100の名所に100の美女。江戸の日常風景をとおして当時の女性風俗やファッション、職業……女性の生き方が楽しめるビジュアルブックの決定版!
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この本はタチヨミ版です。
江戸名所百人美女は三代目歌川豊国晩年の代表的な美人画集です。
江戸時代の女性風俗をコマ絵の地名に関連づけて描き分けた百枚の揃い物で、姫君や遊女、町娘など様々な階層の女性が描かれているのが特徴です。門人であった国久がコマ絵の風景画を担当しました。
当時、美人画も名所絵も大変な人気がありました。そこに目をつけて企画されたのがこの江戸名所百人美女でした。美女を主役に、名所絵を背景や小さなコマ絵にして、一枚の絵にしたのです。
美人と名所が一緒に堪能できる、というこの試みは人々の評判を呼び、大ヒットシリーズとなりました。
美しい風景に百人の美女たちの艶やかな姿態。当時の女性風俗がよくわかる傑作集です。
どうぞ心ゆくまでご堪能ください。
江戸歴史ライブラリー編集部
天明六年〈1786年〉― 元治元年〈1865年〉
十五歳の時、初代豊国に弟子入り。国貞の画号で絵を描き始める。
豊国の画風を受け継ぎながらも、独自の表現を駆使し、江戸っ子好みの〈粋〉な美人画を数多く描く。役者絵にも非凡な才能を発揮した。
弘化元年(1844年)に「二代目豊国」を名乗る。しかし、豊国の養子の国重が二代豊国を襲名していたため、現在は国貞は三代目豊国とされている。当時も国貞が二代目豊国を自称したことが問題視されており、
「歌川を うたがわしくも 名のりいで 二世の豊国 偽の豊国」
と川柳にも読まれた。
七十九歳で没するまで生涯人気絵師であり続けた。残した作品数も非常に多く、版画だけで一万作におよぶといわれている。この数は浮世絵師の中で最も多い。
タチヨミ版はここまでとなります。
2018年9月18日 発行 第二版
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