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この本はタチヨミ版です。
初めに。
『授業内小テストの勉強の仕方』に関して、『平常点の取り方』と分けて、書かせて頂きました。
基本的に、授業内小テストの結果は、『平常点』に組み込まれますので、『平常点の取り方』プラス、この授業内小テストで点数が取れて、平常点は『満点』となります。
『平常点の取り方』を『普通に』『徹底的に』『完璧に』やれていれば、小テストで、点数が取れないと嘆くことなどないとは思いますが、『テスト』と銘打っていると、緊張したり、時間制限があったりで、なかなか成果・結果が出せない方もいるかと思います。
そこで、平常点を取るためのこと(『平常点の取り方』に書いたこと)を、『普通に』やっていることを前提に、さらに、この小テストに対しての対応・対策として、何点か、勉強の仕方を提案したいと思います。
まず、率直に、次のことを認識してもらいたいと思います。
基本的に、平常点となる授業内小テストは、対応・対策がしずらいです。
抜き打ちだった場合も、予定されている場合でも、定期テスト並みの問題量・数ともなると、もう『普段から』、『家でも』勉強していないと、点数が取れなかったりします。
『平常点の取り方』に書いたことのほとんどは、『学校』で気をつけることですので、その反動で、部活動や趣味でストレス解消、家でくつろぐとなると、この小テストに関しては、ノータッチとなりやすいと思います。
『平常点の取り方』に書いたことを『普通に』やっていれば、そこまで悪い点数を取ることはないと思いますが、それ以上を取りたい、あるいは常に上位をキープするというのであれば、やはり、小テストに向けた『勉強』をしておかないと難しいでしょう。
授業内小テストは、抜き打ちだった場合も、予定されている場合でも、『大前提』となっていることは、授業をきちんと聞いて、『理解』していることであり、それを『確認』するものであり、さらにそこに、先生の『優しさ』として、『定期テスト』に向けての、予行練習、『時間内』に解くということに、慣れてもらおうということが、意図されてのものだったりします。
そのため、『出来るに越した』ことはありませんが、例え、『悪い点数』だったとしても、肩を落として、やる気を失って、授業をサボる、宿題などをやらなくなるといったことに、ならないようにして下さい。
むしろ、この小テストの結果を、テスト問題を活かして、本番となる『定期テスト』に、対応できるようにしておけば良いと思います。
ですから、そこまで落ち込まないようにして下さい。
親御さんも、『テスト』だからと思って、あまりお子さんを追い込まないようにしてあげて下さい。
むしろ、小テストなどよりも、(取れるべき)普段の平常点、授業中の態度や姿勢、宿題をサボり始めることに、目を光らせておくほうがいいでしょう。
ただし『予定』されていた場合に関しては、それに対応・対策していなかったということは、おそらく『忙しい』を『言い訳』にされてのことだと思いますので、それに関しては、小言の一つでも言って構わないと思います。学生の皆さんも、『言われる』ことに対して、甘んじて受けて下さい。
前述しましたが、授業内小テストは、授業をきちんと聞いて、『理解』していることが、前提となっているわけですから、一度でも『見直し』『復習』をしているのであれば、そこまで悪い点数を取ることはないでしょう。取るとしたら、『それをしなかった』のでしょう。
こういった小テストなどもそうですが、『予定』されているものに関して、あまり甘く見ないで下さい。
実力を測るものだからと、ノー勉で受けたり、何の準備もしないで受けたりという、その言動・態度・姿勢が、問題になってきます。
最低でも、もう一度見返して、もう一度解いてみて、覚えてみて、『できない』『わからない』ところがあるのなら、『できるように』『わかるように』なっていくのが、最低条件です。
さらに、この小テストでも『良い点』を取りたいというなら、『制限時間内』に解ける、つまり、速く正確に解ける『訓練』が必要になります。
定期テストでもそうですが、授業内小テストといえど、『なんとなくわかる』、『わかっているつもり』では、決して満点が取れないテストになっています。
わかっている、理解しているのは当然で、さらに『問題の見直し』ができるくらいではないと、高得点は難しいので、授業内小テストだからと、甘く見ないようにしておくことをオススメします。
この小テストでも高得点を収めれば、まず平常点は満点、最高点となると思います。
仮に、半分くらいの点数でも、授業中の態度や姿勢、宿題を完璧にしているならば、6割、7割以上の高得点を取れているはずです。
そして、最悪0点でも、授業中の態度や姿勢、宿題を完璧にしているならば、平常点は半分くらい取れていますので、安心して下さい。
何より、まずは、『平常点の取り方』に書いた、授業中の態度や姿勢、宿題を完璧にしていれば、及第点となりますので、集中・注力すべきは、(取れるべき)普段の平常点、授業中の態度や姿勢、宿題などであると思って、平常点を取りにいきましょう。
ここまでのことを意識・理解できていて、どうしても小テスト『でも』高得点を取りたいと思う方は、次の項目をやってみることをオススメします。
ただし、何度もうるさいかもしれませんが、『取れるべくして取れる』普段の平常点、授業中の態度や姿勢、宿題などをおろそかにしてまでも、やるべきことではありません。共倒れになる可能性がありますので、そのことだけは、勘違いしないようにして下さい。
①基本的に、普段から授業を、『注意』して聞いておく
②小テストが行われる雰囲気を読み取る
③事前に言われている(予定されている)場合、全力で点数を取りにいく
④基本を徹底しつつ、応用問題を抑えておく
⑤余ったテスト問題用紙があればもらっておく
⑥テスト用紙、解答用紙をまとめておく
⑦実施日時、点数は記録しておく
①に関して、これは当たり前のことだと、皆さん『わかっている』とは思いますが、先生の言う事を、注意して、注目して聞いていれば、その声の強弱や力の入れようなどまでも聞き取れ、どこが大事なのか、テストに出そうなのかまでも、予想ができます。
そこまでの能力を身につけましょうとは言いませんが、意外にちょっとしたことで、そんな変化に気付けたりするものなので、試してみるのもいいでしょう。
②、③、④に関して、抜き打ちの場合と、予定されている場合の心構えのようなものですが、先生の言う事に注意・注目して聞いていれば、いつ、どこに力を入れるべきか、わかってくることでしょう。
それを読み取れるようになって下さい。
⑤、⑥に関しては、『定期テスト』対策・対応です。
先生が、『わざわざ』小テスト=テスト前の勉強ツール・問題集を作ってくれているわけですから、テスト前、『本当に』時間が無くて、追い込まれた時、最低限これをやっておけば、赤点回避、平均点に届くようになっていると思います。
ただ、『コレ』だけをやればいいと油断していると、痛い目に合うかもしれませんので、これらは、あくまでも、『本当に』時間が無くて、追い込まれた時の『最低限の勉強』だと思って下さい。
⑦に関しては、その後の小テストの日程予想や成績の自己採点用のものとなります。
基本的には、先生が一括で『記録』していることでしょうが、自分自身でも記録しておくと、安心できる、その後の小テストに関しても、頑張れる、あるいは『頑張らないとまずい』と思えるものになるでしょう。
各学期の定期テストの点数、成績ですら、終わって一週間で、『ついうっかり』忘れる・大体でも覚えていない方が多いですが、平常点はもっと忘れやすい・覚えないでしょう。
そうなると、今の自分の平常点がどのくらいなのか、わからずに、ただただ『なんとなく』頑張っていると『勘違い』されやすいでしょう。
それを避けるためにも、自分でもきちんと点数・数字を記録しておき、常に『平常点』を『意識』するほうがいいでしょう。
これは、各教科のノートの最初のページに、一覧表として記載しておくと、その点数、記載を失くす、忘れるということはないと思います。
できることなら、ノートの1ページに、年間の定期テストの点数、成績、そして、この小テストの結果を記載しておくと、常に、点数を、成績を意識できると思います。
ぜひ試してみて下さい。
タチヨミ版はここまでとなります。
2019年4月23日 発行 初版
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