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列車ホテル~お泊まりですぅ

城田博樹

Hiroki Shirota



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  この本はタチヨミ版です。

もくじ

 
はじめに-乗車券
注意書き
 
第1回 沙織との電話
第2回 キオスク
第3回 iPadとiPhone
第4回 特急料金
第5回 二人iPad
第6回 地震
第7回 二人の別れ
第8回 テレT
 
おわりに-特急券
 
奥付

はじめに-乗車券

『列車ホテル』と『サービスカウンター』は、いつか書きたい、と思っていた電子書籍です――。
 
『サービスカウンター』は、既に発刊済みです。
(Kindle、Google Play、楽天Koboで販売しています。)
 
『列車ホテル』の切り口を中々思い付かなくて、苦労しました。
 
テレビ東京の音楽祭を、観覧しに東京へ大阪から行く、という切り口を思い付きました。
音楽祭観覧の抽選に当たったというものです。
 
なぜ、『列車ホテル』が書けなかったのか。
切り口の問題では、なかったかもしれません。
ただ、書き始めなかったから、書けなかったのかもしれません。
 
なぜ、『列車ホテル』が書けたのか。
ただ、書き始めたから、書けたのかもしれません。
 
私としては、積年の思いを晴らした気持ちです――。

相変わらず、私の文章は楽しい内容になっています。
 
楽しんで、読んでいってください。

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第1回 沙織との電話

東京駅。
新幹線のホーム。
新幹線の中に文平がいる。
リクライニングにしている。

文平が携帯をかける。

沙織が出る。
「今、新大阪?」

文平「違う。東京駅」

沙織「今日、帰って来るんじゃなかったの?」

文平「今日、帰れなくなった!」

沙織「東京の女の子の友達のところにでも、泊まって来るんじゃないでしょうね?」

文平「そんなことしないよ」

沙織「どういうことが起きたの?」

文平「"大雨"で新幹線が、動かなくなった」



  タチヨミ版はここまでとなります。


列車ホテル~お泊まりですぅ

2017年6月29日 発行 初版

著  者:城田博樹
発  行:Hiroki Shirota

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城田博樹

プロデュースとデザインが出来るアート・ディレクター。

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