときに女子の方は黒いローブみたいなのを着させられていたが、僕は頭を隠さなくても入れた。イスラム教の懐の深さを感じた体験になった。
僕のブルネイの経験で語るに外せないのは、食についての経験だ。
まずブルネイの主食は米だった。海外に留学して米を食べることになるとは思わなかったが、これもまたいい経験である。ブルネイのコメは日本のものとは違いモチモチしておらず、スープなどに浸ってもサラサラで、僕は日本の米より好きだ。
そして米を使った料理としてナシゴレンとナシガトがあった。
まずナシゴレンはサーブされる料理とは別に学校内のお店で有料で食べられるものなのだが、価格も3~6BD(※1BD≒80円)とお手頃でボリューム満点だ。味はチャーハンの上位互換のようで、いつも出来立てが出てくるので是非一度食べていただきたい。
もう一つのナシガトはナイトマーケットで売っており価格は2BDでナイトマーケットでは平均的な価格だ。ご飯にチキンというシンプルなつくりだが、これがまたおいしい。スパイシーを選ぶと予想以上にチキンがスパイシーだったが、おいしい辛さなので、辛いものが大丈夫な人は一度チャレンジしてほしい。
もう一つおすすめの料理がある。
まずイスラム教は食べ物に制限がある。お肉などもそうだ。イスラムの人が食べる肉は鶏肉やラムなどで、しかも正規の手順を踏んだ切り方でないと食べることができない。そこでできたものがトンキンである。
トンキンとは日本でいう焼き鳥のボンジリである。特殊な作りをしているのか見た目は赤い。それを炭で焼いた後はちみつをかけるのだが、このはちみつがいい味を出しているのだ。これは人の好みだが、はちみつトンキンはいくら食べても飽きない。そして価格も1BDで安い。日本ではほぼ食べることができないと思うので、是非たくさん食べてみてほしい。
イスラム圏で特殊な環境の留学だったが、とてもいい思い出になった。もし行けるならもう一度行ってみたい。ここでできた交友関係も特別である。1ヶ月のこの体験は一生大事にしていこうと思う。
岸本 和樹(工学部3年)
今回、2017年8月18日から9月16日まで30日間ブルネイで英語短期留学を行った。日本からブルネイに行き、日本に帰って来るまでの中で経験した4個の貴重な経験を述べていきたいと思う。
1つ目にブルネイまで行くまでに経由したクアラルンプール国際空港を紹介したいと思う。成田空港からブルネイダルサラーム空港へは、直行便がないため、シンガポールやクアラルンプールなどを経由しないといけないのだが、その際に利用したクアラルンプール空港がこの留学の中で一番建築的に美しかった。クアラルンプール空港を次の写真に示す。照明の使い方がきれいで反射や構造体もよく考えられてる建築だと思った。しかしクアラルンプール空港での乗り換え時間が行きは8時間ほど、帰りは6時間ほどと長いのが欠点だったが、自分自身このようなきれいな空港が見ることができたので、クアラルンプール経由はとてもお勧めできる経路だと考える。
2つ目に夜市を紹介したいと思う。ブルネイには市場がたくさんあり、そこには非常に価格の低いブルネイフードや鳥や魚または野菜、ブルネイの工芸品やお土産など様々なものが売っており、ブルネイに行ったら欠かすことのできない場所であると考える。また夜市に行くときには気を付けるべきことがある。それは盗難やぼったくりである。今回どちらとも体験はしていないのだが、とても危険だと感じた。みだし並みの良い場合、価格を吊り上げるといった行為を店員がすることがあるという話を聞いたので、何かを買いたい場合は値札のついているものを買うか、汚い服で行くかをお勧めする。自分たちも実際に引っかかっていたかも、、、また市場には魚や鳥が売っているのだが、魚は新鮮とは言えず、ハエがたかっていたり腐ったにおいがしたりととても買うには勇気がいるものだった。市場にいた鳥の様子を次の写真に示すが、これを見て自分は寒気がした。とても、かわいそうだという感情も生まれた。このように人間中心であまり生き物の気持ちは考えないという印象を持った。
次にブルネイのイオンのようなイメージの大型ショッピング施設にピザハットがあったのでピザハットに立ち寄ったのだが、ブルネイのピザハットにはハーフアンドハーフという概念がなく、ハーフアンドハーフをというものを説明して注文したら、2枚分のお値段で提供されてしまった。注意が必要だ。ちなみにピザはとてもおいしくいただけた。
最後に観光について述べたいと思う。今回紹介するのはエンパイアーホテルとキャノピーウオークである。エンパイアーホテルはなんといっても夜景の美しさが尋常じゃないと私は考える。海と夕日とヤシの木のマッチアップが最高で、南国に来たということを感じさせてくれる風景となっていて、ここに来たら人生の幸せ度が自然とたまっていく素晴らしい場所だと考えた。またここにはプールもあり、実際に比較的安い値段で泊まることができるので、個人的には新婚旅行にはばっちりな場所だと考える。続いて紹介するキャナピーウオークである。ここではとても高いところに登るというものなのだが、これは日本では味わうことのできない体験だと思った。頂上に着いたら自分が今抱えている感情をすべてぶつけてみるととてもすっきりする。またこだまはしません。またここにたどり着くまでに軽い山登りをするのだが、私は帰りの山を下っているときにこけて泥まみれになってしまった。転ぶか転ばないかは運だと思う。また是非ここに訪れたら盛大に汚れてほしいと感じた。そのほうが開放的な気分になって楽しい気分になる気になるはず。またボートに乗るので、汚れたり濡れたりと衣服を汚すので、着替えは必須アイテムだと感じた。最後に自分で撮った風景を紹介する。
加藤 優季(教育学部1年)
私は、今回のブルネイ留学が初めての留学でした。そのためか、日本を出るときやブルネイで過ごした初めの一週間は、不安と緊張でいっぱいでした。本当にこのまま一か月過ごすことが出来るのだろうか、自分の英語力を上げることが出来るのだろうか、という思いが募り、バディーたちや先生方とうまくコミュニケーションを取ることができませんでした。しかし、バディーたちの優しさと親切心のおかげで、だんだんとブルネイでの生活に慣れ、英語でのコミュニケーションにも抵抗がなくなっていきました。そして、最後には、残りの時間を有意義に過ごそうと自分から積極的に行動したり、たくさんの仲間と出かけたりしました。
私にとって、今回の留学は人生の分岐点といっていいほど、とても大切で貴重な出来事になりました。楽しかったのはもちろん、いろんな人々と出会い、いろんな場所へ行き、いろんな体験をしたことは、私に様々な刺激を与えてくれました。例えば、文化だけでなく、言語や習慣、特に、宗教と触れ合えたことで、私の考え方が大きく変わりました。今まで自分が小さな枠で物事を考えていたこと、もっと幅広く考えることができるのだということを改めて実感し、より深く考えるきっかけになったことで、一歩成長することができたのではないかと思います。
また、留学を通して、英語で話すことに自信が持てるようになりました。今までの私は、自分の英語力に対して、自信がなく、英語が好きでも自分からコミュニケーションをとろうとはしませんでした。しかし、海外に友達ができたことで、より積極的に使うようになり、さらに向上したと感じました。
今回の留学のおかげで、英語力が向上し、考えの幅も広がりました。また、人間的にも成長することができたと思います。また機会があれば、留学したいと考えています。
大間 くるみ(教育学部2年)
【参加にいたるまで】
私は以前から海外に行ってみたいなと思いながら何度も調べていたのに、忙しさやお金を言い訳になかなか一歩を踏み出せずにいた。そんな時、今回ブルネイへ行こうと私に決意させてくれたのは雑誌の占いだ。それによると今年の私は最強であると書いてあったのだ。それに背中を押され私は今回ブルネイ短期英語研修に参加を決めた。そうとなれば、すぐにブルネイについてインターネットや本で調べるしかない。そこに出てくるのはとても美しいモスクの夜景である。まるでアラジンの世界みたいだ!と私は心を奪われとてもわくわくした。しかし、その他の情報は一向に出てこない。恥ずかしながらあまりイスラム教について知らなかった私は、少し怖いな、食べ物はどんなものなのかな、住むところはどんなのかなと、次々に不安になった。今となっては、決断した自分を褒めたたえたいほど心の底からブルネイに行く機会を自分のものにできてよかったと思っている。
【ブルネイでの一か月間】
ブルネイでは、毎日夜には激しく雨が降り、ゴロゴロと雷が鳴り響く。しかし朝にはカラッと晴れて、室内に行けば凍えるほど寒い。まずブルネイで生活を始めてこの気候の違いに慣れる必要があった。しかし、朝日も夕日も、寮にいながら毎日とても素晴らしい景色を見ることができ快適な睡眠、心地よい朝を迎えることができた。寮には様々な国からきている学生がたくさんおり、ロビーのソファーに座っているだけで、世界各地の人々と交流することができとても楽しかった。
よく体験で得たものとして書かれるような、考えの広がりや、文化の価値観が云々というのはもちろんのことであるが、私が最も得たと感じるものは自分というものを見つめなおす機会であると考える。どこへ行っても誰にあってもまず聞かれるのは、あなたは何者なのかということだ。何を勉強しているの?なぜブルネイに来たの?等々。まずはしっかりと自分というものを発信する力を求められていた。何もいうことができない私は、聞き返すことしかできなかった。すると、みんなしっかりと芯をもって自分を表現し、その姿は、同じ大学生であるはずなのにとても遠い存在に感じられ、自分が何者であるかを表現できないもどかしさと悔しさを感じた。今でもはっきりと答えることはできない。しかし、明らかに以前より一つ一つの課題に真摯に取り組むことで自分と向き合う機会が増えたと考える。
また、日本でのバイト、学校、バイト、学校という変化のない日常と違い時間をとても有効に使えた。もちろん、これも文化の違いの一つであるのは分かっているけれど、UBDの学生の日常を見ていると、自分は、バイト以上に大切なもの、今しかできないものをもっと見つめなおしたほうが良いのではないかという思いに至った。バディーたちは、空いた時間にはカフェにいようが飲食店にいようが場所を問わず、UNOやトランプ、ジェンガを始めるのだ。別にUNOやトランプがいいというのではない。ただただ携帯をして会話をせずに無言で休み時間を一緒に過ごすより、仲間とゲームをしながらコミュニケーションをとる時間のほうが何十倍も楽しい濃い時間を過ごしていることがよいと思ったのだ。また、言語は違っていても、恋バナトークは世界共通でとても盛り上がり楽しかった。そうやって触れ合っていくうちに、宗教を少し不安に思っていた自分が情けなくなるほど以前の変な偏見を破り捨てることができた。
まずこの英語研修ということで、英語力に関していえば、決して上達したとは言えない。しかし、明らかに英語が身近なものになったのは間違いない。なぜなら、出会った大切な友達とコミュニケーションをとるにはツールとして英語が必要不可欠であるからだ。もっとみんなと話したい、もっとみんなの言っていることを理解したい!という想いが、英語学習に対する意欲を俄然大きくしている。ブルネイで出会った家族のような友達、これをきっかけに出会った茨大生、その他現地のFieldTripで出会った方々、すべての人と出会えたことが何よりも嬉しい。出会えたからこそ新しい考えを発見したり、新しい疑問が生まれた。私がこの研修で得たものは、このような自分を考え直す機会や、これからも大切にしていきたいと思うような友人との素敵な出会いだ。
本当に濃く楽しい最高の大学2年生の夏休みだった。
伊東 杏奈(教育学部2年)
私はブルネイへ行った目的には大きく分けて二つあります。一つは語学力の向上で、もう一つはブルネイの食文化を体験することです。この体験談では私が触れたブルネイの食文化について書いていきます。
ブルネイはイスラム教国で豚肉や酒は食卓に並びません。その代わりに鶏肉料理が充実していたように感じました。ナシカト(なんと1ドル!)というあまじょっぱい味付けのされた鶏肉と白米の料理はとても一般的で、デリバリーやナイトマーケットでも食べることができます。写真は現地の学生の家に訪問した際に振る舞われたデリバリーのナシカトです。茶色の紙でピラミッドのような形で包まれています。カレーもチキンカレーが主でサラッとしたスープとスパイシーな味付けが特徴です。
麺類は日本とは違って麺を啜る文化がないからかあまりスープがないものが多かったです。寮の朝食に何度か焼きそばのようなものが出て、日本人の間で人気メニューでした。また大学内の食堂のようなところでも麺のメニューがありました。どちらの焼きそばもサラサラしたタレを後付けします。
衝撃を受けたスイーツのABCです。ブルネイではとても人気のあるメニューで大好物と言っている人までいます。一見かき氷のようですが中にトウモロコシと謎のゼリーが入っています。見た目に反してあまり甘くないです。後味に何故か石鹸のような風味を感じます。これはレストランで食べたABCです。色合いはSNS映えしそうですが見た目からトウモロコシの主張が激しいのでたぶん日本では流行らないと思います。私は挑戦しませんでしたがナイトマーケットでは飲むタイプのABCが売っていました。タピオカドリンク用の太めのストローを使って飲むようです。
ブルネイは東南アジアの国ということで南国フルーツを食べたいと考え、包丁を購入しいくつか食べてみました。ランブータン、ドラゴンフルーツ、柿、マンゴー、小ぶりのミカン等です。ランブータンはナイトマーケットで1㎏購入しました。ライチのような味や触感でもともと好物だったので見つけたときは興奮しました。ドラゴンフルーツは大学に一番近いスーパーで購入しました。切ってみると中身が白ではなく赤で驚きました。食べていると果実の赤が手に染み付きます。柿とマンゴーはサゴ工場の近くのスーパーで購入しました。柿はタイからの輸入品で日本のものと大差ありませんでした。表記はありませんでしたが種なしでした。マンゴーは一般にはあまり出回っていないようです。柿とマンゴーはこの郊外のスーパー以外では見つけることができませんでした。小ぶりのミカンはかなり皮が剥きづらかったのですがとても甘かったです。ブルネイでは青果コーナーでのフルーツが占める割合が低いことから、国土が狭くほぼ輸入になるためかあまりフルーツを日常的に食べる文化ではないのではと考えました。
今回の研修では寮でほぼ三食出ていたので意識しないと食文化に触れることは難しかったです。しかしナイトマーケットにいったりフードコートに行ったりすることで色々なものを食べることができて納得のいく研修にできたと思います。
2017年1月9日 発行 初版
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編者:
瀬尾 匡輝
(全学教育機構国際教育部門 講師)
執筆者(学年は研修参加時):
安藤 諒太(工学部2年)
伊東 杏奈(教育学部2年)
上村 涼(理学部1年)
大間 くるみ(教育学部2年)
小笠原 悠梨花(教育学部1年)
加藤 優季(教育学部1年)
鐘下 航平(人文学部2年)
岸本 和樹(工学部3年)
木下 ちはる(人文学部2年)
黒崎 魁斗(工学部3年)
佐々木 康介(人文学部2年)
佐藤 響(教育学部3年)
高田 美菜(人文学部2年)
吉田 翔(人文学部2年)