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ハオルンとは

既成のストールを、ちょっと縫い止めただけで、着られるようにしたものです。
手で縫ってもよいですし、もちろんミシンで縫ってもO.K.
ちょっと、その時だけという時には、ブローチや安全ピンで留めるだけでも、いい感じですよ。
そんな風に、既成のストールに手を加えたものに ハオルンと名前をつけてしまいました。

着物生地を扱っていると、33cmくらいの巾で、いろいろ考えていくので、ちょうど、ストールを扱っているよう。エスニック屋さんが好きで、ストールを、つい買ってしまう。
そんな、ストールを、ちょいと、はおってみたら、そして、都合のいいところを留めてみたらば、
あらあらナント!

とても簡単なチクチクでストールが着られてしまうので、是非、その縫い方をお教えしたいと思い、この本が出来上がりました。

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ハオルンのつくりかた

吉村佳子

和処布出版



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  この本はタチヨミ版です。

 目 次

はじめに   

   ハオルンとは


表紙のハオルンの作り方


カタログ 写真集

   01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11


写真01のハオルンの作り方


写真02のハオルンの作り方


写真03のハオルンの作り方


写真04のハオルンの作り方


写真05のハオルンの作り方


写真06のハオルンの作り方


写真07のハオルンの作り方


写真08のハオルンの作り方


写真09のハオルンの作り方


写真10のハオルンの作り方


写真11のハオルンの作り方


おわりに


付録*縫い方の説明

はじめに

ハオルンとは
既成のストールを、ちょっと縫い止めただけで、着られるようにしたものです。
手で縫ってもよいですし、もちろんミシンで縫ってもO.K.
ちょっと、その時だけという時には、ブローチや安全ピンで留めるだけでも、いい感じですよ。
そんな風に、既成のストールに手を加えたものにハオルンと名前をつけてしまいました。

まずは、ちょっと自己紹介。着物をほどいて洋服を作っております。
母や祖母祖父の着物で、自分の洋服を作って着ていたら、事のほか好評で、今はぼろ市で着物を買って作っております。
大正時代の終わりごろから昭和の始めころの着物が好きなのですが、なかなか思う物が手に入りませんが、どの時代のものも着物にされた生地の色はどれも深く味わいがあり惹かれます。
和処布(わしょっぷ)http://washop.iinaa.net/ という名でいろいろ作っております。
着物地にこだわらずなんでもオーダーを承ります。
お手持ちの洋服のリフォームも承っております。
着物生地を扱っていると、33cmくらいの巾で、いろいろ考えていくので、ちょうど、ストールを扱っているよう。

エスニック屋さんが好きで、ストールを、つい買ってしまう。
そんな、ストールを、ちょいと、はおってみたら、そして都合のいいところを留めてみたらば、
あらあらナント!
着られちゃう!
というわけで、ハオルンが生まれました!



とても簡単なチクチクでストールが着られてしまうので、是非、その縫い方をお教えしたいと思い、この本が出来上がりました。

「和処布」のものを私が着ていると、知らない方が、すてきねえと話しかけてきてくださって、
わたしをいい気分にさせてくださる。
ならばと素敵な写真を撮ってくださる写真家の「くずはら まり」さんと知り合えたので、思い切って私がモデルを務めてしまいました(^_-)-☆

薄手木綿の大型のストールです。袖口にするために、端っこをちょこっと縫うだけで羽織ものに変身です。普通のストールとして首に巻いてのO.K.
表紙のハオルン

ハオルンの基本形です。元型のサイズ 単位は㎜。
写真01からも左ページは「元型」です。どのハオルンも数字は目安です。
縁は三つ折りミシンや、三巻、耳などで処理されている状態とします。
ハオルンの元型のサイズは縁の処理をされた物を表していますので実際は周
りに少し必要です。
このハオルンはスカーフを使っているので周囲が処理されています。


12㎝畳んだほうが裾になり、フリンジのところから手を出します。
もちろんさかさまに着ていただいてもよいのですが、スパーマン風になりますね。
表紙のハオルンの縫いい方

1 裾にしたい方を、12㎝畳みます。
2 5㎝ぐし縫い、もしくは半返しで縫います。糸は同色でもよいですが、わ
ざと違う色にしたり、太い目立つ糸にしたりしても面白いです。
ミシンで縫ってもよいのですが、使用しているうちにミシンですと縫いはじめ、
縫い終わりのところでほどけてしまいがちですので手縫いが望ましいです。縫
いはじめと縫い終わりは、本返しで縫うことをお勧めします。




カタログ  写真集



    写真01~11










   写真 くずはら まり    https://kuzuharamari.com/

中に着ているチュニックと共生地なので、ハオルンだけを見るのは見にくいですが、一緒に着るとお袖のようにも見えます。
01
絽の着物生地を生地幅そのまま使ったものです。シルクですので夏の暑さにも肌寒いころにも、気持ちよく着られます。
02
黒の着物地を幅はそのまま2段に使っております。
背中のギャザーがポイントです。
03
黒の着物地、少し地模様のある 柔らかもの です。
軽くって、着ていないみたい。
04
兵児帯を幅そのまま使っています。兵児帯の絞り模様は見事なのに、男の人が浴衣に縛って着ていると、ほとんど見えないのが残念で広げて着ると、この通り!
05
中に着ているチュニックと共生地、夏物の男性の着物と、絽の生地を組み合わせて使っていますので、併せて着ていると、いい一体感でしょ。お気に入りです。
06
お振袖の一部を使っています。
ほんの一部だけなのに、なんて華やか!
07
母の羽織だった生地で、生地幅のまま、3段に縫い合わせたものです。
背中のギャザーが可愛いふんわりハオルンです。襟の使い方着こなしはあなた次第!
08
兵児帯です。絞り模様は全体に。そんなわけで、どちら向きにどう着てもOK。
元が兵児帯なので、兵児帯の時のようにシワシワにして丸めて、旅のお供に最適。
09
長方形の生地の組み合わせで、縫い合わせる位置が、少し複雑なのですが、直線のみなので、ゆっくり慎重に組み立ててみてください。直線とは思えない出来栄えです。
10
これは、直線のみではないので参考までに。無地とピッタリの柄の生地のマリッジ。左右の見頃、袖がアシンメトリーでカッコイイでしょ。
11
4枚の生地を重ねて縫い合わせたものです。
袖なしのチュニックの肩にふんわりと羽織ります。
写真01

元型サイズのものを4枚用意します。
基本のハオルンで書いたように、縁の始末済みのサイズです。
しわ加工の薄手の生地です。
このハオルンは周りの処理に1㎝づつの三つ折りをしております。
重ねてた時に厚すぎる生地の場合は、調節してください。

オレンジのところをチクチクして、四角のところは中をバッテンに縫うと可愛いし、丈夫です。
01のハオルンの縫い方

1 黒〇のところを1㎝重ねる。
    オレンジのところが重なります。
    この図のように目立つ色にしたりしても可愛いです。
2 赤〇、緑〇どうしを縫い合わせます。
3 BCのところが後ろ襟ぐり中心です。
4 青〇のところは重ねず開けておきます。スリットになります。



  タチヨミ版はここまでとなります。


ハオルンのつくりかた

2018年10月9日 発行 初版

著  者:吉村佳子
発  行:和処布出版

bb_B_00156443
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吉村佳子

吉村佳子(ヨシムラヨシコ)

1956年横須賀市に生まれる。
着物をほどいて洋服を作っている。
和処布URL:http://washop.iinaa.net/
着物地の「はおりもの」の作り方の本を作りたく
いろいろ探しているうちにbccksに出会う。
まずは気になっていた太陽光発電の事の本「そらでん生活」をつくってみた。
「続・ハオルンのつくりかた」も出版予定。

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