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私立校・中高一貫校生
学生時代を充実させるために

栄冠ゼミ

栄冠ゼミ出版



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  この本はタチヨミ版です。


 私立校・中高一貫校生 学生時代を充実させるために



  ~全般編~

  ~学校でできることを探す編~

  ~地域でできることを探す編~

  ~大会・コンクールなどの情報を探す編~

  ~一人でできることを探す編~

  ~皆でできることを探す編~

 その他コラム

  無計画の代償

  明確なルールが決まっている進学ゲーム

  部活動選びで決まる3年間

  内部進学するのに求められる能力

  私立校・中高一貫校から転校する選択

  学校の勉強に必要なのは、失敗を直す気



  小学校・中学校時代に『輝く人』と中学校後半から大学   まで『飛躍する人』

  知らなかった、わからなかったで済まされない自己責任

  スマホが無いと生きていけない?

  勉強(行動)することに条件をつける子供達

全般編

学生時代を充実させるための
話を始める前に

学生時代を充実させるために ~全般編~

初めに。

私立校・中高一貫校に限らず、学生時代は、通っている学校で、地域で、自分で、仲間と一緒で、『充実した』青春を送るための『何か』を行うことができます。

ただ、どうしても、私立校・中高一貫校でなければ、『受験』というものを考えなくてはならなかったりしますので、その『何か』に夢中になっていると、「馬鹿なことやっていないで、勉強しなさい、そんなんじゃ高校・大学行けないぞ」などと、言われることも多いでしょう。

私立校・中高一貫校の場合、『普通』に勉強して、『普通』に成績を取ってさえいれば、高校・大学へと進学できるため、そこまでうるさく言われることなく、ある程度自由に、自分の思うこと、やりたいことをやれる、やらせてもらえることが多いと思います。

こう書くと、私立校・中高一貫校生は、いやいや、うちの親は口うるさくて、勉強しろ勉強しろと言ってきて、やりたいことなんてやらせてもらえないよ、という方もおりますが、それでも圧倒的に『時間』と『機会』があることは,
事実です。

外部生として、中学・高校から入学された方に、話を聞いてみればわかると思いますが、通われている学校に『受験』で入るために、どれくらいの時間を費やしたか、それは100、200時間という話ではないと思います。

同じ時間軸で生きているわけですから、内部生は、それだけの時間を、『受験』とは別のことに使っていたことになりますが、いかがでしょうか、『何に』使っていたか覚えていますか。

ぱっと、すぐには出てこないと思いますがどうでしょう。

つまり、それだけの『時間』と『機会』があったにも関わらず、『覚えていない何か』をして、過ごしてきたことになりますが、それで『学生時代、充実していた』と思いますか。

嫌味で書きますが、『その』経験が、社会に出て役立つ勉強・経験なのですか。私立校・中高一貫校生は、それを考える『時間』と『機会』もあったはずですが、考えたことがありますか。

『無い』から、流されるまま、なんとなく入った部活動で頑張る、自分が好きだと思っている、思い込んでいるものに熱中してみる『止まり』で、『程度』で、満足して、納得して、学生時代を充実した、していると思い込むようにしていませんか。

個人的には、時々不思議に思えるのですが、私立校・中高一貫校で、受験無く過ごしていて、『時間』と『機会』があるにも関わらず、部活動以外のことで、そうした充実した学生時代の話題、ニュースなどを、聞くことが『少ない』と思うのですが、どうでしょうか。

もしかしたら、そういった恵まれた私立校・中高一貫校の話は、話題性にかけるから、ニュースにしないなどといったメディアの操作があるのかもしれませんが、それにしても、少なすぎるように思えます。

そういったことも含めて、『もしかしたら』学生時代を充実させるためのことを、知らないために、なんとなく流されるまま高校・大学へと進級・進学して、なんとなく卒業してということになっているのではと思い、壮大なテーマになりますが『学生時代を充実させるために』というタイトルで、うるさいことを書かせて頂こうかと思います。

個人的に、やったことのないことばかりなので、偉そうに書いておいて、お前はできたのか、やったのかと言われてしまうと、できなかった、やらなかったことばかりになってしまいます。

しかし、そんな他人を、他人がやろうとしていることを、批判・中傷・嘲笑するような、言動、態度・姿勢を持ったまま、一生懸命何かをやろうとしている方を横目に見ながら、終わる学生時代で良いのかどうか考えてみて下さい。

私立校・中高一貫校生は、一般的に少しプライドも高く、ズル賢く、合理性や効率を求められる傾向があるため、他人のこと、自分のことも含めて、『客観的に』『現実的に』見れるためか、少し消極的といいますか、狭い範囲での考え方に、固執する傾向があります。

そういった言動・態度・姿勢は、その表れだと思いますが、いかがでしょうか。

それが自分だ、それが自分の学生生活、学生時代だというのであれば、構いませんが、本当に、それで、それだけで終わる学生生活、学生時代となってしまっていいのか、もう一度よく考えてみることをオススメします。

前置きが長くなりましたが、ここで、こんなことをやるのは滑稽だ、今のままの自分で十分、何か一生懸命やるなんて馬鹿馬鹿しいと、思われるのであれば、ここで見終えてください。

これから書く内容は、それこそ価値無い、つまらない、無意味で馬鹿馬鹿しいことばかりですので、時間の無駄となります。

実際に、そこまで価値あることまで、書けるかどうかわかりませんので、時間がない方も、ここで見終えておくほうが宜しいかもしれません。

これでお膳立てもできましたので、ここから先書くことには、少しは素直に興味を持ってもらえると思います。

もちろん、斜に構えて、そんなことできるわけないじゃんと、客観的、現実的に、批判・中傷・嘲笑して頂いても構いませんが、その時はもう一度冒頭に戻ってみて、改めて考え直してみて下さい。

私立校・中高一貫校で、受験無く過ごす『時間』と『機会』をどうするか。

刻々と時間が過ぎていく中で、悩みもがき苦しみ、可能性を諦める、楽な方へ好きな事へと逃げるのも、学生時代の思い出としては、後に『学生時代はつまらなかった』と語れることにはなりますので、それもまた良い経験だと思います。

少し煽るように書かせて頂きましたが、ここまで考えられて、初めて、学生時代をどう充実させようかと、真剣に考えられると思います。

学生時代を充実させるために、一番楽で、わかりやすく、やりやすいのは、部活動や学校行事だと思います。

大会やコンクール、イベントと全部『用意』されていて、『誰か』が導いてくれて、目標を達成できて、一見すると充実したものに思えます。

しかしながら、どうでしょう。その反面として、ある意識を持ってしまっていませんか。

何だ、目標や夢を達成するのは、意外に簡単じゃないか。達成できなくても楽しんだし、努力することは大切だって学べたし、『充実』していたな。

そうして、漠然と、勉強以外にも、何でもできると思い、いっぱいやりたいことある、『ソレら』もできるんじゃないかと思う。しかし実際やるとなると、なかなかうまくいかない。

それもそのはず、部活動や学校行事などは、全部とまではいいませんが、ほとんどが、誰か『他人』が『用意』してくれたものであり、自分はそれに従って、乗っかって、頑張ったのだから、自分の能力を発揮できた『だけ』のことです。

これを『充実』とするのであれば、今後も誰か『他人』が『用意』してくれたものに、従うか、乗っかるかしない限り、『充実』することはありません。

おそらくこのことが、後の『会社』や『仕事』だけに限らず、プライベートにも、人生にも大きく影響してくることでしょう。

『会社』や『仕事』が100%マッチすれば、自分の能力を高められ、自分の目標を達成する、自分の人生を充実させることができるとは思います。

しかし、100%マッチすることはまずありません。会社にしても、仕事にしても、まず目指すべき『目標』が異なるはずです。

そして、そこには利害関係、利権関係、人間関係などもあり、充実どころか、気疲れしてしまうことが多いです。

そうならないためにも、学生時代、誰か『他人』が『用意』してくれたものに、従う・乗っかるだけではなく、自分が、あるいは、自分たちが一から、ゼロから『用意』することから始めて、目標や途中の過程も、自分が、自分たちが考え、決めて、努力して達成する、ここまでのことをやれれば、充実した学生時代を送ることができると思います。

誰かに用意されて、従うこと、乗っかることが悪いとは言いませんが、皆さん、これを嫌だ嫌だ、面倒だ、従いたくないと、よく駄々をこねているものがあると思います。

学校の勉強です。

部活動や学校行事は、はいはいと素直に従う・乗っかるのに、学校の勉強は嫌だ、これでは、後々の話になりますが、『会社』や『仕事』を選ぶ際に、大きく悪影響することになるでしょう。

そんな時に、じゃあ、自分でやってみるかとなっても、おそらく行動できないのは、自分で一から、ゼロからやり始めてみることをやってこなかったからだと思います。

学校の勉強以外のことで、『勉強』する、それこそ、『社会に出て役立つ勉強』というのが、誰か『他人』が『用意』してくれたものに、従うか、乗っかることだというのなら、おかしな話だと思いますがどうでしょう。

それは、学校の勉強とさほど変りがないと思います。

どうせ学ぶのであれば、自分で、自分たちで一から、ゼロからやることを、自分で、自分たちで学ぶほうが、よほど『社会に出て役立つ勉強』になる、いえ、これはもう、『社会に出て学んでいる勉強』になると思います。

自分で、自分たちで一から、ゼロからというのは、これはもう社会に出ていることになります。学生といえど、これが出来るなら、もう立派な社会人だと思います。

むしろ、社会に出ても、それを学べていない方より、よっぽど大人、社会人だと思います。

そういったことまでできるようになれば、学生時代はもちろんのこと、社会に出ても、充実した毎日を送れるようになります。



  タチヨミ版はここまでとなります。


私立校・中高一貫校生 学生時代を充実させるために

2019年4月3日 発行 初版

著  者:栄冠ゼミ
発  行:栄冠ゼミ出版

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