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スルー、入ります!

城田博樹

Hiroki Shirota



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  この本はタチヨミ版です。

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目次

 
スルー1:父と息子
スルー2:月見バーガーを買う
スルー3:映画館の帰りに
スルー4:噂ばなし
スルー5:ハンバーガーを5千円分ください
スルー6:確実にひとつだけ言えること
スルー7:続けたら「結果」が出る
スルー8:エレクトーンの先生が「けんしょう炎」
スル―9:原チャリか、電車か!
スルー10:バイバイ!
スルー11:カイサンちゃん
スルー12:迷ったらサザン
スルー13:格好いい人は振り向いてくれない
スルー14:コーラ、大盛り
スルー15:ヘンシン!
スルー16:ホームラン
スルー17:コーヒー100円

マクドナルドへようこそ-まえがき

『スルー、入ります!』は、私が、最初に書いた映画脚本(のようなもの)です。

ブログに載せていたものを、大幅に、加筆・修正いたしました。

一気に3日で書き上げました。
若かったと思います。

マクドナルドの話は、十年以上前から、ずっと、書きたいと思ってました。

「店員を中心に描かなくてはならない」と勝手に思い込んでいたので、なかなか書けなかったのです。

いつものように、マクドナルドでコーヒーを飲んでいたとき、男の店員が、「スルー、入りまーす!」と叫んだのです。

「そうか、客をメインに書けばいいんだ」
と私は思いました。

以上のような、いきさつで、『スルー、入ります!』が生まれたのです。

今から、「お客様中心」の物語が始まります――。

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スルー1:父と息子

マクドナルドK店。
ドライブスルー。

「スルー、入りまーす!」

一台の車が入って行く。
乗用車。
親子が乗っている。
父と息子。
息子は、小学5年生ぐらい。

「マックシェイクでいい? 何味?」

「バニラ!」

「マックシェイク・バニラ、二つ、お願いします!」


「さっきの映画、主人公の友達はどうして死んだの? 
お父さんが、
トイレ行っている間に死んだみたいだったけど…」

「敵のパワーを封じられなかったの」

「ふーん、そうか……」



  タチヨミ版はここまでとなります。


スルー、入ります!

2013年12月27日 発行 初版

著  者:城田博樹
発  行:Hiroki Shirota

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城田博樹

プロデュースとデザインが出来るアート・ディレクター。

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