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この本はタチヨミ版です。
●倉1.秋の畑では、荒井がカリオの動物の牙を包み、衣服は露で濡れていた
○倉1.秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ
天智天皇(626~671)
●倉2.夏は春を過ぎ、白い衣類の甘い香りの香り
○倉2.春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山
持統天皇(645~702)
●倉3.山の鳥の蛇、山の鳥の尾、尾の尾、一人で寝る夜の眠り
○倉3.あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
柿本人麻呂(7世紀末頃)
●倉4.あなたが屋外のTagonouraに出て、雪が白い富士の高嶺に落ちるなら
○倉4.田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ
山辺赤人(奈良時代初期)
●倉5.奥山に紅葉を鳴らす鹿の声が聞こえたら秋は悲しい
○倉5.奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき
猿丸太夫(生没年未詳)
●倉6.笠木が渡すことができる橋の白い霜を見ると、夜遅くなります
○倉6.かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
中納言家持(大伴家持)(718?~785)
●倉7.それが天国の源泉だと見れば、それは春日がある三笠山の月かもしれません
○倉7.天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
安倍仲麿(698~770)
●倉8.私の動物は首都ウヤマの辰巳にしか住んでおらず、人は豊富です
○倉8.わが庵は都の辰巳しかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり
喜撰法師(生没年未詳)
●倉9.花の色は動くのを止めることはできませんが、私はそれを私の世界に戻させません
○倉9.花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに
小野小町(平安時代頃)
●倉10.関のふざかはこれを知らず、これはまた行くと再び行きます
○倉10.これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬもあふ坂の関
蝉丸(生没年未詳)
●倉11.市原市原の上を歩いていないことを人々に伝えます、海のガードの漁船
○倉11.わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣船
参議篁(小野篁)(802~852)
●倉12.築地天使つくね吹くとミスターオトメをしばらく待って
○倉12.天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめむ
僧正遍昭(816~890)
●倉13.つくばリッジの峰から落ちる川が詰まって溜まって深くなってきた
○倉13.筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞ積もりて淵となりぬる
陽成院(868~949)
●倉14.ムツコバの庄野が原因の障害で、私は失望しないだろう
○倉14.陸奥のしのぶもぢずりたれゆゑに乱れそめにしわれならなくに
河原左大臣(822~895)
●倉15.あなたは春の畑で外出しているので、野生の野菜を摘む衣服に雪が降る
○倉15.君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ
光孝天皇(830~887)
●倉16.私は立って別れた山の頂点に耳を傾けるとすぐに戻ってきます
○倉16.立ち別れいなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば今帰り来む
中納言行平(在原行平)(818~893)
●倉17.千葉遥先生の声は聞こえませんが、辰田川からは
○倉17.ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは
在原業平朝臣(825~880)
●倉18.スミエ川沿いの水面と夢の道には共通しています
○倉18.住の江の岸に寄る波よるさへや夢の通ひ路人目よくらむ
藤原敏行朝臣(?~907)
●倉19.南葉ラグーンショートショート蘆夕暮れ時にこの世界を歩こう
○倉19.難波潟短き蘆のふしの間も逢はでこの世を過ぐしてよとや
伊勢(877?~940?)
●倉20.私たちが同じことをしても、私たちはあなたを見ることができると思った
○倉20.わびぬれば今はたおなじ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ
元良親王(890~943)
●倉21.有明の長月の月を待つことができるのだろうか?
○倉21.今来むといひしばかりに長月の有明の月を待ち出でつるかな
素性法師(9世紀~10世紀頃)
●倉22.それが吹くと、あなたが秋の木の植物に従えば、あなたは湖の風を打ち負かし
○倉22.吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ
文屋康秀(平安時代初期)
●倉23.月が月に見えるのは悲しいそれは私自身の秋です
○倉23.月見ればちぢにものこそ悲しけれわが身ひとつの秋にはあらねど
大江千里(9世紀~10世紀頃)
●倉24.この瞬間にも気をつけてください山の方へ紅葉の山山上杉の森
○倉24.このたびは幣も取りあへず手向山紅葉の錦神のまにまに
菅家(菅原道真)(845~903)
●倉25.それが命名されれば、大阪山の途中にいる人々に知られるでしょう
○倉25.名にし負はば逢坂山のさねかづら人に知られで来るよしもがな
三条右大臣(藤原定方)(873~932)
●倉26.富士山の紅葉小倉山青葉今、それはみゆきを待つ時です
○倉26.小倉山峰の紅葉葉心あらばいまひとたびのみゆき待たなむ
貞信公(藤原忠平)(880~949)
●倉27.脇田みかぶロ泉谷ルル泉川いつ私があなたを愛している
○倉27.みかの原わきて流るるいづみ川いつ見きとてか恋しかるらむ
中納言兼輔(藤原兼輔)(877~933)
●倉28.ヤマトは冬に暖かくなる孤独私は目も草も来ないと思う
○倉28.山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば
源宗于朝臣(?~939)
タチヨミ版はここまでとなります。
2018年2月9日 発行 初版
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