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やってよかった!(電子雑誌をつくろう!presents)

勉強カフェ電子雑誌制作委員会



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 目 次

はじめに

金髪黒ギャルに導かれて、うわさのマッチョのお城に行ってみた アブドミナル・アンド・サイ

初スキーのまぼろし 阿南美咲

やってよかった! ふるさと納税! 熊谷憲一

星降る夜を残そう 和良拓馬

大学を卒業して20年以上経ってからMBAを取得した話 元井基博

40代で転職しました 末野美文

著者紹介

編集後記

はじめに

 この度は本誌を手に取って下さり、誠にありがとうございます。
 本誌は株式会社ブックマークスが運営する、勉強カフェ・横浜関内スタジオにて開催されたイベント「電子雑誌をつくろう!」内にて制作及び出版された一冊です。
 また、当イベントの理念及びレギュレーションをこちらに掲載致します。「自分も電子雑誌をつくってみよう!」というご参考、そして後押しになれば幸いです。

◆イベントの理念
 みんなで「電子雑誌」をつくって、新しいアウトプット&読書体験を楽しもう! 
 ブログやSNSの発達により、情報を発信することを「楽しい」と感じる人が増えています。また、「いつかは自分の文章・作品を本にしてみたい!」という憧れを抱いている人も少なくないのでは? 
 というわけで、皆様に新しい「出版」の場をご用意します。
 そう、「電子雑誌」をつくってみませんか? 
 みんなで原稿を持ち寄り、文章やレイアウトに手直しを加え、最後は自分のスマホや端末で読む。
 そんな新しいアウトプット&読書体験が楽しめるイベントです。

◆参加概要
・開催日:【企画編】2019年2月16日 14時~17時 【制作編】2019年2月16日 14時~17
・参加者の皆さまには、開催日までに1600文字程度(原稿用紙4枚前後)の原稿+400文字程度の自己紹介文を持ち寄っていただきます(※開催日前にワード形式でお送りいただけると、なお可です)。
・作品のジャンルは何でも構いません(小説、詩、ノンフィクション、エッセイ、評論、etc.)。また、マンガ、写真集を希望される方は事前にご相談ください(ページ数が分かるとより助かります)。ただし、残虐な描写、性的感情を刺激する行為の直接的表現、個人や組織に対する攻撃を記したものにつきましては、表現の修正および掲載の見送りを求める場合がございますので、予めご了承ください。
・今回のテーマは「やってよかった」です。
・掲載作品のすべての著作権は著者自身に帰属します。また掲載後にご自身の作品をどう扱うかについては、ご自身で決めていただいて構いません。
・本書は0円でBOOK☆WALKERとBCCKSにて配信しますが、Kindleは仕様変更により無料配信設定が厳しいため、99円(税込)での配信となります。発生した印税につきましては、次回開催の際に報告し、イベントのお菓子代として使用します。また、無料体験型イベントのため、印税配布及び原稿料の支払いはございません。予めご了承下さい。

◆テーマ決定経緯
 今回の「電子雑誌をつくろう!」も、テーマを決める「企画編」と誌面作成に携わる「制作編」の2本で開催しました。
「企画編」は2019年1月26日に、勉強カフェ吉祥寺スタジオにて実施。「興味があるけど、行動はまだな人たち」や「人の話を聞いて、やる気を出したい人たち」の背中を押すサポートをしよう! という思いから、テーマは「やってよかった!」に決まりました。

https://note.mu/waratas/n/nc2f049a6de95

金髪黒ギャルに導かれて、うわさのマッチョのお城に行ってみた

アブドミナル・アンド・サイ


 2015年の夏、生き物としての限界を、試される大地で試されそうになっていた。試練の日々重いコンダラなドカベンデイズ直前、金髪黒ギャルの女神に出会ったことが、すべてのきっかけであった。

 2015年の9月から12月にかけて、お仕事できるかな実にドキドキワクワクさてさて本当にやっちゃうのコレ的な、サイボーグ専用の、まことに無茶なスケジュールが決定したのであった。
 日曜日に羽田から札幌へ飛んで月曜日に札幌から福岡へ移動、火曜日に福岡から新幹線で大阪、水曜日に大阪から名古屋に進み、木曜日の朝にセントレアの敷地内を人間一人入れられる大きなキャリーケースを引きずり疾走しながら札幌へ、金曜日に関東へ帰還そして息つく暇なくまた大阪そしてエヴァンゲリオン新幹線で福岡、ふりだし(千葉県の自宅。唯一出入りする生き物の長期不在中に餓死した蚊が床に落っこちていた)に戻るときは着替えを取りに行く時だけであって、そのまま大阪2ヶ月長期出張途中1回着替えだけ取りにサンライズ出雲で関東へ戻りまた関西からエヴァンゲリオン新幹線で福岡半月、わー、すごーい、たーのしーい。
 なお、エヴァンゲリオン新幹線で大阪から福岡まで行く場合は、千葉県民は4時に起きて5時におうちを出るのがさだめ。エヴァンゲリオン新幹線を使うことを、上司の指示ではなく自分の裁量でしたことが数少ない楽しみであった。

 金髪黒ギャル女子高生Sさんとの遭遇は2015年の8月。この貧弱人間の代名詞のようなアイカツおじさん的ノンサイボーグボディに、とうとうオーバーホールの時期が訪れたことを痛感する頃であった。まだサイボーグではないので、金属製部品といえば虫歯の詰め物くらいしかない以上、「油を差す」メンテナンスは当然ながら必要ない。油は差すのものではなく、燃やすべきものであった。運動によって。
 睡眠時間を取れず、日々のクサグサをひたすら揚げ物で発散させた挙げ句の健康診断の結果ときたら、毎回だいたいの趣旨が「よう、デブ!」か「おっす、デブ!」かという程度の違いであった。
 お肉もご飯もきっちりと摂る主義の、食べることが大好きなSさんはというと、安直な絶食ダイエットによる「体重だけが減る」状態なぞは全く考えておらず、運動して痩せようと、しごくまっとうな考え方を持っていた。Sさんが、運動で健康的に痩せるために見学したジムがたまたま、マッチョだらけの本格的な場所だったというだけのことである。マッチョだらけの本格ジムに通い出したSさんは、みるみるうちに筋トレの知識を身につけていった。
 やれ、体育祭のリレーでもっと速く走るための筋肉をつけるためのトレーニングやら、海に行ったときに砂地でできるトレーニングやらと、実に充実している様子だった。ジム仲間も増えて楽しそうなSさんを見ているうちに、ついうっかり思いついてしまったのだった。

「うわさのマッチョだらけのゴールドジム、行ってみようかぁ」。

 ゴールドジム。アメリカの西海岸はベニスビーチに端を発する、筋トレのノウハウを持つスポーツジムとして、かのアーノルド・シュワルツェネッガーをアメリカに導いたことでも知られるマッチョの聖地。
 そこにうっかり体験入会して、うっかり半年分の会費を即座に払ってしまった経緯はというと、自宅から近い、会費が安い(筋トレ好きはプールもスタジオレッスンも必要ない人が多いので、プールないスタジオ1つしかないという低コスト環境)という、一般的なジム選びの基準から見ても満足できるからであった。が、その後に延々2年以上も毎週通い続けるようになった。
 ゴールドジムに通う日々が、続いてしまっている。ジムエリアにいる会員が全員、やる気のある人ばかりで刺激を受けられるし、話し相手を求めているだけの高齢者がいないので、話し相手にさせられてトレーニングできなくなるということがまずない。このような環境の良さもさることながら、少なからぬ人が途中で挫折するというスポーツジム通いが続いているのは、「面白いから」だった。そう、面白いのだ。ゴールドジムは、ある意味世界で一番面白い場所なのであった。
 ジムエリアにいる会員がやる気のある人ばかりで、しかも8割以上がマッチョ。割れた腹筋を放っておいたら仮面ライダーに変身してショッカーを成敗しに行きそうな人多数。ノリのよい人はたいがいが戦隊もののイエロー的なキャラクターであり、だいたいカレー好き。レベル30以上の戦士と武闘家しかいないルイーダのプロテインバー。たまーに、ごくたまーに、スタジオレッスンのためにやってくる、スタジオレッスンのバレエ教室にしか興味のない女性陣が出入りすると、生き物としてのポジションが全く異なるオーガさんとエルフさんの園となる。特撮効果なしでファンタジー世界、異世界訪問ツアーすらできるのである。
 土日祝日のみのウィークエンド会員として月々約9千円の会費を払っているが、これは会費以上のお得な面白体験ができるゴールドジム、読者諸氏も是非、お試しになってはいかがであろうか。
 なお、こんなに楽しい面白ゴールドジム体験のきっかけとなった金髪黒ギャル女子高生は、マンガ『ダンベル何キロ持てる?』の主人公、紗倉ひびきさんという。小学館のサイトで公開されているWEBマンガで、ゴールドジムをモデルとしているらしい「シルバーマンジム」に通う彼女の奮戦と収まらない食欲が楽しめる。

https://urasunday.com/dumbbell/
【著者】サンドロビッチ・ヤバ子、MAAM


初スキーのまぼろし

阿南美咲


 吹きすさぶ風。激しく舞う雪。足元に広がる一面の銀世界。ああ、なぜ私はこんなところに一人ぽつんと立っているのだろう。高いところと寒いところが苦手だなんて、今ここで新しい自分を発見しても呆然としてしまうだけ。

「何ぼけっと突っ立ってんだ! あぶねえだろ!」
 突然の怒号に我に返る。そうだ、ここは日本有数のスキー場、ノースバレー。スキーはしたことがないという私を、面白いからと連れ出した友人たちとはリフトに乗る時にすでにはぐれてしまった。どうにかこうにかリフトから降りたところで足がすくんでしまい、今に至る。なぜ初めてなのにリフトになんて乗ってしまってこんな高いところまで来てしまったのか……。と後悔しても後の祭り。どうにかしてここから生還しなければ。
 気を取り直し、とりあえず下に行けばいいのだろうと下り始めたら直滑降すぎてスピードを増すばかり。恐怖心のあまり叫んでみても、もちろん止まれやしない。ふと目の端に人影をとらえたと思った瞬間、目の前の景色が上下左右に大回転。怖すぎて何がどうなったかわからないけど、どうやらバランスを崩して転んだらしい。恐る恐る手足を動してみる。うん、奇跡的にケガはないみたい。きっと去年亡くなったおばあちゃんが守ってくれたに違いない。ありがとうおばあちゃん! 
 さて、と起き上がろうとしても、それがまた一苦労。何せ急勾配で滑る雪道を、わざわざ板を履いて立ち上がろうというのだ、無理に決まっているじゃないか! 満足に立つこともできないなんて、スキーというのはなんと理不尽なスポーツなのか。スキー好き♡なんて、冗談以外で言っている人の気が知れないわ……。

 それでもなんとか起き上がり、夢中で滑っては転びを繰り返し、だいぶ下ったはずだとあたりを見回して、三度愕然とする。ここはどこ? なぜ誰もいないの? ロッジはどこ!?
 気のせいか辺りが少し暗くなって風が強く感じられる気がする。これはまずい。相当やばい。みんな心配しているかな、それとも私のことは忘れて呑気に楽しんでいるかな。

 汗だくのシャツが冷たく肌に感じられ、ほぼ泣きそうになったその時、何かが目の前を横切った。それは救世主のごとく現れたかっこいい男性……ではもちろんなくて、白いウサギだった。振り返ってこちらをじっと見ている。残念だけどエサはないよ。
 ふと、ミミを思い出す。おばあちゃんが可愛がっていたミミ。野生なのに手からニンジンを食べてくれる人懐っこいミミ。食べ過ぎで跳べなくなったミミ。
 いかん、感傷に浸っている場合ではない。一人よりましなので、ウサギのほうへ足を向けてみる。何とか進む。よしよし。近づくと逃げる、を繰り返すうち、ウサギがどんどん増えていく。ナニコレ。もうどれがミミだかわからない。
 どんどん暗くなる中、不思議と明るく見えるウサギ達に導かれるように山を下る。
 ふと気づくと、見覚えのあるロッヂが目の前にある! しかもその前では友人たちが集まっている。もう滑るのも止まるのも自在に出来るようになっていたので、キュッとかっこよく止まってみせたその瞬間、涙目を見開いて笑いながら怒りだす友人たち。
「めっちゃ心配したんやで!!

 どうやら最初はいたずら半分で私を山頂に置き去りにしたものの、その後猛スピードで山裏へ消えて行ってしまった私を追うことも出来ず見失い、暗くなってきたので焦りのあまり泣きながら捜索隊に連絡するところだったという。
 そんなことだと思ったけれど、とにかく無事に戻ってこられてよかったと、おいしいビールで乾杯したのは言うまでもない。
 初めてのスキー、やってよかった。
 ところであれから10年経つけど、あの時のウサギはミミに違いないと、今でもおばあちゃんに感謝しているのは、私だけのヒミツ。

やってよかった! ふるさと納税!

熊谷憲一


 先日、僕は初めてふるさと納税をしました。
 きっかけは、会社の昼休みにたまたま見たテレビ番組で、それまでは知人に「ふるさと納税、やったほうがいいよ」とは言われていたのですが、手続きが面倒なイメージがあったので敬遠していました。
 そのテレビ番組によると、「ワンストップ特例制度」なるものは年度末の確定申告と違い、税務署の手続きをしなくても良いとのことです。手続きするならば早めが良いと思い、まずは関連するサイトを確認しようと思いました。

 11月下旬、国内最大のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」に登録して、早速納税先を探し始めました。ホームページにアクセスし、ふるさと納税とは? のページから読み始めます。
 そして、控除限度額を知ることができる、簡易算出のページへと進みました。すぐに合計寄付額は算出されます。早速、最大で5つ選べる納付先の自治体を探し始めました。

 返礼品の選び方は難しかったです。なにせ対象は日本全国! 「しゃぶしゃぶ肉」という検索ワードひとつとっても、約4000件もありました。サイト内では人気の納税先や返礼品が挙げられていましたが、割と高級な印象を抱きました。
 ひとつひとつ内容をチェックしていたら、らちが空かない! 
 5分ほど悩んでいると、「そういえば、以前ふるさと納税のランキング本をもらっていた!」というのを思い出しました。本棚に向かい、探していると……ありました数年前のものでしたが、ふるさと納税のランキング本です。
 その本ではオススメ返礼品の紹介や還元率なのランキングが載っていました。これなら僕でも絞りやすい。人気が高いものはどんなものかな? 読み進めていきます。
 
 金額と分類を絞り、本で紹介されている返礼品をチェックし始めました。還元率が大きくて人気が高い返礼品は、肉類・魚介類・スイーツです。
 気が付いたのは、数年前と比べ金額や内容量が異なっていることです。ですので、皆さんが返礼品を探す場合は、リアルタイムに情報が更新されているランキングサイトなどで、調べてみると良いでしょう。
 あれこれ検討した結果、しゃぶしゃぶ肉 3キロ、ベーコン 2キロ、ミカンジュース 5本、サクランボ 1キロ、ロールケーキ&プリンに決めました。

 納税手続きは思っていたほど手間はなく、サイト内で寄付の手続きをすませると、自治体の方から申請書類が届けられただけでした。
 申請書類提出の後、1週間くらいで、しゃぶしゃぶ肉が届きました。年末頃になるかと思っていましたが、予想より早かったです。
 到着翌日にしゃぶしゃぶ肉を食べてみると、味は中々のものでした。そして、選ぶ際はボリュームを重視していたのですが、一人では食べきれない量が届きました。年末実家へ帰る際に両親と食べようと思い、帰省時に僕と両親で美味しく頂きました。残りの返礼品についても、約1カ月かけて一人で消化しました。

 まとめとして、是非! ふるさと納税をしてみて下さい! 返礼品選びもテーマがあれば絞れるので、時間のある時に選んでおくと速いと思います。
 また、今回僕は食材限定でしたが、他にも体験型、宿泊型、品物の特産品型もあるので、欲しい物の寄付限度額と相談して決めると良いと思います。
 2019年2月現在、住民税控除は未だですが、既に満足感があり、今年の分も選ぶのが楽しみです。
 今年のふるさと納税返礼品。ど・れ・に・し・よ・う・か・な!?

星降る夜を残そう

和良拓馬


 都心でも雪が降る! とみんなが騒いでいた日、僕は凍える東京から南に180キロ離れた、穏やかな南の島にいた(……と言いたいところだが、この日の最高気温は10度)。
 友人の誘いを受けて、とあるツアーに申し込んでこの島にやって来た。「神津島こうづしま」という地名はそのとき初めて知ったが、数年前に旅した八丈島の風景が頭に思い浮かんだ。都市には無い自然と穏やかな空気感が、島にはある。また旅することができるならば……。二つ返事で参加を決めた。
 そんなこのツアーのタイトルは「星を観て、星を撮ろう。神津島で星空撮影会ツアー」。そう、夜空に輝く星々をカメラに残すことが目的である。

https://kozushima.com/tour/starwatching0208

 僕は写真撮影が好きだし、カメラも持っている。でも、それは10年前に買った安いデジカメだ。撮影目的はスポーツの写真をとることなので、それらの要素に最も適した性能のものを選んだ。素早く動く被写体に対応できるシャッタースピード。遠くにいる選手も捉えられるズーム機能。ただ、星空はゆっくり動くし、風景は引きで撮る。このカメラの強みが活かせるとは言い難い。
 そんな不安を抱きつつ、神津島へとたどり着いた。そして、ツアー客と合流したとき、まずいと思った。30名弱の団体ながら、全員立派なカメラを首にぶら下げている。これだけで気圧されてしまう。
 お昼過ぎには星空撮影のレクチャーがあった。なるほど、かくかくしかじかの方法で設定をすればいいのか……。
 ここでも躓いた。どうも自分のカメラでは、先生が仰られていたその設定が上手くできない。嗚呼、どうしよう。星空は諦めようか。肉眼で眺め、頭の中に焼き付ければそれでいいか……。

 迎えた夜7時。我々ツアー客一行は目的地の展望台にたどり着いた。周囲に外灯はひとつもない。撮影時間は約2時間。真っ暗闇の中で、ひたすらチャンスを待つ。
 夕方に通り雨があった影響もあり、当初は空には厚い雲が広がっていた。ひたすら真っ黒な空を見つめながら、根気強く待つこと30分。ポツポツと空が明るく照らされ始めた。8時を回った頃になれば、たくさんの冬の星座が確認できるようになった。理科の教科書に載っていた絵図の通りに、星が配置されている。多くのツアー客がわいわい言いながら、シャッターを押している。

 僕の中にも欲が湧いてきた。こんなに綺麗な星空ならば、頭の中だけに残すのはもったいない。ここはひとつ、カメラに頑張ってもらわねば。
 絞り、シャッタースピード、ISO感度。この3つの設定をいじり、撮影し、失敗したらまたいじる。先生の設定通りにはいかないけれど、合わせていくうちに別のやり方に辿り着けるのでは? 何度も何度も繰り返した。だけど、いくらシャッターを切れども、ディスプレイは真っ黒に写る画像を表示していた。

 視線を空へ戻す。ちょうどオリオン座が目に入った。僕の実家からだと、よく晴れた冬の日はオリオン座が確認できる。ばりばり文系の僕にとって、数少ない馴染みのある星座だった。
よし、ここに焦点を合わせてみよう。その方向にカメラを調整しながら、再び作業を進めた。

 写真撮影タイム終了まで残り20分。遂に僕の願いが通じた。オリオン座だけでなく、冬の大三角形もデータには残されていた。寒い中、よく頑張った、僕のカメラ!(そして僕も!)
 その写真を撮影した数分後、再び雲が星空を隠していった。間一髪だった。徐々にぼやけていくオリオン座を確認し終えた僕は、凍える体を温めるべく、そそくさと帰りのバスへ乗り込んだのだった。

これが星空のマイ・ベストショット(補正済み)
photo by TAKUMA WARA
星空の撮影場所である三浦湾展望台。お昼だとこのような絶景を見ることができます
photo by TAKUMA WARA

大学を卒業して20年以上経ってからMBAを取得した話

元井基博


 今から2年前、47歳の時に大学院に通いMBAを取得しました。MBAと言えば、欧米のビジネススクールを思い浮かべるかもしれませんが、私が入学したのは、日本の大学が開講するMBAプログラムです。アメリカでは、MBAの社会的評価も高く、MBAホルダーというだけで高額の年収が保証されていることも少なくないです。ただ、名門と言われているビジネススクールは、ビジネスリーダーの養成を目的としており、30代前半が、年齢の上限と言われています。

 日本にも、欧米と遜色のないMBAプログラムを標榜する大学もありますが、日本の場合、社会人の「学びなおしの場」という意味合いの方が強いと思います。日本では、MBAを取ったら高額の年収が保証されるという話もあまり聞きません。こう書くと「MBAに何のメリットがあるの?」と思われるかもしれませんが、後述のとおり、私は、MBAの取得を強く勧めます。

① 私がMBAを取ったいきさつ
 私の場合、少し複雑で、応募した時点で、既に会社を辞めて1年あまりが経過していました。直前は、地方のメーカーに勤務していたのですが、業績悪化のため、会社を辞めていました。会社を辞めた後、実は起業を志したのですが、思い通りにいかず、宙ぶらりんになっていました。その間、資格試験の勉強をしながら過ごしていたところ、何かの拍子でMBAのことを知りました。何かを新しく学びたいという積極的な動機があった訳ではなかったのですが、ちょうど人生の袋小路に迷い込んだ時で、「これしかない」という思いで、受験を決めました。

② MBAを受験するには
 MBAプログラムを開設している大学はいくつもあり、募集の仕方は大学によって異なります。ほとんどの大学で入試説明会をやっており、参加してみるのもよいと思います。また、受験対策を指南する予備校もあるので、時間のない人は、利用するのも手だと思います。
 私の場合、AO入試(学力試験ではなく職歴や面接で合否を判定する方法)だったので、受験勉強もしていなければ、試験を受けることもありませんでした。しかし、履歴書、職歴書の他に、卒業後に自分がやりたいビジネスについて記述する「プロジェクト計画書」の提出が求められました。起業を志したことがあるにもかかわらず、これには相当骨が折れました。これは修士論文の指導のために使われるものでしたが、実際、私も含めほとんどの人が修士論文には別のテーマを選んでいました。

③ MBAプログラムとは
 大学によってさまざまですが、社会人を対象としたコースは、夜間や週末に授業を行うケースが多いと思います。私は、全日制の1年コースを受講したので、仕事との両立についてはうまく説明できないですが、2年間のプログラムを1年に凝縮した1年コースは、かなりハードでした。
 授業は、一科目あたり、一コマ100分が2コマの計200分で構成されており、一回の授業で習う内容は膨大な量でした。また、ほとんどの授業は、課題レポートとグループ演習があり、休み時間や昼食時間は、課題と演習に忙殺されます。もちろん、それだけでは間に合わず、毎日夜中まで、課題作成に追われていました。
 夏休みが終わって後期になると、単位が足りていれば、毎日学校に行く必要はなくなりますが、修士論文の作成のウェイトが増し、締め切りが近づくにつれヒートアップしていきます。こうして1年間のプログラムはあっという間に終わりました(学校によっては、修士論文を課さないところもあります)。

④ MBAを取得してよかったこと
 多くの人にとって、大学の4年間は特別な時間だと思いますが、MBAの1~2年も、それに匹敵するくらいの価値があるというのが、私の実感です。では「いったい何がどうよかったかのか?」という点について、思うところを書いてみたいと思います。

(1)知的な刺激が得られる
 MBAプログラムには年齢や経歴の異なる者が集まっており、授業や演習における議論は、知的な刺激に満ちています。そこに自分がこれまでに培った知識や経験が付け加わり、いろいろな物への理解や関心が深まります。受講中は常に時間に追われていましたが、人生でこれほどたくさんの本を読んだこともありませんでした。
 サラリーマンでいると、上司の指示や仕事の制約もあり、知らず知らずのうちに、見える世界が狭まっていることもあります。MBAプログラムで、知的な刺激を受けているうちに、新たに物事への興味が湧いてきて、自ずと視野が開けてきました。

(2) 新たな人間関係を築くことができる
 サラリーマン同士はお互いに会社の看板を背負っており、会社を離れた一個人として人間関係を構築することが、時に難しいことがあります。掛け値なく何でも話し合える友人となれば、高校時代や大学時代の友人しかいないという人も少なくないと思います。MBAプログラムでは、同じ課題に取り組むことを通じて、自ずと人間関係を築くことができます。
 人間関係という点では講師との関係も重要です。大学時代の講師は、雲の上の存在だったかもしれませんが、ある程度社会人経験を積んだ後では、講師も身近な存在に感じられます。私は、今でもMBAプログラムの講師にいろいろな相談をします。

(3) これまでとは違った人生を見つけることができる
 最後になりますが、多くの人と触れ合い、さまざまな知的刺激を受けているうちに、これまで考えたこともないような新しい生き方が見えてきます。このような経験ができるのは、MBAならではと思います。今の仕事に限界を感じている人や、いつかは起業したいと考えている人にはぴったりだと思います。

 私の場合、MBA取得後、サラリーマンには戻らず、コンサルタントとして独立する道を選びました。私の同級生は、卒業後も元の仕事を続けている者もいれば、転職したり独立したりする者など、さまざまです。もちろん独立して生計を立てることは、それほど甘くないですが、MBAの経験がなければ、スタート地点にも立てなかったと思います。
 人生100年時代を迎え、職業生活や老後の生活において、さまざまな選択肢が求められる時代です。私のようにピークを過ぎた者でも、MBAプログラムで「学び直す」ことにより、きっかけを掴むことができました。年齢や職業に関係なく、誰でも人生を変えるきっかけを探すことができる、それが日本ではMBAぐらいしかないのかなぁと思います。

40代で転職しました

末野美文


「転職35歳限界説」という言葉がある。35歳を過ぎると転職の成功率が格段に下がる、という。確かに少しでも若い方が転職には有利だろうな……という考え方をする人は多いだろうと思う。
 しかし、近年「35歳限界説」は現実的ではない、という情報をちらほらと目にするようになった。事実、内閣府の発表によると、1534歳の転職率が低下の傾向にあるのに比べ、4554歳の転職率はリーマンショック等による金融危機以前より高くなっているという。

※内閣府ホームページ 日本経済 2017ー2018 2019年2月閲覧
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2017/0118nk/n17_2_1.html

 でしょうね! と若干ドヤ顔で思ってしまうのは、私自身が41歳で転職を実現したから。もっと言えば39歳でも転職をしているので、ますます「35歳=限界」という説には「いやいやそんなことはないぞ」と思ってしまうのだ。
 もちろん、「あー、仕事かったるい、もっと楽な仕事ないかなー、辞めちゃおっかなー」なんて思っての転職がうまくいくとは思っていない。転職したという話をして、こんな風に自分が社会をなめきったような考えで辞めたと思われたら全力で否定したい。
 実をいえば私だって終身雇用に憧れていた。6回も転職しておきながら何言ってんだ? と言われそうだが、仕方がない。私が社会人として働き始めたのは就職氷河期真っただ中。「とにかくまず働ける場所を見つけなければ」という一心で就職活動をしていたのだ。いまだに新卒で入社した会社で働き続けている友人には、尊敬と憧れしかない。
 そういえばとあるCMで、「転職しようかな」という人に周囲の人が「もったいない」「やめなよ」と反対する、というようなシーンを見たような気がするが、私は自分が転職したときに反対された記憶はない。もっとも転職前に「辞めようかと思って」と相談したことはないのだけれど(すべて決まった後の事後報告だったので)。逆に「すごいね」「いいなあ」と言われることが多い。褒めてもらえるのは嬉しいけれど、内心複雑ではある。なぜなら、まるで簡単に転職を決めたみたいに思われているようで、そこは反論したい部分ではあるのだ。いくら回数が多くても毎回真剣に悩んで、何度も面接や試験で落とされての就職なのだから。一度転職の報告をしたとき「やっぱり〇〇(※私の本名)はすごいよね。私は絶対無理だ」と友人に言われ、本気でキレたことがある。「こっちだって辞めたくて辞めたわけじゃない。色々考えて必死に仕事探ししたんだよ!」と。お気楽に転職したと思わるのは本気で腹が立つのだ。その時友人に「辞めたいと言って辞めない人は辞める必要のない人」と話した記憶があるのだが、今でも私はそう思っている。「仕事辞めたい」と言う人は多いが(多分働いている人で言ったことがない人っていないんじゃないだろうか)、本当に辞めるべき人は動く(著しく劣悪な就業環境で正常に物事の判断ができない状況に追い込まれてしまった人は違うけれども)。

 転職回数を自慢することはないし、「仕事が続かない人」と思われる気がして、自分としてはコンプレックスでもあるのだけれど、転職活動を通して前述したような社会の変化を身をもって体感するようなこともある。以前なら面接では、明らかに型通りの仕事のスキルであったり条件に関してだったり必要最低限のやりとりしかなかった。しかし、最近では「最近この業界はこんな状況で」とか、「なのでうちとしてもこんな人がほしいんです」というように、会社や業界の裏話的な話をする機会が含まれるようになったのだ。会社もとりあえず「業務をこなしてくれる人」ではなく、「きちんと仕事を続けられる人」を求めているんだな、とつくづく感じた。

 何度も言うけれども転職は簡単にできることではない。40代ともなればそれは躊躇もすると思う。けれど「絶対無理」なことではない。それは声を大にして伝えたいと思う。

著者紹介

◆アブドミナル・アンド・サイ
ケトルベルスクワット:20kg→24kg、チェストプレス:40.8kg、レッグカール:27kg、ラットプル:31.7kg、インナーサイ:40.8kg、ロータリートルソー:34kg、クランチ:自重。
就職氷河期世代なせいで肩にちっちゃいジープは乗っていない。これから楽しみにしている2月のイベントは、日本初開催の「マッスルコンテスト」。行ってみたい江ノ島のイベントは、毎年7月後半の「マッスルビーチ」。世界一面白いと思う場所は、ゴールドジム渋谷店、の、上の階の夜景が売りのレストラン。夜景を見渡したときに、階下の中庭を見ると、月光を浴びてクールダウンするマッチョ兄貴たちに遭遇できる。マッチョ兄貴で尊敬する兄貴は、すべてのゴールドジム会員とトレーニー(筋トレする人)。マッチョではない人で尊敬する人はジャーナリストの宮武外骨。筆禍で収監されるもなぜか、獄中で体重を増やしてきた実績の持ち主。お気に入りのテレビ番組は『世界遺産』、『世界の車窓から』、『みんなで筋肉体操』。


◆阿南美咲(あなん・みさき)
関東生まれ関西育ちの関西ネイティブスピーカー。引っ越し慣れし過ぎて大人になっても住居や仕事も一つところに納まらない生活を楽しんでいる。音楽、スポーツ等多趣味な部分を仕事に活かせればと思う日々。
目下の仕事の専門は管理部門。財務、経理、人事労務や総務とその管理。できることと好きなことは違うと実感しているところ。
小説や旅行記、翻訳など書くことに興味がありつつブログでさえまだ始めたばかりという腰と筆の重さを克服していきたい。


◆熊谷憲一(くまがい・けんいち)
はじめまして熊谷憲一です。千葉県在住、40歳のおっさんエンジニアです。趣味は現会員の『勉強カフェ』イベントへの参加です。これまでは週末にジム通いや図書館などに時間を使っていたことも有りましたが、長続きせず、まとまった成果が出ていませんでした。こちらの『勉強カフェ』に入会してからは、色んなイベントに参加させていただき、他の会員の方たちの趣味の広さ、深さを知ることができ、週末の過ごし方が変わり、一定のものから自分でも趣味を見つける時間に出来ればいい、と思えるようになりました。これからも多くのイベントに参加し、多くの人達と楽しいイベントを共有していきたいです。
最近の良いことを挙げるとすれば、スマホのリストホルダーとリングマウスのコラボです。平日の通勤満員電車内で、吊革に掴まりながら操作ができるように購入しました。思うところがある人の悩みも解決できるかもしれないです。最近の悪いことは、ダイエットであまりスイーツやファーストフードなどを食べていないことです。


◆元井基博(もとい・もとひろ)
メガバンク、中小医療機器メーカーを経て、フリーのコンサルタントに転身。中小企業診断士。
趣味は食べ歩きと旅行。旅行は、アジアを中心に、年に数回、フィールドワークと称して訪問。現地目線に徹し、その国の日常に溶け込む旅行スタイル。ローカルフードを味わうのが楽しみの一つ。変貌著しいアジアの今に目を細めつつ、どうすれば日本に活気が戻るかを日々模索しています。最近、新宿スタジオ周辺のランチをインスタに上げてます。


◆末野美文(まつの・みふみ)
商業施設→IT関連会社→商業施設→新聞社→洋画専門放送チャンネル→商業施設→金融関連出版社……と見事にジャンルバラバラな転職歴を誇る40代。転職活動の何が大変って職歴を書くことです。市販の履歴書の職歴欄では到底収まらない。学生時代のアルバイトとか含めたらエラいことになります。多分新卒の頃の超氷河期時代の就職活動がトラウマで、「仕事があるだけありがたい!」という感覚が強いのではないかと自己分析。昔の口癖は「過労死したい!」でした。病んでましたね……。今でも友人は私が働きすぎていないかチェックしてきます。さすがに今のモットーは「健やかに働く」です。


◆和良拓馬(わら・たくま)
1988年3月生まれ、神奈川県横浜市出身。サラリーマンを続ける傍ら、2014年秋より電子書籍の作成及び執筆活動をスタート。得意ジャンルはスポーツとファンタジー。NovelJam2018に編集として参加し、新城カズマ賞及び海猫沢めろん賞を受賞。
東京の竹芝港から神津島までは片道約10時間の船旅でした。今回乗った「特2等室」は2段ベッドの寝台で、スペースは人が寝る分だけ。お世辞にも広くはないのです……いや、僕はこの「狭さ」が意外と好きだということに気がついてしまいました。寝れる分、椅子席よりも楽なのかな? 狭いところで長時間じっとしていたい、そこの貴方! ぜひ船旅の際は「特二等室」のご予約を!

編集後記

 お陰様で、「電子雑誌をつくろう!」の2019年度初回開催も無事に終えました。改めてご参加・ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 今回の新たなチャレンジは「開催場所を変える」でした。これまでは勉強カフェの横浜関内スタジオ単体での開催でしたが、テーマを決める「企画編」は吉祥寺スタジオで行うことにしました。
 新しい空気を企画にもたらすには、どうすればいいか? そのことを考えていく中で、場所を変えれば、参加する人にも変化が出て、誌面にも変化がでるのでは? という思惑がありました。結果としてはその考え通り、今までとは違うパワーが誌面に表れている……というのを読者の皆様が感じて頂ければ、これに勝る喜びはございません。
 場所で吉祥寺スタジオを選んだのは、顔見知りのスタッフ(※K氏及びY氏)がいてやりやすいだろうな、というのが理由です。単純かもしれませんが、人の縁というのは大事ですね! なんだかんだで6年間も会員を続けて、色々なスタジオにちょこちょこ行った甲斐がありました。吉祥寺の皆様、お世話になりました。また行きつけの炒飯屋に行くついでに立ち寄りたいと思います(もっと行け)。

 そんなわけで、次回も心地よいアウトプットができる場所と、読み応えにあふれた誌面づくりをこころがけていきたいと思います。お楽しみに!?


2019年2月 「電子雑誌をつくろう!」編集長 和良拓馬

創刊号のお知らせ

 全てはここから始まった! 本誌は勉強カフェ・横浜関内スタジオで開催されたイベント「電子雑誌をつくろう」にて、無事に創刊しました。イベント情報、自己啓発、ノウハウ、スポーツエッセイなど、読み応えのある記事5本を収録! 

【掲載記事】
●末野美文 道へ出よ、ヨガをしよう?! ―関内外OPEN! パークフェス アウトドア・ヨガ体験―
●永井正敏 ピンチの時のオ・マ・ジ・ナ・イ? 
●熊谷憲一 Make My Day Can Rich
●浅上えっそ 「漫画のキャラクターの作り方~もう迷わない3つのポイント~」
●和良拓馬 ガッツポーズ

https://bccks.jp/bcck/152262

第2号のお知らせ

 3時間という短い時間で、集い、原稿を持ち寄り、校正を行い、レイアウトを組み立て、雑誌をつくってみました! 今回は「習」をテーマに、旅行案内、イベントレポート、エッセイ、書評と、それぞれ特色が異なる記事4本を収録! 

【掲載記事】
●七島志乃 三浦半島 日帰り学習観光
●和良拓馬 異なる役割から見えるもの ~NovelJam2018を振り返って~
●熊谷憲一 勉強カフェで習ったこと
●末野美文 原則の源にあるもの ―『七つの習慣』を読んで思うこと―

https://bccks.jp/bcck/153660/

第3号のお知らせ

 3時間という短い時間で、集い、原稿を持ち寄り、校正を行い、レイアウトを組み立て、雑誌をつくってみました! 今回のテーマは「私の生活に欠かせないモノ」。3本のそれぞれ特色が異なるエッセイが収録されています。 

【掲載記事】
●末野美文 私の「HEART STATION」 ―離れずに、暖めて―
●みねろっく トロンボーンという楽器
●和良拓馬 日記帳とクローバー

https://bccks.jp/bcck/155080/

第4号『勉強カフェがある1日』のお知らせ

今号より「電子雑誌をつくろう!」はリニューアル! テーマは「勉強カフェがある1日」となりました。会員やスタッフの過ごし方、そして、スタジオの思い出。様々な視点から【勉強カフェ×とある1日】を掘り下げて参ります。

●加藤祐基 触発の場としての勉強カフェ / この場所で出会う人と、得られる刺激
●沙海荒折羽 勉強カフェ(の勤務)がある(マネジャーの)一日 / だって勉強カフェのマネジャーだもの
●末野美文 Thank God It´s “HOLIDAY”! / 勉強カフェに通う人って、どんな人? お答えします。こんな人です!
●和良拓馬 帰り道で見上げて / 青山通りのあのビルに、かつて勉強カフェがあった

https://bccks.jp/bcck/156563/info

和良拓馬さんの新作エッセイ集『反省と勉強』刊行のお知らせ

料理のときも、レジャーのときも、仕事のときも、はたまた迷子のときも? 僕の日常には、反省と勉強であふれている。noteにて好評連載中のノンジャンル・ショートエッセイ集が遂に書籍化! 

https://bccks.jp/bcck/157651/info

【収録作品】
自由席の「自由」/七並べこそ最高の戦略ゲームである/流行りは回る、されど踊らず/冷蔵庫はスッキリと/朝はシンプルなサラダを/カレー粉よ、消えないで! /旅の途中でカップ麺/ランダムさに旅を委ねる/文章を「削る」楽しみ/トイカメラがある生活/風に任せて、歩むべからず/意識の低い日/毎日の裏側

やってよかった!(電子雑誌をつくろう!presents)

2019年2月16日 発行 初版

著  者:勉強カフェ電子雑誌制作委員会
発  行:勉強カフェ電子雑誌制作委員会

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勉強カフェ 電子雑誌制作委員会

本誌は2019年1月26日及び2月16日に、勉強カフェ・吉祥寺スタジオ及び横浜関内スタジオで開催されたイベント「電子雑誌をつくろう」にて制作されたものです。

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